うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-
うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-の記事
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レシピ・料理

手作りは楽しい! 寒い季節にぬくぬくの手作り豚まんで、愛犬もポカポカ
豚まんを作ろう 寒い季節、ほかほかの食べ物は、本当に幸せですよね。愛犬にも、温かいおやつをあげたい! といっても、熱々は食べられませんし、危険でもありますので、「あつあつ」というより「ぬくぬく」の豚まんで喜んでほしいな〜と思います。 豚まんの皮は、ベーキングパウダーでカンタンにできる方法で作ります。無糖、無塩の生地なので安心です。肉だねには干し椎茸を入れました。我が家の愛犬あんも大好きな豚まん。ぜひ、ぬくぬく豚まんで愛犬をポカポカにしてあげましょう。 手作り豚まんの材料 肉だねの材料 豚ひき肉 100g 白菜 1/2枚ほど 干し椎茸(水で戻しておく) 1個 皮の材料 強力粉(春よ恋) 120g ベーキングパウダー 小さじ2 水 80cc ごま油 大さじ1 手作り豚まんの作り方 豚まんの皮を作ります 1.粉類をふるいにかけてボールに入れ、水を入れて混ぜます。 2.ごま油を入れて混ぜ、ひとまとまりにします。 3.ラップをかけて、ひと休み。 肉だねを作ります 4.水で戻した干し椎茸は、みじん切りにします。 5.白菜をみじん切りにします。 6.ボウルに入れて、豚ひき肉とよく混ぜます。 7.適当な大きさに分けて丸めておきます。 肉だねを包んで蒸します 8.休ませておいた生地を分割します。 9.生地を薄くのばして、肉だねを包みます。 10.蒸し器で10〜20分蒸します。くっつかないようにクッキングシートなどの上にのせて蒸すとよいでしょう。 ※大きさによって蒸し時間が多少変わるので、様子をみて加減してください。 できあがり! *犬が食べる際には、熱すぎないように注意してください。 *皮の堅いところは外したり、小さくちぎって、喉につまらせないように気をつけて与えてください。 なんでも手作りしたブダペスト生活 海外暮らしで、日本と同じような食生活を実践するのはなかなか難しいことがありますが、日本食が世界中で人気になったことで、大都市では食材を手に入れやすくなりました。 シンガポールに住んでいる時は、日本のスーパーマーケット、デパートがいくつかありましたから、価格はさておき、ほぼ日本と同じように買うことができました。 それに比べて、日本から遠く離れたヨーロッパ、それも東欧ハンガリーではとても大変でした。私が暮らしていた15年前は、それでも、ずいぶん日本食材の品揃えも増えて便利になったと言われましたけれど。 雪の降る寒い日は、「あぁ〜あつあつのあんまんが食べたいな〜豚まんも食べたい〜」「湯豆腐が食べたいな〜」としみじみ思うことがありました。当時のブダペスト市内には、あんまん、豚まんはどこにもありませんでした。そのため、なんとか自分で作らなくてはなりません。豆腐は中国食材店で購入できましたが、用途が違うせいか、鮮度に問題があり湯豆腐には使えません。安心して食べられる豆腐は、日本から持って行った手作り豆腐キットで作っていました。友人は、蒟蒻も手作り。たくさん作ったと言って、いただいたこともありました。食べたければ、みんな自分で作っていたのです。 海外生活でなくても、日頃からなんでも手作りしている方はいらっしゃると思います。でも私は、日本では、豚まんの名店と聞けばそちらで買ってしまいますし、豆腐や蒟蒻はスーパーで買っています。手作りしなければ食べられない海外生活は、不便だと感じる反面、なんだか楽しく面白かったなと思います。 材料や調味料は揃わないし、名店ほど味に深みはないし、見た目もイマイチとしても、私の豚まんはとても美味しかった! 愛犬のために豚まんを作りながら、いろいろ手作りしていたブダペストでの暮らしを懐かしく思い出しました。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

新年の花、やわらかなピンク色のヒヤシンスで迎える早春のアレンジ
2021年はピンク色の花でスタート お正月には、ヒヤシンスをどんと飾ろうと決めていました。しかも、この優しい淡い‘チャイナピンク’という名前のヒヤシンスを。 2021年は穏やかで明るい年になってほしい、そういう年にしたいと願って、華やかな優しいピンク色の花を飾りたいと思います。 正統派の縁起のよい花飾りに加えて、2021年の始まりにピンクの花飾りもぜひ取り入れてみませんか。ヒヤシンスの早春の香りと、優しい花色をお楽しみください。 2種類のアレンジで使った花 ヒヤシンス‘チャイナピンク’ 麻ひも 水引き 青りんご(フェイク) 山ごけ ヒヤシンスは早春の花。庭のヒヤシンスが咲くのはまだまだ先のことですが、切り花としては、12月になるとお花屋さんで見かけるようになります。 切り花として売られているヒヤシンスには、丸のままではなく、切りそいだ状態の球根がついています。この部分は最初は切り落とさず、つけたままにしておけば、固いつぼみも徐々に開いてきます。 たっぷりの水に入れると茎が傷みやすいので、水はそこから3~4cmほど(水切れに注意)。 先端のつぼみまで満開になると、頭が重くなって、茎がぐにゃりとしてきます。そうなったら短くカットして楽しみましょう。アレンジメントの作り方手順<その2>では、短くなったヒヤシンスのアレンジもご紹介します。 ヒヤシンスで迎える早春のアレンジメントの作り方手順 ここでは、2種類のアレンジメントの作り方をご紹介します。 <その1>ワインクーラーにすっぽり収まるようにアレンジ ヒヤシンスは茎が柔らかく、満開になると上部が重くなってきますが、筒形の器にすっぽり収まるように活けると安定します。 写真の器は、もともとワインクーラーなので、口径が少し広がっています。ヒヤシンスの花が先まで開いてきても、そのボリュームを支え、茎が伸びてきても曲がることなく保てます。きれいな茎も見ることができて、爽やかなアレンジになります。 ワインクーラー、または筒形のガラスの器を用意します。 ヒヤシンスの葉を2〜3枚残して、葉と花を分けます。 花を束ねます。 茎を真っ直ぐにして揃えるか、同じ方向に斜めに(スパイラル状に)まとめるようにします。 ②で取った葉も加えます。 麻ひもで結びます。 あまりきつく巻きつけると柔らかい茎が傷むので、緩めに。 器の高さ2/3くらいに収まる長さにカットします。 器に3〜4cmほど水を入れて、束ねたヒヤシンスを活けたら完成。 *麻ひもを紅白の水引きにかえると、カジュアルながらお正月らしい雰囲気になります。 <その2>短いヒヤシンスを脚付きガラス器にアレンジ ヒヤシンスが満開になって重くなったら、さらに短くカット。こんなアレンジで楽しんではいかがでしょうか。 山ごけを器に入れます。 底から3〜4cmくらいまで、器の側面に沿って入れます(底面には入れなくてかまいません)。 器に合わせた長さにカットしたヒヤシンスを垂直に入れます。 茎や葉も入れます。 最後に、 山ごけの上にフェイクの青りんごを入れます。こうすることで、ヒヤシンスが固定されます。 お正月らしい松を添えて。 優しさと思いやりと若々しさ、永遠の憧れのピンク色 色使いとデザインが美しいエルメスのスカーフ。これまでどのくらいの枚数が発売され、世界中でどのくらい売れたのか、想像もつきません。もっとも売れたものとしてギネスブックに認定された柄があるそうです。