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花の庭巡りならここ! 世界水準の熱帯植物コレクションを誇る「兵庫県立淡路夢舞台公苑温室 あわじグリー…
日本最大級の温室植物園へ出かけて 世界のユニークな植物たちと出会おう! 「兵庫県立淡路夢舞台公苑温室 あわじグリーン館」は、2000年に世界的建築家・安藤忠雄氏の設計によって造られた温室植物園です。元は関西空港などの建設のために大規模な土砂採掘が行われた跡地でしたが、「人と自然が共生する場」を目指し、緑豊かな植物公園に整備。温室植物園は、長らく憩いの場として人々に愛されてきました。 それから20年が経過したのを機に館内をリニューアルし、2021年9月に再オープンしました。新たにプロデュース・リーダーとして迎えられたのは、現館長の稲田純一氏。世界文化遺産の「シンガポール植物園」を手がけたことでも知られています。新たなシンボルとして設けた、ダイナミックなガーデンキャッスルなど、世界水準の展示を見ることができますよ! 施設内は、展示室を一つずつ楽しみながら散策できる回遊式の造りで、「みどりのちょうこく」「しきさいのにわ」「くらしのみどり」「しんかのにわ」「にぎわいのにわ」の5つのシーンに分けられ、それぞれのテーマに沿った植栽展示が展開されます。 ほかにも「ひかげのにわ」「アトリウム」「特別展示室」もあり、施設内は多様な植物で彩られています。館内を見学するのに、大人の足でゆっくり歩いて40分くらいの規模です。また、これまでになかった「ベビールーム」や、子どもが遊べるプレイエリアの「キッズスペース」も新たに設置、子どもと一緒に楽しめるのもいいですね。 夏休み、ハロウィン、クリスマスなどのイベント期間に合わせ、ディスプレイも変化していきます。また、お正月飾りの苔玉づくりや多肉植物の寄せ植え、アロマセラピー、プリザーブドフラワーアレンジなどの教室も開催。今後は、館内のガイドツアーも定期的に行う予定です。 施設内には「温室カフェ」があるので、「少し歩き疲れたな」と思ったら休憩もできますよ! またオリジナルグッズを販売するショップで、お買い物を楽しむのもいいですね。人気商品は、オリジナルキャラクターがプリントされたトートバッグ(1,000円)です。 ここまで、「兵庫県立淡路夢舞台公苑温室 あわじグリーン館」の概要についてご紹介してきました。次項からは、主な展示室や施設について、写真とともに詳しくガイドしていきます! 息を呑むようなフォルムの美しさ! 展示室1「みどりのちょうこく」 写真一番奥のアロエ・ディコトマは樹齢320年で、その圧倒的な生命力を目の前に感動を覚えることでしょう。そして左右に従えるのは、左が手前からフルクラエア・ギガンティア、ディオーン・スピヌロスム、アガベ・サルミアナ。右が手前からアロエ・ディコトマ、プヤ・チレンシス、エキノカクタス・ゲルソニイ。いずれも造形の美しい植物ばかりで、人の心を捉える強い引力を持っています。 展示室1「みどりのちょうこく」では、サボテンやユーフォルビアなどの多肉植物を152種類も植栽。原産地の気候によってこれほど姿形を変えるのかと驚かされる、生命保存の戦略も見どころの一つです。写真のエキノカクタスは、ボールのような姿が愛らしいですね! 熱帯から亜熱帯の植物が見られる展示室2「しきさいのにわ」 展示室2「しきさいのにわ」は、熱帯〜亜熱帯に自生している植物を集めています。天井に届くほどに枝葉を伸ばしているヒカゲヘゴは、シダ植物の一種。約1億年前から生息してきたとされ、恐竜たちが闊歩していた時代に思いを馳せることができます。 ここは「しきさいのにわ」と名付けられているように、熱帯〜亜熱帯原産の多彩な花を咲かせる植物をコレクションしています。主にラン科の植物が多く、写真の紫の花はバンダ。一年を通して開花するように室温が調整されており、いつ訪れてもトロピカルな美しい花々を愛でることができます。亜熱帯の植物らしく緑の濃い大きな葉を繰り広げる植物群と、カラフルな花々との色のコントラストも見どころです。 身近な植物で構成する、展示室3「くらしのみどり」 展示室3「くらしのみどり」は、日本の庭文化を表現するエリア。新緑・開花・結実・紅葉と四季によって表情を変えていく雑木や、その足元を彩る下草などを緑量たっぷりに植栽しています。江戸時代に花開いた園芸文化によって、日本では斑入りの植物への人気が高まり、多様な品種が生まれました。この展示の下草には古くから愛されてきたツワブキやハラン、ギボウシなど斑入りの植物が多数選ばれ、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。写真のテラス席でくつろぐことも可能です。庭づくりのヒントが見つかりそうですね。 植物たちの進化の過程をたどる展示室4「しんかのにわ」 展示室4「しんかのにわ」では、名前の通り「生きた化石」といわれる植物たちを見ることができます。古生代後半、シルル紀に登場していた古生マツバラン(現生のマツバラン類と系統は異なるとみられる)、石炭紀には登場していたと推定されている植物・リュウビンタイやトクサ、三畳紀~ジュラ紀に現れたソテツなどを植栽。また、兵庫県・吉川で産出された珪化木(けいかぼく)も展示しています。生物の進化は恐竜や人類に目が向けられがちですが、植物も同様に長い年月をかけて進化してきたことが分かります。 ガーデンキャッスルやアーチに注目! 展示室5「にぎわいのにわ」 展示室5「にぎわいのにわ」のシンボルは、写真中央に見える高さ約8mのガーデンキャッスル。黄色い花のオンシジウムが満開となり、見応えのあるシーンをつくっています。ガーデンキャッスルの花は季節によって模様替えされるので、何度でも訪れたいですね。 ガーデンキャッスルの骨組みは淡路島産の真竹を使用。1本の竹に3本の柳を添えて作られており、柳の葉が茂るにつれて印象が変化します。竹の自然なしなやかさを利用した、キャッスルの美しいカーブにもぜひ注目してください。 「にぎわいのにわ」は4つの園路で構成されています。オンシジウムが仕立てられた6個のアーチが連なる約30mの小道をはじめ、ゴクラクチョウカ、プルメリア、アンスリウムと、歩みを進めるごとに異なる景色を楽しめます。 冬には、館内各展示室でライトアップが行われます(2021〜2022年は11/20~1/16)。開館と同時に点灯され、特に曇りや雨の日など、屋外が暗いときにはよく映えます。一番のおすすめは、日没のタイミング。少しずつ日が暮れるにつれ、ライトアップに展示物が浮かび上がっていく様子を楽しめます。2021年は、12月3~26日の金・土・日のみ、夜21時まで開館時間が延長されますよ!(最終入館は閉館の30分前) 休憩スペースやスタンドカフェがあるので、ひと休みもOK! 写真は中2階にある休憩スペース。奥の特等席からは晴天の日に大阪湾が望めますよ! 図書コーナーもあり、子ども向けの図鑑など植物に関する書籍が置かれています。大人向けには多肉植物のアレンジを提案した本やレイ作りの本、庭づくりのアイデア本、海外のガーデニング本なども。ちょっと歩き疲れたら、休憩をかねての読書もいいですね。 温室内にはカフェスタンドもありますよ! 営業時間は11~17時(ラストオーダー16時)。主な価格帯は250~450円くらい。メニューのラインナップはアイス/ホットコーヒー、紅茶、ハーブティー、オレンジジュースなど。 