日本水仙を毎年きれいに咲かせるには? 育て方や特徴、咲かないときの対策を解説
寒い時期から咲き始めて、甘い香りを漂わせる日本水仙(ニホンスイセン)。日本では古くから親しまれてきた球根花で、植えっ放しにしても毎年花を咲かせるので、ビギナーにもおすすめです。この記事では、日本水仙の基本情報や花言葉、育て方、咲かないときの対処法など、幅広くご紹介していきます。
目次
日本水仙の基本情報
植物名:ニホンスイセン
学名:Narcissus tazetta var. Chinensis
英名:Japanese Narcissus
和名:ニホンスイセン(日本水仙)
その他の名前:日本寒水仙、寒咲き日本水仙、スイセン(水仙)、フサザキスイセン(房咲き水仙)、ノズイセン(野水仙)など
科名:ヒガンバナ科
属名:スイセン属
原産地:地中海沿岸
分類:宿根草(多年草)
日本水仙の学名は、Narcissus tazetta var. chinensis(ナルシサス・タゼッタ・シネンシス)。
ヒガンバナ科スイセン属の球根植物で、房咲きスイセンの変種です。原産地は地中海沿岸で、房咲きスイセンが改良されて中国で作出されました。日本水仙と呼ばれますが、実際には日本が原産地ではありません。日本水仙を指して単にスイセンということもあり、日本ではスイセンといえばこの種類です。草丈は30〜40cmです。
スイセンは秋植え春咲き球根植物に分類されていますが、その中でも日本水仙は早咲きで、12月末頃から開花します。日本水仙のライフサイクルは、以下のとおり。秋に球根を植え付け、発芽させます。年内から開花期を迎えるので、植え付けは遅くならないように注意し、9月下旬~10月上旬に行うとよいでしょう。暖かい場所に取り込んだりせずに寒さにあわせて管理すると、12〜翌年4月に白い花を次々と咲かせます。花が終わると葉だけが残り、6月頃になると葉が黄色く枯れ込んで地上部は姿を消し、休眠に入ります。ここで「枯れたから」といって処分しないでくださいね。夏を越えて涼しい秋になると、再び芽を出し始めます。一度植え付ければ毎年花を咲かせてくれるライフサイクルの長い植物で、コストパフォーマンスが高いともいえます。大変丈夫な植物で、手をかけずに植えっぱなしにしていてもOK。ただし、大株に育って窮屈そうになってきたり、茂りすぎて邪魔になってきたりしたら、数年ごとに掘り上げて分球し、植え直すメンテナンスが必要です。
日本水仙の花や葉の特徴
園芸分類:草花
開花時期:12〜翌年4月
草丈:30〜40cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花色:白(副花冠は黄)
日本水仙の開花期は12~翌年4月。長く伸ばした花茎の先端に、4〜8個の花を咲かせます。花は副花冠が黄色くて短く、萼片と花弁はクリーム色がかった白色。一重咲きのほか、八重咲きもあります。また、甘い香りを強く漂わせるのも特徴です。地際からニラのような細長く厚みがある葉を多数立ち上げます。
スイセンの名前の由来や花言葉
水仙という名前は、原産地の中国の古典「仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」に由来。水の仙人という意味で、美しい花姿と芳しい香りを、尊い仙人にたとえたものとされています。
花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」「報われない恋」など。学名のNarcissusはナルシストと語源が同じで、ギリシア神話のナルキッソスから来ています。水面に映る自身の姿に見惚れて焦がれ死に、スイセンの花になったというエピソードから、これらの花言葉が与えられたようです。
スイセンの種類や系統
スイセンの園芸品種は非常に豊富で1万以上あり、咲き姿も多彩です。ここでは、世界的に用いられている、英国王立園芸協会による分類法をご紹介しましょう。この分類法は便宜的なもので、植物学上の分類ではありません。
ラッパスイセン
1茎1花、副花冠(ラッパ)が花被片(花弁)の長さと同じか、それよりも長いのが特徴です。主な花期は3~4月。品種は‘キングアルフレッド’ ‘マウントフット’など。
大杯(たいはい)スイセン
