ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。

ピリッと香る! カルダモンとバナナのカップケーキ<ハーブスイーツの簡単レシピ>
カルダモンとは…お料理やお菓子作りにも活躍するハーブの女王 カルダモンはインド原産のハーブ(スパイス)。ショウガ科の多年草で、果実を乾燥させて、中のタネや皮を使用します。インド料理やチャイには欠かせないハーブですが、栽培量が少なく、サフランやバニラとともに、貴重で高価な3大スパイスともいわれています。 育ててみたいな~と思うのですが、熱帯アジアに自生する植物で、平均気温が20℃を超えるような高温多湿な環境が必要になりますので、日本での栽培・生産には向いていません。 独特な香りが特徴! カルダモンの効能は? カルダモンは、スパイシーな中にも甘みを感じ、ショウガに似たスーッとした清涼感もある独特な香りを持つハーブで、胃を健やかに保つ作用が期待できます。胃の働きが弱まり消化不良をおこすと、胃もたれや胸やけの原因になりかねません。そんな時に、唾液や胃液の分泌を増やしてくれるのが、カルダモンです。刺激のある香りが、消化促進を促してくれます。 ホールやパウダーのカルダモンってどこで売ってるの? カルダモンという名前は聞いたことがあっても、流通量が少なめなので、一般的なスーパーのスパイスコーナーでは、取り扱っていないかもしれません。 カルダモンは、緑の皮に包まれたホール状のものと、パウダーになって瓶詰めされたものの2種類の形状で売られています。ホール状のものは、スパイスやハーブ専門店などで購入でき、パウダーはスパイス類の品揃えが豊富な輸入食材店などで購入できます。どちらかというとパウダーのほうが取り入れやすいのですが、スパイスは「香りが命」。香りを楽しみたい方や、より本格的なものを求める方には、ホールで購入して、使う分だけスパイスミルや包丁・スプーンなどで砕いて使うのがオススメです。 カルダモンとバナナのカップケーキの作り方 今回は、カルダモンがピリッと香る、大人の味のカップケーキの作り方をご紹介します。 <材料> ※6cmのカップ約10個分 バナナ 2〜3本(熟したもの)卵 2個ヨーグルト 100ccオリーブオイル 50ccA.薄力粉 160gA.きび砂糖 80gA.ベーキングパウダー 小さじ1A.重曹 小さじ1A.カルダモン(皮をむいて取り出した黒いタネ) 小さじ1 【作り方】 ※ 下準備として…オーブンを180℃に予熱しておく ① ボウルにバナナを入れ、フォークなどで潰します。 ② 砂糖を加えてよく混ぜます。 ③ 卵を1個ずつ割り入れて混ぜ、次にヨーグルト、オリーブオイルを入れて混ぜます。 ④ カルダモンのタネを包丁の柄などを使って潰ししておきます。 ⑤ Aの粉類とカルダモンを合わせて振るいながら③に加え、木ベラなどで、練らないように粉気がなくなるまでよく混ぜます。 ⑥ 型(カップ)に分け入れて、オーブンで20分ほど焼きます。 バナナの甘みとカルダモンの香りが楽しめる、大人の味のハーブスイーツの出来上がりです。さあ、ハーブティーを入れてちょっと一息、おやつタイムはいかがでしょうか?

本格スパイスチャイの作り方〜シナモン・クローブ・カルダモンで香り豊かに
ハーブとスパイスの歴史 はるか昔から薬草として活躍してきたハーブやスパイスですが、今日まで5千年もの長い間、世界情勢と密接に絡まりながら、生活に役立ってきた歴史があります。 古代エジプトでは、死後、魂は肉体に再び戻ると信じられていたため、高貴な人々の遺体が腐らないようにミイラを作っていました。その際、強力な防腐作用のあるシナモンが使われていたといわれています。また、最新の研究では、殺菌作用の高い針葉樹の樹脂(おそらく松ヤニ)も使われていたことが分かっています。その頃、ハーブやスパイスは、神事・祭事・呪術などに使われていましたが、その後、紀元前400年頃には、医学の祖・ヒポクラテスがハーブを使って病気を治療するようになり、これが医学の基礎になったともいわれています。 こうして、ハーブやスパイスの作用効果が、医学や薬学となって伝わり、中国では漢方として、インドではアーユルヴェーダとして、医療に役立てられていきました。 今では私たちの身近にあるハーブやスパイスですが、こうやって振り返ってみると、とても興味深い歴史物語を感じることができますね。 ハーブとスパイスの違いは? 先ほどから、ハーブとスパイス…と書いていますが、「ハーブとスパイスって何が違うの?」と思ったことはありませんか? 実は、ハーブとスパイスの区分や定義は、国や専門家によってさまざまで、決まりはありません。 ハーブとは、生活に役立つ香りのある植物たちの総称。ハーブの中にスパイスも含まれると考えてもいいですし、ハーブは花・茎・葉で、スパイスは種子・根・実と、使用する部分で分けて考える場合もあるようです。 本格的なスパイスチャイを楽しもう 今回は、クローブ、シナモン、カルダモンの3種類を使います。いずれも、ハーブやスパイスの専門店、スーパーのスパイス売り場などで購入できます。できたら粉末のものではなく、ホールをご用意ください。ハーブやスパイスは香りが命。使うその時に粉砕することで、香りが生きてきます。