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庭の隙間を埋める最強のグラウンドカバー! リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の植え方と活用アイデア

庭の隙間を埋める最強のグラウンドカバー! リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の植え方と活用アイデア

aon168/Shutterstock.com

地面の隙間や無機質なスペースを自然に美しく彩りたいなら、リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)が最適です。日本の気候によく馴染む宿根草のリュウノヒゲは、一年を通して葉を青々と保ち、地表を覆うグラウンドカバーとして活躍します。特に暑さにも寒さにも強く、一度植え付けたらほとんど管理の手間がかかりません。この記事では、そんな強健なリュウノヒゲを、庭で効果的に使う具体的な植え方や活用アイデアもご紹介します。

リュウノヒゲの基本情報

リュウノヒゲ
simona pavan/Shutterstock.com

植物名:リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)
学名:Ophiopogon japonicus
英名:Dwarf mond grass
和名:竜の髭
その他の名前:蛇の髭、タマリュウ
科名:キジカクシ科(クサスギカズラ科)
属名:ジャノヒゲ属(オフィオポゴン属)
原産地:東アジア、日本
形態:宿根草(多年草)

リュウノヒゲはキジカクシ科ジャノヒゲ属の常緑性多年草。原産地は日本を含む東アジアで、日本の気候によく馴染み、暑さにも寒さにも強く、育てやすいのが特徴です。細長い葉を地際から放射状に伸ばし、草丈は10〜40cm。開花期は7〜8月で、小さな白い花を咲かせたのち、秋から冬にかけて瑠璃色の実をつけます。

リュウノヒゲの葉や花、実の特徴

リュウノヒゲ

園芸分類:草花
開花時期:7月~8月
草丈・樹高:10~40cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花色:白色、薄紫色

リュウノヒゲは、ツヤのある細長い葉を地面を覆うようにたくさん茂らせることから、グラウンドカバーとして人気です。夏になると株から花茎を伸ばし、葉の合間から小さな白い花を咲かせます。花が終わった後は、鮮やかな濃い青色の丸い実をつけます。実の中にある白い半透明の胚乳は、よく弾むため「弾み玉」「スーパーボウル」などと呼ばれ、昔から子どもたちの遊び道具になっていました。

リュウノヒゲの名前の由来や花言葉

リュウノヒゲ

リュウノヒゲの学名はOphiopogon japonicusで、英名はDwarf mond grass。学名はギリシャ語の「Ophio(蛇)」「Pogon(ヒゲ)」が由来です。

漢字では竜の髭と書き、草姿が架空の生き物である竜の口まわりに生えている髭のようだとして、この名前が付けられたようです。

また、リュウノヒゲはジャノヒゲ(蛇の髭)と呼ばれることもあります。これは、日本の伝統芸能の能に登場する、翁を模したお面「尉面(じょうめん)」が由来です。尉面の長いヒゲに葉が似ていることから、ジョウノヒゲと呼ばれはじめ、時間を経てジャノヒゲに変化しました。

花言葉は「変わらぬ思い」「不変の心」「深い思いやり」などです。   

リュウノヒゲの代表的な種類やよく似た植物

‘タマリュウ(玉竜)’

リュウノヒゲ
Pavaphon Supanantananont/Shutterstock.com

リュウノヒゲの仲間のなかでは葉が短い、小型の品種。コンパクトなので玄関先や庭の狭いスペースでも扱いやすく、丈夫なのが特徴です。また、葉に斑が入っている「玉竜錦」もタマリュウの一種。斑の有無で、全体の印象が大きく変わります。

‘ハクリュウ(白竜)’

ハクリュウ
Aluwisius/Shutterstock.com

玉竜錦と同じく斑入りの品種。葉にはっきりとした斑が入っており、実をつける時期になると、青色が葉によく映えて美しい佇まいになります。     

オオバジャノヒゲ‘コクリュウ(黒竜)’

オオバジャノヒゲ‘黒竜’
Zuzha/Shutterstock.com

前項で紹介した‘ハクリュウ’とは対照的に、黒っぽい葉の色が特徴の品種。近縁のオオバジャノヒゲの品種で、リュウノヒゲよりも葉が太く華やかな印象があります。ダークな葉の色の‘コクリュウ’は、園芸では特に人気が高く、日本庭園から洋風庭園まで幅広く活躍しています。  

