うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-
うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-の記事
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アレンジ

ミツバチからの贈り物 ミツロウシートで手作りハニカムキャンドル&アドベントのアレンジ
アドベントアレンジにミツロウのキャンドル さあ、クリスマスシーズンです。 クリスマスの4つ前の日曜日からクリスマスまでを「アドベント(待降節)」といいます。欧米では広場でクリスマスマーケットが開かれたり、ツリーやリースで家の中を華やかに飾り付けたりして、クリスマスムードが盛り上がってくる期間です。 このクリスマスまでの4週間、リースやアレンジメントに4本のキャンドルを立てて、日曜日ごとに1本ずつ火を灯していくという習慣もあります。一年の中で一番キラキラ輝く季節ですね。 アドベントのために4本のキャンドルを添えたアレンジメントを作りましょう。キャンドルは、ミツロウシートを使った、手作りのハニカムキャンドルはいかがでしょうか。ミツバチからもらったミツロウのキャンドルは、とても温かく優しく灯ります。 ミツロウシートって? ミツロウシートをご存じでしょうか。ハニカムシートとも、ビーワックスシートとも呼ばれています。 ミツロウ(蜜蝋)とは、ミツバチの巣を構成する蝋を精製したもので、蝋はミツバチの蝋分泌腺から分泌されます。もともとは無色ですが、花粉などが混じって色が変化したり、ほんのり甘い香りがしたり。色の変化は季節の花に影響されるのだそうです。ミツロウは、季節や自然の恵みがギュッと詰まっているという感じです。 ミツロウは、安全性や融点の高さ、保湿性などから、キャンドルをはじめ、リップクリーム、バームなどの化粧品、靴や床などのワックス材、油絵の具、クレヨン、またフランスのお菓子カヌレなど、食品にも活用されています。最近では、エコラップという、ミツロウでコーティングしたラップもよく見かけるようになりました。 ミツロウシートは、そのミツロウを薄くシート状にし、蜂の巣のような六角形の型押しをしたものです。本来は、養蜂のためのもの。ミツバチたちが規則正しい六角形の巣穴をつくることができるように、このシートを巣枠に張って使用するとのことです。 このミツロウシートをカットしてくるくる丸めると、ミツロウキャンドルができます。火も使わず手軽に素敵なハニカムキャンドルが作れるなんて、とても嬉しいシートです。 ミツロウシートはいろいろなサイトで購入できます。私は「ハチ蜜の森キャンドル」から購入しました。 ミツロウキャンドルとアドベントアレンジの材料 <ミツロウキャンドル> ミツロウシート キャンドル4本分 (今回使ったのは、195×195mm のシート4枚。1枚で1本のキャンドルができます) 灯芯 4本分 カッターナイフ 定規 カッターナイフを使うので、カッティングボードがあると便利です。 <アドベントアレンジ> ヒムロスギ 5〜6本 ミツロウキャンドル 4本 ベースとなるバスケット W35cm×D20cm×H6cm 吸水スポンジ セロファン 松かさ 大・中・小4〜5個ずつ ワイヤー ヒムロスギに加えて、ローズマリーなどを入れてもいいですね。 ミツロウキャンドルとアドベントアレンジの作り方 <ミツロウキャンドル> ミツロウシートをカットします。 今回は、1枚のシートを、0.5cmほど幅に差をつけて3枚にカットしました。 長方形にカットすると、ストレートの円柱形のキャンドルに。斜めにカットすると、スパイラル状の細長い円錐形のキャンドルになります。 灯芯を入れてシートをくるくる巻きます。 幅の広いものから順に巻き、中心が高いスタイルのキャンドルに成形します。 はじめに一番幅の広いシートで灯芯を巻き、それを幅の狭いシートで順に巻いていくことで、中心が高いキャンドルに。 <アドベントアレンジ> ベースとなるバスケットにセロファンを敷き、吸水スポンジをセットします。端は隙間があっても大丈夫です。 ヒムロスギを全体に入れていきます。 ベースが横長なので、ヒムロスギを立てて入れるというより、枝を横に倒して斜めに入れます。