デトックス作用も! 料理に使えるハーブ「パセリ」の育て方と簡単レシピ
実はいろんな作用もある、名わき役「パセリ」
いつも料理のすみっこに付いてくる、わき役ハーブといえば、この「パセリ」。地中海沿岸が原産地で、世界各国で愛用されているハーブです。
でも、添えてあるパセリって、クセがあってあまり食べない…という方も多いのではないでしょうか?
実は、パセリはビタミンやミネラルを豊富に含んでいる、栄養価の高いハーブです。
独特な香りの元になっているアピオールやピネンという成分には、消化促進・口臭予防・抗菌作用などの働きがあります。また、濃い緑色の元である色素成分・クロロフィルにはデトックス作用があり、美と健康にも一役買ってくれますよ。
お料理の色どりとして緑が欲しい時にはもちろん、スープやマリネなどに散らしたり、グリーンスムージーに入れるなどして、わき役・パセリを日々の食事にもっと利用してみませんか?
育てるのも簡単!栽培から収穫までのポイント
パセリは栽培も簡単です。自分で育てればわざわざ買わなくても済みますし、好きな時に使う量だけ、気軽に収穫できるのも魅力です。苗は比較的簡単に入手できますから、園芸店やホームセンターなどで探してみてください。
初心者さんは、種から栽培するより、ポット苗が失敗も少なくおススメですよ。
地植えでも、プランター(鉢植え)でも、両方栽培できますので、太陽の光がよく当たる場所~半日陰で育ててください。
栽培のコツは2つ!
その1 花を咲かせないこと。
5月・6月頃に、白い可憐なお花をつけますが、花を咲かせると枯れてしまいます。
花芽が出てきたら、切ってしまいましょう。
その2 古くなって固くなった葉や、黄色くなった葉は、茎ごとカットすること。
いらなくなった葉を整理することで、株元の風通しを良くしてあげましょう。
パセリはセリ科の一年草で、3月~11月くらいまで長期間楽しめるハーブです。葉が茂ってきたら、使う分だけ収穫しましょう。外側の葉から少しずつ摘んでいくと、長期にわたって収穫ができます。
一気に採ってしまうと枯れてしまう原因にもなりますので、注意してくださいね。
手に入りやすいパセリは2種類あります。
1つめ:モスカールドパセリ
日本でおなじみのパセリはこちらですね。縮れた葉が特徴です。苦みを感じることもありますので、少量から活用してみてください。
たくさん採れたら、冷凍保存もできます。軽くもむだけでみじん切りになるので、すぐ使えて便利ですよ。
2つめ:イタリアンパセリ
モスカールドパセリと比べると味がマイルドで、どんな料理にも合う、とても使いやすい種類です。こちらも冷凍保存ができますが、香りが薄くなるので生で食べる方がいいでしょう。
パセリと一緒に育てておくと便利なハーブ
チャイブ(ユリ科・多年草)
ネギの様に使える、とても使い勝手のいいハーブです。見た目はアサツキに似ています。
和名はエゾネギ。お花も食べられます。
フェンネル(セリ科・多年草)
料理との相性がよいハーブです。葉が繊細で美しいので、マリネやスープなどの飾りにもぴったり。和名はウイキョウ。地植えにすると、2mほどの大きさに育ちます。
パセリを使ったお手軽レシピ『ハーブのポテトサラダ』
そんな庭で栽培したハーブを使ってできる、超簡単!おすすめレシピを1つ、ご紹介しますね。
<材料>
じゃがいも 200g
ハーブ みじん切りにして全体で大さじ1程度
今回使ったハーブは、モスカールドパセリ・フェンネル・チャイブ
量はお好みで調整してください
プレーンヨーグルト 大さじ2
マヨネーズ 大さじ1
粒マスタード 大さじ1
塩コショウ 少々
<作り方>
じゃがいもを蒸して、一口大に切る。
ハーブ・プレーンヨーグルト・マヨネーズ・粒マスタードを混ぜ、塩コショウで味を調えたら完成。
このレシピは、とても簡単にできる我が家の定番メニューですが、あなたのおうちのポテトサラダに、ハーブを加えてみるだけで、今までとは違った味になります。
ハーブがちょっと入るだけで、お料理のバリエーションも広がりますよ。今回のレシピには、より香りが強い生葉のハーブがおススメですが、乾燥ハーブでも大丈夫です。
試してみてくださいね。
<パセリの注意点>
妊娠中の方は、利用を控えめにしてください。