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花盛りハイシーズン! いくつ知ってる? 5月に咲く人気花20選

Ariephotography/shutterstock.com
バラやクレマチス、フジ、ボタン、シャクヤクなど、さまざまな花が一斉に開花期を迎える5月は、ガーデニングのハイシーズン! ガーデン見学やオープンガーデン、ガーデンパーティー開催、庭仕事と、楽しく忙しい季節が到来しました。この記事では、5月に花盛りの植物の中から、ガーデニングでもよく育てられている人気の草花や、よく見かける樹木を20種類、名前と写真、花言葉などもご紹介します。
目次
バラ
バラ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・茶・黒・緑・複色/開花期:5~11月

美しく華やかな花に豊かな香りが、古くから人々に愛され続けているバラ。自然のなかに自生している野生種(原種)、人が手を加え品種改良をした園芸品種があり、園芸種もオールドローズやモダンローズ、ミニバラといったカテゴリーに分けられ、花色、形、香り、トゲの有無、花びらの枚数まで、膨大な種類があります。樹形もつる性、半つる性、木立ち性と3タイプあるので、好みの組み合わせで庭を素敵に演出することができます。バラの苗を購入したら植え替えをし、適切に肥料を与えながら育てましょう。剪定のタイミングは主に冬で、品種によっては夏にも剪定が必要な種類もあります。バラ全般の花言葉は「愛」「美」などです。
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クレマチス
キンポウゲ科つる性多年草/主な花色:白・青・赤・ピンク・茶・黄・黒・複色/開花期:4月中旬~10月

つる植物の女王とも呼ばれるクレマチス。自由奔放に伸びるしなやかなつると、美しい花が魅力で、バラと合わせる植物としても人気があります。数多くの品種や野生種があり、いくつかの系統に分類されていますが、系統によって管理方法が異なるので、それぞれに合わせて育てましょう。ガーデニング初心者は新枝咲きの品種を選ぶと、冬にばっさりと切り戻しせば翌春に新しい枝を伸ばして花を咲かせるので、管理が簡単です。根を切られることや移植を嫌うので、植え場所をよく考えておき、根をいじらないように植えましょう。植え付けの際は、つるを1~2節分埋める深植えにします。クレマチスの花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」などです。
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フジ
マメ科つる性花木/主な花色:紫・白・ピンク・黄/開花期:4月下旬~5月中旬

たっぷりとした房状の花序が、頭上から降り注ぐように咲くフジは、日本原産のつる性花木。その美しい姿を愛でることができる花の名所も全国各地にあるほど愛されています。また品種数も多く、世界中で植栽されています。代表的な紫色以外にもさまざまな花色がありますが、花色によって開花期が少し異なり、薄紅、紫、白、黄の順に開花していきます。藤棚を作るほか、フェンスなどに誘引して仕立てることもできます。根が切れると傷みやすいので、植え付けの際は根を切らないように注意し、長く伸びた根は巻くようにして植えましょう。フジの花言葉は「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」「忠実」などです。
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ボタン
ボタン科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・緑・茶/開花期:4月下旬~5月中旬

大輪で艶やかな花から、「百花の王」とも呼ばれるボタン。美しさの象徴として、女性を形容詞したり、工芸品のモチーフにも広く使われてきた東洋を代表する花の一つです。園芸品種だけでも300種類以上あるといわれ、大輪八重咲きのほか、可憐な小輪種や一重咲きもあり、花色や花弁の重なり方、花の大きさも多様。新品種も次々に生み出されています。植え付けや植え替えの適期は、9月の彼岸過ぎから11月頃。水はけと日当たりのよい場所で育てます。肥沃な環境を好むので、元肥のほか、春の芽出し肥、花後のお礼肥、秋の追肥や冬の寒肥を適宜与えます。剪定は9月に行いましょう。ボタンの根の成長は遅いため、苗木を植えた1年目は花が咲かないように、早い時期につぼみを摘み取って根をしっかり育てることが、長く楽しむコツです。ボタンの花言葉は「風格あるふるまい」「王者の風格」などです。
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シャクヤク
ボタン科多年草/主な花色:赤・ピンク・白・黄・複色/開花期:5~6月

