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東京都

花の庭巡りならここ! 熱帯雨林のジャングルを散歩「板橋区立熱帯環境植物館」
東南アジアの熱帯雨林から高山までをコンパクトにまとめた植物園 「板橋区立熱帯環境植物館」は、1974年に高島平温水プールが開設された際、1階部分に区民の憩いの場として「熱帯植物園」を整備。清掃工場の余熱利用により、当時からバナナやヤシ、スイレンなどが植栽されていました。 その後1994年に、現在の「板橋区立熱帯環境植物館」にリニューアル。世界三大熱帯雨林の中から、日本と関係の深い東南アジアの熱帯雨林に特化して再現しています。海底に見立てた水族館から始まり、標高2,000mの高山(キナバル山)まで順次ジャングルを登っていくような展示内容で、「潮間帯ゾーン」「熱帯低地林ゾーン」「集落景観ゾーン」「雲霧林ゾーン」の4つに分かれています。 植栽面積は約1,000㎡で、ゆっくり観賞しながら回ると大人の足で1時間くらいかかります。水族館の魚は約150種、植物園の植物は約700種をコレクション。特に花が美しい熱帯植物はプルメリアやビワモドキ、ヒスイカズラ、メディニラ・マグニフィカ、バニラ、ラン、果実はミズレンブ、ビワモドキ、バナナ、パラミツ、ビヨウタコノキなどです。友好提携マレーシアのペナン植物園から寄贈されたものも多く、足元や壁際などまで視線を巡らせると、珍しい植物が見つかる楽しみがあります。 日曜・祝日はガイドツアーが行われ、13:00から約1時間かけてスタッフによる解説を受けられます。水族館では餌やり体験も実施、参加費は無料。企画展の内容や季節、咲いている花などによって毎回解説内容が変わるので、何度参加しても楽しめます。企画展やイベントが一年を通して開催されているため、リピーターも大変多く、年間約12万人が訪れる人気の植物園です。 海底を再現した水族館からスタート!海水、汽水、淡水に棲む魚たちを観察 「板橋区立熱帯環境植物館」に入場すると、まずはミニ水族館に出迎えられます。チンアナゴやカクレミノなどカラフルな熱帯魚が泳ぐ海水、淡水と海水が入り混じる河口域に棲むテッポウウオやハゼの仲間がいる汽水、アジアアロワナ、ボルネオカワガメが生息する淡水へとエリアごとに展示。海底から河口、川へと上がっていくイメージです。 こちらは世界最大の淡水エイ、ヒマンチュラチャオプラヤが優雅に遊泳する淡水エリア。上部には熱帯の河口域に根を下ろす植物が見え、水中から上を眺めているような気分になれる展示です。緩やかなスロープを上がって、次はいよいよ植物が息づくエリアに向かいます。 標高の低い熱帯低地から高冷地まで上るにつれて、植生も変わっていく 水族館を後にして現れるのは、潮の満ち引きによって、露出と水没を繰り返す「潮間帯ゾーン」。地表に呼吸根を出す姿が特徴的なマングローブや、ヤシ類などが茂るほか、水辺を好む植物が垣間見えます。 次に進むと、「熱帯低地林ゾーン」が広がります。ラワン材としても知られるフタバガキの仲間など多様な熱帯植物が見られ、ジャングルに分け入った気分に。アコウやガジュマルなど、他のものに絡まるように育つ「しめ殺し植物」も見られ、実際に宿主が枯れて乗っ取られた姿も展示されています。 写真は「集落景観ゾーン」に設けられたマレーハウス。中のベンチで一休みしながら園内を一望できるビュースポットです。この周辺には、低地林より少し高い台地で、人々が集落を作る環境を想定し、生活に利用される植物を植栽。バナナやパパイヤなどのフルーツや、キャッサバ、イモ類などの食用植物、薬や香料に用いられる植物、観賞に向く美しい植物など、人が持ち込んだとされるさまざまな植物が見られます。 順路を進むと、「雲霧林ゾーン」が現れ、ひんやりとした空気を感じて「わあ、涼しい!」という声も聞こえてきます。それもそのはず、このゾーンは標高約1,400m以上の、雨や霧の多い熱帯の高山地を再現しているため。苔や背丈の低いツツジ科の植物、ランなどの着生植物が多く見られます。 企画展やスタンプラリー、体験会など興味深いイベントが目白押し! 撮影/板橋区立熱帯環境植物館 「板橋区立熱帯環境植物館」では、環境や生き物にまつわる企画展を年に11回(合間の小規模展示は8回)行っています。夏休みの「昆虫展」、1月の「ラン展」、春休みの「体感水族館」が、毎年恒例の人気企画。写真は、食べると味覚が変わる「ミラクルフルーツ体験コーナー」で、園内で育った果実を試食するイベントです。 毎回テーマを変えて、年10回以上のオリジナルスタンプラリーを行うほか、フラワーアレンジメントやリース作り、植物画、聞香体験などの講習会も開催しています。 館内には、貸し衣装コーナーもありますよ! トロピカル気分を味わえるアロハシャツやレイなどを纏って、撮影スポットで記念写真を撮るのもいいですね。 土・日、祝祭日は東南アジア料理に舌鼓をミュージアムショップも多彩な品揃え 「板橋区立熱帯環境植物館」では、土日・祝祭日のみ、「喫茶室クレア」がオープンします。営業時間は11:00~17:00(ラストオーダー16:30)で、客席は25席。温室側はガラス張りになっており、ナイスビューが広がります。営業のない平日は飲食物を持ち込んでの休憩もOKです。 撮影/板橋区立熱帯環境植物館 「喫茶室クレア」のメニューは、東南アジアをイメージさせるラインナップ。マレーシアカレー&ライスまたはナン&ミニサラダ、ナシゴレン、ガパオライスが各800円、野菜のキッシュ、ピザフリッタ各400円、お子様セット550円など。飲み物はソフトドリンク、タピオカ、アルコール350円~。写真は大人気のパンケーキ500円。 ※値段は税込 館内にはミュージアムショップもあるので、ぜひ立ち寄りを。オリジナルの缶バッジやポストカード、スタンプ、オリジナルコーヒー、ドライフルーツ、雑貨などが揃います。企画展や季節によって取り扱い製品のラインナップも変わり、毎年1月のラン展の際はランの苗も販売しています。2020年のラン展は最終日が1月13日で、展示品が安く販売されるので、ぜひお出かけください! Information 板橋区立熱帯環境植物館 所在地:東京都板橋区高島平8-29-2TEL:03-5920-1131 板橋区立 熱帯環境植物館 アクセス:電車/都営三田線「高島平」駅下車、東口より徒歩7分バス/国際興業バス「高島第一中学校」下車、徒歩1分※土・日曜、祝祭日、板橋区立小学校の夏休み期間は無料送迎バスあり。時刻表はHP参照(https://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/files/timetable2.pdf) 休館日:月曜(祝祭日の時はその直後の平日)、12月28日~1月1日 営業時間: 10:00~18:00(※入館は17:30まで) 料金:大人260円、小・中学生130円、未就学児無料※土・日曜、区立小学校の夏休みは小・中学生無料※団体は20名以上で1名50円引き※障がい者手帳、愛の手帳などをお持ちの方は、大人130円、小・中学生と65歳以上60円、付き添い1名無料
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シンガポール

シンガポールの最新花みどり旅案内〜植物園編〜
シンガポールの日常を感じる朝 シンガポールの私の朝は、毎日決まったこのメニューで始まりました。 「カヤトースト」は薄く切ってこんがり焼いたトーストに、ココナッツミルクを煮詰めて作ったカヤジャムと呼ばれるジャムを塗ったもので、これに半熟玉子をつけて、「コピ」というコンデンスミルク入りのコーヒーをお供にいただく、シンガポールのソウルフードです。毎朝違うお店を選び、通勤途中のサラリーマンの列に並んでみたり、英語ではない現地の言葉での対応に戸惑ったり、今でももう一度食べてみたいと思える懐かしい味になりました。 この日、カヤトーストの朝食を済ませ、地下鉄で向かったのは「シンガポール植物園」。 Singapore Botanic Garden 駅から歩いてもすぐの便利な立地です。 さあ、シンガポール植物園へGo! 「シンガポール植物園」は1859年に開設され、2015年にシンガポール初の世界遺産に認定されています。敷地は東京ドーム13個分にもなる64ヘクタールで、なんと早朝午前5時から深夜の12時まで無休で営業されている、園内の国立洋蘭園以外は無料の施設です。 しかし、この広さを全て見て回るのはとても無理(笑) 写真は、熱帯や亜熱帯地方の代表的な植物であるブーゲンビリア。斑入り葉や八重のものなど多様です。 ブーゲンビリアだけで、こんな景色を作れるガーデンはシンガポールならではかも。 9月末のことですので、最低気温が25℃、最高気温も30℃ほどで、最近の日本の夏の最高気温と数値だけを比べれば、大したことはなさそうだと思うのですが、じつは大敵なのは気温よりも湿度です。年間の平均湿度が84%、9月だと最高湿度が96%、晴れた日の日中でやっと60%程度まで下がります。 早朝からの蒸し暑さで、屋外の植物園は歩くのも嫌になるくらいでした。 背中にTシャツがへばりつくような汗をかきかき歩いて、次は農作物のコーナーへ。 タピオカの原料に遭遇 今人気のタピオカ。じつはこのキャッサバ(Manihot esculenta)の木の塊根のデンプンを加工したものです。 「Ipomoea batatas」Sweet Potato とのことですが、日本では「イポメア‘テラスライム’」として流通している品種と同じかと思います。ここは食用として、栽培が簡単で早く収穫できる植物のコーナーですから、「イポメア‘テラスライム’」も食べてみれば美味しいのかもしれません。味はともかく、食用だということは確かですね。 こちらも同じ場所のイポメアの違うタイプ。花が咲いていました。 園内には所々に休憩所があり、ここで暑さをしのいだり、ストームから避難したり、風景を楽しんだりできる場所になっています。 そこからすぐのヒーリングガーデンの中にある薬用植物ガーデンには、薬用になる植物が植えられていて、昔から、乾燥させた植物を医療に使っていた様子を示す壁画がありました。 名札が付いていなかったので、植え替えの作業をしていた男性に聞いたら 「オイスタープランツだよ、花がオイスターみたいでしょう?」 葉の付け根の辺りが、花を包む紫の牡蠣のように見えなくもありません。西洋おもとでしょうか? これも薬用植物の一つの「Dragon's Tongue」。肺によい植物なのだとか。 他にもいろいろ名前が分からない植物があって、先の男性に聞いていたのですが、ここで私の足元から小さい蟻が上がってきてチクチクと攻撃されてしまいました。それが痛いのなんのって。 「いま植え替えしてるから、蟻がたくさん出て来てるんだよ。違う場所に移動したほうがいいよ!」と男性。 もしかして、私、お仕事のお邪魔だったかもですね(笑) このまま植栽の参考にしたいほど素敵だけど、名前の分からない植物をカメラに収めながら、次の場所に向かっているうちに、風が吹き、雨が降り始めました。 突然の雨と落とし物(?)発見 用意していた傘をさしたけれど、どんどん強まる雨脚に、傘は全く役に立たず、靴どころかパンツまでずぶ濡れに。 これがスコールというものだったのかと、スコール対策の読みの甘さを反省しました。シンガポールの人たちがサンダルで歩いてる理由もうなずけます。長靴でも履かない限り、通常の靴だと間違いなく中まで濡れてしまうからです。 さっきの薬草園の男性が、私が歩き始めようとした時に、室内に入って来た理由も分かりました、変な風が吹いていたのは、スコールの前兆だったのですね。何か私に言いたそうな様子でしたもの。 ずぶ濡れになりながら、オーキッドガーデンまで歩き、そこで雨をしのぎました。かなり長い時間だった気がしますが、ほんの30分ほどだったようです。 雨が上がり、付近を歩いていると、地面に落ちていたのはイチジクのような小さな実でした。 どこかにイチジクの木があるのかしら? と見上げると…… 「ジャボチカバ?」と思えるくらい、幹にみっしり小さな果実がついているじゃないですか! 私の知っているイチジクとは全く違うけれど、これは「Common Red-Stem Fig」と呼ばれる、イチジクの仲間だそうです。 イチジクは漢字では「無花果」と書きますが、この小さい実の中にびっしりと花を咲かせていると説明に書かれていました。美味しくはないけれど食べられるとも書いてあったので、中を割って、味見してみればよかったなぁと後悔。 レポーターとしては、もっと突っ込んだ行動が必要でしたね(笑) ここでオーキッドガーデンに入場したのですが、過去にレポートされているのでそこは省略して、ジンジャーガーデン方面へ進みます。 滝のエリアからスワンレイクに育つ植物をチェック ジンジャー系の植物を集めたガーデンを過ぎ、滝のそばにはこんな素敵な植栽が。滝の飛沫の湿り気と大きな木の陰のちょうどよい環境にピッタリな、ベゴニア類やシダのハーモニー。何枚も写真を撮ってしまいました。 どなたかが寄贈されたという、18mにもなる石の彫刻は、熱帯雨林に育つ200種類の植物を刻んだ素晴らしいものでした。 ウソのように雨が上がり、日差しも出て暑いけれど、どんどん歩きます。 しゃれたレストランもあるのですが、なにしろお高い。そこで、売店のアイスとポテチとジュースで空腹をごまかしつつ、白鳥がいるスワンレイクに着きました。 水面に白鳥が泳ぎ、涼しげに見えますが、やはりここも暑く、そろそろかなりの疲労感が(笑) 朝からずっと暑い中を歩き続けていますから、しばし木陰にあるベンチで休憩し、再び足を進めます。 これは、大砲の木(キャノンボールツリー)です。 遠くからでも目に飛び込んでくる独特の樹形と、赤い花びらにまるでつけまつげをしたかのような雄しべ。これは虫を呼び寄せるためのダミーの雄しべで、本物の雄しべはその奥にあるのだとか。 このモジャモジャしている枝のようなものは、幹から直接出ている花芽で、右下に茶色のものがぶら下がっていますが、これが果実です。キャノンボールとは大砲のことで、ここまで大きくなるのには1~2年かかるそうです。 そして、この実も食べられるそうですが……熟すとたいへん臭いを放つそうです。 さすがにそれを試すのは勇気が必要です。 ここには「ヘリテージツリー」という天然記念物が11本植わっていて、それらをたどるのも面白いのですが、その中の一つが「カポック」の木です。 1933年にここに植えられたもので、高さ43m、幹周り6.2mというサイズ感。パンヤといわれる綿毛が、布団や枕などの詰め物に利用されることから、コットンツリーとも呼ばれます。 ほぼ一日を過ごしたガーデンですが、まだまだ見残したところがたくさん! 次回はまず、完璧なスコール対策をして、もっと効率よく回りたいと思っています。
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カモミールを育てて、カモミール染めをしてみよう!