「ブリッド・ド・ガラ(式典用馬勒)」と呼ばれるものがそれで、1957年の発売以降、今までに60色近くも色を違えてプリントされています。 ブリッド・ド・ガラの中で最も人気なのは、なんといってもピンク色のスカーフ。縁取りが淡いピンクで、馬勒がグレイ、配色がとてもきれいなんですよね。私も20代の頃、よく首に巻いていました。普段あまりピンクを選ばない私も、このスカーフは大好きでした。ピンクのスカーフは、顔を明るく元気に見せる効果がありますから、これから年齢を重ねていくうえで、強い味方になってくれそうです。 何年か前、知り合いの方から、ボビンレース教室の作品展をするので、案内はがきを作ってほしいという依頼がありました。はがきの全体の色を決めるとき、絶対に薄い柔らかいピンク色にしようと思っていました。いくつかデザインの案を先生にお見せしたところ、「私たちにピンクを選んでくださって嬉しい」と言ってくださいました。その教室は、先生も生徒さんも60〜70代の方でしたが、ボビンレースという華やかな作品であること、女性の方が集まるということ、これはもうピンクしかない! という思いでデザインしました。やはりピンク色は、どの年代の女性にとっても楽しい嬉しい色なのだと、そのとき確信しました。 そう、女性にはピンク色がぴったりなのです! 世界中で、年代を問わず愛される色! 永遠の憧れの色! ピンク色は、女性にとって、全体運をアップさせる色だとか。優しさ、思いやり、そして若返りなどのパワーがあるのだそうです! これはもう、取り入れるしかないですね。 今年はピンク色パワーで、優しく若々しく元気に過ごしましょう! そんな思いで作ったヒヤシンスのお正月アレンジ。皆さんもぜひ、ピンク色の明るい気持ちで一年の始まりをお迎えくださいね。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

おせちに欠かせないレンコンで、愛犬も大好き! レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁
縁起のよい食材、レンコン おせち料理に欠かせないレンコン。おせち料理に登場する食材はそれぞれ意味がありますが、レンコンはたくさんの穴があることから「見通しがよい」「将来の見通しが明るい」に通じる縁起のよい野菜とされていることは、よく知られていますね。 栄養も豊富なレンコン、愛犬のごはんにもぜひ取り入れたいと思います。 レンコンはシャキシャキした食感が美味しく、食物繊維も豊富なのですが、野菜の消化が苦手な犬にとっては、ちょっと心配なところでもあります。なるべく小さくカットしたり、すり下ろして調理するのがおすすめです。 今回は、すり下ろしたレンコンを鶏胸ひき肉と混ぜてタネを作りましょう。同じタネを小さく成形して、レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁の2つを作ります。 チキンナゲットは、すり下ろしたレンコンの効果でふわふわになって、ボリュームもアップ。揚げずに焼くタイプなので、ヘルシーでとても美味しいです。我が家の愛犬あんも大好きな一品です。 レンコン団子汁は、冬の定番。ポカポカ温まる美味しい団子汁です。ぜひお試しください。 材料 レンコン 100g 鶏胸ひき肉 160g 白菜 1〜2枚 ショウガ 小さじ1 片栗粉 適宜 だいたいナゲット5個、団子5個が作れる分量です。 犬用には味付け不要です。ショウガの風味だけで十分美味しくできます。 レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁の作り方 同じタネで、チキンナゲットと団子汁を作ります。 レンコンは皮をむいてすり下ろします。 ショウガをすり下ろします。 ボールに、すり下ろしたレンコンとショウガ、鶏胸ひき肉を入れてよくこねます。 10等分にして、半分をナゲット用、半分を団子汁用にします。 ナゲットのほうは、小判形に平たく成形して、片栗粉を薄くまぶします。 少量のオリーブオイルをひいたフライパンで焼きます。 団子汁のほうは、お鍋に小さくカットした白菜を入れて一煮立ちさせます。 レンコン団子を丸めて、白菜の鍋に入れて煮ます。 ナゲットも団子も、犬に与える時は小さくして、食べすぎに注意してください。 「蓮」は、花から地下茎まで 食べるレンコン「蓮根」は、地下茎が肥大化したもので、食用として栽培されています。そうそう、以前、レンコンの穴はほとんどの場合、中央に1つと周りに9つあると聞きました。それ以来、私はいつもレンコンを調理する時、穴を数えて確認します。今回のレンコンもやはり、周りに9個穴がありました。不思議ですね。 ハス、「蓮」の花は、食用レンコンと同じハス科の植物で、英名は「ロータス」。ロータスの茎も、レンコンのような穴があいているんです。とても細いのですが、私たちのよく知る「レンコン」状になっていて面白いです。ベトナムでは、この細い茎も調理して食べると聞きました。レンコンのようにシャキシャキして美味しいそうですよ。 開花したロータスは、とても豪華で美しい姿ですね。中華料理をいただくときのスプーンのレンゲは、ロータスの花弁の形から名付けられました。 泥の中からスーッと茎が伸びて、早朝に美しい花を咲かせるロータスは、「汚れのない花」として、古代から世界中で愛されてきました。国花とする国もあります。 バンコクでは、ロータスの花装飾をよく目にしましたし、花市場では、固いつぼみの状態の束がたくさん売られていました。花弁を一枚一枚折りたたんでアレンジする方法を、ロータス売りの女性から教えてもらいました。ロータスの葉っぱをラッピングペーパーのように使って、大きな花束にします。 タイでは、ランと並んでポピュラーな花のようでした。 花が散った後には「蓮の実」が収穫できます。大きな葉っぱは、蓮の実を入れて炊いたご飯を包んだり、お酒を葉っぱに垂らして、茎で吸って飲むという遊びがあったり、蓮茶にしたり。特にタイでは、余すことなくハスを使いこなしています。食べて美味しい、見て楽しい。ハスはとても興味深い植物です。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

深まりゆく季節に、バラの秋色アレンジを愉しむ
秋色を楽しむ 「山粧う(やまよそおう)」という言葉がぴったりの、紅葉の美しい季節となりました。 気象サイトによると、今秋は適度な日照と雨、気温低下が見込めることから、全国的に鮮やかな紅葉が期待できるそうです。楽しみですね。桜前線と同じように、紅葉前線を気にされている方も多いのではないでしょうか。 紅葉の名所だけでなく、街路樹も、庭の植物も、フラワーショップの店先も、この時期はこっくりとした秋色に染まります。街粧う、庭粧う、といったところでしょうか。 フラワーショップには、鮮やかなバラやダリア、そして紅葉した枝ものや葉もの、真っ赤に色づいた実ものがたくさん揃っています。いつものアレンジに、紅葉した枝を一本添えるだけで、すてきな秋色のアレンジになります。お部屋でも深まる秋を満喫しましょう。 組み合わせた花 ユキヤナギ 赤紫千日紅 ビバーナムコンパクタ バラ‘ピーチアバランチェ’(アプリコット色) バラ‘スイートアバランチェ’(淡いピンク色) その他、庭のハナミズキの葉などを少し入れました。 バラに、フレッシュなグリーンの葉を組み合わせると、春から初夏の瑞々しいアレンジメントになります。今回のように、紅葉した葉や赤い実ものを合わせれば、同じバラを使ったとしても、今の季節の雰囲気のアレンジになります。 