ボタンと同様に初夏に優雅で華やかな花を咲かせるシャクヤク。花の美しさに加え、香りを楽しめる品種もあります。花はボタンとよく似ていますが、低木であるボタンに対し、シャクヤクは多年草という違いがあります。ほかにも葉やつぼみの形状、開花時期などの違いから見分けることができます。シャクヤクの植え付け適期は9~10月。新しい根の伸びる秋以外に根をいじると生育が悪くなるため、適期以外の植え付けや植え替えは避けたほうが無難です。日当たりと水はけがよく、肥沃な場所を好みます。大きく茂るのでスペースを確保して栽培し、鉢植えの場合は2~3年を目安に植え替えます。肥料を必要とするので、元肥のほか、芽出し肥、お礼肥、追肥や寒肥を与えるとよいでしょう。摘蕾すると大きな花が咲きます。シャクヤクの花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」などです。
ラベンダー
シソ科低木/主な花色:紫・白・ピンク/開花期:4~7月

鮮やかな紫色の花と、リラックスできる優雅で豊かな香りから、ハーブの中でも人気の高いラベンダー。芳香剤やせっけん、ハーブティーなど、暮らしの中でも馴染み深い香りの一つで、鎮静作用や体の不調を整える効果が期待できる薬用植物として、古くから利用されてきました。香りのよいコモンラベンダーや、ウサギの耳のような苞葉を持つフレンチラベンダーなど、いろいろな種類があります。高温多湿に弱いので、温暖な地域では‘グロッソ’など比較的暑さに強い品種を選ぶとよいでしょう。酸性土壌を嫌うので、少量の苦土石灰を加えると生育がよくなります。日当たりと風通し、水はけがよく、西日の当たらない場所で育てるとよいでしょう。ラベンダーの花言葉は「沈黙」「清潔」「期待」「あなたを待っています」などです。
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デルフィニウム
キンポウゲ科多年草/主な花色:白・ピンク・青・紫・複色/開花期:4月下旬~6月

イングリッシュガーデンに欠かせない花の一つ、デルフィニウム。まっすぐ伸ばした花茎にたくさんの花を咲かせ、ガーデンに縦のラインを演出してくれます。ボリュームのある大型のエラータム系や、華奢で繊細なシネンセ(シネンシス)系、中間的なベラドンナ系があります。ちなみにデルフィニウムという名は、つぼみの形がイルカに似ていることから、ギリシャ語でイルカを意味するDelphisに由来します。春と秋に苗が出回るほか、種まきから育てることもできます。花穂が下から咲き上がるので、咲ききった花茎は株元から切り戻すと、二番花を楽しめる場合もあります。デルフィニウムの花言葉は「清明」です。
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ジギタリス
オオバコ科多年草/主な花色:白・ピンク・オレンジ・黄・紫・茶・複色/開花期:5~6月

ベル形の花を穂状につけ、草丈高く花茎を伸ばすジギタリスは、イングリッシュガーデンの定番。花壇の後方などに植えれば、美しい背景を作ってくれます。耐暑性が弱く、多くは二年草として扱われますが、植えっぱなしでも毎年楽しめるハイブリッド・ジギタリスなど改良種もあります。前年の秋に植えておくと、十分に根が張って大きく育ち、花数多くボリュームある咲き姿を楽しめます。日当たりと水はけのよい場所を好みますが、西日が強く当たる場所は避けたほうがよいでしょう。ジギタリスの花言葉は「不誠実」「熱愛」などです。
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アイリス
アヤメ科多年草/主な花色:青・紫・白・黄・赤・ピンク・オレンジ・複色/開花期:5~6月