1茎1花、副花冠が花被片の長さ以下で、1/3以上のスイセン。カップ咲きスイセンとも呼ばれます。主な花期は3~4月。品種は‘アイスフォーリス’ ‘サロメ’ ‘フォーチュン’など。
小杯(しょうはい)スイセン
1茎1花で、副花冠が花被片の1/3より短いもの。日本ではあまり流通していません。品種は‘シノペル’ ‘ドリームライト’ ‘ポーラアイス’など。
八重咲きスイセン
副花冠と花被片のどちらか、あるいは両方が八重咲きのもの。たっぷりとした花弁が豪華な雰囲気です。品種は‘ウィンストンチャーチル’ ‘タヒチ’ ‘ブライダルクラウン’など。
トリアンドルス系
1茎に複数の花を、うつむくように咲かせます。花被片がわずかに反り返るのが特徴です。品種は‘アイスウィング’ ‘タリア’ ‘ハウエラ’など。
キクラミネウス系
1茎1花で、花被片がシクラメンのように反り返っているのが特徴。シクラメン咲きスイセンとも呼ばれます。品種は‘ジェットファイヤー’ ‘フェブラリーゴールド’など。
ジョンキル系
1茎に1~5個の、芳香のある小さな花を咲かせます。品種は‘スプリングビート’ ‘ベビームーン’など
房咲きスイセン(タゼッタ系)
茎が先端で複数に分かれ、1茎に3輪以上の芳香のある花を房咲きに咲かせるタイプ。日本水仙もここに含まれます。品種は日本水仙、‘ガリル’ ‘クラッグフォード’など。
口紅スイセン(ポエティクス系)
副花冠はごく小さく、その縁に紅色や濃い黄色の縁取りが入るのが特徴です。品種は‘アクテア’ ‘ピンクチャーム’など。
バルボコディウム(ペチコート咲き)
大きな副花冠が特徴で、花被片は目立たず、筒状の楚々とした雰囲気が魅力です。品種は‘ゴールデンベル’ ‘ジュリアジェーン’など。
スプリットコロナ(バタフライ咲き)
副花冠の長さ1/3以上が裂けているもの。‘オランジェリー’ ‘ブロードウェイスター’など
その他
上記に当てはまらないもの。‘テタテタ’など。
原種や野生種、自然交配種
学名により区別されるもの。スピシーズ、ミニチュアスイセンなど。
日本水仙の歴史
スイセンの原産地は地中海沿岸地域です。日本水仙は中国で品種改良されたものが、日本に伝わったとされています。いつ日本に渡ってきたかは分かっていませんが、国内で日本水仙が群生しているエリアはいずれも海岸近くのため、海流に乗って漂着した球根が野生化したのではという説があります。日本水仙は平安時代に描かれた絵が残っており、室町時代以降は茶花や切り花として用いられてきました。
日本水仙の栽培12カ月カレンダー
開花時期:12〜翌年4月
植え付け・植え替え:9月下旬〜10月
肥料:特になし
球根の掘り上げ:6月頃
日本水仙の栽培環境
日当たり・置き場所
【日当たり/屋外】日当たり・風通しがよい場所を好みます。日照が不足すると花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が乱れたりするので注意しましょう。
【日当たり/屋内】一年を通して屋外での栽培が基本です。寒さにあわないと開花しないことがあるので、必ず戸外で管理しましょう。
【置き場所】水はけ・水もちのよい、有機質に富むふかふかとした環境を好みます。暑さには強いですが、鉢栽培の場合は、夏は涼しい半日陰に移動するとよいでしょう。
耐寒性・耐暑性
日本水仙は寒さに強く、地植えにしたままで冬越しできます。開花を促すためにもしっかりと寒さに当てましょう。また、真夏の暑い時期は休眠するため、夏越し対策は必要ありません。ただし、鉢栽培の場合は涼しい半日陰で管理するとよいでしょう。
日本水仙の育て方のポイント
用土
【地植え】
植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕し、有機質に富む水はけ・水もちのよい土壌を作ります。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。
【鉢植え】
市販の草花用培養土を利用すると手軽です。
水やり
水を与える際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。
【地植え】