合わせる葉や枝もので季節感を出せるのも、フラワーアレンジメントの楽しいところです。 バスケットにアレンジしてみましょう バスケットの中に、落とし(プラスチックのカップなど)を入れます。大きなものがなければ、小さなものをいくつか入れてもよいでしょう。または、オアシスを使っても同じようにアレンジできます。 バスケットの持ち手が動くものでしたら、枝の切れ端を取り付け部分に差し込んで固定しておくと、邪魔にならず作業がしやすいです。 枝ものから入れます。 ユキヤナギ、赤紫千日紅で、だいたいのベースを作ります。 すべての茎はが一つの場所(支点)から出ているように入れると、まとまりよくできます。 この場合は、器の右上奥の角。 バラを入れます。 一番手前、バスケットの縁に花首がかかるようにすると、器と花が安定した印象になります。 高低差をつけて、デコボコになるようにすると立体感が出ます。バランスよく全体に入れます。 支点は枝ものと同じです。 ビバーナムコンパクタを入れます。 ハナミズキの長めの枝を左側に追加して、横長のスタイルに。 紅葉の季節にカヌレ・ド・ボルドー 紅葉の季節には、栗も大好きなのですが、私はどうしても、カヌレを思い出します。濃い焦げ茶色、また黒にも見える深い色といい、どっしりと重厚そうで、力強い雰囲気。飾りっ気がなく、素朴でシンプルなフォルム。深まりゆく秋の風情が漂っている感じがするのです。 カヌレは、正式には「カヌレ・ド・ボルドー」といいます。フランスのボルドー女子修道院で古くから作られていたお菓子です。カヌレ型と呼ばれる小さな型の内側に、蜜蝋を塗って焼きます。外側は黒めの焼き色がつき、少し固く香ばしくて、中はもちっとして柔らかい食感です。バニラとラム酒の香りがふんわりと口に広がって、美味しいんですよね。私の大好きなお菓子の一つです。 ボルドーは、フランス南西部の都市。世界で最も有名なワインの生産地です。ここで「カヌレ・ド・ボルドー」は誕生しました。ボルドーでは、ワインの澱を取り除くときに卵白を使用していました。その際に大量の卵黄が余り、その利用法としてこのお菓子が考え出されたという説があります。 私は15年ほど前に、このボルドーを旅行してきました。美食家でワイン好きの友人夫妻に誘われて、3泊4日のワイン旅を楽しみました。当時住んでいたブダペストからパリを経由してボルドーへ入り、すでに旅行中の友人夫妻と合流して、レンタカーで有名なシャトー巡りをしました。 シャトー・ラ・トゥール、マルゴー、ラフィット、レオヴィル・ラス・カーズ、ベイシュヴェル、などなど。小説にも、映画にも登場する名高いシャトー。もうその佇まいは圧倒的な風格があり、私などが足を踏み入れてはいけないような雰囲気すら感じました。 周りは広大な田園風景が広がり、高級ワインのイメージそのまま、優雅で洗練された豊かな土地だと思いました。ブドウの収穫はすでに終わっていて、畑には取り残しのブドウが、ひと房ふた房ついているだけでした。もしかして、この残りのひと房は、木守のため? 鳥のため? かも…なんて、日本の木守柿(きもりがき/来年もよく実るようにという祈りを込めて、木の先端に一つ二つ取り残しておく柿の実。小鳥のためともいわれる)のことが頭をよぎりました。 美味しいワインの地には、美味しい料理あり。ということで、何やら美味しいお料理もたくさんいただきました。 そして、私のこの旅行の楽しみの一つは、本場ボルドーで「カヌレ・ド・ボルドー」を食べること! 現地にはたくさんのカヌレ専門店があるのかなとウキウキ想像していましたが、あまり賑やかな市街地に行かなかったせいもあり、カヌレのお店を見つけられず、ベラルドラン(BAILLARDRAN)というチェーン店を見かけただけでした。でも、カヌレはとても美味しく、「ボルドーでカヌレを食べた!」と大満足したのでした。 皆さんも、テーブルにお花を飾って「カヌレ・ド・ボルドー」をティータイムに楽しんでみませんか? Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

愛犬のおやつに、手作り甘酒(甘麹)のビスコッティ
愛犬のおやつに甘酒(甘麹)を使って いつまでも残暑が厳しかったけれど、ようやく過ごしやすい陽気となりました。食欲の秋の到来! なはずですが、人間も犬も、少々夏の疲れが残り、美味しい季節なのにやや食欲不振気味です。 そんなときは甘酒が効果を発揮すると聞き、さっそく手作りしてみました。 匂いに敏感な犬は、甘酒の独特な香りがちょっと気になるようですので、甘酒入りのビスコッティに。 ビスコッティは「2度焼きした」という言葉が語源の、ザックザックな食感が楽しい硬めの焼き菓子。お砂糖の代わりに甘酒でほんのり甘くして、米粉と豆乳、くるみを混ぜて優しい味に仕上げました。 おやつタイムに、素朴で香ばしい手作りビスコッティを愛犬と一緒に、どうぞ。 甘酒(甘麹)の魅力 今回は、甘酒(甘麹)をお砂糖の代わりにしました。 甘酒は、米麹とお湯で作ります。麹の酵素アミラーゼにより米のデンプンが糖に変わり、甘味が出ます。この甘酒がアルコール発酵すると日本酒になります。 甘酒は、ビタミンBや食物繊維、オリゴ糖などたくさんの栄養素がバランスよく含まれて「飲む点滴」ともいわれます。身体への吸収率が高く、酵素の働きにより免疫力の活性化や整腸作用などの効果が期待できると近年大注目の食材です。 甘酒は、米麹と60℃のお湯を1:1の割合で混ぜ、一定温度で長時間発酵させて作ります。お粥や炊いたお米を合わせて作るタイプもありますが、米麹とお湯だけのものは、濃厚で甘味が強いので、「甘麹」といわれます。お料理やお菓子作りに、お砂糖の代わりに使うこともできます。優しい甘さとコク、それにお菓子などをふっくらさせる効果もあって、とても優れた食材です。 犬にとって甘酒は? 甘酒は犬にとっても嬉しい食材です。なんと、犬用の甘酒も販売されているくらいなんですよ! 甘酒に豊富に含まれているオリゴ糖や食物繊維は、腸内のビフィズス菌の働きを高めて、お腹の調子を整えてくれます。ビフィズス菌が減ってくるシニア犬や、体力を消耗した時、食欲不振なときなどに、甘酒を用いるとよいとのことです。 ただし、甘酒は糖質が多いので、与えすぎは肥満になりますし、腫瘍のある犬には与えてはいけないなど、注意することもあります。 また、甘酒でも、酒粕を使ったものはアルコールが含まれていますので、与えないようにしましょう。 我が家の愛犬あんは、時々便秘気味になります。甘酒を薄めにして与えてみるのですが、やはり少し独特な香りが気になるようで、あまり積極的に口にしません。調理するときにほんの少し加えたり、お菓子に入れるという方法で摂ってみるところから始めようと作ったのが、この甘酒ビスコッティです。 甘酒ビスコッティの作り方 甘酒ビスコッティの材料 <甘酒(甘麹)> 米麹 300g 60℃の湯 300g <ビスコッティ> 甘酒(甘麹) 40g 米粉 100g ベーキングパウダー 3g 卵 1個 菜種油 大1 豆乳 15g くるみ 30g 市販の甘酒を使う場合は、濃縮タイプのものを選んでください。 中に入れるくるみなどナッツ類は、アレルギーがある場合もありますので、様子を見て注意して使ってください。 また、レーズンは絶対に入れないように注意してください。 その他のドライフルーツも、砂糖が添加されていないものがいいですね。 それでは、まずは甘酒(甘麹)から作ってみましょう。 材料は、米麹と60℃のお湯。1:1の割合です。お粥や炊いたご飯を入れる作り方もありますが、この1:1の割合で作る方法は簡単で、濃いめの甘酒になります。 