うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-
うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-の記事
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アレンジ

黒い器にアレンジ! 夏の名残と初秋の花で季節を演出
夏の名残に 朝の散歩の時間が涼しく、心地よく感じるようになりました。待ちに待った秋の到来ですね。 庭では、夏の花が終わろうとしています。でもまだ、キバナコスモスや秋明菊など、秋口まで咲く花がちらほらと咲き残っていたりするので、切ってしまったり抜いてしまうことができずにいます。なかなか秋の庭に衣替えができません。 あんなに暑かった夏も、終わってしまうのは少し寂しい気がします。夏の名残を惜しみながら、アレンジを楽しみませんか。 黒い器をひと工夫 私が普段花を入れる器は、白い陶器、透明のガラス、バスケットが多く、そういえば黒い器はあまり使わないなあと、ふと思いました。ガラスや白い器は、やはり印象が柔らかですし、バスケットは自然な感じになりますから、花も生き生きして明るく見えるように思います。黒い器は、キリッと引き締まってかっこいいのですが、少々重く感じて、ちょっと苦手な方もいらっしゃるかもしれませんね。 そこでひと工夫! 黒い器に文字を入れたらどうでしょうか。 お手本にしたのは、人気ベーカリーショップのテイクアウトのカップ。私はこのデザインが気に入っていて、このカップに花を活けるのもとても好きです。 このデザインを真似して、黒い器に愛犬あんの“A”を、もう一つは、“Merci ”と入れてみました。 ブリキ素材の黒い器に、白いペンで文字を入れるだけ。とても簡単に変身できます。表情も柔らかくなるように思います。 表情を新たにした黒い器に、この季節の花をアレンジしてみましょう。 アレンジに使った花 セダム マリーゴールド 千日紅 ワレモコウ 秋明菊 フウセンカズラ キバナコスモス キャットテイル セロシア シュウカイドウ ジニア ネコジャラシ セダムやセロシアはフラワーショップで買った花、それと庭に咲き残っていた花、初秋の花も少し、季節の変わり目の今どきのいろいろな花を取り合わせました。 アレンジの手順 器の中にカップなどの“落とし”を入れて水を入れます。 セダムを手前に入れます。 マリーゴールドを隣に入れます。 キャットテイル、セロシアなどをサイドに入れます。 ほかの花も、色のバランスなどを見ながら入れます。 ワレモコウはツンツン飛び出しているように。 フウセンカズラは風船がついている部分を垂れ下がるように入れます。 全体にふんわり、ざっくり入れて出来上がりです。 アレンジのほか、可愛らしい鉢花を入れてもいいですね。キャンディのような可愛らしいミニケイトウを入れてみました。 “Merci ”の器は、ちょっとしたギフトにいかがでしょうか。 名残の花は賑やかに 茶の湯の世界では、10月は風炉の最後の月。11月は炉開き、新しいお茶をいただく新しい年の始まりの月です。 ということで、今頃の季節は、茶花の活け方もいつもと趣が違います。 「名残の花」「名残り花」、ピークを過ぎているのに残っている花や、遅れて咲いている花を集めて籠に活けたりします。 「名残の花は、寂しくないように本数を多くたっぷりと活けるんですよ」と教わりました。茶花でも、たっぷり活けるなんてことがあるのだと、少し嬉しく思いました。 茶花を活けるテクニックや精神は難しいですが、たっぷり賑やかに活けることは、フラワーアレンジメントの得意とするところ。 夏の名残の花、初秋の花、移りゆく季節の花を賑やかに活けて楽しんでください。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

手作り出汁パックを使って 愛犬も喜ぶ旨味と香り豊かな真鯛のあんかけ
手作り出汁パック 夏の暑い時期に食欲が落ちるのは犬も同じようで、愛犬あんも冬に比べると食べる量が少なくなります。なんとか食べて欲しいと、あれこれ考える飼い主さんも多いのではないでしょうか。 こんな季節には、和風出汁スープを活用してはいかがでしょうか? 出汁パックを手作りして、犬のごはんを美味しくしましょう。 犬のごはんは味つけをしないので、食材本来の味がとても大切です。かつお節、干ししいたけ、煮干し、昆布でとった出汁が美味しいのは間違いないですね。和風出汁スープをベースに、季節の野菜や白身の魚を入れて作ります。香りもよく、なんだか料亭の一品みたいです。暑い日でも、愛犬もとても食欲が増します。 出汁パックを手作りしておくと、いつでも使えて便利です。また、出汁スープは、製氷皿で小分けにして冷凍しておくと、さらに便利に使えます。 真鯛のあんかけの材料 <出汁パック> 干ししいたけ 約2g 昆布 約4g かつお節(薄削り) 約8g 煮干し 約2g 材料を粉砕するのには、ミルサーを使用します。粉砕した材料を不織布のお茶パックに入れれば、手軽に使える出汁パックになります。 <真鯛のあんかけ> 真鯛(刺身用を厚めにカットして使いました) 2切れ 葛粉(片栗粉でも大丈夫です) 小さじ1/2 枝豆(ゆでておく) 適量 ニンジン(ゆでておく) 適量 クコの実 3〜4個 出汁スープ 100ml 手作り出汁パックと真鯛のあんかけの作り方 <出汁パック> 干ししいたけは、軸を取り除き、手で適当な大きさに割ってミルサーに入れ粉状にします。粉砕した材料は小皿などに取り出しておきます。 煮干し、かつお節もそれぞれ同じようにします。 昆布は、手で割ってミルサーに入れ、細かくしすぎず粗いチップ状にします。 不織布のお茶パックに、粉砕したそれぞれの素材をブレンドして入れます。 私のブレンドは次の通りです。 