下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。ただし、雨が降らずに乾燥が続くようなら、水やりをして補います。
【鉢植え】
鉢栽培では乾きやすくなるので、日頃の水やりを忘れずに管理します。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。
夏は葉を落として休眠するので、水やりを控えます。冬は、十分に気温が上がった日中に水やりをしましょう。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。
肥料
【地植え】
特に必要はありません。しかし、株の勢いがなく葉色が冴えないようであれば、液体肥料を与えて様子を見てください。
【鉢植え】
生育期は、チッ素成分が少ない液体肥料を2週間に1度を目安に与えます。また、花が終わったあと、球根を太らせる目的でカリ成分の多い液体肥料を与えます。
注意する病害虫
【病気】
発生しやすい病気は、軟腐病やモザイク病などです。
軟腐病は細菌性の病気で、高温時に発生しやすくなります。特に梅雨明けから真夏が要注意。
球根や成長点近くの茎、地際の部分や根が腐って悪臭を放つので、発症したのを見つけたら、周囲に蔓延しないようにただちに抜き取り、周囲の土ごと処分してください。予防としては、連作(同じ科に属する植物を同じ場所に植え続けること)を避け、水はけをよくしていつもジメジメとした環境にしないことがポイント。また、害虫に食害されて傷ついた部分から病原菌が侵入しやすくなるので、害虫からしっかり守ることもポイントになります。
モザイク病はウイルス性の病気で、アブラムシやアザミウマ、コナジラミなどの虫が媒介します。したがって、発生しやすい時期は、アブラムシなどの活動する春から秋にかけて。主に花や葉に発生し、モザイク模様が現れます。症状が進むとウイルスの種類によっては葉などが縮れてきたり、湾曲して変形したりして株の生育が著しく悪くなります。治療効果のある薬剤はないので、発生したら抜き取って土ごと処分し、周囲に蔓延するのを防ぎましょう。アブラムシ対策をしておくことが、抑制につながります。
【害虫】
発生しやすい害虫は、アブラムシです。
アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mmの小さな虫で繁殖力が大変強く、茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。
日本水仙の詳しい育て方
球根の選び方
球根がふっくらとして充実し、重みのあるものを選ぶとよいでしょう。
植え付け・植え替え
花苗店やホームセンターなどで販売されている球根を入手し、植え付けることからスタートするのが一般的です。球根の植え付け適期は、9月下旬〜10月です。
球根ではなく開花株などを入手した場合は、早めに植え付けます。その場合は、ポットから出した苗の根鉢をくずさずにそのまま植え付けましょう。
【地植え】
土づくりをしておいた場所に、深さ6〜10cmの穴を掘って球根を植え付けます。複数個を植え付ける場合は、10〜20cmの間隔を取りましょう。最後に、たっぷりと水を与えます。
【鉢植え】
5〜6号鉢に5〜6球の球根を目安に植え付けます。
用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用培養土を入れます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cm下を目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。深さ5cmほどの穴を掘り、鉢内で等間隔に球根を植え付けます。鉢植えの場合は、密に植えたほうが、花が咲いたときの見栄えがよくなりますよ! 最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。
日常のお手入れ
【花がら摘み】
日本水仙は花つきがよいので、終わった花は早めに摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫の抑制につながりますよ!
