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- 夏の花を探そう! 8月に咲く人気の花20選
8月は暑さや強い日差しから、花が少なくなりがちな季節ですが、夏に負けずにカラフルな花を咲かせてくれる植物もたくさんあります。この記事では、8月に花を咲かせる植物の中から、ガーデンでもよく見かける人気の草花や樹木を20種類、名前と写真、花言葉も併せてご紹介します。
目次
ヒマワリ
キク科一年草/主な花色:黄・茶・オレンジ・複色/開花期:7~9月
元気で明るいイメージの夏の人気花といえば、ヒマワリ。太陽のような花姿が夏にぴったりです。痩せ地でもよく育ち、また種子が大きいので播きやすく、ビギナーでも簡単に種まきから栽培できます。背丈を超えるほどに育ち、大きな花を一輪咲かせるイメージが一般的ですが、コンパクトに育つ品種やよく分枝してたくさんの小花を咲かせる品種もあり、栽培スペースや好みに合わせて選べますよ。密植させれば、ちょっとした夏場の日陰づくりにも。ヒマワリの花言葉は「憧れ」「あなただけを見つめている」「愛慕」「熱愛」などです。
ペチュニア
ナス科一年草/主な花色:赤・ピンク・青・紫・白・黄・複色/開花期:3~11月
春から秋にかけて、花期が長く楽しめるペチュニア。育てやすく、簡単にあふれんばかりの花を咲かせてくれるので、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。品種のバリエーションが豊富なので、毎年育ててもマンネリになることなく、花壇や寄せ植えからハンギングバスケットまで、幅広いシーンで活躍します。摘心をするとボリュームが増え、こんもりと花数多く育ちます。こまめに花がらを摘み、徒長してきたら切り戻しをすると長く楽しめますよ。ペチュニアとよく似た花姿のカリブラコアも夏の人気花の一つです。ペチュニアの花言葉は「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」などです。
マリーゴールド
キク科一年草/主な花色:黄・オレンジ・白・赤・複色/主な開花期:4~10月
オレンジや黄色などのビタミンカラーが元気をくれるマリーゴールド。初夏から晩秋まで長く咲き続け、一度植え付ければ手をかけずとも元気に育ち、花壇の定番として愛される人気の花です。また、センチュウなど害虫を寄せ付けない効果もあるので、コンパニオンプランツとして家庭菜園に取り入れるのもおすすめ。日本でガーデニング素材として利用されるものは一年草が多いですが、中には多年草の品種もあります。マリーゴールド全般の花言葉は「勇者」「可憐な愛情」などです。
●ビタミンカラーが鮮やか! いろいろ楽しめるマリーゴールドを育てよう
ジニア(ヒャクニチソウ)
キク科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・緑・複色/開花期:5~11月
「百日草」という名でも親しまれる通り、長い期間次々と花を咲かせるジニア。生育旺盛で育てやすく、夏の厳しい暑さや強い日差しの下でも花を咲かせる、夏花壇の彩りに使いやすい花です。ヒャクニチソウにはお供え花の印象もあるため、ちょっと敬遠しがちな人もいるかもしれませんが、カラフルな花を次々と咲かせ、花期が長いので、ガーデニング素材としても人気で、さまざまな花形や草姿の品種が流通しています。ジニアの花言葉は「不在の友を思う」「遠い友を思う」「別れた友への想い」「絆」「いつまでも変わらぬ心」「古き佳き時代」「幸福」「注意を怠るな」などです。
●初夏から晩秋まで咲き続ける、バリエーション豊富な一年草ジニア
ムクゲ
アオイ科低木/主な花色:白・ピンク・紫・複色/開花期:7~9月
ムクゲは高さ3~4mの低木で、暑い日が続く真夏にも、次々と新しく大きな花を咲かせてくれます。アオイ科らしい整った形の花を、木全体を覆うように咲かせる姿は見事。園芸品種も豊富で、一重咲きや八重咲きがあります。丈夫で栽培しやすく、樹形もよくまとまって横に広がりにくいので、庭木や生け垣としても植栽されるなじみ深い樹木です。ムクゲの花言葉は「信念」「新しい美」などです。
ハイビスカス
アオイ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・複色/開花期:5~10月
トロピカルな花といえば、真っ先にイメージされる、真っ赤なハイビスカスの花。夏が似合う南国の花として人気がありますが、春から秋まで、意外と長期間にわたって花を咲かせます。日向を好み、暑さに強いイメージがありますが、品種によっては真夏の猛暑で開花が止まることも。暑さで株が弱るようなら、半日陰に移動するとよいでしょう。寒さには弱いので、冬は室内に取り込んで冬越しさせます。ハイビスカスの花言葉は「繊細な美」「新しい恋」などです。
●【夏の花】ハイビスカスの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介
アサガオ
ヒルガオ科つる性一年草/主な花色:白・ピンク・青・紫・複色/開花期:7~10月
