ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。

【ガーデニング】レモンバームの育て方は? 基本知識や特徴まで解説
レモンバームってどんな植物なの? そもそもレモンバームは、どのような特徴を持っている植物なのでしょうか? 植物を上手く育てるには、性質や育ってきた環境など、プロフィールを知ることが大切! おうちで育てる前に、レモンバームについて知っておくと、失敗が少なく栽培ができますよ。それでは、レモンバームの基本知識や特徴について紹介していきますね。 基本情報 レモンバームはシソ科の多年草。多年草とは、冬の間は休眠していて、地上に出ている部分は枯れてしまいますが、根は生きていて、また春になると芽吹いてくる植物です。レモンバームも一旦冬場は葉がなくなりますが、春になると青々とした葉が出てきて、何年も成長し続けるので、長くお付き合いができるハーブです。 3月になるとこのように青い芽が出てきます。 レモンバームは、別名メリッサ。メリッサとは、ギリシャ語でミツバチを意味します。6~7月には、シソに似た白い小さな花をつけ、蜜源植物として、2000年以上にわたって栽培されてきた歴史があり、果樹のそばに植えておくと受粉を助けてくれます。和名はセイヨウヤマハッカ。原産地は、南ヨーロッパです。 草丈は30~60cm程度になります。耐寒性が強く、かなり丈夫なハーブですが、注意が必要なのは夏の暑さ。梅雨に入る前のタイミングで、枝数を減らすことと、株のサイズを一回り小さくカットする「切り戻し」という作業をして、蒸れを防ぎ、夏の高温多湿の時期を耐えることができれば、長期間に渡って、存分に楽しむことができますよ。 また、レモンバームは、ハーブの仲間。飲んだり食べたりすることができます。園芸種としては、斑入りレモンバームと呼ばれる黄色の斑入りの葉を持つ品種や、ゴールデンレモンバームと呼ばれる明るい黄緑色の葉を持つ品種があります。口にすることを目的とするなら、観賞用の園芸品種ではなく、香りの強いレモンバームを栽培するとよいですよ。 特徴 レモンバームの使える部分は、葉・茎・花です。この部分にレモンと共通する「シトラール」と呼ばれる香り成分が含まれていて、爽やかな香りがします。ハーブティーとして人気があり、お菓子や料理の香りづけにも利用されます。特に生葉の香りは格別! この香りが楽しめるのは、育てている人の特権ですから、存分に楽しみましょう。 とても歴史が古い薬草で、1世紀に活躍した古代ギリシャの医師・薬理学者・植物学者であった、ペダニウス・ディオスコリデスの「薬物誌」に、レモンバームはサソリや毒グモの解毒剤として有効などと書かれているそうです。薬がなかった時代には、植物が人々の病気やケガを治療するために用いられてきたことが分かりますね。 このようにレモンバームには、解毒作用・強壮作用・鎮痛作用・鎮静作用・血圧降下作用などがあり、ドイツでは、神経性不眠症などに有効とされています。 この薬効には、精油と呼ばれる芳香成分が関わっています。例えば、レモンバームには鎮静作用がありますが、精油成分を鼻から吸いこむと、脳にダイレクトに指令が伝わります。循環器系に働きかけ、高い血圧を下げ、心拍をスローダウンするよう、指令がでるのです。その結果、鎮静作用をもたらすというわけですね。 このような作用がある芳香成分が、レモンバームに含まれていますが、実はその芳香成分の量がとても少なく、精油として販売されているものは、とても高価な値が付けられています。よく、「ドライとして家庭で乾燥させたものをハーブティーにしていますが、おいしくありません」という相談を受けますが、葉を乾燥させると、この香りの成分はすぐに揮発し、なくなってしまうのです。 レモンバームは栽培しているなら、フレッシュのまま飲食に用いる方が断然香りがよく、おすすめですよ。 レモンバームの育て方 レモンバームは、栽培がとても簡単! 強くて丈夫な性質ですから、初心者さんが最初にチャレンジするハーブとしても向いています。また、日陰でも育つことができるので、日陰の花壇を明るく彩ってくれる植物でもあります。 では、実際にレモンバームを育てるとなったら、どのようなことに気を付けなければならないのでしょうか? 続いては、レモンバームの育て方について紹介していきます。 栽培環境 レモンバームは、日当たりのよい場所、湿り気を多少含んだ肥沃な土を好みます。レモンバームの葉は、強すぎる光が苦手。盛夏の直射日光が当たり過ぎると、葉が固くなり、茶色くなってチリチリになってしまいます。地植えにする場合は、木漏れ日の当たる場所など環境をコントロールして育てるといいでしょう。 逆に、レモンバームは半日陰程度でも栽培可能。花も咲きますので、日陰で重宝する植物でもあります。また、多年に渡り生長し、容易に植え替えができなくなりますので、最初に植えるべき場所はしっかり見極めましょうね。 その点、鉢での管理なら、暑いとき寒いときに移動が可能なのは有利です。その場合は24cm以上の鉢に1ポット植えましょう。背丈もすぐ40cmほどになりますので、大きめの鉢がいいですよ。 用土・水やり レモンバームは、乾燥にはそれほど強くないので、保水性に優れた土を選ぶとよいですが、そこまで神経質になる必要もありません。プランターなどの鉢で栽培する場合は、市販されているハーブ用の培養土を購入するとよいでしょう。 上述の通り、湿り気のある土を好むので用土が乾燥しないように株元にマルチングをしましょう。マルチングとは、腐葉土やわら、もみ殻、黒ビニールなどで、株元や畝全体を覆うこと。 こうすることで、土中の水が蒸発するのを防ぎます。結果的に水やりの回数も減らすことができメンテナンスが楽になりますよ。これはすべての植物でも同じことが言えます。ぜひお庭やプランター全体に施してくださいね。 続いては水やり。レモンバームは水を好みます。乾燥に弱いので、土が乾きすぎないうちに、水をあげるようにしましょう。かといって、やりすぎは厳禁。この加減が難しい…と感じている方へ、いくつかコツをお伝えしましょう。 まず、1回の水やりの量はたっぷりあげること。プランターであればプランターと同量を目安にします。1日2回あげなければ植物がしおれてしまう、という方は、1回にあげる量を増やしてみてください。