ナガバジャノヒゲ

ナガバジャノヒゲ
Jeerayut Rianwed/Shutterstock.com

リュウノヒゲの近縁種。若い株のうちは葉の形や色がよく似ていますが、成長するとリュウノヒゲよりも全体が盛り上がり、丸みを帯びたシルエットになります。花の色は薄い紫で、実は黒っぽい青色です。

ヤブラン

ヤブラン
crystaldream/Shutterstock.com

ジャノヒゲと姿かたちがよく似た植物に、ヤブランがあります。同じような葉の形をしているため混同されがちですが、細かな違いがあります。

リュウノヒゲが草丈10~20cmほどであるのに対し、ヤブランは30~40cmほど。また、ヤブランのほうが葉が長く、大きいのも特徴です。

また、リュウノヒゲは地面を這うように茎を伸ばす「匐枝(ふくし)」で広がるように成長しますが、ヤブランは匐枝を出さず、あまり広がりません。

ヤブランの花はリュウノヒゲと違い、葉の上に花を咲かせます。花後の実は黒っぽく、リュウノヒゲの実のように弾みません。

ノシラン

ノシラン
tamu1500/Shutterstock.com

ノシランも、リュウノヒゲと似ている植物として、よく挙げられます。葉が贈答品につける「熨斗(のし)」に似ていることが、名前の由来です。

葉の長さは3~50cm、幅は4~15mm。リュウノヒゲよりも葉が大きく、先端は垂れ下がっています。夏に小さな白い花を咲かせ、花後の実は熟すと青紫色になります。

リュウノヒゲ、ヤブランと同じく、園芸でグラウンドカバーとして活用されることが多い品種です。

リュウノヒゲの12カ月栽培カレンダー

開花時期:7~8月(実は10~3月、葉は通年)
植え替え適期:3~6月、9~11月
肥料:3~4月、9~11月
入手時期:通年
植え付け:3~6月、9~11月

リュウノヒゲの栽培環境

リュウノヒゲ
Aon_Skynotlimit/Shutterstock.com

日当たり・置き場所

リュウノヒゲは幅広い環境での栽培が可能なので、基本的に日当たりや置き場所を気にする必要はありません。木陰や岩場、水中など、幅広い場所で育ちます。

ただし、花や実をよくつけたい場合は、ある程度は日当たりの良い場所がおすすめです。

耐寒性・耐暑性

リュウノヒゲは耐暑性・耐寒性ともに優れているため、暑さや寒さへの対策は特に必要がありません。季節を問わず葉の色が緑のままなので、通年で楽しめます。

リュウノヒゲの育て方のポイント

用土

土
bluedog studio/Shutterstock.com

【地植え】

植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料少量を混ぜ込んでよく耕してください。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。

【鉢植え】

草花用にブレンドされた、市販の培養土を利用すると手軽です。

水やり

水やり
Zoom Team/Shutterstock.com

水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。

真夏に水やりする場合は、気温の高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がり、株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。

また、真冬に水やりする場合は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。

【地植え】

根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。

【鉢植え】

日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし、いつでもジメジメした状態にしておくと、根腐れの原因になってしまいます。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。また、冬もカラカラに乾燥させることのないように、適宜水やりを続けてください。

肥料

肥料
Sarycheva Olesia/Shutterstock.com

【地植え】

強健な性質なので、1年目は植え付け時に元肥として緩効性肥料を施してあれば、追肥の必要はありません。2年目以降は、株の生育に勢いがない時などに液肥を与えておくとよいでしょう。

【鉢植え】

3〜4月と10〜11月に緩効性化成肥料を置き肥します。株の生育に勢いがない時などには、液肥を与えておくとよいでしょう。

注意する病害虫

ナメクジ
devil79sd/Shutterstock.com

【病気】

リュウノヒゲは比較的病気にかかりにくい植物ですが、まれに炭そ病や白絹病を発症することがあります。

炭疽病は、春や秋の長雨の頃に発生しやすくなります。カビが原因で発生する伝染性の病気で、葉に褐色で円形の斑点が現れるのが特徴です。その後、葉に穴があき始め、やがて葉が黄変して枯れ込んでいくので、早期に対処することが大切です。斑点の部分に胞子ができ、雨の跳ね返りなどで周囲に蔓延していくので、被害を見つけたらすぐに除去して土ごと処分しましょう。密植すると発病しやすくなるので、茂りすぎたら葉を間引いて風通しよく管理してください。水やり時に株全体に水をかけると、泥の跳ね返りをきっかけに発症しやすくなるので、株元の表土を狙って与えるようにしましょう。