小花が可愛いジャーマンカモミール カモミールの代表的な品種には、一年草のジャーマンカモミールと、宿根草のローマンカモミールがありますが、今回はジャーマンカモミールをご紹介します。草丈30~60cmの一年草で、1円玉サイズの小さな花を春から初夏にかけて咲かせ、こぼれ種で再び生えてきます。香るのは花の部分。中央の黄色い部分が次第に山形に盛り上がり、白い花びらは反り返ってくるのが、ジャーマンカモミールの特徴です。 ジャーマンカモミールは、カモミールティーとして広く飲まれています。ドイツなど欧州では民間薬として古くから用いられており、リラックスしたい時や、食べすぎなどでおなかの調子を整えたい時にぴったりのお茶です。 お庭から旬の花を摘んでポットに入れ、熱湯を注いで、少し蒸らす。それだけで、フレッシュなカモミールティーを楽しめます。収穫後よく乾燥させれば、ドライハーブとしても保存できます。 ジャーマンカモミールの種まきと苗の植え付けは、春と秋のタイミングになります。早く収穫を楽しみたい方は、苗を購入して育てるのがよいでしょう。栽培は日当たりがよくて、水はけのよい場所が適当ですが、乾燥しすぎるのはよくありません。肥えた土を好むので、野菜栽培用の培養土などが向いています。「ハーブランドシーズン」の永嶋さんも、「野菜の感覚で育てるとよいでしょう。用土に堆肥を混ぜたほうが、しっかりした花になって、よいお茶になります」と、おっしゃいます。 (注意)キク科植物やブタクサのアレルギーのある方は、カモミールの栽培や利用に注意が必要です。 ●カモミールの育て方は、こちら カモミール染めのストール 作り方 さあ、ジャーマンカモミールを煮出して使う染め物を、「ハーブランドシーズン」で教えていただきましょう。 カモミール染めは、発色を促す媒染剤に何を選ぶかによって、染め上がりの色が変わってきます。上写真右の黄色はミョウバンを使った場合。カモミールの花そのままをイメージできる、明るい黄色です。一方、左は木酢酸鉄(もくさくさんてつ)を使った場合。カーキ色のような、渋めの色に仕上がります。今回は、ミョウバンを使ってストールを染めてみます。 【材料】 ジャーマンカモミール 旬の摘みたてカモミールを大鍋にいっぱい(ドライハーブでも染められますし、庭がなくて育てられないという方は、市販のカモミールティーでも染められます) ストール 媒染剤として、ミョウバン(もしくは、木酢酸鉄) 染める前のストール。「絹が一番よく染まりますが、このような軽やかな印象の、化繊の混じったストールも使いやすいですよ」と、永嶋さん(今回使ったストールは、綿、絹、ナイロン、レーヨンの混紡です)。 ストールのカモミール染めの手順 たらいに水を張って、染める前のストールを漬けておきます。 コンロの上にセットした大鍋で湯を沸かし、たくさんのジャーマンカモミールを投入。 くつくつと80℃以上で20分ほど煮出します。 このくらいの色になればOK。 ボウル(もしくは別の鍋)の上に目の細かいザルを置き、まず、カモミールの花や茎、葉を取り出します。 煮出した液をザルに空けて、濾します。 濾した液の中に、絞って水を切ったストールを漬けていきます。 ストールの入ったボウル(もしくは鍋)を再びコンロにかけ、加熱しながら、80℃から100℃の間で15分ほど、箸でかき混ぜながら煮ます(布が傷むため100℃を超えないよう注意)。この時、長く煮ると布の色が濃くなっていきます。だいたいこの色かなと思ったところで、取り出してください。 ストールを取り出して、水の中でゆすぎます。 次に、流水でよくもみ洗いします。もみ洗いして絞ったら、媒染剤の工程へ。 水2Lに対し、ミョウバンの量は小さじ1。まず、カップの水100mlほどで小さじ1のミョウバンを溶いてから、ボウルに張った2Lの水に流し入れて、ミョウバン液を作ります(カーキ色の仕上がりにする場合は、ミョウバンの代わりに、小さじ1/2の木酢酸鉄を使います)。 ミョウバン液にストールを浸し、箸で時々ゆらゆらと布を動かしながら、5~7分漬け込みます。だんだん発色していくので、色を見ながら、引き上げのタイミングはお好みで。 ミョウバン液からストールを取り出して、流水でもみ洗いします。 もっと濃い黄色に仕上げたい場合は、⑥~⑫の工程をもう1度繰り返して、2度染めします。 2度染めして水洗いしたストール。黄色の色が濃く出ています。 よく水洗いしたら、絞って、自然乾燥させてでき上がりです。 ナチュラルな風合いの黄色に、ストールが染め上がりました。中央の永嶋さんが持っている淡い黄色のストールは1度染め、両脇の深い黄色のストールは2度染めしたものです。同じカモミール染めでも、かなり異なる印象の仕上がりになりますね。身にまとってみると、カモミールの香りがふんわりと漂って、いい気持ち。自然の恵みをいただいた、素敵な染め物です。 *「ハーブランドシーズン」では、カモミールの他にも、ラベンダーや蘇芳(すおう)、くるみなど、植物を使った染め物講座を行っています。「ハーブランドシーズン」についての記事はこちらでもご紹介しています。 Information ハーブランドシーズン 〒950-2261 新潟県新潟市西区赤塚5073番地 TEL/FAX: 025-239-3288 開園時間: 9:00~18:00 (冬期は17:00) 定休日:毎週水曜日 Credit 取材&文/ 萩尾昌美 (Masami Hagio) 早稲田大学第一文学部英文学専修卒業。ガーデン及びガーデニングを専門分野に、英日翻訳と執筆に携わる。世界の庭情報をお届けすべく、日々勉強中。20代の頃、ロンドンで働き、暮らすうちに、英国の田舎と庭めぐり、お茶の時間をこよなく愛するように。神奈川生まれ、2児の母。 写真/3and garden
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兵庫県

花の庭巡りならここ! 大小2つの温室で植物の息吹を感じる「手柄山温室植物園」
熱帯植物や砂漠植物が息づく大小2つの温室が充実する植物園 1980年にオープンした、歴史のある「手柄山(てがらやま)温室植物園」。敷地面積は11,334㎡で、ゆっくり散策して30〜40分ほどかかる規模です。植物を通して市民が交流できる憩いの場として、また植物の知識を普及する場として手柄山中央公園内に整備された植物園で、年間約3万もの人々が訪れます。 特筆すべきは、大小2つの温室。サボテン、洋ラン、ベゴニア、食虫植物を中心とした熱帯、亜熱帯、砂漠に生きる植物を120科1,500種、2万5,000株を展示しています。温室内にも四季があり、カエンボク→ブーゲンビレア→マンゴー→ラッセレア→グアバ→バナナ→アリストロキア・ギガンティア→オドントネマ→カリアンドラへと開花リレーが繋がり、見どころは季節とともに移ろいます。 温室以外にも、一年草など季節を彩る草花が植栽される大きな花壇、主にオーストラリア産の植物で構成されるロックガーデン、ラベンダーやセージ、タイムなど多様なハーブが植栽されたハーブ園などがあります。春は芝桜、パンジー、バラ、初夏はラベンダー、アジサイ、夏はペチュニア、ベゴニア、ヒマワリと、四季を通してさまざまな花木や草花で彩られ、いつ訪れても華やかです。 また、定期的に多様なイベントが開催され、リピーターが多いのも特徴。夏は子どもたちを対象にした「ジャコウアゲハとウマノスズクサ観察会」、「食虫植物観察会」、「市花さぎ草観察会」、秋は「手柄山散策ツアー」、3月には市花であるサギソウの球根を植え付け、育て方を学ぶ「さぎ草ふれあい教室」があります。 その他、エントランス展示室・レンガ広場展示室では、四季折々に旬の植物に注目し、年に十数回の展示入れ替えを実施。いつ訪れても楽しい企画展が開催され、「毎回の展示会が楽しみ」という声が寄せられています。園内では花苗の販売も行っており、企画展の内容に合わせて品種を豊富に揃えた花苗を目当てに訪れる人も多いとか。売店では土産物や雑貨も販売しているので、お買い物を楽しむのもいいですね、ぜひお出かけを! 日差しが燦々と降り注ぐ温室内で熱帯や砂漠の植物が旺盛に育つ 写真は大温室の様子。約660㎡のドーム空間では、オオギバショウ(タビビトノキ)、マンゴー、ガジュマルがシンボリックな存在。数々のトロピカルプランツが元気いっぱいに枝葉を広げ、冬でも植物の強い生命力が感じられます。写真に写っているのは、タコノキ、ラン類、食虫植物など。途中、階段の上には滝の噴出口があり、大温室内を巡る水のせせらぎにも癒やされます。 こちらの写真は小温室の様子。サボテンを中心に砂漠で生息する多肉植物を、原産地別に展示しています。写真に見えるのはブリンチュウ(武倫柱)、リュウジンボク(竜神木)、キンシャチ(金鯱)など。大きく立派に育った姿には、歳月を重ねたからこそ得られる迫力が備わっています。 ロックガーデン、ハーブ園も見どころ四季の企画展も多様に展開 写真は、園内のロックガーデンの4月の様子で、約1,000株の芝桜が見頃を迎えています。岩の合間を縫うように這い広がり、密に花をつけてピンクの濃淡に染め上げる様子は一見の価値あり。季節が進むと、このロックガーデンではグレビレア、バンクシア、ゼフィランサス、カリステモン、プロテア、メラレウカ、ルリマツリなどの植物が開花します。 また、ハーブ園には、約100種類のハーブが植栽されています。ミント、タイムなどの香りを楽しむものや、ラベンダー、ローズマリー、セージなど花の美しい種類も多くあります。 色や形が「白鷺」にそっくりなことから名づけられたサギソウ。姫路市は、市のシンボルである姫路城(別名白鷺城)にちなみ、昭和41年8月に姫路市の市花に定めました。手柄山温室植物園では、約1,000株が栽培されており、8月が見頃です。また季節に関係なく観賞できるよう専用の栽培温室を設け、周年咲くように開花調整しています。夏には「市花さぎ草展」を開催。 毎年12月にはシクラメン展を開催。約50種、200株のシクラメンがクリスマスツリーやリース、スワッグなどとともに展示され、クリスマスカラーで華やかに彩られます。展示会期間中は、シクラメンの奥深い世界を解説する展示ガイドが行われるほか、クリスマスにちなんだアロマ小物づくり、カラーベル演奏会なども開かれますよ! レストハウス「花の家」で一休み花苗や土産物のショッピングも楽しもう! 「手柄山温室植物園」には、レストランや喫茶店はありません。飲み物やアイスクリームなどは自動販売機で、また休憩コーナーのあるレストハウス「花の家」では、コーヒー、紅茶、パンなどの販売をしています。お弁当や飲み物、おやつなどの持ち込みもOK。園内には写真のように姫路市の南部地域を一望できるデッキテラスが設けられているので、風を感じながらランチやおやつタイムを楽しむのもいいですね。 園内のレストハウス「花の家」では、季節の草花や園芸資材のほか、各種展示会に応じた植物を販売しています。写真はシクラメン展期間中の様子で、多品種が揃っています。オリジナルブレンドの培養土も人気商品の一つです。 また、手柄山温室植物園オリジナルのポストカードほか、さぎ草グッズ、ハーブグッズ、雑貨、「姫路モノレールグッズ」のレアアイテムを扱う売店もあり、お買い物も楽しめますよ! Information 姫路市立手柄山温室植物園 所在地:兵庫県姫路市手柄93(手柄山中央公園内)TEL:079-296-4300 手柄山温室植物園 姫路 手柄山 温室 植物園 (公式)(@tegara_shokubutsuen) アクセス:電車/山陽電車、「手柄駅」下車、のち西へ徒歩約10分バス/神姫バス、(JR姫路駅北口発)94系統「手柄山中央公園口」下車、のち西へ徒歩約5分(※土日祝日・夏休みには、園真下の停留所に留まる便利な『手柄山ループバス』が運行。神姫バス、(JR姫路駅南口発)97系統「武道館植物公園前」下車すぐ。詳しくは神姫バスHP「手柄山ループバス」参照)車/姫路バイパス「中地ランプ」から約10分 休園日:金曜日(祝祭日の時はその前日が休園日)、12月29日~1月1日 営業時間:9:00~17:00(※入園は16:30まで) 料金:大人210円、小人(6歳から中学生)100円※団体(30人以上)の場合、大人170円、小人50円 駐車場:普通車/手柄山中央公園内駐車場(温室植物園前駐車場 または手柄山中央公園内駐車場 徒歩約5分) 1日1回200円大型バス/山上まで上がれないので、ふもと近くで乗客下車後、車両だけ野球場西駐車場 または文化センター南駐車場へ停車を。1日1回800円。
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東京都

日常が豊かになる、飾る花、育てる花。『西荻百貨店』東京・西荻窪 今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol…
