うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-
うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-の記事
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アレンジ

もうすぐ母の日! 王道カーネーションで贈り花アレンジを手作りしてプレゼント
母の日のカーネーション もうすぐ母の日ですね。 母の日といえば、カーネーション。一年中見かける花ですが、やはりこの時期はたくさんのカーネーションがフラワーショップに並びます。母の日では、赤やピンクが王道ですが、いろいろな色が出揃うこの時期に、ぜひカーネーションアレンジを楽しんではいかがでしょうか。 花弁に赤い縁取りが入るカーネーション‘マリポサ’。 私のおすすめは、明るいグリーンのカーネーション。どんな色の花ともマッチしますし、今の季節にぴったりの爽やかな色合いに仕上がります。もう一つは、カーネーション‘マリポサ’。柔らかいピンクに赤い縁取りがとてもエレガントで、華やかなアレンジになります。 カーネーションとナデシコ・ダイアンサス カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。 スタンダードタイプは、フリルの花びらが重なって大輪! とてもゴージャスです。アレンジメントに入れるとボリュームアップできます。スプレータイプのカーネーションは、枝分かれしていて、小輪の花がいくつもついています。小輪なのでアクセントに使ったり、小さなアレンジのときに使うといいですね。 スタンダードもスプレーも、どれにしようかと迷ってしまうくらい色のバリエーションが豊富です。 ビタミンカラーも微妙に少しずつ違う色合いが楽しめますし、世界で唯一の青いカーネーションとして話題になった、紫色や薄紫色の‘ムーンダスト’も人気です。おしゃれで大人っぽいニュアンスカラーも素敵ですね。 また、この季節、ダイアンサスという名前でお店に並んでいる花があります。こちらは、ナデシコ科のダイアンサス属。同じナデシコ科なので、カーネーションとよく似ています。ダイアンサスは花びらが一重の花が多く、小輪で素朴な雰囲気がとても可愛らしいです。 ダイアンサスで人気なのは、ピンクと白の斑入りの‘ソネットフレーズ’。華やかで元気な雰囲気がいいですね。そのほか、黒い花の‘ソネットブラックジャック’も人気。黒と白のコントラストがおしゃれです。 お母さんの好きな色、イメージに合う色を選んでアレンジしてくださいね。きっと喜んでくださることと思います! アレンジに使った花 今回のアレンジには、浅型の器(直径20×高さ10cm)を用意しました。花を垂直に、デコボコに高低差をつけて入れるだけ。テクニックいらずで簡単に仕上がります。 カーネーションは水上がりもよく、日もちもするのでアレンジにぴったりの花です。 カーネーション‘セルティック’(グリーン) カーネーション‘マリポサ’(ピンク+赤い縁取り) ビバーナム‘スノーボール’ エピデンドラム エリンジウム スプレーバラ ゼラニウム ニゲラ アレンジの手順 1.器に、水を含ませた吸水性スポンジをセットします。 2.カーネーション5本をスポンジに垂直に挿します。高低差をつけてデコボコになるようにします。 3.同じように、ビバーナム‘スノーボール’を入れます。 4.ピンクのカーネーション、エピデンドラムなど残りの花材を、バランスを見ながら入れます。 5.リボンを掛けて出来上がり。 アレンジのラッピング方法 1.セロファンをカットします。 2.器の下に薄紙を敷き、カットしたセロファンの中央に、アレンジを置きます。 3.セロファンの両端をアレンジの上にもっていき、左右をつまんでリボンで結びます。 母の日に花を選ぶ 毎年母の日に合わせて、いろいろな場所にフラワーショップのポップアップストアが出現します。 カーネーションをメインにたくさんの切り花が並ぶのはもちろん、カーネーションやアジサイ、クレマチスなどの鉢植えも取り揃えられ、とても華やかです。普段からこの場所にこんなふうに花が並んでいたらいいのになあ、と思います。 どういう人がお花を買っていくのかなと、ちょっと観察してみると、小さな女の子が一生懸命お花を選んでいたり、小学5、6年生くらいの男の子のグループがそれぞれ1本ずつカーネーションを選んでいたり、20代の若い男性がカーネーションの入った花束を注文していたり。 母の日には、老若男女関係なく多くの方が「お母さんにお花を贈ろう!」と思うって、やはりとても素敵なことですね。
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アロマセラピー

新緑の季節 手作りエアーフレッシュナーで部屋の中でも森林浴を!
