冬の澄んだ空気の中、思いがけず出会うチューリップの花。枯れ色の多い季節に、春のような色彩がふっと現れる――それが「アイスチューリップ」です。冬にもかかわらず、色鮮やかな花を咲かせるアイスチューリップが各地で見頃を迎えています。そんなアイスチューリップとは? ここでは、冬に咲く理由や春咲きとの違い、入手方法、アイスチューリップが観賞できるガーデン情報など、その魅力を一気にご紹介します。
目次
アイスチューリップとは?

アイスチューリップは早咲きの品種ではなく、一定期間低温で管理することで自然界の冬を疑似体験させ、冬に咲くよう開花調整されたチューリップです。本来4~5月に楽しめる一般的な春咲きのチューリップと比較すると、アイスチューリップは寒さにより開花期間が長く、12月〜翌年2月(地域により異なる)と、およそ1カ月もの間、花を楽しめるのが特徴。庭や花壇など、冬枯れの景色に一足早く春の気配を感じさせてくれるため、強く印象に残るチューリップです。
アイスチューリップの入手方法
アイスチューリップは球根やポット苗の状態で、オンラインショップ(サカタのタネ、タキイ種苗、富山県花卉球根農業協同組合など)や園芸店、ホームセンターなどで購入可能です。秋(10〜11月)に販売され、花色や咲き方のバリエーション豊富なさまざまな品種から選ぶことができます。
※アイスチューリップは、家庭で毎年冬咲きとして楽しむのは難しく、2年目は低温管理で開花調整をしない限り、一般的なチューリップと同様、春咲きとなります。一期一会の花として楽しむのがアイスチューリップの魅力でもあります。
アイスチューリップが楽しめるガーデン
国営ひたち海浜公園(茨城県)

冬の公園を歩いていると、ふいに視界が明るくなる――そんな瞬間を味わえるのが、茨城県ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」のアイスチューリップです。国営ひたち海浜公園では、アイスチューリップが1月上旬より見頃を迎えています。アイスチューリップは園内の2カ所でそれぞれ異なるコンセプトの景観を楽しめ、見頃は1月25日頃まで続く見込みです。
グラスハウス

「お正月」がテーマの赤と白を基調色とした華やかなデザインの植栽を楽しめます。花びらの形に特徴のある品種や赤色のアイスチューリップ5品種を取り入れ、新年にふさわしい、明るく縁起のよい空間を演出。品種ごとの花姿の違いも見どころの1つです。
見頃:2026年1月6~25日(予定)
品種数:16品種
本数:10,000本
記念の森レストハウス

黄色や赤など、あたたかみのある色合いを基調としており、アイスチューリップに加え、ハボタンやパンジー、ビオラを組み合わせた植栽。冬の草花が織りなす彩り豊かなコラボレーションを楽しめます。
見頃:2026年1月6~25日(予定)
品種数:21品種
本数:5,500本
国営ひたち海浜公園
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
公式サイト:https://www.hitachikaihin.jp
メッツァビレッジ(埼玉県)

冬のお散歩先を探している人におすすめなのが、湖畔沿いをゆったり歩ける北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」。ここでは、約3,000株のチューリップが彩る憩いの場「メッツァアイスチューリップテラス」が1月31日(土)より期間限定オープン。鮮やかな色が目を惹く「ラップトップ」や「イルデフランス」、今回新たにガーデンに仲間入りした「プリンセスイレーネ」など、多様なチューリップに包まれ、憩いのひとときが楽しめます。
「メッツァアイスチューリップテラス」
期間:2026年1月31日(土)~2月27日(金)予定
(開花状況により、予告なく変更・終了する場合があります。見頃は2月上旬予定)
場所:メッツァアウキオ
「チューリップ摘み体験」

イベント終了時には、廃棄ロス削減の一環として、当日メッツァビレッジで1,000円(税込)以上をお買い上げの方にチューリップ5本をプレゼントする取り組みを実施。また、メッツァビレッジのSNS(X・Instagram)をフォローすると、さらに2本プレゼント。
※開催日時などの詳細は、メッツァ公式サイトやSNSで順次案内。
※生花のため、配布実施や個数が変動する場合があります。
メッツァビレッジ
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
公式サイト:https://metsa-hanno.com/metsa/
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン

誰もが驚く写真を撮りたいなら、静岡県伊東市にある「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」がおすすめ。2017年から植栽を開始したアイスチューリップの開花が始まり、春を象徴するような愛らしい姿が訪れた人々の目を楽しませています。アイスチューリップは、園内エントランス付近の花壇(約1,000㎡)に、「カリー」「ストロングゴールド」「イエローフライト」「ハニーバンデルモスト」「ダイナスティ」など、色とりどりの品種を3,500球植栽。見頃は年末年始から1月下旬まで続く見込みです。

また、園内では早咲きの桜「寒桜」の開花もスタート。今シーズンは寒波と比較的暖かい陽気が交互に訪れたためか例年より開花が早まっており、1月上旬時点で全体としてはおよそ3~4分咲き、一部の桜はすでに5分咲き近くになっています。気温の推移にもよりますが、見頃は1月下旬までの見込み。カラフルなアイスチューリップに寒桜、さらに開花に合わせて飛来するメジロの愛らしい姿も観察することができます。
ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン
住所:静岡県伊東市富戸841-1
公式サイト:https://nylfmuseum.com
1〜2月にアイスチューリップが楽しめるガーデンは各地に
全国でアイスチューリップが楽しめるスポットをまとめました。今年は行けなくても、来年の冬の楽しみにぜひ保存を。
国営みちのく杜の湖畔公園(宮城県)
https://michinoku-park.info/event-calendar/indoor-garden-2026/
東京ドイツ村(千葉県)
https://www.instagram.com/p/DS1pV9UAB_F/
国営越後丘陵公園(埼玉県)
https://echigo-park.jp/イベント/8341/
ふなばしアンデルセン公園(千葉県)
https://www.park-funabashi.or.jp/and/aevents/event_tulipmaturi.html
国営アルプスあづみの公園(長野県)
https://www.azumino-koen.jp/horigane_hotaka/new/topics.php?id=3063
長居植物園(大阪府)
https://botanical-garden.nagai-park.jp/events/13702/
草津市 水生植物公園みずの森(滋賀県)
https://www.seibu-la.co.jp/mizunomori/blog/
冬も愛らしい花姿が楽しめるアイスチューリップを観賞しよう

アイスチューリップは、まだ彩りの少ない冬の庭に鮮やかな色彩をもたらしてくれる花として、近年全国各地のガーデンや公共施設に取り入れられています。一般的な春咲きのチューリップと比べて開花期間が長いので、観光ガーデンを訪れる場合は見頃を狙いやすく、その愛らしい姿を存分に楽しむことができます。毎年必ず同じ景色に出会えるわけではないのもアイスチューリップの魅力。ぜひ、この冬、この瞬間だけの彩り豊かな開花風景を見に、足を運んでみては?
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