ギリシャ神話の虹の女神に由来する名を持ち、多彩で美しい花色のアイリス。アヤメやハナショウブ、カキツバタなども、この時期に咲くなじみ深いアイリスの仲間ですが、ガーデンではその中でも陸生で育てやすく、華やかで品種も多いジャーマンアイリスがよく植栽されます。繊細な花色とは裏腹に、丈夫で何年も咲き続けてくれるコスパのよい宿根草で、株が横に広がってよく増えます。植え付けは、3月と9月下旬が適期。日当たりと風通しがよく、水のたまらない場所を好みます。酸性土を嫌うので、植え付け前に苦土石灰をまいておくとよいでしょう。また過湿にならないよう、腐葉土を入れて水はけがよくするとともに、20〜30cm土を高く盛り、芽を上に向けて、球根の半分が土の上に出るようにして植え付けます。よく増えるので2〜3年に1度、株分けを兼ねて植え替えましょう。アイリス全般の花言葉は「よい便り」「メッセージ」「希望」などです。
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ツツジ
ツツジ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・紫・複色/開花期: 4月中旬~5月中旬

街路樹や庭木など、町中でもよく見かけるツツジは、古くから栽培され、日本人に最も親しまれている花木の一つ。アジア東部が原産の半常緑性の低木で、暑さ寒さに強く育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめです。ツツジという名はサツキを除くヤマツツジの仲間の総称として使われ、一般には4〜5月中旬に咲くのがツツジ、5月下旬以降に咲くのがサツキとして捉えられています。植え付けの適期は3~6月上旬、または9月下旬~10月。やや酸性の土壌を好みます。日本の土壌は酸性になりやすいので、地植えの場合は基本的に問題ありませんが、酸性土壌を嫌う植物の近くに植える場合は注意しましょう。水を好む植物なので、できるだけ水を切らさないように管理します。ツツジの花言葉は「節度」「慎み」などです。
●【春を知らせる花】ツツジの育て方! 魅力や美しく咲かせる方法をご紹介
ニゲラ
キンポウゲ科一年草/主な花色:青・白・ピンク・紫・複色/開花期:4月下旬~7月上旬

糸のように細く、ふわふわした緑の葉の中に花を咲かせるニゲラ。英語では「ラブインナミスト」というロマンチックな名前で呼ばれ、クロタネソウの別名でも親しまれています。独特な姿のシードヘッドはドライフラワーにしても魅力的です。優しいブルーの花はバラとの相性もよく、ローズガーデンの下草としても人気があります。丈夫で育てやすく、秋に種まきをしても簡単に育てることができ、こぼれ種でもよく増える初心者にもおすすめの一年草です。嫌光性種子なので、種まきの際にはしっかりと覆土するのがポイント。日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。ニゲラの花言葉は「当惑」「困惑」「不屈の精神」「夢の中の恋」「ひそかな喜び」「夢の中で会いましょう」などです。
ヤグルマギク
キク科一年草/主な花色:青・紫・ピンク・白・黒赤・複色/開花期:4~5月

花弁の先端に切れ込みが入る小さな花を放射状に咲かせ、まるで風車のような姿のヤグルマギク。ヨーロッパではトウモロコシ畑や小麦畑に生える雑草ですが、その美しさから観賞用として愛されています。もともと雑草なので、丈夫でこぼれ種でもよく増える、育てやすい一年草です。ドライフラワーにも加工しやすく、またハーブとしても利用されます。日当たり・風通しのよい場所を好みます。酸性土壌を嫌うので、苦土石灰をまいておくとよいでしょう。開花期間が長いので、種子を付けさせない場合は、花がらは早めに花茎の元から切り取ります。ヤグルマギクの花言葉は「繊細」「優美」「教育」「信頼」などです。
●切り花やドライフラワーにおすすめ! ヤグルマギクの魅力、育て方とは
シャクナゲ
ツツジ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・茶/開花期:4月下旬~5月中旬

