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夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育つ人気の夏花22種【一年草編】

夏の花を咲かせよう! 花壇・庭・鉢で育つ人気の夏花22種【一年草編】

dvoevnore/Shutterstock.com

暑い季節にも花壇を彩ってくれる、可愛らしい花を育てて咲かせてみませんか? この記事では、夏に花を楽しめる植物の中から、ガーデンや鉢で育てたい、ガーデニングにオススメの夏の花を【多年草編】と【一年草編】に分け、22種ご紹介します。今回の記事では、一年草及び一年草扱いの草花を10種ご紹介します。

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ペチュニア

ペチュニア

夏の花壇や寄せ植えの定番といったら、このペチュニア。可愛らしい花がたくさん咲き、開花期も長く初夏から秋まで楽しむことができます。品種の幅も非常に広く、あまり手を掛けなくても次々に花が咲くので、ガーデニング初心者にもオススメの花です。ペチュニアよりもさらに丈夫で育てやすく、多くの花を咲かせる「スーパーチュニア」などの改良品種もオススメです。

鳥取県米子市、面谷クリニックの花壇に咲くスーパーチュニア。
豪華なフリルで人気の八重咲きペチュニア。左から‘花舞姫’、‘てまり珊瑚’、‘花衣 黒真珠’。

ペチュニアを育てる時は、植え付け後に茎の先端を摘み取る摘心を数回繰り返し、脇芽を増やすと、花数が増えてこんもりとした株に育てることができます。蒸れを嫌うので、日当たりと風通しのよい場所で育て、梅雨前に切り戻しをするとよいでしょう。開花中は花がら摘みをこまめに行い、適宜追肥を施します。

【DATA】
■ 学 名:Petunia
■ ナス科
■ 一年草
■ 開花期:3~11月
■ 植え付け期:4~5月、9~11月
■ 草 丈:10~30cm
■ 日 照:日向

●『ペチュニアの育て方! 可愛い花をたくさん咲かせよう

ニチニチソウ

Little daisy/shutterstock.com

高温と日照を好み、可愛らしい花を咲かせるニチニチソウ。暑い夏の間も咲き続き、夏のガーデンで活躍する花です。近年は品種改良が進み、小輪の花やフリンジ咲きなどの新しい花形が登場し、花色もバリエーションを増しています。矮性、高性、這い性の3タイプがあり、ハンギングバスケットなどにもオススメです。

丈夫で育てやすいニチニチソウは、庭植えならばほとんど手がかかりません。鉢植えの場合は、日当たりと風通しのよい場所で育て、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。肥料が多いと根が傷みやすいので、控えめに施すようにします。

【DATA】
■ 学 名:Catharanthus roseus
■ キョウチクトウ科
■ 一年草
■ 開花期:5~11月
■ 植え付け期:5~7月
■ 草 丈:10~80cm程度
■ 日 照:日向

●『ニチニチソウの上手な育て方とかわいい新品種』

イソトマ(ローレンティア)

イソトマ
NOOR RADYA BINTI MD RADZI/Shutterstock.com

青い星形の花を株いっぱいに咲かせるイソトマは、見た目も爽やかで夏花壇にぴったり。本来は多年草ですが、耐寒性が弱いために基本的に一年草として扱われます。こんもりと広がるので、花壇やコンテナの縁に植えて、あふれるように咲かせるとよいでしょう。ピンクや白などの花色もあります。

Trialist/shutterstock.com

日当たりがよく、風通しのよい場所に植え付けます。蒸れを嫌うので、鉢植えの場合は梅雨は雨の当たらない場所に移動し、水はけのよい土で栽培しましょう。梅雨明け頃に切り戻すと、再び花が楽しめます。苗を植え付けるほか、細かなタネを秋に播いても育てることができます。イソトマの茎から出る白い汁が皮膚につくとかぶれることがあるので、作業の際は手袋をするとよいでしょう。

