ハーブって、どんな印象がありますか? ハーブというのは、「生活に役に立つ香りのある植物」のこと。ただ、いい香りに癒されるだけではなく、日々の暮らしの中でもっと使える、有用植物なのです。生長する姿を楽しみ、香りに癒され、料理や日用品に活かすそんなたくさんの利用方法があるのも、ハーブならでは! 今回は、初心者さんにぴったりなハーブ「パセリ」の育て方と、すぐできる超簡単レシピをお伝えします。

Print Friendly, PDF & Email

実はいろんな作用もある、名わき役「パセリ」

いつも料理のすみっこに付いてくる、わき役ハーブといえば、この「パセリ」。地中海沿岸が原産地で、世界各国で愛用されているハーブです。

でも、添えてあるパセリって、クセがあってあまり食べない…という方も多いのではないでしょうか?

実は、パセリはビタミンやミネラルを豊富に含んでいる、栄養価の高いハーブです。

独特な香りの元になっているアピオールやピネンという成分には、消化促進・口臭予防・抗菌作用などの働きがあります。また、濃い緑色の元である色素成分・クロロフィルにはデトックス作用があり、美と健康にも一役買ってくれますよ。

お料理の色どりとして緑が欲しい時にはもちろん、スープやマリネなどに散らしたり、グリーンスムージーに入れるなどして、わき役・パセリを日々の食事にもっと利用してみませんか?

育てるのも簡単!栽培から収穫までのポイント

パセリは栽培も簡単です。自分で育てればわざわざ買わなくても済みますし、好きな時に使う量だけ、気軽に収穫できるのも魅力です。苗は比較的簡単に入手できますから、園芸店やホームセンターなどで探してみてください。

初心者さんは、種から栽培するより、ポット苗が失敗も少なくおススメですよ。

地植えでも、プランター(鉢植え)でも、両方栽培できますので、太陽の光がよく当たる場所~半日陰で育ててください。

 

栽培のコツは2つ!

その1 花を咲かせないこと。

5月・6月頃に、白い可憐なお花をつけますが、花を咲かせると枯れてしまいます。
花芽が出てきたら、切ってしまいましょう。

その2 古くなって固くなった葉や、黄色くなった葉は、茎ごとカットすること。

いらなくなった葉を整理することで、株元の風通しを良くしてあげましょう。

 

パセリはセリ科の一年草で、3月~11月くらいまで長期間楽しめるハーブです。葉が茂ってきたら、使う分だけ収穫しましょう。外側の葉から少しずつ摘んでいくと、長期にわたって収穫ができます。

一気に採ってしまうと枯れてしまう原因にもなりますので、注意してくださいね。

手に入りやすいパセリは2種類あります。

1つめ:モスカールドパセリ

日本でおなじみのパセリはこちらですね。縮れた葉が特徴です。苦みを感じることもありますので、少量から活用してみてください。

たくさん採れたら、冷凍保存もできます。軽くもむだけでみじん切りになるので、すぐ使えて便利ですよ。

 

2つめ:イタリアンパセリ

モスカールドパセリと比べると味がマイルドで、どんな料理にも合う、とても使いやすい種類です。こちらも冷凍保存ができますが、香りが薄くなるので生で食べる方がいいでしょう。

 

パセリと一緒に育てておくと便利なハーブ

チャイブ(ユリ科・多年草)

ネギの様に使える、とても使い勝手のいいハーブです。見た目はアサツキに似ています。

和名はエゾネギ。お花も食べられます。

 

フェンネル(セリ科・多年草)

料理との相性がよいハーブです。葉が繊細で美しいので、マリネやスープなどの飾りにもぴったり。和名はウイキョウ。地植えにすると、2mほどの大きさに育ちます。

パセリを使ったお手軽レシピ『ハーブのポテトサラダ』

そんな庭で栽培したハーブを使ってできる、超簡単!おすすめレシピを1つ、ご紹介しますね。

<材料>

じゃがいも 200g

ハーブ みじん切りにして全体で大さじ1程度

  • 今回使ったハーブは、モスカールドパセリ・フェンネル・チャイブ
  • 量はお好みで調整してください

プレーンヨーグルト 大さじ2

マヨネーズ 大さじ1

粒マスタード 大さじ1

塩コショウ 少々

 

<作り方>

  1. じゃがいもを蒸して、一口大に切る。
  2. ハーブ・プレーンヨーグルト・マヨネーズ・粒マスタードを混ぜ、塩コショウで味を調えたら完成。

このレシピは、とても簡単にできる我が家の定番メニューですが、あなたのおうちのポテトサラダに、ハーブを加えてみるだけで、今までとは違った味になります。

ハーブがちょっと入るだけで、お料理のバリエーションも広がりますよ。今回のレシピには、より香りが強い生葉のハーブがおススメですが、乾燥ハーブでも大丈夫です。

試してみてくださいね。

 


 

<パセリの注意点>

妊娠中の方は、利用を控えめにしてください。

 

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon-代表、ガーデンセラピーナビゲーター

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。

https://kanongreen.com/

Print Friendly, PDF & Email