新緑の季節 サクラも終わり、新緑の美しい季節へ。 公園の樹木が黄緑色の新しい葉で覆われて、景色がワントーンもツートーンも明るくなった印象です。青い空とのコントラストも、とてもきれいです。 いつも愛犬あんと散歩に行く公園は大きな樹が多く、この季節は、その樹の下のベンチに座ってひと休みするのが何よりの楽しみ。爽やかな風と、葉っぱのサワサワという音を聴きながら、あんも私もついウトウトしてしまいます。火曜日と週末には移動カフェもあって、ゆっくり抹茶ラテを楽しんでいる人も多いです。 梅雨入り前の爽やかな季節です。 気持ちのよい森林浴 森とはいわないまでも、公園の樹の下に座っているだけで気持ちがよいものです。これが森の中だったら、もっと清々しい気分になって、空気が美味しく感じられることでしょう。 近年は、森のもつ癒やし効果が注目されるようになっています。海水浴や日光浴のように、「森林浴」という言葉もすっかり浸透しました。森林浴とは、森林を散策しながら森の空気を吸うことによって、疲労回復やストレス解消などの効果を得るものです。 フィトンチッドって? 森林浴の効果をもたらす要因の一つが、樹々の香りのもと「フィトンチッド」。フィトンは「植物」チッドは「殺す」を意味していて、「植物が放出する殺菌力を持つ成分」のことを指します。 樹木は自分で移動することができないため、昆虫や鳥が嫌がる香りや苦味を出して食害されないようにしたり、カビ・細菌の発生や増殖を防ぐための抗真菌・抗菌作用など、フィトンチッドによって自分の命を守っているのだそうです。 フィトンチッドは、植物の外敵にとっては有害ですが、人間にはいろいろな効果を与えてくれる物質です。 フィトンチッドの効果 柏餅。masa44/Shutterstock.com フィトンチッドの殺菌効果は、伐採して木材になった後も続くというのが嬉しいところです。おにぎりをヒノキやスギの経木(木の皮)に包んだり、柿の葉寿司や柏餅、桜餅のように葉っぱで包んだり、わっぱと呼ばれるお弁当箱やまな板などの材料にしたりと、私たちの暮らしの中でも抗菌・防腐などに効果を発揮してくれます。フィトンチッドを多く含む樹木の代表は、マツ、スギ、ヒノキ、ヒバなどの針葉樹。また、クロモジ、クスノキなどにも多く含まれています。 もっとも、森林浴による効果は、このフィトンチッドだけによるものではなく、木の葉の揺らぎ、木漏れ日、風の音、鳥の鳴き声、空気のにおい、森を歩くときの足の裏の感触など、五感を刺激するさまざまな要素が合わさってもたらされるものと考えられているそうです。 私の場合は、これらに加えて隣に座っている愛犬の温もりとモフモフの感触も追加されるので、公園での森林浴は何よりのリフレッシュの時間になっているのです。 ヒノキのエアーフレッシュナー 近くに森林や公園がない方や、なかなか出かける時間がない方も多いと思います。そういう場合は、家でハーブや精油を使って森林浴の効果を取り入れてみてはいかがでしょうか? ヒノキのエアーフレッシュナーは、森林浴をしているような清々しい香りで、イライラした気持ちを鎮めて、心の落ち着きを取り戻してくれます。また、抗菌作用を持つヒノキチオールは、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、お部屋の防臭対策にも有効です。 犬と一緒に暮らしているご家庭では、とても重宝しますよ。 <材料> ヒノキの精油 30滴ほど 無水エタノール 10ml 精製水 40ml スプレーボトル <作り方> 1.ヒノキの精油と無水エタノールをスプレーボトルに入れて、よく混ぜます。 2.精製水を加えてよく振り混ぜます。 幻想的な柳絮(りゅうじょ) ポプラの柳絮。Ana Kulagina/Shutterstock.com みなさんは「柳絮」をご覧になったことがありますか? 柳絮というのは、ヤナギ科の植物の綿毛です。中国では春を象徴する風物詩として知られているそうです。また北海道大学の札幌キャンパスでは、初夏に降る雪のように柳絮が舞う光景が見られるということです。 ふわふわの綿毛。Southern Wind/Shutterstock.com 私は、いつも行く駿府城公園でこの光景を見ることができるんです。 この公園には大きなポプラの木が多くあります。ポプラはヤナギ科ヤマナラシ属またはハコヤナギ属に属する樹木。ヤナギ科の植物は、穂状の花をたくさん咲かせます。果実は綿毛に包まれ、風に乗って種子を飛ばします。これがふわふわ空中を浮遊しているのです。 ポプラには雄株と雌株があり、種子である綿毛ができるのは雌株のみで、ポプラの木がたくさんあってもそれが雄株なら綿毛は発生しません。ちなみに街路樹として植えられているポプラの大半は雄株だそうです。 初めて見たときは、よく晴れた日の朝6時頃。フワフワと空から舞ってくる白い綿毛が何か分かりませんでした。あんとの朝の散歩中に、こんな素敵な幻想的な光景に遭遇して、まだ夢の中にいるような不思議な気分になりました。
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アレンジ

パステルカラーで春らしく! 桃色ユキヤナギのイースターバスケットアレンジ
2024年のイースター いよいよ春本番ですね。日差しも力強くなってきました。 そろそろ、2024年のイースターもやってきます。 イースターは、もともとキリストの復活をお祝いする日ですが、欧米では長く厳しい冬が過ぎて春の訪れを大いに喜ぶという意味合いも含まれているようです。イースターを挟んだ連休には、旅行に出かける人も多く、ワクワクソワソワする季節ですね。 イースターは毎年日付が変わる移動祝祭日。教会によっても異なりますが、基本的には春分の日の後の最初の満月の次の日曜日と決まっています。2024年はというと、3月20日のあとの満月が25日になるので、その次の日曜日の31日がイースターとなります。 桃色ユキヤナギ イースターというと、パステルカラーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 イースターエッグの白と黄色、イースターバニーの白、大きなリボンのピンク、ヒヨコの黄色、優しい花の色、芽吹き始めた新葉の緑色など、柔らかな明るい色彩です。