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アジサイ(紫陽花)が300種咲く!プロが育てるから花数が違う「横浜イングリッシュガーデン」アジサイ最盛期

アジサイ(紫陽花)が300種咲く!プロが育てるから花数が違う「横浜イングリッシュガーデン」アジサイ最盛期

全国各地にあるアジサイの名所とはひと味違うと評判の、神奈川県横浜市「横浜イングリッシュガーデン」。5月29日(月)~6月25日(日)は「アジサイ・フェスティバル」を開催! 洋風ガーデンには、大株に育ったゴージャスなアジサイや最新品種、珍しい品種など、300品種ものコレクションに加え、ダイナミックなユリやアカンサス、二番花のバラなど、初夏の美しいガーデンフラワーも続々と色を添えます。無数の花に囲まれるフォトスポットがいっぱいの庭園へ出かけましょう。

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首都圏屈指の300品種のアジサイが主役になる季節

左/オレンジのバラ‘イージー・ダズ・イット’とアジサイ‘霧島の恵み’。右/木に絡む2種のバラ‘ スーパー・エルフィン ’と’万灯火’と、株元ではアジサイ‘紅てまり’や’アジアン・ビューティー’などが次々開花。5月中旬の様子。

2,200品種、2,800株ものバラが4月下旬から咲き継ぎ、2023年も多くの人を魅了してきた横浜イングリッシュガーデン。5月中旬からは、主役が遅咲きのバラからアジサイへとバトンタッチして、景色が日々変わっています。

左/ピンクのバラ‘ローゼンホルム’とクレマチス’ブルー・エンジェル’、ホタルブクロがコラボ。右/8mのオウシュウナラに赤バラ’ゾマーアーベント’ が咲くダイナミックな風景。5月中旬。

‘ローゼンホルム’や‘ゾマーアーベント’など最晩生のバラが咲く頃になると、庭のあちこちで存在感が出てくるのがアジサイです。空のように爽やかなブルーや燃えるような真紅、チャーミングなピンク花など、個性溢れる300もの品種が日毎に色づいています。

一度訪れたことがある方は、「あんなにバラが咲いていた、同じガーデンとは思えない!」と驚くほど。日ごとに存在感を増すアジサイは、6 月中旬に最盛期を迎えます。

その頃になると、再び花を咲かせるのはバラの二番花です。ひたすらゴージャスだった一番花に比べると少し控えめながら、ガーデンに彩りを添えています。バラからアジサイに主役が移り変わる5月下旬〜6月上旬と、バラの二番花が咲き始める6月中~下旬は、バラとアジサイが一緒に楽しめる贅沢なとき。多くの植物が生き生きと育つ横浜イングリッシュガーデンならではの景色に出会えます。

花の名にも注目したい個性あふれるアジサイの競演

‘恋物語’ 白に赤の覆輪が美しい八重手鞠咲き。早咲きで、花付きがよく、育てやすい。完成度の高い品種。

花弁の縁をくっきりと紅に染めるのは‘恋物語’。 花の中に青い十字が浮かび上がる‘水凪鳥(ミズナギドリ)’、そして名前の通り! と言いたくなる花姿の‘ポップコーン’など、どのアジサイも美しく、花名も魅力的。歩を進めるたびに出会う個性あるアジサイの数々をじっくり楽しんでください。

左/花弁(萼片)の縁が丸くカールする‘ポップコーン’。右/花(萼)の中心に青い十字が浮かび上がる‘水凪鳥(みずなぎどり)’。
横浜イングリッシュガーデンに咲くアジサイたち。左から時計回りに/手鞠歌、マジカル・ルビー・レッド、ヒメアジサイ、メイアンジュ、小町、ラブ・ユー・キッス、サブリナ、ゼブラ・フラミンゴ。

夏のガーデンフラワーと咲き競う最高品質のアジサイ

全国各地のアジサイの名所とはひと味違う花景色が評判の横浜イングリッシュガーデン。その理由は、「庭園」という空間でアジサイが咲いているからです。アジサイだけが咲く名所も圧巻ですが、ここでは例えば、6月中旬からデイ・リリー(ヘメロカリス)、ユリ、アカンサスなど、さまざまな花とアジサイの奏でるカラーハーモニーを楽しむことができます。

庭園の権威ある世界大会で優秀庭園賞を受賞している横浜イングリッシュガーデンのガーデナーたちは、アジサイの栽培技術に長け、独自の技術で花を咲かせています。 そのため、ほかでは見られないようなビッグサイズのアジサイが、園内を進むごとに出現。その大きさとともに、圧倒的な花の数にも驚かされます。

映えスポットが出現! 期間限定のアジサイ・ディスプレイ

2023年のアジサイ・フェスティバルの様子。

「アジサイ・フェスティバル」期間中は、毎年“映えフォトスポット”として人気の高いディスプレイがローズトンネルに出現。今年は、桃・紫・青などのアジサイカラーの傘が頭上を彩り、最新品種のアジサイが数々並びます。日本原産の植物であるアジサイは、プラントハンターたちによって欧州に渡り、美しく改良されて日本に里帰りしました。やがて日本でも改良が進み、今現在は国産育種の全盛期を迎えています。そんな「アジサイの進化」をガーデナーたちが花鉢で表現。どんな花風景が演出されるのか、ぜひ園内でご覧ください。

庭散策の後は、冷たい花モチーフのスイーツでクールダウン!

花々の美しさで癒やされたら、併設するカフェ「YEG Original CAFE」でクールダウンがおすすめ。アイスコーヒーやサンドイッチなどのカフェメニューのほか、特に人気なのが、見た目も可愛い「フラワーソフト」。バラとバニラのミックスソフトに、エディブルフラワーをカラフルにトッピングした、ここでしか味わえない美味しさです。また、アジサイ・フェスティバル期間中は、アジサイ色の爽やかな飲み物が2種登場! 「ブルーアジサイ」はラムネ、「レッドアジサイ」は巨峰のクリームソーダで、どちらもリフレッシュできる飲み物です。パラソルの陰で花々の香りに包まれながら、ガーデン散策の余韻に浸るティータイムを過ごせます。

日が傾く夕方も庭散策におすすめの時間帯です。日陰のベンチに腰掛けて花々に囲まれる贅沢な時間をお過ごしください。左上に雲のようにふわふわの花穂をつけるのは、花木のスモークツリー。

本格的な夏に向けて、アジサイに混じってスモークツリーやヘメロカリス、ユリ、アカンサスが咲き継ぎ、訪れるたびに発見のある名園「横浜イングリッシュガーデン」。庭づくりの参考に、花知識を深めるために、また、大切な人と過ごす癒やしのデートスポットとして、ぜひお出かけください。

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