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殺虫剤は使いたくない! 夏のベランダを安全に楽しむナチュラル虫よけ&ハーブ選び

殺虫剤は使いたくない! 夏のベランダを安全に楽しむナチュラル虫よけ&ハーブ選び

夏のベランダは、愛犬と一緒に風を感じられる心地よい場所。しかし、気になるのが「蚊」などの虫対策です。「強い殺虫剤や化学薬品はなるべく使いたくない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さんは、マンションのベランダでも安心して使いやすい、ナチュラルな虫よけハーブや植物の力を取り入れています。今回は、蚊よけとして注目を集める「レモンユーカリ」の魅力や、快適に夏を過ごすためのベランダ虫対策の工夫をご紹介します。

真夏のベランダの防蚊対策は?

虫よけハーブ

夏のベランダは、愛犬と一緒に風を感じたり、緑を眺めたりするだけで心がほぐれる特別な空間です。エアコンの効いた部屋で一日中過ごしていると、「ちょっと外の空気を吸いたいな」と思うことってありますよね。ベランダに出て深呼吸するだけで、ほんのひととき、よいリフレッシュになります。

でも、どうしても気になるのが「蚊」などの虫たちの存在。我が家は12階なのですが、それでも油断するとどこからか蚊がやってくるようです。

愛犬のいる暮らしやマンションでの生活を考えると、ベランダの虫対策は少し気を使うところ。今回は、夏のベランダ時間を楽しむための我が家の工夫と、新しく仲間入りした頼もしい植物の話をお届けします。

愛犬と一緒のベランダだから、虫対策も要注意

虫よけ

犬は人間よりも体が小さく、床に近い場所で過ごします。そのため、市販の強い殺虫スプレーや薬剤をベランダで気軽に使うのは、愛犬の健康や安全を考えると少し心配です。できるだけ化学的な薬に頼らず、自然の力を借りた虫対策を心がけたいと思う人も多いことでしょう。

そこで候補になるのが、香りや植物の力を利用したナチュラルなアイテムです。

ただし、精油はペットにとっては有害になることも多いので注意が必要。ナチュラルなものだというだけで安心せず、ペットに害がないかを確認し、注意して使いましょう。

また、我が家の愛犬あんはすっかりシニアになり、最近はあまり色々なことに動じずマイペース。ベランダに出ても穏やかに過ごしてくれていますが、好奇心旺盛でまだまだいたずら盛りのペットだと、「なんか気になる!」のかどうか分かりませんが、植物の葉をパクッとかじってしまうこともあるかもしれません。ペットにとって危険な植物もあるので、そばで見守ってあげながら上手に取り入れましょう。

蚊除けの植物を活用! ずっと欲しかったレモンユーカリ

蚊連草(センテッドゼラニウム)
蚊対策に定番の植物、蚊連草(センテッドゼラニウム)。

虫除け効果が期待できるハーブや植物はたくさんありますね。じつは以前、庭で防蚊対策として「蚊連草」や「ニーム」などの鉢植えを試したことがありました。

確かにその鉢の周りには効果を感じるものの、広々とした屋外ではなかなか効き目が追いつかないことも……。その点、コンパクトなベランダなら植物の力をしっかり実感できそうです。

ニームの鉢植え
庭で育てていたニームの鉢植え。

そんな蚊除け効果のある植物の中でも、ずっと「欲しいな」と憧れていたレモンユーカリを、ついに我が家のベランダに迎えました!

レモンユーカリ

レモンユーカリは、フトモモ科の常緑高木。葉に触れると、シトロネラールという成分を含んだすっきりと爽やかな香りが広がります。この香りが虫よけの心強いサポートになります。

また、ユーカリの仲間らしく、縦にすっと伸びて、ベランダのアクセントにもいいかもしれないと想像が膨らみ、「早く大きくならないかな」と成長を心待ちにしているところです。

※ユーカリは犬や猫といったペットにとって有害とされています。誤食しないよう、置き場所や管理には十分注意しましょう。

ハーブ専門店での嬉しい出会い

レモンユーカリ

このレモンユーカリを見つけたのは、近くのハーブ専門店。そこに“ラスト1鉢”のレモンユーカリがありました。

時々ハーブの育て方を相談しに行くお気に入りのお店なのですが、今回も店主さんが「すごく大きくなっちゃうからそこだけ気をつけてね。でも育てるのは難しくないですよ」と優しく教えてくださいました。

さらに、「これ持っていって〜」と、お店の入り口で立派に育った大きなレモンユーカリの枝をカットしてプレゼントしてくださったのです!