干ししいたけ 小さじ1/2 昆布 小さじ1 かつお節 大さじ2 煮干し 小さじ1 保存はジップロックに入れて冷凍庫、または冷蔵庫で。 もちろん人間の料理用にも使えます。犬用の場合は、さらに少し薄めてもよいでしょう。 ※昆布にはヨウ素が含まれるので、与えすぎには注意しましょう。 <真鯛のあんかけ> 出汁スープを作ります。水500〜600mlを鍋に入れ、出汁パックを1つ入れて火にかけます。 沸騰したら弱火で5〜6分煮出します。 今回使うのは100ml。残りは冷蔵庫に入れて保存したり、製氷皿に入れて小分けにして冷凍しておくと、また手軽に利用できます。 出汁スープに真鯛、ゆでた枝豆とニンジン、クコの実を入れて煮ます。 真鯛に火が通ったら取り出します。 葛粉(片栗粉でも)を小さじ1/2くらいの水で溶き、回し入れます。 スープにとろみがついたら出来上がりです。 犬が食べる際には、具材を食べやすい大きさに崩してください。 犬の味蕾 舌の表面には味蕾(みらい)と呼ばれる味覚を感じる器官があります。この味蕾により、人間は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」などを感じることができます。そしてこれらの味が複雑に混じり合って、“美味しさ”を楽しむことができるのです。 人間の味蕾の中にある味細胞の数は数千~1万個程度とされ、大人になるにつれて次第に減少するといわれています。では犬の味蕾はどうかというと、人間の約1/5、1,700個ほどだそうです。 また、犬も人間と同じように「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」に加えて、近年の研究では「旨味」も感じているということが分かってきているそうです。犬たちも、「お出汁がきいていて、美味しいわ!」と感じている!? のかと思うと、とても興味深いですね。 人間と比べて味覚は少し鈍いけれど、犬は嗅覚が優れている動物です。食事に対しても、まず匂いで美味しいものであるかどうかが、判断の重要なポイントになるようです。国産のドッグフードの中にはかつお節が使われているものもあるように、かつお節、昆布、干ししいたけ、煮干しの出汁の香りは、(好みはあるでしょうが)食欲が増す、とても好きな香りでもあるようです。我が家の愛犬あんも、出汁の香りが好きなようで食が進みます。 「旨味」という味覚を持ち、出汁の香りを好む犬。あれこれ調味料で味付けをしない料理を食べる犬たちは、私たちよりも食材本来の旨味や香りを楽しみながら食事をしているのかもしれません。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

リボン+ガラス+花を組み合わせて! お気に入りのリボンで飾るベストマッチなアレンジ
可愛いリボンをアレンジに再活用 贈り物に欠かせないリボン。お祝いや感謝の気持ちを込めた贈り物に結んだり、ちょっとしたおもたせにかけたり。リボンがあるとハッピー度が格段に上がります。 きれいな色のリボンにウキウキ。そしてそのリボンをスルーッと解くときは心躍る瞬間です。 私は、そんなリボンが大好きで、ほどいた後は、くるくる巻いて箱に入れてとっておくのが習慣になっています。きれいなリボン、かっこいいリボン、捨てるなんてできません! そういう方は、きっと多いですよね。 今回は、そんなリボンとガラスの器を組み合わせてアレンジをしたいと思います。ガラス+リボン+花、これがまたよく似合うんですよ。 器を束ねて ガラスの器を束ねてリボンで結びます。これだけで、立派な花器になります。 ガラスの器を3〜4個用意します。この場合、器はストレート(寸胴)の形状のほうが扱いやすいです。斜めになっているものはリボンを巻くとき結びにくく、滑り落ちてしまいます。 今回使用したのはシリンダー型の器で、直径4×高さ18cmの細いもの4つ。 もう一つ、Weckの器を使ったアレンジも作りましょう。この器はほぼまっすぐなのでおすすめです。サイズ違いでも、同じサイズのものでも大丈夫。こちらは3つ使います。 リボンで結ぶ リボンを用意して器に結びます。 シリンダー型のほうは、太めのリボン。Weckの器のほうは、細めのリボンを選びました。リボンで結ぶ前に、輪ゴムで仮留めをしておくのもよいでしょう。 リボンの色は、活ける花の色に合わせて決めるとよいのですが、おすすめは、焦げ茶色、モスグリーン、ベージュ。どんな色の花にもよく合って、少し大人っぽい雰囲気にもなります。 集めておいたリボンは、ブランド名が入っているものもあるのですが、さすがおしゃれブランドは、リボンも素敵なデザイン! ロゴや字体がよいアクセントになります。自宅に飾るだけのアレンジだったら、再利用して楽しんでいます。 アレンジに使った花 <シリンダー型の器のアレンジ> オミナエシ アゲラタム ホトトギス キンミズヒキ 白い小菊 初秋を感じる野の花の組み合わせです。あまり印象の強すぎる色は避けて、オフホワイトの少し太めで文字入りのリボンを選びました。リボンを結ぶ位置は、器の真ん中よりも上の部分。真ん中に結ぶと、“まわし”のように見えてしまいます。 <Weckの器のアレンジ> 帝王貝細工(ヘリクリサム) アゲラタム ペパーミント アップルミント 薄いピンクの帝王貝細工と、紫色のアゲラタムの組み合わせ。淡い色の花なので、リボンは焦げ茶色をチョイス。ちらりと見える焦げ茶色のリボンが、引き締まった印象を与えてくれます。 アレンジの手順 <シリンダー型の器のアレンジ> 水を入れます。 大きな葉のついたホトトギスを入れます。 オミナエシを4つの器にそれぞれ入れます。 アゲラタム、白い小菊、キンミズヒキを入れます。 全体に印象の柔らかい花の取り合わせなので、自然な感じになるように入れていきます。 アゲラタムは一番濃い色なので、正面にやや短めにフォーカルポイントとして入れると、まとまりよく見えます。 <Weckの器のアレンジ> 器に水を入れます。 ミント類を3つの器に入れて、大まかなベースを作ります。 帝王貝細工を入れます。高低差をつけるとよいでしょう。 アゲラタムを入れます。 花を混ぜて入れるよりも、グルーピング(種類ごとにまとめる)で入れるとスッキリします。 集まってしまうもの 他人から見るとガラクタかもしれないけれど、捨てられず集まってしまうものってありますよね。私も、リボンをはじめ、お菓子の箱、缶、紙袋、ジャム瓶など、いつの間にか増えてしまいます。 「可愛い箱! これは何かに使えそう」とか、「この瓶は花を活けるのにちょうどいい」とか、きっといつか何かに使えそうだと思って、取っておくのです。 確かに、そのうちのいくつかは私の思った通りの働きをしてくれて、「やっぱり捨てなくてよかった!」と思うのです。そういう経験があるから、捨てられずどんどん増えてしまって。特に、最近のクッキー缶は、ひと工夫もふた工夫もされた、可愛らしいデザインが増えてきているように思います。ラッピングも、過剰な包装はあえてせずに、小粋なリボンだけがかけられていたりして、シンプルでシックなスタイルにますます乙女ゴコロ(いくつになっても!?)はくすぐられます。その結果、家にはかさばるクッキー缶とリボンが増えていき、今日もまた家族から呆れられてしまうのでした。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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暮らし

愛犬との真夏のお出掛けに、冷え冷えミントのタオルで熱中症対策
犬の熱中症 暑さ厳しい日本の夏。上等の毛皮を纏った犬は、私たち人間よりもはるかに暑い思いをしていることでしょう。 我が家の愛犬は柴犬。日本の風土・気候に合った日本犬は、本来は暑さ、寒さに強い犬種といわれていますが、あんの場合は、毎日ぐったり。散歩もトボトボ。運動量も食欲も減り、まるで元気がありません。この厳しい暑さでは無理もありませんね。柴犬の場合、被毛はダブルコートで、内側には細い綿毛のような毛がぎっしり。もふもふのさわり心地はいいのですが、この厚い被毛では熱を蓄えてしまうだろうと想像できます。 犬は人間のように汗をかいて体温調節をすることができず、パンティング(ハッハッと激しく口で呼吸をすること)で体温を下げようとします。気温や湿度が高かったり、気道に問題があるなど持病があったりすると、うまく水分を蒸散できずに、体温を下げることができません。 屋外はもちろん、室内もムシムシ暑くなっていないか、散歩の時間は暑くないか、過度な運動をしていないかなど、一緒に暮らすペットが熱中症にならないように、十分注意したいですね。 熱中症になりやすい犬 どの犬種も熱中症には注意しなくてはいけないのですが、特に気をつけたほうがよい犬は、 短頭犬(フレンチブルドッグなど) 足の短い犬(コーギーなど) もともと涼しい地域の犬(シベリアンハスキーなど) ダブルコート・被毛が厚い犬(ゴールデンレトリーバー、柴犬など) その他すべての犬種に共通して、 被毛が黒い犬 心臓、腎臓などに持病がある犬 高齢の犬 肥満気味の犬 などが挙げられます。 我が家の愛犬あんは、ダブルコートの黒毛。要注意です! 犬の熱中症対策 <いつもの散歩> 毎日の散歩の時に注意することは、出発する時間です。 人間の体感温度が32℃のとき、地面に近いところを歩く犬は50℃くらいといわれています。実際にアスファルトを触ってみると、熱い! ここを肉球そのままで歩くのですから、火傷の危険もあります。 散歩は、涼しい時間帯を選んで。私とあんは、朝も夕方も5時出発です。夕方の場合は、アスファルトが冷めているか、日差しが強くないかなど確認しましょう。 クールネックなどのひんやりグッズを取り入れている犬もいます。クールネック、保冷剤入りのベストなどいろいろな商品があり、クールネックは手作り派も見かけます。保冷剤をバンダナに包んで首に巻くだけのクールネックは、簡単に取り入れられますね。 <お出掛けには> 車でちょっと遠くまでお出掛けという場合は、冷蔵庫で冷やしたり凍らせたタオルを持っていくのもおすすめです。私はすっきりした香りの冷え冷えミントタオルをジップ付きビニール袋に入れ、保冷バッグにペットボトルと一緒に入れて持っていきます。 犬の場合も、脚の付け根を冷やすと効果的とのことですから、ハッハッと暑そうにしていたら、保冷剤や冷えたタオルでクールダウンしましょう。 また、「毛を逆立てるようにして撫でて、毛の間にこもった熱を出すようにするとよい」と獣医さんにアドバイスされました。「逆撫で」が嫌いな犬、興奮してテンションが高くなってしまう犬もいるようですが、これはカンタンです! 私はあんに、散歩中何度も実践しています。 ひんやりミントタオルの作り方 スペアミント、ジンジャーミント、アップルミント、ペパーミントなどミント類を、桶などに入れます。 熱湯を入れて、濃いめのミントティーを作ります。 タオルを浸して冷めたら軽く絞ります。 ジップ付きビニール袋にタオルを入れます。 冷蔵庫または冷凍庫に入れて冷やします。 出来上がった冷たいミントタオルは、ペットボトルと一緒に保冷バッグに入れて、夏のお出掛けに持っていきましょう。 犬にもミント そもそもミント類、犬が口にしてもいいのかなと心配になりますが、もちろんミントの葉っぱを食べても大丈夫です。と言っても、スーッとフレッシュで爽やかなあのメントールの香りは、犬にとっては刺激的で苦手かもしれません。あんも、ほんのり香るくらいは嫌いではないようですが、ミントの葉を喜んで食べることはありません。 犬にとってミント(ペパーミント)は、人間と同じように、消化器系の不調、呼吸器系の不調に効果的で、ちょっとした腹痛や便秘、下痢などに使ってよいとのことです。