作っている時や完成した時の味や香りに格段の差がでますよ。本格的なスパイスチャイを楽しみたいなら、ホールがオススメです。 〇クローブ インドネシア原産で、樹高10mを超える常緑高木に咲く花のつぼみを使用しています。単体で嗅ぐと、ひときわ強烈な香りがしますが、ほかのスパイスと混ざった時には角が取れて飲みやすくなりますのでご安心を。どうしても苦手な方は、量を減らすなどして調整してくださいね。 〇シナモン インドやスリランカが原産で、5mを超える常緑樹の若木の樹皮を採取して、乾燥させたもの。甘くスパイシーな香りは、お菓子や紅茶、コーヒーなどの香り付けや料理の隠し味などにも幅広く使われています。 シナモンの近縁種に「カシア」がありますが、これもシナモンと同じように、葉巻のような枝状で売られています。シナモンよりも臭いが強く鼻にツンとくるのが特徴です。チャイにするならシナモンがオススメです。 〇カルダモン インドが原産で、熱帯アジアに自生するショウガ科の植物(多年草)。背丈が2~3mもあります。秋に結実して、実になったものをスパイスとして使用します。高価で貴重な3大スパイスの1つ(あとの2つは、サフランとバニラ)といわれています。緑色のカラを割ると、黒い小さな実が出てきて、そのままでも香りはしますが、すりつぶすとさらに香りが強くなります。 スパイスチャイの作り方 スパイスチャイを入れてみましょう。 <材料> 2杯分 アッサム茶葉 ティースプーン山盛り2杯クローブ 4個シナモン 1.5本カルダモン 2個水 200ml牛乳 200mlきび砂糖 大さじ1 <作り方> 1. シナモンは割ってバラバラにし、カルダモンはさやから黒い小さな実を取り出して、スプーンの腹などでつぶしておく 写真はスパイスミルという、スパイスをすりつぶしたり、叩いたりするための道具で、乳鉢のようにも使えます。 2. 鍋に水とスパイスを入れて、火にかける 3. 始めは強火で、沸騰したら中火にして、3~5分程度煮込む 4. 火を止めて、茶葉を入れ1分ほど蒸らす 5. 牛乳を加えて火にかけ、沸騰直前で火を止める 6. 茶こしで茶葉などを濾し、きび砂糖を加えて完成 他にもチャイのレシピはたくさんあります。スパイスの量や砂糖の種類、組み合わせを変えることで、いろいろな味のバリエーションが楽しめます。ぜひ、お気に入りのチャイレシピを見つけて、ティータイムをお楽しみくださいね。

風邪予防にハーブのチカラを! エキナセアチンキ液の作り方&使い方
風邪にかからないためのキーワードは「免疫力」 私たちの体は、免疫という自然治癒力を備え持っていて、さまざまな病気から体を守っています。体に入ってくる細菌やウイルス、体内で発生したがん細胞などの異物から体を守るチカラで、これを“免疫力”と呼びます。 この免疫力ですが、疲れがたまっていたり、睡眠不足だったり、ストレスが強くかかっている状態などが続くと、力が低下。結果、風邪やインフルエンザなどのウイルスに負けてしまい、発病する…という仕組みなのです。 というワケで、風邪にかからないためには、生活習慣の見直しと、日ごろから「免疫力を上げておく」ことが大切! 免疫力が高い人は、風邪やウイルスが体に入ってきても、はねのけることができたり、風邪をひいても症状が軽く済む、回復が早い、といった体の状態を保つことができます。 免疫力アップの効果を持つハーブ「エキナセア」 そんな免疫力を上げてくれる効能を持つハーブの一つに、「エキナセア」があります。 北アメリカの先住民がよく使っていたハーブで、動物に噛まれたときや、傷の手当て、虫刺されなどに活用されていたようです。エキナセアには、自己治癒力を高めてくれる免疫賦活作用や抗ウイルス作用、抗菌作用、炎症を鎮めてくれる消炎作用もあるので、風邪やインフルエンザの予防にピッタリのハーブです。風邪をひきやすい方はもちろん、季節の変わり目で体調を崩しやすい方、気管支炎になりやすい方にもオススメですよ。 ハーブの効果を高める 「チンキ液」を作ろう 今回は、このエキナセアを使用して、チンキ液を作ってみましょう。 チンキ液とは、ハーブをアルコールに漬けたもの。アルコールに漬け込むことで、水やお湯では抽出できない有効成分を取り出すことができ、より薬効の高い状態になります。 チンキ液は、エキナセアだけに限らず、ほかのハーブでもよく作られるのですが、ハーブを長期保存する方法の一つとして、古くから活用されてきました。直射日光の当たらないところで保管すれば、おおよそ一年ほどの保存が可能です。 今回は、一年を通して購入しやすいドライ(乾燥)ハーブを利用して、チンキを作ります。ドライハーブは、ハーブショップやインターネットで入手できます。ハーブショップなどでは、クラフト用のハーブも一緒に売られていることもあります。購入する際には、“食品”であることを確かめてからお買い求めくださいね。 注意:エキナセアは、キク科の植物です。キク科のアレルギーがある方はご注意ください。また、自己免疫疾患がある方の使用は、専門医にご相談ください。 エキナセアチンキ液の作り方 それでは、エキナセアを使用したチンキ液を作ってみましょう。作り方はとっても簡単です。 <材料> エキナセア(ドライ) 15gアルコール度数35~40度のお酒(ウォッカ・ホワイトリカーなど) 200ml密閉容器 200ml保存容器 200ml <作り方> 容器を消毒しておくエキナセアを容器に入れ、お酒を注ぐ室内の冷暗所に置き、1日1回容器を振って3週間ほど馴染ませるこの時、エキナセアがお酒より上に出ないように注意しましょう。3週間ほど経ったら、コーヒーフィルターなどを使ってハーブを濾す保存容器に移し替えて完成 風邪予防にフル活用! 作ったチンキ液の使い方 免疫力をアップしてくれるエキナセアの薬効成分がしっかり抽出されたチンキ液ですから、風邪予防に日々活用してください。 まず、風邪予防の基本、外出先から帰ってきたら手洗い・うがいをしましょう。その際のうがい用の水に、作ったエキナセアチンキ液を数滴垂らして使用します。 また、水やお湯に、数滴垂らして飲用するのもオススメ。時間がない時にも重宝しますよ。チンキはアルコールを使っているため体内への吸収が早く、体を温める働きも期待できます。 私は、絶対に風邪をひけないとき、しかも人込みに出かけなければならない場合には、お守りとして、このエキナセアチンキを持ち歩いています。日ごろから免疫力をあげておく、プラスいざというときにもハーブを活用しているおかげで、風邪で寝込むことはなく、ハーブってすごいな…と実感する毎日です。皆さまも、ハーブで風邪に負けない身体づくり、してみてくださいね。 ※アルコールですので、運転の予定がある方はご注意ください。また、お子さまやアルコールに弱い方は、熱湯やレンジを使って、アルコールを飛ばしてから飲むとよいでしょう。 <注意点> ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。

日本人にもなじみ深いあの植物も立派なハーブ! 和のハーブを取り入れよう
しょうが、しそ、わさびも立派なハーブです ハーブというと、ラベンダーやローズマリーなど、西洋からきた植物を想像しがちですが、そんなことはありません。世界を見ると、植物の種類こそ違いますが、古代より薬草として、病気や傷の治療に使われてきた長い歴史があり、植物の力を生活の中に取り入れてきたことが分かります。日本でいうと、しょうが・しそ・わさび・山椒・ゆずなども立派なハーブ。ハーブがちょっと身近に感じられませんか? ハーブというより、薬草という呼び名の方がしっくりくる気もしますね。 それから、「身土不二(しんどふじ)」という言葉をご存じですか? 人にとって、生まれついた土地・風土のものは、二つとなく自分の体に合うものである、 という考え方で、日本の風土で育った植物・古くから活用してきた薬草は、私たち日本人の体質に合うものだという意味です。 日々の生活に、和のハーブをもっと取り入れてみませんか? ぜひ一度、ドラッグストアの健康食品関係のコーナーをのぞいてみてください。「よもぎ茶」「どくだみ茶」など、優秀な和のハーブたちが並んでいますよ。 体を温める? 冷やす? 和ハーブ・しょうがの作用 日本人に馴染みのあるハーブの一つ、しょうが。古くから、風邪や悪寒に効果がある薬として用いられていました。また、むかつきや吐き気を抑える作用もありますので、乗り物酔いの緩和にも向いていますよ。 身体を温める作用があるといわれるしょうがですが、実は、生で使うか・乾燥させて使うかによって、相反する作用があるんです。 生のしょうがには、「ジンゲロール」という成分があり、体を冷やす作用が期待できます。乾燥させることで、「ジンゲロール」は「ショウガオール」という成分に変わります。ショウガオールには、体を温める作用があります。胃を温めることで、食欲を促し、消化を促進する働きもします。 風邪のひきはじめや、体を温めたい・冷え性の改善をしたいという場合には、乾燥させたしょうががオススメですよ。 *妊娠中の方・胆石のある方はご注意ください。 積極的に摂りたい和ハーブ「よもぎ」「はとむぎ」 まだまだ日本のハーブたちもたくさんあります。今回は、その中から2種類、ご紹介していきますね! よもぎ 「飲んでよし、付けてよし、浸かってよし、嗅いでよし、燃やしてよし」といわれ、万能薬・日本のハーブの女王と呼ばれているのが、よもぎです。 よもぎには、素晴らしい作用がたくさん! ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も豊富ですし、血をきれいにしてくれる浄血作用や、体の老廃物を外に出してくれる整腸作用・デトックス作用もあります。そのまま食べるのが一番いいのですが、収穫できる季節も限られているので、私は乾燥させたものを飲んでいますよ。 *キク科の植物にアレルギーがある方はご注意ください。 はとむぎ ハトが好んで食べることから、この名前が付いたといわれています。生薬名は、ヨクイニン。イボ取りの薬としても有名です。 ハトムギは栄養バランスに優れたハーブ。体の生理機能を刺激・活性化し、代謝を促します。また、老廃物を外に出す作用がありますので、むくみや水太りの解消にも。肌のビタミンといわれるビタミンB1・B2、アミノ酸を豊富に含んでいて、美肌作りにつながるのも嬉しいですね。 和菓子とも合う! 