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アジサイの名所が銀座に登場!新品種も勢揃い
2019「初夏のあじさいガーデン」 梅雨の季節を前に、ファンケル銀座スクエア10階の空中庭園に登場するのは、色とりどりのアジサイが咲き乱れるアジサイのガーデン。今年のテーマは「アンダルシアに想いを寄せて」。風情溢れるアジサイの花々が、都心の庭園を優美に彩ります。 全国から集められた、アジサイの希少品種の数々も必見です。 2019年の「初夏のあじさいガーデン」は5/31(金)~6/7(金)まで。入場無料で楽しめます。 以下は2018年のあじさいガーデンの様子です。 都心に現れたアジサイの園 『木々が光を遮る深い森の奥、濃密な緑がふと開けた明るい場所に、美しい湖とともに現れるアジサイの花園。青緑色の水をたたえた湖の湖面を白鳥達がすべるように進み、その奥の小高い丘には“白鳥城”の名を持つノイシュヴァンシュタイン城*がひっそりとそびえ立ち………。』 (*ドイツロマンチック街道の奥にあり、若き美しきバイエルンの王、ルートヴィッヒ2世が莫大な資金とその生涯をかけ、作り上げた世界一美しい城) ファンケル 銀座スクエア10階の空中庭園では、そんなロマンチックなストーリーで構成された「初夏のあじさいガーデン」が開催中です。アジサイといえば、雨を脇役としつつも控えめに季節の主役を演じてきた「和」のイメージが定着していますが、今回この庭に登場するのは、「エレガント」「ゴージャス」「ドラマチック」といった形容詞が似合う新品種。日本全国から集められた30種類以上の新品種が初夏の宿根草とともに庭を華麗に彩ります。 アジサイは近年、日本の育種家たちによって次々に新しい品種が生み出され、花弁の縁が別の色で彩られたピコティや繊細なグラデーション、フリルのようにたっぷりとした八重咲き、劇的な色変わりを見せるアンティークアジサイなど、その表情は多種多様な広がりを見せています。この庭を企画、制作した渡辺さくらさんは、今回の展示もそんな新しいアジサイのイメージを感じてもらえるように演出にも趣向をこらしたと話します。 「近年、日本で生まれる新品種のアジサイは、アジサイ寺などこれまで私たちが抱いていた、いわゆる水色の手まり状の花というイメージから飛躍し、花色も花形も驚くようなユニークな花がたくさん登場しています。そうした新品種ならではのアジサイの魅力を演出するために、あえてヨーロッパを舞台にした“あじさいガーデン”をつくることにしました。今回の庭は、白鳥を象った素敵な鉢との出合いからイメージを膨らませ、白鳥城といわれるドイツのノイシュヴァンシュタイン城と、その城が見下ろすアルプ湖をデザインコンセプトにしています」(渡辺さん) ここには、アジサイの育種が盛んな群馬県の「さかもと園芸」や「小内園芸」、常緑アジサイを生み出した「久保田花園」、秋色アジサイで有名な福岡県の「鬼木園芸」、‘万華鏡’や‘銀河’など優良品種を次々に生み出している島根県アジサイ研究会など、日本を代表するアジサイの育種・生産者たちの名品、新品種が一堂に会しています。ガーデン全体の雰囲気を楽しみながら、一つひとつの花に目を向けてみると、これらの新しいアジサイは、華麗でありながら、日本独自の感性による花の育種文化を色濃く反映していることが分かります。 例えば、「さかもと園芸」の代表品種でフラワー・オブ・ザ・イヤーを受賞した‘KEIKO’は、咲き始めは白の花弁にピンクの濃い縁取りがあり、次第に縁取りの色が溶け出るように全体がピンクがかって、さらにグリーンを帯びたアンティークカラーに変化するという複雑な色変わりが楽しめる花です。花形も最初はガクアジサイのように花の中心があいていますが、咲き進むに従ってふんわり手まり状に変わっていきます。こうした新しいアジサイは一見すると、その艶やかさに気を取られがちですが、そればかりでなく花の表情は繊細で緻密、そして時の移り変わりを楽しませるという趣向は、日本的な美意識のもとに生み出された花であることを感じさせます。今回の展示では新品種の‘ピンキーリング’もお目見えしています。 