ポイントは、60℃のお湯を混ぜることです。 甘酒(甘麹)の作り方 米麹を手のひらで拝むようにすり合わせてほぐします。 60℃のお湯を入れて混ぜます。この段階ではまだサラサラしています。 発酵器(カモシコ)に入れて、60℃6時間にセットします。 6時間後、もったりした感じになっていれば出来上がり。とても甘くなっています。 ブレンダーで滑らかにします。 瓶に入れて保存します。 この分量で、ジャム瓶に3個分できます。 続いて、ビスコッティを作りましょう 甘酒ビスコッティの作り方 くるみをオーブントースターなどでローストして、砕いておきます。 米粉とベーキングパウダーをボウルに入れて、泡立て器で混ぜます。 別のボウルに、卵、菜種油、豆乳、甘酒を順番に入れて、そのつどよく混ぜます。 2の粉のボウルに、3を入れてゴムベラで軽く混ぜます。 粉気が残っているところへ、砕いたくるみを入れて、ゴムベラで混ぜます。 天板に厚さ2~3cmくらいにして広げます。 180℃に熱したオーブンで15~20分焼きます。 取り出して、約2cmの幅にスライスして再び天板に並べます。 150℃のオーブンで15分焼きます。 父が選ぶあんへのおやつ 昨今のペットのおやつというと、肉系、魚系、クッキー系、ベジフルーツ系、健康機能性おやつなど、人間並みに豊富に売り出されています。 それに加えて、手作り派の飼い主の方も多くいます。いつも散歩で会うジャックラッセルテリアのSちゃんの飼い主さんは、鶏ささみジャーキーを手作りするために「ジャーキーメーカー」を買ったと話していました。 おやつも朝晩のごはん同様に、安全・安心なもの、美味しいもの、楽しみになるものを選んであげたいと、どの飼い主さんも思っていることでしょう。 もちろん私も、原材料はどこの何か、とか、添加物は入っていないか、など、しっかりチェックします。 こんなふうに、あんのおやつ選びに神経を尖らせているのですが、(困ったことに!?)父が何やらたくさんのジャーキーを買ってきてしまいます。 父も大の犬好きで、以前一緒に暮らしていた犬たちにも、ミルクパンだの、犬クッキーだのを買ってきたものでした。 父は、新東名高速道路をよく使います。途中、駿河湾沼津というサービスエリアに立ち寄るのが楽しみだとか。ここにはドッグランがあり、併設してペットショップもあります。おやつ、ウエアー、おもちゃなど、とてもたくさんの商品が揃っていて、父はこのお店で、あんのためのおやつを買ってきます。 機嫌が良いのか悪いのか、いつも様子を窺わないといけないような気難しい父が、どんな顔をして犬のおやつを選んでいるのかと、ペットショップのおやつコーナーの前に立つ父の顔を想像すると、ニヤリと可笑しくなります。 私は日頃から、「今どきの犬は、健康志向が強いんだからね。体にいいものじゃないとダメよ。」と説明してあるので、きっと父なりに「安心なもの、体によさそうなもの、あんが喜びそうなもの」を選んでいるようではあります。 つい最近では、馬肉の堅めのジャーキーと、柔らかタイプの鶏ささみジャーキーを買ってきました。 一応、「無添加」「自然派おやつ」などの文字もありましたから、私のおやつの考え方を承知してくれているようです。 父が買ってきたジャーキーをあんに与えるときは、「美味しいね〜、嬉しいね〜」と、父にしっかりと聞こえるように、大きな声であんに話しかけることが重要です。 あんもそのあたりのところを心得ているかのように、嬉しそうに食べてくれます。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

パン好きわんこに! 天然酵母パンを手作り
犬もパン好き? ここ数年の高級食パンブーム。私が住む静岡市にも、有名人気店がいくつか進出してきています。それに加えて、地元の人気食パンもあり、食パン好きには選択肢が広がって嬉しいところです。 一緒に暮らす愛犬のあんも、パンを食べます。食パンやロールパンなど、「シンプルなパンなら……ほんの一口なら……大丈夫じゃない?」と思って与えたのが始まりです。時々、おかずの脇にトーストしたパンを少し添えてあげます。 トーストしたパンの香ばしい香り、ほんのりとした甘さ、ふわふわとカリカリの食感、それはそれは魅力的な食べ物です。犬だって好きなはずですよね。 子供の頃一緒に暮らしていた柴犬のボンは、父がたまに買ってくる大きなミルクパンが大好きでした。そのミルクパンとは、東名高速道路のどこかのサービスエリアの名物パンで、クリームなどは入っていないフカフカの軽いパンです。 今思えば、あのミルクパンは、ボンにとってはずいぶん甘かっただろうなと思います。ボンはミルク風味の甘いパンをペロリと食べ、父を大いに喜ばせていました。 ボンは、確かにミルクパンが好きだったと思いますが、自分が嬉しそうにミルクパンを食べると、大好きな父が喜んでいる! と感じて、「パン食べる=パパ喜ぶ=ぼくも嬉しい=パンは幸せ」という方程式ができていたのではないかなと想像します。ボンにとってのミルクパンは、おいしくて幸せな味だったんだろうなと思います。 無添加の天然酵母パンを作りましょう! さて、街にはおいしいパンがたくさんありますが、手作りのパンも負けませんよ。人にも犬にも安心安全なパンを作りませんか? いろいろなお店の食パンを食べていると、「あれ、ここのはちょっと甘い」と感じることがあります。食パンはプレーンだと思い込んでいるせいでしょうか。微妙な甘さが、ちょっと気になるのです。 やはり「ちょっと甘い」は「美味しい」という感覚が少なからずありますから、まったく甘くないのは味気なく感じてしまうのですけれど。 小さな体の犬にとって、甘さや塩味が、人間以上に負担をかけることになる場合もあります。もちろん、レーズン、チョコレート、玉ねぎなどが入った菓子パン、お惣菜パン、油で揚げたようなパン、これらは犬には危険ですから、絶対に与えないようにしなければなりません。 シンプルな市販のパンでも、保存料などの添加物も含まれている場合が多いので注意が必要です。 手作りなら、ノンシュガー、ノンオイル、無添加のパンを作ることができます。きっと愛犬も大喜びしてくれるでしょう! まずは、ホシノ天然酵母の種おこし 私は、ホシノ天然酵母を使います。天然酵母って面倒? と思われるかもしれませんが、発酵時間が長いので、パン作りの工程を分割して作業ができて、意外とラクに取り組めるところが気に入っています。 出来上がりのパンも、独特な風味と食感があってとても美味しいです。 <材料> *ホシノ天然酵母 100g ぬるま湯 200cc 発酵器(カモシコ) <作り方> 30℃のぬるま湯を容器に入れます。 ホシノ天然酵母の粉末を振り入れます。 よくかき混ぜます。 発酵器(カモシコ)にセットして、30℃で24~26時間に設定してスタートボタンを押します。 出来上がったら保存瓶に入れて、冷蔵庫で保存(1週間くらい)。 *ホシノ天然酵母のオフィシャルサイトに詳しい作り方が掲載されています。 https://www.hoshino-koubo.co.jp/recipe/recipe01/ 発酵器やヨーグルトメーカーがあると、温度が一定しているので、失敗なく種おこしができます。 私が使っているのは、「カモシコ」というもので、塩麹や甘酒を作る時にも使えます。これがあると、いつでも気軽に作ることができて重宝しています。 次に生地を作りましょう <材料> 国産強力粉(春よ恋) 200g ホシノ天然酵母(種おこしをしたもの) 15g 水 120cc <作り方> ボウルに小麦粉とホシノ天然酵母の種を入れて混ぜます。 水を少しずつ入れて混ぜます。 