カフェスタンドで人気が高いのは、写真左の淡路島牛乳ソフトクリーム(350円)や、写真右の淡路島牛乳レモンラッシー(420円)、瀬戸内レモンスカッシュ(420円)など。防カビ剤不使用で、無農薬・ワックス不使用の平岡農園産レモンを使用しています。 Information 兵庫県立淡路夢舞台公苑温室 あわじグリーン館 所在地:〒656-2306 淡路市夢舞台4 電話番号:0799-74-1200 https://awaji-botanicalgarden.com アクセス: ・JR三ノ宮駅、JR神戸駅下車、東浦BT行き高速バス ⇒ 淡路夢舞台前(片道950円) ・JR舞子駅、山陽電鉄舞子公園駅下車、東浦BT行き高速バス ⇒ 淡路夢舞台前(片道520円) 営業時間:10:00~18:00(最終入館17:30) 入園料:大人750円、70歳以上370円(要証明)、高校生以下無料 ※特別展開催時は入館料が変更となります。 駐車場:グランドニッコー淡路地下駐車場1日/600円(1回) 【当館より来場のみなさんへ、新型コロナウイルス感染症対策のお願いごと】 ◆ ご来場の際には、マスクの着用をお願いします。着用されていないお客様は受付にて販売しております。(1枚50円) ◆ ご来場の際には、入口に設置しております、消毒液にて手指の消毒をお願いします。 咳エチケット、こまめな手洗いの徹底にご協力ください。 ◆ スペースのあるエリアで人との距離が十分に保てる場合は、マスクを外すなど熱中症等にお気を付けください。 ◆ 体調のすぐれない方は、ご来場をお控えいただいています。 ◆ できる限り少人数にわかれてご来場ください。 ◆ できる限り混雑する時間帯を避けてご来場ください。混雑時は入場制限を行う場合がございます。 ◆ 館内は定期的に換気を行っておりますが、他のお客様と密着しないよう、一定の距離を保つようにお願いします。 ◆ エスカレーターやエレベーターをご利用の際は、適切な距離を保ってくださいますようお願いします。 ◆ゴミなどについては、所定のゴミ箱をご利用ください。 ◆ご来館時、入口に掲示しております「兵庫県新型コロナ追跡システム」への登録及びQRコード読み込みにご協力お願いします。
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花の庭巡りならここ! 平和のモニュメントがランドマーク「荒牧バラ公園」
「毎年のバラの季節が楽しみ!」と 市民に愛される憩いのローズガーデン 1992年にオープンした「荒牧バラ公園」。1983年から始まった区画整理事業により、北部荒牧地区に公園用地が確保され、市民に愛される公園にしたいと、バラ園が整備されました。1.7ヘクタールの広大な敷地で、バラ好きな方がゆっくり歩いて、1時間ほどかかる規模です。 「荒牧バラ公園」は、六甲山系を借景とし、天神川堤の傾斜を生かした露段形式のバラ園で、設計はSEN環境計画室の三宅祥介さんが手がけました。高低差をつけたことで、多くのバラを一度に愛でることができます。またバラの美しさを最大限に表現するために、脇役として多くの建造物や樹木の緑、カナール(水の流れ)をしつらえています。 園内は「平和モニュメント広場」「ハッセルトのバラコーナー」「ふるさとのバラコーナー」「花と流れのアプローチ」「バラの原種コーナー」の5区画にゾーニング。世界のバラ約250種、1万本が南欧風のおしゃれな園内一帯に咲き乱れます。 伊丹生まれで世界的に名高い‘天津乙女(あまつおとめ)’や‘マダム・ヴィオレ’などが見られる「ふるさとのバラコーナー」、姉妹都市のベルギー・ハッセルトにちなんだ「ハッセルトコーナー」は特に見どころです。 アーチやフェンス、パーゴラ、スロープに沿わせるなど、立体資材を使った仕立て方も見応えがあり、自邸の庭のヒントにもなりそう。風が吹くとゆらゆら揺れる花の帯が、ため息がこぼれるほど優美な景色をつくり出します。 2019年4月〜2020年1月の来場者数は約18万人で、市民に愛される憩いの場となっている「荒牧バラ公園」。飲食の持ち込みはOKなので、バラの花見を楽しみながら青空の下でお弁当やおやつを広げ、くつろぎのひとときを過ごしてはいかがでしょうか。 せせらぎが聞こえる「カナール」を巡らせた 南欧風の洗練されたランドスケープが魅力 春のバラの見頃は、5月中旬~6月中旬頃。写真は、正面ゲートから平和モニュメント広場までのアプローチです。スペイン風の円柱とリズミカルに流れる水が、来園者をお出迎え。レイズドベッドが多数設けられており、目線に近い位置で豊かに咲き誇る花々が楽しめます。 こちらはハッセルトのバラコーナー。伊丹市は、ベルギーのハッセルト市と国際姉妹都市を提携しています。壁面のアイキャッチになっているのは、ハッセルト市から贈呈された「小便小僧」のレプリカ。周囲にはベルギーで作出された品種‘アンネ・フランクの思い出’や純白のバラ‘パスカリ’が植えられています。 秋のバラの魅力は気温差による 冴え冴えとした花色の美しさ 秋のバラの見頃は、10月中旬〜11月中旬。春ほどの花数はないものの、花色は気温の低下とともに鮮やかになり、秋らしいしっとりと落ち着いたバラを楽しめます。青空に凛と咲く、バラの健気な姿を愛でましょう。 平和を願って建てられたモニュメントが目印! 企画展や講習会を行う「みどりのプラザ」が隣接 伊丹市が重点施策の一つとして掲げてきたのは、「平和な社会づくり」。市民からの寄付によって、荒牧バラ公園内に「平和モニュメント広場」が建設されました。バラともマッチし、公園のシンボリックな存在となっています。 荒牧バラ公園の隣には、「みどりのプラザ」があります。開館時間は9:00〜17:30、休館日は火曜、祝日の場合は翌日(5〜6月、10〜11月を除く)と年末年始(12月29日〜1月3日)。休憩コーナーとして、テーブルがいくつか置かれているので、歩き疲れたらご利用を。図書室があるほか、展示室では定期的に押し花展やハーバリウム展などが開催され、フラワーアレンジ教室や植物相談会などの講習会も実施しています。
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花の庭巡りならここ! 大小2つの温室で植物の息吹を感じる「手柄山温室植物園」
熱帯植物や砂漠植物が息づく大小2つの温室が充実する植物園 1980年にオープンした、歴史のある「手柄山(てがらやま)温室植物園」。敷地面積は11,334㎡で、ゆっくり散策して30〜40分ほどかかる規模です。植物を通して市民が交流できる憩いの場として、また植物の知識を普及する場として手柄山中央公園内に整備された植物園で、年間約3万もの人々が訪れます。 特筆すべきは、大小2つの温室。サボテン、洋ラン、ベゴニア、食虫植物を中心とした熱帯、亜熱帯、砂漠に生きる植物を120科1,500種、2万5,000株を展示しています。温室内にも四季があり、カエンボク→ブーゲンビレア→マンゴー→ラッセレア→グアバ→バナナ→アリストロキア・ギガンティア→オドントネマ→カリアンドラへと開花リレーが繋がり、見どころは季節とともに移ろいます。 温室以外にも、一年草など季節を彩る草花が植栽される大きな花壇、主にオーストラリア産の植物で構成されるロックガーデン、ラベンダーやセージ、タイムなど多様なハーブが植栽されたハーブ園などがあります。春は芝桜、パンジー、バラ、初夏はラベンダー、アジサイ、夏はペチュニア、ベゴニア、ヒマワリと、四季を通してさまざまな花木や草花で彩られ、いつ訪れても華やかです。 