おせちに欠かせないレンコンで、愛犬も大好き! レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁

ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さん。愛犬あんのために、ごはんやおやつを手作りしています。お正月が近づく今回は、おせち料理にも欠かせない縁起のよい食材、レンコンを使って、レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁を作ります。愛犬のために、寒い冬にぴったりの温かいごはんを手作りしてみませんか?
目次
縁起のよい食材、レンコン
おせち料理に欠かせないレンコン。おせち料理に登場する食材はそれぞれ意味がありますが、レンコンはたくさんの穴があることから「見通しがよい」「将来の見通しが明るい」に通じる縁起のよい野菜とされていることは、よく知られていますね。
栄養も豊富なレンコン、愛犬のごはんにもぜひ取り入れたいと思います。

レンコンはシャキシャキした食感が美味しく、食物繊維も豊富なのですが、野菜の消化が苦手な犬にとっては、ちょっと心配なところでもあります。なるべく小さくカットしたり、すり下ろして調理するのがおすすめです。
今回は、すり下ろしたレンコンを鶏胸ひき肉と混ぜてタネを作りましょう。同じタネを小さく成形して、レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁の2つを作ります。
チキンナゲットは、すり下ろしたレンコンの効果でふわふわになって、ボリュームもアップ。揚げずに焼くタイプなので、ヘルシーでとても美味しいです。我が家の愛犬あんも大好きな一品です。
レンコン団子汁は、冬の定番。ポカポカ温まる美味しい団子汁です。ぜひお試しください。
材料

- レンコン 100g
- 鶏胸ひき肉 160g
- 白菜 1〜2枚
- ショウガ 小さじ1
- 片栗粉 適宜
だいたいナゲット5個、団子5個が作れる分量です。
犬用には味付け不要です。ショウガの風味だけで十分美味しくできます。
レンコンチキンナゲットとレンコン団子汁の作り方

同じタネで、チキンナゲットと団子汁を作ります。
- レンコンは皮をむいてすり下ろします。
- ショウガをすり下ろします。
- ボールに、すり下ろしたレンコンとショウガ、鶏胸ひき肉を入れてよくこねます。
- 10等分にして、半分をナゲット用、半分を団子汁用にします。
- ナゲットのほうは、小判形に平たく成形して、片栗粉を薄くまぶします。
- 少量のオリーブオイルをひいたフライパンで焼きます。
- 団子汁のほうは、お鍋に小さくカットした白菜を入れて一煮立ちさせます。
- レンコン団子を丸めて、白菜の鍋に入れて煮ます。
ナゲットも団子も、犬に与える時は小さくして、食べすぎに注意してください。


「蓮」は、花から地下茎まで
食べるレンコン「蓮根」は、地下茎が肥大化したもので、食用として栽培されています。そうそう、以前、レンコンの穴はほとんどの場合、中央に1つと周りに9つあると聞きました。それ以来、私はいつもレンコンを調理する時、穴を数えて確認します。今回のレンコンもやはり、周りに9個穴がありました。不思議ですね。

ハス、「蓮」の花は、食用レンコンと同じハス科の植物で、英名は「ロータス」。ロータスの茎も、レンコンのような穴があいているんです。とても細いのですが、私たちのよく知る「レンコン」状になっていて面白いです。ベトナムでは、この細い茎も調理して食べると聞きました。レンコンのようにシャキシャキして美味しいそうですよ。

開花したロータスは、とても豪華で美しい姿ですね。中華料理をいただくときのスプーンのレンゲは、ロータスの花弁の形から名付けられました。
泥の中からスーッと茎が伸びて、早朝に美しい花を咲かせるロータスは、「汚れのない花」として、古代から世界中で愛されてきました。国花とする国もあります。


バンコクでは、ロータスの花装飾をよく目にしましたし、花市場では、固いつぼみの状態の束がたくさん売られていました。花弁を一枚一枚折りたたんでアレンジする方法を、ロータス売りの女性から教えてもらいました。ロータスの葉っぱをラッピングペーパーのように使って、大きな花束にします。
タイでは、ランと並んでポピュラーな花のようでした。


花が散った後には「蓮の実」が収穫できます。大きな葉っぱは、蓮の実を入れて炊いたご飯を包んだり、お酒を葉っぱに垂らして、茎で吸って飲むという遊びがあったり、蓮茶にしたり。特にタイでは、余すことなくハスを使いこなしています。食べて美味しい、見て楽しい。ハスはとても興味深い植物です。
Credit
写真・文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
https://www.annegarden.jp/
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