日本で生み出される新しいアジサイは、梅雨以降の庭の風景を変える重要な素材になりつつあり、今回の展示では庭のみならず寄せ植えやハンギングバスケットなど、アジサイのさまざまな演出方法が提案されています。 開催中はアジサイの鉢苗を販売しているほか、最終日には展示品の一部販売も行われます。市場ではあまりお目にかかれない希少種を手に入れるまたとないチャンスでもあるので、銀座にお出かけの際は足を運んでみては。これまでのアジサイのイメージを大きく変える日本の新しいアジサイの世界をご堪能ください。 Information 初夏のあじさいガーデン 5月26日(金)~6月1日(木) 会場:ファンケル 銀座スクエア10F スカイガーデン 問い合わせ:TEL 03-5537-0231(インフォメーションカウンター) http://www.fancl.jp/sq/ Credit 写真&文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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武蔵野の小麦畑の一角にオープンした市民のための憩いの庭「タネニハ」
花の生産農家が育てる「タネニハ」の庭 小麦の青い穂が初夏の風にそよいでいる。その広大な小麦畑の一角に、市民のための憩いの庭、タネニハが2017年秋のプレ・オープンを経て、2018年3月正式にオープンした。東京の多摩地区東部、東久留米市にある花の生産農家、秋田緑花農園の秋田茂良さんが3年前に企画し、自ら基本設計した庭だ。 400㎡の敷地内には、農園で生産された花苗や多摩地区に自生している野草など、多彩な植物が植えられている。タネニハという名前の「ニハ」は、古語で場を意味する。人と人、人と植物が出会い、さまざまなタネが育ってほしいという思いを込めて名づけられた。 秋田緑花農園のある一帯は、約300年前、江戸時代の半ばに開拓された農地で、茂良さんは農家の12代目にあたる。小麦やさつま芋畑は主に父親の貞夫さんが担当し、茂良さんは17年前から本格的に温室での花卉(かき)栽培を始めた。 温室ではゼラニウム、ビオラ、ヒューケラなどのポット苗が並び、中でも農園で育種し、第66回関東東海花の博覧会で金賞を受賞した極小ビオラ「多摩の星空」がひときわ可憐な姿を見せていた。 12代続く農家ならではの庭づくりを模索 秋田さんは小学生の頃、作文に「街を緑でいっぱいにしたい」と書いたが、その思いを強くしたのは、2011年の東日本大震災がきっかけだった。その年の7月から3年間、ヒマワリなどの苗を届け、被災した多くの人に喜ばれた。花によって人々の心が和らぐのを目の当たりにして、改めて植物の持つ癒しの力を教えられたという。 そうした経験から、「誰もが訪れて庭いじりに参加でき、のんびりと散策もできる、花農家ならではの庭をつくりたい」と思い立ったのが、タネニハ誕生の物語だ。農園のスタッフや友人のガーデナーたちに、多くの市民ボランティアが加わり、園内にある自宅付近の木々を移植。芝生の庭を囲むように季節の花々が植栽された。 東久留米は「平成の水100選」に選ばれた南沢湧水のある地で、その湧水池をイメージした池も設置された。農園やタネニハの水やりも、地下深くから汲み上げた豊富な地下水を利用しており、丈夫な植物が育つ一因になっている。 花農家は卸売りが中心だが、タネニハの前には直売コーナーが設けられた。自転車や車で通りかかった人たちが、鮮やかなゼラニウムの色に誘われるように足をとめ、時間をかけて花苗を選んでいく。 庭は人をつなぎ、新しい街の形を創造していく 植物の寄せ植えや、ハボタンの苗などを使ったリースづくり、またヒンメリ(麦のストロー・アート)づくりなどのワークショップも共催。農園の無農薬の小麦粉で、天然酵母のパンづくりをしているプチ・フールの宮沢ロミさんをはじめとして、東久留米の地域の仲間とのネットワークも充実し、公園でのマルシェ開催や、アートプロジェクトの実現などにも取り組んでいる。 「街と社会は人でつくられている。