今月ご紹介するアレンジも、明るい春の色をイメージして花選びをしました。 私の好きなユキヤナギは、しなやかな枝に雪が積もっているように真っ白な小花が咲きます。そのユキヤナギのピンクバージョンで、「桃色ユキヤナギ」という花があります。つぼみは濃いピンク色で、咲くとうっすらとピンク色になります。一つひとつの小さな花、一本一本の華奢な枝は儚げですが、まとまるととてもきれいですよね。 白は名残の雪が積もった雰囲気で、こちらのパステルカラーの桃色ユキヤナギは、イースターの時期にぴったりな感じです。 アレンジで使う場合、ユキヤナギは他の花と混ぜるより、1種類だけをまとめたほうが美しさを強調できるように思います。切り花で流通していることもありますので、お店で見かけた際には、ぜひアレンジに取り入れてみてください。 イースターのアレンジに使った花 桃色ユキヤナギ チューリップ(クラウン咲き) チューリップ(八重咲き) アリウム・コワニー スイセン ミモザアカシア たまごの殻、たまごのオーナメントなど 浅型のバスケット カフェオレボウル 小さめのガラスの器 シサル麻 アルミワイヤー 今回ご紹介するアレンジでは、バスケットの中に花を活ける器を2つ入れ、その周りをイースターらしくたまごで飾ります。ここではカフェオレボウルと小さめのガラスの器を使いましたが、花を活ける器は、どんなものでも大丈夫です。 アレンジの手順 1.バスケットにシサル麻を敷き、花を活ける器として、カフェオレボウルとガラスの器をセットします。 2.器とバスケットの隙間に、たまごの殻やオーナメントなどを置きます。 3.花を活ける器を一度取り出します。器は花を活けた後でバスケットに戻します。 4.それぞれの器に水を入れ、花を活けていきます。*同じ花をグループにしていく(グルーピング)と、まとめやすく、見た目もすっきりします。 5.桃色ユキヤナギだけをまとめてガラスの器に活けます。 6.カフェオレボウルにはミモザアカシア、チューリップ、アリウム・コワニー、スイセンを活けます。 カフェオレボウルは、そのままでは花が留まりにくいので、アルミワイヤーをクルクル巻いて花留めに使いました。 *アルミワイヤーは柔らかく扱いやすい素材です。両端に輪ゴムやセロハンテープを巻いておくと、器に引っ掛けて傷つけることなく、また滑り防止になります。 7.アレンジしたガラスの器とカフェオレボウルをバスケットの中に戻して出来上がり。 イースター(Pâques)シーズンのパッシー通り 以前、パリの16区、パッシー通りの近くに住んでいたことがあります。この界隈は静かな住宅街で、日本の駐在員家族も多く住んでいました。 パッシー通りは、美しいデザインで有名なビルアケム橋を渡ったところのパッシー駅で降りて、左側に長く伸びる通りです。ブティックやお菓子屋さん、チーズ屋さん、アンティークショップなどが並び、当時はお寿司屋さんなどの日本食レストランもいくつかありました。 イースターの季節になると、お菓子屋さんのディスプレイには、ニワトリとたまごとウサギが飛び交って、黄色、白、ピンクのパステルカラーで明るく楽しいものになりました。通りの真ん中あたりには大型スーパーマーケットがあったのですが、そこでもニワトリの形のチョコレートと大小のチョコレートのたまごが山積みされて、まさにPâques商戦開催中! という感じ。クリスマスと同じくらいに盛り上がっていました。 パッシー通りは、犬を連れてそぞろ歩きをするパリジャン、パリジェンヌがいたり、腕を組んでゆっくりウィンドウショッピングを楽しむ年配のカップルがいたり、とてものんびりしたおしゃれな通りで、私もブラブラ散歩するのが好きでした。
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レシピ・料理

花粉対策にも⁉ ビタミンCたっぷりローズヒップ入りミニパウンドケーキ
春は花粉症の季節 暖かい春の陽気は嬉しいのに、花粉症が厳しいと辛い季節でもありますね。 愛犬あんの散歩に出かけると、私もムズムズ苦しいですが、あんもくしゃみを連発して、すれ違う人からクスクス笑われています。 あんの場合、花粉症なのかどうかはっきりとは分かりません。でもどちらにしても、ムズムズしてスッキリしないのは確かなようです。 人間も犬も辛い季節です。 花粉症にビタミンC 花粉症を引き起こすのは、ヒスタミンという化学物質です。花粉が体内に侵入してヒスタミンなどが分泌されることにより、アレルギー症状が引き起こされます。 この花粉症対策として注目されているのが、ビタミンC。ビタミンCには、血中ヒスタミン濃度を減少させ、鼻炎や花粉症などのアレルギー症状を軽減する作用があるという研究結果もあるのだそう。また、皮膚や粘膜の損傷を防ぐ効果も期待できます。 ビタミンCは、ストレスにさらされることで急速に消費されます。ビタミンCが不足すると、病気に対する抵抗力が下がって風邪などの感染症にかかりやすくなったり、肌のハリやツヤが失われてしまいます。腸内環境を整備して免疫力を高め、アレルギー症状を和らげるためには、積極的にビタミンCを摂ることが有効だといわれています。 ローズヒップ ビタミンCといえば、ローズヒップ。別名「ビタミンCの爆弾」と呼ばれているくらいです。ローズヒップはレモンの20〜30倍のビタミンC、フラボノイド、ペクチンなどを含み、ビタミンCの補給、利尿作用、緩下作用を目的に利用されます。 ちなみにヒップ(hip)とは、ローズの果実のこと。ローズはバラ科ロサ属(Rosa)の植物の総称で、ロサ属には400以上の種や亜種、変種などがあります。これらの果実は全てローズヒップと称しますが、ローズヒップの代表はロサ・カニナ(Rosa canina L.)の果実です。その昔、狂犬病の犬に噛まれた際に用いられていたため、別名「ドッグローズ」とも呼ばれています。 ローズヒップ入りミニパウンドケーキ ビタミンCたっぷりのローズヒップを使って、愛犬と一緒に食べられるミニパウンドケーキを作りませんか? ノンシュガーで甘くないので、朝食にもぴったりです。 <材料> パニムール(ポプラ製焼き型)11.5×6×3.5cm 2個分 ローズヒップ 8g お湯 大さじ2ぐらい(ローズヒップがひたる程度) 薄力粉 100g ベーキングパウダー 小さじ1 卵 1個 無糖ヨーグルト 大さじ2 オリーブオイル 小さじ1 <作り方> 1.ローズヒップにひたるぐらいのお湯を注ぎ、しばらく置いておきます。 2.卵をボウルに割り入れて、よくかき混ぜます。 3.オリーブオイル、ヨーグルトを順に入れて、それぞれよく混ぜます。 4.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいます。 5.1のローズヒップを汁ごと生地に入れ、4の粉類も加えて、一緒にさっくりと混ぜます。 6.型に流し入れ、180℃のオーブンで17分ほど焼きます。 出来上がり。 犬に与える際は、食べやすい大きさに切り、食べすぎに注意しましょう。 犬はビタミンCを体内合成するけれど…… 犬たちは、自分の体内でビタミンCを作っています。犬だけでなく、猫、牛、馬、ウサギなどの哺乳類は、体内でビタミンCを合成することができます。一方、人間など霊長類、モルモットは合成できません。 ただし、犬の場合、その合成できる能力は馬などの他の動物に比べると低いそうで、犬は少ないビタミンCを上手にやりくりして消費しているということです。 犬の体内でビタミンCはどうやって作られているかというと、炭水化物の消化によりできたブドウ糖が、肝臓でいくつかの工程を経て最終的にビタミンCになります。したがって、食事で十分なグルコースが含まれていれば、それでまかなえると考えられてきましたが、肝機能が低下している、高齢になってきた、ストレスがある、などの場合は、合成される量が非常に少なくなることもあるそうです。 ビタミンCの合成には酵素グルコノラクトナーゼ(GNL)という酵素が必須で、これは年齢と共に減少するため、「加齢→酵素GNLの減少→体内のビタミンC減少→老化」とつながります。ビタミンCが不足すると老化が進み、白内障、足腰の衰え、認知症などいろいろな症状も心配しなくてはなりません。 愛犬あんは10歳。シニア期になっています。ビタミンCの補給にも注意して、老化の進行を少しでも遅らせる、緩和するようにしていきたいと思っています。 また、犬だけでなく、人間も同じようにビタミンCを積極的に摂らないといけないですね。
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アレンジ

かわいいミモザが主役! シサル麻のナチュラルベースに黄色の春の花をアレンジ
今年は早い春の訪れ 今年は暖冬といわれていたとおり、2月に20℃超えの日があったり、異例の暖かさです。春本番も早いようですね。 愛犬と毎日散歩する公園の早咲きのサクラ(小室桜)は、例年より早く満開となりました。サクラの花を見ると、やはり心ウキウキ躍り出す感じです。 フラワーショップの前を通りかかると、黄色のミモザが白いラッピング用紙に包まれて売られていました。ミモザも、色といい、ホワホワの容姿といい、春の到来を告げる花ですね。とても気持ちが明るくなります。 春の花のアレンジ 春の花を集めて、思いっきり明るいアレンジを楽しみましょう。 今回作ったアレンジは、ミモザを中心に黄色系で組み合わせてみました。黄色い花は、ほかにもまだまだいっぱいありますね! ぜひお好きな春の花を選んでください。 今回使った花 ミモザスイートピースプレーストックヒアシンス ソリダゴアルストロメリア シサル麻で器をひと工夫 今回のアレンジでは、メラミン製の器を、シサル麻(ジュートファイバー)を巻いて、ナチュラルなベースに変身させて使いました。 シサル麻は、リュウゼツランの葉や麻の繊維からできた素材。ドライフラワー、花資材を扱うネットショップで購入できます。 シサル麻は、ドライフラワーのアレンジを作る際に、隙間を埋めたりカゴに敷き詰めてモスの代わりに使ったりします。私は、リースの土台に最初に巻き付けて使うこともあります。ナチュラルな雰囲気にしてくれるので、とても便利な資材です。色は、白、ナチュラル、ハーバルグリーンの3色。ラフィアの色との組み合わせも楽しいです。 シサル麻とラフィアのさまざまな組み合わせパターン。 このシサル麻をほぐして、器がしっかり隠れるように巻き付けて、ラフィアで結びます。プラスチックな感じがちょっと物足りない……という器も、シサル麻を巻けばナチュラル感たっぷりの器に変身します。 また、器の縁だけに少量巻き付けるだけでも、雰囲気が変わりますよ。いろいろな方法で楽しんでください。 アレンジの手順 今回は、ソリダゴを花留めにしてアレンジしていきましょう。 ソリダゴは、円錐状に小さな黄色の花が咲く植物で、アレンジのボリュームを出したいときや空間を埋めるときに重宝します。全体が明るいグリーンなので、アレンジも明るくなります。 1.シサル麻を巻いた器に、水を入れます。 2.ソリダゴを器の高さの2倍くらいの長さにカットして、器全体に入れます。*ミモザを前面に入れたいので、そのスペースを取っておきます。 3.空けておいたスペースに、ミモザを入れます。 4.ヒアシンスを入れます。 5.スプレーストック、スイートピー、アルストロメリアなど、細い茎の花をソリダゴの間に入れていきます。 出来上がり。 ブルージュで出会った黄色の花 ベルギーの地方都市ブルージュ。「天井のない美術館」と呼ばれ、ベルギー観光で人気の街です。街を流れる運河には白鳥がいて、歴史的な建造物と昔ながらの石畳の風景は、中世のままのようです。旧市街地は世界遺産にも登録されています。 ブルージュまでは、パリから鉄道で1時間半、バスで4時間ほど。私はパリ発の日帰りバスツアーでブルージュを訪れたことがあります。ここで、とても素晴らしい光景に出会いました! 観光スポットの一つ、べギン会修道院を散策中のこと。その中庭で、庭一面に満開に咲く黄色と白のスイセンを目にしました。ちょうどイースターの頃でした。 ラッパズイセンのようで、大輪の鮮やかな黄色の花がいっぱい! 葉っぱと芝生の緑色と花の黄色の絨毯のようでした。白い壁の建物とのコントラストが、これもまたとてもきれいで、早朝からバスに揺られて疲れ気味のところ、この満開のスイセンのおかげでパッと目が覚めたようでした。 黄色の花は、やはり元気にさせてくれます。 べギン会修道院は、オードリー・ヘップバーン主演の映画「尼僧物語」のロケ地だったそうです。もう一度訪れたい街です。