よく「鉢底から水が出るまで」と言いますし、それが基本中の基本ですが、用土が乾ききっていたり、土の質によっては、さーっと水が下に通り抜けただけで、保水できていない…ということも起こり得ます。土全体にしっかりと水を染み渡らせ、時間をかけてじっくり水が土に浸透していく状態が理想です。 そして、この量をあげたら、今度は土を乾かす日を設けること! 水をあげない日を作ることを意識します。いつもじめじめしていると、植物は根を張ることができません。いわゆる根腐れという状態ですね。水やりの加減で、植物は生死が決まります。ぜひメリハリを大事にしてみてください。 苗を地植えにした場合は、植え付け時にたっぷりと水やりし、苗が落ち着くまで、1週間ほどは様子を見守り、2~3日に1回程度、土が乾ききる前に、水やりをします。苗が根づいたあとは、基本的に水やりの必要はありませんが、夏場のカンカン照りで乾燥が続くような時期には、水やりをします。なお、水やりは午前中の早い時間に行いましょう。 植え付け・植え替え レモンバームの苗を購入し、植え付けを行う適期は5月上旬から6月下旬。種から育てるときには葉が5~8枚になる時期を目安に植え付けます。 庭植えの場合は、株間を30cmくらいあけて植え付け、鉢植えの場合は24cmほどの大きめな鉢を用意して、植えこみましょう。庭植えの場合は頻繁に植え替えの必要はありませんが、鉢植えの場合は、数年で鉢が窮屈になってきますので、2年ほどで一回り大きな鉢にしながら、株分けして植え直すとよいでしょう。 増やし方 レモンバームの増やし方は、種まき・挿し木・株分けの3つが代表的な方法になります。 種まきは3~5月か9~10月を目安に、育苗箱などを利用し、まき床全体に均一になるように種をバラまく「バラマキ」という方法で種まきし、軽く覆土して間引きしながら育てます。 挿し木は茎を10cmほどにカットして、先端の葉以外の葉を落とし、挿し木用の土にいれて栽培します。カットした枝を水に浸けておくと、すぐ根が出てきます。部屋の中で水耕栽培をすることもできますね。 株分けは、3月と11月の枝葉がない時期に行います。大きめに掘り取り、芽や根がついた状態で、株が自然に分かれそうな場所で引っ張って分けます。その際、無理矢理引っ張ると株が弱りますので、自然に分かれる位置で分けて、鉢に植え込みます。植え込み後はしばらく半日陰で管理し、芽が出たら定植するとよいでしょう。 難易度で言うと、レモンバームは株分けが一番簡単です。成功確立が高いので、時期を守ってチャレンジしてみてください。 摘心・切り戻し レモンバームの管理のコツは、先端の芽を摘む摘心を行うこと。摘心すると脇芽が出てきます。脇芽がでる=枝数が増えることなので、収穫量がアップしますよ。 写真はミントですが摘心の方法は同じです。先端の葉をカットします。摘芯・切り戻しを行った葉も使えます。 レモンバームは旺盛に育ちます。6月頃、花が咲きだすと葉が小さくなり品質が落ちてしまうので、葉を収穫したい場合は、あまり花を咲かせないほうがおいしく使えます。 また、梅雨時期にモリモリに茂った状態になると、高温多湿で蒸れてしまい、病害虫の被害に合いやすくなってしまいます。梅雨入り前に、高さを半分ほどにカットしましょう。これを「切り戻し」と言います。 一旦寂しくなりますが、次にまた新しい芽が出てきて、収穫できるようになりますよ。 収穫 レモンバームは葉がある時期は、いつでも収穫できます。開花期が最も葉の香りや風味がよくなる時期ですので、ぜひフレッシュハーブをお楽しみください。 おいしく収穫するためには、摘心・切り戻しがとても大切。はじめは切ることが怖く感じるかもしれませんが、切ることで新しい芽・次の枝が出てきます。新しい芽に更新していくことで、柔らかい香り高い葉に出会えますよ。タネを収穫したい場合を除いて、花は咲かせず管理しましょう。私は、背丈をあまり高くせず、30cmほどをキープするようにしていますよ。 収穫したら、フレッシュハーブティーをいれてみましょう。手のひらいっぱいになるくらいの量の葉に対し、180ccのお湯を注ぎ3分蒸らせばできあがり! レモンバームだけではなく、ミントやレモングラスなど他のハーブとブレンドするとよりおいしさが増しますよ。 注意すべき病害虫 レモンバームは丈夫なハーブで、基本的に特別注意しなければならない病害虫はありません。ただ、夏の高温多湿期には、アブラムシやハダニがついてしまうことがあるので、注意深く見守りましょう。もしついてしまったら、枝ごと切り取ります。 また、すす病という葉や茎がすすをかぶったように黒くなるカビが原因の病気になることがあります。湿気の多い環境で発生しやすくなりますので、枝数を減らす・切り戻しを行うなどして、株の風通しがいいように管理しましょう。 特に、レモンバームは南ヨーロッパが原産地のハーブで、高温多湿に弱い性質があります。梅雨入り前に手入れをして、病害虫にも耐えられる環境を作ってあげましょう。 レモンバームは育てやすいので初心者にもおすすめ レモンバームは丈夫で、日陰でも育つことができるし、比較的病害虫にも強く、育てやすい植物です。庭植えにすると、ある程度の大きさになり、明るいグリーンは庭に爽やかな彩りを加えてくれます。 そして何より、ハーブとして用途が広いので、家庭菜園やキッチンハーブ初心者さんにおすすめの植物です。 家庭菜園の入門編として、栽培を成功させてハーブティーをおいしくいただきましょう♪

雑草なんて言わせない! 体内の健康維持と美容におすすめ、「スギナ」を飲もう
スギナ(ホーステール)はハーブの1つ 雑草と呼ばれ、嫌われるスギナ。じつはハーブだということを、ご存じでしょうか? ハーブでは、「ホーステール」と呼ばれ、なんと4億年も前に、すでに地球に存在していた植物だといわれています。 ツクシの後に伸びてくる茎がスギナです。 ツクシとスギナは同じ植物ですが、部位が違います。ツクシは「胞子茎」で繁殖をするための部位で、スギナは「栄養茎」で光合成を行うための部位です。 私の活動拠点・花音の森には、現在、スギナがいっぱい生えています。 植栽の中にも、芝の中にもたくさん出てきて、このままだと、スギナ畑になりそうなほど、生命力が強いです。さすが4億年も生きている植物ですね。 スギナの魅力その①「ケイ素」 スギナは「ケイ素」という成分を含んだ、数少ない植物。ケイ素は、腎臓や肝臓をはじめとしたあらゆる内臓、脳、骨、筋肉、血管、歯や髪、皮膚など、体内の健康維持に欠かせないミネラルの一つ。