初夏に豪華で美しい花を咲かせるシャクナゲ。常緑性の低木で、バラやクレマチスに次いで人気が高く、ヨーロッパではこの季節のガーデンに欠かせない植物です。夏季は冷涼な気候を好みますが、耐暑性や耐寒性の強い品種も多く、栽培しやすいものがほとんどです。シャクナゲは酸性土壌を好み、地表近くにたくさんの細い根を張ります。腐植質に富んだ水はけのよい酸性土壌に植えましょう。根が細く極端な乾燥を嫌うので、夏場の水切れに注意します。開花中はこまめに花がら摘みを。樹形は4月中旬から7月中旬に芽かきを行って整えます。シャクナゲの花言葉は「威厳」「荘厳」「危険」などです。
カーネーション
ナデシコ科多年草/主な花色:赤・ピンク・白・黄・複色/開花期:4~6月

フリルのような花弁が華やかながらも可憐なカーネーション。母の日の花として、フラワーアレンジや鉢花が人気で、さまざまな花色や花姿が揃い、多様な品種が楽しめます。開花条件が合えば春から秋まで何度か咲く四季咲き性もありますが、4〜6月が主な開花期です。高温多湿や水はけの悪い環境を嫌い、また日当たりが悪いとつぼみが開かずにしぼんでしまうことがあるので、日当たりと風通しのよい場所で育てます。鉢栽培では、梅雨時期は軒下など雨が当たらない場所で管理するとよいでしょう。一通り開花が終わり、草姿が乱れてきたら、新芽がついた部分を残して半分ほどに切り戻し、株の若返りをはかります。カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」です。
●【母の日の花】カーネーションのおしゃれな鉢植えを贈ろう!長持ちのコツもご紹介
ポピー
ケシ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・複色/開花期:4月中旬〜7月中旬

ひらひらとした薄い花弁が繊細な印象のポピーは、色鮮やかで比較的花のサイズが大きく、主役級の存在感を放ちます。日本では、シャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーが主に育てられていて、前者2つは夏越しできず一年草扱いされますが、大型のオリエンタルポピーは宿根して毎年花を咲かせます。交雑しやすいシャーレーポピーは、開花して初めて花色が分かるサプライズな楽しみも。ポピーは日当たりと風通しのよい場所を好み、過湿を嫌うので、盛り土などで水はけよく管理しましょう。酸性土壌を嫌うため、苦土石灰で酸度調整しておくと生育がよくなります。ポピーの花言葉は「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」などです。
●ポピーってどんな花? 色・品種ごとに異なる花言葉や育て方をご紹介
アマリリス
ヒガンバナ科多年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・緑・茶・複色/開花期:4~7月

長くて太い茎の先に、ユリに似た大きな花を鮮やかに咲かせるアマリリス。園芸上アマリリスと呼ばれているものは、実際にはヒッペアストラム属の植物で、華やかな佇まいで人気の高い球根植物です。豪華な大輪や八重咲きの品種が多く出回りますが、花弁の細いものや小輪タイプもあり、花色もバリエーションがあります。地植えもできますが、やや寒さに弱いため温度管理が簡単な鉢植えで育てるのがおすすめです。夏は直射日光の当たらない半日陰で、雨の多い時期は軒下などで管理を。冬は凍らない乾燥した場所に移動するとよいでしょう。芽出し球根は秋から春にかけて園芸店などで購入できます。アマリリスの花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」などです。
●アマリリスの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します
ゼラニウム
フウロソウ科多年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・紫・複色/開花期:3月~12月上旬