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レシピ・料理

やさしい甘さの手作り甘酒&甘酒で作るおやつ「きな粉蒸しパン」
健康によく美味しい甘酒犬が飲んでも大丈夫 近年、甘酒の人気がすっかり定着しています。 甘酒は、ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸など、人間が生きていくうえで欠かせない栄養素がバランスよく含まれているという素晴らしい飲み物。“飲む点滴”といわれていることは、よく耳にしますね。 甘酒には、米麹を使ったものと、酒粕とお砂糖を使ったものの2種類があります。米麹の甘酒はノンアルコールですので、お酒が苦手な方や妊婦さんも安心して飲むことができます。 そして甘酒は、犬が飲んでも大丈夫な食品です。もちろん、ノンアルコール・ノンシュガータイプの米麹甘酒のほう。犬専用の甘酒も販売されているんですよ。プレーンのほか、リンゴジュースやブルーベリーピューレとブレンドした甘酒もあります。我が家の愛犬あんにも、りんごの甘酒を試してもらいました。美味しそうですね。 甘酒は、特に、シニア犬の食欲促進や水分補給に効果的だといわれています。また、腸内環境を整えてくれる効果もあるので、肝臓の働きをサポートしたり、便秘や下痢の解消につながるところも嬉しいですね。 我が家の愛犬あんは、10歳になりました。食欲がないとか、元気がないなどということも増えてくるかもしれません。そんなときは、甘酒を活用していきたいと思っています。 カロリーに注意 甘酒は100gでおおよそ80kcal。ほかの飲み物、例えば、リンゴジュースは44kcal。比べると、甘酒はカロリーが高めの飲み物です。 甘酒を手作りする場合、基本となる材料は米麹と水(ぬるま湯)ですが、お粥(または炊いたご飯)を使う方法と、使わない方法があります。お粥を使う方法では、やはり糖質が高くなりますので、犬に与える場合は、米麹と水だけで作る方法がおすすめです。 ちなみに、米麹と水だけで作る甘酒は、“はや作り”といい、お粥(炊いたご飯)に米麹と水を加えて作る甘酒を“うす作り”といいます。はや作りは、麹本来の風味や甘味が味わえるのが特徴で、うす作りは、少なめの麹で美味しい甘酒ができ、麹特有の甘みがマイルドになるのが特徴です。 ※犬に甘酒を与える際には、くれぐれも量に注意してください。疾患のある場合は、獣医師に相談の上で与えてください。 米麹甘酒を作ろう お粥(または炊いたご飯)を使わない方法で作ります。ヨーグルトメーカーを使うと、簡単に作ることができます。 <材料> 米麹 200g水(60℃以下のぬるま湯) 500ml <作り方> 1.米麹を手でほぐし、バラバラにして容器に入れます。 2.水を加えて、よく混ぜます。 3.ヨーグルトメーカーにセットして、60℃6時間を目安にタイマーをかけます。60℃以上にならないように注意してください。 *つぶつぶが気になるようでしたら、ブレンダーで滑らかにしてください。 甘酒を犬に与える方法としては、そのまま飲用するほか、フードにトッピングしたり、プレーンヨーグルトとブレンドしたり、また、お肉を漬け込んで焼いてもよいそうです。パンケーキやクッキーなど、おやつに入れて使うのもいいですね。あんは、そのままではなかなか口にしませんが、甘酒に漬けたお肉や、おやつはよく食べます。 甘酒を使っておやつ作り ほどよい優しい甘みの甘酒は、お菓子作りの材料としても利用できます。 今回は、甘酒入りきな粉の蒸しパンをご紹介します。混ぜるだけの簡単レシピです。 <材料>(カップ6個分) 甘酒 100g卵 1個薄力粉 80gきな粉 20gベーキングパウダー 大さじ1/2 <作り方> 1. 卵をボールに入れて泡立てます。 2. 甘酒を入れて、よく混ぜます。 3. 粉類を合わせてふるい入れて混ぜます。 4. カップに生地を入れて、蒸籠に並べます。 5. 沸騰させておいた鍋に蒸籠をセットして蒸します。 6. 強火で13〜15分ほど蒸したら、竹串を挿してチェックします。 生地がついてこなければ出来上がり。 直径18cmの蒸籠にクッキングペーパーを敷いて蒸せば、大きなサイズの蒸しパンになります。 ひな祭りの白酒 ひな祭りの歌にも出てくるように、桃の節句には白酒がつきものですね。 白酒は、米麹と焼酎などを混ぜて仕込み、約1カ月間熟成させた後にすりつぶして作られたもので、アルコール度数は10%前後のりっぱな「お酒」です。子どもは飲むことができません。 同じように米麹で作る甘酒は、ノンアルコールでしかも一晩でできることから、昔から手作りの飲み物として親しまれて、ひな祭りにも取り入れられてきました。 桃の節句で白酒が飲まれるようになったのは、江戸時代のこと。平安時代の貴族たちは、桃花酒という、桃の花を盃に浮かべたお酒を楽しむ風習があったそうです。桃は百歳(ももとせ)に通じることから、諸病を取り払い、顔色を麗しくするということです。 桃の花は、丸くぽってりしていて、梅や桜とも少し違う趣があります。お酒に桃の花を浮かべるなんて、やはり平安貴族は風流ですね。
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暮らし

人気のカラフル野菜でもっと彩り豊かに! 愛犬も一緒に食べられるカリフラワーレシピ
