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千葉県

カメラマンが訪ねた感動の花の庭。「京成バラ園」の早春花見散策
冬から春に撮影モードも切り替えの時 今年は例年より少し早い3月中旬、各地でサクラの開花の声が聞こえ出しました。この知らせが届くと、僕の仕事もようやく冬モードから春モードに切り替わります。冬の間は生産者さんを訪ねて、ハウスの中でビオラやクリスマスローズの花の写真を撮らせてもらうことが多いのですが、当然ハウスという限られたスペースで、さまざまな制約もある中での撮影になります。それはそれで嫌いではないのですが、季節が変わって早春の庭に出て屋外の撮影になると、新緑の優しい緑に包まれた庭にいるだけで気持ちがいいものです。 撮影を始めると、足元には草花や小球根が咲いていたり、上を見上げれば花木が無数の花を咲かせていたりします。それらの花たちを自由に自分のスタイルで撮影ができるこの季節が来ると、毎日のように翌日の天気予報を確認し、どこに行って何を撮るか、予定を立てるのですが、想像するだけで嬉しくてワクワクしながら過ごしています。 通い慣れたバラ園の早春の風景とは 例年、春の庭の撮影は、まず2月後半、群馬県太田市の「アンディ&ウィリアムスボタニックガーデン」のスノードロップから始めていました。しかし、皆さんもご存じのように、残念ながらガーデンは昨年11月に閉園してしまいました。そのため、今年の撮影は叶わなかったのですが、Facebookを見ていると友人が投稿していた春の草花や花木が綺麗に咲いている京成バラ園の写真に目がとまりました。このバラ園は、5月のバラの時期は毎週のように通っていることもあり、奥にある池のエリアにいろいろな花木があるのも知っていたし、それらの木々が花をつけている景色も想像できたので、今年は早春の京成バラ園をカメラに収めてみることにしました 記憶を辿って早春の花たちに会いに行く 3月19日午後2時。その日は快晴でとても暖かく、園内には数人のお客さんもいて、芝生のエリアでは子ども連れの家族が遊んだりしていました。そんなのどかな雰囲気の中、カメラを担いでバラ園の入り口から向かって右奥にある‘フランソワ・ジュランビル’の大きなアーチをくぐり、池のほうに歩いていくと、右手に満開のヒュウガミズキ、後ろにはマンサクも咲いています。さらに園路を進むと、右側の原種のバラのエリアでは、バラの周りにクリスマスローズが植栽されていたり、左側のアジサイのエリアには、小球根やさまざまな草花がプラスされたりしていました。 狙い以上のシチュエーションをカメラに収める その日は黄花のスイセンがちょうど見頃を迎えていて、池の周りのサクラもいい咲き具合。どちらを向いても早春の草花がとても綺麗でした。そのまま歩を進めた先にある斜面のさらに奥が、今日のお目当てだったクリスマスローズの群落のエリアです。もう随分前に植えられた株なので、どれも皆、大株に育っていて、なかなかの迫力です。背景には濃いピンクのモクレンも満開。その足元には黄色いスイセンまで咲いて、まさに狙い以上のシチュエーションでした。 撮影に適した光になるまで花風景を探す 到着した時間はまだ少し日射しが強かったので、別カットが撮れそうな場所を探しながら、もう少し池の周りを歩くことにしました。クリスマスローズの群落+モクレンの撮影は、光が柔らかくなるまで待つことにして、ひとまず坂を下りました。バラ園のほうに戻ってみると、そこではユキヤナギの大株が花を無数に咲かせ、後ろには柳の新緑、さらにその奥にはサクラが咲いていて、これも100点満点のカットが撮れそうで大満足。 光が柔らかくなるまで、まだ時間がありそうなので、オールドローズのエリアで新芽をチェックしたり、京成バラ園のヘッドガーデナーである村上敏さんが作っている花壇に行ったりしながら、午後3時半頃からクリスマスローズの撮影を開始しました。最高に綺麗な太陽の光の中でカメラを構え、白い花をセンターにして後ろのピンクのモクレンの入れ方を考えながら何枚かシャッターを切ったら、急いでユキヤナギの場所へ。 ここも柔らかい逆光になっていて、ユキヤナギの白×柳の明るい新緑×桜のピンクのコンビネーションがため息が出るほど綺麗でした。ゆっくりファインダーの中でアングルを確認してシャッターを切った後、他の場所の桜や早春の花木の撮影をして5時少し前に撮影を終了。心ゆくまで納得の撮影ができた、幸せな一日でした。
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埼玉県

シェフ信頼の濃厚風味ハーブを生産する「ポタジェガーデン」
ハーブのプロのシェフたちが使う濃厚ハーブ 料理や暮らしの中で、ハーブを使う人が増えてきています。バジルやローズマリー、ミント、オレガノ、タイムなどのキッチンハーブは、スーパーの野菜売り場でも目にするようになり、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。ヨーロッパではハーブは料理に欠かせない素材の一つで、特にフランスでは「ブーケガルニ」「フィーヌ・ゼルブ」「エルブ・ド・プロヴァンス」といった複数のハーブを組み合わせた伝統的なブレンドがあり、ハーブの繊細な味や香りが重視されます。 そんなハーブに強いこだわりを持つシェフたちがこぞって魅了されるハーブ専門の農場が、埼玉県久喜市菖蒲町にあります。「ポタジェガーデン」は、創業33年のハーブ専門農場です。年間を通して約150種類のハーブを栽培しており、苗部門と、収穫したハーブを販売するフレッシュ部門があります。この豊富な品種数と強い風味が、「ポタジェガーデン」のハーブの魅力。ミシュランの星を有する超有名シェフなど、ハーブを頻繁に使うプロの料理人たちが「ポタジェガーデン」のハーブを自身のレストランで使っています。 「以前、フランスから来日したシェフが晩餐会に使う料理の一品に、どうしてもソレルが必要ということで、ポタジェガーデンに連絡が入ったことがありました。みんなで慌ててソレルの葉を収穫してお届けしたのですが、うちに聞けば大丈夫という信頼をプロから得られているのは、嬉しいですね」と話すのは、社長で農場長の平田智康さん。ハーブ特有の風味を最大限に優先し、土耕栽培にこだわってきました。 土耕栽培のきめ細かな管理で生まれる風味豊かなハーブ ハーブには水耕栽培という選択肢もあり、棚状に栽培できる水耕栽培では省スペースで高収穫が望めます。しかし「ポタジェガーデン」では、ハーブ本来の風味を出すために土耕栽培にこだわり、長野や千葉へと圃場を広げ、さらに沖縄から青森まで広く生産を農家に委託。温暖地から寒冷地まで気候の異なる栽培地を持つことで、年間を通してあらゆるハーブを安定的に供給しています。ハーブ苗用の土はオリジナルのブレンドを2種類作り、生育過程によって変えたり、ハウスの湿度や水やりなども品種ごとに調整するなど、きめ細かな栽培管理を行っています。 長年のブリーダーとしての目が生きる親株選定 しかし、シェフ絶賛の風味の秘密はこれだけではありません。じつは、平田さんは「ポタジェガーデン」に勤める以前、種苗会社で育種に携わっており、長年のブリーダーとしての経験を生かして親株の選定を行っています。 「ハーブは種を播く方法と挿し木で増やす方法がありますが、親株にどれを選ぶかというところが重要です。植物は生き物ですから、同じ品種でも香り、味、丈夫さなどは一見、同じようで、すべて微妙に異なります。その微妙な個体差を見抜き、優秀な株を選抜して親株に選ぶことは、最初のスタート地点での大事な品質選定なんです」 親株の選定には、長年の経験に加え、味や香りに対する感性が不可欠ですが、平田さんに限らず「ポタジェガーデン」のスタッフは、自らハーブを暮らしの中で楽しみ、味や香りを熟知しているといいます。そして時には、スタッフから「こんなハーブが欲しい!」と新しい栽培品目の提案があることも。 「近年のヒットは、スタッフから提案があったイエルバブエナ・ミント。カクテルのモヒートに入れるミントです。ミントはスペアミントやペパーミントが有名ですが、モヒートの本場キューバでは、ミントといえばイエルバブエナ。ということで栽培したところ、大人気になりました。作家のヘミングウェイがモヒートを好んだことから、ラベルは『老人と海』をイメージした絵にしました」。 ハーブを愛して使い楽しむスタッフたちによる手作りタグ じつは、「ポタジェガーデン」のハーブ苗に挿し込まれているプランツラベルは、すべてスタッフたちの手描き。それぞれに、おすすめの食べ方や使い方、またイエルバブエナのようにそのハーブの背景にあるストーリーなどを色鉛筆で描き、ハーブの持つ豊かな魅力を伝えています。 「みんなそれぞれに好みも違うし、使い方もいろいろだし、背景に文学や伝説などさまざまなものがあるから話が尽きないんですよ。ちなみに、僕はルッコラが大好き。サラダにして食べるんですが、ゴマみたいな味わいがあって、これだけで美味しい。あと、安いイワシを買ってきて、腹の中にタイムを挟んで塩をして焼くだけで絶品! ハーブって使い方が難しいと思われることもあるんですが、逆ですよ。誰でも簡単に料理上手になれるのが魅力。料理が得意じゃないっていう人にこそ使ってみてほしいです」。 ポタジェガーデン人気のハーブ5選! 実際、「ポタジェガーデン」で人気のハーブも料理で頻繁に使うものばかりです。 「ポタジェガーデン」で今、最も人気があるハーブを紹介していただきました。 セルバチコ/ルッコラの原種といわれるハーブでルッコラより味が濃い。 ディル/魚のハーブと呼ばれるくらい魚と好相性。カルパッチョが最高。 パクチー/東南アジアやメキシコ料理によく使われる。独特の風味は好みが分かれる。 バジル/ハーブの王様。よく使われるスイート・バジルのほか多くの品種がある。 スペアミント/メントール成分が少なく風味が柔らか。 ハーブでより豊かな文化を作るのが目標 「ハーブはたくさんの種類があるうえに、ブレンドすると相乗効果で香りのハーモニーみたいなものが生まれるところも魅力。ちょうど香水の調香のように、ブレンド次第で香りが長もちしたり、旨みがグッと引き立ったり。美味しいものが好きだから料理の話ばかりになってしまいましたが、香りでリラックスできたり、リフレッシュできたり、ハーブの世界はとても奥深いんです。それに私たちも新しい品種に出合うことがまだまだあり、皆さんの暮らしに新鮮な空気を送れるユニークなハーブを追求し、新しいより豊かな文化を作っていくのが私たちの目標です」と平田さん。 ハーブと美味しいものへの探究心で、暮らしに新しい扉を開いてくれそうです。 Information 取材協力/ポタジェガーデン 会社HP https://www.potagegarden.co.jp/ 通販サイト https://www.rakuten.ne.jp/gold/potager/ Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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群馬県

「中之条ガーデンズ」の魅力、苦労話、メンテまでバラの専門家・河合伸志さんにインタビュー!
