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【初心者必見】かんたん!かわいい!長もち! 3種でつくる春の寄せ植え

【初心者必見】かんたん!かわいい!長もち! 3種でつくる春の寄せ植え

初心者でも簡単にかわいく作れる寄せ植えをご紹介します。寄せ植えの面白さであり、悩ましいのは花の組み合わせですが、今回使うのは3種の花材のみ。ちょっとした植え方の工夫で、花同士がナチュラルに混ざり合い、繊細な表情の一鉢に仕上がります。教えてくれるのは花メーカー、エム・アンド・ビー・フローラの寄せ植え名人「ナンバッチ」こと難波良憲さん。寄せ植えづくりでガーデニングシーズンを楽しみましょう!

形の違う3種の組み合わせがポイント

【使った花材】

  • マリーゴールド‘ストロベリーブロンド’×3株
  • ライスフラワー×3株
  • ワイヤープランツ‘スポットライト’×3株
  • 植木鉢のサイズ/7号(直径約21cm)

今回の寄せ植えの主役は、アプリコットオレンジの花色がかわいいマリーゴールド‘ストロベリーブロンド’。7号サイズの鉢の場合、主役は1つに絞ったほうがまとまりが出ます。ですから、他の2つは主役を引き立たせる脇役として選びました。脇役の条件は、主役と個性が異なること。色の違いよりも、形の違いを意識して、むしろ色は統一感を持たせると初心者は失敗がありません。

今回は主役のマリーゴールドが丸い花形なので、脇役にはツンツンとした花姿のライスフラワーと、リーフのワイヤープランツをセレクトしました。どちらも花色、葉色に主役と同じカラーが入っているのがポイント。

お得! 春から秋まで咲くマリーゴールド‘ストロベリーブロンド’

マリーゴールド‘ストロベリーブロンド’

マリーゴールド‘ストロベリーブロンド’は、シックなアンティークカラーが人気の花で、咲き進み具合や温度によって花色が変化するのも魅力。春先は紫色のつぼみからアプリコットオレンジの花が咲き、気温が高くなると黄色味が強くなり、低いと赤みが強くなります。よく枝分かれしてたくさんの花が咲き、秋遅くまで長期間花を咲かせ続けてくれるので、春の入手がお得。

かわいく仕上げる植え方のコツ

寄せ植えのポイント

鉢に元肥入りの培養土を入れ、各種が三角形になるように植栽します。ポットから出した苗は土がたくさん付いていますが、そのまま植えると、この鉢のサイズでは全部入りません。

寄せ植えのコツ
ポットから出したままだと、根鉢のサイズは赤線の大きさ。

そこで、根の部分をほぐしながら、土を1/3〜1/2ほど落とします。植物によっては根をいじられるのを嫌うものもありますが、今回使う花材はどれも根を大胆にほぐして植えても大丈夫です。根に刺激を与えることで、むしろ植えた後の生育がよくなります。

寄せ植えのコツ
花が入り混じるようにします。

主役となるマリーゴールドとライスフラワーを隣り合うように三角形にしますが、手の中で二つを組み合わせてから三角形に植えてもOK。マリーゴールドの花の間から、ライスフラワーが出るように調整します。

ワイヤープランツは真ん中から苗を開き、苗の形を横長にして、鉢縁に沿わせるように植栽します。

苗の間に土が足りないところがあれば足し、水をやって完成です。

寄せ植えの管理

春の寄せ植え

日当たりがよく風通しのよい場所に置き、表土を触って乾いていたら水やりをします。水やりをする際は鉢底から流れ出るまでたっぷりと。水やりの際に定期的に液肥を混ぜて水やりをすると、美しさを保てます。枯れた花は病気の原因になるので、こまめに切りましょう。

3種でかわいい寄せ植えからステップアップ!

ペチュニア‘花衣’の寄せ植え

ペチュニア‘花衣’を主役にした寄せ植えです(鉢サイズ6号)。左は斑入り葉のアジュガ(両サイド)とライムグリーンの葉が美しいルー(手前中央)を組み合わせた3種の寄せ植えです。これでも十分素敵ですが、右はさらにリーフを2種加えた例。より複雑で繊細な雰囲気が出ていますよね。花をプラスするより、リーフを加えたほうが主役が際立ち、まとめやすいので初心者のステップアップにおすすめです。

リーフをプラスするときのポイント

寄せ植えのコツ

この寄せ植えでプラスしたリーフは、斑入りのタイム(左)とオレガノ‘ゴールデン’(右)です。両方とも鉢の後方、ペチュニアの後ろに植栽しました。リーフ類は株分けできるものは1ポットを2つに分けて分散させて植栽すると、より繊細な雰囲気が出ます。ここでは斑入りのタイムを2つに株分けし、鉢の後方の両サイドに植栽。オレガノは苗の形を平らに成形し、鉢縁に沿わせるように植栽しました。

寄せ植えレシピ

今回の脇役の選び方には2つポイントがあります。1つは、主役のペチュニア‘花衣’が紫色なので、その補色になる黄色味がかったルーやオレガノ‘ゴールデン’などの葉を選んだことです。2つ目は、ペチュニア‘花衣’の花縁に入る白色に合わせて、斑入り葉のアジュガとタイムを選んだこと。このように主役の特徴をよく観察して脇役を選び出すのが、寄せ植えを上手にまとめるコツです。

店頭にたくさんの草花が並ぶシーズンですから、さまざまな花材を使って寄せ植えを楽しんでくださいね。

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