和のブレンドハーブティーレシピ ハーブは、1種類を単品で飲むのもいいですが、ブレンドすることによって、飲みにくさも緩和されたり、相乗効果でおいしくなったりするのをご存じですか? 今回ご紹介した3種類の和ハーブをブレンドして、ハーブティーにしてみましょう。 このハーブティーは、和菓子との相性もぴったりです。緑茶とはまた違った香りが楽しめます。飲みにくいと感じた方は、緑茶をブレンドしてみるのもオススメですよ。 【分量】*すべてドライハーブを使用 ・よもぎ 5g・はとむぎ 5g・しょうが 1片 【おいしいハーブティーの淹れ方】 ポットにハーブを入れるあらかじめ温めておいたポットにハーブを入れます。ティーカップ1杯(150~180㏄)に対して、ティースプーン山盛り1杯が目安です。熱湯を注ぎ、ハーブを蒸らして成分を抽出するお湯を注いだら、すぐポットのふたをして、ハーブのエキスを抽出します。3分待ちます。ティーカップに注ぐあらかじめ温めておいたカップに注いで、飲みましょう。 <注意点> 自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。また、ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方も医師にご相談ください。

ハーブが香ってスパイシー♪ 辛口ジンジャーエールの作り方
ショウガの効能って? お料理の薬味としても欠かせないショウガ(ジンジャー)は、世界中で医薬品として使われてきた歴史を持つハーブです。日本でも、風邪や悪寒などの症状の改善に効果がある薬として用いられていました。身体を温める作用があるといわれるショウガですが、じつは、生で使うか乾燥させたり加熱して使うかによって、相反する作用があるのです。 生のショウガには、「ジンゲロール」という成分があり、体を冷やす作用が期待できます。風邪で熱が上がっている時には、生のショウガをすったものを摂ることで、体の熱を取ってくれます。 一方、生のショウガを乾燥させる、または、加熱することで、「ジンゲロール」は「ショウガオール」という成分に変わります。ショウガオールには、体を温める作用があります。胃を温めることで、食欲を促し、消化を促進する働きもします。食欲がない時や、ストレスで胃腸の調子が悪い時、吐き気や胃もたれがする時などに摂るのがオススメです。また、むかつきや吐き気を抑える作用もありますので、乗り物酔いの緩和にも向いていますよ。 *ショウガは成分が強いため、摂りすぎると腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。ご注意ください。 ジンジャーエールと相性のよいスパイスは? そんなショウガを使って、ジンジャーエールの素になるシロップを作っていこうと思います。ジンジャーシロップは、ショウガだけでも作れますが、ここにスパイスを加えると、本格的な大人の味の手作りジンジャーエールが楽しめますよ。 スパイスは、ハーブの中に含まれます。その定義はややあいまいで、国によって違ったり、葉はハーブで、実になるとスパイスに分類される…といわれることもありますが、おおよそハーブの中でも、香辛料に使われる種類をスパイスと呼んでいます。 ジンジャーシロップを作るのにオススメのスパイスがこちら。 左からローレル、クローブ(2列目上)、ブラックペッパー(2列目下)、シナモン、鷹の爪。 スパイスを香らせてピリッとした辛口ジンジャーエールを楽しみたい場合はスパイスを多めに、お子さまと楽しみたい場合は少なめにするなど、量はお好みで調整してください。 ハーブを使うときのコツは、1種類ではなく、多種類合わせること。ハーブは1種類で使うとクセが目立ってしまったり、味が単調になりがち。ですが、これを数種類混ぜ合わせることで、お互いのよいところを引き出し、相乗効果を生むのです。 「混ぜるとなんだかすごい味になりそう…」と思うかもしれませんが、そのほうがおいしくなりますよ。上記のスパイスは、スーパーのスパイスコーナーで揃いますので、ぜひお試しくださいね。 ジンジャーエールの素、シロップの作り方 それでは、ショウガとスパイスで、シロップを作っていきましょう。 <材料> 〇ショウガ 100g〇黒糖 100g〇水 200ml〇スパイス類・シナモンスティック 1本・ブラックペッパー 5~10粒程度・クローブ 5粒・ローリエ 2枚・鷹の爪 1本 <作り方> 1. ショウガをよく洗い、汚れが気になるところだけそぎ落として、皮ごと薄くスライスします。 2. ボウルにスライスしたショウガと黒糖を入れて、よく混ぜ合わせたら、2時間ほど寝かせます。浸透圧で水分が出てくるのを待ちましょう。 3. 鍋に、ショウガ(2で作ったもの)、水、スパイス類を入れて、一度沸騰させた後、弱火でことこと20分ほど煮込みます。 4. 粗熱が取れたら、清潔な容器に入れて保存しましょう。 冷蔵庫で保存し、1~2週間ほどで使い切ってくださいね。 5. 炭酸で希釈すれば、ジンジャーエールの完成です。 希釈の割合はお好みで調整してください。 ジンジャーシロップの楽しみ方 ジンジャーシロップは炭酸だけでなく、お湯で割ったり、ハーブティーや紅茶の甘みとして使うのもオススメ。 温めた豆乳と合わせた、ジンジャーソイミルクもおいしいですよ。 ジンジャーシロップを摂ると体がポカポカしてくるのを感じますし、体内に溜まった余分な水分を流す利尿作用も期待できます。ぜひ、おいしくアレンジしてみてくださいね! 編集部で辛口ジンジャーエールを作ってみました!(動画)