だいたいひとまとまりになったら、平らな板の上に出してこねます(ホームベーカリーでも、手ゴネでも)。 表面がなめらかになってきたら、丸くまとめてボールに入れます。 ラップをして、一次発酵。室温(26℃くらい)で約8~10時間。*注1(補足)あり 生地が2倍くらいまで膨らんでいたら発酵完了。 ボールから生地を取り出して6~8等分にし、はかりで計量します(大きさを均一にするため)。 ガスを抜き、丸めて休ませます(ベンチタイムは15分ほど )。 ガス抜きをして丸い形に整え、天板に並べます。 この状態で二次発酵をします(1時間)。 200℃に温めておいたオーブンで12~13分ほど焼きます。 焼き上がったら、網に取り出します。出来上がり。 *注1(補足) 一次発酵の時間が10時間も取れない場合(出かける時間や、就寝時間に掛かってしまうなど)は、4時間ほど室温で発酵させた後、冷蔵庫で8~12時間ほど発酵熟成させることもできます。これは「オーバーナイト発酵」(低温長時間発酵、冷蔵庫発酵とも)という方法です。 ホシノ天然酵母は、発酵がゆっくりですので、作業を分割して(2日間かけて)行うことができます。出来上がり時間(食べたい時間)を決めて、発酵させる時間を逆算します。 私は、夕方生地をこねて室温で発酵させ、寝る前に冷蔵庫に入れます。翌朝冷蔵庫から出して、1時間ほど室温に戻し、その後、分割、ベンチタイム 、成形、二次発酵、焼成へと進めます。その都度の作業は20分ほどですから、家事の合間にできます。お昼前には焼き上がります。 パンの塩分糖分 今回ご紹介したパンは、もちろん飼い主も美味しく食べていただけます。 犬用に、塩、砂糖をまったく入れていないレシピですので、少々物足りない味かもしれません。逆に、いつも食べているパンが、いかに甘く、塩味もきかせているかがよく分かります。 私は、市販の甘いと思われるパンに、さらにイチゴジャムやオレンジマーマレードをつけて食べています。これではかなりの糖分過多ではないかと思います。 ジャムやバター、チーズ、ピーナツバターなどと一緒に食べる場合や、ソーセージやハムを挟んで食事パンとして食べる場合は、犬用パンのレシピで作ったパンでちょうどよいかもしれません。 愛犬のためのパン作りですが、飼い主の私にとっても、改めて塩分や糖分の摂り過ぎについて見直すきっかけになっています。 プチハンバーガーにアレンジして さて、こちらの手作り天然酵母パン、愛犬あんはどれほど喜んでくれるかしらと期待していましたが、初めての天然酵母パンは、あんにはイマイチだったようで、私はちょっとショックでした。 天然酵母特有の香りが気になったのでしょうか。クンクン匂いを嗅いで、「うーん……」という顔をしました。 そこで、前の日の残りのハンバーグ(犬用)があったので、小さなハンバーガーにしたところ、大喜びで食べました(与える時は、小さくちぎって。パンはこの場合半量ほど)。 あんは、市販のパンもそれだけではあまり食べません。 犬にとっては、パンは主食にはなりませんし、ましてや、甘みやお肉の味がしなければ、おやつにもならないのかもしれません。 食事の時に、お肉に添えて、ザクザクした食感、ふわふわした食感のバリエーションをつけることで、ごはんを楽しく美味しく食べることができているようです。 食欲がないような時、いつもと違った感じが欲しい時に、少し添えてみてはいかがでしょうか。 *小麦粉アレルギーを起こすこともあります。様子を見てから、十分に注意して与えてください。また、一度に与える量にも注意してください。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp
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アレンジ

中秋の名月を楽しむ 初秋の花アレンジ
初秋の花を選んでアレンジ ・リコリス ヒガンバナ科の東アジア原産の花です。彼岸花とよく似ています。リコリスの他、ネリネ、ダイヤモンドリリー など、ヒガンバナ科に属する花があります。 ・久留米ケイトウ 赤、ピンク、黄色、オレンジ色、秋らしい花色が揃っています。 ・サンドクリ(三度栗) 遠州の七不思議の一つに、一年に3回実をつける栗があるという昔話があります。 菊川市(静岡県)の山沢村に弘法大師がやってきたとき、子供たちが栗を差し上げたことに感激した弘法大師が、一年に3度実るようにしてあげようと言ったことから、山沢村には3度実がなる栗の木があるというお話です。三度栗の伝説は、この他にも日本各地にあるそうです。 ・ワレモコウ 麦チョコのような穂が秋らしい花です。よく見ると、この穂は小さな花の集合体になっています。奈良時代から自生していたといわれています。 「ワレモコウ さし出て花の つもりかな」小林一茶 地味なワレモコウに、一茶が腰をかがめてこう話しかけているのかなと想像すると、なんだか可愛らしい句だなと思います。 こんなことを一茶に言われちゃうなんて、ワレモコウらしくて私はとても好きです。 ・ビバーナム・コンパクタベリー クリーム色から薄いオレンジ色へと、紅葉しかかっている色目の実が、今の季節にぴったりです。 アレンジの手順 全体に丸くドーム型のアレンジを2つ作り、手付きの浅型のバスケットに入れます。2つのアレンジは、同じものでもいいですし、大小とサイズに差をつけてもよいと思います。 ここではバターが入っていたカゴを使いました。小ぶりな器がおすすめです。 “落とし”を入れます。中に空き瓶などを入れて水を入れます。吸水性スポンジを使ってもいいです。 ケイトウを器の高さに合わせて入れます。花首が一つ分出るくらい。 リコリスを入れます。 ビバーナム・コンパクタベリーを入れます。ケイトウ、リコリス、ビバーナム・コンパクタベリーは、グループにして入れるといいでしょう(グルーピング)。 ワレモコウを入れます。アクセントに、所々に入れていきます。 完成した2つのアレンジをバスケットに入れます。 三度栗を添えます。 数日後は、小さくまとめ直して飾って。 リコリスもケイトウも、意外と長もちしますが、数日後、枯れてしまった花は取り除き、2つを1つにまとめて、小さなアレンジにして楽しんでください。また、マリーゴールド、キバナコスモスなど、同系色の花を加えてもいいですね。 改めて中秋の名月とは? 中秋の名月とは、旧暦8月15日の夜に見える月のことで、この十五夜にお月見をする風習があります。 旧暦では7・8・9月を秋として、その真ん中の8月15日を「中秋」と呼んでいました。そして、その夜に昇る月が「中秋の月」です。 中秋の名月の別称である「十五夜」も、この旧暦の頃の名残です。 旧暦と新暦には1カ月から2カ月のズレがあるので、現代の中秋の名月は、その年によって違ってきます。2024年は9月17日です。 初秋は徐々に空気も冷たくなってきて、秋晴れが続きます。空も高くなり、月がきれいに見えるので、中秋の名月と呼ばれるようになったそうです。 平安時代、中国から遣唐使によってもたらされた月を見る催しが貴族に広がり、観月の宴が催されるようになりました。それが次第に、農村で行われていた作物の収穫祭と結びつき、庶民の間でも豊かな実りの象徴として十五夜を観賞し、お供えものをして感謝や祈りを捧げるようになっていきました。 シンガポールの中秋節とカラフル月餅ムーンケーキ 私が以前住んでいたシンガポールは、総人口の7割強が中華系民族で占められています。中秋節「Mid-Autumn Festival」は、旧正月「Chinese New Year」に次ぐ大きなお祭りでした。チャイナタウンをはじめ、街中に中秋節のシンボルである大きなランタンが飾られ、盛大にお祝いをします。