また、定期的に多様なイベントが開催され、リピーターが多いのも特徴。夏は子どもたちを対象にした「ジャコウアゲハとウマノスズクサ観察会」、「食虫植物観察会」、「市花さぎ草観察会」、秋は「手柄山散策ツアー」、3月には市花であるサギソウの球根を植え付け、育て方を学ぶ「さぎ草ふれあい教室」があります。 その他、エントランス展示室・レンガ広場展示室では、四季折々に旬の植物に注目し、年に十数回の展示入れ替えを実施。いつ訪れても楽しい企画展が開催され、「毎回の展示会が楽しみ」という声が寄せられています。園内では花苗の販売も行っており、企画展の内容に合わせて品種を豊富に揃えた花苗を目当てに訪れる人も多いとか。売店では土産物や雑貨も販売しているので、お買い物を楽しむのもいいですね、ぜひお出かけを! 日差しが燦々と降り注ぐ温室内で熱帯や砂漠の植物が旺盛に育つ 写真は大温室の様子。約660㎡のドーム空間では、オオギバショウ(タビビトノキ)、マンゴー、ガジュマルがシンボリックな存在。数々のトロピカルプランツが元気いっぱいに枝葉を広げ、冬でも植物の強い生命力が感じられます。写真に写っているのは、タコノキ、ラン類、食虫植物など。途中、階段の上には滝の噴出口があり、大温室内を巡る水のせせらぎにも癒やされます。 こちらの写真は小温室の様子。サボテンを中心に砂漠で生息する多肉植物を、原産地別に展示しています。写真に見えるのはブリンチュウ(武倫柱)、リュウジンボク(竜神木)、キンシャチ(金鯱)など。大きく立派に育った姿には、歳月を重ねたからこそ得られる迫力が備わっています。 ロックガーデン、ハーブ園も見どころ四季の企画展も多様に展開 写真は、園内のロックガーデンの4月の様子で、約1,000株の芝桜が見頃を迎えています。岩の合間を縫うように這い広がり、密に花をつけてピンクの濃淡に染め上げる様子は一見の価値あり。季節が進むと、このロックガーデンではグレビレア、バンクシア、ゼフィランサス、カリステモン、プロテア、メラレウカ、ルリマツリなどの植物が開花します。 また、ハーブ園には、約100種類のハーブが植栽されています。ミント、タイムなどの香りを楽しむものや、ラベンダー、ローズマリー、セージなど花の美しい種類も多くあります。 色や形が「白鷺」にそっくりなことから名づけられたサギソウ。姫路市は、市のシンボルである姫路城(別名白鷺城)にちなみ、昭和41年8月に姫路市の市花に定めました。手柄山温室植物園では、約1,000株が栽培されており、8月が見頃です。また季節に関係なく観賞できるよう専用の栽培温室を設け、周年咲くように開花調整しています。夏には「市花さぎ草展」を開催。 毎年12月にはシクラメン展を開催。約50種、200株のシクラメンがクリスマスツリーやリース、スワッグなどとともに展示され、クリスマスカラーで華やかに彩られます。展示会期間中は、シクラメンの奥深い世界を解説する展示ガイドが行われるほか、クリスマスにちなんだアロマ小物づくり、カラーベル演奏会なども開かれますよ! レストハウス「花の家」で一休み花苗や土産物のショッピングも楽しもう! 「手柄山温室植物園」には、レストランや喫茶店はありません。飲み物やアイスクリームなどは自動販売機で、また休憩コーナーのあるレストハウス「花の家」では、コーヒー、紅茶、パンなどの販売をしています。お弁当や飲み物、おやつなどの持ち込みもOK。園内には写真のように姫路市の南部地域を一望できるデッキテラスが設けられているので、風を感じながらランチやおやつタイムを楽しむのもいいですね。 園内のレストハウス「花の家」では、季節の草花や園芸資材のほか、各種展示会に応じた植物を販売しています。写真はシクラメン展期間中の様子で、多品種が揃っています。オリジナルブレンドの培養土も人気商品の一つです。 また、手柄山温室植物園オリジナルのポストカードほか、さぎ草グッズ、ハーブグッズ、雑貨、「姫路モノレールグッズ」のレアアイテムを扱う売店もあり、お買い物も楽しめますよ! Information 姫路市立手柄山温室植物園 所在地:兵庫県姫路市手柄93(手柄山中央公園内)TEL:079-296-4300 手柄山温室植物園 姫路 手柄山 温室 植物園 (公式)(@tegara_shokubutsuen) アクセス:電車/山陽電車、「手柄駅」下車、のち西へ徒歩約10分バス/神姫バス、(JR姫路駅北口発)94系統「手柄山中央公園口」下車、のち西へ徒歩約5分(※土日祝日・夏休みには、園真下の停留所に留まる便利な『手柄山ループバス』が運行。神姫バス、(JR姫路駅南口発)97系統「武道館植物公園前」下車すぐ。詳しくは神姫バスHP「手柄山ループバス」参照)車/姫路バイパス「中地ランプ」から約10分 休園日:金曜日(祝祭日の時はその前日が休園日)、12月29日~1月1日 営業時間:9:00~17:00(※入園は16:30まで) 料金:大人210円、小人(6歳から中学生)100円※団体(30人以上)の場合、大人170円、小人50円 駐車場:普通車/手柄山中央公園内駐車場(温室植物園前駐車場 または手柄山中央公園内駐車場 徒歩約5分) 1日1回200円大型バス/山上まで上がれないので、ふもと近くで乗客下車後、車両だけ野球場西駐車場 または文化センター南駐車場へ停車を。1日1回800円。
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花の庭巡りならここ! ダイナミックな欧風噴水庭園は必見「神戸市立須磨離宮公園」
上皇陛下ご成婚を機に整備された庭園「王侯貴族のバラ園」が見どころ 「神戸市立須磨離宮公園」は、かつての皇室の別荘「武庫離宮」の跡地につくられた都市公園です。1958年に、当時皇太子だった上皇陛下ご成婚の記念事業として整備が始まり、1967年に正式に開園しました。メイン施設や噴水広場のある「本園」は17.8ヘクタール、「植物園」は5.2ヘクタールで、ゆっくり散策して2時間くらいかかる規模です。 「本園」のデザインを手がけたのは神戸大学工学部で、水をモチーフにした美しい欧風噴水庭園となっています。レストハウスから湧き出た水はメインフォールの滝、カスケードの流れとなって公園中央をストレートにつなぐ水路につながり、最終的に大噴水にたどり着きます。その水路に沿って左右対称にバラが植栽されているのが、「王侯貴族のバラ園」。ここは「神戸市立須磨離宮公園」のメインガーデンで、約180種、4,000株のバラによって豊かに彩られます。本園には、ほかに「つばき園」、「花しょうぶ園」もあります。 一方、「植物園」には、観賞温室や和庭園があるほか、洋風庭園の「花の庭園」、「梅園」、「ぼたん園」、「あじさい園」、「もみじ道」などがあります。園内は、いつ訪れても何かしらの花が見頃を迎えるように、開花リレーでつながれているので、年に何度も訪れるリピーターが多いのが特徴です。 「神戸市立須磨離宮公園」では、毎月さまざまなイベントが開催されており、園内ガイドや蝶の観察会、クラフト体験、ツリーイング、ヨガ、コンサートなどコンテンツも多様なので、事前にホームページをチェックして出かけてみましょう。オススメは「バラ年間管理コース ローズ★Grower」で、年2回の講義をもとに屋外で1年間、全10回の実習を重ねる、バラの育て方の講習会です。事前申し込みが必要で、申し込み順で定員は20名。参加費は無料です。バラのプロフェッショナルに直に教われば、栽培テクニックが確実に上がりそう。