目にも楽しいカラフル野菜 creativeriver/Shutterstock.com 野菜というと、フレッシュなグリーンを一番に思い浮かべますが、そのほかにも、真っ赤なトマトをはじめ、赤・黄・オレンジのパプリカ、紺色のナス、白い大根など、いろいろな色のものがあります。それに加えて、近年はもっとカラフルで形もユニークな野菜をたくさん見かけるようになりました。 先日、オレンジのカリフラワーを目にしました。その隣に紫のカリフラワーも! カリフラワーといえば、白い野菜の代表のようなイメージだったので、紫のカリフラワーはちょっと衝撃的でした。そういえば、あの黄緑色の大仏様の頭のようなカリフラワー・ロマネスコを初めて見たときも驚いたのを思い出します。野菜は色も形もさまざまで、楽しいですね! ユニークな見た目のロマネスコ。viennetta/Shutterstock.com カラフルカリフラワー 冬に旬を迎えるカリフラワーは、ブロッコリーの仲間でアブラナ科の野菜です。ブロッコリーは緑黄色野菜ですが、こちらは淡色野菜。100gあたりミカン2個分のビタミンCを含んでいるそうです。しかも加熱しても壊れにくいビタミンCということで、健康や美容におすすめです。また、塩分の排出を促すといわれるカリウムや、腸内環境を整える食物繊維なども多く含みます。近年、海外のモデルさんやセレブの方たちからも大注目されている食材なのです。 色も、ポピュラーな白のほか、近年は紫やオレンジなどカラフルなものが登場。 紫カリフラワーは、アントシアニンを豊富に含みます。かなり濃い紫ですよね。茹でると色が抜ける品種もありますが、そうしたものも、茹でるときに酢を入れたり、レンジで加熱すると色をキープできます。色が抜けてしまっても、酢漬けにすればピンクに変わりますよ。 オレンジ色のカリフラワーは、βカロテンを含みます。こちらは加熱しても色が変わりません。黄緑色のカリフラワーも、茹でても色はそのままです。 カラフルなカリフラワーがあると、彩り豊かな食卓になりますね。 カリフラワー、犬が食べても大丈夫 カリフラワーは犬が食べても大丈夫な野菜です。柔らかく茹でてあげると、愛犬あんは美味しそうに食べます。クセも少ないので、私は野菜やお肉などと一緒に煮込んだりして、あんのごはんに使います。 ただし、カリフラワーの属するアブラナ科の野菜は、甲状腺に疾患があったり、尿路結石症の犬には与えないほうがよいとされています。また、一度にたくさんの量を食べないように注意してください。 オレンジカリフラワーを使った愛犬のレシピ オレンジ色のカリフラワーを使った、愛犬用のメニューをご紹介します。 <材料> オレンジ色のカリフラワー 3房キャベツ 1〜2枚白粥 適量鶏モモ肉 2〜3切れゆで卵 適量 白粥は冷凍しておいたものを使いました。 <作り方> 1.カリフラワーをサッと茹でておきます。 2.キャベツは食べやすい大きさにちぎっておきます。 3.鍋に茹でたカリフラワー、キャベツ、白粥、水を入れて火にかけます。 4.鶏モモ肉を焼きます。 5.カリフラワーとキャベツのお粥を盛り付けて、焼いた鶏肉とゆで卵を添えます。 犬に与える際は、食べやすい大きさに切ってあげましょう。 家庭菜園からは、真っ赤なラディッシュも収穫! 昨年12月頃にタネを播いたラディッシュが、そろそろ収穫できるようになりました。ラディッシュは二十日大根というだけあって、種まきから収穫までが早いのが嬉しいですよね。 発芽適温は15~25℃ということなので、春、秋に種まきをするのが適しているのですが、暖かいここ静岡では、12〜1月でも成長してくれました。でも、さすがに20日では足りず、ゆっくりのんびり大きくなりました。 ちょっと寂しい真冬の庭で、真っ赤なラディッシュを収穫できるのは、とても嬉しいです。愛犬あんも興味津々でプランターに鼻を入れて、ラディッシュの成長ぶりを一緒に確認しました。 丸くてかわいいラディッシュも、冬の食卓に彩りを添えてくれるカラフル野菜です。
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アレンジ

冬に咲く花木、ウメを飾って楽しもう! ウメのアレンジを4タイプご紹介
冬を彩る花木たち 冬から早春に咲く花には、ウメ、ロウバイ、ツバキ、サザンカ、ボケ、ハクモクレンなど、木に咲く花が多くあります。寒さの中できれいな花を咲かせて、私たちを楽しませてくれますね。 お正月、実家の裏庭のロウバイの花が満開で、辺りにはよい香りが漂っていました。優しい香りと透けるような黄色の花弁が、冷たい空気の中でとても映えていました。 ロウバイもウメも、小さな花がぽっぽっと開き、派手さはないかもしれませんが、よく見ると可愛らしい花木です。冬枯れた景色の中で、明るい色の花にほっとします。 冬に咲くロウバイ。Jilin Su/Shutterstock.com 花木をメインにアレンジを 花木を使ったアレンジは、和のイメージをお持ちになる方が多いでしょうか。「生け花」らしくしないといけないかなとか、どんな花と組み合わせたらいいかな、など、迷ってしまうかもしれませんね。 「生け花」で使われている花木は、本数が少なくても存在感があって、その立ち姿がとてもかっこいいです。そんな「生け花」はとても素敵なのですが、もっともっとラフに気軽に花木を楽しめたらいいですよね。 ガラスの器に活けたり、ジャグに入れたり、洋の花と合わせたり、私はいつもと同じようにアレンジします。冬から早春にかけての今の時期は、フラワーショップにも花木が豊富にありますから、どしどし花木を取り入れたアレンジを楽しみましょう。 古来親しまれてきたウメの花 ウメは、バラ科サクラ属の落葉高木です。品種がとても多く、1月から3月、多くは早春に開花します。日本では、サクラと同じように広く親しまれている花木です。 ウメは奈良時代に中国から花木として渡来したとされ、万葉集の中でもウメを詠んだ歌がハギに次いで多いそうですよ。花見といえば今はサクラですが、その昔はウメが主役でした。今でも「梅まつり」を開催しているところはたくさんありますね。 タイプ別! ウメのアレンジ4選 ウメをメインにしたアレンジを4種類ご紹介します。 <ウメ+洋の花> 紅白のウメ、ロウバイ、ラナンキュラス、ハボタンを組み合わせました。 アレンジのポイントは、大きな器の中に、もう1つ小さな器を入れること。 大きな器には、花木と茎の太いハボタンを入れ、小さな器にはラナンキュラスを。こうして花材によって器を分けると、硬い枝と柔らかい茎が絡まず、華奢な花の茎が傷みません。