日本では、「中秋の名月」「十五夜」だからといってもここまで盛り上がらないのに、中華系の方々はなぜ? と、ちょっとびっくりしました。 中秋節には家族が集まり、月を愛でながら、秋の収穫に感謝するのが習わしです。そう、日本の8月のお盆のようですね。遠くに暮らす家族も家に帰り、一緒に食事をするのだそうです。中秋節は、団円節とも呼ばれています。円卓を囲みながら食事をすることは、幸福を運んでくると信じられています。 なるほど、それでここまで大いに盛り上がる、盛り上げる年中行事なのだと分かりました。 そして、中秋節に欠かせないのが月餅、ムーンケーキです。 シンガポールでは、ベイクドタイプと、生タイプ(スノースキン)のムーンケーキがありました。このスノースキンタイプのほうは、とてもカラフルで、日本の和菓子のような、マカロンのような、可愛らしい外見。味も、チョコレート味やチーズ味、マンゴーやドリアンといったトロピカルフルーツの味などバラエティー豊かでした。私は少々凝りすぎ? にも感じましたが、皆さんとても楽しみにしていたようでした。 ムーンケーキは、日頃お世話になっている方々への贈答品としても使われ、菓子店、レストラン、ホテル、デパートなどが、毎年競って新しいムーンケーキを発売していました。あのスターバックスも、オリジナルのムーンケーキを出していたんです。中秋節の数週間前になると、デパートの特設会場いっぱいにムーンケーキが並び、飛ぶように売れていました。街では、スーツ姿のビジネスマンが、化粧箱に入ったムーンケーキの紙袋を両手にたくさん下げているのをよく見かけたものでした。 スノースキンタイプの新感覚ムーンケーキも楽しかったですが、やはり月餅といえば、あのどっしりとした茶色のベイクドタイプのほうが私は好きでした。老舗菓子店の「大中國餅家」のこしあんRed Bean Paste Mooncake は、期待通りのお味でとてもおいしかったことをよく覚えています。またいつか大中の月餅を家族で食べたいなぁ。
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暮らし

愛犬と一緒に防災週間。ペットのための非常持ち出しグッズを備えておきましょう
飼い主として防災週間に取り組みたいこと 9月1日は防災の日、この日を挟んで8月30日から9月5日までが防災週間です。防災グッズの準備や点検をして、改めて防災に対する意識を高めていくという大切な1週間。私が住む静岡市では、南海トラフ巨大地震が発生した場合、どれほどの被害が出るか想像しただけでも恐ろしくなります。震災だけでなく、今年は大雨による河川の氾濫や浸水、土砂崩れなどが街中で頻繁に起こり、災害がより身近な現実として感じられます。恐ろしいからこそ、平常時に冷静に防災計画を立て、準備をしておくことが大事だと改めて思います。その際、人間用の準備はできていても、ペット用はまだ、というご家庭も多いかもしれません。私もこの機会に、人間用の防災グッズと一緒に、愛犬用の非常持ち出しグッズも準備しておきたいと思います。 避難はペットと一緒に。置いて行かないのが原則 防災グッズを準備するとともに、まず確認しておきたいことは、避難時にはペットを置いていかないのが飼い主の責任ということです。これはペットの命を守るとともに、発災後に改めて保護することに多大な労力と時間を要するためです。さらに、不妊去勢がされてない場合には、繁殖によって頭数が増加し、住民の安全や公衆衛生環境が悪化してしまう懸念があります。そうしたことを防ぐために、環境省はペットを置き去りにせず、一緒に避難する「同行避難」を原則としています。 ただし、ペットの命を守るには、飼い主が無事でいる必要があります。ですから、まず自身の安全を確保することが第一です。そして、発災時にペットと離れた場所にいる際は、自身の被災状況や周囲の状況、ペットのいる場所までの経路、避難指示などを総合的に検討し、自身でペットを避難させることが可能かどうか冷静に判断し、決して無理をしないことも重要です。やむをえずペットを置いていかざるを得ない場合や、はぐれてしまった場合は、首輪やマイクロチップが役に立ちます。平常時からの飼い方やしつけも、非常時にペットを守るために役に立ちます。 ペットの非常持ち出しグッズ 避難先でペットの飼育に必要なものは飼い主が準備しておく責任があります。どんなものが必要か、以下を参考に調べてみました。もうすでに準備万端の方も、防災週間にはもう一度中身のチェックをお願いします。 環境省から、 『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』 『備えよう! いつもいっしょにいたいから。ペット動物の災害対策』。 私が住む静岡でも、「静岡県動物保護協会」から『今日から始めよう ペット動物の災害対策』という小冊子が発行されています。 各自治体から詳しい小冊子が出されていたり、サイトで紹介されています。お住まいの地域の情報を確認しておかれるとよいと思います。 これらを参考に、備えておくべき物をまとめました。 <ペットのための非常持ち出しグッズ> ペットフードと飲み水(5日分)、食器 療法食、薬 クレート(キャリーバッグ) 予備の首輪、リード ペットの写真と健康手帳、迷子札 ペットシーツ、マナーグッズ、ブラシ おもちゃ、タオルや毛布(いつも使っている物) 人の多い避難所や、いつもと違う環境に、犬も猫も落ち着かなかったり、食欲が落ちたりするようです。いつも食べている慣れた味のフードや、自分の匂いのするおもちゃ、飼い主の匂いのする物などがあると安心します。少しでも不安な気持ちを軽減して落ち着かせてあげたいですね。 人間用の食糧や水などの救援物資は届けていただけても、犬用のフードや飲み水は、すぐにいただくことはできないようです。過去の災害時には「人間だって飲み水がないのに犬になんて…」という声もあったり、ペット用の救護物資を運ぶ車が緊急車両と認められない場合もあったそうです。そういうことも覚悟して、飼い主の責任でしっかり準備しておきましょう。 健康手帳と写真も用意しておこう 愛犬の情報を1つにまとめた手帳を用意しておくことも大切です。専用の「ペット手帳」もありますし、何か手ごろなサイズのノートなどでもいいですね。 手帳には、犬の名前、生年月日、ワクチン接種の記録、感染症の検査結果、性格、病気、使用している薬、しつけの有無、普段食べているペットフードなどを書いておきます。 写真も必需です。万が一離れ離れになってしまった場合、探す時に必要になります。飼い主とペットが一緒に写っている写真もあるとよいそうです。スマートフォンに保存されている方も多いと思いますが、ぜひ手帳にも貼っておきましょう。 犬用の靴について 前述したように、避難する際にはペットと同行避難が推奨されています。小さな犬や猫はキャリーバックに入れて避難すれば安全ですが、キャリーバッグに入らないサイズの犬は歩いて避難します。その際、ガラスが割れていたり、瓦礫があったりと危険なところを通らなければならないこともあります。人間も靴を履かなければ怪我をします。犬も同じです。大事な肉球を傷めてしまったら大変です。そのために、くつを用意しておくことも検討したほうがよいかもしれません。 我が家でも、くつを準備しておくことにしました。犬の足形をとり、採寸。アウトドアのお店で相談して購入しました。犬が靴を履いて歩けるようになるまで、犬も飼い主も練習が必要です。少しずつ慣らして、いざというときには履いて歩くことができるようにしておきたいと思っています。 