ガーデナー仲間も増えるかもしれませんね。ぜひご参加を! 5月中旬〜下旬と10月下旬~11月がバラ園の見頃煙るように咲く4,000株のバラを堪能! 「本園」エリアの一番の見どころは「王侯貴族のバラ園」。見頃は5月中旬で、約180種、4,000株が植栽されています。旧離宮の跡地という歴史にちなみ、日本の皇室や王侯貴族、芸術家などの名がつけられたバラがコレクションされています。縦長に続く噴水の水路を中心に、左右シンメトリーに展開。手前の赤バラはイタリア語で「乾杯」を意味する‘チン・チン’、奥のオベリスク仕立ては‘ドルトムント’で、赤バラの美しいコーナーです。 「世界バラ会議」で殿堂入りした品種17点を集めた「世界殿堂入りバラ園」や、原種からオールドローズ、モダンローズまで品種の進化の過程が分かる「バラの歴史と文化園」もあります。四季咲きの祖コウシンバラや黄バラの祖ロサ・フェティダなど、品種改良のカギとなったバラのコレクションも必見です。写真はローズフェスティバル期間中の日曜に開催されるバラガイドの様子。予約は不要で、10:30〜と13:30〜の一日2回、30分ほどを目安に、バラ園をガイドしてくれます。 もちろんバラだけじゃない!「神戸市立須磨離宮公園」の彩り豊かな四季 「神戸市立須磨離宮公園」の梅園では、1月上旬から早咲きの品種‘玉牡丹’、‘八重寒紅’が咲き始めます。1,500㎡の園地に約20種、160本の梅が植栽されており、見頃は2〜3月上旬。足元にな菜の花も咲いて、春の到来に心浮き立つ気分になりそう。2月上旬〜下旬には、梅見会とお茶会が開催されます。3月上旬には、1本の木に紅白2色の花をつける、人気の品種‘思いのまま’が咲き始めますよ! 写真は「花の庭園」エリア。バラや宿根草、一年草が混植され、一年を通して華やかな花壇をつくっています。毎年テーマを設けており、2019年は「3つのアイ」。驚くほど目を引く花の「Eye」、可愛らしく楽しい花の「Love(愛)」、須磨の海をイメージさせる青い花の「藍」です。写真は5月頃で、カラフルに目を引く一角です。 「植物園」にある「ぼたん園」の見頃は4月中旬~下旬で、約40種、200株のボタンを植栽。開花期間は1週間ほどですが、早咲きから遅咲きまでバランスよく集められているので、品種ごとに開花リレーをして、長く観賞できます。幾重にも花弁を重ねるゴージャスな咲き姿に、うっとりと見入ってしまいそうです。 「本園」の南東にある、「花しょうぶ園」には約60品種、4,000株が植栽されています。見頃は5月中旬頃。古種も揃い、伊勢系、江戸系、肥後系など系統別に植栽されています。黄系の種間交配種や外国種も見られるほか、平安時代から月見の名所とされてきたことから、『源氏物語』にちなんだ名を持つ品種、‘明石’、‘葵の上’、‘光源氏’なども見られますよ! 11月下旬〜12月上旬は、紅葉の季節。植物園内の「もみじ道」や「もみじ滝」、「和庭園」の散策がおすすめです。イロハモミジを中心とした紅葉の美しい落葉樹は、園内に約600本が植栽されています。 同じ時期には、温室で「秋の洋らん展」が開催されるので、ぜひこちらにも足を運んでみましょう。約200鉢が展示され、甘い香りで満たされます。 眺望のよいレストランでランチやティータイムをカジュアルなカフェスタンドも大人気! 公園を一望できる位置に、レストラン「ガーデンパタジェ 須磨離宮」があるので、庭園を眺めながらのランチやお茶はいかが。モーニング9:30〜11:00、ランチ11:00〜15:00、カフェ11:00〜16:15(L.O.)、木曜定休。ランチメニューは自家製手ごねハンバーグ1,800円、淡路の生パスタ自家製ミートソース1,300円、自家製キーマカレー1,200円、キッズランチ700円など多様です。 ※レストランのご利用は別途入園料が必要です。 写真は、「ガーデンパタジェ 須磨離宮」の人気メニュー、十勝産の小麦と醗酵麹を生地に用いたバブルワッフル プレーン(蜂蜜とバター)、ドリンクつき600円です。トッピングも選べて、チョコナッツ、抹茶ジャポネ各900円、サンシャインオレンジ950円、ベリーベリーベリー1,000円もあります。 また、レストランでは園内で採れたハチミツ「Rikyu Honey」(110g1,200円、170g1,800円)も販売していますよ! 「ガーデンパタジェ 須磨離宮」からの出店、テイクアウトスタイルの「Garden Table」も大人気。土・日曜、祝日のみ、11:00〜16:00の営業です。ビーフパイ500円(チーズ入り600円)、ソフトクリーム(バニラ、ベリー、バラとラズベリー)400円。コーヒー、マンゴーラムネ、洋ナシラムネなどの飲み物も販売しています。 Information 神戸市立須磨離宮公園 所在地:兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1TEL:078-732-6688https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/ アクセス:公共交通機関/山陽電車「月見山駅」、「須磨寺駅」、「東須磨駅」から徒歩10分JR・山陽「須磨駅」から市バス「妙法寺駅行(75系統)」「離宮公園前」下車すぐ市営地下鉄「妙法寺駅」から市バス「須磨一の谷行(75系統)」「高倉台南口」下車南へすぐ車/姫路方面からは第二神明「須磨インター」おりてすぐ大阪方面からは阪神高速「月見山インター」おりて約1,200m 休園日:木曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)※イベント時の臨時開園、夜間開園あり。 開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで) 料金:15歳以上(中学生を除く)400円、小・中学生200円 駐車場:300台(乗用車1回500円、二輪車1回100円)
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素敵な発見がたくさん! 園芸ショップ探訪5 兵庫「みどりの雑貨屋」
雑貨好きにはたまらないショップ「みどりの雑貨屋」 生活提案型の大型ショッピングモール・西宮ガーデンズ内にある「みどりの雑貨屋」。このショップではモールのコンセプトにふさわしく、グリーンと雑貨でつくる潤いある生活を提案しています。商品はマニアックというよりも、「ガーデニングの初心者も手軽に始めてもらいたい」という思いでスタッフが選んだものばかり。‘育てやすいグリーン×雑貨’に特化した、ありそうでなかなかないショップです。 ‘かわいい’がぎっしり詰まった宝箱のようなショップ ショップに一歩足を踏み入れると、たくさんのグリーンと愛らしい雑貨の森に入り込んだような、ファンタジーな世界にワープした感覚を覚える「みどりの雑貨屋」。100㎡ほどの空間には細い通路がめぐらされ、小さいながらもさまざまなシーンに出合えます。商品数はとても多いのですが、センス良く整然と並べられているので、気持ちよく売り場を見て回れます。 グリーンはすべて、鉢や雑貨と一緒に並べられています。コーディネートに不慣れなビギナーでもイメージしやすいよう、こまやかな提案がなされています。 ショップの中央に設けられたパーゴラが、売り場のシーンの切り替えに大活躍。いろいろなものを置いたり吊ったりと、楽しく飾った見どころの多い空間です。 マクラメやワイヤーバスケットなど、ハンギングアイテムもたくさん。 