お正月におすすめ! 一年の無病息災を願って、ハーブのお屠蘇を作ろう
お屠蘇とは? お屠蘇は本来、数種類の生薬を調合した屠蘇散(屠蘇延命散)を酒やみりんに漬けた、薬草酒の一つ。邪気を払い、一年の無病息災を祈る、元日にいただくお酒です。 屠蘇とは、「邪気を屠(ほふ)り、心身を蘇(よみがえ)らせる」という意味があるそうですが、お正月に飲まれるお屠蘇は、一般に桂枝(ニッケイの樹皮/シナモン)・陳皮(みかんの皮)・茴香(ウイキョウの果実)・丁字(チョウジノキの花のつぼみ/クローブ)などの生薬の力を活用したもので、身体を温める作用や、胃腸の働きを助ける作用があり、風邪の予防にも効果があるといわれます。もともとお屠蘇は、平安時代に中国(唐)から日本へ伝わった風習ですので、中国漢方で用いられる薬草がメインになり、屠蘇散に含まれる薬草は、地域やその時代によって異なるようです。 お屠蘇をアレンジ! ハーブのお屠蘇の材料は? お屠蘇に使う屠蘇散は、お正月近くになると薬局などで袋に入ったものが売られていますが、入っているものは、シナモンやクローブなどの「ハーブ」です。ハーブとは、生活に役立つ香りのある植物の総称。風邪の予防や消化促進など、心身をケアすることができる植物ですから、生薬と似たような使い方ができると考えていいのではないでしょうか? というわけで、お屠蘇をアレンジして、ハーブのお屠蘇を作ってみましょう! 【材料】 ◯ハーブやスパイス類 左上から時計回りに、クローブ・シナモン(カシア)・カルダモン・ジンジャー・タカノツメ・ローズヒップ。 ◯クローブ 5つ 消化促進作用・抗酸化作用のほか鎮痛作用もあり、歯の痛み止めに使われることも。人によっては「歯医者さんのにおい」と感じるかもしれません。単品だと薬っぽくて飲みにくいので、他のものとブレンドして使います。 ◯シナモン 1本 血行促進・強壮作用があり、体を温め、体の機能を活発にしてくれます。精神的に疲れた時にもおすすめのスパイスです。シナモンは小さく砕いて準備しましょう。 ◯カルダモン 3つ 消化促進・健胃作用があり、唾液や胃液の分泌を促してくれます。食欲がないとき・逆に食べすぎた時、どちらにも作用してくれますよ。こちらも香りがかなり強いので、量に注意してください。サヤを割って実を出しておきます。サヤも一緒に使います。 ◯タカノツメ 1本 発汗作用・消化促進作用があります。辛み成分は胎座(たいざ)という、白く綿のようになっている部分に含まれるので、中身は出さず、そのまま使いましょう。入れなくても大丈夫です。 ◯ジンジャー 小さじ1程度 血行促進・発汗作用があります。乾燥させたジンジャーには、体を温める成分が多く含まれますので、冷え性の人は乾燥したジンジャーを摂取しましょう。 ◯ローズヒップ 小さじ1~2 ビタミンCがレモンの10倍含まれるともいわれ、肌荒れやシミを防ぐ作用も期待できるハーブ。風邪や貧血の予防・目の疲れを緩和したいときにもおすすめ。 すべて乾燥したもの・食品用を用意しましょう。また、手に入りにくいものがあったら、入手しやすいハーブやスパイスで代用してもOKです。 ◯ビン 150ml用(煮沸消毒しておく) ◯本みりん 150ml ここで大事になるのが、みりんの選び方。“みりん風調味料”ではなく、必ず“本みりん”をご用意ください。また日本酒でも作れますし、本みりんと日本酒を混ぜてもOK! お好みの味を見つけてください。 簡単! ハーブのお屠蘇の作り方 材料が揃ったら、あとの作り方はとっても簡単! 1. ビンの中にすべての材料を入れる 2. その中に本みりんを注いで、数回振って馴染ませたら完成! お屠蘇は31日の夜に仕込み、1日の朝にいただくくらいの抽出時間(7~8時間)で十分です。抽出時間が長くなると、苦みやえぐみが出たりしますので、ご注意ください。 コロナ禍で自粛が求められるお正月ですが、ぜひオリジナルのハーブのお屠蘇を楽しんでみてください! <注意点> 自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、大量に摂取することは控え、自己責任でお楽しみください。

安眠にオススメのハーブティーブレンドレシピ〜カモミール〜
眠りのお悩み、ありませんか? 「眠りたいのに、眠れない…」 睡眠についてのお悩みは、私のところにもよく届きます。眠ることは、体と心を休め、免疫力を高め、健康な生活ができるようにチューニングするための大切な作業です。よく眠るためには、身体をしっかり温めたり、カフェインの摂取を控えたり、また、不規則な生活を避けるなど、まずは、生活スタイルを見直すことから始めましょう。併せて、気持ちのスイッチを、張り詰めた状態からゆったりした状態に切り替えるために、ハーブティーを活用してみては? ハーブには、リラックス作用があります。ハーブティーを入れ、香りを吸い込むことで、鼻から微量の精油成分が吸収されて、脳に信号となって届き、リラックスのスイッチが押される仕組みになっています。