また、コラーゲンやエラスチンなどの結合組織を強化する働きがあり、肌のハリや透明感、つややかな髪にも大きく関与していて、「美のミネラル」ともいわれます。 ですが、このケイ素、体内で作り出すことができませんので、口に入れるものから摂取する必要があります。野菜やイモ類、豆類、穀物の食物繊維に豊富に含まれていますよ。 ケイ素は、加齢とともにどんどん減少していき、不足すると体内の機能が低下してしまいます。積極的に摂りたい成分なので、スギナも上手に摂取できるといいですね。 スギナの魅力その②「カリウム」 スギナには、カリウムも豊富に含まれています。カリウムには、身体にある余分な水分を体の外に排出する作用があるため、むくみや高血圧の改善に役立ちます。毒素を体の外に排出する働きで、膀胱炎などの感染症を防ぐ作用も期待できますよ。 スギナはどこに生えてる? 購入先は? 自分の家にある場合はいいのですが、スギナが手に入らない方も多いかもしれません。基本的には、すべての土地には所有者がいますし、道端に生えていても、犬の散歩道で汚れていることもあります。ですので、スギナもハーブとして捉えて、プランターなど限られた場所で栽培することも、検討してみてください。 庭に生えている人から根を譲ってもらうか、ネット通販では、ハーブ苗として販売しているところもあります。 栽培が難しい場合は、乾燥させた茶葉として販売されているものでも。ハーブティー専門店などで取り扱いがあります。ハーブティーでは、英名のホーステールとして売られていることが多いです。 生で? 乾燥させて? スギナはどうやって飲むの? スギナは、葉と茎を飲用にすることができます。緑茶に似た草の香りで、味はくせがなく飲みやすいハーブです。 私の印象は、摘みたてフレッシュなスギナの味は、マイルド。主張しすぎず、ほんのり草の香りがします。自分の家で採れたスギナを乾燥させたものを飲むと、草の香りが強く感じられます。 生でも乾燥でも、どちらでも飲めますので、試してみてはいかがでしょうか? 生のスギナをブレンドして、ハーブティーを入れてみよう 1種類だけではなく、複数のハーブを組み合わせることで、味も香りも豊かになります。それに、スギナの有効成分が魅力的だからと、ずっとスギナだけを飲み続けるというのも、体内のバランスを崩すことにもなります。ですので、私は、いろいろなハーブをローテーションしたり、ブレンドして飲むことをおすすめしています。 ということで、今回はスギナをメインにブレンドハーブティーを作ってみましょう! 用意したハーブはこちら。 ヨモギ・スギナ・緑茶(粉末)の3種類です。ブレンド比率は、自分が好きだなと思う味を半分と、その他2種類を合計して半分の割合で、まずはトライしてみます。例えば、スギナを5とすると、ヨモギと緑茶を2.5ずつ、計10になるようにブレンドします。 ただし、生のものと乾燥のものでは、かさ(量)が変わります。一般に、生葉は乾燥葉に比べて3倍量が必要です。生葉と乾燥葉は混ぜても問題ありませんが、量の調整だけ、ご注意くださいね。 それでは、ブレンドして入れてみましょう。 材料 ●ハーブ(ティーカップ2杯分) スギナ(生) 10gヨモギ(生) 5g緑茶(乾燥・粉末) 2g弱 ●お茶を入れる道具一式 ハーブの準備 生葉の準備をしましょう。ヨモギは茎から葉だけにし、スギナは小さくカットします。 熱湯を注ぐ ティーポットに茶葉を入れたら、熱湯を350ml注ぎ、3分蒸らします。 濾してティーカップへ 茶こしで濾しながら、ティーカップに入れたら完成。 スギナを積極的に摂取しよう いかがでしょう? 雑草といわれ嫌われているスギナですが、見方が変わってきませんか? スギナはミネラル成分の宝庫! ぜひ身体の健康維持に役立てていってくださいね。 <注意点> スギナは自然の恵みが詰まったハーブですが、下記の注意点を守ってください *長期使用は避けます*子供への使用は避けます*心臓、または腎臓の機能不全の人は使用を避けます また、ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方も医師にご相談ください。

庭にあるローズマリー活用レシピ! ローズマリーシロップを作ろう
ローズマリーってどんなハーブ? ローズマリーは、鼻につんとくるような清涼感ある強い芳香成分を持っていて、軽く触れただけでも、さわやかな香りが楽しめるハーブです。病害虫にやられることもほとんどなく、育てやすいので、庭植えにも人気があります。すでに育てているという方も多いのではないでしょうか? ローズマリーは「記憶のハーブ」と呼ばれていて、程よい刺激が、脳の血流量を増やし、集中力アップに役立ってくれます。他にも消化促進作用・利尿作用・防腐作用・血行促進作用もありますよ。 また、抗酸化作用が強いハーブの1つ。私たちの体は、呼吸によって、酸素を取り込んでいますが、そのうち約2%が活性酸素になるといわれています。活性酸素は殺菌力が強く、体内で細菌やウイルスを撃退する働きを持っていますが、増えすぎると細胞を傷つけ、シワやしみなど肌の老化、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病の原因となってしまうのです。これを「酸化」と呼びます。 また、活性酸素を増やす要因は、呼吸だけではなく、ストレス、食品添加物、タバコ、多量飲酒、紫外線なども影響します。体内に活性酸素を無毒化する仕組みはあるものの、現代人は入ってくる活性酸素の量が多すぎて、処理が間に合っていません。 というわけで、私たちはこの活性酸素から体を守る「抗酸化」をいかにできるかが、健康維持のカギ! そこで活躍するのがハーブたち。ハーブには抗酸化作用を持つもの多く、日々摂取することで酸化を抑えてくれるといわれています。特に、ローズマリーには抗酸化成分が豊富に含まれているんですよ。育てているなら摂らないなんてもったいない! ハーブを育てて使う・ガーデンセラピー このように、日々取り入れることで、私たちの身体に優しく作用してくれる、植物の力は偉大! 庭でハーブを育て、ハーブティーにして飲んだり、料理に使ったりと、生活の中に取り込み、ハーブが持つ有用成分を健康づくりに役立てる取り組みが、「ガーデンセラピー」という植物療法です。 ガーデンセラピーは、園芸・食事・森林・芸術・芳香という5つの自然療法の総称。