花から生まれた人との関係が広がってくれたら嬉しい」と語る秋田茂良さん。タネニハの芝生に寝転んで空を見上げていると「武蔵野の自然の中にいる」…そんな心地よさに包まれる庭だ。 Information タネニハ(taneniwa) 所在地:東京都東久留米市南町2-3-19 TEL:042-452-3287(受付8:00〜17:00) Blog: http://blog.kaobana.com/ Email:info@kaobana.com アクセス:公共交通機関/西武池袋線「ひばりヶ丘駅」または西武新宿線「田無駅」からバスで「イオンモール東久留米南下車」徒歩約10分。 車/「イオンモール東久留米」を目指し、所沢街道「南町4丁目交差点」から約600m。 オープン期間:火~土曜日、12:00〜16:30 閉園:日・月曜日、雨天・荒天日 季節閉園:1〜2月、7〜8月
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花の庭巡りならここ! エキゾチックな植物の宝庫「夢の島熱帯植物館」
冬になると、ほとんどの植物が休眠して庭やベランダは寂しくなり、みずみずしいグリーンの葉が生い茂る景色に飢えてしまう……。そんなガーデナーにご紹介したい、とっておきの場所が、東京都の「夢の島熱帯植物館」。冬も21〜22℃に保たれた温室では、約900種の熱帯植物が生き生きとした表情を見せてくれます。熱帯植物の圧倒的な生命力に触れて、寒さで鬱々とした気分を吹き飛ばしましょう! 都会のオアシス、トロピカルガーデンにようこそ 高層ビルを借景に建つ都会のオアシスが、「夢の島熱帯植物館」です。1988年のオープン以来、魅力ある展示やイベントを続け、現在の年間来場者数は約10万人。近年は外国人観光客も多く、癒しのスポットとして人気を集めています。植物が展示されている大温室のドームは、A棟の「木生シダと水辺の景観」、B棟の「ヤシと人里の景観」、C棟の「小笠原の植物とオウギバショウ」の3つのテーマで構成されています。冬は特に外気温との差を感じやすいので、脱ぎ着できる服装で出かけるのがオススメです。 「夢の島熱帯植物館」のエントランス。最寄り駅の新木場駅からは徒歩約15分で、夢の島公園敷地内奥の海側に建っています。43ヘクタールにも及ぶ夢の島公園内に入ると、急に空が大きく開けて清々しい景色が広がるので、植物園までの散歩をゆったりと楽しむのもオススメ。熱帯雨林の環境を維持するために温室で使われる暖房エネルギーは、新江東清掃工場のゴミの熱焼却で発生する余熱を利用してまかなわれているそうです。 ガラス張りの温室内の天井は一番高い所で28mもあり、ヤシの林や太いものでは直径30㎝にもなる象竹、タコノキなど、熱帯植物ならではの迫力ある風景が楽しめます。エキゾチックな花姿のトロピカルフラワーに魅了されるほか、バナナやマンゴー、カカオ、バニラなど、普段おいしく食べている「食材」としてしか見かけない植物も多く、「本来はこんな姿で生きているのね!」と改めての感動を覚えること請け合いです。 温室内には傾斜を付けた水路が張り巡らされ、滝の流れるシーンも見られます。この水路が温室内の湿度を高める役割を果たしており、熱帯らしい草いきれの臨場感も魅力の一つです。滝の裏側は通路になっていて、シダやモンステラなどが壁面を覆い尽くすように生い茂っています。 「年中変わらずこのような景色が続くのだろうな」というイメージを持つかもしれませんが、さにあらず。人工的に熱帯環境が整備されているものの、ここは四季のある日本で温度差があるうえ、太陽の光量や軌跡によって植物も反応するので、温室内にも四季があるというのです。季節ごとに開花リレーが見られ、違った雰囲気が味わえるそう。「見頃を迎えた花」が毎月発表されているので、ぜひチェックして出かけてみましょう。 シベが長く伸び、花弁が反り返ってフワフワとした可憐な花を咲かせるフウリンブッソウゲは、12月に見られる花です。 ガイドツアーやバラエティーに富んだイベントを多数開催、リピーター続出! 今回は館長の榎本浩さんに、手厚いガイドツアーをしていただきました。