夏の早朝、伸ばしたつるに花を咲かせるアサガオは、この季節の風物詩。夏休みにアサガオの観察日記をつけたことがある人も多いのでは? 鉢植えで行灯仕立てにしたり、緑のカーテンにもよく利用されています。日本で最も発達した古典園芸植物の一つで、江戸時代に大流行し、多くの品種が生み出されました。これらの変化朝顔をコレクションするのも楽しいですね。アサガオの仲間にはほかに、宿根性でより丈夫なノアサガオ(琉球アサガオ)や、昼に花を咲かせ、抜けるような空色の花が有名なセイヨウアサガオなどもあります。アサガオの花言葉は「はかない恋」「固い絆」「愛情」などです。
センニチコウ
ヒユ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・黄・紫/開花期:5~11月
茎の先にポンポンと咲く丸い花が愛らしいセンニチコウ。丈夫で育てやすく、花がよく咲き揃うので、ガーデンの縁取りにおすすめです。花のように見える球体のカサカサした部分は、じつは苞(ほう)という葉の集まりなので、長期間楽しむことができます。ドライになっても花色が残るので、フラワーアレンジメントやドライフラワーの花材としても人気。コンパクトに育つ矮性種から高性種まで、さまざまな種類があります。一年草ですが、品種によっては冬越しして翌年も楽しめるものもあります。
●センニチコウの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します
サルスベリ(百日紅)
ミソハギ科中高木/主な花色:ピンク・赤・白/開花期:7~9月
開花期間が長く、初夏から秋まで咲き続けるサルスベリは、夏の庭のシンボルツリーにぴったり。ツルツルとしたなめらかな幹肌が特徴で、ピンク、赤、白などの可愛らしい花が房状に集まり、華やかに咲き誇ります。多くは中高木ですが、矮性品種もあるので、小さな庭でも栽培できます。乾燥を嫌うので、真夏に晴天が続く場合は、地植えであっても水やりをして補うとよいでしょう。サルスベリの花言葉は「雄弁」「愛嬌」「不用意」などです。
●サルスベリ(百日紅)に注目しているあなたへ! これを読んで栽培に挑戦しよう
トレニア
アゼトウガラシ科一年草/主な花色:青・紫・ピンク・白・黄・複色/開花期:4~10月
「夏すみれ」という和名の通り、少しスミレに似た雰囲気の愛らしい小花を夏に咲かせるトレニア。初夏から晩秋まで長く咲き継ぎ、他の花とも合わせやすいので、夏のガーデンで広く活躍してくれます。種類によっては這うようにして広がるタイプもあり、花壇の縁取りやグラウンドカバーにも利用できます。草姿が乱れてきたら、深めに切り戻しをして若返りを図りましょう。トレニアの花言葉は「ひらめき」「可憐」「愛嬌」などです。
●トレニアは初心者向けで長く楽しめる! 育て方・増やし方をご紹介
トケイソウ
トケイソウ科つる性多年草/主な花色:白・赤・ピンク・黄・紫・複色/開花期:5~10月
トロピカルな雰囲気の個性的な花姿が人気のトケイソウ。花の形を「キリストの受難」に見立てたパッションフラワーという英名でも呼ばれます。ちなみに、トロピカルフルーツのパッションフルーツはトケイソウの一種。つるを絡ませながら成長するので、フェンスや壁面、オベリスクなどに仕立てるとよいでしょう。暑さに強い一方、寒さには弱いので、耐寒性の強い品種以外は鉢植えにして冬越しを。トケイソウの花言葉は「聖なる愛」「信仰」「宗教的熱情」などです。
●個性的な花を咲かせるトケイソウを育ててみよう! 育て方を詳しくご紹介
ニチニチソウ
キョウチクトウ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・紫・複色/開花期:5~11月
夏の花壇ではとてもポピュラーなニチニチソウ。高温や直射日光への耐性が強く、排気ガスにも強いので、車道沿いの花壇にもおすすめ。艶のある葉も美しく、初心者でも育てやすい夏のガーデンで頼れる存在です。矮性や匍匐(ほふく)性などの品種があるほか、近年では可愛い新品種も多く登場し、バリエーションも豊富です。梅雨入り前に摘心を行い、開花期間中は必要に応じて追肥をすることで、より花付きよく楽しめます。ニチニチソウの花言葉は「楽しい思い出」「生涯の友情」「友情」などです。
●ニチニチソウ(日々草)の育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します
カンナ
カンナ科多年草/主な花色:赤・ピンク・オレンジ・黄・白・複色/開花期:6~10月
楕円形で広く大きな葉を持つカンナは、カラーリーフプランツとしても活躍します。トロピカルな雰囲気の球根植物で、夏にカラフルな花を咲かせ、全体に大ぶりで株幅が出るので迫力があります。栽培する際にはスペースを広くとっておきましょう。暑さに強い一方で寒さには弱く、凍結すると枯れてしまうので、冬は掘り上げて貯蔵するとよいでしょう。カンナの花言葉は「情熱」「快活」「永遠」「妄想」などです。
●カンナってどうやって育てればいいの? カンナの育て方・コツとは?