【DATA】
■ 学 名:Isotoma
■ キキョウ科
■ 一年草扱い
■ 開花期:5~7月、9~10月
■ 植え付け:3~5月
■ 草 丈:20~40cm
■ 日 照:日向
『星形の花が爽やかな「イソトマ」【オージーガーデニングのすすめ】』

ジニア

ジニア
louisnina/Shutterstock.com

ヒャクニチソウという名でも親しまれているジニアは、その名の通り開花期が長く、5~11月頃まで次々と花を咲かせてくれます。カラフルな花をたくさん咲かせ、生育旺盛で暑さや陽射しにも耐えて咲くジニアは、夏花壇の頼れる存在です。ポンポン咲きや一重など、花形や花色も豊富です。

ジニアは苗を植え付けるほか、タネからでも簡単に育てることができます。暑さに強い花ですが、乾燥すると株が弱りやすいので、水切れさせないように注意しましょう。開花期には肥料を多く必要とするので、適宜追肥を。また、こまめに花がら摘みを行いましょう。品種によって摘心や切り戻しをすることでより多くの花が楽しめます。

【DATA】
■ 学 名:Zinnia
■ キク科
■ 一年草
■ 開花期:5~11月上旬
■ 植え付け期:5~7月、9月
■ 草 丈:15~100cm
■ 日 照:日向

ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア)

ブルーサルビア
apisit/Shutterstock.com

サルビアにはさまざまな品種がありますが、ラベンダーに似た青紫色の爽やかな花を咲かせるブルーサルビアは、見た目も涼やかで夏花壇にオススメです。白花や2色咲きの園芸品種もあり、花期も長く楽しめます。本来は多年草ですが、耐寒性が弱いため一年草扱いとされることが多いようです。

Nataliia Melnychuk/shutterstock.com

日当たりがよく、水はけがよくて乾燥しすぎない環境を好みます。植えつけの適期は4~5月頃。タネを播いても育てることができます。蒸れに弱いので風通しよく育てましょう。開花期が長く、肥料が切れると花つきが悪くなるので、開花中は適宜追肥を施します。開花期には、花穂ごと花がらを切り取り、伸びすぎてきたら切り戻して株姿を整えましょう。

【DATA】
■ 学 名:Salvia farinacea
■ シソ科
■ 一年草扱い
■ 開花期:5~10月
■ 植え付け期:4~6月
■ 草 丈:30~60cm
■ 日 照:日向

ユーフォルビア‘ダイアモンド・フロスト’

InfoFlowersPlants/shutterstock.com

小さな純白の苞がふんわりと広がり、まるでカスミソウのような繊細な雰囲気のユーフォルビア‘ダイアモンド・フロスト’。どんな花とも合わせやすく、寄せ植えや花壇に入れると花々をつなぐ存在として活躍してくれます。暑さや乾燥に強くて育てやすく、花期が長いのも魅力。耐寒性が弱いため、戸外では基本的に一年草として扱われます。

ユーフォルビア ダイアモンドフロスト
一株植えれば、秋までに2〜3倍に成長します。

日当たりと風通しのよい場所で育て、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。肥料が不足すると葉が黄変しやすいので、開花中は適宜追肥を行いましょう。切り口から出る白い汁が皮膚につくとかぶれることがあるので、作業の際は手袋をするとよいでしょう。

【DATA】
■ 学 名:Euphorbia hypericifolia ‘Inneuphe’
■ トウダイグサ科
■ 低木(一年草扱い)
■ 開花期:4~11月
■ 植え付け期:5月
■ 草 丈:30~50cm
■ 日 照:半日陰~日向

ヒマワリ

ヒマワリ
Wolfgang Zwanzger/Shutterstock.com

大輪の鮮やかな黄色い花が、真夏のイメージとしておなじみのヒマワリ。小輪から大輪、八重咲きなど多様な花形に、花色も幅があります。草丈も3mを超えるようなものから30㎝ほどの矮性品種までさまざまです。夏花壇のアクセントに取り入れるほか、矮性品種なら鉢植えでも栽培できます。