また乗り物酔いによる吐き気や、口臭などにも効果があります。 犬にハーブを取り入れる方法として、手軽にできるのはハーブティー。 「犬がハーブティーを飲むかしら?」と思うのですが、私たちのように「カップでたっぷり飲む」というイメージではなく、犬が内服する場合は、体重10kgで1日に小さじ1〜2杯くらい(濃さによります)が目安とされていますから、ごく少量です。はじめは様子を見ながら、この量よりもさらに少しずつ与えてみてください。 熱中症対策にミントも活用しつつ、元気に夏を乗り切りましょう。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/ 参考:『Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科』金田俊介/監修
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アレンジ

夏にぴったり! フェイクゼリーとミントで目にも涼しい涼感アレンジ
夏はゼリーで たいへんな暑さの毎日。 炭酸飲料やかき氷、アイス、ゼリーなど冷え冷えのおやつに手が伸びます。ゼリーは喉越しもよく、見た目も涼やかで、夏には欠かせません。 涼やかなゼリー、花アレンジにも取り入れて楽しんでみませんか? ゼリーといっても、今回ご紹介するのはクラフト用のゼリーなのです。冷蔵庫に入れなくても傷むことなく、扱いが簡単。そんなゼリーにフルーツを入れて、ゼリー寄せのようにアレンジしてみましょう。花材は、ハーブなどグリーンだけ。シンプルアレンジはいかがでしょうか。 用意するもの *クラフト用ゼリー 今回使用した商品は「クリスタルアクセント ホワイト」。水を含ませると10倍くらいに膨らみます。花資材を取り扱っているサイトで購入できます。ピンク、グリーンなどの色付きもありますが、花やフルーツとの組み合わせには、無色透明のこのタイプがおすすめです。 *ガラスの器 *お好みのフルーツ(フェイクフルーツがおすすめ) ゼリー寄せにしたフルーツは本物ではありません。フェイクフルーツだと、食べ物を無駄にすることがないですし、傷んで変色することもなく便利に使えます。 *花材 アップルミント レモンバーム レモングラス スペアミント フウセンカズラ スプレンゲリー アレンジした植物は、ハーブやつる物のフウセンカズラなどで、グリーンだけのアレンジに。 クラフト用ゼリーの作り方 クリスタルアクセントを、ボウルやバケツなどに入れて水を注ぎます。 ティースプーン1杯につき200ccの水で、コップ1杯ほどのゼリーができます。お使いになる花器の大きさに合わせて、ゼリーを膨らませてください。 1時間ほどでゼリー状に膨らみます。量が多いと、もう少し時間がかかることもあります。 ザルなどにあけて、余分な水を捨てます。 アレンジする花器にゼリーを入れます。 アレンジの手順 <バリエーション1 パフェ形の器にアレンジ> パフェ形の花器にゼリーを入れながら、フェイクフルーツも入れます。側面から見て、フルーツがバランスよく見えるようにします。 フェイクのフルーツは軽いため、どうしても浮かび上がってきてしまいます。はじめは下のほうに配置しておくとよいでしょう。 水を入れます。水が多いとフルーツが浮かびやすく、またゼリー感が薄れるので、様子を見ながら入れてください。 フウセンカズラを入れ、アップルミントなどのミント類も入れます。 レモングラスを入れます。 ゼリーの上にレモンを飾って、入れたミントなどと馴染ませます。 出来上がり。 <バリエーション2 小さなグラスにアレンジ> 小さなグラスにゼリーとフェイクのチェリーを入れ、ハーブを少々。同様にフェイクのスライスレモンのグラスアレンジも作りました。 先にご紹介したパフェ形の器のアレンジと、小さなグラスのアレンジを使って、バスケットアレンジも作ってみましょう。 浅いバスケットに、パフェ形の器のアレンジとレモン(本物)、小さなグラスのアレンジを一緒に並べます。空いたスペースにレモングラス、スプレンゲリーなどを添えてみました。 <バリエーション3 シリンダー形の器にアレンジ> 高さのあるシリンダー形の器にアレンジします。 フェイクのレモン、チェリーをバランスよく配置しながらゼリーを入れていきます。 水を入れて、植物を入れます。 涼やか和菓子「錦玉羹」 夏の和菓子で思い浮かべるのは、水羊羹、錦玉羹、琥珀羹など、冷たくておいしいお菓子ではないでしょうか。 「錦玉羹(きんぎょくかん)」というのは、寒天と水を煮溶かして、砂糖を加えて作った和菓子です。透明感のある錦玉は目にも涼やかで、夏を代表するお菓子です。 私は、このきれいなお菓子を、どうやって作るのかなと、とても興味がありました。どうしても錦玉羹を自分で作ってみたくて、短期間でしたが和菓子教室に通ったことがあります。和菓子教室では、いちご大福や花の練り切り、桜餅など、四季折々のお菓子を作り、6月のお稽古で、待望の錦玉羹を習いました。カップに入った金魚鉢に見立てたものだったのですが、その作り方は、何工程もある、とてもとても手間のかかったものでした。 まず金魚を練り切りで作ります。粉寒天に砂糖を入れて煮詰めて錦玉を作り、一部を緑色に着色して型抜きをして浮葉を作っておきます。そしてカップに錦玉を流し入れて、浮葉→半止まりで錦玉→半止まりで金魚→半止まりで錦玉と繰り返していきます。半止まり(寒天液が固まる寸前の状態)を見極めて作業するなんて高度な工程もあり、なんとも手の込んだお菓子でした。 私は細かい作業が苦手で、最初の金魚を作るところから四苦八苦。岩に見立てた大納言の配置もうまくいかず、出来上がりを見ると???な金魚鉢。有名和菓子店のあの美しい錦玉羹には遠く及びませんでした。でも自作の錦玉羹に感激してしまいました。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