1つ1つの療法は昔から存在していますが、活用のアプローチが違うだけで、元をたどれば、すべて植物につながっているのです。今回の主役・ローズマリーを例にとってみましょう。ローズマリーを育てることは、指先を使う園芸療法。そして庭作業をしていると、とてもいい香りに包まれ、リフレッシュすることができます。これは芳香療法に。育てたローズマリーを使って、フレッシュハーブティーを楽しむことは食事療法に。植物を育てること・ガーデニングは単なる1つの趣味にとどまらず、心身の健康づくりにもつながっています。 ガーデンセラピーで大切なことは、継続すること! 時々どこかでハーブティーを飲むのではなく、日々の暮らしの中に取り入れ、細く長く続けることで、身体への作用も実感できるようになります。ぜひガーデンセラピーを続けてみてください。 庭で採れたローズマリーをおいしく飲む方法は? 独特な香りがするローズマリー。これを飲むとすごい味がしそう…、想像がつかない、と思っている方も多いかもしれません。ローズマリーを単体で飲むと確かに味が強いので、少しアレンジをしてみましょう。 私がよく作るのがローズマリーのシロップ。コーディアルとも呼ばれる、ハーブの有用成分が含まれた、イギリスの伝統的な飲みものです。水やお湯、炭酸などで割って飲んだり、かき氷のシロップや、お菓子作りの甘味料としても使えます。 気になる味は…ローズマリー独特のつんとした香りはほのかに残り、甘すぎず、スッキリサッパリした印象です。このシロップを炭酸で割った「ローズマリーソーダ」はお客さまにもとても好評ですよ。 ローズマリーシロップの作り方 そんなローズマリーシロップの作り方をご紹介しましょう! 【材料】 フレッシュのローズマリー(葉だけ) 8g程度 てんさい糖 50g 水 100ml レモン汁 大さじ1 【作り方】 1. フレッシュのローズマリーを軽く洗い、茎から葉を取り鍋に入れる 2. 水を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にして、5分ほど煮出す 3. 煮出した液体をこし、鍋に戻し、てんさい糖を加える 4. 再び鍋を火にかけ、てんさい糖が溶けたら、火を止める 5. レモン汁を加えて、完成 てんさい糖で作ると、写真のように茶色になります。砂糖はお好みのものを使ってください。作ったら、密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管し、早めに使い切りましょう。

【ハーブ活用レシピ】簡単ヘルシー! ローズマリーパンケーキの作り方
ローズマリーを食べることで得られる作用・効能は? スッとした強い香りが特徴のローズマリーは、お料理やお茶にも活用できる、優れもののハーブです。独特の香りは、羊や青魚などくせのある食材の臭み消しとしても活躍しますが、白身魚や鶏肉など、淡泊な食材に対しても相性がよく、風味が増し、お料理をさらにおいしくしてくれますよ。 また、あの香りからは想像できないかもしれませんが、パンやケーキなどの風味付けにもオススメです。 ローズマリーには、消化促進作用・殺菌作用があります。風邪や頭痛、消化不良の緩和にも効きます。そして、あのスッとした香りには、頭脳明晰作用があり、古代ギリシャでは、学生たちが勉強をする際に記憶定着のためにローズマリーを身につけていたといわれているほど、昔から「記憶力のハーブ」として有名です。また、血行を促進して代謝を活発にする作用もあり、心身の活力を上げてくれるハーブでもあります。 このように、ハーブは香りをかいで楽しむだけでなく、飲んだり食べたりすることで、心身のちょっとした不調の改善や、健康づくりにも役立つ植物なのです。日々の暮らしの中で、ハーブをもっと活用してみたいと思いませんか? ローズマリーの育て方のコツは? お料理やお菓子作り、お茶に、クラフトに…と活用の幅が広いローズマリーですから、おうちで一鉢、栽培しておくと便利に使えますよ。ローズマリーは、高温多湿の日本でも丈夫に育ってくれるので、初心者さんも管理がしやすいハーブの一つです。 育てる際は、日当たりがよい場所に置きましょう。ローズマリーは、常緑低木です。草丈は1m前後まで大きくなりますので、隣の植物との間隔を60cm以上は確保して、植えつけます。 うまく栽培するコツは、水やり。乾燥気味に育てることが大切です。水のやりすぎにはくれぐれもご注意ください。土の表面が乾いて、カラカラになったころ、水やりをします。この際の水の量もポイントに。1回の水やりで、たっぷりと。目安は最低鉢の大きさの半量くらい! ちょろちょろと小さなジョーロで水をかけるだけではすぐに土の表面が乾きますが、鉢底から流れ出るくらいたっぷり水やりをすれば、しばらくはそのままで大丈夫。水やりの回数は少なくし、土をしっかり乾かすことが重要ですよ。 おいしい状態で使うために…収穫のポイント お料理やお茶として活用するために、ぜひ“おいしい状態”のローズマリーの収穫にチャレンジしてみましょう。ローズマリーは常緑ですので、葉は一年を通じて収穫可能です。ただし、収穫する量には注意が必要です。植えつけてすぐは少量を、2年目以降は、生長期に伸びた枝を収穫することができますよ。下の葉をある程度残して、上に伸びている葉を枝ごと切りましょう。そうすることで、横から新しい枝葉が出てきてくれます。 また、ごわごわしている葉より、新しい枝葉のほうが、苦み成分が少なく、お料理やお菓子作りなどに使いやすい、いわゆる“おいしい状態”です。放置したり、切るのを躊躇していると、葉っぱはどんどん光合成能力を高めるために、ごわごわしていきます。伸びてきたな、と思ったら収穫を兼ねて、怖がらず枝を切ってくださいね。 切る場所は、下の葉が黄色くなっていたり、抜け落ちたりしていないことを確認して、元気な枝葉の状態が10cmくらい残っていれば、どこで切っても大丈夫です。また、たくさん収穫できた際には乾燥させておくと、便利に使えますよ。 ローズマリーのパンケーキの作り方 それでは、ローズマリーを使ったパンケーキの作り方をご紹介しますね。 材料<直径12㎝8枚分> A 小麦粉 120g ベーキングパウダー 5g 塩 ひとつまみ B ローズマリーの葉 3枝 みじん切り 卵 1個 きび砂糖 20g 牛乳 180cc オリーブオイル 大さじ1 黒粒コショウ 適量 作り方 1.ボウルにAをふるい合わせる。 2.違うボウルにBの卵を溶き、他の材料を加えて混ぜ合わせる。 3.Bのボウルに1を加えて、ダマがなくなるまで混ぜる。 4.フライパンにうすく油を引いて、1枚分の生地を直径12㎝くらいになるよう流し入れ、弱めの中火で両面を焼く。 5.完成 付け合わせに、ベーコンやベビーリーフ、はちみつ、クリームチーズを添えて食べてもおいしいですよ。 お好みのアレンジを楽しんでくださいね。 <注意点> ローズマリーは成分が強いため、妊娠中の摂取は控えめにしてください。