入っているお店は4つ。花屋さんと、カフェ、山野草のお店。そして地下では内装と家具のショップが開店準備中です。オープンしたのは5年前の2013年。『草と花 一草(isso)』の砂森聡さんが、発起人となって生まれた場所です。 ペパーミントグリーンのドアを開けて、最初にあるのは、そう、前回ご紹介した花屋さん『イッカ』。季節の草花をメインに少量多品種で揃えています。 オーナーの西野純子さんの花選びの基準は、ニュアンスのある色合いで、きれいなラインをもつ花。たとえば、取材時に店内にあった、この写真の花、エンシクリアがそう。カラフェやコップにさりげなくいけても、様になりますよね。日常の花でも、ちょっとだけおしゃれに決まります。 壁沿いに並んだ花器や多肉植物に似合う鉢を見ながら奥へと進むと、右手に、大小のテーブル席が4つ並ぶ部屋が現れます。ここがカフェの『くろもじ珈琲』。 引き戸の向こうのテラスは『草と花 一草(isso)』のスペースです。山野草のなかでも、楚々として、身近なものを選んで、ここに迎えているそう。 取材時に見つけた、この白い花は台湾梅花カラマツ。細いワイヤーのような茎咲きに可憐な花を次々と咲かせます。ほかに、テラスにあるのは落葉樹と実がなる木。色づき、実が膨らむたびに、季節の移ろいを知らせてくれる植物たちです。 カフェの『くろもじ珈琲』に戻って、ちょっと座ってみましょう。取材のときには、窓の向こうにはハンカチの木の青葉が広がっていました。窓辺や棚で、いつも山野草をいけている一輪挿しは、砂森さんと以前、ともに働いていた『カタチ製作所』の器です。 ほら、見ていて、ゆったりとした気持ちになってきませんか? 外の景色を眺めて過ごす時間が好きで、ひとりで訪れる人も多いよう。これから訪れる雨の季節にも、潤う花と緑で楽しませてくれる西荻窪の小さな隠れ家です。いける花と育てる花。ふたつの楽しみを探しにお出かけしてみませんか? 最後に、カフェメニューも少しだけ紹介しておきますね。サイフォンで煎れるコーヒーは、埼玉のコーヒー専門店で特別にブレンドしてもらった豆を使用。 最近、始めたカヌレはひとつ250円。 そして、これが、訪ねる日の朝からわくわくしてしまうキーマカレーです。スパイスのバランスがよく、トマトの酸味もさりげなく効いています。ポーチドエッグを割って、召し上がれ。サラダつきで870円。 おなかをすかしてお訪ねを! Shop Data:西荻百貨店 ホームページ/http://isso-1999.com、http://icca-flower.com 住所/東京都杉並区西荻北4-35-10 西荻百貨店内 電話/03・3395・3122(西荻百貨店代表) 営業時間/11~18時 定休日/木・日曜(臨時休業、夏季休業あり) アクセス/JR中央線・総武線 西荻窪駅北口より徒歩10分 Credit 記事協力 構成と撮影と文・鈴木清子
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大阪府

花の庭巡りならここ! 体験型イベントが盛りだくさんの温室植物園「咲くやこの花館」
地球上のさまざまな気候帯に根づく多様な植物をコレクション 1990年にオープンした「咲くやこの花館」は、建築面積約4,750㎡、延床面積約6,890㎡で、じっくり展示を眺めて歩くと1時間以上かかる広さ。大阪市で開催された「国際花と緑の博覧会」のメインパビリオンとして建設された植物園です。園内には、5,500種、1万5,000株がコレクションされ、そのうち常に300〜400種が開花するように栽培されています。 館内は「熱帯雨林植物室」「熱帯花木室」「乾燥地植物室」「高山植物室」にゾーニングされ、地球上のさまざまな気候帯に生息する植物を見学することができます。ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス)、フニーバオバブなど、数々の珍しい植物が揃う点も見どころです。バックヤードで温度調整、開花調整を行って、一年を通じてさまざまな花が見られる工夫がなされ、なんと夜に咲く月下美人を日中に開花させる技術も披露しています。 また、屋外に外部庭園も整備されているので、こちらにも足を運んでみたいもの。熱帯の水辺を模したロータスガーデン、熱帯植物の中でも耐寒性のあるものを集めたトロピカルガーデン、ジャカランダがシンボルツリーのブロッサムガーデン、地中海式気候で息づく植物を集めたメディタレニアンガーデン、英国様式の見本庭園プチイングリッシュガーデン、乾燥地気候に根差す植物を集めたデザートガーデン、山野草の栽培に好適な、岩を組み合わせて作ったロックガーデンなど、多様な庭園スタイルを見学できます。 「咲くやこの花館」では、一年を通してさまざまな企画展やイベントを行っているのも魅力の一つです。「咲くや塾」と題し、植物など生物に関する大切な話や、企画展のテーマに合わせた話をしたり、他にも寄せ植えやドライフラワー、プリザーブドフラワー制作の講習会、収穫体験会、クラフト体験会など幅広く展開しています。 館内にはレストランがあるので、ランチを楽しむのもいいですね。営業時間は11:00〜15:30(ラストオーダー15:00)、定休日は月曜です。メニューはお弁当、カレー、麺類など軽食がメイン。また、吹き抜けのフラワーホールではカフェ(不定期)もオープンしています。館内への飲食物の持ち込みも可能で、限られたエリア内で飲食できます。 また、ミュージアムショップも大人気。植物に関する雑貨や「咲くやこの花館」ならではのオリジナルグッズ、書籍、食品、植物、花苗などが多様に揃い、お土産や記念品などのショッピングも満喫できます。年間約23万人が訪れるという「咲くやこの花館」は、一度は観ておきたい、充実の植物園です。 ガラス張りを通して燦々と光が差す温室では自生地で見るような自然な姿に植栽 「熱帯花木室」では、熱帯の果樹類やヤシ類、美しい花の咲く熱帯性の花木などをメインに植栽しています。トロピカルフルーツは、スターフルーツ、バナナ、マンゴー、パパイヤ、ライチ、レンブ、ジャボチカバ、ドラゴンフルーツ、アセロラ、パイナップルなど多彩。日本では自生するのが難しいものばかりなので、どんな樹姿で、どのように実をつけるかを子どもと一緒に観察すると、食育の場にもなりそうです。 「熱帯雨林植物室」では、熱帯雨林のジャングルをイメージして植栽されています。ジャングルに自生する植物に着生して育つ多種多様なラン類も自然に近い姿で再現。また、沖縄や東南アジアに自生する植物として有名なサガリバナや、世界一横に大きな葉で有名なオオオニバス、色とりどりの熱帯スイレンなども見られます。基本的に、同じ仲間の植物を近い場所に配置しており、同属内での形や色の変化などを視覚的に分かりやすくした展示も特徴的です。 「咲くやこの花館」では、毎日フラワーツアーを開催しています。個人での参加の場合は当日受け付けOK(団体の場合は要予約)。参加費は無料で、約30分かけて館内の植物の見どころやイベントの紹介などのガイドを受けられます。館内案内所で申し込みができます。詳しくはお問い合わせください。 季節を通してさまざまな企画展を開催体験型のワークショップにもぜひ参加を 「咲くやこの花館」では、季節に合わせてさまざまな企画展を行っており、これがリピーターが多い理由の一つです。毎年3月頃に開催されるのは、約200品種が展示される春の洋蘭展。1階フラワーホール中央のステージを中心に、「大阪愛蘭会」の会員のみなさんが手塩にかけて育てた、数々の洋蘭が見られます。この企画に合わせ、育て方の講習会や展示解説が行われるほか、約2,000株の洋蘭が販売されます。 ゴールデンウィークに合わせて開催されるのは「熱帯フルーツ展」です。約20種の熱帯フルーツや、実際に木になっている様子を展示。写真のように色とりどりのタイの傘を吊してステージショーを開催するなど、会場全体が熱帯地域の雰囲気で包まれます。 7〜9月頃に開催されるのは、食虫植物を約50品種集めて展示する「虫を食べる植物展」。特に子どもに人気の高い企画展で、毎年テーマが変わります。食虫植物が虫を食べる様子を、実演を交えつつ行うライブ解説や、食虫植物の育て方講習会、食虫植物グッズを作るワークショップなど、多彩なイベントを実施しています。 クリスマスを盛り上げる飾り付けが素敵!毎年開催する音楽コンサートも大人気 クリスマスのシーズンには、毎年テーマを変えた飾り付けが行われます。世界各地のツリーの展示のほか、色とりどりのポインセチアやクリスマスツリー、リース、イルミネーションなど、華やかなディスプレイが見どころ。フォトスポットも登場するので、訪れた記念に、ぜひSNS映えする写真を撮りましょう! 大温室では地元の中・高校吹奏楽部によるクリスマスコンサートも開催、定番のクリスマスソングや世代を超えて楽しめる音楽が披露されます。2019年のスケジュールは以下の通りです。 日程と出演:12月15日(日)大阪信愛学院中・高等学校12月21日(土)大阪国際滝井高等学校12月22日(日)大阪府立四條畷高等学校 演奏時間:15:00〜16:15 会場:1Fフラワーホール 参加費:無料(別途入館料) ※イベント内容・展示は変更となる場合があります。 年明けからもイベント目白押し冬の「咲くやこの花館」を満喫しよう! 1月5日(日)~26(日)は、「POPなきのこ展」を開催。前回の初開催では、14日間で1万3,000人を超える来場者があり、大反響でした。きのこの標本に、虫から出てくるきのこ「冬虫夏草」標本。そして、きのことコケの融合「きのこリウム」の展示は、おそらく日本初⁉︎ SNSで話題になった、きのこリウムの世界に入ったようなフォトスポットも再び登場します。きのこにまつわるさまざまなワークショップが行われ、ここでしか手に入らないきのこグッズも販売。ポルチーニアイスの試食も予定(土・日曜・祝祭日限定)。1月25日(土)には、きのこ博士の講座に、さまざまなきのこ分野で活躍する方々のトークショーを開催。最終日に予定されている、きのこお洒落が集うきのこのファッションショー「きのこコレクション2020」も大注目です。 2月1日(土)~3月1日(日)は、若い世代に大人気の「カカオとコーヒー展」を開催。実際に実がついているカカオやコーヒーノキを目の前で観察できます。 そして、「カカオとコーヒーのなるほど!ライブ解説」(1日3回無料)では、人とカカオやコーヒーの歴史、関わりを紹介。チョコレートの原料となるカカオニブスの試食も体験できます。 行列ができる人気ロースターやバリスタチャンピオンによるセミナー、グルメに関するワークショップが実施されるほか、3月1日にはミニ・ライブも開催。ワールドトラベルカフェ(期間中毎日開店)では、世界13カ国のアレンジコーヒーやカカオティーを楽しめます。 冬の「咲くやこの花館」は、「おいしい、あったか、いい香り」。 植物が生い茂る温室で、ほっこりしませんか? ※イベント内容・展示は変更となる場合があります。 Information 咲くやこの花館 所在地:大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163TEL:06-6912-0055 大阪の植物園-咲くやこの花館 アクセス:Osaka Metro長堀鶴見緑地線「鶴見緑地」駅より徒歩約10分 オープン期間:1月5日~12月27日 休園日:月曜(祝祭日の場合は翌平日) 営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) 料金:大人500円※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料【要証明(生徒手帳、健康手帳、敬老優待乗車証等の原本)】※団体割引あり 駐車場:有(中央第2駐車場 大型車8台 普通車200台)
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北海道

カメラマンが訪ねた感動の花の庭。北海道「大森ガーデン」の植栽術
グラスが存在感を発揮するシーズン 前回は、「大森ガーデン」の庭づくり物語をご紹介しましたが、ここからは、2019年10月に今井カメラマンが撮影した写真に写る、各コーナーを詳しくご紹介します。ガーデンづくりにお役に立てればと思います。 まず、ご紹介するのは逆光に浮かび上がるグラスが美しいコーナーです。直立型のグラス類、パニカム‘ノースウィンドウ’は、台風でも倒れない性質をうまく利用して、スクリーンの役目を果たすように植栽しました。このスクリーンとしての植栽は、こちらからは向こう側が見えないのと同様、向こうからもこちら側が見えないというように、植物の造形をうまく使って、構造物に頼らずにガーデンの見え方を変える方法として有効です。すらりと立ち上がるパニカム‘ノースウィンドウ’の株元が寂しくならないように、白からピンク、そして秋には赤へと色変わりするつぼみを持つセダム‘オータムジョイ’を植栽。‘ノースウィンドウ’は、その草姿の美しさとともに、ブルーグレーグリーンから次第にゴールドに近くなっていく葉色の変化も楽しむことができます。 芝生の小道を挟み、右側は、数品種のグラス類と宿根草をモザイク状に植栽したエリアです。この時期最高のパフォーマンスとなるのが、カラマグロスティス ブラキトライカ。株元で濃い赤ワインがかったローズ色の花、アスター‘ロイヤルルビー’が白い穂と美しく共鳴します。その傍で長い茎をくねくねとさせているのは、リアトリス ピクノスタキア。花後も造形的なその草姿は、ガーデンパフォーマンスに優れているので、冬までカットせずに楽しみます。左手前はバプティシア オストラリス‘アルバ’(センダイハギの白花種)。ブルーグレーがかった葉とまっすぐに立ち上がった草姿で、秋の倒れこむような姿になっても魅力は損なわれません。左手の遠くに見える白く細い花は、ペッシカリア アンプレクシコウリス‘アルバ’。 画面左手一番奥のグラスは、ミスカンサス‘ゼブリナス’。約150〜200cmと丈高く生い茂るので、広い景観の中でその存在感をアピールできます。その手前は、グラス類のカラマグロスティス ブラキトライカ。花穂は9月後半からどんどん太く密になり、最終的には写真のように白っぽくなって、一際その美しさを放ちます。その手前はグラス、デシャンプシャ セスピトーサ‘ノーザンライツ’で、寒い時期になると、緑とクリームの斑入りの葉がローズ色を帯びて美しい品種です。このデシャンプシャ セスピトーサの特徴は、葉はあまり立ち上がらず地面近くで茂って、茎だけが伸びて花穂をつけるところ。グラス同士の組み合わせも、グラスと宿根草、または宿根草同士の組み合わせと同じく、草姿、花穂の形や垂れ具合、そしてその散らばり方、色など、さまざまな特徴が季節を追って変化するという造形の全貌を頭に入れて行っています。 