まるでソフトクリーム⁉︎ カシワバアジサイ‘ハーモニー’とステンレス製フラワーベースでひんやり印象のアレンジ
カシワバアジサイ‘ハーモニー’ 梅雨は雨の季節。アジサイの美しい姿をあちらこちらで見かけます。ちょっと憂鬱な雨の日も、色とりどりのアジサイを見ると、「梅雨も悪くない」と思えたり。 アジサイの一種、カシワバアジサイに‘ハーモニー’という品種があります。実家では、数年前に父が玄関脇に植えたそうで、毎年ソフトクリームのような円錐形の花を咲かせます。通りかかった方からも、「きれいですね〜」と褒めていただくようです。大きな花穂に小花がぎっしり! ふわっふわっで真っ白です。 今回は、ボリュームたっぷりなカシワバアジサイ‘ハーモニー’をメインにアレンジを作ります。 見た目にもひんやりの花器 アジサイを活けるには、たっぷり水が入るフラワーベースがいいですね。ガラスのベースは、間違いなく涼しそうに見えます。 でも今回は、さらにひんやりとした印象になる、ステンレス製の鉢カバーを選びました。バケツ型で、たっぷりの水を入れて活け込むことができます。 もう一つ、ステンレス製の小さめなサイズの鉢カバーがありましたので、こちらも使ってコンパクトなアレンジも作りましょう。 キッチン用品など、ステンレス製で器になりそうなものを探すと、案外いろいろあります。ステンレスのシルバー色は、花色の邪魔をせず、どんな花にも合わせやすいのです。形もシンプルなので、スタイリッシュな印象に。ひんやり、スッキリな夏の花のアレンジにおすすめです。 使った花 カシワバアジサイ‘ハーモニー’ 3本 アジサイ(ピンク) 1本 シャクヤク 1本 トルコキキョウ 1本 アジサイの水揚げ アレンジをする際に、アジサイの水が下がって(しおれて)しまったということもあるかと思います。 そんなときの対処方法は、新聞紙に包んで水切りをし、深水(バケツなど深い容器にいっぱいに張った水)につけます。水につけるときは、新聞紙ごと濡れてしまって大丈夫。一晩(早ければ数時間)つけておくと、シャキッと水が上がります。 また、葉っぱは必要な枚数を残して切り落としておきましょう。 アレンジの手順 器に水をたっぷり入れます。直接水を入れられない場合は、落としを入れます。その場合も、水はたっぷり入れましょう。 大きな花から入れます。 カシワバアジサイの一番大きな枝を入れる場所を決めます。 配色に気をつけてほかの花も入れていきます。 トルコキキョウを入れます。 花の種類や色を混ぜないように、グルーピングして入れるとすっきりして見えます。 出来上がり。 同じ要領で、コンパクトなアレンジも作ることができます。 大きな花の季節 初夏から夏にかけて、大きな花がたくさん出回ります。 今回使った、アジサイやシャクヤクをはじめ、ユリ、ヒマワリ、ダリアなど大輪の花が揃います。 大きな花がある季節は、思い切って大きなアレンジを楽しみたいですね。大きな花を取り合わせたアレンジは、少ない本数でも豪華に見えるところが嬉しいです。また、ボン、ボンと入れるだけで、だいたいの形ができてしまうので、とても簡単にまとめることができます。 お手本はホテルの花装飾 大きな花のアレンジには、ホテルの花装飾が参考になります。 以前シンガポールに住んでいた時、ホテルのエントランスロビーに飾られていた大きな花装飾を見るのが大好きで、よく見学に行きました。まあ、ホテルのロビーに飾ってある花アレンジは、大きすぎて豪華すぎて、一般家庭向きではないのですが、花の組み合わせ、色合わせ、スタイルなど、真似したいヒントがいっぱいあります。 シンガポールのホテルでいうと、コロニアル調が素敵なラッフルズホテルは、ランをメインにトラディショナルなスタイルの花アレンジだったり、スタイリッシュで現代的なフラトンベイホテルは、アジサイとカラーのスタイリッシュでモダンなアレンジだったり。ホテルのコンセプトに合わせた花装飾が、とても興味深く思いました。 今回アレンジに使ったバケツ型のステンレス製の入れ物は、白のデンファレをアレンジして、ラウンジのサイドテーブルに置いてありました。ひんやりとした質感で、いかにも涼しげな感じが素敵だったのを覚えています。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

ヴィーガン対応のレシピを参考に、愛犬に手作りあんこロールパン
犬もヴィーガン?? 環境意識や健康意識の高まりにより、近年、ヴィーガンというライフスタイルが多くの人に支持されています。ヴィーガンという暮らし方を実践している人は、動物愛護が目的の人から、環境保護や健康的な食生活を目指す人もいるそうです。 いま注目が集まるヴィーガンですが、先日、愛犬にもヴィーガン食を推奨するという記事を目にしました。 記事によると、ウィンチェスター大学で動物福祉と倫理学を教える教授の研究で、「2,536匹を調査。客観的なデータに加え、飼い主が獣医に連れていく頻度や、獣医による健康状態の報告なども含め、さまざまな角度から分析を実施した結果、犬たちにとって、もっとも健康的で危険性の少ない食事は、栄養学的にも健全なヴィーガン食であると結論づけた」とありました。 「えー!犬もヴィーガン⁉︎」と驚きました。犬は人間と暮らすようになった今でこそ雑食になってきたけれど、もともとは肉食の動物と習いました。その犬がヴィーガンとは…。 カナダやシンガポールでは、植物性食材のみを使ったヴィーガン仕様のドッグフードも発売されているとのこと。アレルギー反応を起こしやすい牛肉を使用していないことで評価されているそうです。確かに、我が家の愛犬あんも牛肉は苦手のようなので、このドッグフードはいいかもしれません。 ヴィーガン対応のレシピを参考に 愛犬のおやつは、牛乳・バターなどの乳製品や砂糖・塩などは使いたくないと思い、なんとか工夫して作っています。 