愛らしい寄せ植えも参考にしたいものの一つ。ベランダガーデンにオススメのオリーブの木も、実付きを考えて2品種以上選べるよう、いろいろな品種が用意されています。 悪条件の場所にオススメのフェイクのグリーンも充実 店内にはたくさんのグリーンがありますが、販売の回転が速いこともあり、どれも瑞々しい状態を維持。スタッフ全員で万全な管理を行っています。しかし、「玄関やトイレなど光が入らない空間にもグリーンを飾りたい」という声が多く寄せられたことから、フェイクのグリーンも多数扱っています。 「最近のフェイクはとてもよくできているので、植物と同じぐらい瑞々しさを感じさせてくれます。特に室内や、日当たりや風通しの悪いスペースなどにオススメですね」と、ショップのコーディネーターであるRIKAさん。悪条件になる場所では、こういったもので対応すればストレスなく過ごせますね。 室内での管理が難しい多肉植物。うまくいかない時は、本物のように瑞々しいフェイクを使ってみませんか? アートフラワーも充実。上品な色合わせで、アンティーク調の雑貨と親和性が抜群。ブーケ状になっているので、おもてなし時のコーナーづくりにぴったりです。 コンテナも什器も要チェック売り場にあるものすべてが商品 おしゃれなコンテナも充実。大きさ・色・形などバリエーション豊かに並びます。いずれもグリーンや雑貨に合わせやすいデザインのものが選ばれているので、ビギナーさんでも考え込まずに購入することができます。 大きなコンテナは土が入るとずっしりと重くなってしまうので、女性でも扱いやすい軽い素材のものも取り扱っています。色は植物や雑貨となじみやすいアイボリーやグレーのものが中心。使う側の目線に合わせた商品選びが感じられます。 また、コンテナを飾っている什器も販売されており、商品の雰囲気を引き立てるように黒や木製のもので統一されています。「ナチュラルなものやメンズライクなテイストは、グリーンが美しく映えるし、雑貨とも合わせやすいんです」とRIKAさん。 キャベツボックスは、オランダの農家で使われていたものを忠実に再現した、ショップのオリジナル商品。細部までこだわり、材を釘だけでなくカスガイでもとめて、底面をメッシュにした本格的な仕上がり。強度も抜群です。 おしゃれなコーナーづくりに欠かせないアイテムも 植栽に忍ばせたり、コンテナに添えたりと、シーンの雰囲気を高めてくれるアイテムもバラエティー豊富に揃っています。たくさんある中から、お気に入りの一点を探すのも楽しい時間です。 洋書の世界のようなお手本にしたいディスプレイ 小さなスペースを巧みに生かし、さまざまなテイストで提案している見ごたえのある‘グリーン×雑貨’の楽しみ方。ディスプレイは月に2~3回と頻繁に変えているので、行くたびに新たなシーンが楽しめます。眺めているだけでもセンスアップにつながること請け合い。 緑色の花瓶とボタニカルアート、ボックスなどを盛り込んだ、つややかなコーナー。 異なるテイストのコーナーが、スムーズに、そして自然に移り変わる見事なディスプレイ。小さなスペースでいろいろ楽しみたい人に、とても参考になる技です。 ガラスのケースに並ぶ、乙女チックな趣のアイテム。やさしい花色のバラと一緒に飾っても素敵。 クラフトのリースも大人気。リースひとつでシーンの雰囲気がガラリと変わるので、ぜひ季節ごとに替えてみて。 RIKAさんイチオシのグッズはコレ!ウッディボックスキャリー みどりの雑貨屋がオススメするのは、「グリーンを部屋に飾る時は鉢カバーにもこだわってほしい」という思いで作ったオリジナルの木製カバー。色は落ち着いたブラウンで、空間のスタイルやテイストを問わずに使えます。作りはキャベツボックスと同様で非常に丈夫。底部にキャスターをつけることができるのも、オススメポイントの一つです。 サイズはLとSの2つ。8号サイズが入るL(W29.5 × D29.5 × H31 cm)と、6号サイズが入るS (W23 × D23.5 × H24.5 cm)。 グリーンと雑貨で見せる‘かわいい’空間づくりにこだわった「みどりの雑貨屋」。‘おもちゃ箱をひっくり返したよう’をイメージして展開された店内には、植物から広がる楽しさのアイデアがたっぷり詰まっています。ぜひ、お気に入りのアイテムを見つけに訪れてみてください。アクセスは、阪急電鉄神戸線「西宮北口駅」から直結する阪急西宮ガーデンズ内。 【GARDEN DATA】 みどりの雑貨屋 所在地: 兵庫県西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ 1階 東モールTEL: 0798-65-4187URL: http://midorinozakkaya.com/ 営業時間:10:00~21:00定休日:無休(正月を除く) 併せて読みたい ・素敵な発見がたくさん! 園芸ショップ探訪1 岩手・雫石「花工房らら倶楽部」・ガーデンデザイナーが教える「寄せ植え上手」のコツ・一年中センスがよい小さな庭をつくろう! 英国で見つけた7つの庭のアイデア
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花の庭巡りならここ! 大人の遠足にうってつけのスポット「兵庫県立フラワーセンター」
1976年にオープンした歴史ある公園、「兵庫県立フラワーセンター」。自然の松林に囲まれた園内は、中央に満々と水をたたえた亀ノ倉池、大小さまざまな花壇や樹木園、四季を通じて楽しめる大温室で構成されています。総面積46万㎡の敷地は、園内なら大人の足で1時間〜1時間30分で巡ることができます。また、飯盛山の展望台やつばきの森、つつじの小道まで足をのばすと2時間ほど。ピクニック気分で出かけるのに、ちょうどよいスポットです。 植物は4,546種(在来種2,053種、園芸種2,493種)が息づき、花壇では春のチューリップに始まり、夏はサルビア、ジニア、ヒマワリ、秋はマリーゴールド、コスモス、ダリア、冬はビオラへと咲きつないでいきます。またサクラ園、バラ園、シャクナゲ園、ボタン園、ツバキ園、ウメ園のほか、アジサイ、ツツジの小道や林床植物を集めたウッドランドなどがあり、いつ訪れても何かしらの花が見頃を迎えているのが、花好きには嬉しいところですね。 園内には花の相談所があり、常時園芸相談を受け付けているので、うまく育たない植物の悩みごとがあれば、ぜひ立ち寄ってみましょう。ブーケやリースづくり、バックヤード見学会、食虫植物教室など、イベントや講習会も随時行っているので、事前に公式ホームページをチェックして、園内の散策に加えて体験型教室に積極的に参加するのもオススメです。 春はなんといっても22万株のチューリップ花壇! 夏は元気いっぱいのヒマワリ畑に衣替え 4月中旬から、風車前花壇は500品種22万株のチューリップが見頃になります。長期間楽しめるように、一つの花壇に同色で開花期の異なる球根を植えつけているのがマル秘テクニック。これは自宅のガーデンにも応用できそうですね。どんな風に植栽しているのか、チェックしてみるのもツウの楽しみです! また、4月の土・日曜は、子どもや女性向けに、オランダ衣装試着体験も行っています。この衣装、実は「兵庫県立フラワーセンター」にお勤めの職員さんの手づくりなんですって! なんだか温かみのあるおもてなしを感じませんか? ちなみに「兵庫県立フラワーセンター」では飲食の持ち込みもOK。青空の下、花々に囲まれてお弁当を広げれば、いっそうおいしく感じられそうですね。 