【花後の管理】
開花が終わった後は、ニラに似た細長い葉が地上に残ります。「邪魔になるからしばっておこう」と、紐などで小さくまとめてしまう姿もしばしば見られますが、これはNGです! 日本水仙は花が終わった後に葉が光合成を行って、球根に養分を送って太らせることで、来年の春に再び花を咲かせるエネルギーにします。そのため、葉全体にしっかりと太陽の光を当てることが大切なのです。小さくまとめてしまうと葉に光が当たる部分が少なくなって、光合成が十分にできません。球根に養分が送られず、来年に咲く花も充実しなくなるので注意しましょう。
【休眠・掘り上げ】
夏前になると葉が黄色くなり、地上部は枯れて休眠します。全体が枯れてしまうと景観が悪くなるので、地際で刈り取りましょう。数年は植えっぱなしにしたほうが、球根が増えてその分株数が増え、花の数も多くなるので、見栄えがよくなります。しかし何年もそのままにしておくと株が衰えてくるので、込み合っているようであれば、掘り上げて分球し、植え直しましょう。「来春は別の場所で咲かせたい」という場合は、掘り上げて雨の当たらない風通しのよい場所で保存し、秋に植え付けてもかまいません。
増やし方
日本水仙は球根植物で、地下の球根が分かれて増えていくので、掘り上げて分球し、増やすことができます。大株に育って込み合っているようなら、一度掘り上げてみてください。適したタイミングは、地上部が枯れて休眠に入る6月頃です。たくさんついている球根を分けて、ネットなどに入れて風通しのよい半日陰などに吊り下げて保存しておきましょう。9 月下旬〜10月の植え付け適期に植え直します。
日本水仙には毒がある
日本水仙が属すヒガンバナ科の植物は、ヒガンバナアルカロイドという毒性物質を含んでいます。日本水仙の葉はニラやノビルに、鱗茎はタマネギに似ていることから、誤食して体調をくずすケースが報告されているので注意しましょう。見分ける点は、日本水仙の葉にはニラのような強いにおいがないこと、日本水仙の葉は中央が浅くくぼんでいるのに対し、ニラは平たく厚みがあること、日本水仙には鱗茎があり、ニラにはないことなどです。家庭菜園の場合は、ニラの近くには日本水仙を植えないなど、事故を未然に防ぐ配慮も大切です。
日本水仙の花が咲かないときの原因と対処法
日本水仙を植えたのに、咲かないという困りごとはありませんか? ここでは、日本水仙が咲かない原因や対処法についてまとめました。
主な原因
日本水仙の花が咲かないときは、以下の4つの原因が考えられます。
1.日当たりが悪い
日本水仙は、十分な日光を受けないと花芽が作られにくくなってしまいます。
2.肥料分が不足している
養分を吸収できずにいると、球根に養分を備蓄できずに花が咲かなくなってしまうことがあります。
3.花後に葉を切ってしまった
花後に葉を切ってしまうと、光合成不足によって十分に球根に養分が蓄えられず、花芽が作られなくなってしまいます。
4.球根が密集しすぎている
日本水仙は、成長とともに球根が分球して増えていきます。植えっぱなしにして数年経つと大株に育ち、分球が密集しすぎることで株が衰え、花数が少なくなることがあります。
対処法
1.日当たりが悪い
日当たりの悪い場所で管理している場合は、日当たりのよいところに移動させます。春の開花頃には日当たりがよくても、季節が進むと同じ場所でも日陰になることもあるので、観察してみてください。鉢栽培でも、開花が終わったからといって日当たりの悪い場所へ移動せずに、休眠するまでは日なたで管理します。
2.肥料分が不足している
開花後に、お礼肥として株を回復させるために液肥を与えます。また、地上部が枯れて休眠するまでは、球根を太らせる目的で液肥を与えて様子を見てください。
3.花後に葉を切ってしまった
花後に花茎は切り取りますが、葉はそのまま自然に枯れるまで残しておきましょう。邪魔になるからといって、葉を切ったり、しばったりするのは禁物です。
4.球根が密集しすぎている
球根を植え付けてから数年が経っていれば、一度掘り上げて球根の整理をしましょう。
日本水仙は育てやすく初心者でもおすすめ
日本水仙は一度植え付ければ、手間をかけずとも毎年開花を楽しめる、ビギナーにおすすめの植物です。花が咲いたら、芳しい香りを漂わせるのもいいですね。ぜひ庭やベランダに迎えてみてください。
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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