最近は、和食・洋食・中華などヴィーガンの料理レシピが、ネット上にいろいろと紹介されています。ヴィーガン料理は、肉・魚・卵・乳製品・ゼラチンといった動物性食品や、白砂糖・ハチミツを使いません。ですが、ヴィーガン料理であっても、調味料を使って味付けはします。 人間用のヴィーガン対応の料理レシピは、犬のご飯には不向きですが、スイーツであれば、犬のおやつに応用できそうな、作ってみたいレシピが見つかります。 ぜひヴィーガン・スイーツを愛犬の手作りおやつに取り入れてみてはいかがでしょうか。 発酵なしのヴィーガンパン それでは、ヴィーガンの専門サイトで紹介されていた、「発酵いらずのヴィーガンパン」を作りましょう。 パン生地は、薄力粉とベーキングパウダーと豆乳で作りますので、発酵いらずで手軽にできます。りんご酢を入れることで、ふっくらした生地にします。 掲載されていたのはシナモンロールでしたが、中身をあんこに変更してあんこロールにしてみました。あんこは砂糖を使わず、ほのかな甘みのあるデーツというドライフルーツを入れて作ります。 発酵いらずのヴィーガンパンで作るあんこロール ヴィーガンパンの材料と作り方 <材料> 薄力粉((国産小麦) 125g 豆乳 100ml ベーキングパウダー 大さじ1/2 りんご酢 小さじ1 <作り方> 材料をボールに入れて混ぜます。 ひとまとめにしておきます。 *柔らかさの様子を見ながら、豆乳を加えてください。 デーツ入りあんこの材料と作り方 <材料> 乾燥小豆 1カップ デーツ 1/2カップほど(5〜6個) <作り方> デーツを細かくカットしておきます。 小豆を洗い、鍋に入れます。 水を入れて火にかけ、沸騰したら5分ほど煮ます。 5分ほど煮たら、ざるにあけます(渋切り)。 鍋に小豆を戻し、水3カップほど入れて火にかけます。 沸騰したら、弱火で小豆が柔らかくなるまで煮ます(50分くらい)。 煮詰まりそうになったら、水を足してください。 小豆が指で潰れるくらいになったら、デーツを入れます。 小豆をヘラで潰しながら混ぜます。水分を飛ばすようにしますが、冷めてからもデーツが水分を吸うので、少しゆるめにしておきます。 あんこロールの作り方 ヴィーガンパンの材料で作った生地を、打ち粉(分量外)をした台の上に出します。 麺棒を使って、長方形(正方形)にのばします。 デーツ入りあんこを、のばした生地の上に広げます。 手前端から巻いていきます。 3〜4cmくらいの幅でカットします。 天板に並べます。 200℃に温めたオーブンで15分ほど焼きます。 出来上がり。 犬が食べる場合は、小さくちぎって与えましょう。 6月30日には小豆を 「水無月」という三角形のういろうの生地にあんこがのった和菓子があります。水無月は、6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」の日に食べる慣わしです。 小豆は邪気を払うとされています。一年の後半を無病息災で過ごせるように願いをこめて、小豆をいただきます。あんこロールで、愛犬も元気に今年後半も過ごせますように。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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植物の効能

蚊の季節に! フレッシュレモングラスのチンキで虫除けスプレー
蚊の季節 気温・湿度の高い日が増えてきました。いよいよ蚊、ノミ・マダニが活発になる季節がやってきます。先日も、ペットたちのフィラリア予防の案内が動物病院から届き、薬の服用を始めました。 虫の季節を前に、今年もそろそろ虫除けスプレーを作ろうと思います。 虫除けスプレーの作り方は、精油を使うもの、ハーブ蒸留水を使うもの、チンキを使うものなどがあります。今回は、手作りチンキを使ったスプレーをご紹介しましょう。 チンキとは チンキというのは、ハーブをアルコール(ウォッカ、ホワイトリカーなど)に漬けて成分を抽出したものです。チンキ剤、またはティンクチャー(tincture) とも呼ばれます。 アルコールに漬けることで、お湯では抽出されないハーブの有効成分を効率よく引き出すことができます。長期保存できるのも嬉しいところです。 これからの季節でしたら、増えてしまったフレッシュハーブを間引きがてら収穫して使ったり、余ったハーブティー用のドライハーブを使ってもできますよ。 フレッシュレモングラスのチンキ 今回は、虫除けスプレーなので、防虫効果のあるレモングラスのチンキを作りましょう。私は、鉢植えのレモングラスを収穫して作ります。 <材料> レモングラス(生葉) 1束 ウオッカ 200mlほど (ホワイトリカーなどアルコール度数40度くらいのものでOK) <作り方> 煮沸消毒した瓶の中に、レモングラスをカットして入れます。 ウオッカを注ぎます。ひたひたになるぐらいまでが目安です。 冷暗所において、1日1回、瓶を振ります。2〜3週間で出来上がりです。 出来上がったチンキは遮光瓶に入れて保存するとよいでしょう。 チンキを使った手作り虫除けスプレー 手作りしたレモングラスチンキで、ペットも使える虫除けスプレーを作る方法をご紹介します。 <材料> チンキ 5ml 精製水 50ml <作り方> スプレー容器に、チンキと精製水を入れてよく振ります。 なるべく早めに使い切ります。 犬はシュッシュッというスプレーの音にびっくりしたり、香りを嫌がることがあります。犬にスプレーする際には、一度飼い主の手のひらにスプレーしてから、犬の被毛に軽く撫でるようにしてつけてください。 皮膚刺激のある成分も含まれていますので、肌の弱い人も犬も、様子を見ながら少量から使ってみましょう。 また、妊娠中の方や、イネ科アレルギーの方は使わないようにしてください。 