河合伸志さんにズバリ質問! 感動分岐点を超える「中之条ガーデンズ」の魅力 群馬県中之条町にある「中之条ガーデンズ」には、冷涼な気候を生かした、バラや植物の生き生きとした色彩に目を奪われる美しいバラ園があります。このバラ園の植栽デザイン・管理指導は、「横浜イングリッシュガーデン」のスーパーバイザーも務めるバラの専門家、河合伸志さん。そんな河合さんに、バラ好きさんなら一度は訪れたい、「中之条ガーデンズ」の魅力を伺います。 Q. 全国の美しいガーデンの中でも、「中之条ガーデンズ」ならではの魅力は? 「中之条ガーデンズ」の魅力は、なんといっても一つのバラ園の中で、違った景色を散策しながらいくつも楽しめることですね。各地にあるバラ園の多くは、入り口で全体を見通せることがしばしばです。これはこれでスケールを体感できてよいのですが、全てが一度に見えてしまうため、奥まで行く楽しみが半減します。ですが、この「中之条ガーデンズ」は、あえて小さな庭に分け、入り口からは全てが見渡せないようにしたことで、園路を進む楽しみがあります。これは中之条ガーデンズ全体のランドスケープを担当した吉谷博光さんと私の考えによるものです。 また、バラと合わせるアーチなどの構造物は、すべて吉谷博光さんデザインのオリジナルで準備しました。「美味しい料理は美しい器に美しく盛り付ける」というのが私の考えですが、「中之条ガーデンズ」では、最高の器を準備できたと思っています。ぜひ、バラと構造物とのハーモニーも楽しんでいただきたいです。 Q.「中之条ガーデンズ」のコンセプトを教えてください! じつは、このガーデンには明確なコンセプトがありません。「中之条ガーデンズ」の「ガーデンズ」とは、いくつかの庭が集まっているという意味合いで、ガーデンズ全体のプロデュースは、「あしかがフラワーパーク」の大藤の移植でも知られる樹木医の塚本こなみさんが行っています。私がどのようなコンセプトでバラ園をつくればよいかと塚本さんに尋ねたところ、「感動分岐点を超えるものにしてください」と言われました。ですので、強いて答えるならば、「感動分岐点を超えるバラ園」でしょうか。 Q.「中之条ガーデンズ」で見逃さないでほしい見どころスポット&個人的なお気に入りスポットはどこでしょうか? 「中之条ガーデンズ」の一番の見どころは、やはり満開に咲くバラのガーランドでしょう。開花のピークは、一年にほんの数日間ですが、この最高に美しい瞬間を見ていただきたいです。特に奥の八角形のガーランドのエリアは、サークル・ベンチに座ると、まさに四方をバラに囲まれ、より芳しいバラの香りが漂います。「中之条ガーデンズ」を訪れたら、ぜひこのベンチに腰掛けて、瞼を閉じて思いっきり香りを吸い込んでみてください。至福のひとときが味わえることと思います。 ガーランドのあるエリアでは、ガーランドの柱の縦ラインを生かすため、あえて樹木はファスティギアータ(箒性)のものを選んでいます。バラの美しさはもちろんですが、背景の樹木にも目を向けていただけると、よりこのガーデンを楽しめますよ。 河合伸志さんが語る 「中之条ガーデンズ」の制作&管理秘話 「中之条ガーデンズ」に、河合さんが主なバラや樹木などを植え付けたのは、2018年7月のこと。それから、2020年6月現在の美しい姿になるまで、約2年弱。この間、ガーデンをより美しく管理・維持するために、ガーデナーや町の職員さんたちは日夜さまざまな作業を続けてきました。また、「中之条ガーデンズ」のある群馬県中之条町は標高が高く、冷涼な気候が特徴で、平地のガーデンとは異なる品種選びや管理が必要です。そんなガーデン制作や管理の裏側のエピソードを、少しだけご紹介します。 Q. 河合さんがスーパーバイザーを務める「横浜イングリッシュガーデン」と比べて、異なる点はありますか? 大きく異なるのは、バラの品種選びの基準です。「中之条ガーデンズ」ではバラの品種を決めるに当たり、それぞれのエリアの景観イメージにマッチすることを第一に優先して選びました。次に基本的に四季咲き性の品種で、しかも可能な限り秋の開花数が多いことを考慮しました。従ってオールド・ローズは一部を除き植栽していません。一方の「横浜イングリッシュガーデン」では、バラはコレクションの意味合いも持たせているため、性質が弱いものや、秋には咲かない品種、花数が多くない種類なども含み、歴史上意味のある品種や、コレクションとして価値があるものであれば植栽しています。それぞれのガーデンのコンセプトに合わせたバラを楽しんでいただきたいと思います。 また、当たり前ですが気候の差を考慮し、寒さに弱い植物は中之条では使用していません。逆に多少耐暑性に欠けているものでも、このガーデンでは見ることができます。 Q. 美しい景観を守るための、病害虫対策はどのようにしていますか? この景観を薬剤散布なしでつくり出すことは難しいため、多いシーズンでは1週間に1回のペースで薬剤を散布しています。地域的に、春と秋はベト病の問題がありますし、バラは景観のイメージに合うことを重視して選んでいますので、黒星病やうどんこ病に弱い品種も植栽されています。この春もベト病が発生してしまい、一時的に危機的な状況に陥りました。幸い、病葉の摘み取りと薬剤散布によって、かろうじて首の皮一枚で何とか持ち直しましたが…。 Q. ガーデンの制作・管理にあたって、想定外だったことや困ったことはありましたか? 標高の高い山間部にある「中之条ガーデンズ」は、そもそも平地よりも生育期間が短く、さらには冬の寒さが厳しいため、バラは品種によってはおおむね8月までに生育した枝しか越冬できないことが分かってきました。9月以降の枝は未熟(十分に光合成できていない)なうちに冬を迎えるので、厳しい寒さに耐えられないのです。そのため、平地ではつるバラとして扱える品種でも木立ち性として扱えることもある反面、つるバラとしては伸長力不足の場合もあります。また、山沿いの地域のため夜露が発生しやすく、平地ではめったに発生しないベト病に悩まされています。 また、寒さが厳しいため、常緑広葉樹は種類を選ばないと越冬できないようです。トキワマンサクやセイヨウヒイラギ‘サニー・フォスター’はギリギリ越冬できていますが、ヒメユズリハは寒さで枯死してしまいました。ツバキやヒラドツツジなども、防寒をしても多少の傷みが発生します。今後周囲の樹木がもう少し大きく生育し、完全に樹下に入ればそこまで傷まないのかもしれませんが…。一方、ヤマボウシ‘ヴィーナス’などは、平地では見ることができない本来の特性が存分に発揮され、人目を惹き付ける巨大な花を咲かせています。これは「中之条ガーデンズ」の気候ならではですね。横浜での姿しか見ていなかった「横浜イングリッシュガーデン」のガーデナーなどは、その姿を見て平地での限界を嘆いていました。 下草類では、ヘデラは場所と品種を選ばないと越冬できません。また耐寒性がある宿根草でも、秋植えでは枯死してしまうことがあり、品種によっては早春植えにする必要があります。半面、夏がやや涼しく短いため、平地では夏越しできない植物も生き残っているようです。中にはリグラリアや黒葉のクローバーのように平地で管理するよりも大きく育ちすぎ、株数を減らさなくてはならないほど旺盛に生育するものもあります。 河合伸志さんからアドバイス! 自宅のガーデニングに生かせるアイデア&テクニック集 美しいガーデンを堪能したら、自宅の庭にも生かせるガーデンづくりのコツを知りたくなるのがガーデナーの性。「中之条ガーデンズ」をお手本に、美しいガーデンをつくるためのポイントやテクニック、おすすめの植物の組み合わせについて、河合さんにアドバイスをいただきました。さっそくチェックして、自宅のガーデンで実践してみましょう! Q.「中之条ガーデンズ」に使われているテクニックの中で、個人の庭で実践できることを教えてください! 「中之条ガーデンズ」では、バラの組み合わせで、枝変わりの品種を上手に用いているシーンがあります。枝変わりの品種のうち、色違いのパターンは、花色以外の特性が同じなので、株姿や咲く時期などがピタッと揃い、理想的な景色になります。異品種でこの演出をしようとすると、なかなか相性のよい品種を見付けることが難しいのです。例えば自分の庭でアーチにバラを植える場合、同様に枝変わりの品種を合わせるテクニックを用いると、開花や咲き姿が揃った見事なアーチを作ることができます。 色違いの花が咲く枝変わりの品種の具体例には、‘ピエール・ドゥ・ロンサール’と‘ル・ポール・ロマンティーク’、‘サマー・スノー’と‘春霞’、‘珠玉’と‘玉鬘’、‘レオナルド・ダ・ヴィンチ’と‘アントニオ・ガウディ’などがあります。ぜひ参考にしてみてください。 Q. ガーデニングを始める人へ「イメージ通りの庭をつくるための、はじめの準備」のアドバイスは? 最初に、庭のイメージに合う植物がどのような性質(開花期や生育の早さ、好む環境など)のもので、どのように姿を変化させながら生育していくかを、ある程度知っておくことが重要です。簡単なようにも思えますが、決してそうではなく、地域によって大きく変わりますし、たとえ同じ庭の中であっても、微細な差で育つ場所もあれば、そうでない場合もあります。ネットや書籍、地域のガーデンの見学などをしながら調べましょう。もっとも、こうして厳選した植物で計画を立てても、それだけでパーフェクトなものはできません。後は状況に応じて手直しをして、よりイメージに近づけていきます。 近年のガーデニングでは即興の寄せ植えやハンギングなどが人気です。これらはイメージに合った植物をその場で選び、すぐに完成しますが、庭はそんなに短期間でできるものではなく、少なくとも1年以上かけてつくり上げていくものです。単純に見た目で選び、枯れたらまた植え替えればよいという発想からまず脱却することが、イメージした庭をつくるための近道かもしれません。 Q. 魅せるガーデンづくりで押さえるべきポイントは? ガーデンの設計図は、通常上からの方向で作成されていますが、実際の庭での人の視線は横向き。そこで、まずは現場をしっかりと自分の目で把握し、空間全体を摑むことが大切です。どこにポイントとなるものを置くべきか、そのポイントはどの程度の大きさのものがよいか、どこに園路を設けるべきかなどを考えていきます。ポイントを樹木など植物とした場合、成長に伴って変わっていくその将来像を見据える必要もあります。このようにして、ガーデンデザインの骨格を最初に決めます。 次に、具体的な植物を配置する際には、色彩計画をしっかり立てておくことがポイントです。特にバラのように派手な花は、あれこれ色を混ぜると目がチカチカするような印象になり、今一つまとまりがなくなります。一番簡単なのは、同系色でまとめる方法。慣れてくれば反対色を上手に使用したり、トリカラーなどの組み合わせにチャレンジするのも一案です。また、色と同時にポイントとなってくるのが形状です。隣同士に同じ形状のものがひたすら並ぶと、凹凸のない公園のサツキの植え込みのようになってしまいます。なるべく異なる形のものをバランスよく並べて、変化のある景観を目指しましょう。なお、植物の配置の際は、図面では気付きにくい植栽地の背景や、樹陰の裸地など、見落としがないかの確認もしましょう。 Q. バラと合わせるおすすめの組み合わせを教えてください。 ガーデニング初心者向けのおすすめは、定番ですが、オルラヤやシノグロッサム、ネペタ(キャット・ミント)‘シックス・ヒル・ジャイアント’、サルビア・ネモローサ‘カラドンナ’、ヤグルマギク、ジギタリス・プルプレアなど。このうちシノグロッサムは平地では秋植えするのが理想的ですが、中之条など寒冷地では早春植えにしたほうが無難なようです。 Q. 植物を元気に生育させる秘訣はありますか? 植物の健全な生育の秘訣は、常に植物と向き合うこと。そして向き合いながら、植物に今どのような作業が必要かを感じ、適宜実施していくことです。そして、このことこそが庭づくりの醍醐味だと思います。手入れによって、誰よりもいち早く季節の到来に気付いたり、自分の行った作業でみるみるよくなっていったり。ガーデン作業はすぐに結果が出るものばかりではありませんが、植物が見せてくれる変化は、管理者に大きな喜びを与えてくれます。庭は設計・施工も大切だと思いますが、もしかしたらそれ以上に管理が重要かもしれないと、私は考えています。 「中之条ガーデンズ」に行ってみよう! 平地での開花が終わってから咲き始める中之条のバラは、涼しい気候のもとで咲くため、平地よりもずっと色鮮やか。中には同じ品種とは思えないほどの変化を見せるものもあります。また開花の早晩の差が平地よりも少なく、一気に花を咲かせるため、ピークがやや短い反面、満開時はとても華やかです。 バラの開花時の「中之条ガーデンズ」は、バラ園はもちろんのこと、スパイラル・ガーデンやパレット・ガーデンも楽しめますので、訪れた際にはぜひ、ゆっくりと時間を取って園内を散策してみてください。 また、中之条町には泉質が高く名湯とされる四万温泉や沢渡温泉などの観光スポットもあります。時間に余裕のある方は、1泊してたっぷりと楽しむのもおすすめです。同じ群馬県内の草津や伊香保の他、長野県側の軽井沢や上田方面にも抜けられますので、週末の小旅行に訪れてみてはいかがでしょうか? ●7つの景色が楽しめる新ローズガーデン誕生!「中之条ガーデンズ」に行ってみよう!
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千葉県

バラ園は甦る「佐倉草ぶえの丘バラ園」14年目の春の輝き
開園から14年「佐倉草ぶえの丘バラ園」の大事な役割 佐倉草ぶえの丘バラ園は14年前の春、2006年4月29日に開園しました。子どもも大人も楽しめる憩いの空間として、また、散策しながらバラの歴史や文化を学ぶことができる場所としてつくられました。そしてもう一つ、ほかとは違う草ぶえの丘バラ園独自の大切な目的が「品種の保存」です。 貴重な遺伝資源としてのバラを後世に伝える バラの歴史上、重要な役割を果たした原種やオールドローズ、育種にまだ用いられたことはないけれど無限の可能性を秘めている野生種のバラ、日本人の育種家が作り出したバラなど、誰かが守らなければ後世に伝わらなくなってしまう貴重なバラが、ここには数多く植栽されています。遺伝資源としての植物を保存するこのような取り組みは、海外では「リビング・コレクション」と呼ばれます。日々の繊細な管理と個々のバラについての深い知識を必要とするため、維持し続けるのはたいへんな事業ですが、開園以来14年、さまざまな苦労を重ねて、ようやく、草ぶえの丘バラ園には確かな基礎が築かれたところです。現在、佐倉市民の森に囲まれた13,000㎡の敷地に、1,250種類、2,500株のバラを栽培・保存しています。 日本のバラ文化を世界に伝える 草ぶえの丘バラ園は、2008年に世界バラ会連合に準会員として加盟し、2012年に国際へリテージローズ会議をアジアの加盟諸国の中で初めて開催しました。2014年にはアメリカのThe Great Rosarians of the World Programから殿堂入りバラ園として表彰を受け、2015年には世界バラ会連合の優秀庭園賞を受賞しました。バラ園を管理するNPOバラ文化研究所の理事長、前原克彦さんが世界各国のバラのエキスパートと細やかな交流を続けていることに加え、成田空港に近いという地の利もあります。落ち着いた風情を持つ独創的なデザインのバラ園として、ほかにはない珍しいバラが見られる保存園として、また日本のバラ事情の発信の拠点として、海外のバラ関係者にはよく知られた存在となっています。 地域に根付いたバラ園 草ぶえの丘バラ園は、NPOバラ文化研究所に所属する地元のボランティアにより運営されています。50名ほどの登録ボランティアが週1回、それぞれ曜日を決めて園内の作業にあたります。さまざまな構築物、アーチ、スクリーン、パーゴラ、ゲートや園路まで、すべてがボランティアの手作りです。暑い夏も寒い冬も、草取り、花がら摘み、剪定、誘引、施肥など、季節によってはかなり辛い重労働もありますが、楽しみ、学びながらバラ園を支えています。春の花のシーズンには毎年、「佐倉フラワーフェスタ」の一環として「ローズフェスティバル」を開催し、来園者の皆様にガーデンコンサートなども楽しんでいただいてきました。 台風による壊滅的な被害 その草ぶえの丘バラ園が、昨年(2019年)9月9日の台風15号で、壊滅的な被害を受けました。バタバタと倒れたスクリーンやパーゴラ、それらの構造物に引っ張られて根が地上にむき出しになってしまったつるばらや、倒れた木材で押しつぶされたたくさんのバラを見たときには、さすがにこれは立ち直れないかもしれないと、その場に立ち尽くしてしまいました。被害の詳細は、当サイトに2019年9月19日に公開された『千葉県佐倉市「佐倉草ぶえの丘バラ園」復興を願って緊急レポート』で、今井秀治さんが伝えてくださった通りです。 クラウドファンディングによる募金活動 私自身はそう頻繁にバラ園に通うことはできないので、何かできることはないかと思い悩んでいたところに、カリフォルニアのバラ園のグレッグ・ラウアリーさんから、クラウドファンディングを勧められました。「Yuki, I know the world community of rose lovers will step up to donate to a fund to repair the damage. Sakura belongs to all of us who know it and want to visit it.」訳しにくいのですが「ユキ、バラへの愛で結ばれた世界中の人々は、バラ園復旧のために喜んで寄付すると思うよ。佐倉草ぶえの丘バラ園は、それを知る人と、いつか訪れたいと思っている人すべてのものなんだから」。 クラウドファンディングの経験はなかったので、いろいろ調べることになりましたが、よいサイトが見つかり、募金活動<佐倉草ぶえの丘バラ園を台風15号の被害から立ち直らせよう!>を、10月4日に立ち上げることができました。 台風ふたたび 募金期間が始まってすぐの10月12日、台風19号が再びバラ園を襲いました。15号より軽傷でしたが、せっかく修理した巨大なウィーピング仕立てのロサ・バンクシアエ・ノルマーリスの支柱や、前回は無事だった佐倉堀田邸ミステリーローズのフェンスが倒れました。直すならもっと頑丈な作りにしなさい、と言われたような感じでしたが、さすがにがっくりです。 もう台風は来ないで、と思っていたところにさらに10月25日、台風くずれの暴風雨が吹き荒れました。このときは構造物に被害はありませんでしたが、サンタ・マリアの谷は大きく土がえぐられました。 何度もくじけそうになる災害の連続でしたが、その頃すでにたくさんの皆様からご寄付が寄せられていて、本当に心強く励みになりました。 国内外の皆様からの支援 2019年10月4日から11月24日までの募金期間に、131名の方々が1,286,500円ものご寄付をくださいました。国内だけでなく、アメリカ、オーストラリア、インドなど海外の方からも温かいメッセージとともにご寄付をいただきました。クラウドファンディング以外に直接寄付をお届けくださった方もあり、台風被害の復旧に十分な資金が集まりました。 考えた結果、必要な資材や工具を買って、さらに専門的な技術を持つ3人の方を雇い、倒れたスクリーンやゲートを再建していただくことができました。ボランティアの方々には、傷めつけられたバラを助けるために、いつも以上に気を配って冬のバラ園の作業を進めていただき、貴重なコレクションが守られました。 バラ園復旧!…しかし 台風直後から片付けや一部の構築物の復旧を始め、資金を得て本格的な復旧作業にとりかかったのが12月。それから3月まで、合わせて半年以上の月日をかけて、ようやくバラ園はもとの姿を取り戻しました。大きなつるバラのいくつかは枝が折れ、短くまとめられて残念な姿になりましたが、木立ち性のバラはたっぷりと肥料をもらい、草取りもばっちり。すべての棚が倒れてつぶされたシェードコーナーのバラも、何事もなかったかのように春を待っていました。 しかし残念なことに、新型コロナウイルスという予期せぬ敵が現れて、感染拡大防止のため、2020年4月7日からの休園が決まりました。5月の連休明けには再開できるかと淡い期待を抱きながら、草ぶえの丘バラ園は春を迎えました。 さらに事件が そこへまた大事件。4月14日、バラ園にいつもとは逆の、北からの強風が吹きました。今までなんともなかったモッコウバラの東屋で、その半分を覆っていた巨大なキモッコウが丸ごと滑り落ちました。あまりの大きさに人力ではどうにもならず重機で引き上げましたが、絡まった枝をかなり切ることになり、咲き始めたキモッコウが哀れな姿に…。ホワイト&ピンクコーナーの‘フォーチュニアーナ’のアーチなど、小型のアーチやポールもいくつか倒れ、ボランティア総出での復旧作業となりました。 そして5月 今年の草ぶえの丘バラ園の花は見事でした。台風で折れた桜の木を切ったおかげで、鈴木省三コーナーの日当たりがよくなり、花付きも花の大きさも見違えるようになりました。比較的被害が少なかった歴史コーナーは、ランブラーの誘引がうまくいって葉がよく茂り、全体を覆うように花が咲きました。ジギタリス、デルフィニウム、オルレア、カモミール、ガウラ、クラウンベッチなどのコンパニオンプランツも元気いっぱい。サンタ・マリアの谷は、株がどれも大きくなって、まるで花の絨毯のようでした。オールドローズガーデンはバラもよく咲きましたが、芝生が美しく、夕暮れ時にはバラの葉がきらめき、緑の芝生に長い影が伸び、甘い香りに包まれて、うっとりと夢見るような別世界でした。 それなのに開園できないまま、5月が過ぎていきました。皆様のお力添えで復旧できたバラ園の姿をぜひともご覧いただきたかったのですが、まさかこのようなことになるとは…。 やっと開園 緊急事態宣言が解除され、6月1日にバラ園がやっと再開されました。4月の咲き始めが早かった割には、まだまだきれいなバラ園を皆様に見ていただくことができて、ほっとしました。遅咲きのランブラーはよく咲いていましたし、カカヤンバラやロサ・クリノフィラなど南方系の野生種は、ちょうど花盛り。お客様を迎えるバラ園のスタッフやボランティアの皆さんも嬉しそうでした。 このまま新型コロナウイルスが落ち着いて、平和な日常が続いてくれれば、秋にはまたローズヒップと秋咲きのバラの競演が見られます。もうすっかり頑丈なバラ園になったので、今年は少しくらい大きな台風が来ても大丈夫でしょう。そして来年の春には、今度こそ完全復活した佐倉草ぶえの丘バラ園を、たっぷりご覧いただきたいと思います。 今回の被災で、たくさんの方々がいつも遠くからバラ園を見守っていてくださるのだと気づきました。そして皆様の温かいご支援で、バラ園は救われました。甚大な被害を受けてもバラ園は、愛情と努力と体力で甦ることができると知りました。心からの感謝と共に、皆様のご来園をお待ちしております。