おうちでいい香りを楽しもう! 簡単ハーブサシェの作り方
サシェって? サシェとは、フランス語で香料や乾燥ハーブを詰めた小さな香り袋のこと。外袋は、形や素材など、さまざまなバリエーションを自由に楽しむことができます。アンティークショップで見つけたこのサシェの外袋に一目ぼれして、買って来ました。 この四角タイプなら、簡単に縫えそうなので、気に入った布で作っても楽しそうですね。 また、サシェの中身は乾燥させたハーブを使うので、香りがマイルドです。よく使用される植物由来の香りのもと・精油(エッセンシャルオイル)も自然の香りですが、エキスが凝縮されたものなので、ドライハーブのほうが格段に香りが穏やか、という特徴があります。合成香料などの強すぎる香りが苦手な方、ほんのり香りを楽しみたいという方には、おすすめのアイテムです。 サシェの使い方は? クローゼットや引き出しに 気に入った香りを使ったサシェは、クローゼットに吊るしたり、洋服やタオル類の引き出しに入れておくのもおすすめです。 ハンガーにかけて使用しています。ほんのりハーブの香りがします。レモングラスやシトロネラなどのハーブや精油を使用すると、防虫作用も。 カーテンに カーテンフックに吊しておくと、風に乗ってハーブの優しい香りが部屋に広がります。またサシェに触れると香りが立ちますから、開閉がちょっと楽しみになります。 ドアに ドアノブに吊しておくと、カーテン同様、開け閉めのときに香りが立ちます。 サシェの元・ドライハーブについて サシェの香りのもとは、乾燥させたハーブ。 私はハーブティー用のハーブを使用していますが、クラフト用のハーブでもOK! ドライハーブは、ハーブ専門店で購入可能です。インターネット通販でも手に入ります。 ハーブによって香りの強弱があります。サシェにするのは、香りが強いものがおすすめです。特にローズやラベンダー、カモミールなど、お花のハーブは、比較的香りが強いものが多いです。 今回使用したのは ローズラベンダーレモングラス の3種類です。 3種類を混ぜた理由は、混ぜたほうがそれぞれの香りの角が取れて、マイルドになるから。ラベンダーだけより、ラベンダーにレモングラス、ローズと、追加すればするほど、お互いを引き立て合ってくれます。意外に思われるかもしれませんが、まずは、2~3種類を混ぜてみるのがおすすめですよ。 また、香りを楽しむ場合は、効能はあまり考えず、好きな香りを選ぶことがポイント。例えば、ラベンダーの香りがあまり好きでないのに、「よく眠りたいから」と無理して使ったとしましょう。果たして、よく眠れるでしょうか? きっと、香りが気になってイライラもやもや、リラックスして安眠…とはなりにくいはず。いい香りだな~と感じることで、ストレスを減らすホルモン物質が出るのですから、ぜひ、好きな香りをセレクトしてみてくださいね。 簡単! 香り袋・サシェの作り方 材料(サシェ2つ分) ドライハーブ 180g(お好みのもの2~3種類を合わせると〇。用意するのが難しい場合は1種類でも大丈夫です)不織布の袋(だしやお茶を入れるパック) 3枚お好みのサシェ袋 2つ大サイズ:縦18×横14cm/小サイズ:縦14×横10cm ドライハーブをブレンドします 用意したドライハーブをブレンドします。ハーブを計量してみると、グラム数と見た目のかさが比例しないことに気が付くと思います。例えばローズ30gとラベンダー30gでは、かなりかさが違ってきます。サシェ袋に詰めた時に、ある程度ふくらんだほうが見た目がよい場合には、ローズやレモングラスなどを使用すると、かさが増します。 今回私は、レモングラス80g・ローズ60g・ラベンダー40g(合計180g)で作りました。ただし、前述の通り、好きな香りを多めにしたほうがリラックス作用は高まりますので、ラベンダーの香りが好きな人は、ラベンダーを多め…など、お好みで作ってみてください。 不織布の袋に詰めます 3枚の不織布の袋に、各60gずつ詰めて、しっかりふたをかぶせます。 詰めたハーブをサシェ袋に入れます 大きいものには2つ、小さいものには1つ入れます。 完成です 香りに飽きてきたら、お手持ちの精油(エッセンシャルオイル)を加えるのもいいですね。 ローズやラベンダーを収穫してドライにしてみよう 私は、自分の庭で収穫したハーブをドライにしたものは、今回のサシェのようなクラフトアイテムに使用することにしています。 ラベンダーやローズ、カモミールなどの花がおすすめです。バラのシーズンには、原種に近いタイプやオールドローズ、香りの強いタイプのバラを選んで、ドライにしてみるのもいいですね。日陰でカラッとしっかり乾燥させたら、サシェなどの材料に使えますよ。 サシェを楽しむ際の注意点 ドライハーブは形が変わらないので、ずっとそのまま使えそうな気がしますが、香りがしなくなったら、取り換え時です。中身のハーブを新しいものに替えましょう。香りがないものを長くそのままにしておくと、カビや虫が発生することもありますから、気を付けてくださいね。

万能調味料・ハーブの甘酢を作ろう! 大根の甘酢漬けレシピ