夏の見どころはヒマワリ。園内には14品種1万株が植栽され、見頃は7〜8月です。群植されたヒマワリが一斉に同じ方向を向く景色は、背景の風車とも相まって、インスタ映えすること間違いなし! ぜひ記念にヒマワリと一緒に写真を撮りましょう。 「兵庫県立フラワーセンター」では、ペット同伴OKです。ただし、必ずリードをつけて、糞の始末はきちんとするなど、マナーは守りましょう。 夏は毎年サマーイルミネーションが催され、8月の金・土・日には、夜間の18:00〜21:00も園内で過ごすことができます。光るおもちゃの販売やかき氷、焼きそばなどの屋台も登場。お祭り気分を味わいましょう。「レストハウスフルーリ」も特別営業を行い、バーベキューも楽しめます(バーベキューへの持ち込みは不可)。 2018年は8月3日〜9月2日の金・土・日と8月13・14日が開催日。8月12日にエレクトーンコンサートが開かれ、8月19日には本場徳島阿波踊りが行われるので、ふるってご参加を! 秋が見頃の植物が織りなす景色を楽しもう! 雨天時や冬は大温室をゆっくり堪能 風車前花壇の秋を彩るのはマリーゴールドで、見頃は10月頃です。黄色やオレンジの花が密に咲き、花のカーペットのような景色をつくり出します。 南料金所横には、ガーデニングショップやギフトショップがあるので、お土産を探しに足を運んでみてください。営業時間は9:00〜17:00。北播磨地方の名産品、特産品を中心にした品揃えで、人気商品は、日本酒「富久錦」、もちむぎ麺、山田錦せんべい、黒豆ようかんなど。価格帯は1,000円前後が平均で、お手頃感があります。 「兵庫県立フラワーセンター」秋の名物、ダリアが見頃になるのは、9月下旬〜10月。100品種1,500株と、多様なダリアが植栽されているので、育ててみたい品種に出合えるかもしれません。ほかにも、この時期はコスモスなども見ごたえがあります。 菊は日本を象徴する花の一つで、大菊や盆栽など丹精込めて栽培する趣味人が多いことでも知られています。「兵庫県立フラワーセンター」では、毎年秋に兵庫県の菊愛好家が出品する「兵庫県連合菊花展覧会」を開催。美しい葉のつき方、ふっくらとした花姿、全体のバランスが整った草姿など、それは見事な菊が出揃います。 2018年の「第41回兵庫県連合菊花展覧会」は、10月14日〜11月18日開催予定。11月1日が審査日なので、どの菊が最も評価されたのか、奥深い世界を覗いてみましょう。 「兵庫県立フラワーセンター」の落葉樹が紅葉し、見頃を迎えるのは11月上旬。モミジ、ケヤキ、ドウダンツツジなどが鮮やかに発色し、園内をオータムカラーに染め上げます。写真はモミジバフウの並木が美しい「彫刻の道」の景色です。 「兵庫県立フラワーセンター」の大温室は1,971㎡の広さを誇り、大小7つの部屋に分かれています。開花期の異なる植物を集め、華やかに咲かせる「四季の花室」、色とりどりのベゴニアが約300鉢も並ぶ「球根ベゴニア室」、トロピカルな雰囲気で約150種の熱帯花木などが彩る「熱帯植物室」、インテリアプランツのゲスネリアが約300鉢も集まる「ゲスネリア室」、野生種、園芸種ともに楽しめる「ラン室」、ここでしか見ることのできないレア品種も揃えた60種500株の「食虫植物室」、そして四季の草花の鉢などが並ぶ「フラワーホール」です。 写真は1〜4月が一番華やぐ「ラン室」で、コチョウランが咲き競っています。多い時期には1,000鉢ものランがお目見えします! 地元の旬の食材を使ったおもてなし料理 充実のレストランで美食を満喫! 「兵庫県立フラワーセンター」には、喫茶や食事が楽しめる「レストハウスフルーリ」があるので、歩き疲れたらぜひご利用を。喫茶は10:00〜16:00、ラストオーダー15:30、食事は11:00〜14:00。客席は1階、2階ともに100席あります。ただし、冬期などの閑散期は休業しているので、出かける前にチェックしておきましょう。 「レストハウスフルーリ」の価格帯は1,000〜2,600円。人気メニューは「季節のおすすめ膳」1,800〜2,000円(季節により内容及び価格変更あり)、「志方牛ステーキ御前」2,600円、「飯森(豆腐料理)」1,650円です。写真はたくさんのおかずを少しずつ楽しめる「十六彩膳」2,500円。 Information 兵庫県立フラワーセンター 所在地:兵庫県加西市豊倉町飯森1282-1 TEL:0790-47-1182 http://www.hyogo-park.or.jp/flower-center/ アクセス:中国自動車道 加西I.C.から南へ3km オープン期間:通年 休園日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)、12月28日~1月1日、チューリップまつり・菊花展覧会開催期間中は無休 営業時間:9:00〜17:00(入園は16:00まで) 料金:一般500円、70歳以上250円、障がい者250円、高校生以下無料 駐車場:バス21台、乗用車570台(無料) Credit 取材&文/長田節子 ガーデニング、インテリア、ハウジングを中心に、ライフスタイル分野を得意とするライター、エディター。1994年より約10年の編集プロダクション勤務を経て、独立しフリーランスで活動。特にガーデニング分野が好きで、自身でも小さなベランダでバラ6姉妹と季節の草花を育てています。草花や木の名前を覚えると、道端で咲いている姿を見て、お友達にばったり会って親しく挨拶するような気分になれるのが醍醐味ですね。 https://twitter.com/passion_oranges/
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花の庭巡りならここ! インスタ映えする景色の宝庫「淡路島国営明石海峡公園」
一年を通してさまざまな表情が楽しめる 「淡路島国営明石海峡公園」 2002年に1期オープンした「淡路島国営明石海峡公園」は、約100ヘクタールの大規模な土取り跡地の自然を回復し、国際的でリゾート感あふれる海辺の園遊空間の創造を目指して整備されました。2018年現在、計画面積の42%となる40.4ヘクタールが開園しています。 園内のガーデンは広大な敷地を生かし、季節の旬の花を群植させるダイナミックな演出が持ち味。面で魅せる花壇の数々は迫力満点で、春はスイセンから始まり、チューリップ、リビングストンデージー、アジサイ、ヒマワリ、コスモス、そして冬のクリスマスローズとつなぐ、一年を通して見ごたえのある景色が広がります。毎年植栽計画を変えて、違った表情に演出しているため、リピーターが多いのも特徴です。「インスタ映えする写真が撮れるガーデン」を目指し、さまざまなフォトスポットの仕掛けが満載で、記念の写真をたっぷり撮れるのも魅力。 ガーデンのほかにもバーベキュー広場や150もの遊具が集まった大型複合遊具「夢っこランド」もあり、家族で一日過ごして飽きない公園です。 開花期を揃えた迫力満点の演出 面で彩るチューリップ花壇を一度は見ておきたい! 温暖な瀬戸内海の淡路島では、寒咲きナノハナの見頃は1〜2月上旬。 芝生と水の流れなどで構成された「移ろいの庭」の花景色を前に、「春はもうすぐ、そこまでやってきている!」と心が躍ります。 奥に見えるガゼボは小高い丘の上に建っており、ここから眺めると海が借景として広がり、ブルーとイエローのコントラストが映えるビュースポット。