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華やかな店先の奥には、季節の掘り出し物も! 東京・二子玉川『メゾンフルーリ』 今日はてくてく、「花屋…
フランス語で“花の咲く家”と名づけた『メゾンフルーリ』は1974年に創業。雑誌『花時間』でも華やかに誌面を飾っていただいたフラワーアーティスト、野口美知子さんが東京・二子玉川にオープンしたお店です。そして、現在、二代目として看板をしょって立つのがご子息の佐々木久満さん。6年前、以前あった場所から、髙島屋本館裏手の二子玉川商店街へ引っ越しました。 和菓子屋さん、カフェと眺めて歩くと、通り沿いに溢れんばかりに花を並べたお店が『メゾンフルーリ』。花を贈る人、自分でいけて楽しみたい人のどちらにも親切な花屋さんなんです。店先でまず、目に飛び込むのは、↓の写真のギフトブーケ。急なプレゼントにも便利なのはもちろん、写真をよく見て! 花の組み合わせがひとつずつ違い、価格も3段階で設定。相手の好みや用途に合わせて、気軽に選べるのがポイントです。 同じ店先で見つけたのは、バラ10本でこのお値段のサービス花束。いきいきとしていて、長く咲きそうですね。近所にほしいくらいのお得な花屋さんでは? リーズナブルな価格を保っているのは、ギフト需要が多いからで、そのため、店内にはバラのほか、華やかさに欠かせないユリもいつもスタンバイしています。ユリは最近、いけていないかも? なんて思っていたら、ちょっと目からうろこですよ。佐々木さん曰く、ユリは、いけやすいよう、どんどん進化している花。取材時にあったユリを見せてもらい納得でした。↓のユリは「スマトラ」。茎が太く、真横に花が向いているイメージが強いユリですが、このユリに関しては、草花を思わせる華奢な茎をもち、楚々とうつむいています。ササユリなどの奥ゆかしい和のユリを連想しませんか? ↓のユリは花が上へ向く「バルベルデ」。バラなどの上向きの花とも合わせやすいのが特徴だそうです。 佐々木さんは、じつは『花時間』の知恵袋のひとり。各地の花の生産者と交流をもち、いつも季節の珍しい花に出会わせてくれます。訪ねたら、見つかるはずですよ! 取材のときにあったのは、↓の紫の花。長野の片桐さんが作っているラペイロージアという花で、山野草のような風情が素敵です。 そして、↓は福岡からやってきたというクサボタン。日本にいくつかあるクレマチスの原種のひとつなんだそう。花びらがカールして、ベル形のクレマチスによく似ていますね。 話を聞いているうちに、植物図鑑の中にさまよいこんだような気分に(笑)。そんな佐々木さんは、意外にもこんなにかわいらしい花も得意だったりします。 訪ねたら、目を皿のようにして花を選びたい『メゾンフルーリ』は、二子玉川駅から徒歩約5分。斜め向かいにできたカフェは、おすすめだそうです。 Shop Data:メゾンフルーリ(Maison Fleurie) インスタグラム/https://www.instagram.com/maison_fleurie_tamagawa 住所/東京都世田谷区玉川3丁目15-12 106 電話/03・3700・8790 営業時間/10:30〜20:00(日曜・祝日~18:00) 定休日/なし Credit 記事協力 構成と撮影と文・鈴木清子
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都会の癒やしスポット 東京の素晴らしい庭園12選
1.新宿御苑 (しんじゅくぎょえん) 広々とした芝生に、大きく茂る木々。高層ビルの立ち並ぶ新宿にあって、新宿御苑は、まさに都会のオアシスとして親しまれる庭園です。江戸時代には徳川家の家臣、内藤家の下屋敷があった場所で、国営の農事試験場、宮内省の御料地を経て、明治39年(1906)に、皇室庭園として誕生しました。 新宿御苑の庭園は、風景式庭園と整形式庭園という、フランス人造園家の設計による2つの西洋庭園と、池泉回遊式の日本庭園が組み合わさっています。明治時代を代表する近代西洋庭園の名作とされ、特に、風景式庭園は日本では珍しいものです。戦後の昭和24年(1949)に、国民公園として一般公開されました。 3月下旬からは桜が見頃を迎え、全国から集められた、一重咲きから八重咲きまでの約65種、1,000本の桜が1カ月間咲き継ぎます。一方、秋の紅葉も見事。赤く染まるカエデなどに加え、整形式庭園ではバラ園の両側に配置されたプラタナスの並木が、鮮やかな黄色に色づきます。11月には、皇室ゆかりの菊花壇展や、大温室での洋ラン展が催されるなど、一年を通じて楽しみの多い庭園です。 新宿門へは、東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分、JR、京王線、小田急線「新宿」駅南口より徒歩10分。入園料、一般500円。開園は9:00。閉園は、冬場の16:30から夏場の19:00まで、季節により変動(最終入園は閉園の30分前)。休園日、月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)と年末年始(12月29日~翌年1月3日)。春と秋の特別開園期間中は無休。 https://fng.or.jp/shinjuku/ 2.六義園 (国指定特別名勝・りくぎえん) 江戸を代表する大名庭園として知られる、六義園。5代将軍徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保が、綱吉より与えられた駒込の下屋敷に自ら設計し、江戸時代中期の元禄15年(1702)に完成させました。綱吉も度々訪れたという回遊式築山泉水庭園は、関東大震災や戦禍を奇跡的に免れ、造園当時の面影を残しています。 柳沢吉保は和歌に造詣が深く、庭園に和歌の世界を表そうとしました。園内には、和歌の浦をはじめ、名歌に詠まれた数々の名勝が表現されています。 明治時代になると、六義園は三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の別荘となり、その後、昭和13年(1938)に東京市に寄贈されて一般公開されるようになりました。3月下旬にはシダレザクラの、11月下旬~12月上旬には紅葉のライトアップが行われます。 JR山手線、東京メトロ南北線「駒込」駅から徒歩5分。入園料、一般300円。開園時間、9:00~17:00(最終入場16:30)。休園日、年末年始(12月29日~翌年1月1日)。*イベント開催期間などは開園時間延長等の変更あり。 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html 3.浜離宮恩賜庭園 (国指定 特別名勝及び特別史跡・はまりきゅうおんしていえん) 汐留近くにある、徳川将軍家の所有した庭園です。6代将軍徳川家宣の時代から、歴代将軍によって庭園が整えられ、鷹狩などを楽しむ「浜御殿」として使われました。明治維新の後には皇室の離宮となり、その後、東京都に下賜されて、昭和21年(1946)に一般公開されました。 浜離宮には、18世紀に造られた2つの鴨場と、<潮入の池>が今も残されています。<潮入の池>とは、水門から東京湾の海水を取り入れ、潮の満ち引きによって趣を変えるという様式の池。江戸時代から続く庭園で、今も実際に海水が出入りする池があるのは、この浜離宮だけです。 中島の御茶屋へ、総ヒノキ造りのお伝い橋がかかり、趣のある池の景観をつくっています。「松の御茶屋」などの御茶屋の建物は、将軍が鷹狩りの際に食事を楽しんだという御茶屋を、歴史資料に基づいて復元したものです。庭園には、ボタン園、梅林、菖蒲田、藤棚のほか、春は菜の花、秋はコスモスの咲く花畑などもあり、四季折々の花景色が楽しめます。 都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅、または、都営地下鉄大江戸線、ゆりかもめ「汐留」駅から大手門口へ徒歩7分。入園料、一般300円。開園時間、09:00~17:00(最終入場16:30)。休園日、年末年始(12月29日~翌年1月1日)。*イベント開催期間などは開園時間延長等の変更あり。浜離宮恩賜庭園には水上バスの発着所があり、浅草や日の出桟橋からもアクセスできます。 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html 4.清澄庭園 (きよすみていえん) 清澄庭園が今の形に整えられたのは、明治時代です。三菱財閥を築いた岩崎弥太郎が、かつて大名屋敷だったこの地所を買い取り、社員の慰安や貴賓をもてなす場として、造園に力を入れ、明治を代表する回遊式林泉庭園となりました。大正12年(1923)の関東大震災で建物の大半が焼けてしまいますが、その時、期せずして、広い池と周囲の樹木によって1万人以上の命を救うこととなります。庭園の防災機能を考えた岩崎家は、その翌年、東京市に庭園の東側半分を寄贈。庭園はその後整備され、昭和7年(1932)に一般公開されました。 池の上に張り出すように建てられた、数寄屋造りの涼亭が、景色のアクセントとなっています。磯渡りと呼ばれる、歩を進めるたびに景色が変わるという飛び石を渡ったり、池の周りに置かれている、全国各地から集められた名石の数々を見て回ったりするのも面白いでしょう。多くの野鳥がやってくるため、バードウォッチングを楽しむ人の姿もあります。 都営地下鉄大江戸線、東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅より徒歩3分。入園料、一般150円。開園時間、9:00~17:00(最終入園16:30)。休園日、年末年始(12月29日~翌年1月1日)。*イベント開催期間などは開園時間延長等の変更あり。 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html 5.小石川後楽園 (国指定 特別名勝及び特別史跡・こいしかわこうらくえん) 東京ドームのすぐ隣にある小石川後楽園は、六義園と並び、江戸を代表する大名庭園として知られます。池を中心とした回遊式築山泉水庭園で、水戸藩の初代藩主、徳川頼房によって築かれ、2代藩主の光圀により完成に至りました。光圀が敬愛した明の儒学者、朱舜水の影響を受けて、庭園には日本の名所だけでなく、中国の景勝も表現されています。 庭園では、海、川、山、田園という、4つの景観が表現されています。中心となる<大泉水>の辺りが海、京都を流れる<大堰川>にちなんだ大堰川の辺りが川、朱舜水が設計したという中国風の石橋、<円月橋>の辺りが山、そして、菖蒲田や梅林、稲田が広がる辺りが田園と、変化に富む景色が見られます。 JR総武線、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅より徒歩8分。JR総武線、都営地下鉄三田線「水道橋」駅より徒歩8分。東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」駅より徒歩8分。入園料、一般300円。開園時間、9:00~17:00(最終入園16:30)。休園日、年末年始(12月29日~翌年1月1日)。*イベント開催期間などは開園時間延長等の変更あり。 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html 6.旧古河庭園 (国指定 名勝・きゅうふるかわていえん) 旧古河庭園は、大正初期につくられた、和と洋が見事に調和する庭園です。古河家の邸宅でしたが、戦後、国の所有となり、現在は東京都により一般公開されています。武蔵野台地と低地の境目という、高低差のある立地を生かし、北側の台地の上に洋館を、斜面にテラス状の西洋庭園、その先の低地に日本庭園を配置した、特徴あるつくりになっています。 洋館と西洋庭園を設計したのは、三菱一号館やニコライ堂などを手掛け、日本の近代建築の礎を築いた英国人建築家、ジョサイア・コンドルです。西洋庭園は、左右対称の模様を描くフランス整形式庭園で、春のバラの季節には洋館を背景に美しい景色を見せ、ライトアップもされます。一方、日本庭園は、近代日本庭園の傑作、無鄰菴を生んだ京都の庭師、7代目小川治兵衛の手によるもので、心の字をかたどった心字池を中心に、大滝や枯滝を置いています。旧古河庭園は、時代を代表する2人によるコラボレーションが見られる、稀有な庭園です。 JR京浜東北線「上中里」駅より徒歩7分。東京メトロ南北線「西ヶ原」駅より徒歩7分。入園料、一般150円。開園時間、9:00~17:00(最終入園16:30)。休園日、年末年始(12月29日~翌年1月1日)。*イベント開催期間などは開園時間延長等の変更あり。*洋館、茶室は旧古河邸(大谷美術館)の管理。 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html 7.八芳園 (はっぽうえん) 白金台という都心にありながら、美しい緑と静けさに満ちている八芳園。結婚式場として有名ですが、その素晴らしい日本庭園は一般にも開かれています。江戸時代初期に、徳川家康に仕えた大久保彦左衛門の屋敷があったというこの場所は、20世紀の初めになると、日立製作所などの企業の礎を築いた1人とされる、久原房之助の邸宅になりました。庭園づくりに熱心だった房之助は、12,000坪に及ぶ庭園を整え、今に遺される景観をつくり上げました。 自然の丘陵と水の流れを利用した池泉回遊式庭園では、池を囲む緑の中に、移築された明治時代の茶室「夢庵」といった歴史ある建物が置かれ、美しい調和を見せています。錦鯉が悠々と泳ぐ水辺の景色は、まさに日本の美が感じられるもの。樹齢500年を超える、見事な盆栽の展示も見どころです。散策の後は、本館ロビーのスラッシュカフェで、喫茶を楽しむこともできます。 東京メトロ南北線、都営三田線「白金台」駅より徒歩1分。開園時間、10:00頃~22:00頃(結婚式など宴席の都合により変更あり)。休園日、夏季休業と年末年始。 https://www.happo-en.com/banquet/about/ 8.皇居東御苑 二の丸庭園 (こうきょひがしぎょえん にのまるていえん) 皇居の中、かつての江戸城の二の丸につくられた広さ約6万坪の日本庭園で、平成30年(2018)10月に開園50周年を迎えました。東京の中心に、こんな穏やかな庭景色があることに驚かされます。江戸時代、この二の丸には、茶人で作庭家の小堀遠州の手になる庭園がありましたが、たびたびの火災により焼失。現在見られる回遊式庭園は、9代将軍徳川家重の時代に造られた庭園の絵図面を基に、昭和時代につくられたものです。 庭園が最も華やぐのは、4月下旬~5月のツツジの見頃と、菖蒲田に育つ84品種のハナショウブが見事な花姿を見せる6月です。ヒレナガニシキゴイの棲む二の丸池には、初夏から秋にかけて、コウホネなどの水生植物が水面に黄や白の花を咲かせます。雑木林や、各都道府県から寄贈された「都道府県の木」が植えられた区画もあり、新緑や紅葉の季節の散策も楽しめます。 東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線、都営地下鉄三田線「大手町」駅より徒歩約5分で大手門へ。入園無料。開園時刻は9:00。閉園時刻は、冬場の16:00(最終入園15:30)~夏場の18:00(最終入園17:30)まで、季節により変動。休園日は、月曜日と金曜日(天皇誕生日以外の祝日にあたる場合は開園。月曜日が休日にあたり開園する場合は、翌火曜日に休園)、年末年始(12月28日~翌年1月3日)。 https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html 9.豊島区立 目白庭園 (としまくりつ めじろていえん) JR目白駅近くの住宅街にある池泉回遊式の庭園で、平成2年(1990)に、潤いのある街づくりの一環として豊島区によってつくられました。池の周りを巡りながら景色の変化が楽しめ、数寄屋建築の茶室〈赤鳥庵〉や、池に浮いているように見える〈六角浮き見堂〉が周囲に配置されています。〈赤鳥庵〉の名は、かつて近隣に暮らした児童文学者、鈴木三重吉の創刊した雑誌『赤い鳥』に由来します。 園内には花木や山野草を含め、さまざまな草木が植わり、四季の移ろいを感じることができます。春にはカルガモの親子が可愛らしい姿を見せ、夏は、築山の谷間からしぶきを上げて流れ落ちる滝が、涼しさを運びます。また、毎年、11月末から12月初頭にかけて、秋の庭園ライトアップが開催され、幻想的な紅葉の景色が楽しめます。 JR「目白」駅より徒歩5分。入園無料(庭園ライトアップ時は有料)。開園時間、9:00~17:00、7~8月は9:00~19:00。休園日、毎月第2・4月曜日(月曜日が祝祭日と重なる場合は、その翌日が休園日)、年末年始(12月29日~翌年1月3日)。 https://www.seibu-la.co.jp/mejiro-garden/ 10.山本亭 (やまもとてい) 柴又帝釈天で有名な葛飾柴又にある山本亭は、カメラ部品を製造する山本工場の創始者、故山本栄之助の自邸でした。木造瓦葺き2階建ての趣ある書院造りは、大正末期から昭和にかけて、西洋建築を取り入れて改築され、西欧化に向かった時代を感じさせる和洋折衷の建物となっています。洋間〈鳳凰の間〉のステンドグラスやマントルピースといった美しいしつらえが、大正ロマンを今に伝えます。 