ガーデンセラピーとは? 植物と共に暮らすことは、メリットがたくさんあり、ストレスを減らして、病気の発生を抑え、健康づくりにも役立つことをご存じですか? 単なる趣味や娯楽ととらえられがちな、ガーデニングやアロマセラピーなどは、じつは私たちの心身の健康維持に、とても大きな役割を持っているのです。このように暮らしの中で植物から癒やしを得ることを『ガーデンセラピー』と呼びます。 ガーデンセラピーは、園芸・食事・芳香・森林・芸術という5つの自然療法の総称。例えば、緑の多い公園を散歩し、木々の中で深呼吸することは森林療法に。風や土、葉や花の香りを感じたら芳香療法に。落ち葉や枯れ枝は芸術療法の素材になるのです。アイデア次第で気軽に取り入れられそうな気がしませんか? ガーデンセラピーの食事療法とは? ガーデンセラピーの療法の一つに、食事療法があります。一般に、量やバランスを考えた食事など、食で健康管理をすることが、広い意味での食事療法ですが、ガーデンセラピーにおける食事療法は、自分で育てたハーブや野菜を調理し、体調や気分に合わせて食べたり、ハーブティーを飲んだりすることを指します。 こちらは自家製ローズマリーシロップのソーダ 食事療法を実践してみようと思ったら、意識したいポイントが1つあります。それは、続けること。特別なことをするのではなくて、ごはんに味噌汁…といった日常の食事に、ハーブを取り入れることを習慣づけることが大事! というのも、ガーデンセラピーは続けることによって、作用を発揮します。1年に1回、特別に身体に優しい食事をするのではなくて、1カ月に1回・1週間に1回、毎日、というように、ハーブを意識して摂取してみてほしいのです。難しいことは続きません。簡単にできるアレンジレシピをいくつか用意しておくと、取り入れやすくなりますね。 万能調味料・ハーブの甘酢を作ろう というわけで、私がいつも常備している万能調味料・ハーブの甘酢をご紹介します。おいなりさんを作ったり、野菜と鶏肉の甘酢あんかけを作ったりと、とても重宝しています。 使っているハーブは、ハイビスカスとローズヒップの2種類です。 ハイビスカス この赤色は、ハーブのハイビスカスによる色素です。ハイビスカスというと、カラフルな花が咲くものをイメージするかもしれませんが、ハーブとして使われるのは、食用ハイビスカス・ローゼルという種類のもの。 ハイビスカスには栄養素がたくさん。クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸などの植物酸、アントシアニン、粘液質、ペクチン、ビタミン、ミネラルなどを含み、私たちの美容と健康をサポートしてくれるハーブです。 特に注目したいのが、クエン酸の働き。クエン酸は、ミネラルの吸収を助け、新陳代謝を活発にする作用や、身体を錆びつかせ、老化を促進する活性酸素を攻撃する抗酸化物質の働きを助ける作用を持っています。 新陳代謝を促進しながら、血管やお肌の老化防止にも一役買ってくれるなんて、積極的に摂りたいハーブの一つですね。花ではなくガクの部分を乾燥させたものが、ハーブティー用に販売されています。 ローズヒップ ローズヒップは、レモンの20~40倍のビタミンCを含むといわれ、“ビタミンCの爆弾”との異名も。疲労回復作用が期待できるハーブです。また、日焼けをした後に飲むと、紫外線の肌への影響を抑え、シミやソバカスを防いでくれますし、コラーゲン生成を助け、肌の再生を促してくれます。 ドッグローズという種類のバラの実が食用となります。こちらも乾燥させたものが、ハーブティー用に販売されています。 この2種類のハーブは、ハーブ専門店・ウェブで購入可能です。 万能調味料・ハーブの甘酢の作り方 【ハーブの甘酢の材料】 ◯酢 150ml ◯きび砂糖 大さじ4 ◯天然塩 小さじ1 ◯ドライハーブハイビスカス 大さじ1ローズヒップ 大さじ1 ◯保存瓶 【ハーブの甘酢の作り方】 1. 瓶は煮沸消毒しておきます。 2. 鍋に酢・きび砂糖・天然塩を入れて、ひと煮立ちさせます。 3. 火を止めて、ドライハーブを入れて、一晩置きます。 4. ハーブを濾して、保存瓶へ入れて完成。 この甘酢を使用して、大根の浅漬けを作りましょう。 大根を半月切りにして、甘酢に漬けて一晩置けば出来上がりです。仕上がりはほんのりピンク色になって、見た目にも可愛らしいです。 ぜひ毎日のごはんに、ガーデンセラピーを取り入れてみてくださいね。

ほんのり香る「ラベンダースノーボール」の作り方〜ハーブ活用簡単レシピ
特有の清らかな香りを持つラベンダー ハーブの女王と呼ばれるラベンダーは、古代ギリシャやローマ時代から、沐浴や洗濯の時の抗菌・殺菌に、また芳香剤としても使われてきた歴史があります。名前の語源は、洗うを意味する言葉「lavere」から付けられたといわれています。 原産地は地中海沿岸ですが、もともと交雑しやすい野生種であることと、ヨーロッパで品種改良が盛んに行われてきたこともあり、とても種類が多いのも特徴です。 ラベンダーといえば、写真のアングスティフォリア系の紫色をイメージされる方も多いのではないでしょうか? このアングスティフォリア系は、香りが強いのが特徴で、イングリッシュ・ラベンダー、コモン・ラベンダー、トゥルー・ラベンダー、真正ラベンダーなどが知られています。 庭でラベンダーを育てる 上品な香りで、花姿もかわいらしいため、常緑低木として庭に植える方も多いのですが、植える前に、梅雨のジメジメと夏の暑さに強い種類かどうかを必ずチェックしましょう。 日本では、北海道にたくさんのラベンダー畑があり、特に富良野のラベンダー畑は有名で、憧れの観光地でもありますね。北海道で栽培されているのは、アングスティフォリア系のラベンダーで、もともと地中海沿岸の海抜1,000m以上の高地が原生地ですので、暑さに弱いという特徴があります。 北海道は梅雨がなく、夏でも涼しいため、アングスティフォリア系のラベンダーを栽培するのには適しています。反対に、私の住む日本一暑い街として知られる埼玉県熊谷市で育てようと思っても無理があるのです。 幸い、ラベンダーにはたくさんの種類があり、暑さに比較的強い種類もありますので、庭植えする際には、品種の特徴をしっかり調べてから植えるとよいでしょう。 また、「どうしてもアングスティフォリア系のラベンダーを育てたい!」という私のような人は、地植えではなく、移動ができる鉢植えで管理するのがオススメです。こまめに剪定をして、風通しがいいようにお手入れをしながら、夏の暑い時期には北側に移したりと、工夫をすることでうまく育てることができますよ。 ラベンダーの作用は? ラベンダーの香りには、不安や緊張、イライラを鎮める「鎮静作用」があり、精神的な疲労を感じたときや、ストレスからくる胃のトラブルや偏頭痛には、特にオススメです。 上記で紹介した、香りが強いアングスティフォリア系のラベンダーは、ハーブティーとして使うのに適しています。花の部分を乾燥させたドライ状のものが流通しており、ハーブ専門店やインターネット通販で購入することができます。 購入する際には、たくさんの量を一度に買うのではなく、必要な分をこまめに買い足すことが大切です。というのも、ハーブは香りが命! 香りの成分は、空気に触れると飛んでいく揮発性を持っています。