さらに、ティーとしてお湯に溶け出した水溶性の成分は、消化管から吸収され、体内のサビを除去したり、ビタミンやミネラルなどの栄養素の補給もしてくれたりと、肉体面にも働きかけます。 心と体に働きかけるハーブだからこそ、気をつけたいこと ちょっとした不調を改善したり、栄養素の補給やアンチエイジングに…とハーブのチカラは無限大なのですが、心身への作用がある分、使う際には、守っていただきたいいくつかのルールがあります。 〇使いたいハーブの注意点を必ず確認する 妊娠中の方、持病や治療中の病気がある方、薬を飲んでいる方、12歳以下のお子様は、ハーブによって、使用を控えるべきもの、使用してはいけないものなど制限があります。 例えば、ハーブの中には通経作用といって、月経を促す作用を持ったものがあります。生理痛に悩む方には有効ですが、妊娠中の方には適しません。 使用する前に、自分に適しているハーブなのかどうかを、ハーブの本やインターネットなどで必ず確認をしたうえで、ハーブティーの摂取を始めましょう。 〇ハーブティーはあくまでも健康補助のために摂る ハーブのチカラはとても緩やかです。続けていけば、体質改善にも繋がりますが、即効性はありません。病気を治す目的ではなく、「お医者さんに行くほどではないけれど、なんとなく体調が悪いし、寝つきも悪い気がする…」といった軽い不調をサポートする目的で、ご利用ください。健康状態が気になる方は専門の医師に相談することが大事です。 安眠のハーブ「カモミール」 安眠のハーブといえば、カモミール。特にヨーロッパでは、はるか昔から安眠のためにカモミールを飲む習慣がありました。 カモミールと一口にいっても、実は種類が多くありますが、ハーブティーとして流通しているのは、“ジャーマンカモミール”と“ローマンカモミール”。入手しやすいのは、ジャーマンカモミールです。 不安・不眠に悩んでいる時に、気持ちを落ち着かせる鎮静作用に優れ、また、ストレスから吐き気がある場合や、食欲がない時、逆に食べすぎてしまう時にもオススメのハーブ。リンゴのような甘い香りで、ハーブの中でも穏やかな作用を持ち、お子様にも安心して飲んでもらえるハーブでもあります。 *キク科のアレルギーがある方はご注意ください。 安眠のためのハーブティーブレンドを作ろう 今回はカモミールをメインにして、安眠のためのハーブティーブレンドを作ってみましょう。 <ブレンドレシピ> カモミール 10gエルダーフラワー 5gレモングラス 5g ハーブティーはカモミールだけ、レモングラスだけ、と単品で飲むより、いくつかの種類をブレンドするほうが、身体にいろいろな成分が取り込めるだけでなく、相乗効果でおいしいハーブティーになるのです。今回もカモミールだけではなく、エルダーフラワーとレモングラスをブレンドして、おいしく飲めるようにしてみました。 ※3種類用意するのが難しい場合には、カモミールだけでも構いません 寝る1時間ほど前を目安に飲んでみてくださいね。ハーブはカフェインを含んでいませんので、寝る前に飲んでも目が冴える作用はありません。 マグカップなどに注いだら、カップを手で包み、鼻を近づけ、まずは香りを鼻から吸いこんでみてください。目には見えませんが、リラックス成分が飛んでいますよ。鼻から吸いこみ脳に伝わるルートと、体内に入り消化管から吸収されるルート…、両方からリラックス成分が体に染み渡るようなイメージをしながら、就寝前のゆったりハーブティータイムを楽しんでくださいね。

おいしくハーブティーを楽しむために! 購入のコツと保存方法
ハーブは心身の健康づくりに効果あり! ハーブが持つ有効成分を心身の健康づくりに役立てる療法、“ガーデンセラピー”をご存じですか? ハーブにはいろいろな薬効成分が含まれていて、気持ちをリラックスさせる抗うつ作用や鎮静作用があるもの、体内に入ってくる菌と闘う殺菌作用を持っているものなど、さまざまな作用が期待できるんです。また、タンニン、フラボノイド、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分も消化管から吸収され、人間を老化させる原因の一つ、体内のサビ=酸化を防ぐ嬉しい作用も。ぜひおいしくて健康づくりにもつながるハーブティーライフを始めましょう。 ドライハーブとフレッシュハーブ、それぞれの特徴は? ハーブをお茶にして楽しむ方法としては、ドライハーブを使うか、フレッシュハーブを使うかの2つの方法があります。フレッシュハーブは新鮮な青葉の香りが抜群! ミント類なら1杯のティーに対して15枚ほど必要ですが、お茶の色もきれいな緑色になり、贅沢なひとときを楽しむことができます。自分で育てたものを使えればベストですが、1年に1回しか開花しないお花などは、その季節限定の楽しみになります。 その点、ドライハーブは1年を通じて、よい状態のハーブが安定して手に入りやすいというメリットがありますね。湿気がある日本の気候では、育てたハーブを上手に乾燥させて保存することは、一般住宅では難しく、私は、きちんとした管理のもとで栽培・加工されたドライハーブを飲用するほうが、おいしく楽しめると感じています。 ドライハーブの選び方は? 今回は、ドライハーブについて、ご紹介していきますね。