園内では飲食の持ち込みは自由なので、ここでお弁当を広げての休憩もOKです。 3月下旬〜4月中旬はチューリップの見頃です。「ポプラの丘」と「大地の虹」の2つのエリアを合わせると約4,600㎡にもなる花壇に、2018年は約250品種20万株を植栽。草丈や品種の開花期を揃える綿密な植栽計画に裏づけられたカラフルなガーデンは、迫力満点です。毎年テーマを設けて配色を変え、面で魅せるダイナミックな景色をつくっており、多くのリピーターが訪れます。 トップシーズンは4月上旬で、「チューリップアイランドパーティー」のイベントを開催。オランダの衣装を試着しての撮影会など、毎年さまざまな体験コーナーを実施しています。写真に見える奥の風車はオランダをイメージしたもので、人の背丈ほどにセットしてあり、人気のフォトスポットです。 リビングストンデージーの見頃は4月中旬〜5月上旬。600㎡に約1万5000株が植えられています。這うように広がり、絨毯のように花が埋め尽くす特性を生かし、さまざまな色をミックスさせています。太陽の光を受けてキラキラと輝く宝石のような姿にうっとり。リビングストンデージーは光に反応して開花する性質があるので、お天気のよい日を選んでのおでかけがオススメです。 「淡路島国営明石海峡公園」内は、ペット同伴OK(ただし建物内と乗り物は不可)。リビングストンデージーを、上から眺めながらのお散歩を楽しみましょう。ただし、リードをつけることが義務づけられています。また、糞の始末などのマナーもしっかり守りましょう。 夏はアジサイにユリ、そしてヒマワリ畑 元気いっぱいに咲き競う圧巻の景色を楽しもう 6月上旬〜7月上旬には、アジサイが見頃に。約16品種約1万4000株が豊かに園内を彩ります。手前のアメリカノリノキ‘アナベル’は、ライムグリーンで咲き始め、咲き進むとピュアホワイトへと移ろう清楚な姿が大人気の品種です。 「淡路島国営明石海峡公園」内では、「トラムカー夢ハッチ号」が1時間に1〜2本の間隔で運行しています。ガイドスタッフが同乗し、園内の開花スポットを片道10分かけて案内します。一日乗り放題で、300円です。 ユリの見頃は6月上旬〜7月中旬。約35品種1万2000株が植栽されています。日当たりのよい場所には色鮮やかなスカシユリなどを、木陰など半日陰の場所にはカノコユリやリーガルリリーなど、生育に適した植栽が見られます。 「淡路島国営明石海峡公園」内は、禁煙となっています。ただし、喫煙所が設けられているので、愛煙家の方は所定の場所で休憩してください。 「大地の虹」の南と北エリアでは、7月上旬〜8月中旬がヒマワリの見頃で、花色や花形が異なる約40品種3万6000株を植栽しています。なだらかな丘に沿って縫うように散策の小道が続くので、ヒマワリ畑を背景にフォトジェニックな写真が撮れると、毎年大人気。南エリアは7月から咲き始め、北エリアは8月から開花するよう植栽時期を分けて、開花期が長くなるように工夫されています。 「淡路島国営明石海峡公園」内には、レストラン「花屋敷」があります。広い園内に歩き疲れたら、少し休憩を。営業時間は10時〜閉園時間の1時間前(季節によって異なる)。ラストオーダーは閉店の30分前まで。ランチの価格帯は1,000円前後で、オススメは土地名物の生しらす丼「淡路生釜丼」(4〜11月の季節限定)、タマネギスープつきで1,080円。屋内40席、テラス40席があります。 秋はダリアにコスモス、冬はクリスマスローズ 四季を通して何度でも足を運びたいガーデン ダリアの季節は9月下旬〜10月下旬。約600㎡の敷地に、矮性種が約6品種1万株、大輪高性種が約40品種160株も植栽されています。高性種を背景に、カラフルな色調をミックスさせた矮性種のダリア花壇が眼前に広がり、写真映えのする秋の人気エリアです。 「淡路島国営明石海峡公園」内の売店では、淡路島の名産品がいろいろ揃っているので、お土産にぜひ立ち寄ってみましょう。オススメは特産品のタマネギスープ540円、タマネギ煎餅540円、公園オリジナル饅頭700円。 9月下旬〜10月下旬は、コスモスが主役。花の色や形が異なる16品種と‘キャンパスシリーズ’などの遅咲き4品種を合わせて、約20品種5万株が見頃となります。写真の「ポプラの丘」エリアは、さまざまな花色をミックスさせて植栽。一方「大地の虹」花壇は、赤、ピンクの濃淡、白、黄色など、花を色ごとに分けて植栽し、ストライプの虹模様を描くデザインにしており、2通りの植栽術が楽しめます。 ハイシーズンの春と秋には、専門スタッフによるガイドツアーが無料で開催されます。園内を1時間ほどかけてゆっくり回るので、ぜひご参加を。 12月下旬〜4月上旬は、クリスマスローズが見頃となり、冬も魅了。原種や異種間の交雑種など、現在約130品種1,500株を植栽、毎年品種が増え、クリスマスローズ愛好家が多く訪れる聖地と化しています。 例年3月にクリスマスローズガーデンで講習会を開催。さまざまな品種の紹介や基本的な育て方など、約1時間かけてガイドしてもらえます。右写真のクリスマスローズの品種は‘エリックスミシー スノーダンス’。 ねじり鉢巻、タコさんのゆるい愛らしさ! ユニークな写真が撮れるインスタ映えスポット 草花で彩ったユニークなオブジェコーナーもご紹介しましょう。左は明石の特産品、タコさんのトピアリー。鉢巻姿がなんともおとぼけの表情で、愛らしいですね。写真には写っていませんが、タイもいますよ。右は阪神淡路大震災の復興のシンボルとなっている不死鳥の花火鳥。いずれのトピアリーも高さ3mほどあり、迫力満点です。季節によってビオラ、ベゴニア、アキランサスで彩っています。笑みを誘うインスタ映え写真が撮れると、大変人気のあるフォトスポットです。 ※公園の植物の品種数及び植栽本数については、年次ごとに変わります。 Information 淡路島国営明石海峡公園 所在地:兵庫県淡路市夢舞台8-10 TEL:0799-72-2000 http://awaji-kaikyopark.jp アクセス:公共交通機関/JR三ノ宮駅か舞子駅より高速バス乗り場へ 本四海峡バス 大磯号で淡路夢舞台前下車徒歩5分 車/神戸淡路鳴門自動車道 淡路インターより国道28号を南へ5分 オープン期間:通年 休園日:12月31日、1月1日、2月第1月曜とその翌日 営業時間:9:30〜17:00(3月、9月、10月) 9:30〜18:00(4月〜8月) 9:30〜16:30(11月〜2月) ※入園は閉園の1時間前まで 入園料:大人(15才以上)450円、シルバー(65才以上)210円、中学生以下無料
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花の庭巡りならここ! 都会のオアシスで癒しのひとときを「神戸布引ハーブ園」