レモングラス レモングラスについては、ガーデンストーリーでもたくさんの記事が掲載されています。私もいつも参考にしています。 レモングラスはイネ科の植物。熱帯アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどでよく利用されているハーブです。トムヤムクンやラクサーなど、タイ、シンガポールをはじめアジアの代表的な料理にも使われていることはよく知られています。そのほか、胃腸の不調やインフルエンザなどの感染症の予防、発熱・炎症の緩和などに効果があるとされ、メディカルハーブとしても用いられます。 レモングラスは、シトラールという虫が嫌う成分を含んでいますので、虫除けスプレー作りにはおすすめのハーブです。 また、レモンのような爽やかな香りは、ハーブティーにしても美味しくいただけます。シンガポールの人気のカフェでは、紅茶にレモングラスの茎をマドラーのようにして、丸ごと使っているのを見かけました。「わー、こんな使い方もある!」と感心したのを覚えています。 レモングラスの株分け レモングラスは暑さに強く、害虫もつきにくく、手間のかからないハーブ。私も地植えにしていたところ、大きく育ち、周りの植物の邪魔になってしまいました。そこで、株分けしてコンパクトに仕立て直すことに。5〜6月が株分けに適した時期です。愛犬あんが見守る中、レモングラスを掘り上げてみました。 根がぎっしりです! いくつかに分けて、一つは鉢植えにして、あとはあまり邪魔にならないところへ植えました。 ひと株あると、何かと便利なレモングラス。皆さんも庭や鉢植えで育ててみませんか? Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

北国の初夏を彩る花 ライラックのアレンジを楽しむ
ライラックの季節 若葉がまぶしい新緑の季節ですね。 この時期、北海道では、ちょうどライラックの花が咲く頃。2022年は3年ぶりに「さっぽろライラックまつり」が開催されるそうです(5月18日から29日まで)。 ライラックはヨーロッパ原産の落葉花木で、耐寒性が強い、涼冷な地域の植物。北海道では庭木のほか、公園や街路樹として植えられています。フランス名の「リラ」も素敵な響きです。 北の大地に初夏の訪れを告げるライラック。お部屋に飾って楽しみませんか。今回は、ライラックを使ったアレンジバリエーションを4種類ご紹介します。 ライラックをアレンジするときに注意すること ライラックの花は、水あげがあまりよくない場合があります。そこで、茎をカットするときに、縦にハサミを入れたり、叩く、茎の中のワタを取り除くなどの手法を試してみてください。また器の中には、たっぷりの水を入れましょう。 ライラックの花色は、白、ピンク、紫、ブルーがあります。どれも綺麗ですが、白と紫のライラックは、人によっては気にされる言い伝えもありますので、贈り花にする際にはお気をつけください。 クラシカルなバスケットにアレンジ まずは、バスケットにアレンジ。 ライラックはバスケットとの相性抜群です。どんなスタイルのバスケットも似合います。私は、クラシカルなスタイルのものを選んでみました。 中に落とし(ガラスの器やプラスチックのカップなど)を入れて、水をたっぷりと入れます。 あとはライラックの枝を1本ずつ入れていきます。葉っぱが多いようでしたら、少し間引きましょう。葉が水に浸からないように下葉は取り、全体がこんもりするように入れます。 出来上がり。 苔とガラスのカップの組み合わせのアレンジ ライラックに苔とガラスのカップ、キャンドルを組み合わせて、また違う雰囲気のバスケットアレンジに。 <用意するもの> 浅いバスケット 苔(ハイゴケ) 小さめのガラスのカップ 4〜5個 キャンドル用耐熱カップ 1〜2個 フローティングキャンドル 1〜2個 <アレンジの手順> バスケットにセロファンを敷きます。 ハイゴケをバスケット全体に敷きます。 キャンドル用のカップを配置します。持ち手付きのバスケットの場合、キャンドルの炎がかからないところに配置します。 花を入れるカップを並べます。ハイゴケの中に埋め込むようにして、安定させましょう。 花を入れるカップに水をたっぷり入れます。 ライラックを短めにカットして、水を入れたカップに入れていきます。 キャンドル用のカップにも水を入れて、キャンドルに火を灯します。キャンドルの火が、ライラックの葉やバスケットの持ち手にかからないように注意しましょう。 ハイゴケが手に入らない場合は、ドライのヤマゴケでも大丈夫です。ガラスのカップが安定するように敷いてください。 ガラスのベースに投げ入れ 次は、ガラスのフラワーベースに活けます。ベースには水をたっぷりと入れましょう。水に浸かるところの葉は取り除いてください。 投げ入れは、枝の“なり”を見ることから始めます。入れたい枝が数本あるとしたら、一番長いものから入れます。その一番長い枝の方向や、花の付き方を見て、どのように入れるかを決めていきます。この場合、花がきれいに見える向きと枝の曲がり方を見て、右に流れるように入れました。 そして、手前にメインとなる枝を入れます。あとは、長い枝と手前の枝の間に残りの枝を入れて、枝と枝を繋げるようにします。 投げ入れは、あまり整えすぎず、ラフな感じのほうが素敵だと思います。 ライラックの花を浮かべる ライラックの花を、水を張ったガラスのコンポートに浮かべます。フローティングキャンドルも一緒に入れるときれいですよ。 ブダペストのライラック ライラックは涼しい地域を好む花木。札幌市の「木」でもあります。 以前住んでいたハンガリーの首都ブダペストは、旭川と緯度がほぼ同じ。冬の寒さが厳しく、雪もよく降りました。 5月になると、ライラックの花がいっせいに咲きます。ご近所の庭、バス通りなど、紫やピンク、白のライラックの花が咲く光景は、それはそれはきれいでした。