山本亭の庭園は、室内から眺めることを意識してつくられた、書院造庭園。常緑樹の豊かな緑を背景に、手前に池が広がり、一方で、奥の築山から流れ落ちる滝が奥行きを与えています。室内から見える限られた空間に、日本庭園のエッセンスが凝縮されたこの庭は、米国の日本庭園専門誌『Sukiya Living Magazine』の人気庭園ランキングで、最高3位、毎年上位に入って世界的にも注目されています。美しい庭園に降りることはできませんが、景色を眺めながら喫茶を楽しむことができます。 京成金町線「柴又」駅より、徒歩8分。入館料、100円。開館時間、9:00~17:00。休館日、第3火曜日(第3火曜が祝日と重なる場合は、その翌日が休園日)、12月の第3火曜日~木曜日。 http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/ 11.神代植物公園 (じんだいしょくぶつこうえん) 調布市にある神代植物公園は、昭和36年(1961)に都内唯一の植物公園として開かれました。約4,800種、10万本(株)もの樹木や灌木が植えられた、広大な公園です。園内は植物の種類ごとに30ブロックに分けられ、ウメやマグノリア、ツツジ、カエデ、ツバキなど、四季折々の花が楽しめます。また、大温室では熱帯スイレンなどの熱帯植物を、一年を通じて観賞することができます。 噴水を囲んだ沈床式庭園のバラ園は有名で、都内最大の規模。春は5月下旬、秋は10月中旬が見頃です。著名なバラ育種家、故鈴木省三の手による、野生種とオールドローズのコレクションもあります。また、280品種、12,000株が植わるツツジ園の花盛りも圧巻です。隣接する深大寺の裏山だったという雑木林は、昔ながらの武蔵野の面影を残し、美しさに溢れます。深大寺門前では、名物の深大寺そばをぜひお試しあれ。 京王線「調布」駅から小田急バス「神代植物公園前」または、京王バス「神代植物公園」下車。JR中央線「三鷹」駅、または「吉祥寺」駅から、小田急バス「神代植物公園前」下車。入園料、一般500円。開園時間9:30~17:00(最終入園16:00)。休園日、毎週月曜日(月曜日が祝日や休日の場合はその翌日が休園日)、及び、年末年始(12月29日~翌年1月1日)。 https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/ 12.夢の島熱帯植物館 (ゆめのしまねったいしょくぶつかん) 東京湾に浮かぶ夢の島公園内にある、夢の島熱帯植物館。目の前に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のアーチェリー会場が整備される、注目のエリアです。半円形のドームが3つ並ぶ大温室の中では、熱帯雨林に似た環境が作られ、珍しい熱帯植物が育てられています。館内や大温室の暖房や冷暖房はすべて、隣接する新江東清掃工場から送られてくる、高温水のエネルギーでまかなわれています。 植物館には、イベントホールや映像ホールもあって、熱帯植物と人々の生活との関わりを紹介するさまざまな展示やイベントが行われています。一年を通じて大温室内のエキゾチックな花々を見られるほか、屋外では、青い花を咲かせるジャカランダや、真っ赤なブラシノキの生け垣など、珍しい植物の姿も見られます。 東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線「新木場」駅より徒歩13分。東京メトロ東西線「東陽町」駅から都バスで「夢の島」下車、徒歩5分。入館料、一般250円。開館時間9:30~17:00(最終入館16:00)。休館日、月曜日(月曜日が祝日や休日の場合はその翌日)、及び、年末年始(12月29日~翌年1月3日)。 http://www.yumenoshima.jp/botanicalhall/ Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 Photo/ 2) ESB Professional 3) Mariangela Cruz 4) Yingna Cai 8) Takashi Images 11) Gimas 14) picture cells 16) kawamura_lucy 17) CHEN MIN CHUN 26) crbellette 27) kuremo 29) KK_papa 33) Carlos Huang 35) Carlos Huang 37) Apple1966 / Shutterstock.com 21-23) 八芳園 8)3and garden
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12 Best Gardens in Tokyo
1. Shinjuku Gyoen National Garden(新宿御苑) Located within walking distance of one of the world’s busiest Shinjuku station is Shinjuku Gyoen National Garden, a true oasis for urban citizens. The garden is famous for its cherry blossoms in spring; there are more than one thousand cherry trees of 65 varieties, which bloom continuously for a month from late March to late April. More than a million people come and enjoy the cherry blossoms in wide open spaces. There used to be a mansion of the “Daimyo” (a feudal lord) Naito on the site during the Edo Period (1603-1868). After the Meiji Restoration (1868), the estate was purchased by the Meiji government of the days and used as an agricultural experiment station. In 1906, an imperial garden was created here and used as a palace garden to welcome guests of honor from overseas. The garden, however, was mostly destroyed by air raids in WWII. After the war, the garden was re-designed as a national garden and was open to the public in 1949. The garden consists of the three garden styles; English landscape garden, French formal garden, and Japanese traditional garden. It was originally designed by a French landscape designer in the beginning of the 20th century, and is considered to be an excellent example of modern Western-style gardens existing within Japan. Autumn coloring of leaves of maples and plane trees is also worth seeing. In November, a traditional and graceful display of chrysanthemums is shown in the Japanese garden. How to get there: 5 minutes’ walk from Shinjuku-gyoemmae station on the Tokyo Metro Marunouchi line (M-10). 10 minutes’ walk from Shinjuku station on the JR-East lines, the Keio line, and the Odakyu line. Admission: 500 yen Hours of opening: 9:00 - 16:30 (1st Oct.1 to 14th Mar., last entry 16:00) 9:00 - 18:00 (15th Mar. to 30th Jun., 21st Aug. to 30th Sep. last entry 17:30) 9:00 - 19:00 (1st Jul. to 20th Aug., last entry 18:30) Closed on Mondays (if Monday is a national holiday, closed on the next weekday), 29th Dec – 3rd Jan. https://fng.or.jp/shinjuku/en/ 2. Rikugien Gardens (六義園) Rikugien is one of the best gardens created by “Daimyos” (feudal lords) during the Edo Period (1603-1868). The garden was designed and created by Daimyo Yoshiyasu Yanagisawa in his estate in Komagome, which was given to him by his lord, the fifth Tokugawa Shogun Tsunayoshi, at the turn of the 17th and the 18th centuries. Yoshiyasu had a detailed knowledge of “waka”, Japanese poetry, and tried to reproduce beautiful scenic spots of Japan which were expressed in old waka poems by arranging a large pond and hills in the garden. During the Meiji Period (1868-1912), Rikugien was purchased by and became the residence of Yataro Iwasaki, the founder of the Mitsubishi zaibatsu (conglomerate). Later the garden was donated to the city of Tokyo and was opened to the public in 1938. Rikugien miraculously survived both the Great Kanto Earthquake in 1923 and the WWII. The lighting-up of gorgeous weeping cherry trees can be seen in late March, and the one of autumn colors from late November to early December. How to get there: 5 minutes’ walk from Komagome station on the JR-East Yamanote line and the Tokyo Metro Namboku line (N-14). Admission: 300 yen Hours of opening: 9:00 – 17:00 (last entry 16:30) Closed: Dec 29th – Jan 1st. https://www.tokyo-park.or.jp/teien/en/rikugien/index.html 3. Hama-rikyu Gardens (浜離宮恩賜庭園) Hama-rikyu is an attractive garden for strolling. Located along the Tokyo Bay, the place was originally a falconry field of the Tokugawa Shoguns. In 1654, Tsunashige Matsudaira, the prime minister of Kofu and a younger brother of the fourth Tokugawa Shogun Ietsuna, obtained a permission from him to reclaim land from the sea and build a villa. As Tsunashige’s son became the sixth Shogun, the estate has belonged to the Tokugawa Shoguns since then, and the past Shoguns made various changes to the traditional garden. The estate was called as “Hama Goden” (Beach Palace), where the Shoguns enjoyed falconry and their stay by the sea. After the Meiji Restoration in 1868, the garden became a detatched palace for the imperial family. After WWII, it was given to the city of Tokyo by the imperial family, and then was opened to the public in 1946. The garden has a tidal pond, whose seawater of which is drawn from Tokyo Bay through a sluice gate. This is to create an interesting difference in the scenery by using the change of the water levels. The pond is the only existing seawater pond within Tokyo. Nakajima-no-ochaya, the teahouse which is built over the water in the middle of the tidal pond, is photogenic together with a long wooden bridge built over the water. The teahouse was first built in the early 18th century and was renovated in 1983. A large number of the original buildings and trees were damaged by the Great Kanto Earthquake in 1923 and WWII. The three teahouses by the tidal pond were all reconstructed in modern times in reference to the historical records. There are also interesting gardens of peonies, Japanese apricots, Japanese irises and others. How to get there: 7 minutes’ walk to Otemon gate from Tukijishijo station on the Toei Subway Oedo line (E-18). 7 minutes’ walk from Shiodome station on the Toei Subway Oedo line (E-19) and the Yurikamome line. Also accessible by water bus run by Tokyo Cruise. Admission: 300 yen Hours of opening: 9:00 – 17:00 (last entry 16:30) Closed: 29th Dec. – 1st Jan. https://www.tokyo-park.or.jp/teien/en/hama-rikyu/index.html 4. Kiyosumi Gardens (清澄庭園) In 1878, Yataro Iwasaki, the founder of the Mitsubishi zaibatsu (conglomerate), purchased an abandoned traditional garden created by a “Daimyo” (feudal lord) during the Edo Period (1603-1868), and set about reconstructing it for the purpose of entertaining his guests and providing recreation to his employees. A large pond with three small islands in it is the centerpiece of the garden, and “Ryo-tei”, a house built above the pond, provides a scenic view. Various kinds of interesting stones collected from every region of Japan are set around the pond. The completed beautiful garden was sadly ruined by the Great Kanto Earthquake in 1923, but the spacious garden with a large pond and many trees saved more than ten thousand lives from fires. The Kiyosumi gardens were donated to the city of Tokyo by Iwasaki family shortly afterward as part of the disaster preparedness. The gardens were repaired and maintained, and then were opened to the public in 1932. How to get there: 3 minutes’ walk from Kiyosumi-shirakawa station on the Toei Subway Oedo line (E-14) and the Tokyo Metro Hanzomon line (Z-11). Admission fee: 150 yen Hours of opening: 9:00 – 17:00 ( last entry 16:30) Closed: 29th Dec. – 1st Jan. https://www.tokyo-park.or.jp/teien/en/kiyosumi/index.html 5. Koishikawa Korakuen Gardens (小石川後楽園) Koishikawa Korakuen is one of the best gardens created by “Daimyos” (feudal lords) in the Edo Period (1603-1868), as with Rikugien Gardens. The garden was made by Yorifusa Tokugawa, the first feudal lord of Mito, and then was completed by Mitsukuni Tokugawa, the second feudal lord. Mitsukuni was influenced by Shu Shunsui, the renowned scholar of Confucianism in the Ming dynasty, so the garden had many Chinese features as well as Japanese ones. The garden is designed for strolling and enjoying the changeful sceneries. The beautiful sceneries of the sea, rivers, mountains, and the countryside are reproduced in smaller size by arranging hills, rivers, ponds, and man-made structures like bridges. There is even a rice field, which is rare to see in Japanese gardens, and which now gives elementary school pupils in the area an educational opportunity to learn how to grow rice. How to get there: 8 minutes’ walk from Iidabashi station on the JR-East Sobu line, the Tokyo Metro Tozai line (T-06), the Tokyo Metro Namboke line (N-10), the Tokyo Metro Yurakucho line (Y-18), and the Toei Subway Oedo line (E-06). Admission: 300 yen Hours of opening: 9:00 – 17:00 (last entry 16:30) Closed: 29th Dec. – 1st Jan. https://www.tokyo-park.or.jp/teien/en/koishikawa/index.html 6. Kyu-Furukawa Gardens (旧古河庭園) You will find a wonderful combination of Western and Japanese garden styles made by the two talented designers in Kyu-Furukawa Gardens, the former residence of wealthy Furukawa family. In 1917, British architect Josiah Conder, who had been invited by the Meiji Government and engaged in many national architectural projects during the second half of the 19th century, designed a house and a formal garden in Western style here. The estate had a unique landform with height difference, so Conder placed a house on a hill, and a terraced formal rose garden on the slope in front of the house. Another garden was set on a lower land, a peaceful Japanese garden designed and created by a famous garden designer, Jihei Ogawa from Kyoto. The house and the formal rose garden in Western style provided a new look then. The rose garden is most beautiful in late May, when it is specially lit up in the evening. Autumn colors in the Japanese garden are fantastic in late November. How to get there: 7 minutes’ walk from Kaminakazato station on the JR-East Keihin-Tohoku line. 7 minutes’ walk from Nishigahara station on the Tokyo Metro Namboku line (N-15). Admission: 150 yen *The house is differently managed. Hours of opening: 9:00 – 17:00 ( last entry 16:30) Closed: 29th Dec. – 1st Jan. https://www.tokyo-park.or.jp/teien/en/kyu-furukawa/index.html 7. Happo-en (八芳園) Located in the heart of Shirokanedai city is the peaceful, green garden known as Happo-en. While Happo-en has especially become known for its wedding and banquet venues, its marvelous traditional Japanese garden is open to the general public. In the early 17th century, the Happo-en estate was the residence of Hikozaemon Okubo, a samurai general who served under the Tokugawa shogunate in the early Edo period. The estate was later purchased in the early 20th century and became the residence of Fusanosuke Kuhara, a famous entrepreneur who helped to found several companies including the famous company Hitachi. Fusanosuke Kuhara devoted his time and efforts into creating the wonderful 12,000 square meter garden we see today. At the center of this lush green garden, which is comprised of natural hills and water features, is a pond, making this garden perfect for strolling. In the surrounding foliage you will find historical landmarks, such as a 19th century teahouse called “Muan” and a stone pagoda, both of which were transported and rebuilt on site, creating perfect harmony within the garden. In this garden, you can enjoy 500 year old bonsai trees, as well as Nishikigoi carp swimming leisurely around the pond, creating a beautiful scene, a scene where you can witness the true beauty of Japan. Finally, after enjoying a stroll around the garden guests can relax with a cup of tea at the Thrush Café located in the lobby of the main building. How to get there: 1 minute walk from exit 2 of Shirokanedai station on the Tokyo Metro Namboku line (N-02) and the Toei Subway Mita line (I-02). Hours of Operation: 10:00 – 22:00 (Hours are subject to change) The facilities are closed during the summer and New Year’s holidays. https://www.happo-en.com/banquet/about/ 8. The East Gardens of the Imperial Palace (皇居東御苑 二の丸庭園) Right in the heart of Tokyo, surprisingly peaceful sceneries are waiting for you. The East Gardens of the Imperial Palace have been open to the public since 1968 and have been popular destinations. In 2019, more than 2.2 million people visited there. During the Edo Period (1603-1868), there used to be the Edo Castle on the site with a traditional garden designed by Enshu Kobori, a famous garden designer and tea master in the early 17th century, but the garden was lost to several fires. The gardens you see today were created in the 1960s in reference to a plan of the gardens dating back to the middle of the 18th century. The gardens’ highlight is late April when colorful azaleas are in full bloom. In June, you will find elegant Japanese irises being at their best. It is also enjoyable to see the beautiful Nishikigoi carp swimming around a pond and to stroll in lush woodland areas. How to get there: 5 minutes’ walk from Otemachi station on the Tokyo Metro Marunouchi line (M-18), the Tokyo Metro Tozai line (T-09), the Tokyo Metro Chiyoda line (C-11), the Tokyo Metro Hanzomon line (Z-08) and the Toei Subway Mita line (I-09). Admission: free Hours of opening: 9:00 – 17:00 (1st Mar. to 14th Apr., 1st Sep. to end Sep., last entry 16:30) 9:00 – 18:00 (15th Apr. to 31st Aug., last entry 17:30) 9:00 – 16:30 (1st Oct. to end Oct., last entry 16:00) 9:00 – 16:00 (1st November to end February, last entry 15:30) Closed on Mondays and Fridays (if Monday is a national holiday, closed on the next weekday), 28th Dec – 3rd Jan. https://www.kunaicho.go.jp/e-about/shisetsu/kokyo.html https://www.kunaicho.go.jp/e-event/higashigyoen02.html 9. Mejiro Garden (豊島区立 目白庭園) Mejiro Garden is located in a quiet residential area near JR Mejiro station. It is a relatively new Japanese garden created in 1990 by Toshima ward of Tokyo for the inhabitants of the ward. The cozy garden is designed to stroll around a pond. Rocks, a waterfall, and other garden structures such as a traditional teahouse and a hexagonal pavilion, are set around the pond. Many kinds of flowering plants and trees including wild grasses and plants of Japan will let you feel the changing of the seasons. It is amusing to see a family of spot-billed ducks which come to the pond in spring. The special lighting-up of autumn colors is fascinating from the end of November to the beginning of December. How to get there: 5 minutes’ walk from Mejiro station on the JR-East Yamanote line. Admission: free (charges for the autumn illumination) Hours of opening: 9:00 – 17:00 except Jul. and Aug. (9:00 – 19:00 in Jul. and Aug.), and the autumn illumination. Closed: the second and the fourth Mondays of the month(if Monday is a national holiday, closed on the next weekday), 29th Dec. – 3rd Jan. https://www.gotokyo.org/en/spot/644/index.html 10. Yamamoto-tei (山本亭) Yamamoto-tei stands right next to Shibamata Taishakuten, a famous 17th century Buddhist temple, which is a popular sightseeing spot in the Shibamata area. Yamamoto-tei was the residence of Einosuke Yamamoto, the successful founder of Yamamoto Kojo, a manufacturer of metal parts. Einosuke renovated the traditional shoin style house several times in 1920s by adopting newly-introduced western architecture. The house is a good example of the mixed architectural style of the days. The garden of Yamamoto-tei is a shoin-zukuri garden, a garden design which has priority to admire the garden view from the inside of a house. A pond is the centerpiece backed by evergreens, and a waterfall at the back of the garden gives the depth to the whole picture. Yamamoto-tei is the 4th -ranked garden in the 2019 Shiosai Project, the garden rankings of Japan organized by Sukiya Living Magazine, a specialized Japanese garden magazine based in the USA. Enjoy looking over the beautiful garden with having a cup of tea inside the house. How to get there: 8 minutes’ walk from Shibamata station on the Keiseikanamachi line. Admission: 