1991年秋の開園以来、長く愛されている「神戸布引ハーブ園」。約16万㎡の敷地を整備し、当初は園芸家・ハーブ研究家の広田靚子さんをアドバイザーに迎え、「環境」「人と自然の共生」をキーワードに、ハーブ園の計画が進められました。現在も「香りと色と味わいの世界を五感で実感できる舞台づくり」をコンセプトに、暮らしに役立つハーブを中心とした、香りや彩りの豊かなガーデンを披露しています。 園内は、「展望エリア」「ガーデンエリア」「グラスハウスエリア(温室含む)」「風の丘エリア」の4つにゾーニングされ、それぞれに見応えのあるシーンを演出しています。見どころは、ヨーロッパの田舎風の景色が楽しめる「フレグラントガーデン」、約100種1,700株のハーブが植栽された見本園としての「ハーブミュージアム」、オシャレなキッチンガーデンを提案する「家庭菜園ポタジェ」、1,300㎡のラベンダー畑が広がる「ラベンダー園」、ヨーロッパのカントリーサイドをイメージして4つのシーンを演出する「四季の庭」など、枚挙にいとまがないほどの充実ぶりです。山の景色を借景として生かした、自然風景式ガーデンへ、ぜひ出かけてみませんか。 生命力あふれるハーブや草花が織りなすガーデンから元気をもらおう! 神戸繁華街の三宮から約10分、新神戸駅より徒歩約5分でロープウェイ乗り場「ハーブ園山麓駅」に着きます。ロープウェイに約10分乗ると、「神戸布引ハーブ園」に到着。一般的に、観光ガーデンは郊外に立地するケースが多いのですが、こちらは繁華街から気軽に出かけられる都会のオアシス。ロープウェイ乗車中の眺めも素晴らしく、市民のみなさんをはじめ、県外からの観光客も多く、年間の来場者数は40万人に達します。来訪者からは「景色がよかった」「食事がおいしかった」との感想も聞かれ、リピーターの多いハーブ園です。 写真は「ウェルカムガーデン」のエリア。ドイツの古城をモチーフにしたレストハウスと城門に囲われた広場で、ロープウェイから降り立った瞬間、ハーブ園に来たことを実感できます。季節の花を立体的に飾り、彩り豊かにハーブ園の旬を演出。20〜30種類、約2,000株の植物で彩られる、フォトジェニックなスポットです。 写真は「ローズシンフォニーガーデン」のエリアで、見頃は6月、10月。香りがよく花色が豊富なイングリッシュローズを、香り別に6エリアに分類し、約60種170株のバラを植栽しています。花びらの多いカップ咲きやシンプルな一重咲き、ポンポン咲きなど個性豊かなバラの花姿を堪能。パーゴラを中心にシンメトリーに配されたトピアリーなど、美しいコーナーを背景に、思い出に残る写真を撮りましょう。 「神戸布引ハーブ園」では、四季を通して旬の草花が彩るように植栽計画がなされています。春はミモザ、サクラ、コブシ、ハナナ、チューリップ、カモミールなど。夏はラベンダー、ユリ、ヒマワリが元気に開花。秋はコスモス、セージ類、紅葉と、オータムカラーで彩られます。冬は温室内の植物たちをご覧ください。左の写真のサクラが満開になるのは、例年4月7〜10日くらい、右の写真の豊かなカモミール畑は5月中旬〜下旬です。 また、季節を通して「春の収穫祭(カモミール)」「ラベンダー摘み取り体験」「ハロウィンフェア」「ハーブ&スパイスカーニバル」「紅葉カフェ」「クリスマスマーケット」といったイベントを開催。出かける前に公式ホームページをチェックして、どんなイベントが開催中なのかチェックしておくのも一案です。 春と秋の土・日・祝日、夏季の全日は、ナイトガーデンを満喫できます。ロープウェイや展望エリアから望む神戸の夜景は、宝石をちりばめたような輝きを放ちます。また、森の中の幻想的な空間を光や音で演出するイルミネーションイベント「光の森〜Forest of Illumination」を開催。このロマンティックな景色の中で、ドイツビールやワイン、オリジナルハーブソーセージやハーブステーキなどの料理も楽しめます。 2018年4月にオープンしたカフェ「ザ・ヴェランダ神戸」に大注目! メニュー充実、今話題のホットなスポット 「神戸布引ハーブ園」内のグラスハウスエリアを改装し、2018年4月7日にグランドオープンした「ザ・ヴェランダ神戸」。標高約400mに位置し、眼下は港町神戸の街並みが一望できます。古きよき神戸の洋館のイメージとモダンなカフェが融合した、クラシック&ラグジュアリーな空間で食事やティータイムを楽しみましょう。営業時間は10:30〜16:30(2Fのみラストオーダー16:00)。 写真左は2Fカフェラウンジで77席。季節を彩るデザート、サンドウィッチ、ハーブティー、コーヒーなどのメニューが揃います。写真右は1Fテラス席で89席。広い空をより近くに、そよぐ風を心地よく感じる開放的な空間。布引ハーブバーガー1,000円、サヴァラン900円ほか、スイーツ、ソフトクリーム、ハーブティーを楽しめます。 写真はカフェ「ザ・ヴェランダ神戸」オリジナルブレンドハーブティー(2Fは全12種各1,000円、1Fは全3種各600円)。 「神戸布引ハーブ園」の展望エリアには、展望レストハウス2Fにレストラン「ザ・ハーブダイニング」があります。営業時間は11:00〜15:00(ラストオーダー14:30)、席数は100席、料金は大人2,380円、小学生1,180円、小学生未満無料(メイン料理は除く)。色鮮やかなハーブガーデンをイメージしたメイン料理(肉・魚・パスタ)の9種から好きな一皿を選べ、15種の前菜ブッフェ、メイン料理、オリジナルブレンドハーブティーがセットになった「ガーデンプレートコレクション」です。 左の写真は「鴨のロースト バルサミコソース 菜園をイメージして」、右の写真は「桜海老と春野菜のトマトソース」。 無料のハーブガイドツアーは魅力的なコンテンツ! オリジナル商品を扱うショップも充実 「神戸布引ハーブ園」では、毎日無料のハーブガイドツアーを①11:00~②13:30~③14:30~の3回開催しています。①は「暮らしにとりいれよう! アロマと香り」をテーマに、さまざまな実生活に役立つ精油の活用術を実演を交えて紹介。香りのブレンド方法も説明します。②は「ふれて楽しむフレッシュハーブ」。約100種類のハーブを植栽展示しているハーブミュージアムで、フレッシュならではのハーブの香りや色、味に触れながら活用法を学べます。③は「ハーブガーデンを巡る」。ガーデンを巡りながら植物や季節の花・ハーブを紹介します。各回約45分です。 「神戸布引ハーブ園」では、山麓駅内のショップ、山頂の「ハーバルマーケット」でショッピングを楽しめます。オリジナルブランド商品の品揃えが豊富で、ハーブティー6種各860円、ルームスプレー3種各1,580円、ハンドクリーム3種各1,850円、リップバーム1,450円、ボディクリーム2,800円、エッセンシャルオイル30種各1,620円、ハーバルクッキー2種各1,200円が人気のラインナップです。 Information 神戸布引ハーブ園/ロープウェイ 所在地:神戸市中央区北野町1丁目4-3 TEL:078-271-1160 http://www.kobeherb.com アクセス:新幹線・神戸市営地下鉄「新神戸」駅より徒歩約5分、ロープウェイで約10分「ハーブ園山頂駅」下車すぐ オープン期間:無休(強風や雷の場合は運休・休園する場合あり。またロープウェイ年次点検のため、2〜3月に約3週間の運休・休園あり) 営業時間:9:00~16:45、9:30〜20:15(3月20日〜11月30日の土日祝、7月20日〜8月31日)※16:45、20:15はロープウェイ上り時刻 入場料:大人1,500円・小人750円(ロープウェイ乗車を含む) Credit 取材&文/長田節子 ガーデニング、インテリア、ハウジングを中心に、ライフスタイル分野を得意とするライター、エディター。1994年より約10年の編集プロダクション勤務を経て、独立しフリーランスで活動。特にガーデニング分野が好きで、自身でも小さなベランダでバラ6姉妹と季節の草花を育てています。草花や木の名前を覚えると、道端で咲いている姿を見て、お友達にばったり会って親しく挨拶するような気分になれるのが醍醐味ですね。 https://twitter.com/passion_oranges/