ヒマワリはタネを播いて育てるのが一般的。日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所で栽培します。発芽適温が高く、生育の際も高温を好むので、タネ播きは4月下旬以降に行うとよいでしょう。高性種は、株間を十分にとって播きましょう。摘心をすると背丈が抑えられ、脇芽を出して花数を増やすことができます。大輪の花を咲かせたい場合は、摘心は必要ありません。

【DATA】
■ 学 名:Helianthus annuus
■ キク科
■ 一年草
■ 開花期:7~9月
■ 植え付け期:4月下旬~6月
■ 草 丈:30~300cm
■ 日 照:日向

マリーゴールド

マリーゴールド
val lawless/Shutterstock.com

鮮やかな黄色やオレンジ色の花を次々に咲かせるマリーゴールド。丈夫で育てやすく、カラフルな花が長期間咲き続け、花壇やコンテナ栽培では定番の花です。害虫や病気の発生を防ぐ、コンパニオンプランツの一種としても有名で、家庭菜園や花壇の縁取りによく使われています。

AjayTvm/shutterstock.com

市販の苗を植え付けるほか、春にタネを播いても育てることができます。日当たりと水はけのよい場所を好み、土質はあまり選びません。鉢植えでは水切れによって下葉が傷みやすいので、鉢土が乾いてきたらたっぷりと与えます。さほど肥料を必要とせず、チッ素分が多いと花が咲きにくくなるので、鉢植えなどで肥料を与える場合はリン酸分の多い肥料を施すとよいでしょう。株姿が乱れたら夏に切り戻しをすると、またこんもりと茂って咲くようになります。

【DATA】
■ 学 名:Tagetes
■ キク科
■ 一年草
■ 開花期:4~12月
■ 植え付け期:5~6月
■ 草 丈:20~100cm
■ 日 照:日向

インパチェンス

RadekSklenicka/shutterstock.com

初夏から秋にかけて花を咲かせるインパチェンスは、生育が早く、こんもりと茂って次々に花を咲かせる、豪華な咲き姿が楽しめます。花色も幅広く、八重咲きになる品種などもあり、バリエーション豊かな色と形も魅力。バラ咲き品種や、暑さに強く夏によく開花するインパチェンス属の種間雑種「サンパチェンス」などが人気です。

バラを思わせる八重咲き種も人気。Klever_ok/shutterstock.com

耐陰性があり、日当たりの悪い場所でも育ちますが、できれば日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。開花中は適宜追肥を行い、こまめに花がらを摘みましょう。枝が伸びて株姿が乱れてきたら、切り戻しをして株姿を整えるとよいでしょう。

【DATA】
■ 学 名:Impatiens walleriana
■ ツリフネソウ科
■ 一年草
■ 開花期:5~11月
■ 植え付け期:5~7月上旬
■ 草 丈:15~40cm
■ 日 照:半日陰~日向
●『インパチェンスはどんな花? 特徴や花言葉、育て方について』

トレニア

トレニア
Noomnim Ladayu/Shutterstock.com

暑い夏にも花を次々と咲かせ、耐陰性もあるトレニアは、とても育てやすいガーデンプランツ。青や紫、白、ピンクなどの小花を咲かせ、寄せ植えや花壇の彩りに活躍します。這うように低く広がるので、鉢植えやハンギングバスケットのほか、グラウンドカバーにも向いています。

耐陰性はありますが、基本的には風通しのよい日向で管理します。ただし、真夏は直射日光を避けて日陰に移動するとよいでしょう。鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、水切れに注意します。摘心をすると分枝が促され、花付きがよくなります。こぼれダネでもよく増えます。

【DATA】
■ 学 名:Torenia
■ アゼトウガラシ科(ゴマノハグサ科とも)
■ 一年草
■ 開花期:4~11月
■ 植え付け期:4~8月
■ 草 丈:20~30cm
■ 日 照:日陰~日向

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