さらに、花に合わせて水の量も調整できます。 【アレンジの手順】 大きな器の中に小さな器をセットして、それぞれに水を入れます。大きな器には水をたっぷりと。小さな器には水を少なめに入れます。枝ものを大きな器に入れます。ハボタンを大きな器に入れます。ラナンキュラスを小さな器に入れ、バランスを整えて出来上がり。 <ウメ+北欧の陶器> ウメの枝だけでアレンジしました。紅白のウメを使って、枝ぶりはそのまま自由に活けます。 このアレンジに使った陶製の器は、ケーラーという北欧ブランドのもの。和のテイストにも洋のテイストにも、どちらにも似合います。 <ウメ+ガラスの器> シンプルなガラスの器に、白梅だけをすっきりと活けました。枝が絡まないように入れていくのがコツです。 ガラスの透明感と白い花が、凛とした早春の雰囲気を強調しています。 <ウメ+ジャグ> ジャグのようなカジュアルな器もいいですね。ウメにウグイスならぬ、ウメにブルーティット(アオガラ)のジャグで、可愛らしくまとめました。 アレンジに使った花は、次のとおり。 ウメ(白)薄紫のスイートピーアリウム・コワニーゼラニウムラナンキュラスオキザリスの葉 器の縁にくるよう花茎を短く切ったゼラニウム、オキザリスの葉をジャグに入れて、ウメの枝を入れます。アリウム・コワニー、スイートピーを、ウメの枝の間に入れて出来上がりです。 ウメをメインにしたアレンジを4種類ご紹介しました。和風なイメージの強い枝もののウメですが、器や合わせる花によって、ぐっとカジュアルな雰囲気になります。気軽にウメの花を楽しんでくださいね。 海外でも人気の「生け花」 私は、20年ほど前にハンガリーの首都ブダペストで暮らしていたことがあります。草月流の生け花を習い始めたのは、その当時。生け花の先生は、ブダペスト在住の日本の方で、生徒には私のような駐在中の日本人と、ちらほらと外国(私たち日本人から見て)の方がいました。 あるとき、大使館主催の日本文化を紹介するイベントで、先生が草月流生け花を披露されることになり、私もお手伝いをしたことがあります。現地のハンガリーの方はもちろん、駐在中のいろいろな国の方が参加されるイベントでしたが、首都ブダペストではなく、地方都市での開催。もしかしたら日本の「生け花」を初めて観たという方も多かったかもしれません。そんな中でも、先生は流暢なハンガリー語で説明をしながらデモンストレーションをし、観客のみなさんを魅了していました。 海外でも「生け花」に興味を持つ方が多いことに感心し、また嬉しく思いました。そして、異国で日本の文化を華麗に披露されている先生の姿は、とてもかっこよかったものです。私も日本人として、日本の生け花をしっかり習得しようと感じた思い出です。
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【新年の花飾り】春の花で華やかに! 春らしいチューリップ&スイートピーに、おめでたいコチョウランを合わせた新春のアレンジ
お正月の花は、一年で一番華やかに 新しい年を迎えました。みなさま、明るく健やかな一年でありますように。 お正月に飾る花は、一年で一番華やかにしたいと思います。伝統的なお正月飾りでなくても、自分の好きな花を贅沢に飾って、気持ちよく新年を迎えましょう! クリスマスを過ぎると、フラワーショップにはお正月用の花が一斉に並びます。早春の柔らかな花もたくさん出始めて、気持ちも新たに背筋がピンと伸びる季節です。 選んだ春の花は、チューリップとスイートピー 春を代表する花といえば、チューリップ。花壇で咲くのはまだまだずっと先ですが、切り花はこの時期から楽しむことができます。小さなお子さんからご年配の方まで、人気のある花ですよね。チューリップ好きの私は、やっとこの季節がやってきた! と嬉しくなります。 そして、スイートピー。「スイート」な「ピー」という名前のとおり、甘くて爽やかで優しい春の香りの花。花びらもひらひらと柔らかく、まるで蝶々のようですよね。 コチョウランも、幸運を運んでくる縁起のよい花です。 2024年は、この3種の花からスタートです! チューリップ(白)スイートピー(淡ピンク)コチョウラン(白) おすすめのグリーン、ミリオグラタス アスパラ・ミリオグラタス。 アレンジに使うグリーンには、アスパラ・ミリオグラタスをおすすめします。 濃い緑色の細かい葉っぱが美しく、観賞用の鉢植えを見かけることもあります。人気のある植物ですが、遠目では、一瞬「えっ松? 五葉松?」と見間違えるのは私だけでしょうか。ソフトな松のように見えますよね。このミリオグラタスを器全体に入れると、クッション(花留め)のようになって、チューリップなどが活けやすくなりますよ。今回のアレンジでは、ミリオグラタスの間に花を入れていきましょう。 ただしミリオグラタスは、細かい葉がパラパラと散りやすいのと、トゲがある点に注意してください。 アレンジの手順 3つの花とミリオグラタスで、早速アレンジを作っていきましょう。大きい器と小さい器、2種類のアレンジを作ります。 <直径19×高さ18cmの大きい器の場合> 1.器に水を入れます。 2.ミリオグラタスを器全体に入れます。 3.コチョウランを入れます。茎の流れを生かして、ポジションを決めましょう。 4.チューリップを入れます。チューリップは、活けた後も日毎に向きが変わります。自由にのびのびと活けましょう。 5.スイートピーを入れます。 出来上がり! <直径14×高さ12cmの小さい器の場合> 小さな器でも同じようにアレンジができます。こちらのアレンジでは、花はチューリップとスイートピーだけを使いました。 1.全体にミリオグラタスを入れます。 2.チューリップ、スイートピーを入れます。 フランス語の新年の挨拶「Bonne Année ! 」 30年ほど前、パリに住んでいたことがあります。フランス語を頑張って勉強しましたが、まったく上達せず、今ではもうすっかり忘れてしまいました。 それでも馴染みのある簡単な挨拶ぐらいは覚えています。 「Bonne Année ! 」は新年の挨拶。 「Bonne」は「よい」を意味する形容詞「Bon」(ボン)の女性形。