まずは、ハーブを購入する際の選び方から。 ハーブの命は、香りです。製造年月日・賞味期限を確認して、できるだけ新しいものを購入しましょう。また、一度にまとめ買いをするのではなく、少量ずつこまめに買い足すのが賢い買い方です。封を開けた瞬間から香りが飛んで、劣化が始まっていくためです。 身体によりよい作用を期待するのであれば、オーガニックのハーブを使用するのがオススメです。オーガニックとは、農薬と化学肥料を3年間使わずに育てた栽培法。購入する際には、オーガニック認証マークがついていることを確認しましょう。 そして、専門的な知識のある人がいるお店で購入するのがベストです。今はハーブもインターネット通販で気軽に買えますが、できれば対面販売をしている店舗に行ってみてください。作る人や食材、季節によって料理の味が変わるように、ハーブもメーカーや季節、産地によって味が微妙に変わります。それらも踏まえて、自分の目と鼻で品質をチェックできるようになれれば、一人前です♪ 開封後の保存方法は? 開封後は密閉容器に移して、戸棚にしまっておきましょう。昔は “茶箪笥”というものがありましたが、直射日光・高温多湿を避けられるような場所に保管してくださいね。 その際、シリカゲルなど乾燥剤を一緒に入れておくとよいでしょう。 また、保存する時には、ブレンドした日付と、使ったハーブの種類や配合したそれぞれの分量をラベルなどに記入して添付しておけば、次回のブレンドの参考にもなりますよ。 賞味期限はいつまで? 賞味期限は販売元の表記に準じますが、保存方法がよくなければ、当然賞味期限内であってもおいしさは劣ってきます。 特にハーブは自然のものですから、やはり早めに飲む・使い切ることは大切ですね。香りが命と前述しましたが、開けたばかりの新しいハーブと、賞味期限直前のハーブでは、入れた時のおいしさ・香りは全く別物…というくらい違います! ハーブは自然の恵み 私は、ハーブが持つ有効成分を活用して、健康づくりを実践しています。20代の頃は一年を通して風邪をひきやすかったのですが、毎日1~3杯のハーブティーを飲むことで、今では病院に行くことがなくなりました。ハーブは薬ではないので、即効性はありません。ですが、じっくり身体の声を聴いて、ゆっくりゆっくりと改善を促してくれる…そんな優しい植物の恵みだと思います。ぜひ健康づくりにお役立てくださいね。 <ご注意> 妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に確認の上、かかりつけの医師にご相談ください。

「エルダーフラワー」はハーブティーやコーディアルで! おすすめの飲み方と効能をご紹介
エルダーフラワーってどんなハーブ? エルダーフラワーとは、イギリスやヨーロッパ各地に生息するスイカズラ科の針葉樹。和名は「西洋ニワトコ」といいます。初夏に可愛らしい白い花を咲かせるのですが、それを乾燥させたものがエルダーフラワーです。エルダーフラワーは、薬効の高さから、医薬品として古くから使われてきたハーブ。エルダーフラワーの熱いハーブティーを飲むと、血液循環が促されて、体内の毒素を排出。くしゃみや鼻水など、風邪やインフルエンザの初期症状緩和に役立つ作用があります。また、花粉症やアレルギーなどの症状緩和にも役立ってくれます。 エルダーフラワーは、ハーブ専門店やインターネット通販で購入が可能です。ハーブも劣化するので、購入する際には、大量ではなく、少量をこまめに買い足すのが賢い買い方です。 効果的なエルダーフラワーの飲み方は? 「ちょっと風邪をひいたかも…」と感じたら、すぐにエルダーフラワーをハーブティーにして飲んでみましょう。 飲み方は、沸騰したお湯(150ml)をポットに注ぎ、エルダーフラワーを3gほど入れて、3分蒸らします。通常は、ティーポットのふたをして待ちますが、ポットから立ち上る湯気には、エルダーフラワーの精油成分(芳香成分)が含まれています。鼻から吸い込むことで、脳や肺にも有効成分が届きますので、風邪の諸症状にアプローチすることができますよ。3分間、ポットのふたを開けて、ゆっくり深い深呼吸をしてみましょう。 3分たったら、できるだけ熱いうちに飲んでください。これを、1日3杯を目安に実行してみてくださいね。 飲むだけじゃない! エルダーフラワーを使った風邪予防策 エルダーフラワーのハーブティーは、飲むだけではなく、うがいに使うのもおすすめ! のどや口の中の感染症予防にもつながります。濃さはティーとして飲む時と同様か、濃いめがよいですよ。ハーブの量を少し増やし、お鍋に入れて5分ほど煮立たせた液で、うがいをしてみましょう。 ちなみにハーブティーは、1杯目に有効成分がほぼ出てしまいます。うがい用にはお茶で飲んだ後の2杯目でもいいかしら…?と思うかもしれませんが、それでは、感染症予防にはなりにくいため、新しく淹れ直してくださいね。 お子さんにはエルダーフラワーのコーディアルがオススメ Photo/BarthFotografie/Shutterstock.com コーディアルとは、ハーブ類やジンジャーなどのスパイス類、季節の果物などを、砂糖やハチミツに漬け込んだシロップのこと。イギリスが発祥で、もともとはアルコールで作っていたそうですが、今はノンアルコール飲料として、子どもから高齢者まで幅広く親しまれています。