見事に直立しているグレーグリーンの葉は、グラス、パニカム‘ノースウィンドウ’です。過去の歴代台風の雨風にも耐えて倒れません。穂は、パニカムの特徴であるビーズのような小さな粒々の集まりですが、他のパニカムほどは広がりません。その背景に見えるのは、グラス、デシャンプシャ‘ゴールドタウ’の花穂です。パニカム‘ノースウィンドウ’の背景として、霧のようにフワ~ッと広がり、その隙間を埋めるように直立する‘ノースウィンドウ’の草姿を和らげる役割を果たしています。これらのグラスの手前には、高性種のセダム‘フロスティーモーン’、セダム‘オータムジョイ’をメインに、季節ごとに変わる景色を楽しめるようにと開花時期が異なる宿根草を数品種植えています。この時期は、ちょうどアスター‘リトルカーロウ’のブルー系の鮮やかな花色が、落ち着いた中にも華やかさを添えてくれています。 明るい葉色のグラス、ミスカンサス‘コスモポリタン’(ススキの仲間)は、人の背丈ほどの高さになります。広がりは100㎝ほど。葉は白と緑の縦縞ですが、斑入り葉が主張することはなく、全体的に白っぽく見えるため、周囲が明るくなります。また、穂が大きく広がったり倒れこむこともないので、大型ではありますが、ある程度の庭の広さがあればおすすめのグラスです。この一株でも十分フォーカルポイントとして成り立ちます。 直立型のグラス、カラマグロスティス‘オーバーダム’。夏は緑に細い白の縦縞が入る葉ですが、斑入りであることにはあまり気付かず、むしろそのために緑葉のカラマグロスティス‘カールフォースター’よりも白っぽく見えて優しい印象です。その草姿の特徴から、私はスクリーン仕立てに植栽することが多いです。カラマグロスティス‘オーバーダム’の花穂がつくり出す「透かし効果」によって、その向こう側に植えられているものが、より柔らかい印象になるのです。夏の紫がかった花穂は成長するにしたがって色がどんどん変わり、秋は白っぽいベージュに。風に揺れるその様に癒されます。 こちらは、グラスをスクリーン仕立てにした植栽例です。ここでは、カラマグロスティス‘オーバーダム’を使いました。白っぽいベージュの花穂が横一列に並んでいるのがそれです。左にちらりと高い位置に見えるルビー色の花はアスター‘セプテンバールビー’。カラマグロスティス‘オーバーダム’の花穂が、ルビー色の花を優しく包むような「透かし効果」を発揮しています。手前のアスチルベは、あえて花後の穂を切らずに造形として残しています。茶色になってもそれを一つの色として、また造形の一つとして役割を十分果たしてくれるので、花後のカットはしません。もちろん、こぼれ種で増えて困ることのない品種ですから。 細い白っぽい葉のグラスは、アンドロポゴン‘プレーリーブルーズ’です。シルバーグレーグリーンの葉は、寒い時期には赤ワイン色を帯びます。手前のエキナセアのシードヘッドが、白く輝くアンドロポゴン‘プレーリーブルーズ’の葉色をバックに浮き上がって見えますが、日中または夕方の光を浴びて‘プレーリーブルーズ’が赤ワインがかった色合いに見えるときも、その互いの美しさは変わりません。長い茎がくねくねとしているのはリアトリス ピクノスタキア。手前の赤ワイン色がかった濃いローズの花はアスター‘ロイヤルルビー’。アンドロポゴン‘プレーリーブルーズ’の葉が赤ワインがかる頃に、同じように赤ワイン色がかった花を咲かせるので、その色の繋がりを意識して植栽しています。このように、それぞれの品種が季節によって変化していく過程においても、できる限り双方の色や形の組み合わせが魅力的に見えるようにデザインしています。 右手前から、アスター‘プロフェサーアントンキッペンバーグ’は、明るい水色に近いブルーの花を咲かせて、低くマット状になっています。ルドベキア‘ゴールドスターム’は黒い球状のシードヘッドをつけ、赤ワインのようなローズ色の花をアスター‘ロイヤルルビー’が咲かせ、背が高いグラス類のミスカンサス‘ゼブリナス’が茂みとなっています。 左手前からは、茶色の立ち上がるシードヘッドをつけたアスチルベ‘ビジョンズインレッド’、シルバーグリーンのこんもりとした株は、アキレア‘コロネーションゴールド’、その後ろはフロックス パニキュラータ(緑の草丈ある塊)。そして細い直立するベージュの花穂、カラマグロスティス‘オーバーダム’。さらには、ブルーのアスター‘プロフェサーアントンキッペンバーグ’、その後ろには、ホスタ。 高さのあるグラスを左右前後に植栽し、その間を抜けて奥は何があるのかと好奇心を抱かせる小道にしています。アーチなどの構造物を設けないで、植物の造形だけで奥行きを感じさせたり、人の興味を引き期待感を高める植栽法です。 手前には、グラス、デシャンプシャ‘ノースウィンドウ’(白っぽい花穂を立ち上げている)、その左手のグラスは、パニカム‘ヘビーメタル’(ビーズ状の粒々が散るような花穂がとても美しい)。フロックス パニキュラータ‘デービットラベンダー’(うすピンクの花)が、手前に植えた「エアリー感」のあるグラスの花穂によって、その向こうで軽やかに跳んでいるように見えます。 ラウンドするように群植したグラス、デシャンプシャ‘ゴールドタウ’のゴールドの花穂が霧のようになって、圧倒的な効果を発揮してくれることを期待してデザインしたエリアです。まさに、十分に応えてくれて、秋が進むとよりいっそうゴールドの海となりました。所々に直立するグラス、パニカム‘ノースウィンドウ’を植えて変化をつけ、その向こう側や手前株元には、差し色として季節を追ってリレーして咲くように宿根草を品種を変えて所々に植栽しています。今、手前の株元に咲いているのは、濃い赤ワインがかったローズ色の花、アスター‘ロイヤルルビー’。向こう側に咲いているのは、アスター‘リトルカーロウ’やフロックス パニキュラータ‘デービットラベンダー’、そして‘ブルーパラダイス’。透かし効果で、グラスの花穂の向こう側に草花がちらちらと見える様子が心地よさを感じさせてくれます。 秋は青〜紫〜ルビー色のアスターが彩りに グラス類のカラマグロスティス ブラキトライカのダイナミックな秋の花穂とアスター‘リトルカーロウ’の明るい紫の花が優雅に咲き誇る秋。 カラマグロスティス ブラキトライカの花穂が垂れ下がるまで、その株元が寂しくならないように、ペッシカリア アンプレクシコウリス‘ブラックフィールド’を植えています。ペッシカリア‘ブラックフィールド’は、ペッシカリア アンプレクシコウリスの中でも草丈が低く、このような場所でちょうどよいバランスが保てます。アスター‘リトルカーロウ’の花々が開花する前には、その株元に植えたルビー色の花が咲くアスター‘ハーブストグラスフォンブレッサーホフ’(草丈約40cm)が色を補ってくれます。‘リトルカーロウ’の花後には、濃い青紫の花が咲き、草丈が低いアスター‘パープルドーム’が鮮やかなポイントカラーの役目を果たします。 写真内、左手に見える空に向かって高く花穂が揺れているのは、グラス、モリニア‘トランスペアレント’。中央の白く狐のしっぽのように見える花穂はグラス、カラマグロスティス ブラキトライカ。手前で溢れるように咲いている水色に近い青紫の花は、アスター‘リトルカーロウ’。その株元に咲く、低く直立している濃いめの青紫の花はアスター‘パープルドーム’。細く赤いキャンドルのような花を咲かせているのはペッシカリア‘JSカリエント’です。 名脇役が勢揃いする晩秋の宿根草 派手な花が咲く時期ではないけれど、それぞれの持つ造形を生かした植栽です。高性種のセダム‘フロスティーモーン’とセダム‘オータムジョイ’のカリフラワーのような花がつくり出す景色は、全体としては平面的な植栽ですが、そこにルドベキア‘ゴールドスターム’によるひとつまみのショッキングカラーが差し入れられています。同系色を集めたグラデーションが美しい庭も素敵ですが、差し色になる黄色、赤、などを上手に使うのもおすすめです。 ここから眺める景色は、奥へと広がるいくつかのエリアが見渡せる場所。まるで宿根草の海のようなイメージです。各エリアの重なり合う色合いと造形が、宿根草の主役と脇役の交代とともに季節によって変わっていきます。 季節によってその品種の観賞部位が変わったり、主役から脇役になったりすることをふまえて、重なり合う色合いがいつでも美しく見えるようにと品種を選んで植栽しています。画面手前から順に、花後のネペタ‘シックスヒルズジャイアント’(シルバーグレーグリーン)、アスター‘パープルドーム’(濃い紫)、花後のリアトリス スピカータ(中央、焦げ茶の長いブラシ状のシードヘッド)。さらに、その奥には、アスター‘プロフェサーアントンキッペンバーグ’(水色っぽい青紫)、ペッシカリア‘オレンジフィールド’(細いキャンドルのように見える赤花)、アスター‘ロイヤルルビー’(ワイン色がかった濃いローズ)、花後のリアトリス ピクノスタキア(右手少し後方、薄緑の立ち上がった棒状のシードヘッド)。カラマグロスティス ブラキトライカ(左手、グラス。白っぽい狐のしっぽのような花穂が群生している)。ミスカンサス‘ゼブリナス’(右手後方、緑の背が高いグラス)。 観光ガーデンを持ちながら、1,200~1,300もの品種の宿根草を生産し取り扱っているナーセリーの「大森ガーデン」。2020年はガーデンをつくり始めて12年を迎え、これまでも挑戦してきた “持続可能なガーデン(サステイナブルなガーデン)づくり”と“ローメンテナンスなガーデン作業の確立”を実現する場所へと、成長中です。 Credit 文/大森ガーデン 大森敬子 http://omorigarden.com 写真/今井秀治 バラ写真家。開花に合わせて全国各地を飛び回り、バラが最も美しい姿に咲くときを素直にとらえて表現。庭園撮影、クレマチス、クリスマスローズ撮影など園芸雑誌を中心に活躍。主婦の友社から毎年発売する『ガーデンローズカレンダー』も好評。
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新潟県

「私の庭・私の暮らし」 佐潟の自然の中でハーブの魅力を伝える 新潟〈ハーブランドシーズン〉
水辺を見下ろす素晴らしいロケーション ハーブランドシーズンの建物は、佐潟(さかた)の水辺を見下ろす傾斜地に建っています。高低差があるおかげで、テラスからの見晴らしは最高。電線などの一切ない、開放感あふれる景色を一望することができます。 佐潟は国内最大の砂丘湖。砂丘と砂丘に挟まれたくぼ地に湧き水が溜まってできたという、国内でも珍しい成り立ちの淡水湖です。佐潟は昔から、人々の生活と共にある水辺として活用されてきました。今では希少な植物も残るこの一帯を守るため、地域の人々は環境保全に努めています。この湿地は、水鳥の生息地を守る「ラムサール条約」に登録され、野鳥の宝庫として知られます。200種を超える野鳥を観察することができ、コハクチョウやマガモといった、渡り鳥の越冬地としても有名です。 ハーブランドシーズンは、その佐潟を一周する遊歩道に面した、ナチュラルな雰囲気のハーブ園で、2002年にオープンしました。広々とした敷地には、ハーブ、草花、野菜、果樹、樹木など、100種を超えるさまざまな植物が健やかに茂り、鳥のさえずりが絶えません。 5月末のカモミール、7月のラベンダー、盛夏のハス、晩夏のレモングラスと、園内の景色は変わり続け、季節ごとの楽しみをもたらします。 無農薬ハーブを使った充実の講座 佐潟の近くで育った永嶋さんは、結婚を機に農業に携わり、その後、ハーブの道に進むようになりました。園内を足取り軽く歩き回って、「この植物はね、こうなのよ」と次々に教えてくれる様は、まるでハーブを知り尽くしたチャーミングな魔法使いのよう。採れたてのハーブをたっぷり使った体験講座で、ハーブのあれこれをとことん学ばせてくれます。 園内のハーブや植物は、すべて無農薬で栽培するというのが、永嶋さんのポリシー。その安心なハーブを使って、ハーブティー体験や花摘み、ハーブのコスメ作りといった体験講座を提供しています。また、ハーブを使った料理や薬膳、つるカゴなどのクラフト制作、植物を使った染め物など、いろいろな角度から植物について深く学ぶ講座も、多々行っています。 さまざまな植物がおおらかに育つ園内 建物の前に広がる斜面は、色とりどりの草花が植わり、お花畑のような雰囲気です。訪れた6月上旬は、カモミールの刈り取りがほぼ終わったところで、赤いポピーの野原となっていました。この後、夏に向けてセンニチコウが生えてきます。カモミールは、こぼれ種でまた来年生えるそう。 佐潟のほとりはスイカの産地として知られる砂丘で、園内はどこもさらさらとした砂地です。佐潟から吹く風が通り抜ける、日当たりのよい乾燥した砂地の斜面に、ハーブを中心としたたくさんの草花が元気に育ちます。 草花は時に、意図していない場所にこぼれ種で生えてくることがあります。土地が広いこともありますが、永嶋さんはそんな時でもあまり気にしません。植物に「君がここにいる意味があるかな?」と問いかけ、どうしても違うと感じた時は、移動してもらいます。 クワ(マルベリー)やジューンベリーなどの果樹も、ところどころに植えられています。クワの中でも、昔からある、葉を蚕に与える品種は小粒の実をつけますが、最近の人気は大粒の実をつける品種です。クワの実はケーキに添えるなどして使いますが、収穫が追い付かず落下することもしばしば。地面に落ちた実は染め物に使っています。 昔からのクワ(右)は葉が大きく、実は小粒。近年流行のマルベリー(左)は、葉は小さいけれど実が大粒です。園内にはアンズなどの果樹もありますが、鳥が食べるのが先か、人が食べるのが先かという競争になるそう。野鳥の宝庫ならではの悩みです。 敷地を縁取る木々 佐潟に面する側にはいろいろな樹木が茂っています。これは大きなクルミの木。実と葉、枝を染め物に使います。 鳥がクルミの実を運んで、思わぬところに芽を出してしまうこともあります。