100 yen Hours of opening: 9:00 – 17:00 Closed: the third Tuesdays of the month, the third Tuesday, the third Wednesday and the third Thursday of December. http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/eng/ 11. Jindai Botanical Park(神代植物公園) The spacious Jindai Botanical Park sits in Chofu city, a suburb of Tokyo which has good access to the central area. More than 4,800 kinds of plants are cultivated here including shrubs and trees such as roses, ume trees (Japanese apricots), cherry trees, magnolias, rhododendrons, azaleas, maples, and camelias. You’ll enjoy flowers of the season throughout a year, as well as tropical plants in a large greenhouse. The formal sunken rose garden is one of the largest within Tokyo. Spring roses are at their best in late May and autumn ones in mid-October. Azaleas and rhododendrons in spring are also fantastic. The park has unchanged natural woodland areas which used to belong to the adjacent Jindaiji Temple, one of the oldest Buddhist temples within Tokyo. On the streets outside the temple, there are lots of diners who serve “Jindaiji soba” noodles, the traditional local specialty. How to get there: From Chofu station on the Keio line, take the Odakyu Bus bound for Kichijoji station or Mitaka station, then get off at Jindai Shokubutsu Koemmae. Or take the Keio Bus bound for Jindaiji, then get off at Jindai Shokubutsu Koen. Admission: 500 yen Hours of opening: 9:30 – 17:00 (last entry 16:00) Closed on Mondays (if Monday is a national holiday, closed on the next weekday), 29th Dec – 1st Jan. https://www.gotokyo.org/en/spot/431/index.html Jindaiji Temple: https://www.jindaiji.or.jp/en/ 12. Yumenoshima Tropical Greenhouse Dome (夢の島熱帯植物館) In the waterfront areas along Tokyo Bay stands the eye-catching Yumenoshima Tropical Greenhouse Dome. Three glasshouse domes are heated by the energy of high-temperature water sent from the adjacent disposal facility, to establish a tropical rainforest climate favorable for cultivating tropical plants. Various kinds of exotic tropical plants and flowers including orchids and ferns, which come from the rainforests in South-East Asia, the Amazon valley and the Zaire valley, are on display throughout the year. At the event hall, lectures about tropical plants are given regularly. The Yumenoshima waterfront area attracts attention as it is the archery venue of Tokyo 2020 Olympic and Paralympic games. How to get there: 15 minutes’ walk from Shin-kiba station on the Tokyo Metro Yurakucho line (Y-24), the JR-East Keiyo line and the TWR Rinkai line. Admission: 250 yen Hours of opening: 9:30 – 17:00 (last entry 16:00) Closed on Mondays (if Monday is a national holiday, closed on the next weekday), 29th Dec. – 3rd Jan. http://www.yumenoshima.jp/english.html Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 Photo/ 2) ESB Professional 3) Mariangela Cruz 4) Yingna Cai 8) Takashi Images 11) Gimas 14) picture cells 16) kawamura_lucy 17) CHEN MIN CHUN 26) crbellette 27) kuremo 29) KK_papa 33) Carlos Huang 35) Carlos Huang 37) Apple1966 / Shutterstock.com 21-23) 八芳園 8)3and garden
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素敵な発見がたくさん! 園芸ショップ探訪18 東京「グリーンギャラリーガーデンズ」
のどかなエリアに広がる 何でも揃う園芸店 広々とした売り場が魅力の「グリーンギャラリーガーデンズ」。スタジオジブリの映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台となった、多摩丘陵の西部ののどかなエリアにあります。地域密着型の店ですが、遠くから足を運ぶ人も多く見られます。 まずメインの建物に入ると、青々としたたくさんの観葉植物が目に飛び込んできます。高い天井を生かした売り場では、多種多様なインドアグリーンが生き生きと枝を伸ばし、空間は潤いに満ちあふれています。 自宅でも「心地よい暮らし」を実践しているという専務の吉田祐治さん。「忙しい日々、家に帰ってくるとほっとする……そういう空間づくりは、家の内外どちらにも大切なことです」。その大切さをお客さまに伝えたいという思いで、グリーンのインテリアへの取り入れ方を、イメージしやすいように提案。落ち着いたトーンの照明が陰影を生み、雰囲気たっぷりに構成されています。 自然の風景を熱帯性植物でコンパクトに再現する、今注目のパルダリウムやアクアリウム、テラリウム。これらに必要な各種部材も豊富に取り扱っており、専門的知識を持つスタッフに丁寧な説明もしてもらえるので、ビギナーからベテランまで安心・満足できます。 おしゃれな園芸ツールで ガーデニングのテンションアップ! ガーデニングライフを楽しくするためには、自分のスタイルに合ったガーデンツールを見つけることが大切。ここでは、国内外の「見せながら収納」できる、見映えのよいアイテムがセンスよく並んでいます。 このショップの最大の魅力! リーズナブルなアンティークアイテム インドアグリーン売り場の脇にあるらせん階段を2階へ上がると、イギリスから買い付けてきたというアンティークの品々が並びます。異国情緒たっぷりで、まるで秘密の屋根裏部屋といった趣。ここに並ぶ古い家具や雑貨類は、年2回ほどイギリスで買い付けてくるもので、イギリスをはじめとしたヨーロッパのものがメイン。 「グリーンギャラリーガーデンズ」は、約100年前に開業した観賞魚店が始めた園芸店。現在も観賞魚を販売しており、海外で大人気の鯉の輸出も行っています。 園芸店を始めてしばらく経った頃に鯉の輸出量が増え始め、渡英する機会も多くなった吉田さん。イギリス滞在中に見て回ったガーデンセンターや個人邸の素敵なディスプレイには、使い古した農具などが、よくあしらわれていることを発見。それから骨董市やアンティークショップで買い集め、本格的なアンティークアイテムの直輸入が始まりました。 吉田さんが直に仕入れを行っているため、価格はとてもリーズナブル。破損したり不具合があったりするものは専門の職人が修理、使える状態にしてから店頭に並べています。 造園業も行っている吉田さんの お墨付きが並ぶ植物売り場 吉田さんは、造園・庭づくりの専門家。一般家庭の小さな空間から学校などの大規模な庭まで、さまざまな規模・スタイルの仕事を幅広く請け負っています。常に多様な依頼に対応しながら植物と向き合っている吉田さんがおすすめする、丈夫で使いやすいおしゃれな植物を並べています。 広いショップならではの 大型のオーナメントや資材類も充実 空間のメリハリを出すのに活躍する、カップ型のコンテナや動物のオーナメント。一つ置くだけで、シーンの雰囲気をぐっと高めてくれます。 【グリーンギャラリーガーデンズ流 アンティークアイテムの楽しみ方を学ぶ】 本場のガーデンセンターなどを見尽くしている吉田さんが輸入したアンティーク類が、店内の随所に点在。センスのよいスタッフが手掛ける素敵なディスプレイは必見です。 人気の寄せ植え講師2人に出会える! 店頭には、園芸誌などで活躍中の寄せ植え講師でスタッフの堀田裕大さん(右)と園芸家の土谷ますみさん(左)が立つことも。ショップでは定期的に二人の寄せ植え教室が行われているので、ぜひチェックを。苗選びに困ったら遠慮せずにアドバイスをもらってみて。2人とも気さくに答えてくれます。 【土谷ますみさんの寄せ植え】 女性らしい愛らしくエレガントなアレンジ 【堀田裕大さんの寄せ植え】 若々しくロマンティックなアレンジ ガーデニング売り場同様、大人気の ‘マルシェ’とレストラン‘Au coju(オコジュ)’ 「産地で朝採りされた本当に美味しい野菜を、身近なお店で味わえたら…」という思いからスタートした食品売り場コーナー‘マルシェ’。パリの市場をイメージした明るく楽しい空間です。提携農家から届いた野菜はとにかく新鮮で、手に取るだけで本来の色や香り、力強さを感じられます。また、こだわりの乳製品や調味料などの品揃えもバラエティーに富み、料理好きにはたまらない売り場です。 【レストラン「Au coju(オコジュ)」】 マルシェで販売する産地直送野菜の美味しさを多くのお客様に味わってもらうために、2011年にオープンした、レストラン「Au coju(オコジュ)」。店名は多摩エリアの古い方言‘おこじゅ’をフランス語風にアレンジしたもので、‘仕事の合間にとるお茶の時間’を意味します。アンティーク家具が並ぶ落ち着きのある空間で、おいしい食事とゆったりとした時間を楽しんでください。 店長・入谷利幸さんのイチオシアイテム 「グリーンギャラリーガーデンズ」に入社して15年の入谷さん。DIYを得意とする店長さんです。そんなベテランスタッフがおすすめするのは、これ。観葉植物の鉢をカバーしながら小さなテーブルにもなる「Hang out plant box(ハングアウトプラントボックス)」。使い方は簡単で、六角柱のカバーに鉢を入れ、半円の板を2枚向かい合わせになるように乗せるだけ。簡単で、おしゃれな便利アイテムです。色はプレーンとこげ茶の2色あります。価格は、プラントボックス\6,490/プラントテーブル\5,390。 ショッピングのあとは 観賞魚を眺めて癒されよう グリーンギャラリーガーデンズでは、もちろん鯉をはじめとする観賞魚が販売しています。たくさん並ぶ水槽にはカラフルで美しい鯉や熱帯魚などがいっぱい。普段みられないユニークな魚もいるので、子どもも大人も楽しめます。 園芸植物、アンティーク、食品、観賞魚と、あらゆるものが揃う「グリーンギャラリーガーデンズ」。ライフスタイルをトータルでデザイン・サポートすることへの意気込み・思いが強く伝わってくる、頼もしいショップです。ぜひ訪れてみてください。アクセスは、京王相模原線「京王堀之内駅」から徒歩で約15分。中央自動車道「国立IC」より車で約25分、「八王子IC」より約30分。 【GARDEN DATA】 グリーンギャラリーガーデンズ 東京都 八王子市松木15-3 TEL:042-676-7115 10:00~19:00 (火曜日10:00~17:00) http://www.gg-gardens.com/ Credit 写真&文/井上園子 ガーデニングを専門としたライター、エディター。一級造園施工管理技士。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒。造園会社、園芸店を経て園芸雑誌・書籍の編集者に。おもな担当書に『リーフハンドブック(監修:荻原範雄)』『刺激的ガーデンプランツブック(著:太田敦雄)』『GARDEN SOILの庭づくり&植物図鑑(著:田口勇・片岡邦子)』など。自身もガーデニングを楽しみながら、美術鑑賞や旅行を趣味にする。植物を知っていると、美術も旅も楽しみの幅が広がりますね。
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センスのいい花屋さんの作り方。『イリア』東京・等々力 今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol.8
週末の金・土・日曜の3日間だけ営業する『イリア』。オーナーは田野崎 幸(さち)さん。全国展開の大手生花店『青山フラワーマーケット』で10年間、赤坂店や二子玉川店などのショップマネージャーとして活躍した人です。 イリアのオープンは2015年。東京・等々力のバス通りに、その店はあります。 季節ごとに変わるウインドーの花を眺めながら、さあ、店内へ。誰もが驚くのは、まず花の陳列法です。週末限定だから、そんなに大量に花を仕入れる必要がないとはいえ、テーブル上にファッションブランドのディスプレイさながらに並べています。ここから、花を買って、欠けてしまうのは、ちょっと忍びない?なんて思ってしまうほどの美しさ。 対面側の壁際には鏡を置いて、映り込む花でも、イリアの世界を広げています。ちなみに、写っている赤い服の女性はオーナーの田野崎さんです。 そして、花を引き立てるためにと田野崎さんが選んだのは、白い空間でした。 「アトリエも兼ねた場所をと探していたときに見つけた物件で、以前はブティック。広すぎず、狭すぎないちょうどよい広さ。店内は、すべて白い壁に塗り直しました」。内装を手掛けたのは、以前、ご紹介した『西荻百貨店』内にあるカラクタ工房。近寄って見ると、かすかにグレーを帯びた箇所や自然な凹凸があります。それは、新しい店でも、何十年も時を経たような風合いを演出するため。壁って重要なんですね。 田野崎さん曰く、中近東の白い家のイメージ。店内の仕切り壁に、小窓も丸くくり抜いています。 さらに細部も見ていきましょう。ランプシェードやドアノブ、看板はすべて、少し鈍い色のゴールドで統一。 シンプルなだけに、花を並べるテーブルなどの家具もポイントになりそうですが、アンティーク風の家具の多くは意外にも、ネットで探した掘り出し物とか。↓の一枚板の重厚なテーブルもそう。使ううち、味わいが増してきたそうです。 店内奥には、レトロなソファ。 店内の隅を見やると、キャンバスに描かれた花の絵が置かれています。これは田野崎さんが描いたもの。 こうは思いませんか? 花屋さんの空間は、花器のようなものだと。シンプルでも、風合いの心地よい空間を作ることで、そこに迎えた花はさらに美しさを増して咲いてくれます。店内を構成する最低限のものさえ、丁寧に、自分のテイストで選び抜けば、過剰な飾り立ては不要なのかもしれませんね。取材時、田野崎さんがいつも置くようにしている芳しい花も、いっそうピュアに香りを感じ取らせてくれました。 Shop Data:イリア(Iria) ホームページ/http://iria-sachitanosaki.com 住所/東京都世田谷区等々力3-21-22 1F 営業日/金・土・日曜 12~20時 ※訪ねる前に、ホームページのイベントページで確認してください。 アクセス/東急大井町線等々力駅より徒歩約5分 Credit 記事協力 構成と撮影と文・鈴木清子
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群馬県

花の庭巡りならここ! 息を呑むほどに美しい英国式庭園「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」【…