ただ一方で、日本レスキュー協会によると、「災害救助犬のブーツについては、義務化せず、現場で携行のハンドラーの判断による」とされています。 犬がブーツ(靴)を履くことで、かえって危険なこともあるということです。その理由として、 履かせることがストレスになる 長時間の使用で体温を上昇させてしまう 怪我のリスクを高める 爪による踏ん張りが効かなくなる などがあるそうです。 救助犬のような危険な状況で長い時間仕事をする犬の場合と、避難するために歩く犬の場合とでは、少し状況が違うかもしれませんが、犬が靴を履くことのメリットとデメリットを知っておくことも大事ですね。 同行避難と同伴避難 環境省はペットと一緒に避難する「同行避難」を推奨しています。置き去りにしたペットが逃げたり、野生化したりするのを防ぐ目的や、ペットを気にして避難が遅れることを避けるためです。一方、飼い主とペットが同じ空間で避難生活を送る「同伴避難」は原則禁止とされていることが多いようです。各自治体の受け入れ体制を確認しておくことも大事ですね。 避難した後のことは、またたくさんの課題があると思いますが、まずは、災害が発生した際に、落ち着いて、速やかに避難できるようにしたいと思います。絶対に、離れ離れになることだけは避けたい。体重11kgのあんを、おんぶしてでも一緒に避難するには、私は体を鍛え、あんにはお行儀よくできるように、日頃の鍛錬も大事だと思っています。 過去の大きな地震の時には、たくさんのペットも犠牲になりました。きっと無念な気持ちを抱えた飼い主の方は多いと思います。私だって、もし実際にその時になったら適切な行動が取れるのか、自信などありません。 ちなみに、我が家のあんの場合、日中のお昼寝中に何度か揺れを経験していますが、震度3くらいでは起きませんでした(震度4以上は、あんはまだ経験していません)。犬がこんなことで大丈夫かしらと心配になりました。地震で揺れを感じたら、私はあんを起こすところから始めないといけないようです。 でも、なんとしても、愛犬あんと一緒に無事に避難したい。のんびり穏やかなあんが与えてくれる癒やしやぬくもり、愛情、平穏は、私たち家族にとってかけがえのないものです。飼い主は誰しもペットに対してそう思っているでしょう。このなんでもない幸せな日常を改めて振り返りつつ、防災の意識を高くもって、備える1週間にしたいと思います。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp
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アレンジ

まだまだ残暑。フェイク氷で涼やかカラフルアレンジ
残暑が厳しい日に 今年の夏は暑いと予想されていましたが、ここまで暑くなるとは! 猛暑日と熱帯夜が続き、お疲れになった方も多いのではないでしょうか。 残暑も厳しいようです。秋が待ち遠しいですね。そこで、アレンジメントでは少し初秋の風を感じられる色の花を使って、涼やかな雰囲気を楽しみませんか。食欲のない朝ごはんのテーブルや、暑い盛りのおやつタイムに、涼しげなアレンジで、リフレッシュしてくださいね。 涼の演出効果もあり、花留めの効果もあり! フェイク氷 氷ザックザックの様子は、いかにも涼しそう~! ですよね。でも氷は当然、すぐ溶けてしまいます。 そこで、ディスプレイ用の氷を使います。この氷はアクリルでできていますが、見た目は氷そのもの。器にたっぷり入れると、あの“氷ザックザック”が演出できます。通販サイトなどで数百円から購入できます。 器にたっぷりとアクリルの氷を入れて、水を張ります。このアクリル氷は、見た目に涼しさを感じさせてくれるだけでなく、花留めとしても活躍してくれます。 器にしたのは、陶器のサラダボウルです。氷たっぷりザクザクの雰囲気にしました。 セロファンでも代用できます! アクリル氷の他に、氷に見える(⁉︎)アイデアをご紹介します。 セロファンを使います。 少し多めにカットしたセロファンを、クシャクシャと丸めます。所々セロファンテープで留めましょう。器の中に丸めたセロファンを入れ、内側側面に、2~3カ所軽くセロファンテープで留めて、浮かんでこないようにします。 水を入れてでき上がりです。セロファンも一見、氷のように見えますし、花留めとしても使えます。 フェイク氷で涼やかカラフルアレンジ 使った花 セルリア ジニア ランタナ 金水引 ミントなど セルリアは、ヤマモガシ科の植物です。南アフリカ原産。オーストラリアで生産されて日本に輸入されています。オーストラリアでは冬の開花ですが、輸入切り花は日本では5月から8月に出回ります。 カサカサした感触と、ふわふわした部分があって、とてもユニークな花です。ドライフラワーとしても人気があります。 別名は「ブラッシングブライド」(頬を染めた花嫁)。故ダイアナ妃のウエディングブーケに選ばれた花の一つでした。 手順 器にアクリル氷を入れて水を張ります。 セルリアをメインにして、氷に挿していきます。 ジニア、ランタナ、金水引などの花を入れます。 ミントなどのグリーンを添えて完成です。 器も食器を使っているので、食卓にぴったりのアレンジですよ。 ガラスの器でより涼やかに 別バージョンとして、小ぶりのガラスの器でアレンジしました。 使った花と、アクリル氷は同じです。ガラスの器のほうが、より涼やかな印象になるでしょうか。お手持ちの食器で、ぜひアレンジしてください。 カラフルな朝食、氷ザクザクのフルーツジュース 蒸し蒸しと湿気を帯びた暑い朝。この夏は熱帯夜も続きます。 朝起きて、あまり食べたくないなと思っても、カラフルな朝食を見ると、ちょっと楽しい気分になりますね! 自然とお腹も空いてきませんか? タイ・バンコクのマンダリンオリエンタルホテル。チャオプラヤ川のほとりにたたずむリバーサイドテラスでの朝食は、蒸し暑さも忘れるくらい、目にも鮮やかで美味しそうです。 バンコクといえば、高温多湿の気候。テラス席はちょっと・・・と思うのですが、レストランがオープンする時間に合わせて早起き。身支度をして、一番乗りでリバーサイドの席に着くと、静かな朝のひとときをゆっくりと満喫できます。朝のリバーサイドは、意外と涼しいですし。私は旅行中、この時間が一番好きでした。 フルーツジュースは、何種類あるのかなと数えたくなるくらいたくさんのジャグが、ザックザックの氷に冷やされて、カラフルに並んでいます。朝のスタートに、新鮮なジュースは嬉しいですよね。 私が一番気に入ったのは、「ポメロ」のジュース。ポメロは、日本では文旦として馴染みのある大きな柑橘系のフルーツです。初めてのポメロ100%のジュースは、苦味もなく、ほどよく甘く酸味があって、こんなに美味しいフレッシュジュースは初めて! というくらい感動する味でした。 新鮮なフルーツ、パンケーキに添えられた色とりどりのジャム、色鮮やかなオムレツ、パリパリのフレッシュグリーンのサラダ、こんがり焼けたソーセージ、真っ白なおかゆ、こんがりキツネ色のパン、とても幸せな朝食の色です。 ホテルのように朝ごはんを用意するのは大変ですが、フラワーアレンジメントを食卓に添えれば、幸せな朝食の色が手軽に叶いますよ。 まだまだ残暑が厳しいようです。ザクザク氷とちょっと秋の気配を感じる花アレンジで、カラフルに食卓を飾ってください。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp
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レシピ・料理

愛犬も大好き! 夏にぴったり! シソたっぷりの手作り餃子!