クルミは強い樹木で、そうなると困ったことになるので、気を付けています。 これは杜仲(とちゅう)の木。20年前に植えたのですが、ご本人は近年まですっかり忘れてしまっていて、知人によって発見されたのだとか。杜仲の葉は、割くと粘り気のある糸を引きます。煎って、杜仲茶にしていただきます。 ここに並ぶのはヤマザクラ。4月の終わりの花盛りには、ここで一服。素晴らしい時間を楽しめます。 健やかに茂る和洋のハーブ 日陰の一角には、ミョウガと、鳥が実を運んできたというサンショウの木があります。 これはハマボウフウ(浜防風)という珍しいもので、海岸の砂地に生えるセリ科の植物です。新芽をおひたしにして食べますが、香りはセリとイタリアンパセリをミックスしたよう。ハマボウフウの根は漢方薬としても使われています。 ハウスの中には、挿し木したラベンダーや、種まきしたバジルなど、おなじみのハーブがありました。ボランティアの方々に手伝ってもらって挿し木したラベンダーの数は、なんと2,000本。それらは病院など、必要とされる場所に、無償で提供しているそうです。 「私の次の夢は蒸留小屋を建てること」と言う永嶋さん。そのためにも、もっとラベンダーの苗を増やして準備していきたいと考えています。 永嶋さんは、カモミール、ローズ、ラベンダーなどを蒸留して作ったハーブウォーターを、化粧水として使っています。季節ごとに変わるフレッシュな化粧水を使うのは、本当の贅沢といえるでしょう。 バジル畑には、よく見ると日除けがしてあります。バジルは太陽を浴びると、酵素の働きで苦味が強くなってしまいます。バジルペースト用に育てるには、間隔を詰めて植え、遮光します。すると、葉が柔らかくなって美味しくなるそう。 これはルバーブのタネ。植物はできるだけ、自家採種して育てるようにしています。生徒さんにも、花の後、タネになるまでを学んでもらいます。「タネにエネルギーを感じる」と、永嶋さん。いろいろなタネだけを合わせた、タネのブーケを作るのも好きです。 ハウスの中にはレモンの木もあって、300個ほどの実が付きます。新潟産レモンをつくるのも、永嶋さんの夢の一つ。ここにはライムとベルガモットの木もありますが、それらの花(ネロリ)の蒸留にも挑戦したいと思っています。 建物の裏手には、立派なローズマリーの畑があります。永嶋さんはいつも、大きな枝を5本ほど、車のダッシュボードの上に置いています。効果抜群の、天然の消臭剤です。車の中に入れておくと、夏場はあっという間に乾燥してドライハーブになるそうで、一石二鳥です。 四角い枠の小さな畑は、年間の講座を受講する生徒さんに一枠ずつ貸し出しているものです。バジル、エキナセア、レモングラス、ローズゼラニウム、ラベンダー、スイスチャード、コモンマロウ、コモンセージといったハーブ類から、好きな植物を選んで、育ててもらいます。 ヒラタケ菌で土の改良 ハーブ園の一角には、ヒラタケを栽培する農家さんから譲ってもらった、使用後のヒラタケの菌床が積まれています。農学博士にお墨付きをもらったよい菌ということで、もみ殻と合わせてから、堆肥に混ぜて使っています。英国のガーデニングでいうところの、マッシュルーム・コンポスト(マッシュルームの菌床)と似た仕組みの土壌改良です。園内はどこも砂地で、チッソ系の栄養素をどれだけ入れてもすぐに流れてしまうので、堆肥を入れすぎるという心配はないそうです。 冬になると、この山には自然とヒラタケが生えてきます。すると、生徒さんたちは「本物の『きのこの山』だ!」と喜び、きのこ狩りに勤しみます。ちなみにヒラタケは、バジルペーストと和えると美味しいそう。 お話を伺いながらハーブ園をぐるりと一周。色とりどりの収穫です。 人生を変えたハーブとの出合い 永嶋さんがハーブに興味を持ったきっかけは、80年代にハーブを広めた園芸家、広田靚子(ひろたせいこ)さんのラジオ番組でした。広田さんの、日曜日の朝は庭の野菜やハーブを摘んで、たくさんのカモミールを入れたお風呂にゆっくり浸かります…という言葉に、永嶋さんは、まあ、なんて素敵な生活なのだろう、と驚きます。当時、農業に就いて、息つく暇もないほどの忙しい日々を送っていた永嶋さんにとって、それは夢のような生活に思えました。が、広田さんの優しい語り口に背中を押され、自分もやってみようと思い立ったのです。 『赤毛のアン』や『大草原の小さな家』などが好きだった永嶋さんは、お話に出てくる、カモミールやローズマリーといったハーブの存在に惹かれていました。しかし、当時はまだまだ珍しく、わざわざ探しに行って手に入れたローズマリーを料理に使っても、さじ加減が分からなくて、家族に不評を買うこともありました。まったく手探りのスタートでした。 そんな折、義理のお母様が体調を崩され、永嶋さんは少しでも助けになればと、ラベンダーを育て始めます。また、持病を持つお祖母様に、育てたカモミールを入れたお風呂をすすめ、「このお花のお風呂に入るとよく眠れる」と、受け入れられたことも励みになりました。そうやって少しずつ、心身の不調を和らげるハーブの力を感じるようになっていきました。 永嶋さん自身、忙しい一日の終わりに小さなハーブ畑に寄ると、疲れた気分がリセットされて笑顔が戻り、癒やされることに気がつきました。「香りってすごいな」と、人を元気にするハーブの力を実感したのです。そして、NPO法人ジャパンハーブソサエティ―(JHS)認定上級インストラクターの資格取得を機に、ハーブの道に本格的に進むことを決めたのでした。カモミールの「逆境のエネルギー」という花言葉が好きだという永嶋さん。人生に力を与えてくれるハーブの魅力をさらに広めようと、次の夢に向かっています。 Information ハーブランドシーズン 〒950-2261 新潟県新潟市西区赤塚5073番地 TEL/FAX: 025-239-3288 開園時間: 9:00~18:00 (冬期は17:00) 定休日:毎週水曜日 Credit 取材&文/ 萩尾昌美 (Masami Hagio) 早稲田大学第一文学部英文学専修卒業。ガーデン及びガーデニングを専門分野に、英日翻訳と執筆に携わる。世界の庭情報をお届けすべく、日々勉強中。20代の頃、ロンドンで働き、暮らすうちに、英国の田舎と庭めぐり、お茶の時間をこよなく愛するように。神奈川生まれ、2児の母。 写真/3and garden
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千葉県

花の庭巡りならここ! 歩むほどに癒やしを誘う花の名所「清水公園 花ファンタジア」
「清水公園」の一角に設けられた 花の名所「花ファンタジア」 「清水公園」は明治27年に開園した、歴史の古い公園です。全体の広さは約28万㎡で、フィールドアスレチックやキャンプ・バーベキュー場、ポニー牧場などもありますが、ここではその一角にある「花ファンタジア」エリアについてご紹介します。 「花ファンタジア」は平成14(2002)年にオープンした花の名所で、市民の憩いの場として整備されました。敷地面積は約6万㎡で、ゆっくり観賞しながら歩いて、大人の足で平均1時間弱くらいで周遊できる広さです。 「花ファンタジア」内は、年3回模様替えされる「四季の花壇」、「ローズガーデン」、「イングリッシュガーデン」、「水生植物エリア」、「亜熱帯(温室)エリア」などにエリア分けされ、変化に富んだ景観を楽しめます。 園内には約700種の植物を植栽。春の部はウメ、モモ、ミモザ、サクラ、ボタン、フジ、バラ、スイレンが。秋の部は、秋バラ、オミナエシ、フジバカマ、ススキ、モミジが見どころに。季節を感じることのできる植栽となっています(春と秋の2季営業)。 「癒やしを感じられるよう、空間演出にも配慮しました。空間と樹木との間合い、草花との高低差や遠近感に工夫し、借景を取り入れたみずみずしい空間にしています」とは、管理スタッフの言葉。そのかいもあってか「広々として気持ちがいい」「手入れが行き届いている」という来場者の声が寄せられ、年間約4万人が憩いに訪れています。 群植花壇にフジ棚、ローズガーデン…… 開花リレーを楽しみに何度でも通いたい! 4月中旬〜下旬には、約5,400ポットが植栽される、ネモフィラの群植が見頃になります。「瑠璃唐草(るりからくさ)」の別名を持つ通り、冴えたブルーの花色が魅力です。這うように茎葉を広げて密に花をつけるので、ブルーのカーペットが広がるような景色を楽しめます。 ネモフィラが咲くのとほぼ同じ時期の4月下旬〜5月上旬には、ボタンが見頃になっているので、こちらにも足を運びましょう。「花ファンタジア」の一角にあるボタン園には、約80品種、約1,000株を植栽。花弁を多数重ねる花姿はゴージャスで、赤やピンク、白などの花色が楽しめます。 5月上旬には、フジが見頃になります。樹齢10〜20年のノダフジが約30本植栽されており、つるの長さは4〜6mにも及びます。藤棚に仕立てられ、滝のように豪華に咲く姿は、見る人に感動を与えること間違いなし。池の近くに植えられているため、紫色の花が水面に映り込んで、いっそう華やかに見えます。 5月中旬〜6月中旬はバラの季節。「ローズガーデン」では約200種、1,300株のバラが爛漫と咲き誇ります。幅3m、高さ2.6mのアーチをつないで10mほど続くバラのトンネルは見どころ。花色に濃淡をつけた素晴らしいグラデーションが楽しめます。芳香を強く放つ品種を集めたエリアや、「ベルサイユのバラ」シリーズの品種を集めたエリアなど、変化に富んだ植栽にも注目を。バラの季節には音楽やダンスのショーなども楽しめる「ローズフェスタ」が開催されます。 初夏の一年草花壇やスイレンを見に行こう! 秋以降はコキアの紅葉やセージ類に注目を 5月上旬〜8月下旬には、スイレンが見頃に(7〜8月は休園)。約3,000㎡の池に3品種のスイレンが花を咲かせます。年々自然に株数や開花数が増えて、見応えのある景色をつくるようになりました。夕方になると花を閉じる性質があるので、スイレンを目当てに出かけるなら午前中がおすすめです。 ネモフィラに埋め尽くされていた花壇は模様替えされ、5月頃に夏の花々で彩られて再登場します。5品種、約4,600株の一年草をボーダー状に植栽。花色にグラデーションをつけるなどして奥行き感を強調し、広く見えるように工夫しています。 「花ファンタジア」内には、温室もありますよ! 面積は約150㎡で、多様なトロピカルプランツが植栽され、ボダイジュ、サラソウジュ、ムコウジュという仏教三大聖樹も見られます。写真は花穂を30〜60㎝下垂させて、鮮やかなエメラルドグリーンの花を咲かせるヒスイカズラ。熱帯雨林に自生し、日本の気候では屋外で育てることができず、温室でしか見られない人気の植物です。 夏に開花する一年草が植えられていたボーダー状の花壇は、再び模様替えをして秋に向けてコキアが群植されます。10月中旬〜下旬には、グリーンのモコモコ姿から紅葉して輝くような赤色へと変化。晴れた日の青空とのコントラストも美しいものです。同じ頃にはバラ園の秋バラも楽しめますよ! 10月中旬〜11月中旬には、メキシカンブッシュセージが見頃になります。約100㎡に約300株が植栽されており、紫色の花穂をいくつもスラリと伸ばして咲く姿がダイナミック。メキシカンブッシュセージを背景に、訪れた記念の写真撮影をしましょう! ガーデン雑貨や地元名産品のショッピングを楽しもう カジュアルなレストランも人気のスポット 園内には土産物売り場もあるので、ぜひ立ち寄りを。地元名産品やローズグッズ、鉢花、園芸グッズなどが揃います。人気アイテムは、おせんべい324円〜、ローズ柄のクリアファイル275円〜など。 温室の2階にはレストランがあるので、ランチや休憩にどうぞ。営業時間は11:00〜16:00(ラストオーダー15:30、11月〜2月11日は30分閉店時間繰り上げ)、ランチタイムは11:00〜14:00。人気メニューはオムライス880円、季節のカレー880円、海老フライ1050円。ドリンクはハーブティー400円、ドリンクバー350円です。
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北海道

カメラマンが訪ねた感動の花の庭。北海道「大森ガーデン」庭づくり物語