私はライラックの花が咲く坂道を、バスの窓から眺めたり、香りを楽しみながら散歩するのが大好きでした。 いつも野菜などを買う常設の市場にもライラックの切り花が並びました。どこか郊外から切ってきたという感じで、長さも揃っていないし、枝も曲がっているものでしたが、花つきがよく、大きくモリモリ。そして何より、新鮮で香りがよかったことが印象的でした。抱えるようにして家に持ち帰り、バスケットに活けたり、フラワーベースに活けたり。リビングの窓辺やベッドサイドにも飾りました。 バス通りのライラックに憧れて、帰国してから姫ライラックの苗木を購入。鉢植えにしてあります。姫ライラックは「耐暑性が強く改良され、暖かい地方でも育てやすい。樹高が高くならず、こんもりと横に広がるのが特徴」だそうです。私の姫ライラックは、まだまだ札幌やブダペストのライラックには程遠いですが、いつかモリモリのライラックの花がたくさん咲くといいなと思っているところです。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

完熟イチゴで作る ノンシュガー・ノンオイルのワッフル
イチゴのおやつ クリスマスの頃から出回っていたイチゴ。そろそろラストスパートです。ジャム用として完熟のイチゴもたくさん出ていますね。完熟のイチゴは、パウンドケーキやマフィンなどに、そのまま入れて焼くのもとても美味しくて、この季節ならではの我が家のおやつです。 愛犬にもイチゴのおやつを作りましょう。今回は、イチゴのワッフルです。 もちろん、ノンシュガー、ノンオイル。イチゴの甘さと酸味がとっても爽やか。愛犬あんもお気に入りです。 イチゴの本来の季節はこれから 日本のイチゴは、冬から春までの長い期間スーパーなどに並ぶのが一般的になっていますが、本来は春から初夏にかけて旬を迎えるフルーツです。クリスマス、お正月の需要に合わせ、温室で栽培することが主流になってきたため、イチゴは冬から春に多く出回るようになっています。 夏から秋、そして次のクリスマスシーズンまでの間、スーパーなどでは見かけることはありませんが、青果店などは、アメリカなどからの輸入イチゴを扱っているところが多いようです。ところが最近は、日本でも夏イチゴ、四季なりイチゴが登場するなど、産地によっては夏場のイチゴ栽培に力を入れているところがあるそうです。「夏苺」というネーミングが、イチゴ好きの心をくすぐりますね。 園芸店では、3月頃からワイルドストロベリーの苗が並びます。ワイルドストロベリーは常緑の多年草で、春に花が咲き実ります。ふと気がつくと、11月頃に花が咲いていることも。我が家にも、何年越しかのワイルドストロベリーの鉢があります。毎年この季節は、明るい緑色の葉っぱが茂るのと、小さいけれど真っ赤で甘ずっぱい、よい香りの実がなるのを心待ちにしています。 ワイルドストロベリーの赤い実がなると、「願いごとが叶う」「幸運がおとずれる」なんていわれているとか。今年はいっぱいなるといいな。 ワイルドストロベリーのほかにも、庭の茂みを覗いてみると、草イチゴの白い花が咲いています。草イチゴの開花の様子を見ていると、やはりイチゴはこれからが本番だと分かります。 完熟イチゴのワッフルの材料 ※電気式のワッフルメーカーで作ります。 ※小さめのワッフル5〜6個の分量です。 国産薄力粉 65g 卵 1個 イチゴ(小粒) 100g ベーキングパウダー 小さじ1/3 ヨーグルト 10g オリーブオイル 少々(ワッフルメーカーに塗るため) 完熟イチゴのワッフルの作り方 イチゴを洗ってヘタを取り、水気をとっておきます。 イチゴを細かくカットします。 卵をボウルに入れて、もったりするまで泡だてます。 卵が泡立て器ですくうとリボン状に落ちるようになったら、ヨーグルトを入れて混ぜます。 カットしたイチゴを入れて混ぜます。 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、全体をさっくり混ぜます。 ワッフルメーカーを温めて、オリーブオイルを薄く塗ります。 生地を入れて、3分ほど焼きます。 焼き上がったら取り出して出来上がり。 ワッフルメーカーではなく、フライパンでパンケーキ風に作っても美味しくできます。 炎天下のイチゴ狩り ハンガリーの首都ブダペストに住んでいた頃、イチゴ狩りに誘われて、5月の半ばに出かけて行きました。こんな時期にイチゴ狩り? と初めはピンときませんでした。イチゴ狩りの場所は、温室かなと思いきや、ただただ広いだけの野っ原のようなイチゴ畑。 イチゴ狩りをする人は、自分で入れ物を持っていきます。畑の入り口にパラソルが1つあって、まずはじめに、持参した入れ物の重さを量ります。あとは自由に採ってよいとのこと。時間制限はなし。帰りにまた重さを量り、イチゴの料金だけを支払うというシンプルなシステムでした。 畑には人がちらほらと見え、遠くに地元の年配のご婦人が2〜3人いましたが、皆さん水着でイチゴを摘んでいました。日除けが全くない炎天下、5月の紫外線のきつい晴天の日、確かに水着のほうがいいとすぐに分かりました。 持っていったかなり大きめのカゴ3つに、山盛りのイチゴを入れて秤にのせ、料金を聞くと、日本円で500円ほど。こんなに大量のイチゴがこの値段! と驚きでした。暑い暑いと文句を言いながらも、欲張ってたくさん摘んだイチゴは甘さ抜群! なかなか美味しいイチゴでしたが、日本の宝石のようなイチゴとは違って、素朴な感じでもありました。 イチゴは、こんなふうに野ざらしの広い平坦な畑で栽培しても、たくましく育つものなんだなと改めて知りました。ちなみに、暑さと腰痛で、その夜はぐったりでした。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/





