乾燥に強く丈夫なゼラニウムは、夏場でも高温多湿になりにくいヨーロッパでは栽培しやすく、プランターや吊り鉢、ウィンドウボックスなどあらゆる場所で活用され、街並みを彩っています。ゼラニウムはペラルゴニウム属の植物の総称で、主に多肉質の茎を持つ四季咲きのゼラニウム、下垂するように育つアイビーゼラニウム、葉に香りのあるセンテッドゼラニウム、ゴージャスな一季咲きのペラルゴニウムという4つのグループに分けられます。どれも丈夫で育てやすい植物です。日光を好み、高温多湿を嫌うので、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。花がらは適宜取り除き、株姿が乱れてきたら新芽をつけるようにして切り戻します。凍結すると枯死するので、寒冷地では霜が降りる前に室内に取り込む必要がありますが、暖地では防寒対策をすれば戸外での越冬も可能です。ゼラニウムの花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」などです。
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ペチュニア
ナス科一年草/主な花色:赤・ピンク・青・紫・白・黄・複色/開花期:3~11月

開花期間が長く、春から秋にかけて花壇や寄せ植え、ウィンドウボックス、ハンギングバスケットなどを彩ってくれるペチュニアは、夏のガーデンには欠かせない存在。品種のバリエーションが豊富で育てやすく、成長が早くてこんもり茂り、真夏もあふれんばかりにたくさんの花を咲かせてくれます。近年は、より花数が多く、丈夫で育てやすい園芸品種も多数登場しています。本来は多年草ですが、日本では基本的に一年草として扱われます。雨に弱いため、特に梅雨時は直接雨の当たらない場所で育てるとよいでしょう。泥がはねると病気が発生しやすくなるので注意します。植え付け時に摘心をすることでこんもり育ち、花数も増えます。蒸れが苦手なので、梅雨前や株姿が乱れてきたら半分程度まで切り戻して風通しよく育てましょう。開花期間中は適宜花がらを摘み、追肥を行うと長く楽しめます。ペチュニアの花言葉は「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」などです。
インパチェンス
ツリフネソウ科一年草/主な花色:赤・白・ピンク・オレンジ/開花期:5月~11月上旬

開花期間が長く、暑さに負けずに鮮やかな花をたっぷり咲かせるインパチェンスは、夏を代表する花の一つです。酷暑や直射日光に弱い難点もありましたが、高温多湿や陽射しに強い改良品種も登場し、より育てやすくなっています。日当たりがよく、風通しのよい場所を好みますが、半日陰でも育てられるのも嬉しいところ。水を好むので、特に夏場は水切れしないように注意しましょう。株姿が乱れてきたら切り戻しをすると、成長して再び花を咲かせてくれます。開花期間中は花がら摘みと追肥を忘れずに行いましょう。インパチェンスの花言葉は「鮮やかな人」「強い個性」などです。
マリーゴールド
キク科一年草/主な花色:黄・オレンジ・白・赤・複色/開花期:4~12月

オレンジや黄色などのビタミンカラーが元気をくれるマリーゴールド。初夏から咲いていますが、花の少なくなるこの季節にはひときわ目を引きます。開花期が長く、一度植え付ければ手をかけずとも元気に育ち、花壇の定番として愛される人気の花です。また、マリーゴールドはセンチュウなど害虫を寄せ付けない効果もあるので、コンパニオンプランツとして家庭菜園に取り入れるのもおすすめ。日本でガーデニング素材として利用されるものは一年草が多いですが、中には多年草の品種もあります。日当たり・風通しのよい場所を好み、種まきからでも簡単に育てることができます。マリーゴールド全般の花言葉は「勇者」「可憐な愛情」などです。
●ビタミンカラーが鮮やか! いろいろ楽しめるマリーゴールドを育てよう
5月に見頃を迎える人気の花を育てよう!
今回は、5月に咲くガーデニングで人気の花を20種類ご紹介しました。ここで取り上げた花以外にも、5月に見頃を迎える花はまだまだたくさんあります。ぜひお気に入りのものを見つけて、5月のガーデニングを楽しんでみてくださいね。
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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