コンゴの衣装をまとった姿で登場、さらにムードが盛り上がります。珍しい熱帯植物の紹介はもちろん、香り、触感なども織り交ぜながら、詳しい解説が展開され、目からウロコの発見の喜びでいっぱい。ガイドを務める係員によって話の内容が異なり、それぞれに持ちネタがあるそうで、何度でも通いたくなります。 「夢の島熱帯植物館」では、毎週末を中心に楽しいイベントが開催されています。そのコンテンツがバラエティーに富んでいるのも、リピーターが多い理由の一つ。寄せ植え講習会や食虫植物の捕虫実験、ここで飼育されているミツバチの巣箱の観察、イモ掘り、チョコレートづくり、ハロウィン、音楽コンサートなど、枚挙に暇がありません。写真は大人気のイベント、空中散歩の様子。温室の天井から垂らしたロープを自身で登り、鳥になった視点で熱帯植物館の全景を見渡します。 そして、ナイトガーデンの公開をしているのも、「夢の島熱帯植物館」ならではの魅力。毎年、夏の週末と冬(1日だけのクリスマスコンサート)に開催しています。これは、夜に開花する熱帯植物の魅力を知ってもらおうという試みでスタートしました。開館時間を20:30まで延長してクラフト体験やミニ縁日、コンサートなどさまざまなイベントを開催。また、館内のカフェがバーに変身し、オリジナルカクテルがメニューに登場するバータイムも盛況です。写真は、冬のクリスマスコンサートの様子。 トロピカルメニュー充実のカフェ&オリジナルグッズや雑貨が揃うショップ 「夢の島熱帯植物館」には「夢の島カフェ」があり、トロピカルな雰囲気を味わえる、なんとも魅力的なメニューが揃うので、ぜひご紹介しましょう。食事メニューは、ロコモコ(ハンバーグごはん、750円)、グリーンカレー(800円)、ドライカレー(750円)、スパムライス(500円)など。 デザートは温室で見られる植物にちなんだラインナップで、熱帯フルーツアイス(タロイモ、マンゴー、ココナッツ、各380円)、ベン&ジェリーズアイスクリーム(バニラ、チェリーガルシア、チャンキーモンキーなど全6種、各380円)が大人気とか。 ドリンクもコーヒーや紅茶などのスタンダード以外に、グァバジュース、マンゴージュース(各400円)、バジルシードドリンク(マンゴー、ライチなど4種、各290円)と、どれをオーダーしようか迷ってしまう充実ぶり! オープンは11:00〜16:00で、持ち込みや休憩のみもOKです。 館内には熱帯植物にまつわる書籍や、園内の風景を切り取ったポストカードのほか、文房具、雑貨などを扱うショップも併設。熱帯植物の苗の販売もあります。そして「夢の島熱帯植物園」でしか手に入らない、2種類のオリジナルの手ぬぐい(870円)も揃い、こちらは記念のお土産にぴったりです。 Information 「夢の島熱帯植物館」 所在地:東京都江東区夢の島2-1-2 TEL:03-3522-0281 http://www.yumenoshima.jp/ アクセス:JR京葉線、東京メトロ有楽町線、りんかい線「新木場」駅より徒歩15分 Open 9:30~17:00(入館は16:00まで) 休館日:月曜(祝日、都民の日に当たる場合はその翌日)、12月29〜1月3日 入園料:大人250円、65歳以上120円、中学生100円(小学生以下と都内在住在学の中学生は無料) 併せて読みたい 神秘の色のヒスイカズラ、その魅力とは 花好きさんの旅案内、シンガポール「ナショナル・オーキッド・ガーデン」 オージーガーデニングのすすめ「オーストラリアの木生羊歯」 Credit 取材&文/長田節子 ガーデニング、インテリア、ハウジングを中心に、ライフスタイル分野を得意とするライター、エディター。1994年より約10年の編集プロダクション勤務を経て、独立しフリーランスで活動。特にガーデニング分野が好きで、自身でも小さなベランダでバラ6姉妹と季節の草花を育てています。草花や木の名前を覚えると、道端で咲いている姿を見て、お友達にばったり会って親しく挨拶するような気分になれるのが、醍醐味ですね。https://twitter.com/passion_oranges/

