白絹病はカビが原因で周囲に伝染しやすい病気です。根や茎に発生しやすく、初期は地際あたりに褐色の斑点が見つかります。病状が進むと株元に白いカビがはびこり、やがて枯れてしまうので注意が必要。病株を発見したら、周囲に蔓延させないためにただちに抜き取り、土ごと処分してください。土づくりの際に、水はけのよい環境に整えることが予防につながります。

【害虫】

リュウノヒゲは比較的害虫が発生しにくい植物ですが、まれにナメクジとヒョウタンゾウムシの害にあうことがあります。

ナメクジは花やつぼみ、新芽、新葉、果実などを食害します。体長は40〜50mmで、頭にツノが2つあり、茶色でぬらぬらとした粘液に覆われているのが特徴。昼間は鉢底や落ち葉の下などに潜んで姿を現しませんが、夜に活動します。植物に不快な粘液がついていたら、ナメクジの疑いがあるので夜にパトロールして捕殺してください。または、ナメクジ用の駆除剤を利用してもよいでしょう。多湿を好むので風通しをよくし、落ち葉などは整理して清潔に保っておきます。

ヒョウタンゾウムシは主に4〜8月に発生しやすい昆虫です。成虫の体長は6〜9mmで、色は灰褐色。頭が小さく鼻のような突起を持っており、胸部と腹部がヒョウタンのような形をしています。主に葉を食害し、見栄えが悪くなるので注意。ヒョウタンゾウムシは飛ぶことができず、株を揺すると落ちやすいので、捕殺しましょう。大量に発生しているようなら、適用する薬剤を散布して駆除するのも一案です。成虫は雑草や枯れ葉の中で越冬するので、雑草や枯れ葉を残さず、株まわりをきれいに掃除しておきましょう。

リュウノヒゲの詳しい育て方

苗の選び方

リュウノヒゲの苗を選ぶ際は、虫がついていないかどうかを確認しましょう。葉の表面だけでなく、葉の裏や株の根元もチェックポイントです。また、葉が密に茂っているものがよいでしょう。

植え付け・植え替え

ガーデニング
Vlyaks/Shutterstock.com

リュウノヒゲの植え付け・植え替えの適期は、真夏や真冬を除いた3〜6月か、9〜11月です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。

【地植え】

土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、軽く根鉢をほぐして植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。複数の苗を植える場合は、5〜10cmの間隔を取ってください。

庭で育てている場合、環境に合えば植え替える必要はありません。ただし、植え付けから5〜6年が経って株が込み合っているようなら、掘り上げて株分けしてください。改めて植え直し、株の若返りをはかりましょう。

【鉢植え】

鉢で栽培する場合は、5〜6号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットから取り出して軽く根鉢をくずし、鉢の中に仮置きして高さを決めたら、少しずつ土を入れて植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。大鉢に寄せ植えの素材の一つとして植え付けてもOKです。

鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、2〜3年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出してみて、根が詰まっていたら、根鉢をくずして古い根などを切り取りましょう。根鉢を1/2〜1/3くらいまで小さくして、元の鉢に新しい培養土を使って植え直します。      

日常のお手入れ

リュウノヒゲは寒さ暑さに強く、病害虫の心配もほとんどないので、メンテナンスの手間がかからない植物です。一年中葉を青々と保つ常緑植物ですが、新陳代謝を繰り返すので、枯れ葉が発生します。見栄えのよさにこだわるなら、枯れ葉があれば取り除いておきましょう。

増やし方

リュウノヒゲは生命力が旺盛なので、増やすのは簡単です。株分けと種まきで増やすことができます。

【株分け】

リュウノヒゲ
Doikanoy/Shutterstock.com

リュウノヒゲは株分けで増やすのが一般的! 株分けの適期は3〜4月か10〜11月です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りをはかります。株を掘り上げて4〜5芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、株が増えていくというわけです。

【種まき】

リュウノヒゲ
simona pavan/Shutterstock.com

リュウノヒゲの種子は市販されていませんが、自分で採取して種まきで増やすことも可能です。種まきするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。敷地が広くてたくさんの苗が欲しい場合には、コストカットにもなります。リュウノヒゲはこぼれ種で増えるほどに強健な性質なので、種まきは容易です。