カントリーサイドに佇む豪奢な邸宅の庭園がコンセプト 2002年4月にオープンした「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」。約2万㎡の敷地を持ち、ゆっくり歩いて散策すると、1時間ほどかかる規模です。大型ホームセンターの「ジョイフル本田」が、群馬県・新田への新規出店を機に、本格的なイングリッシュガーデンを、と構想。1999年より着工し、3年がかりで完成させた英国式庭園です。 基本的なコンセプト立案からデザイン、施工計画などのほとんどは、イギリス人のアンディ・マクルーラさん、ウィリアム・ウルフさんの手によるものです。また、ウィリアムさんの奥さまのフレッドさんも、一部のガーデンやエンブレム、園内マップのデザインを手がけています。彼らの仕事仲間のガーデナー、左官職人たちも一緒に来日し、園内の構造物や植栽などは、イギリスでのやり方そのままで施工されました。 英国式庭園を手がけたアンディ・マクルーラさん(右)、ウィリアム・ウルフさん(左)。 「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」は豪奢な田舎の邸宅にある庭をモチーフとした、本格的なイングリッシュガーデンです。「日本人がイメージするイングリッシュガーデンのスタイルにはこだわらず、イギリス人が肌で感じている、長い歴史の中で培われた伝統的なスタイルのガーデンを楽しんでほしい」と、英国様式のさまざまなスタイルの庭がつくられました。 中に入ると、まず「整形式庭園」のゾーンが続きます。トラディショナルなスタイルと華やかなイメージのガーデンを抜けて奥に進むと、広大な「風景式庭園」。イギリスの邸宅のイメージのため、屋敷の近くに「整形式庭園」、奥に「風景式庭園」があり、その奥に森が続くというコンセプトです。 園内は「ガーデンルーム」と呼ばれる小さなガーデンが20以上ありますが、生け垣や塀などで仕切られ、雰囲気の異なる庭同士があまり見えないようになっています。これもイギリスの邸宅でよく見られる手法です。 「ルイスガーデン」のエリアだけで、チューリップは15種類、約3,000球を植栽。 「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」では、2,000種類以上の植物が息づいています。イギリスの伝統的なガーデンスタイル(ノットやパーテア、キッチンガーデン)や、イギリス人ならではの植物チョイス、構造物の演出、施工方法などが見られ、日本にいながらイギリスの庭園を巡っている感覚を味わえます。 早春はクリスマスローズやスイセン。春本番にはチューリップ、アヤメ類、バラと続き、初夏から夏は宿根草、アジサイ、ユリ。初秋はコスモス、ダリア、秋バラ。晩秋は各ガーデンの紅葉が楽しめ、四季の移ろいを強く感じられます。 初夏には園内はユリの甘い香りで満ちあふれます。 また、園内には膨大な種類の植物や多種の資材が使われていますが、「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」の向かいにはジョイフル本田ガーデンセンターがあり、これらの資材や植物の多くを購入することができるのも魅力です。「自宅の庭づくりの参考になった」という声もたくさん寄せられています。 「現実の世界から離れるためにイングリッシュガーデンを見に来る」「自分で庭をつくるためにイングリッシュガーデンを見に来る」という、相反するような目的のどちらにも適うのが「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」の特徴です。大型ホームセンターが運営するイングリッシュガーデンに、ぜひお出かけください! 多様な英国式庭園のスタイルを日本にいながらにして堪能できる贅沢 写真は、「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」のエントランスで、ヴィクトリア王朝時代に流行したカーペットベディングを基本にしています。花壇部分は背の低い一年草を絨毯状に隙間なく植え付け、左右対称の幾何学模様を花で描いています。常緑の芝とも相まって、豊かな時代のヴィクトリア朝ならではのコントラストが効いた華やかな色使いが特徴です。トピアリーに使われているのは金芽ツゲで、「WELCOME」と刈り込まれています。 この「アナガーデン」は、ウィリアムさんの娘の名前がつけられています。女の子らしい背が小さく可愛い植物で構成。手前からグレーの石の壁、黄色のツルマサキ、青の藤、緋色のキクモモと色とりどりですが、新緑の緑がベースになっているので、うるさい印象になりません。また、小道が蛇行しているので、足元のチューリップが効果的に見えます。 「シールズパレード」のエリアでは、タイルをずらしながら積み重ねた柱が特徴的なバラのパーゴラが見どころ。この柱はバラのつるが絡みやすい形状になっています。また、オブジェとしても楽しむことができ、夕刻になると柱の縁に影ができてシルエットが浮き出るようになっています。 パーゴラのトンネルは幅3m、高さ2.5m、長さ40mに及び、18種類のバラが植栽されています。左手前から‘ヴェスターランド’、‘マリー・キュリー’、‘珠玉’、右手前から‘バロン・ジロー・ド・ラン’、‘パレード’、‘つるクリムゾン・グローリー’、‘つるうらら’、天井に‘ロング・ジョン・シルバー’、‘ポールズ・ヒマラヤン・ムスク’が見えて、大変華やかです。 天井にかかっているバラは数本で、残りは上の柱にはほとんどかかっていません。つるが長く伸びる品種はあまりたくさん下のほうに花をつけないように調整して上に誘引。逆に短めのつるバラは縦の柱に花が咲くように、メリハリをつけて役割分担をしています。 「Newローズガーデン」のエリアでは、芝の中に小さい丘になるようにバラを植栽。外から見るとバラが盛り上がって見えるよう配慮されています。主に2000年以降に作出された新しいバラ、60種類、約120株が植えられているので、現代の品種トレンドが見えてきそうです。春と秋には、バラの専門家を招いて園内を散策しながらの講習会なども行っているので、ぜひご参加を。写真のアーチに仕立てられて、たわわに咲くバラは‘アンジェラ’です。 「ダヴコートガーデン」には、ウィーピングローズが3種類、20本ほどあります。品種は‘フューシャ・メイディーランド’、‘ファイヤー・メイディーランド’、‘ニュー・ドーン’など。いずれも遅咲き種で、5月の下旬から咲き始め、6月上旬まで咲き続けます。 イギリスで自生する植物に限らず世界の植物を集めているのも英国様式の特徴 「シークレットガーデン」のエリアは「プラントハンターのプライベートガーデン」というコンセプトでつくられており、そのほとんどがイギリスに自生していない植物で構成されています。 イギリス(ブリテン島)はもともと大西洋からの暖流が流れ込み、高い山もほとんどないことも相まって、北部と南部の気候の差が日本ほど大きくないそうです。そのような場所では生えている植物の変化が乏しく、庭づくりには外国の植物が必須とのこと。そんな事情からたくさん輸入された植物も、今ではすっかりイングリッシュガーデンになくてはならないものになっています。 植栽されているのは、奥の白い花からフロックス(北アメリカ原産)、ギボウシ(東アジア原産)、ベゴニアセンパフローレンス(南アメリカ原産)、ルドベキア(北アメリカ原産)、シュウメイギク(東アジア原産)。世界中から集められた植物が共存する、豊かな景色をつくり出しています。 「ウッドランド」のエリアは、欧州圏で19世紀に流行した日本庭園の影響を受けていた頃の風景式庭園がモチーフになっています。しだれ柳、睡蓮、アヤメ類、アジサイなど、当時流行していた植物がふんだんに使われています。池の周りには木々が茂り、早春の花木類、春の新緑、夏は涼しげな木陰、秋は紅葉と四季の変化を体感できるのも、この広いガーデンならではの楽しみです。 写真は「ペレニアルボーダー」のエリア。ボーダーガーデンはイギリス人が最も愛する庭のスタイルの一つですが、残念ながらこの場所でイギリスのボーダーガーデンを再現するのは難しいもの。夏の暑さに耐えられるいろいろな植物を模索し、関東で育てやすい植物を厳選したこのボーダーガーデンは、「クールボーダー」といい、パステル調の花で構成されています。 紅葉が楽しめる高木を選んで植栽黄昏ていく秋の景色も素晴らしい 「ジョイフルガーデン」の花壇の縁にはスパイラルに刈り込まれているツゲのトピアリーが等間隔に植えてあります。これは長細いガーデンのため視線が池の向こうに誘われるので、特徴的な形のトピアリーで視線を植栽側に誘導しようというもの。また植栽のカラーは青、黄色、シルバーリーフを基調にコーディネート。季節に応じて、さまざまな植物でその3色が表現されていきます。 イギリス人ガーデナー2人は、高木を選ぶ時に、紅葉する色、形、時期を考えて配置したとのこと。園内の広さの割には、奥深い紅葉の風景をつくり出しているのは、木々のコントラストを効果的に利用しているためです。 「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」の紅葉は、10月中旬から始まり、12月中旬までが見頃に。ニセアカシアからスタートし、アメリカフウの木、ミズナラ、ベニカエデ、アカガシワ、マメナシへと続く紅葉リレーは、最後にメタセコイヤがオレンジ色に輝き、やがて冬へと移ろいます。 Information アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン(Andy&Williams Botanic Garden)【閉園】 所在地:群馬県太田市新田市野井町456-1TEL:0276-60-9021 http://www.joyfulhonda.com/aw/
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休日の花を探しに! 週末限定の花屋さん『イリア』東京・等々力 今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol.7
それは、東京・等々力(とどろき)にある『イリア』。ウインドーには、こんなノートが吊るされています。 そう、ここは週末の金・土・日曜の3日間だけオープンする花屋さんなのです。 等々力駅からまっ直ぐ伸びる坂道を上がっていくと、白い壁と白いドアのショップがあります。看板代わりは「イリア」の文字。イリアとはアイリスの古代の呼び名。この花をこよなく愛する田野崎 幸(さち)さんがオーナーです。 白いドアを開けると、まっ白な空間をキャンバスであるかのように、花々が美しく飾られています。 何か特別なディスプレイのように見えても、じつは、ここから花を選んでいいんです。そう、花の陳列棚。訪ねた日は、ニュアンスのある色彩の花に紛れて、テーブルにはトロピカルなアダンの実がオブジェのように置かれ、長い葉もののスマイラックスがいきいきと野趣を添えていました。 反対側の壁には、ドライフラワーが。聞けば、イリアのサイトを見た花の生産者が「ドライフラワーにして活用してほしい」とわざわざ、育てた生花を届けにきたこともあったそう。 その隣には小さな飾り棚。 中にドライフラワーなどを入れて飾れる薬瓶や、個展で出合った陶芸家の器などがひっそりと収まっています。 イリアの花スタイルも気になりますよね? 赤いワンピースの女性が田野崎さん。鈴が鳴るような声で話す、とてもたおやかな女性です。 テーブルに並んだ花材から選んでもらい、できたのが↓のグラスブーケ。仕入れにいくと、ラインの面白い花材に目が留まってしまうというだけあり、この花束でもコーラルファンで少しワイルドなひねりを加えてくれました。ちょっと魚の骨に似ているグリーンがそれです。 「イリアの花スタイルをあえて言葉にするなら、素材優先ということでしょうか。自分の型にはめ込まず、その季節に出会った花のよさを引き出してあげたいし、人がそうであるように、植物も無理をしていない状態がいちばんきれいだと思うのです」 生まれ故郷の札幌で、花屋さんでアルバイトしながら、いけばなを習っていたという学生時代。その後、東京の花屋さんの現場も見てみたいという一心で上京し、『青山フラワーマーケット』で10年間、赤坂店などの人気店でショップマネージャーを務めていました。自らのショップを立ち上げたのは2015年。 「週末だけの営業なので、ほかの日はどうしているのかとよく聞かれるんですが(笑)、平日はウエディング装花の打ち合わせをしたり、元の職場で商品開発にも携わったりしています」 訪ねたら、店内のどこかに、こんな落書きが見つかりますよ↓。フランスで知り合った友人が店に訪ねてきたときに残していったもの。ここは君の秘密のガーデンだと、田野崎さんを応援する言葉が綴られています。 Shop Data:イリア(Iria) ホームページ/http://iria-sachitanosaki.com 住所/東京都世田谷区等々力3-21-22 1F 営業日/金・土・日曜 12~20時 ※訪ねる前に、ホームページのイベントページで確認してください。 アクセス/東急大井町線等々力駅より徒歩約5分 Credit 記事協力 構成と撮影と文・鈴木清子
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花の庭巡りならここ! 箱根が誇る、夢の花園「箱根強羅公園」
抜ける青空の下、箱根の山々を借景に 花々で豊かに彩られる癒やしの公園 1914年開園という古い歴史を誇る「箱根強羅公園」。開園時は1910(明治43)年にロンドンで開催された日英博覧会場に日本庭園をつくった、一色七五郎氏が設計・監督を担当。洋風庭園と和風庭園があり、地質を生かして多数の巨岩を用い、風景になじませた造成が見られて、当時の高い造園技術を垣間見ることができます。 「箱根強羅公園」は、26,500㎡の敷地をもち、ゆっくり歩いて30〜40分くらいで一巡りできる広さです。現在の園内は、大きく分けて「バラ園」「噴水周辺」「体験施設(クラフトハウス)」「温室」「お茶室」にゾーニングされています。 園内中央には噴水広場があり、ここから望む箱根の山々の眺めは特に素晴らしいので、ぜひ立ち寄りましょう。このビュースポットの花壇は、主に一年草で構成され、年に4回の植え替えを実施。春はホワイトで統一して爽やかに、夏はブルーと黄色でコントラストをつけ、秋はハロウィン仕様、冬はハボタンで彩ります。「箱根強羅公園」は標高約600mに位置するため、昼夜の温度差によって花色が冴え冴えとしているのも魅力です。 また、特筆すべきは、冬でも楽しめる3つの温室。熱帯植物館(約211種3,000株)、ブーゲンビレア館(ブーゲンビレア48種)、熱帯ハーブ館(約70種125株)、イベント館があり、じっくり観賞して約30分で周遊できます。 熱帯植物館では、ジャングルをイメージして植栽。バナナ、パパイヤ、パイナップルなどのトロピカルフルーツや、レンブ、ソーセージの木なども観られます。 写真のブーゲンビレア館は、年間を通して華やかに咲く姿を楽しめます。ブーゲンビレアは夏の花のイメージがありますが、南米コロンビア原産の短日植物で、一番の見頃は秋から春先(11~3月)です。短日植物のため夏は花が少なくなりますが、この時期はハイビスカス(長日植物)などが華やかに咲き競い、年間を通して花盛りとなるよう配慮されています。 一方、熱帯ハーブ館では、香辛料のもとになる植物を展示。温帯性ハーブと熱帯性ハーブの違いを比較しやすいように、熱帯ハーブ館の近くに温帯性ハーブ園をつくっているので、香りを比べてみるのもいいですね。 「箱根強羅公園」は、一年を通して豊かな花々で彩られ、開園当初から親しみを込めて呼ばれていた「夢の花園」の愛称を、今も守り続けている観光庭園です。その他、カフェやレストラン、セレクトショップ、クラフト体験など、レジャースポットとしてのコンテンツも魅力たっぷり。一日ゆっくりと時間を過ごすつもりで、出かけてみてはいがでしょうか。 標高約600mに位置する公園では 四季を通して花色が冴え冴えと輝く 5月中旬〜下旬は、ツツジが見頃を迎えます。噴水池の周囲を中心に、赤、紫、白など約1,000株が満開に。園内には、高地でしか見られないアカヤシオ(3月下旬)、シロヤシオ(3月下旬)、天城ツツジ(4月上旬)などの姿も見られます。枝葉を埋め尽くすように咲き、色の塊となる満開の時期は、大変鮮やかで見応えがあります。 バラの見頃は5月下旬〜6月下旬。約200種1,000株のバラが爛漫と咲き誇ります。香りのよいバラを集めたコーナー、オールドローズを集めたコーナー、皇室にまつわる名前を冠したバラのコーナーなど、テーマを設けた展示も見どころ。バラの魅力を最大限に引き出すため、木製アーチを連ねたバラのトンネルや。宿根草と組み合わせたダイナミックな花壇など、歩を進めるのが楽しくなるローズガーデンです。 アジサイの見頃は6月中旬〜7月上旬。園内に咲く、多くの山アジイや西洋アジサイが、しっとりとした表情で出迎えてくれます。特に清楚な白花で人気の高い‘アナベル’の群生や‘イワガラミ’の大株が目を惹く存在です。「アジサイ展」の期間中は、約80種のアジサイが展示され、山アジイや西洋アジサイの苗も販売されます。 紅葉の季節を迎える秋は、一年を通して最も見応えのある景色を楽しめます。見頃は11月上旬〜11月下旬で、イロハモミジやヤマモミジの大木を中心に植栽され、園内全体が朱色に染まります。また、10月中には、春とはまた異なる深みを帯びた色で咲く秋バラが楽しめ、パンパスグラスの穂とのコラボが見事です。 12月〜翌年3月は、園内に植栽された約100株のクリスマスローズが見頃に。12月下旬にニゲル種、12月下旬〜1月下旬にニゲル交配品種、2月中旬に木立クリスマスローズ、2月下旬に細葉クリスマスローズ、2月中旬〜3月中旬にレンテンローズと、次々に咲き継がれていきます。 食事どころは2店舗あってオシャレ! こだわりの食材を使ったメニューが揃う 園内には、食事どころが2店舗あります。写真は「サンドイッチ料理 一色堂茶廊」で、素材にこだわったサンドイッチ料理が楽しめるお店です。人気メニューは「自然有精卵のだし巻きサンド」(1,320円)、たっぷりのローストビーフをレタスとともに挟んだ「和牛ローストビーフサンド」(1,980円)。営業時間は10:00〜16:00(ラストオーダー15:30)で、テイクアウトもできます。 「サンドイッチ料理 一色堂茶廊」では、写真のフレンチトースト(990円)が大人気! 牛乳と生クリーム、自然有精卵を混ぜ、パンを浸してじっくり一日寝かせてから焼き上げたもので、しっとりとした食感。季節のフルーツと生クリームを添えていただきます。 もう一つの店舗、カフェ「PIC」では、1日40食限定の強羅園カレー、20食限定の「温泉玉子カレー」も人気。ラベンダーミックス、ハイビスカスレモン、ローズブレンド、レモ二ーミント、カモミールブレンドの5種類から選べるハーブティー(630円)もおすすめです。営業時間は10:00〜16:00(ラストオーダー15:30)。 工芸品を集めたセレクトショップは必見! 7種の工芸体験も楽しめる 園内には箱根の土産物が揃う「おみやげショップ」があり、雑貨やお菓子などが豊富に揃います。注目したいのは、2019年夏にオープンした、セレクトショップの「こまもの屋 箱根」。「アート&クラフト」をテーマに、箱根の伝統工芸品や、国内で活躍している工芸作家の作品を販売しています。ぜひ立ち寄って、旅の記念になりそうなショッピングを楽しみましょう。 園内には、「箱根クラフトハウス」があり、6種の工芸体験を実施しています。料金と所要時間の目安は以下の通り。吹きガラス(4,400円〜、約15分)、陶芸(4,290円〜、約40分)、サンドブラスト(3,520円〜、約60分)、とんぼ玉(2,750円〜、約15分)、ポタリーペインティング(3,850円、約60分)、切子(3,850円〜、約60分)、レーザー彫刻(2,420円、約30分)。いずれもマンツーマンで、懇切丁寧な指導が受けられます。
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花の庭巡りならここ! 皇室の庭園としての伝統を受け継ぐ「新宿御苑」