手作り餃子を楽しもう 少し前まで、スーパーや農産物直売所などで、赤紫蘇をたくさん見かけました。お天気のよい日に、母も何束もの赤紫蘇を買ってきて、庭先で水洗いをして干していました。梅干しに入れるための赤紫蘇です。赤紫蘇は、ジュースにしてもおいしいですね。 赤紫蘇の作業をしていると、我が家の愛犬あんも、ノコノコ様子を見にきました。干したシソを眺めているあんの様子を見て、「そうだ! 今日はシソを使ったご飯を作ってあげよう!」と思いつきました。 夏といえば、やはり餃子! あんも餃子は大好きです。シソをたっぷり入れた「ヘルシーしそ餃子」を作りました。 餃子はだんぜん手作り派のご家庭も多いと思います。我が家では、じつは、これまではあまり家では作りませんでしたが、愛犬の分も作るようになってからは、すっかり手作り餃子派になりました。 我が家では、餃子を焼くのは、いつも夫の担当です。あんの餃子を焼いている時、夫の足元で「まだ焼けませんか〜?」「大丈夫ですか〜?」と、あんが心配そうに見守っています。夫の足にピタッとくっついて、餃子が焼けるのを待っています。 そもそもシソは犬が食べても大丈夫? シソは、古くから日本に自生する和のハーブです。栄養価が高いのは青紫蘇、薬効があるのが赤紫蘇。βカロテン、ビタミンB1・B2・B6・C・E・Kと他のミネラルも豊富で、殺菌・防腐効果や食欲増進・健胃作用などが期待できるという食材です。 食中毒の発生のリスクが高くなる時期や、暑さのせいで食欲がない時など、シソは大活躍します。 犬が食べても問題がない食材といわれています。加熱しても、そのままでも大丈夫ですが、食べやすいように細かく刻んでください。 あんは、やはり香りが強いせいか、そのままではちょっと苦手のよう。餃子のようなおかずに入れたりしたほうが食べてくれます。 シソ餃子を作ろう 人間の分と犬の分を、途中の工程まで一緒に作ります。 シソとショウガを入れて、ヘルシーな餃子にしました。 <材料> 豚ひき肉 シソ キャベツ ショウガ(すり下ろし) 餃子の皮 人間用には、お好みでニンニクや他の野菜、調味料などを加えてください。 餃子の皮も手作りしたほうがより安心なのですが、皮作りは今後の課題として、今はなるべく添加物がなさそうなものを選んでいます。 <作り方> 材料をよく混ぜます。 先に犬の分を、餃子の皮で包みます。残りは人間用に。お好みの野菜や調味料で味を整えて包みます。 焼く時は、別々にします。 犬用は、油をひかず熱したフライパンに餃子を並べ、水を入れて蒸し焼きにします。 作り方も、それぞれのご家庭の方法で。美味しく焼いてくださいね。 犬に与える時は、食べやすい大きさにします。皮が歯にくっついて食べにくそうにしていたので、厚い皮だけの部分は少し取り除きます。焦げすぎてしまったところも。 いろいろな科目の野菜でバランスよく シソ餃子で使う野菜は、キャベツとシソとショウガです。 キャベツはアブラナ科、シソはシソ科、ショウガはショウガ科です。それぞれ違う科の野菜です。 愛犬のご飯の野菜を選ぶとき、知らないうちに、アブラナ科の野菜が多くなってしまいます。 アブラナ科の野菜というと、キャベツ、白菜、ブロッコリー、大根、カリフラワー、カブなど。一年を通して手に入りやすく、使いやすい野菜が揃っていますので、ついつい使う頻度が高くなります。 これらのアブラナ科の野菜は、ヨウ素の吸収を阻害するゴイトロゲンという、甲状腺腫誘発物質が含まれているといわれています。 1回の食事で摂取する量は微量であっても、同じ野菜ばかり使っていると知らず知らずのうちに蓄積されてしまいます。 自分自身の食事でもそうですが、よい効果が期待できる栄養素がたくさん含まれていると聞くと、そればかり食べ続けてしまったりします。ですが、食べ続けることで、あまりよくない物質まで蓄積されてしまうのは困ります。 もちろん、野菜だけでなく、肉、魚なども同様です。同じ食材ばかりでは栄養も偏ってしまいます。 そう考えると、手作りご飯は難しいと感じてしまいますが、同じものを続けない、旬のものを取り入れる、いろいろな科目の野菜を組み合わせてバランスよく使う、ローテーションする、と頭において食材を選ぼうと心がけています。 餃子はたくさん作って冷凍保存しておき、後日、スープ餃子に。 冷凍しておいた餃子と、ニンジン(セリ科)、黄色パプリカ(ナス科)を一緒にコトコト火にかけてスープ餃子に。茹でておいたブロッコリー(アブラナ科)と卵焼きの残りも少々添えました。 愛犬にも、美味しくてバランスのよいご飯を作ってあげたいな〜と日々思っています。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp 参考: 『「手作り犬ご飯」の食材帖』/日東書院 ペットフーディスト養成講座テキスト/ カラーズ・エデュケーション





