香りの成分があるからこそ、鎮静作用が心身に届くのであり、その香りが薄くなってしまったら効果も減ってしまいます。ドライのハーブは腐ったり、形がなくなったりしないものだから、いつまでも使えると思うかもしれませんが、封をあけたら、賞味期限に関係なく、早めに使い切ることがオススメです。 ラベンダースノーボールの作り方 それでは、ラベンダースノーボールの作り方をご紹介します。混ぜて焼くだけなので、あまりお菓子作りに慣れていない方でも簡単に作れますよ。 <材料> ※20個分 ○A 薄力粉 60g/アーモンドプードル 30g無塩バター 60gきび砂糖 15g塩 ひとつまみドライラベンダー粉 小さじ1刻んだクルミ 25g ○B ドライラベンダー粉 大さじ3/粉糖 大さじ3 <作り方> 1. バターは常温に戻してやわらかくしておきます 2. Aを合わせてふるっておきます 3. ラベンダーをミルミキサーで粉砕して、粉にしておきます 4. ボウルにバターを入れて、泡だて器でクリーム状になるまで混ぜたら、きび砂糖と塩を加えてよく混ぜます 5. ここにAの粉類を2回に分けて入れて混ぜ、さらに、ドライラベンダー粉と刻んだクルミを混ぜたら生地の出来上がりです 6. 生地を球状に丸め、予熱した180℃のオーブンで20分ほど焼きます 7. 焼き上がったら、温かいうちに混ぜ合わせたBをまぶして完成です プレゼントにも喜ばれる一品です。ぜひ、作ってみてください。

ハーブの豆サラダを作ろう【お庭で育てたハーブ活用レシピ】
ハーブをおいしく食べるためには、日々の管理も大事! まずは、お庭やプランターで、ハーブを栽培しましょう。ハーブとは、もともとラテン語で「草」を意味する言葉で、まさに雑草のように丈夫。放置しても枯れることは少ないですが、「そこにただ生えている」状態と、「食べておいしい・飲んでおいしい」状態は似て非なるもの。ぜひ、おいしく使える状態を維持できるように、ハーブを育ててみましょう。 そのために必要なのは、剪定。ハーブは剪定することで、新芽が伸びてくれます。下のほうの古い葉は緑が濃くゴワゴワしているけれど、新しく出てきた芽は、色も薄くて柔らかいのが特徴です。新芽は食べた時の口当たりがよく、苦みなども少ないのでおすすめです。 剪定は特別意識して行わなくても、使う分だけちょこちょことカットするだけでOK。管理に慣れてきたら、梅雨前・霜が降りる前には、全体的にサイズダウンするよう、1/3~1/2程度、枝の本数を減らします。これは、お住まいの地域やハーブの種類によって異なりますが、怖がらず剪定をしてみてください。 ハーブの豆サラダの材料 豆がパクパク食べられる、彩り豊かなハーブの豆サラダを作ってみましょう。ハーブが入ると、風味が増しておいしく感じられるメリットも。いつもの料理も、ちょっとした一皿に変身しますよ。ぜひ作ってみてくださいね。 材料 ◯ミックスビーンズ 1袋(50g) ◯ベーコン 1/2枚 ◯フレッシュハーブ 小さじ1~大さじ1程度 左からタイム・オレガノ・モスカールドパセリ・ローズマリーです。 タイムとローズマリーは刺激が強いので、使用する量は加減してくださいね。すべて用意するのが難しい場合は、この中から1~2種類でもOKです。刻んだ葉の量は、全種類合わせて小さじ1~大さじ1程度あれば十分です。 ◯玉ねぎ 1/8個 ◯ミニトマト4個 ◯ドレッシング・米酢 小さじ1・オリーブオイル 小さじ1・砂糖、塩、コショウ 少々 ハーブの豆サラダを作ろう 作り方をご紹介します。 1. フレッシュハーブを細かくカットして、ボウルに入れます。 左から、タイムは葉を1枚ずつ。オレガノ、モスカールドパセリ、ローズマリーは、細かくカットします。ハーブは最後に足すこともできるので、お好みで調整してください。 2. 玉ねぎをみじん切りに、ミニトマトを半分にカットして、ボウルに加えます。 3. ミックスビーンズをボウルに加え、軽く混ぜ合わせます。 4. ベーコンを細かく刻み、フライパンでカリカリに炒めてから、ボウルに加えます。 すべてボウルに入ったところです。 5. 別の器にドレッシングの材料をすべて入れ、よく混ぜ合わせ、ボウルへ加えます。 6. ボウルの中身をよく混ぜ合わせたら、冷蔵庫に入れて少し味を馴染ませて完成です。 お庭で健康づくり! ガーデンセラピーを始めよう 植物のある暮らしを通じてストレスを減らし、病気の発生を抑え、健康づくりに役立たせる『ガーデンセラピー』という自然療法があります。ガーデンセラピーには、園芸・食事・森林・芸術・芳香の5つの療法(セラピー)があり、その中の1つに食事療法があります。 食事療法というと、一般的に糖尿病や高血圧など病気になった後、薬物治療と共に、運動療法・食事療法も取り入れて、病気をコントロールしましょうというイメージがありますよね。 一方、ガーデンセラピーにおける食事療法は、病気になる前に、庭やプランターでハーブや野菜を育て、お茶として楽しんだり、日々の食事に取り入れ、健康づくりに役立てること。特にハーブには、食欲促進・消化促進・抗炎症・抗菌など、健康維持に役立つ作用も多くありますから、摂らないなんてもったいないのです。 そして、植物を育てるガーデニングは、単なる趣味の域にとどまらず、庭は健康を作る場にもなっているわけです。いろいろな自然療法を暮らしの中に取り入れることは、ストレスを減らし、健康づくりに繋がります。ぜひ、自然や植物のある暮らしを楽しみましょう。

オレンジまるごと活用術! オレンジビネガー&ピールの作り方