「Bon」「Bonne」は英語でいうところの「Good」や「Nice」に当たります。後ろに続くannée(アネ/年)が女性名詞ですので、形容詞「Bon」も女性形の「Bonne」になります。 知り合いに会ったら、「Bonne Année ! 」と言い合います。「あけましておめでとう」とか「よいお年を」とか「よい一年になりますように」という感じです。 Bonjour ボンジュール(こんにちは)Bonsoir ボンソワール(こんばんは)Bonne nuit ボンニュイ(おやすみなさい)Bonne journée ボンジョルネ(よい一日を)Bon appétit ボナペティ(召し上がれ)Bon voyage ボンヴォヤージュ(よい旅を) というように、フランス語の挨拶には「Bon」がつくことが多いですね。声をかけた相手に、よいことがありますように、楽しいことがありますように、という願いを込めているのだそうです。 それでは、みなさまにとってよい一年になりますように!「Bonne Année ! 」
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お正月のお祝いに! 愛犬と一緒に楽しむおせち料理 お煮しめを作ろう
おせち料理 お正月を祝う晴れやかなおせち料理。豪華なおせちを購入される方も多い昨今ですが、やはりおせちは手作りで、というご家庭もあることと思います。 「おせち料理」は、もともとは季節の変わり目の節句に神様にお供えしたもの。節句の中でもお正月が一番重要であることから、やがて「おせち料理」といえば正月料理をさすようになったとのことです。そして、おせち料理は、家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあります。五穀豊穣、子孫繁栄、家族の安全と健康などの祈りを込めて、山の幸海の幸を盛り込んで作るもの。年に一度いただく機会に、食材や料理に込められた願いを、改めて思い起こしてみましょう。 犬も一緒におせち料理 ペットも大切な家族。お正月には、家族と一緒におせち料理を楽しみたいですね。おせち料理の中で、犬も食べられる食材を使った「お煮しめ」を作ってはいかがでしょうか。あれこれ作るのは大変ですが、お煮しめなら、人間用と同じ食材で同時進行で作れます。 「お煮しめ」は、根菜を中心とした野菜などを一つの鍋で一緒に煮こんで作ることから、「家族仲良く円満でいられますように」との意味が込められています。 犬用お煮しめの材料 サトイモニンジンレンコンゴボウ干しシイタケ おせち料理の食材には、一つひとつおめでたい意味やいわれがあります。例えば、お煮しめに使うサトイモやレンコン、ゴボウには、次のような願いが込められています。 サトイモ:種芋から多くの小芋や孫芋ができることから、子孫繁栄の願いレンコン:複数の穴があいていることから、「将来の見通しがよくなるように」「見通しのよい一年となるように」という願いゴボウ:土に深くまっすぐに根を伸ばす様子から、深く根付いて繁栄するようにという願い お重が一段ではちょっと寂しいので、もう一段作りましょう。こちらには、愛犬あんが好きな卵焼きと鶏胸肉を焼いたものを詰めました。 お正月らしさをアップさせる飾り切り おせち料理は、見た目もとても華やかですね。本来は地味な野菜も、「飾り切り」という技でとても華やかに変身します。愛犬たちは、見た目の形は気にしませんが、飼い主の気分は盛り上がります。飾り切りをしただけでも、おせち料理らしくなりますよ。 ニンジンのねじり梅 ニンジンを輪切りにし、正五角形になるよう端を切り落とします。五角形の角が花びらの形の尖端になるよう、角と角の真ん中にV地の切り込みを入れ、花弁の切れ目を作ります。花の中央から花弁の切れ目に向かって軽く包丁を入れ、花弁の中央から斜めに切り落としてねじりを入れます。 花レンコン レンコンは輪切りにして皮をむき、穴と穴の間にV字の切り込みを入れます。 花シイタケ 干しシイタケを戻し、かさの表面に切り込みを入れて、花に見立てます。 サトイモは六方むきにしました。上下を切り落とした後、切り口が六角形になるように側面の皮をむきます。 犬用お煮しめの作り方 犬用お煮しめは、調味料を加えずに作ります。 1.干しシイタケは水で戻し、花シイタケにしておきます。 2.ニンジン、レンコン、サトイモを飾り切りにします。ゴボウは食べやすい大きさに切ります。 3.鍋に材料を入れ、干しシイタケの戻し汁も加えて火にかけます。 4.野菜が柔らかくなったら出来上がり。 5.重箱に盛り付けます。 おせち料理の中身を重箱に詰めるのは、「祝い事を積み重ねる」という意味があるといわれています。 犬には、お皿に盛った食材を、細かくカットしてから与えます。 犬が食べる際には、細かくカットして与えましょう。特に、レンコン、ゴボウは柔らかく煮ても、細かくしてください。サトイモも喉をつまらせないように注意してくださいね。 犬用おせち料理事情 人間用のおせち料理と同じように、犬用のおせち料理もお取り寄せができます。 11月頃からでしょうか、予約販売の案内をよく目にするようになります。 パンフレットを見ると、犬用とは思えない豪華さです。例えば、私が見た広告では、次のようなものが。 肉派の犬向けに、産地の特定できるブランド肉のステーキ3種と豚フィレ肉のパイ包み焼き、ローストビーフも入ったおせち全国の生産者から直接仕入れた食材を使用し、職人さんが食材そのものの美味しさを丁寧に引き出した、まるで料亭のおせち高齢などで腎臓への配慮が必要な犬も美味しく楽しめるようなおせち などなど、各社至れり尽くせりのラインナップです。 犬のごはん専門店だけでなく、デパートやコンビニでもオリジナルのおせちを取り扱っています。 犬が食べても安全で安心なもので作られていることが大前提なのですが、私も我が家の愛犬あんに、こんなにおいしそうなご馳走を一度は食べさせてあげたいな、お正月にあんの喜ぶ顔が見たいなと思ったりします。 でも今のところ、あんには、この豪華なおせちのパンフレットは見せていません。





