種は市販されていませんが、植え付けたリュウノヒゲの実から採取することができます。晩秋から冬にかけて果実が美しい瑠璃色になったら採取して保存袋に入れて冷蔵庫で保管しておきましょう。リュウノヒゲの種まき適期は4月頃です。

黒ポットに市販の草花用培養土を入れ、1穴当たり採取した種子を4〜5粒ずつ播き、軽く土をかぶせます。最後にたっぷりと水やりをしましょう。発芽までは乾燥しないように適度な水管理をしてください。発芽後日当たりがよく、風通しのよい場所で管理します。十分に育ったら、植えたい場所に定植します。

※園芸品種の場合、親と同じ草姿になるとは限りません。

リュウノヒゲを楽しもう! 植え方をご紹介

リュウノヒゲ
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リュウノヒゲで庭や駐車場の隙間を埋めてみる

リュウノヒゲ
Kwanbenz/Shutterstock.com

リュウノヒゲは場所を選ばずに丈夫に育つため、飛び石の周りや駐車場の目地などに植え付けるのもおすすめ。飛び石やレンガ敷きの小道など、石材やレンガなどの際を植物で隠すことで、一体感が生まれる効果があります。コンクリート敷きのカーポートなどにあえて植栽スペースを残し、リュウノヒゲを植えることで、無機質な印象を軽減することもできますよ! 狭いスペースなら葉が短い園芸品種の‘玉竜’を選ぶとよいでしょう。            

鉢植えや盆栽はもちろんアクアリウムで寄せ植えに活用できる

庭以外にも、盆栽や苔玉に利用するのも素敵。昔から日本で親しまれてきた植物なので、和に合うほか、シャープな草姿の斑入り種はモダンな雰囲気にまとめても素敵です。水中でも育つので、アクアリウムの素材として利用されるケースもあります。

リュウノヒゲは食用できる⁉︎

グラウンドカバーとして園芸でポピュラーなリュウノヒゲですが、じつは茎や根を食用にできます。高知県など一部の地域で主に食べられており、ゆでたり、肉と一緒に炒めたり、スープやみそ汁の具にしたりと、調理法はさまざまです。

麦門冬
リュウノヒゲの塊根で漢方薬の原料、麦門冬。 ZCOOL HelloRF/Shutterstock.com

また、リュウノヒゲの塊根は「麦門冬(ばくもんどう)」という漢方薬の原料にもなります。サボニンという成分が含まれており、咳止めや解熱、痰切り、糖尿病、リウマチ、心臓病などに効果があります。

リュウノヒゲの塊根を漢方薬に加工する方法が紹介されているウェブサイトもありますが、自分で作って服用すると、体調を崩す恐れがあります。麦門冬を手に入れたいなら、医師や漢方薬局など専門機関をたずねましょう。

リュウノヒゲが枯れる原因と対策

リュウノヒゲ
Windi Holly/Shutterstock.com

リュウノヒゲは管理の手間がかからない植物ですが、まれに枯れることがあります。考えられる理由は次の通りです。

植え付け後に水不足になった

庭植えの場合は、基本的に水やりは不要ですが、しっかりと根付くまでは水やりが必要です。茎葉が旺盛に茂り始めるまでは、水切れしないように管理してください。また、浅植えにすると、強い雨によって土が流れ出して根がむき出しになることがあります。すると根が地中の水分を吸い上げる力が弱まり、枯れ込むことがあるので注意。浅すぎず、深すぎず、適した深さに植え付けましょう。

夏場の水切れ

リュウノヒゲ
SHINPANU/Shutterstock.com

舗装された動線の隙間などに植栽した場合、土の部分が少ないために土中から水分を十分に得られずに枯れ込むことがあります。目地を生かした植栽をしている場合、夏場は水やりをして水分を補ってください。

踏まれるのは苦手

土留めや雑草防除、目地埋めなどの目的で、グラウンドカバーに利用されることが多いリュウノヒゲですが、日常的に踏みつけられるのは苦手です。人が頻繁に通る場所には植えないほうが無難です。

ガーデニング初心者でも育てやすいリュウノヒゲを植えてみよう!

リュウノヒゲ
Jen Petrie/Shutterstock.com

丈夫な性質で、一度植え付けたら管理の手間がかからず健やかに育つリュウノヒゲ。グラウンドカバーとして広い面を埋め尽くすように植栽できるほか、寄せ植えや盆栽、苔玉、アクアリウムの素材としても活躍します。多様な利用の仕方ができるリュウノヒゲを、ぜひ育ててみませんか? 

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