初々しい小さな苗と、しっかり育った立派な枝。両方を連れて、ウキウキと帰路につきました。

さっそく、両方のレモンユーカリの葉を比べてみると……。

 まだ小さな鉢植えの葉には産毛があり、少し擦るだけでかなり強いレモンの香りが広がります。一方、しっかり育った大きな枝の葉を触るとツルツルとしていて、若い葉に比べると香りは控えめ。

葉の質感や香りの違いをじっくり観察するだけでも、なんだかとても楽しい時間です。小さな苗がこれからどう育っていくのか、夏のベランダの楽しみがまたひとつ増えました。

ちなみに、あんは、早速危険な(気に入らない)植物と判断したようで、そっぽを向いていました。

ベランダで香りを楽しむ手作り&市販の虫除けアイテム「キャンドル」

キャンドル

ナチュラルな虫よけの代表的なアイテムといえば、虫よけキャンドル。蜜ろうやソイワックスに、シトロネラールなどの精油を垂らして、お気に入りのキャンドルを手作りするのもいいですね。夕暮れ時のベランダで灯すと、ゆらゆら揺れる炎と優しい香りに癒やされます。

アウトドアのお店や雑貨店でも、天然成分ベースの虫除けキャンドルが並んでいます。こちらを活用することもおすすめです。

※香りが強すぎるとペットに負担になることもあるので、ペットがいる場合はそばで使用することは避け、香りや煙が届かないように注意しましょう。

キャンドル

手作り虫よけアロマキャンドルの作り方

<準備する材料>(作りやすい分量:ジャムの空きビン1個分)

手作り虫よけアロマキャンドルの材料
  • 蜜ろう:約80〜100g
    蜜ろう(ビーズワックス)はススが出にくく、空気を汚しにくい天然素材です。
  • アロマ精油(エッセンシャルオイル):合計20〜30滴(約2〜3mL)
    虫が嫌う香りの代表をブレンドするのが効果的です。虫よけ効果のある代表的な精油は、シトロネラ、ユーカリ・レモン(レモンユーカリ)、ペパーミント、ゼラニウム、レモングラス、ラベンダーなど。
  • キャンドル用芯:1本
    市販の「台座付きキャンドル芯」が手軽で便利です。
  • 容器:耐熱性のグラス、ジャムの空きビン、アルミ缶など
  • 固定用の道具:割り箸1膳

※虫よけ効果のある精油には犬や猫には危険なものも含まれます。人間用のキャンドルとして楽しみましょう。

<作り方>

① 容器に芯をセットする

容器に芯をセット

キャンドル芯の底にある金属の台座を、容器の底の中央に置きます。その際、少量の溶かしたロウや接着剤で固定するとズレません。芯の上部を割り箸ではさんで渡し、芯がピンと真ん中に来るようにします。

② ワックスを湯煎して溶かす

ワックスを溶かす

鍋にお湯を沸かし、ボウルまたはマグカップなどに入れたワックスを湯煎でゆっくり溶かします。

*注意: ワックスは高温になりすぎると引火したり香りが飛んだりするので、弱火でじっくり溶かしてください。

③ 精油(アロマ)を加える

精油(アロマ)を加える

ワックスが完全に透明に溶けたら火から下ろし、少しだけ粗熱を取ります(60℃程度が目安)。そこに精油を合計20〜30滴加え、よく混ぜ合わせます。

④ 容器に流し込む

容器に流し込む

用意した容器に、静かにワックスを流し込みます。このとき、芯が真ん中からずれないようにそっと注ぎます。

⑤ 固めて仕上げる

固める

風通しのよい平らな場所に置いて完全に冷まし固めます。 固まったら割り箸を外して完成。

手作りアロマキャンドル
手作りアロマキャンドル

昔ながらの蚊取り線香は夏の風物詩ですが、マンションのベランダで使うときは少し注意が必要です。独特の煙や強い香りは、ご近所の洗濯物に流れてしまうなどが気になるところ。その点、精油やハーブの優しい香り、あるいは煙の出ないアロマキャンドルなら、周囲への配慮をしながら心地よく虫対策ができるので、マンション暮らしの強い味方になってくれます。

レモンユーカリの爽やかな風を感じながら過ごす、夏のベランダ時間。少しの工夫と緑の力を借りて、心地よい季節を楽しみたいですね。

手作りアロマキャンドル

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