厳しい気候にも負けない宿根草探しから始まった 私は、夫の大森康雄と結婚後、初めてこの北海道十勝にやってきました。夫も私も東京育ち。夫はカナダでの留学生活で北海道よりも寒さの厳しいアルバータ州での経験がありましたが、私はどのくらい冬が厳しいかも知らずに「まあ何とかなるでしょう」くらいの気持ちでした。 農業者となって生活するうちに、厳しい状況の中で夫の実兄が東京と千葉でやっていたグラウンドカバー植物の栽培を1985年に始めたところ、北海道以外の地域からの注文がほとんどでしたが、よく売れました。 そのころの北海道は、植えられている植物といえば、個人のお庭も公共の場でも似通った一年草か数種類のグラウンドカバープランツで、それ以外の毎年咲く宿根草に至っては、おばあちゃんたちが昔から庭で育てている何種類かの草花くらいでした。 せっかくつくったグラウンドカバープランツが北海道で使われないのは残念、との思いから、「北海道の気候でも毎年美しい花を咲かせ、葉を茂らせるものを根付かせたい」と思うようになりました。 幸いにも、夫が留学していたカナダのアルバータ州は、冬は氷点下40℃以下にもなる土地。その土地にも春から秋まで花咲く美しいガーデンがある。「北海道でもできないわけはないという確信」みたいなものがありました。そこで“この寒さ厳しい土地で魅力を発揮できる宿根草探し”が始まったわけです。 寒冷地向きの宿根草栽培の厳しい道のり しかし、これが大変なことで、今から30年以上前はアドバイスをくれる人はなく、園芸店で売られているものは一年草か山野草、高山植物として売られているものがごくわずかで、どんな性質か尋ねても、北海道で、しかも戸外でどうなるかは、「よく分かりませんが、まず植えてみてください」と言われておしまい。本州から取り寄せて試験植栽しても、ほとんどが失敗、失敗、失敗の連続。当時は寒冷地向き宿根草についての日本語の資料はなく、海外の文献から情報を得て試験するしかありませんでした。 私たちは海外のガーデンショーに赴いてたくさんの植物を見るだけではなく、夫の康雄は、すでに有名だったエイドリアン・ブルーム氏(ブルームス・オブ・ブレッシガムナーセリー)をはじめ、アラン・アーミテージ氏(アメリカジョージア大学園芸教授)、故ブルース・マクドナルド氏(当時カナダ、ブリティッシュコロンビア大学植物園園長)、故ジェームス・C・ラウルストン氏(当時アメリカ、ノースカロライナ大学植物園園長)など、世界的にも優れたナーセリーマン、プランツマンやデザイナーたちの講義を受けて実践につなげていきました。 海外からの苗の輸入もよくしたけれど、苦労して手配しても検疫でことごとくはねられて、植物は燻蒸にかけられてダメになったり、廃棄処分にされて手に入れることができなくなったこともしばしば。悔しい思いは数知れず経験しました。これらの困難を経て、ようやく本格的に宿根草の生産に入ることができたのです。あの頃はどんなに失敗しても“宿根草を根付かせたい”という思いは募るばかりで、前へ前への日々でした。 念願の直営店をオープン 1997年には、ナーセリー内に小さな直営店をオープンしました。北海道内の各地から車で何時間もかけて、また大型バスでツアーを企画して来てくださる方々もいらっしゃいました。しかし、宿根草の魅力を伝えるには、このテストガーデンを見ていただくだけでは難しい。宿根草の本来の姿だけではなく、植物同士の組み合わせを見せることによって、さらにその魅力を伝えていきたい。そうだ! やはり本格的なガーデンをつくらなくては! という思いに至ったのです。 いよいよ本格的なガーデンづくりへ 現在の大森ガーデンがある十勝・日高山脈のふもとに土地を求め、2006年秋からガーデン予定地のクリーニングに入りました。まず表土を何年もはがされ続けたこの土地を土壌改良することから。堆肥投入、耕して雑草を除去。このクリーニング期間が約2年弱。そののち芝生の種子を播きました。種子の鎮圧も終わってホッとしたところに想定外の大雨。なんと、ほとんどの芝生の種子が流されてしまったのです。もう一度播種、一からやり直しでした。 そしてでき上がった広い広い約2ヘクタールの芝生。 ガーデン施設・ガーデンショップの建設と同時進行で土を運び入れたり、芝生を切り取ったりして、テーマを決めながら植栽エリアを広げ、ガーデンが広がっていきました。そうして2008年、現在地に、ガーデンに併設された新しいガーデンショップがオープン。2019年で11年目を迎えたところです。 「大森ガーデン」が心がけるガーデンデザイン 私がデザインするにあたって心がけていることは、その場所の気候や自然条件に合った植物を使うこと。その植物の魅力を最大限に発揮させること。脇役にしかならない植物と思っていても、組み合わせによっては双方が輝くことだってあります。 苗の姿だけでその後の魅力を判断してほしくない。そのためには、植物をちゃんと評価してもらえるようなデザインが必要です。デザインは、まず植物を知ることが大切です。それができれば、あとは想像力全開で、頭の中でシミュレーションが始まり、季節の移り変わりによって変化する組み合わせもシミュレーションする。そして、図面に落とす。 デザインが閃かないときは苦しいものです。でも想像した通りに魅力を発揮してくれて、図面上のデザインが間違いなかったと思えた時の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。この喜び・満足感があるからこそ、続けていけるのでしょうね。 大森夫妻が考えるガーデンとは? ガーデンとは、体験するもの。ぜひ外から、それも一方向からのみ見るのではなく、どうぞその中に身を置いてみてください。移り行く色合いや植物が醸し出す造形の重なりの変化や、そよ風、香り、草花や穂のゆらぎ、朝夕の光、小鳥の声、ミツバチや蝶が飛び交う姿……自分もそんな自然の一部になったような一体感を味わっていただきたい、そして時にはエネルギーを、癒しを、幸せ感を、持って帰っていただきたいと日々思いながらガーデンをデザインし、育てています。 世界的なプランツマン、デザイナーとの仕事 大森ガーデンは「観光ガーデン」を持ちながら、現在1,200~1,300もの品種の宿根草を生産し取り扱っているナーセリーでもあります。 北海道十勝にある「十勝千年の森」のオーナメンタルガーデンは、100%大森ガーデンの宿根草植栽から始まりました。ここは、2012年にプロのガーデンデザイナーらが加入する国際的な団体SGD(ガーデンデザイナーズ協会)の選考で優れた庭園として、大賞を受賞したガーデンですが、その造成前から、ガーデン植栽設計者であるイギリスのダン・ピアソン氏からのさまざまな要求に応え、宿根草のほとんどを揃えて提供したのが大森康雄でした。 また、庭の世界大会である「ガーデニングワールドカップ2016年(ガーデニングワールドカップ協議会主催、会場:ハウステンボス)」においては、アジア初のピ-ト・ウードルフ氏植栽設計の庭園をつくるため、100%大森ガーデンの宿根草を提供することになりました。この際には、オランダのピートさんとインターネット電話のSkypeで苗の生育状況を確認しながらの仕事でした。 ダン・ピアソン氏もピート・ウードルフ氏も素晴らしいプランツマン(植物をよく知る栽培家、植物の専門家)でもあり、植栽デザイナー。このような方々との仕事を通して、私たちは、さらにプランツマンとして、デザイナーとして研鑽を積んできました。 未来の大森ガーデン 来年は12年目を迎えるこの大森ガーデン。今年から少しずつリニューアルをし始めています。ナーセリーとして発表し続けている新しい植物を植栽に使ったり、組み合わせを変えたり、さらに楽しんでいただける見せ場をつくる……。 また、今後も“持続可能なガーデン(サステイナブルなガーデン)づくり”と“ローメンテナンスなガーデン作業の確立”を進めていきます。 プランツマン(植物をよく知る植物の専門家)の大森康雄と植栽デザイナー(植物を知ってデザインする人)の大森敬子のコンビですが、これからもガーデンの充実を心がけて、さらに多くの方に訪れていただきたい。 ガーデンを訪れた方が幸せでした! と伝えてくださったとき、スタッフとガーデンでのこの幸せ感を共有するとき、それが私たちが何よりも幸せを感じる瞬間です。ガーデンの中でたくさんの人に囲まれて日々幸せな時を過ごしたい。どうぞ、ガーデンで私たちを見かけたときには、お声をかけてください。喜んでいただけるのが何よりの楽しみです。 次回は、今井カメラマンが撮影した写真とともに、大森敬子さんによる各コーナーの植栽デザインについて、解説していただきます。 植栽術の記事『カメラマンが訪ねた感動の花の庭。北海道「大森ガーデン」の植栽術』はこちら。 Credit 本文/大森ガーデン 大森敬子 植物解説/大森ガーデン 大森康雄 大森敬子 http://omorigarden.com 写真/今井秀治 バラ写真家。開花に合わせて全国各地を飛び回り、バラが最も美しい姿に咲くときを素直にとらえて表現。庭園撮影、クレマチス、クリスマスローズ撮影など園芸雑誌を中心に活躍。主婦の友社から毎年発売する『ガーデンローズカレンダー』も好評。
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イギリス

イングリッシュガーデン旅案内【英国】鉢づくりの老舗「ウィッチフォード・ポタリー」
美しい景色の中にある工房 ロンドンから北西へ車で約2時間、コッツウォルズ地方北部のウィッチフォード村に、工房はあります。周りには牛が草を食む草原が広がって、のんびりした雰囲気。赤茶色の鉢がすべて手作りされているというこの場所で、どんな出会いがあるのかワクワクしながら、敷地の中へと入ります。ここには、工房の他に、コートヤード・ガーデンとショップ、そして、近年新設されたカフェが併設されています。 きれいに刈り込まれた芝生の間の小道を行くと、早速、ウィッチフォード・ポタリーの鉢に植えられた、一対のトピアリーが出迎えてくれます。 工房は、1976年、創設者のジム・キーリングさんと妻のドミニクさんによって、オックスフォード州のミドルバートンという場所で開かれました。その後、1982年にこの場所に移されました。最初はキーリング夫妻と見習い2人だけだったそうですが、現在は、熟練した陶工をはじめとする、35名ほどのスタッフが働いています。いまやジムさんの子どもたちも加わって、家族で営んでいるアットホームな工房です。 小道を先に進むと、サークル状のエリアに、大小の鉢が積み重なった、オブジェのようなコンテナガーデンが出現しました。ツゲやゼラニウムが緑を添える、ウィッチフォードの鉢づくしの贅沢な演出に、思わず見惚れます。 鉢づくしのオブジェをぐるりと一周眺めてから、緑の茂みにぽっかり空いた空洞を抜けて、奥へと進みます。背が高い人なら、ちょっとかがまないと通れないくらい、緑の生い茂ったアーチ。この様子から、ウィッチフォード・ポタリーが40年近くの長い年月、この地に変わらずあり続けていることが伝わってきます。 緑のアーチを抜けると、小道が四方八方につながる場所に出ました。庭の中に迷い込んでしまった気分。鉢だけがずらりと並ぶ、ガーデンセンターの一角のような場所かと思ったら、コンテナガーデンのお手本になるコーナーがいくつも設けられています。ここがコートヤード・ガーデンのようです。 奥に見える三角屋根の建物がショップのようですが、まずは植栽と鉢がつくる、コンテナガーデンのコーナーをチェックすることに。地面には、形が大小さまざまな敷石とレンガのペイビングが施され、ランダムな模様が浮かんでいます。 面白さ再発見のコンテナガーデン 大きな鉢の上に大きな鉢皿を載せて、砂利を敷き詰めた中に小さな鉢を並べて、さらにまた上へ鉢を載せて……。まるでウエディングケーキのようなディスプレイのアイデアに、ナルホド! と感心。 このコートヤード・ガーデンを管理しているのは、ヘッドガーデナーのポール・ウィリアムズさん。運よくポールさんに会えれば、植栽について話を聞くこともできるそう。 写真の左と右は、三角の屋根がついたアーチ状の構造物の表と裏に当たりますが、それぞれの演出の違いにびっくり! 写真右は、アリウムの鉢植え、ギボウシの鉢植え、スイートピーの鉢植えと、鉢植えばかりを集めたエリアなのに、とても瑞々しくて季節感たっぷり。コンテナガーデンでも、そんな庭づくりが可能だということを知りました。 象の背中からシダがダイナミックに伸び出ていたり、地面に低く咲くイメージのあるゲラニウムが高く茂っていたり。鉢植えならではの面白さがあります。レンガの目地から自然に生えてきたようなアルケミラモリスも、ナチュラルな雰囲気を生み出しています。 鉢に植えられている植物の種類はさまざまで、個々それぞれに特徴があります。でも、鉢植えという共通点が統一感を生んでいて、コンテナガーデンも面白いものだなぁと再認識しました。 多種多様な鉢が並ぶストックヤード コートヤード・ガーデンから奥へ向かうと、つるバラに彩られた建物の前に、新品の鉢がずらりと並んでいました。鉢を展示販売しているストックヤードです。こんなにたくさんのバリエーションを見る機会はこれまでなかったので、思わずテンションが上がります。 大きさや形がさまざまな鉢が並びます。鉢のデザインは500種もあるとか! 手前の緑が茂っている鉢は、イチゴ栽培用のストロベリーポット。イチゴの苗が植えられるよう、鉢の側面に穴があります。その左手にあるフタの付いた壺は、日本ではあまり馴染みがないですが、ルバーブ栽培用のテラコッタ。イングリッシュガーデンでは時々目にします。 ウィッチフォードの鉢は、バラやプリムラ、デルフィニウムなど、ガーデンの花々をモチーフにしたレリーフ模様も特徴的です。これはあの花ね! と眺めるだけで楽しい時間。テラコッタ製のニワトリやフクロウなどの置物も、庭に馴染みやすそうです。 釉薬がかかったオシャレカラーの鉢もずらり。素焼きの鉢とはまた違った魅力があります。 8角形の屋根を持つ建物、オクタゴン・ギャラリーの中では、ウィッチフォード・ポタリー製以外の、英国製の陶器が販売されています。釉薬で彩られたマグカップや大皿などの食器類、または作家ものなど、いろいろなタイプの陶器が並び、さらには、剪定ばさみや誘引紐といったガーデングッズや、ポストカードなどもありました。大きな割れ物はお土産にはハードルが高いので、目に焼きつけるだけで我慢。 工房見学のミニツアー ウィッチフォードの鉢作りの過程をたどるミニツアーに参加して、工房を見学することもできました。ここで30年以上働いているというバーバラさんが案内してくださいました。 工房を開いたオーナーのジムさんは、育った家の近くに粘土層があったことから幼い頃より粘土で遊び、また、ガーデナーの母の影響で、草花にも親しんだそうです。ケンブリッジ大学で考古学を学んでいた際に、発掘作業で破片を見つけたことから陶芸に興味を持ち、考古学よりも夜間の陶芸講座に夢中になって、陶芸家を志すことにしたのだそうです。そして、花鉢を専門に作っていたレクレッシャム・ポタリ―に弟子入りします。ジムさんがそこで学んだ英国伝統の技法が、ウィッチフォード・ポタリーの鉢づくりの基礎となっています。 鉢は、90%以上がロクロで作られ、その他は、型などから作られています。鉢づくりは、まず、粘土の用意から始まります。近隣から採取され、車で運び込まれた3種類の土がブレンドされています。 採掘された土はまず、建物内の特殊な機械があるエリアに運び込まれます。