冬から春までスーパーに並んでいたイチゴも、そろそろラストスパート。本来の旬であるこの時期に出回る完熟のイチゴを使って、愛犬も食べられるほんのり甘くて爽やかなイチゴのワッフルを作りましょう! もちろん人間も美味しくいただけますよ。ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さんが、完熟イチゴのワッフルの作り方と、イチゴにまつわるエピソードをご紹介します。
目次
イチゴのおやつ

クリスマスの頃から出回っていたイチゴ。そろそろラストスパートです。ジャム用として完熟のイチゴもたくさん出ていますね。完熟のイチゴは、パウンドケーキやマフィンなどに、そのまま入れて焼くのもとても美味しくて、この季節ならではの我が家のおやつです。
愛犬にもイチゴのおやつを作りましょう。今回は、イチゴのワッフルです。
もちろん、ノンシュガー、ノンオイル。イチゴの甘さと酸味がとっても爽やか。愛犬あんもお気に入りです。

イチゴの本来の季節はこれから

日本のイチゴは、冬から春までの長い期間スーパーなどに並ぶのが一般的になっていますが、本来は春から初夏にかけて旬を迎えるフルーツです。クリスマス、お正月の需要に合わせ、温室で栽培することが主流になってきたため、イチゴは冬から春に多く出回るようになっています。
夏から秋、そして次のクリスマスシーズンまでの間、スーパーなどでは見かけることはありませんが、青果店などは、アメリカなどからの輸入イチゴを扱っているところが多いようです。ところが最近は、日本でも夏イチゴ、四季なりイチゴが登場するなど、産地によっては夏場のイチゴ栽培に力を入れているところがあるそうです。「夏苺」というネーミングが、イチゴ好きの心をくすぐりますね。

園芸店では、3月頃からワイルドストロベリーの苗が並びます。ワイルドストロベリーは常緑の多年草で、春に花が咲き実ります。ふと気がつくと、11月頃に花が咲いていることも。我が家にも、何年越しかのワイルドストロベリーの鉢があります。毎年この季節は、明るい緑色の葉っぱが茂るのと、小さいけれど真っ赤で甘ずっぱい、よい香りの実がなるのを心待ちにしています。
ワイルドストロベリーの赤い実がなると、「願いごとが叶う」「幸運がおとずれる」なんていわれているとか。今年はいっぱいなるといいな。

ワイルドストロベリーのほかにも、庭の茂みを覗いてみると、草イチゴの白い花が咲いています。草イチゴの開花の様子を見ていると、やはりイチゴはこれからが本番だと分かります。
完熟イチゴのワッフルの材料

※電気式のワッフルメーカーで作ります。
※小さめのワッフル5〜6個の分量です。
- 国産薄力粉 65g
- 卵 1個
- イチゴ(小粒) 100g
- ベーキングパウダー 小さじ1/3
- ヨーグルト 10g
- オリーブオイル 少々(ワッフルメーカーに塗るため)
完熟イチゴのワッフルの作り方

- イチゴを洗ってヘタを取り、水気をとっておきます。
- イチゴを細かくカットします。

- 卵をボウルに入れて、もったりするまで泡だてます。

- 卵が泡立て器ですくうとリボン状に落ちるようになったら、ヨーグルトを入れて混ぜます。
- カットしたイチゴを入れて混ぜます。

- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、全体をさっくり混ぜます。

- ワッフルメーカーを温めて、オリーブオイルを薄く塗ります。
- 生地を入れて、3分ほど焼きます。

- 焼き上がったら取り出して出来上がり。

ワッフルメーカーではなく、フライパンでパンケーキ風に作っても美味しくできます。


炎天下のイチゴ狩り

ハンガリーの首都ブダペストに住んでいた頃、イチゴ狩りに誘われて、5月の半ばに出かけて行きました。こんな時期にイチゴ狩り? と初めはピンときませんでした。イチゴ狩りの場所は、温室かなと思いきや、ただただ広いだけの野っ原のようなイチゴ畑。
イチゴ狩りをする人は、自分で入れ物を持っていきます。畑の入り口にパラソルが1つあって、まずはじめに、持参した入れ物の重さを量ります。あとは自由に採ってよいとのこと。時間制限はなし。帰りにまた重さを量り、イチゴの料金だけを支払うというシンプルなシステムでした。
畑には人がちらほらと見え、遠くに地元の年配のご婦人が2〜3人いましたが、皆さん水着でイチゴを摘んでいました。日除けが全くない炎天下、5月の紫外線のきつい晴天の日、確かに水着のほうがいいとすぐに分かりました。
持っていったかなり大きめのカゴ3つに、山盛りのイチゴを入れて秤にのせ、料金を聞くと、日本円で500円ほど。こんなに大量のイチゴがこの値段! と驚きでした。暑い暑いと文句を言いながらも、欲張ってたくさん摘んだイチゴは甘さ抜群! なかなか美味しいイチゴでしたが、日本の宝石のようなイチゴとは違って、素朴な感じでもありました。
イチゴは、こんなふうに野ざらしの広い平坦な畑で栽培しても、たくましく育つものなんだなと改めて知りました。ちなみに、暑さと腰痛で、その夜はぐったりでした。
Credit
写真・文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
https://www.annegarden.jp/
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