都会のビル街に囲まれた緑量たっぷりのヒーリングスポット 昭和24年(1949)に国民公園として一般に公開された「新宿御苑」。その面積は58.3ヘクタール、周囲は3.5㎞という広大な敷地。園内の樹木は約250種1万本、その他植栽されている植物は約510種にも及びます。 「新宿御苑」は、江戸時代の大名、内藤家の屋敷だった場所で、明治に欧米の近代園芸を取り入れるための拠点(内藤新宿試験場)となりました。その後、宮内省の所管(植物御苑)となり、皇室のための農場という性格が加わりました。 後年、この地を皇室の庭園として改修する計画が進み、フランスの造園家アンリー・マルチネーに設計を依頼。明治39年(1906)5月に庭園が完成し、「新宿御苑」という名称になりました。さらに年月を経て昭和24年に「国民公園新宿御苑」として一般に開放され、現在に至っています。 現在の「新宿御苑」の庭園は、基本的に明治39年に完成した庭園デザインを踏襲しています。広々として奥行きのある芝生とその両側に広がるサクラなどの樹林、池からなる西洋庭園と日本庭園が組み合わさっているところが特徴です。また春のサクラ、秋の菊花壇、ユリノキなどの巨樹、温室の洋ランなど、明治以来の植物遺産が引き継がれていることも、見どころの一つといえるでしょう。 現在の庭園をおおまかに区分すると、正門から整形式庭園、砂利広場(旧宮殿予定地)、芝生広場と池を含む風景式庭園と続く西洋庭園のエリア、菊花壇展の行われる日本庭園、大木戸門近くにある内藤家の大名庭園である玉藻池周辺、国民公園になってから整備された「母と子の森」などがあります。 「新宿御苑」の四季の見どころは、春がサクラ、ツツジ類、ハクモクレン、ハンカチノキ。夏はアジサイ、アガパンサス、ムクゲ、サルスベリ、青々とした芝庭。秋はサルビア・レウカンサ、キンモクセイ、ヒガンバナ、サザンカ、秋バラ、紅葉。冬はスイセン、ウメ、ツバキ。「新宿御苑」の風景、植物は日々変化し、訪れる度に新しい発見があります。 2018年の入園者数は約230万人で、外国からの観光客にも人気のスポットとなっている「新宿御苑」。「管理の行き届いた公園」「都会にあって自然を感じられ、リラックスできる」「温室は植栽も多く、植物や花など状態がよく育っていて素晴らしい」といった声が寄せられ、リピーターも多いのが特徴です。ぜひ何度でも訪れて、自分だけの見どころを見つけてはいかがでしょうか。 エキゾチックな植物たちに出合える大温室月に2回のガイドウォーク参加もおすすめ 「新宿御苑」には大温室があり、約1,800種の植物が展示されています。広さは約2,750㎡で、一通り巡るのにかかる時間は、大人の足で20~30分ほどです。 温室内はテーマごとにゾーニングされ、「人と熱帯の植物」「熱帯池沼の植物」「沖縄コーナー」「熱帯低地の植物」「小笠原コーナー」「乾燥地の植物」「熱帯山地の植物」などを観賞できます。 大温室では、月2回の「ガイドウォーク」を実施。第2週目に温室内で見頃の植物を解説する「温室の観賞教室」を、第3週目に通常は非公開の栽培室で、新宿御苑の役割(戦前から受け継ぐ洋ランの栽培や絶滅危惧種の保全など)を解説する「バックヤードツアー」を開催しています。 約40分かけて温室を巡り、料金は無料(先着順約20名まで)。ガイド内容は植物の状態に合わせて変わるため、リピートしても楽しめます。 百年以上の歴史を持つ庭園には風格のある伝統美が漂う 「新宿御苑」の春は、ぜひ花木の美しさに注目してください。 サクラは約65種、約1,000本が植栽されており、見頃は早咲きから遅咲きまで、全体で2月中旬~4月下旬(一番の見頃は3月中旬~4月上旬)です。4月中旬には、八重桜のライトアップイベントが予定されています(詳細は未定)。 写真のツツジの見頃は4月下旬~5月上旬。4月29日には自然に対する理解を深め、自然環境の適正な利用普及を推進する「新宿御苑みどりフェスタ」が開催されます。 5月上旬は園内に2本植栽されているフジが満開に。藤棚に仕立てられ、花穂をいっせいに垂らす姿は、一見の価値があります。5月中旬には、地球温暖化防止や資源循環の必要性などを伝えるワークショップを行うイベント、「ロハスデザイン大賞」が開催されます。 「新宿御苑」では、色とりどりのバラが植栽されています。見頃は春バラが5月上旬~7月上旬 (一番の見頃は5月上旬~下旬)、秋バラが10月中旬~11月下旬です。 写真のバラ園は、ハイブリッド・ティー、フロリバンダ中心の西園と、シュラブ、イングリッシュローズ中心の東園に分かれていて、合計約110種、約500株のバラが植えられています。 3年に1度開催される「世界バラ会議」で「栄誉の殿堂入り」に選ばれた16品種のバラがすべて植えられているので、それを見つけながらバラ園巡りをするのも楽しいものです。 「新宿御苑」の秋のメインイベントは、11月1〜15日に開催される「菊花壇展」。明治11年(1878)に宮内省が赤坂の仮皇居で初めて開催した「菊花拝観」をルーツとした展示会です。戦争を挟んで中止となるなどの変遷を経て、昭和24年(1949)に初めて、「新宿御苑」で一般に公開されました。 「菊花壇展」では、日本の菊栽培における伝統・技術の結晶「懸崖作り花壇」「伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇」「大作り花壇」「江戸菊花壇」「一文字菊、管物菊花壇」「肥後菊花壇」「大菊花壇」を展示。端正な花姿が披露されます。 「新宿御苑」の紅葉の見頃は11月中旬~12月中旬。 11月中旬頃からプラタナス並木の黄葉が見頃となり、続いて新宿門近く、日本庭園の池周辺でカエデ類、園内各所でサクラ、ユリノキの色づきが進みます。 その後、本格的な紅葉シーズンが始まると、ラクウショウ、サクラ、ケヤキなどが見頃に。園内各所のサクラがオレンジ色から茜色に染まり、ユリノキの黄葉、タムケヤマ、カエデ類も紅葉が楽しめます。新宿門のカエデ類は紅葉のアーチになって出迎え、シーズン最後には、モミジ山のカエデ類が色づきます。 2019年に初めてのライトアップが千駄ヶ谷門近くのエリアで開催され、その後も同時期に紅葉を楽しむライトアップイベントが開催されています。 月に1度開かれる「花市場」をのぞいてみようレストランや土産物店はオリジナルものが出色! 「新宿御苑」では、毎月「花市場」が開催されています。季節の花苗や鉢花、球根、イタリアの野菜やハーブ、花のタネ、ハーブ関連グッズを販売。質問があれば、詳しいスタッフが植物の栽培や手入れについて、分かりやすく解説してくれます。 「新宿御苑」内には、「レストランゆりのき つぶら乃」があるので、休憩にどうぞ。営業時間は11:00~ラストオーダー15:30、定休日は新宿御苑の休園日、客席数は130席。風景式庭園の四季折々の景色を眺めながら食事ができる開放的なレストランで、季節に合わせた料理や京料理のお弁当など、オリジナルメニューを提供しています。 「新宿御苑」の売店は、豊富な土産物のラインナップが魅力です。どら焼きや手作り最中など、和のお菓子が並びます。 写真のように、御苑オリジナル和柄雑貨(ポストカード、クリアファイル)、和柄服飾小物雑貨、新宿御苑関連書籍なども揃います。コレクションしたくなりますね! Information 新宿御苑 所在地:東京都新宿区内藤町11TEL:新宿御苑サービスセンター 03-3350-0151 環境省新宿御苑HP http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/index.html一般財団法人国民公園協会新宿御苑HP http://fng.or.jp/shinjuku/ アクセス:新宿門へ電車/JR・京王・小田急線 新宿駅南口より 徒歩10分西武新宿線 西武新宿駅より 徒歩15分東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅出口1より 徒歩5分東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅E5出口より 徒歩5分都営新宿線 新宿三丁目駅C1・C5出口より 徒歩5分バス/品97(品川車庫-新宿駅西口) 新宿二丁目下車池86(東池袋四丁目-渋谷駅東口) 新宿四丁目下車早77(早稲田-新宿駅西口) 新宿三丁目下車新宿WEバス(新宿駅西口-新宿駅東口) 新宿御苑下車 大木戸門へ電車/東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅出口2より 徒歩5分バス/品97(品川車庫-新宿駅西口) 新宿一丁目下車池86(東池袋四丁目-渋谷駅東口) 新宿四丁目下車 千駄ヶ谷門へ電車/JR総武線 千駄ヶ谷駅より 徒歩5分東京メトロ副都心線 北参道駅出口1より 徒歩10分都営大江戸線 国立競技場駅A5出口より 徒歩5分バス/黒77(目黒駅-千駄ヶ谷駅) 千駄ヶ谷駅前下車池86(東池袋四丁目-渋谷駅東口) 北参道下車早81(早大正門-渋谷駅東口) 千駄ヶ谷駅前下車ハチ公バス(渋谷-代々木) 国立能楽堂、千駄ヶ谷駅下車 休園日:月曜(祝祭日の時はその直後の平日)、12月29日〜1月3日※3月25日から4月34日までと11月1日から15日までについては、月曜日も休まず開園 営業時間:10月1日~3月14日 9:00〜16:00 (16:30閉園)3月15日~9月30日 9:00〜17:30 (18:00閉園)7月1日~8月20日 9:00〜18:30 (19:00閉園) 料金:一般 500円(30人以上団体割引:400円 ※事前申込不要)65歳以上 250円 ※窓口で年齢の確認できる証明書の提示が必要。学生(高校生以上) 250円 ※窓口で学生証の提示が必要。小人(中学生以下) 無料※入場券の事前購入について/公式HPよりスマートフォン等でWEBチケット(一般入園券500円のみ、購入日より6カ月間有効)を事前に購入可。購入したWEBチケットのQRコードをスマートフォン等で呈示すれば、チケット購入の窓口に並ぶことなく、入園できる。駐車場:普通車200台(入園者2時間まで600円、以降30分毎200円)入園者以外 30分毎330円大型車5台(60分2,200円、以降30分毎550円) 注)酒類持込禁止、遊具類使用禁止(こども広場除く)Drinking alcohol, using sports equipment and musical instrument in the garden are prohibited. 写真/環境省新宿御苑管理事務所
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ふたりが生んだ“わが家”のような空間『ジャルダン ノスタルジック』東京・神楽坂 今日はてくてく、「花屋…
オーナーは青江健一さんと加藤孝直さん。38歳の同い年です。 こちらが青江さん。 そして、加藤さん。 運命の出会いって、本当にあるんですね。ふたりとも、花屋さんの開業を目指し、同時期に東京・大田市場の仲卸に勤務。8年前までは、まったく知らない同士でした。 「知り合いになって話していくうちに、感覚が似ていることがわかり、だったら、一緒にやろうということになったんです」。そう話す青江さんに、加藤さんも大きくうなずきます。 ふたりでひとつの“ジャルノス”。 出会いまでの道のりで得たものを持ち寄って生まれたショップです。 テクニックや花への感覚的なことはもちろんのこと…ポエティックな要素を、と言うのは青江さん。「例えば、壊れたシャンデリアの破片が飾られていたり、開いた本の上に葉が落ちていたり。単に花を並べるのではなく、見た人が物語を感じる仕掛けです」。仲卸で働く以前は、パリの数件の花屋さんで研修を積んだ青江さん。前述の演出は憧れてやまない『ラロゾワール』で感動したシーンでした。今、天井から吊るしているドライフラワーやブロカントなランタンもそのひとつ。雑貨の棚の奥には壊れたタイプライターが置かれ、生活の気配を静かに漂わせています。 対して、加藤さんが持ち寄ったのは“パティシエ”というもうひとつの顔です。フラワーアレンジメントの専門学校を卒業後、埼玉に一度、花屋さんを開いた加藤さん。その後、お店を閉めてまでして、福島のパティスリーで働き、お菓子作りを学んでいます。今、花をあしらう一方、なんと!早朝3時半からほぼ毎日、お菓子を焼いてはお店に並べていまます。 でも、なぜ、お菓子? 前々から思っていた疑問をぶつけてみました。すると、予想外の答えが返ってきたのです。加藤さん曰く、お菓子は、お客さんが店内に少しでも長く「いる」時間を作るためのいわば“口実”。「花屋さんって、忙しくて、花を買ったらすぐに出ていかなければならない雰囲気がありますよね。自分自身がかつてそうでした。もっとゆっくり見たいのになぁ、とそそくさと撤退(笑)。お菓子が目に留まれば、花を買ったあとも、どれにしようかと選びながら、ゆっくり滞在する理由ができます」。青江さんが担当する、店内にずらりと並ぶ雑貨も同じ役割。 神楽坂の地にお店を立ち上げて、今年で6年。ふたりとも口をそろえて、店でありながら、年々、我が家のような感覚になっていると言います。のびのびと自分たちらしい花をいけられるマイホーム。だから、会話して、来てくれた人をもてなすのは、ごく自然なことのようです。 意気投合して、ともに活動を始めた青江さんと加藤さんですが、いける花には少し違いがあります。 これが青江さん。いく種ものシャクヤクとバラ、草花を合わせた薫り高いブーケ。 そして、こちらが加藤さん。フレッシュなトーンで描いたグリーンの間から、クレマチスが軽やかに踊っています。 ふたりの花をあえて言葉にするなら、洗練されたナチュラル? いく種もの旬の花々で綿密に構築しながら、季節の移ろいを楽しませてくれます。 店名の意味は「懐かしい庭」。花が好き。小さなつぼみに目を輝かせていたくらい、子どもの頃から花が好き。ふたりと同じ気持ちなら、きっと共感するでしょうね。かくいう私もそのひとりです。 お店は東西線神楽坂駅より徒歩約5分。えんじ色のドアが目印です。 Shop Data:ジャルダン ノスタルジック(jardin nostalgique) ホームページ/http://www.jarnos.jp 住所/東京都新宿区天神町66-2 1F 電話/03・8280・7665 営業時間/11〜19時、土・日限定カフェ15〜19時(LO. 18時30分) 定休日/火曜 アクセス/東京メトロ東西線神楽坂駅2番出口(矢来口)より徒歩約5分 Credit 記事協力 構成と撮影と文・鈴木清子
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花の庭巡りならここ! 大充実のトロピカルドーム温室「小田原フラワーガーデン」
地元の皆さんに愛される憩いの庭園リピーターが多いのも納得! 「小田原フラワーガーデン」は、1995年にオープンした植物公園。「豊かなライフスタイルを築く楽しい花園づくり」を目指して整備されました。敷地は42,188㎡で、ゆっくり歩いて周遊するのに1時間くらいかかります。 メイン施設の「トロピカルドーム温室」では、熱帯・亜熱帯植物が旺盛に枝葉を広げ、冬でも植物たちの生命力を感じて元気をもらえます。特に写真のヒスイカズラに注目を。3月下旬~4月中旬に開花する、翡翠のように美しい花は、一見の価値があります。「小田原フラワーガーデン」メインフラワーの一つで、300以上の花穂が垂れ下がる光景は圧巻です。 また、公園面積の半分を占める「渓流の梅園」では、約200品種のウメが咲き誇ります。他にもアルカディア広場周囲に広がるバラ園や、渓流沿いから池周囲に広がるハナショウブなど、四季折々の花が楽しめる公園です。 園内の開花リレーは、春がサクラ、チューリップ、フジ、バラ。初夏はアリウム、スイレン、ハナショウブ、アジサイ。夏はアガパンサス、マリーゴールド、サルスベリ。秋はリコリス、ヒガンバナ、アメジストセージ、紅葉。「一年中花と緑が楽しめる公園」のコンセプト通り、いつ訪れても季節の花が見頃になっている姿を楽しめます。 また、一年を通してさまざまなイベントや講習会を開催しています。中でも講師に日本梅の会会長 大坪孝之さんを迎えた「なるほど園芸講座」が大人気。初心者向けの、肥料・病害虫防除の話から、上級者向けの、接ぎ木・挿し木・剪定の話まで、季節に応じた園芸ポイントが解説されます。毎月第3日曜日開催で、時間は10:30~11:30、先着30名まで。当日受け付け、参加費は無料です。 「小田原フラワーガーデン」では、屋外エリアのみペットの同伴OK。飲食物の持ち込みも可能ですが、テイクアウトカフェもありますよ。フラワーショップや土産物店も充実しているので、ショッピングを目当てに行くのもいいですね。多彩なイベントを目的にリピーターが多く訪れる植物公園に、ぜひ足を運んではいかがでしょう。 熱帯植物がダイナミックに茂るドーム型温室で南国ムードを楽しむ 「小田原フラワーガーデン」には、小田原市環境事業センター(ゴミ焼却施設)の余熱を利用している温室があります。直径40m、高さ22mの温室は、ゆっくり周遊して約30分。約200種の熱帯・亜熱帯の花木、果樹を植栽しており、南国ムードを楽しめます。 写真の花は、温室で咲くトロピカルフラワーのヘリコニア・ロストラータ。開花時期は6月中旬~9月上旬です。鳥のクチバシのような花が左右に30個ほど並び、1mほどの長さになるエキゾチックな雰囲気の植物。本州では温室がある植物園でなければ見られない花です。 温室で催されている、セルフガイド式の体験プログラム「アロア・ワッド探検隊」にも注目を! これは、謎の植物学者アロア・ワッドからの植物に関するさまざまな指令(ミッション)が出題されるというストーリーのもと、約300種類の熱帯植物が植栽されるトロピカルドーム温室内を探検しながら問題を解くというもの。 入園者は探検隊員としてミッションに挑戦し、五感を駆使しながらゲーム感覚で植物について学べます。探検隊員には「探検隊員証(スタンプカード)」が発行され、来園ごとに異なるミッションをクリアしてスタンプを集めることで、段階的にレベルアップできます。子どもも大人も楽しめるプログラムですね! この企画は「神奈川なでしこブランド2019」に認定されており、ますます注目を集めています。 屋外庭園は四季を通して爛漫と咲く!煙るように咲くバラ園は必見 屋外庭園のバラ園も充実しているので、開花期の5月中旬~6月上旬、10月下旬~11月下旬にはぜひ足を運んでほしいもの。150品種、350本のバラが植栽されています。フォーカルポイントのガゼボには、ダイナミックにつるバラが仕立てられており、ゴージャスな咲き姿を楽しめますよ! 春と秋の見頃には、ガイドツアーやミニコンサートなど、「ローズフェスタ」のイベントが開催されます。 6月上旬~下旬には、ハナショウブ池が見どころに。約180品種1,000株のハナショウブが咲き誇ります。同じ時期には、池の水面に色とりどりのスイレンやアジサイ500株が咲くので、梅雨の季節ならではの素晴らしいコラボレーションを楽しみましょう。開花時期には、ウメ収穫体験など、「花菖蒲・スイレンまつり」のイベントが開催されます。 花苗や雑貨が豊富に揃うフラワーショップスイーツが人気のカフェや売店もチェック! 2017年にリニューアルオープンした、フラワーショップ「PICCOLO(ピッコロ)」も、ぜひのぞいてみましょう。季節の草花はもちろん、花木、果樹、観葉植物など多彩な品揃え。フラワーベースなどの雑貨類も扱っています。開店時間は10:00~16:00です。 お土産コーナーは、季節感のある商品展開が魅力で、リピートしたくなるスポット。園内で採れたはちみつを使った「ミツバチからの贈り物」(650円)、「はちみつラスク」(450円)や「はちみつドロップス」(400円)、「はちみつとクルミのパウンドケーキ」(700円)などがおすすめです。※いずれも期間限定品。 「小田原フラワーガーデン」には、テイクアウトカフェ「ハイビスカス」もあるので、歩き疲れたら休憩しましょう。開店は土・日・祝祭日のみ(大型イベント開催時は毎日オープン)、開店時間は10:00~16:00(ラストオーダーは15:30)、客席数は14席です。おすすめは、バラの香り豊かなジェラートにみずみずしい白桃がたっぷり入ったローズピーチジェラート400円(税込)。 特に、採蜜期間にしか食べられない期間限定のスイーツは知る人ぞ知る人気メニュー。さっぱりしたバニラジェラートと、濃厚なハチミツの相性が抜群なはちみつがけジェラート450円(税込)、園内で採れた純粋はちみつを、温かいパンケーキと冷たいバニラアイスにかけた贅沢な一品、はちみつパンケーキ500円(税込)は、一度味わっておきたいものです。 Information 小田原フラワーガーデン 所在地:神奈川県小田原市久野3798-5TEL:0465-34-2814 小田原フラワーガーデン (kanagawaparks.com) アクセス:電車/伊豆箱根鉄道大雄山線「飯田岡駅」から徒歩約20分(約1.6kmの上り坂)バス/小田原駅東口から2番のりば伊豆箱根バス「フラワーガーデン・県立諏訪の原公園」行き。「フラワーガーデン」下車すぐ。車/小田原厚木道路「小田原東IC」より国道255号を北へ約1.4km先「桑原」交差点左折、約3.2km先「沼田」交差点左折、約800m先「飯田岡」交差点右折、道なりに約1.1km直進しトンネルの先のT字路右折約200mで入口(左折:県立おだわら諏訪の原公園) 所要時間は約15分(道路状況による) オープン期間:通年 休園日:月曜(祝祭日の時はその直後の平日)、祝日(振休も含む)直後の平日、12月29日~1月3日 営業時間: 9:00~17:00(トロピカルドーム温室入園は16:30まで) 料金:無料(トロピカルドーム温室のみ有料・大人200円小中学生100円) 駐車場:普通車140台/障がい者用6台、無料



