マンデビラ
キョウチクトウ科つる性低木/主な花色:赤・ピンク・白/開花期:5~10月
ぐんぐんつるを伸ばして、トロピカルな雰囲気の存在感ある花を咲かせるマンデビラ。支柱なしでもコンパクトに収まるものから、フェンスやアーチなどに誘引して大きく育てるものまで、さまざまな品種があります。寒さには弱く、冬場は鉢植えにして室内に取り込むなどの作業が必要ですが、上手に管理すれば翌年もまた開花を楽しむことができます。マンデビラの花言葉は「固い友情」「情熱」「危険な恋」などです。
●夏のガーデニングにおすすめ! マンデビラの特徴、花言葉、育て方
サルビア(セージ)
シソ科一年草/主な花色:赤・ピンク・紫・白・青・複色/開花期:6~11月
ハーブや観賞用として広く使われ、非常に種類が豊富なサルビア。一年草と多年草がありますが、夏花壇でよく使われるのは、赤花で最もポピュラーなスプレンデンス、ブルーサルビアの名称で知られるファリナセアなど、耐寒性が弱い一年草タイプです。丈夫で育てやすく、花期が長いので、夏から秋にかけての花壇におすすめ。サルビア全般の花言葉は「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」などです。
●カラフルな花を楽しもう! サルビアの特徴・花言葉・育て方をご紹介
ホリホック(タチアオイ)
アオイ科多年草/主な花色:ピンク・赤・白・オレンジ・黄・黒・紫・複色/開花期:6~8月
まっすぐな茎を2mほどの高さまで伸ばすホリホックは、存在感のあるガーデンプランツ。梅雨明け頃、下から順に花を咲かせていきます。花姿は一重咲きや八重咲き、花色もピンクや赤、白などバリエーション豊富。背が高くなるので、花壇の後方に植えるとよいでしょう。ホリホックの花言葉は「豊作」「あなたの美しさは気高い」などです。
●華やかな花を咲かせるタチアオイの育て方・ポイント・注意点を徹底解説!
ロベリア
キキョウ科一年草/主な花色:白・青・紫・赤・ピンク・複色/開花期:4〜9月
蝶のような花形の小花がふんわりと群れ咲くロベリア。育てやすく、他の花とも合わせやすいので、寄せ植えにも人気です。品種によって一年草と多年草がありますが、夏に咲くのは主に多年草タイプ。もっとも、日本では冬越しが難しいため、基本的には一年草扱いとされています。成長に合わせて適宜摘心や切り戻しをすると、こんもりとした株姿を作って花数多く楽しめますよ。ロベリアの花言葉は「謙遜」「いつも愛らしい」などです。
●蝶のような花がたくさん咲く! 多彩な楽しみ方ができるロベリアを育てよう
ポーチュラカ
スベリヒユ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・複色/開花期:5〜10月
ぷくっとした多肉質の茎葉を持つポーチュラカは、暑さや乾燥に非常に強い植物。他の花の元気がなくなる真夏の8月にも、ピンクや黄色など明るい花色で元気に咲いてくれます。基本的に午前中にしか咲きませんが、最近は午後にかけて長く咲く品種も登場。匍匐(ほふく)性なので、グラウンドカバープランツとしてもおすすめです。ちなみに、マツのように細い葉を持つマツバボタンもポーチュラカの仲間です。日当たりの悪い場所や天気の悪い日には花を咲かせないので、日当たりのよい場所で育てましょう。ポーチュラカの花言葉は「いつも元気」です。
ペンタス
アカネ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・紫/開花期:5〜10月
春から秋まで長期間にわたり星形の小花をまとまって咲かせるペンタスは、暑さに負けずによく開花するので、真夏のガーデンにぴったり。本来は常緑低木ですが、寒さに弱いので一年草として扱われ、コンパクトに生育するよう改良された品種が寄せ植えや花壇の花材としてよく利用されています。花がら摘みを兼ねて切り詰めると、脇芽が伸びてより多くの花が楽しめます。花言葉は「希望がかなう」「願い事」などです。
ユーフォルビア
トウダイグサ科低木/花色:白/開花期:4〜11月
ユーフォルビアには非常にさまざまな種類がありますが、ここでご紹介するのは、純白の苞が小花のように茎の先につき、カスミソウに似た雰囲気を持つタイプ。どんな花とも相性がよく、花壇や寄せ植えで、花と花をつなげる存在として重宝します。 ‘ダイアモンドフロスト’やより花が豪華な‘ダイヤモンドスノー’などの品種があり、真夏の高温期でも休まず、新雪のような真っ白な花を咲かせ続けます。本来は低木ですが、寒さに弱いため、一般に一年草として扱われます。樹液が皮膚につくとかぶれることがあるので注意しましょう。ユーフォルビア‘ダイアモンドフロスト’の花言葉は、「君にまた会いたい」「デリケートな美」などです。
8月に咲く人気の花を育てよう!
今回は、8月に咲くガーデニングで人気の花を20種類ご紹介しました。ここで取り上げた花以外にも、8月に咲く花はまだまだたくさんあります。ぜひお気に入りの花を見つけて、8月のガーデニングを楽しんでくださいね。
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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