土は水と混ぜられ、石などの不要なものが取り除かれて、なめらかな粘土へと加工されます。液状の粘土がパイプを通って、何層ものフィルターを通す過程を経て、なめらかになります。 練られた粘土はつややかです。覆いをかけて乾燥を防ぎながら4カ月間寝かせます。この段階になるまでがとても大事な作業で、時間もとてもかかるそうです。 鉢本体のための粘土と、装飾部分の粘土は、ブレンドの比率などの仕様が異なるそうです。ウィッチフォードの粘土は、成形に理想的な弾力性があり、焼き上がると、味わいあるテラコッタ色になります。 粘土の加工場の隣は、窯のエリアでした。ガスと電気、薪で焼くこともできるいくつかの窯があり、最高温度は1,040℃。36時間かけて焼くそうです。 2階に上がると、鉢をそれぞれのデザインに仕上げるいくつものアトリエがありました。 鉢づくりは、ロクロで成形する係と、装飾を手掛ける係に分かれています。現在、リーダーとして工房のスタッフを率いるのは、ジムさんの息子のアダムさんです。アダムさんは幼い頃から陶芸の手ほどきを受けた陶工であり、数年前から経営陣に加わっています。ここには、数十年間働いているベテランの陶工もいれば、働きだして数年の見習いもいます。ロクロできちんと鉢を成形できるようになるには、15年かかるそうです。 工房では、1週間で6tの粘土を600個強の鉢に加工するそうで、想像以上の量に驚いてしまいます。鉢づくりに並んで、日本とアメリカからのたくさんの注文に対する、日々の発送作業も大変なものです。 ウィッチフォードの鉢は多孔性に優れていて、植物の成長を促します。また、霜害を防ぐとして、イギリス国内ですべての鉢に10年間の保証が付いています。 ウィッチフォード・ポタリーでは特別に大きな鉢を焼くこともあります。大きな鉢の場合は、一度に成形するのが難しいので、いくつかのパーツに分けて成形し、組み合わせます。アダムさんが作った過去最大の鉢は、焼く前の高さが2mあったそうです。 このアトリエでは、スペシャルオーダーの鉢を作成中。スペシャルオーダーでは、結婚や退職のお祝いに、特別の装飾や文字を入れてもらうことができます。また、英国の庭園のベンチで見られるプレートのように、庭を愛した故人を偲ぶ文言を刻んだ鉢を作ってもらうこともできるそうです。 奥の棚には、800種の装飾モチーフの型が並びます。この中に、外の鉢で見たバラやプリムラがあるのですね。モチーフの型は、すべてジムさんがデザインし、手彫りしたものが原型となっています。ロクロで成形して1日乾燥させた鉢に、型に入れた装飾用の粘土を押しつけて、接着させます。 たくさんのモチーフでデコレーションされた鉢もありました。成形、装飾の作業が終わった鉢は、十分な乾燥がされたのちに窯で1回焼かれて、完成します。 2018年からは、日本の六古窯の一つである備前焼の産地、岡山県備前市で備前焼と花・庭・自然が融合する新しい試みが数々行われています。「ウィッチフォード・ポタリー」代表、ジム・キーリングさんが秋に来日し、直接レクチャーを受けられるワークショップも開催されています。 ●備前焼の魅力を伝える新プロジェクト「Bizen×Whichford」コラボイベント報告 地元でも愛される新エリアのカフェ 工房やガーデン、ショップから徒歩1分のところには、2014年にオープンしたカフェ「ストロー・キッチン」があります。 カフェの前には、ゴッホの描いた『糸杉のある麦畑』をモチーフにした、黄金のモニュメント「ゴールデン・サイプレス(金のイトスギ)」がありました。周りに咲くポピーが可愛らしい雰囲気。このモニュメントは、数年前に日本で行われたガーデンショー展示のために作られた作品の一つで、陶製のモニュメントには23.5金の金箔が施されています。ジムさんはこのように、粘土で複雑な形のものを作ることに果敢に挑戦しています。 テラス席もあって、リラックスできる雰囲気です。ちょうどランチタイムだったので、多くの地元の方で賑わっていました。 店内のデザインはカジュアル。店のおすすめメニューは、地元農場のベーコンとカフェの手作りパンを使った、ベーコン・サルニ(サンドイッチ)。その他、手作りパンのトーストに卵料理を合わせた一品や、トーストにチョリソーとフェタチーズを合わせた一品など、シンプルだけれど、美味しそうなメニューが並びます。 ランチにいただいたのは、ミントとタラゴンの入ったオムレツやアスパラガスを包んだ生春巻き。多国籍でモダンな一品です。ビオラの花飾りに嬉しくなります。 美しい景色の中で、ウィッチフォードの鉢は一つひとつ、手間ひまかけて、大切に手作りされていました。だからこそ、大量生産品にはない存在感を持つのだなと納得。長く大事に使っていきたい鉢と、魅力を再発見しました。
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東京都

ほっこりしたい日はこちらへ。『イッカ(icca)』 東京・西荻窪 今日はてくてく「花屋さん日和」Vol.3
ふつう、花屋さんって通りに面した1階にありますよね? そう思って行ったら、迷子になります。女子大通りに出て、この看板を見つけたら、奥の建物の階段をあがってください。 階段をあがると、ペパーミントグリーンのドアが見えます。左のドアを開けて、さあ、中へ! 「こんにちは~」。そう声を掛けると、この日も、オーナーの西野純子さんが笑顔で迎えてくれました。 訪ねたとき、西野さんは、オーダーを受けたプロポーズの花をアレンジしていたところ。店内は天井から、やさしく降り注ぐランプの光が気持ちをなごませてくれます。カフェと、身近な山野草を扱うお店、大工さんとのシェアショップとして、『西荻百貨店』内にオープンしたのは2013年4月。ちょうど丸5年になります。 18歳のときに、花屋さんでアルバイトを始め、ブライダル専門のフローリストとして、長く働いていた西野さん。5年前、シェアショップへの誘いを受けるまで、自分の店をもつことなど、まったく考えたことがなかったそうです。1年、また1年と経つうちに、我が家のように訪れるお馴染みさんが増え、まっ白な空間にも好きなモノたちが加わっていきました。「最初の頃は、ほとんど花しかなかったのがウソのようですよね」。それは、高崎の手作りシスターズが作るアクセサリーだったり、天井から吊るしているステンドグラスのランプだったり。人との縁を物語る品々。ちなみに、ランプは1万2000円~。買えるんです! 『イッカ』では、いつも25~30種ほどの切り花と枝ものを並べています。まだ、夜が明けないうちに、世田谷市場へ出かけて仕入れる花は、季節の草花が中心。「繊細な草花が好きすぎて、お店に帰ってきて、あれっ、メインになる花がなかった…なんてこともありますが(笑)。茎のラインがきれいで、いけても、あたかも自然に咲いているように思える花が好きです」。そんな花々を称して、日常に寄り添う花、と西野さんは言います。華美ではなく、いつもの場所に飾っては、またこの季節がやってきたね、としみじみ思える花。 アレンジするときも、風と遊ぶような、ふわっとした部分を設けるのが西野さんのスタイルです。何種類も入れるグリーンだけでも、なだらかなグラデーションを描きます。なんだかやさしい気持ちになれるアレンジですね! ちなみに、店名は、1本でも絵になる花を揃えたいという思いから、「一花」転じて『icca』。 お店では、毎月、「花あそび」という、小さなレッスンもしています。気持ちが温かくなるこの場所へ、お散歩がてら訪ねてみませんか? Shop Data:イッカ(icca) ホームページ/http://icca-flower.com 住所/東京都杉並区西荻北4-35-10 西荻百貨店内 電話/03・3395・3122(西荻百貨店代表) 営業時間/11~18時 定休日/木・日曜(臨時休業、夏季休業あり) アクセス/JR中央線・総武線西荻窪駅北口より徒歩10分 Credit 記事協力 構成と撮影と文・鈴木清子
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長野県

花の庭巡りならここ! 花苗ショップの品揃えにときめく「フローラルガーデン おぶせ」
早春から冬まで開花リレーされる花の名所フラワーショップは充実の品揃え! 1992年にオープンした「フローラルガーデン おぶせ」は5,700㎡の敷地を持ち、年間80種以上、約8,000株の一年草の開花を見ることができます。花卉・花苗生産の盛んな土地柄、市民の花愛好家も多く、花情報の発信地として整備された花の名所です。 園内の庭のデザインや植栽を手がけたのは「日本花の会」の鷲尾金弥さんほか。一年草の模様花壇、芝生広場、和風の宿根草・花木のエリアに分けられ、雁田山を借景に彩り豊かな花々を観賞できます。 春はクリスマスローズ、サクラ、クリサンセマム、アリッサムなどが開花。晩春から初夏にかけてはバラ、フジ、ナデシコ、キンギョソウ、スモークツリー、アジサイなどが。夏から秋にかけてはサルスベリ、ジニア、サルビア、センニチコウなど。冬はビオラ、パンジー、ハボタンなどと、季節の移ろいによって花の見どころも変化していきます。 フラワーショップも充実しており、季節の鉢花、洋ランなどを販売。特に春と秋は、町内産の新鮮な草花が所狭しと並んでいるので、ショッピングの楽しみもありますよ! また、初心者向けのワークショップとして、「寄せ植え教室」「ハンギングバスケット教室」「苔玉教室」なども定期的に開催しているので、興味のある方は、ぜひご参加を(制作内容によって参加費用は変わります)。 春はパンジーやビオラが咲き誇り花壇は花のタペストリーのよう 写真は5月下旬のメインガーデンの様子で、大きく分け5つの花壇が設けられています。パンジーやビオラなどこんもりと茂る一年草を使って、覆い尽くすように植栽。同系色でまとめたり、反対色を組み合わせてコントラストをつけたりと、カラフルな配色デザインを楽しめます。 園の入り口にあるテラスには、コンテナガーデンを展開。写真は5月頃で、ガザニアやビオラ、ゼラニウムなどが元気いっぱいに咲いています。主に開花の長い草花をセレクトし、大型のコンテナやハンギングバスケットにこんもりと茂らせて展示。園内で販売している花苗がどのようなボリュームで咲くのかを一目瞭然にする、花見本としての役割も持っています。 夏〜秋花壇はビビッドカラーの花が主役差し色を挟んだ配色の妙も楽しんで 写真は6月下旬〜7月上旬のメインガーデンの様子。ジニア、コリウス、メランポジウム、センニチコウなど、夏らしいビビッドカラーの花色が揃っています。そこへ花穂を縦に伸ばすブルーサルビアの紫を多めに配色して、コントラストをつけているのがポイントです。8月からはグラス類の中でも特に人気の高い、メリニス‘サバンナ’が存在感を増し始め、いち早く秋の足音を感じさせてくれます。 レストラン「OBUSE 花屋」はオシャレスポット1日20食限定のランチを食べに行こう! 園内にあるレストラン「OBUSE 花屋」は人気のスポット。ランチ11:00〜14:00、木曜定休。席数は30席あります。お箸で食べられる洋食がメニューに並び、地元産の野菜や果物を使った旬の味わいは女性に大人気。おすすめは1日限定20食の「花屋ランチ」1,200円です。 写真はレストラン「OBUSE 花屋」に隣接した飲食テラススペースで、飲食物の持ち込みOK。ペット同伴でレストランを利用したい場合は、このテラス席に通されます。園内の「農産物直売所ろくさん」併設の「ろくさんジェラート」で、地元産のミルクや果物を使った名物のジェラートをテイクアウトし、ここで景色を楽しみながら味わうのもいいですね。 Information フローラルガーデンおぶせ 所在地:長野県上高井郡小布施町中松506-1TEL:026-247-5487 http://www.floral.obuse.or.jp アクセス:公共交通機関/JR長野駅から長野電鉄線乗り換え、「小布施」駅下車、周遊シャトルバス15分、またはタクシー5分車/小布施スマートインターより10分 オープン期間:通年 休園日:年末年始、1〜3月の第3木曜 営業時間:9:00~17:00(冬季9:30〜16:30) 料金:大人200円、高校生100円、小・中学生無料(保護者同伴に限る)※20名以上の団体は1割引き、身体障がい者手帳の所持者とその介護者1名は半額 駐車場:普通車100台、大型バス3台(無料)
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宮城県

素敵な発見がたくさん! 園芸ショップ探訪14 宮城「ガーデンガーデン」