オレンジの作用って? みかんやオレンジなどの柑橘類には、βクリプトキサンチンが含まれており、この成分には、体内の活性酸素を除去し増殖を抑える“抗酸化作用”が期待できます。活性酸素は体内で増えすぎると、細胞を錆びつかせ、シミやシワ・たるみなどの肌トラブルを起こしたり、さまざまな病気の原因になるといわれています。それを除去してくれるβクリプトキサンチンは、積極的に摂りたい成分です。 昔から冬にはこたつでみかんを食べる日本の風習にも、こんなうれしい作用があったのですね。 オレンジは、木をまるごと余すところなく活用できる優れた植物で、葉は“プチグレン”、花は“ネロリ”、実は“オレンジ”、皮は“オレンジピール”として生かすことができます。また、抗酸化作用だけでなく、どこを使うかによって、心身にさまざまに作用する有効成分を取り込むことができるハーブなのです。 レシピ1:オレンジビネガーの作り方 現在、国内で流通しているオレンジのほとんどは、主にアメリカなどからの輸入ですが、今回は、愛媛・大三島で栽培された国産ネーブルオレンジが手に入りましたので、まるごと使ってみたいと思います。 まずは、オレンジを酢に漬け込んで作る“オレンジビネガー”から! <材料> ※200mlビン1本分 ○ネーブルオレンジ 1個 ○リンゴ酢 大さじ5~6 ○はちみつ 大さじ2 <作り方> 1. ネーブルオレンジの皮をむき、果肉を瓶の口に入るサイズにカットして瓶に入れる 2. リンゴ酢とはちみつをビーカーに入れて、よく混ぜてから、瓶に注ぎ入れる これで完成です! 作ってすぐに使えますが、1日1回よく振り混ぜて、2~3日寝かせると甘みが増してよりおいしくなりますよ。 <オレンジビネガー活用術> できあがったオレンジビネガーは、お水や炭酸水で4~5倍に薄めて、飲んでみてください。オレンジから出る甘みがあり、お酢特有のツーンとした酸っぱさがない、マイルドなお酢ドリンクになっています。甘みが足りない場合には、お好みではちみつを追加するなどしてみてください。また、ドレッシングの材料として使うのもオススメです。 ※保存料などを使用していませんので、冷蔵庫に保管の上、早めにお召し上がりください レシピ2:残った皮を活用! オレンジピールの作り方 じつはオレンジの皮には、ビタミンCをはじめとするビタミン類や、カラダを温めてくれるリモネン、抗酸化物質のフラボノイドなど、栄養素がたっぷり含まれていて、捨ててしまうのはもったいないんです。特に、農薬や化学肥料を使わずに栽培された果実なら、皮も安心して使えます。おいしく実を食べた後は、皮も捨てずにドライ(乾燥)にして活用してみましょう。 ドライにしたオレンジの皮は、“オレンジピール”といわれ、ハーブティーにしても楽しめます。柑橘特有の爽やかな香りには、心身が疲れて落ち込んでいる時に元気づけてくれる抗うつ作用や、過敏になった神経を穏やかにしてくれる鎮静作用などがあります。また、食欲不振や消化不良など、胃や腸の調子を整える作用も期待できるハーブです。 また、オレンジピールは漢方でも大活躍しているのです! “キジツ(枳実)”“トウヒ(橙皮)”“チンピ(陳皮)”“セイヒ(青皮)”に分けられ、種類や実の完熟度で違う作用があるとされていて、消化を促す漢方薬にもよく使われています。 <オレンジピールの作り方> オレンジの皮は、3cm角くらいのサイズにカットします。 10日ほど陰干しして、よく乾いたら完成です。しっかり乾燥させれば、長期保存も可能です。 なお、オレンジピールをハーブティーにする場合は、ペパーミントやカモミールなど他のハーブにちょっとブレンドするのがオススメです。ほんのり柑橘の香りが楽しめ、飲みやすいハーブティーになりますよ。ぜひ、お試しください。

<カルダモンコーヒーレシピ>いつものコーヒーがスペシャルな味に!
カルダモンとはどんなハーブ? ガラムマサラ、カレーなどのインド料理やチャイに欠かせないカルダモンは、世界で最も古いスパイスの一つといわれています。インド原産で、ショウガ科に属す多年草。草丈は2~3mにもなり、平均気温が20℃を超えるような環境で育つ、熱帯植物です。夏に花が咲き、秋に結実して、その果実を乾燥させたものを、私たちはスパイス(ハーブ)として使います。 実の大きさは3㎝程度で、皮をむくと中は3室に分かれており、黒いタネが入っています。この黒いタネが芳香のもと。青いさやには香りはありませんが、チャイなどでは、この青いさやも一緒にグツグツ煮立てたり、さやごとパウダーにする場合もあります。 カルダモンの効能は? カルダモンは、スパイシーな中にも甘みを感じ、ショウガに似たスーッとした清涼感もある独特な香りを持つハーブです。この刺激のある香りには、胃を健やかに保つ作用があり、消化促進を促してくれるので、食後に摂るとよいでしょう。特に食べ過ぎた後や、胃もたれしている時にオススメです。 また、タネを1粒口に入れて噛むと、とてもスッキリして、口臭予防効果も期待できます。 食後が効果的! カルダモンのオススメの使い方は… ハーブをお茶にして飲む場合、ペパーミントやローズマリー、カモミールなどハーブ同士をブレンドするのが一般的ですが、紅茶や緑茶とブレンドするのもあり! 今回はカルダモンとコーヒーを組み合わせてみましょう。「コーヒーにハーブ!?」って思うかもしれませんが、アラブ諸国ではポピュラーな飲み物なのです。 コーヒーに含まれるポリフェノールには、体内の活性酸素を除去し、その増殖を抑える抗酸化作用があります。活性酸素が体内で増えすぎると、細胞をさびつかせ、シミやシワ・たるみなどの肌トラブルや、さまざまな病気の原因になるといわれているので、ポリフェノールは積極的に摂りたい成分です。そのコーヒーにカルダモンの効能を加えれば、健康にうれしい作用がたくさん期待できますね。 使うのはホールorスパイス? カルダモンコーヒーの作り方 作り方は簡単。まずは、カルダモンをすり潰すところから。 カルダモンは緑の皮に包まれたホール状ものと、パウダー状のものが販売されています。 ホールはスパイスやハーブ専門店などで、パウダーはスパイス類の品揃えが豊富な輸入食材店などで購入できます。手軽さからいえば、パウダーのほうが取り入れやすいかもしれませんが、スパイスは香りが命! ハーブに慣れている方や、より本格的なものを楽しんでみたい方は、ホールで購入し、使う度に皮をむいて使用するのがオススメです。 カルダモンのタネは、結構固めです。そのままでは芳香が弱いので、つぶして使いましょう。 私が愛用しているのが、スパイスやハーブなどを粉砕するための道具”スパイスミル”です。 カルダモンのタネを置いて、力を入れてすり潰すと、なんともいい香りが漂ってきます。カルダモンの量はコーヒー1杯あたり1ホールが目安ですが、慣れないうちは香りが強烈に感じるかもしれないので、お好みで調整してください。 本格的にドリップする場合は、挽いたコーヒーにすりつぶしたカルダモンを加えて、通常のコーヒーを入れるのと同様に、お湯を注いでください。コーヒーメーカーなどを使用する場合は、できたコーヒーにすり潰したカルダモンを加えて、2分ほど蓋をして蒸らします。 いつものコーヒーにカルダモンをプラスしてみると、スキッとした香りがコーヒーと相性抜群! 一味違ったコーヒーを楽しめるはずです。ぜひ食後にお試しください。