そのイギリスで最も一般的なのが、「エルダーフラワーコーディアル」なのです。 エルダーフラワーのハーブティーは、マスカットに似た香りがしてやさしい味わいですが、ハーブは苦手という方やお子さまには、コーディアルがおすすめ。エルダーフラワーの持つ有効成分はしっかり摂取できますから、感染症予防になりますよ。輸入雑貨店やハーブ専門店で購入可能です。 ハーブティーを楽しむ前に…注意しておきたいこと ハーブティーを健康のために飲みたいと思ったら、ハーブについての知識が必要です。というのも、ハーブに含まれる薬効成分には、注意をして摂取しないと、体や心に逆効果を与えるものもあるからです。例えば、妊娠中は、身体がデリケートになっているため、ハーブの作用が強すぎて刺激になってしまうものや、通経作用を促すものもあるのです。自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。また、ハーブは薬ではありません。病気を治すために使うのではなく、予防の一環として活用してくださいね。 今回ご紹介したエルダーフラワーは、通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。妊娠中・授乳中の方はご注意ください。(『メディカルハーブ安全性ブック第2版』より)

塩分摂取が多い方にオススメ! 簡単にできるクミンティーの作り方
クミンの上手な選び方と保存方法 クミンは、セリ科の一年生植物。エジプトが原産地のスパイスで、5mmくらいの細長い形をしている種の部分を乾燥させて使います。輸入食品店や、スーパーのスパイスコーナーで入手可能で、少量だと200円くらいから売っています。ホールと書かれているものは、写真のような種の状態で売られていて、それを挽いたものはパウダーとして販売されています。 スパイスは香りが命! ホールで購入して、使う時に、使う分だけをパウダーにすると、より香りが引き立ちますので上手に選んでくださいね。また、香りは熱に弱い性質があります。コンロなど火のそばに置きっぱなしにしておくと、香りが逃げる原因にもなります。買ったら、戸棚などで管理するのがベストです。 クミンはどんな香り? そんなクミンは、いったいどんな香りがするのでしょうか? クミンの香りを嗅いでみると、日本人には、馴染みのある香りかもしれません。というのも、カレー粉を作る上でベースになっているのが、このクミン。とても重要な役割を持っているスパイスなのですよ。私がはじめてクミンを知った時、「インド料理店のカレーの香り」というのが第一印象でした。 クミンは、インドだけでなく、中東、アフリカ、ヨーロッパ、メキシコなどいろいろな国でよく使われるスパイスです。強い芳香が特徴で、スタータースパイスとして、調理前の油の香りづけによく使われています。野菜炒めを作る際に、油の中にクミンを入れて香りを移してやると、いつもの野菜炒めが、少し違った風味で楽しめるのでオススメですよ。 また、肉料理との相性がよく、鶏肉の炒めものにクミンパウダーをふりかけるだけで、新しいお料理レシピになります。 クミンは塩分摂取が多い方にオススメ! クミンには、ビタミン類、カルシウム・リン・鉄分などのミネラル類が、豊富に含まれています。ビタミン類・ミネラル類には、体内をさびつかせ、血管やお肌を老化させる原因・活性酸素を無毒化する働きがあり、アンチエイジングにも期待されています。 また、クミンに含まれるカリウムは、摂りすぎた塩分を体外へ排泄し、体内の水分バランスを調整する働きがあり、高血圧の予防・むくみの解消にもつながります。 日頃、外食やインスタント食品などをよく食べる方は、塩分摂取が多くなってしまいがち。そんな方は、積極的に取り入れたいスパイスの一つです。 簡単♪クミンティーを飲んでみよう! クミンの作用は取り入れたいけど、毎日カレーを食べるのはちょっと大変ですよね(笑)。 でも大丈夫! クミンを手軽に取り入れる方法が、お茶にして飲むこと。いわゆる、ハーブティーです。 カレー風味のお茶!?って思うかもしれませんが、お茶にすると、さわやかでちょっと刺激のある香りがして、カレーとはまた印象が違う味がするんですよ。 簡単に作れますので、ぜひ、試してみてください。 作り方はこちら! <材料> クミン 大さじ1程度お湯 180cc <作り方> クミンをフライパンで炒る。弱火で焦げないように注意しながら炒めていくと、だんだんと色がこんがりしてきます。香りが立ってきたら火を止めます。緑茶や紅茶を入れるのと同様に、熱湯を注ぎ、3分蒸らして完成。蒸らす時間が長いと、苦みが出てきてしまいますので、注意してくださいね。また、クミンの量はお好みに合わせて、調整してください。 炒っているため、さわやかでスパイシーな香りのなかに、香ばしさも楽しめる、ハーブティーです。 ハーブの作用を体内に取り込むには、継続することが大切です。1日1杯を目安にして、日々の食事のお供として、続けて飲んでみてください。 植物のチカラを暮らしに生かし、健康促進につなげましょう! <注意点> 妊娠中・セリ科の植物にアレルギーのある方・持病のある方は、医師に相談してください。