緑に囲まれた環境で リフレッシュしながらショッピング 仙台の中心部から山形に向かう在来線で揺られること30分。秋保温泉や作並温泉、ちょっと先に行けば山寺「立石寺」といった名湯・名所があるのどかなエリアに位置する「ガーデンガーデン」。山並みを背に広がる観光スポットのような、広々としたショップです。 広い敷地に膨大なアイテムが並ぶ 見応えのある売り場 造園業を手掛ける「ガーデン二賀地」は開業約50年。その園芸部門としてショップをオープンした「ガーデンガーデン」は、この地に根付いて約20年。花に関心の高い方々へ向けた地域密着型の園芸店から始まり、今では東北6県を中心に、遠路はるばるガーデナーが訪れる店となりました。 5,000㎡もある広い売り場は、このショップの大きな強み。植物やグッズなど、アイテムごとにエリアに分けられ、種類豊富なたくさんの商品が、ゆったりとしたレイアウトで展示されています。 【花苗コーナー】 全国各地から新しい品種を積極的に仕入れ、ビギナーからベテランガーデナーまで満足のいく品揃え。苗売り場には屋根がついているので、雨の日でも安心してショッピングが楽しめます。 カラーリーフ類も豊富に扱っているので、どんなスタイルの花壇・寄せ植えづくりにも、大いに助かります。 花売り場の一角を華やかに彩る寄せ植え。可憐な花を使ったナチュラルなアレンジが得意。寄せ植え講習会も定期的に開催しています。 【バラコーナー】 年末から春にかけて、バラの大苗が出回る時期や開花苗の並ぶ時期は、各ブランドのトレンドのバラが約5千鉢、店頭に並びます。また、バラに造詣が深いスタッフがいることも大きな魅力。店長の丹野陽介さんは、入社時から20年間ずっとバラ担当を務めてきただけあって、近年の流行やトレンド、品種の育てやすさなどをすべて把握しています。また、バラの専門家を招いたイベントも年2回開催。 【樹木コーナー】 造園部門の脇にある樹木売り場には、大きなポットに植えられた多彩な中高木が森を形づくるように並べられています。 家庭果樹も充実しており、すぐに楽しめる実つきの株も多く並んでいます。この店イチオシなのは、ブルーベリー。「たくさん実っているから食べて味を確認してもいいですよ」と大らかな丹野店長。 他品種との交配で実がつきやすくなるブルーベリーは、多くの品種を揃えています。ハイブッシュ系、ラビットアイ系、どちらも豊富に揃っています。 左/行灯仕立てにした大鉢のブラックベリー。誘引を外してフェンスに絡ませれば、すぐに見応えのあるシーンが楽しめます。右/黄色い実が庭に異国情緒を添えるレモン。一株あるだけで、庭の雰囲気が高まります。 澄んだ空気を味わいながら 散策できるサンプルガーデン 樹木売り場の奥には、青々とした山を背景に広がる、2つのサンプルガーデンがあります。手前側には宿根草を中心とした彩り豊かな花壇が、階段を上った奥には樹木とリーフ類をメインに使ったエクステリアガーデンが広がっています。 【宿根草ガーデン】 斜面を数段に分け、自然石を積んで土留めをした花壇は、季節の宿根草を植栽した野趣に富むナチュラルガーデン。宿根草の本来の魅力・育ち方が分かります。 コニファーや低木類を背景に、色を添えている宿根草。グリーン×パープルの大人っぽい色彩が、見る人を飽きさせません。 【初夏に見頃の宿根草(6月下旬)】 左/繊細な草姿、ナチュラル感たっぷりの花が魅力のタリクトラム。右/黄色いユニークな花がアクセントになっている、華奢なトリトマ。デルフィニウムの花色とのコントラストが好相性。背後の白い葉は、アメリカハナズオウ‘フローティングクラウド’。 左/黄葉と青花のコントラストが印象的な、トラディスカンティア‘スイートケイト’。右/涼しげな雰囲気を醸しているアストランティア・マヨール。 左/春から株を覆うように次々に花を咲かせるゲラニウム‘ボックストンブルー’。花壇の最前列におすすめ。右/大人気のアジサイ‘アナベル’のピンク種。花が華奢なので、草花と馴染みやすい。 【エクステリアガーデン】 造園部門が手がける、エクステリアと植物の組み合わせを提案したガーデンです。美しい樹木使いが目を引きます。 ① 白いシェッドがあるエリア 宿根草花壇の階段を上がると、青々としたリーフの奥に愛らしい小屋が出現。ストーリーを感じさせる演出。 ② 都会的なくつろぎのエリア 都会的なエクステリアと、それらを引き立てる自然な植栽。構造物のハードな印象を、モミジなどの軽やかな葉で、ふんわりと和らげています。 ③ サンプルガーデンの中央エリア カラーリーフをふんだんに使い、グリーンを主体とした葉色のグラデーションが織りなす風景は、造園部の実力の見せ場。 ④ 木柵で囲まれたナチュラルなエリア いくつかの小さな空間を連ねて構成したサンプルガーデン。木の柵なども取り入れた、素朴で愛らしいコーナー。 このコーナーには房咲きの赤いバラ‘岳の夢’で、アクセントを添えています。 左/中~大株のホスタの葉は、さりげないアクセントを生み出すのに効果的。右/アメリカハナズオウ‘フローティングクラウド’の株元には、アジサイ‘アナベル’が。グリーンがかった白い葉と花の爽やかな競演。 木のフェンスをよりおしゃれに見せていたのは、銅葉のアルストロメリア‘インディアンサマー’ (左)と、繊細な白斑が入る五色ノブドウの葉(右)。 白いウォールまわりは、メギやアベリアとディアボロやマホニア・コンフューサなどのリーフで印象を強めて(左)。クリーム色のアルストロメリアで、優しい上品さをプラス(右)。 悪天候でも快適! ガラス温室の中でショッピング 観葉植物や多肉植物、サボテンなどのインドアグリーンと雑貨類が並ぶガラス温室は、全天候に対応できる快適な空間です。温室内は、インテリアを意識したディスプレイで、インドアグリーンを楽しむ提案が随所に盛り込まれています。 【観葉植物・サボテンコーナー】 【雑貨・ツールコーナー】 インドアグリーンと馴染みのよい雑貨類は品数も豊富。ベランダガーデンなど庭のコーナーづくりにも役立ちそうなものがずらり。 【インテリアコーナー】 温室の一部に設けられた2階は、緑が育つ部屋づくりの参考になる、グリーン×インテリアコーナー。 グリーンと並ぶアイテムは、さりげなくおしゃれで、しかも植物の瑞々しさを引き立ててくれるものに特化。 【切り花コーナー】 愛らしいミニバラや、華やかなトルコギキョウ、そして存在感満点のバンクシア——。レジ前のエリアでひと際目を引く切り花コーナーには、根付きの植物にはないあでやかさがたっぷり。眺めているだけで、ぐっと気持ちが華やぎます。 ガーデンガーデンのイチオシはコレ! 敷地内でいただける身体に優しいランチ 広い売り場でお買い物をされたお客様にほっと一息ついていただくために、ガーデンガーデンでは敷地の一角にカフェ「Café Saji」を併設。野菜たっぷり30品目以上の素材を使った週替わりランチが大人気です(12月中旬~翌年3月中旬は休業)。 カフェの横にあるアイススタンド「あいすの家」のアイスクリームも大人気。北海道夕張にある本店「あいすの家」のアイスクリームのおいしさと素材の素晴らしさに魅せられた社長の田中さんが現地まで幾度も足を運んで頼み、販売されるようになりました。夕張以外で味わえるのはここだけ。ぜひご賞味を。 広々とした空間で、ゆったりとショッピングできる園芸店「ガーデンガーデン」。「見て・買って・学んで・味わって」とガーデナーの感性をフルに満たしてくれる、アミューズメントスポットのようなショップです。ぜひ訪れてみて。アクセスはJR仙山線愛子駅から徒歩で約20分。 【GARDEN DATA】 宮城県仙台市青葉区上愛子蛇台原62-5 TEL:022-391-8718 https://www.nigachi.co.jp 営業時間:9:30〜18:00(夏季)/10:00-17:00(冬季) 休日:なし Credit 写真&文/井上園子 ガーデニングを専門としたライター、エディター。一級造園施工管理技士。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒。造園会社、園芸店を経て園芸雑誌・書籍の編集者に。おもな担当書に『リーフハンドブック(監修:荻原範雄)』『刺激的ガーデンプランツブック(著:太田敦雄)』『GARDEN SOILの庭づくり&植物図鑑(著:田口勇・片岡邦子)』など。自身もガーデニングを楽しみながら、美術鑑賞や旅行を趣味にする。植物を知っていると、美術も旅も楽しみの幅が広がりますね。 写真協力/ガーデンガーデン
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花の庭巡りならここ! 圧巻の花畑を見に行こう「くりはま花の国」
豊かな自然に恵まれた里山を借景に壮大に広がる花畑は必見! もともと1984年に横須賀市が「くりはま緑地」として整備・開園し、1997年に「くりはま花の国」と改名。長らく市民の憩いの場として愛されてきました。敷地は約58万3000㎡にも及び、くまなく歩くとすれば、約2時間ほどかかる規模です。 里山に囲まれた借景を持ち、傾斜地、広い園内という条件を生かし、自然の中に広大な花畑をつくって面で魅せる植栽にしています。春は菜の花、ネモフィラ、ポピー、アグロステンマなどで圧巻の花畑を演出。夏はヒマワリ、秋はコスモスと、四季を通して花のカーペットを楽しめます。 また、50坪以上の温室もあり、カエンカズラ、ゴクラクチョウカ、プルメリア、コエビソウ、ベンジャミンなど、トロピカルプランツの数々が見られます。約80種、7,500株が植栽されているハーブ園、200品種のコレクションを持つ椿園もあり、季節の花畑以外にも見どころ満載です。 ほかに、月に1回のペースで「ハーブ教室」も開催。ハーブの特性や暮らしに上手に取り入れる方法などを学べます。半年の開講で、受講料は9,000円。第1火曜日の10:00〜12:00か13:30〜15:30から選べます。 園内の売店「コスモス館」は、営業時間10:00〜16:00、無休(年末年始を除く)。地元特産のお菓子、雑貨、ソフトクリームやビールの販売があります。中でもおすすめは、「くりはま花の国」で採れたハチミツです。オリジナル商品で、35g/540円、50g/700円、170g/1,680円の3種類が揃います。 年間約50万人の来場者があり、リピーターが多いのが特徴の「くりはま花の国」。入場料が無料なのも嬉しいところです。レストランや遊具施設など、さまざまな施設が充実しているので、一日かけて楽しむレジャースポットとして足を運んではいかがでしょうか。 早春から晩春まで季節の花畑が登場!一年を通して何度も訪れたくなる花の名所 菜の花の見頃は4〜5月頃。4つの品種を組み合わせて11月頃から咲かせていますが、最盛期はやはり早春。春の訪れを知らせる「黄色い花」の代表的な存在として、菜の花を選んだのだそう。道沿いにたっぷり咲かせて、フラワーロードをつくっています。 菜の花のエリアの隣に広がるのは、ネモフィラ畑。3万株以上が植栽され、青い空と大地を覆うように開花するネモフィラのブルーが美しく、フォトジェニックなシーンを撮影できます。ネモフィラは手をかけてタネから育てているため、環境に馴染んで旺盛に茂るので、大変見応えがあります。 「くりはま花の国」では、100万本以上のポピー畑が登場します。まず4月からは一足早く、黄色、オレンジなどのアイスランドポピーが満開に。続いて赤、ピンク、白などのシャーレーポピーが咲き競います。毎年5月末ごろに、無料の摘み取りイベントも行われていますよ(天候状況により、枯れた場合は中止)! 6月上旬〜7月半ばの初夏には、アジサイ‘エンドレスサマー’、アガパンサスなど、涼しげなブルーの花が満開になる「青い花まつり」が開催されます。季節が進んで梅雨が明けると、写真のようにハーブ園入り口に6万本以上のヒマワリが開花。多花性の品種‘大雪山’などが咲き誇り、同じ方向に向かって一斉に花を咲かせる様子に心を打たれます。 秋には100万本のコスモスが見頃に。まずは夏の終わり、9月上旬くらいからキバナコスモスの‘レモンブライト’が開花し始めます。まだ光が強いこの時期は、茎葉のグリーンも明るく、黄色の花とのコントラストが美しいですね。 10月にはピンク、白、ワインレッドの花色をミックスさせた、コスモス‘センセーション’が見頃に。咲き始めは白で、咲き進むと黄色く変化していく‘イエローキャンパス’の姿も見られます。毎年11月最終週の土日の2日間、無料の摘み取りイベントも行われていますよ(天候状況により、枯れた場合は中止)! 広い園内ではフラワートレインが活躍!ハーブの香る足湯でリラックスタイムを 広い園内では、蒸気機関車型のバス「フラワートレイン」での移動がおすすめです。第1駐車場と第2駐車場の間、約2kmを、ゆっくりと約30分かけて走行。花畑を見渡せる道も通り、停留所は数カ所にあります。営業時間は10:00〜16:00、月曜運休(祝日の場合は翌日。運行ダイヤは季節によって異なります)。料金は中学生〜大人500円、3歳〜小学生300円(いずれも片道)です。 約80種、約7,500株が植栽されているハーブ園内には、無料の足湯「湯足里(ゆったり)」があります。足湯には園内で収穫されたハーブが入っており、癒やしの香りも楽しめます。レモングラス、ローズマリー、ラベンダー、タイム、ローリエ、マツなどの中から単体で使われ、2週間に1度ハーブの種類が変わります。歩き疲れたら、足湯に浸かってゆっくり過ごすのもいいですね。 ランチメニュー充実のレストランで一休み東京湾を一望できるテラス席は大人気! 写真はガーデンレストラン「ロスマリネス」の外観。営業時間は3〜10月が11:00〜16:30(ラストオーダーは食事15:30、飲み物16:00)、11〜2月が11:00〜15:30(ラストオーダーは食事14:30、飲み物15:00)、休業日は月曜(祝日の場合は翌日。但しポピーまつり、コスモスまつり期間中は無休)です。 ガーデンレストラン「ロスマリネス」には東京湾を一望できるテラス席もあります。メニューはハーブチキンプレート、和風ハンバーグプレート、オムライスプレート各1,000円、YOKOSUKAゴジラカレー900円など。デザートは日替わりのケーキ、ジェラート、パンケーキなどさまざま揃い、北欧紅茶とスイーツセットは1,000円です。予約すればバーベキューも楽しめますよ! セット食材も、海鮮セットや湘南豚セットなど、多様に揃います(食材の持ち込みは禁止)。 Information くりはま花の国 所在地:神奈川県横須賀市神明町1番地TEL:046-833-8282 http://www.kanagawaparks.com/kurihama-perry/kurihama/ アクセス:公共交通機関 電車/京急久里浜またはJR久里浜駅より徒歩約15分船/東京湾フェリー久里浜港より徒歩 約10分(第2駐車場まで)車/横浜横須賀道路佐原I.Cから約4km オープン期間 通年 休園日:なし(園内施設は営業時間・休業日あり) 営業時間:24時間 料金:無料(一部有料施設あり) 駐車場:427台(普通車1回630円、大型バス2,100円)





