あまり高くなりすぎないようにしましょう。 ヒムロスギの残りの枝があれば、添えるようにすると、ワイルドな雰囲気になります。 ミツロウキャンドルにワイヤー(竹串などでも)で脚をつけ、ヒムロスギの上から挿します。 ヒムロスギの中に埋もれてしまうと、火をつけた際に危険なので、あまり埋め込まないようにします。 松かさをヒムロスギの間からのぞくように配置します。そのまま置くだけでもいいですし、安定させたい場合は、ワイヤーを巻きつけてください。 そのほかピックや小枝など、お好みで装飾して出来上がり。クリスマスを待ちながら、ミツロウキャンドルに火を灯してみてはいかがでしょうか。 キャンドルに火を灯すと、このような雰囲気に。キャンドルは短めなので、周囲のアレンジに火が移らないよう十分ご注意ください。 小さく飾って楽しむ ミツロウキャンドルを楽しむために、小さなアレンジもおすすめです。 小さなコンポートに、キャンドルと、常緑樹の小さな枝を数本、松かさやシナモンなどをちょっと添えて出来上がりです。手軽に作れますので、ぜひお試しください。 ミツロウキャンドルのこと ミツロウキャンドルのことをもう少し。 ミツロウの歴史は古く、古代エジプトの頃から使われていたとのことです。電気がない時代には、自然の恵みのこのミツロウキャンドルはたいへん貴重で、教会の儀式などでも使用されるなど神聖なものでもありました。 18世紀になって人工的に作られたパラフィンが登場してからは、安定的に材料が得られるパラフィンのキャンドルが一般的になりました。 ミツロウキャンドルは、パラフィンのキャンドルに比べると、煤(すす)が出ないことが特徴の一つです。また、燃焼が安定していて、炎の形が美しく、あまり揺れないという特性もあります。 ミツロウは、数え切れないほどのミツバチたちの労力によって作られたものです。そう考えると、火を点してしまうのは申し訳ないような気持ちにもなりますが、ミツバチからの贈り物をありがたくいただきたいと思います。 優しい穏やかなミツロウキャンドルに火を灯して、寒い冬の夜を心温かく過ごされてはいかがでしょうか。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

家庭菜園で採れたサツマイモで、愛犬のおやつ“サツマイモのモンブラン風!?”
サツマイモの収穫 今年はサツマイモの栽培をしました。 苗を買ってきて植えると、葉っぱも茎も順調によく育ちました。この様子ならきっと美味しいお芋ができているだろうと期待が膨らみます。 ワクワクしながら掘ってみると、ありました! きれいなサツマイモ色したお芋が出てきて、思わず拍手をしてしまいました。嬉しいものですね。 サツマイモはやはり、焼いたり蒸したりするのが簡単で一番美味しいですね。愛犬あんも焼いたお芋が大好きです。いつも焼き芋なので、たまにはちょっとひと工夫。あんのために、サツマイモとヨーグルトでモンブラン風にしてみました。お芋好きなワンコたちは、きっとみんな喜んでくれるでしょう。 サツマイモのモンブラン風 材料 サツマイモ ヨーグルト(無糖プレーン) 食パン ヨーグルトの代わりに豆乳でも。 食パンはサンドイッチ用の厚さのものを土台として使いました。犬用のビスケットなどでも代用できます。 サツマイモのモンブラン風 作り方 食パンで土台を作っておきます。型抜きやカップなどでくり抜きます。 サツマイモをよく洗い、皮付きのまま輪切りにします。 蒸します。 柔らかくなったサツマイモの皮をむき、少し取り分けて、残りはマッシャーで潰します。取り分けたものは、サイコロ状にカットしておきます。 潰したサツマイモにヨーグルトを加えて混ぜます。サツマイモの柔らかさを見ながら、ヨーグルトを少しずつ加えてください。 5を裏ごしして、滑らかにします。 絞り袋にモンブラン用の口金をセットして、6を入れます。 丸くくり抜いた食パンの土台の上に、サイコロ状にカットしたサツマイモを3~4個ずつのせます。 7のペーストを絞り出します。 できあがり。 お店のモンブランにはほど遠い出来栄えですが、裏ごしして絞ってあるので、滑らかでいつもとひと味違う食感に、愛犬あんも喜んで食べてくれました。心優しい愛犬たちは、どんなに不格好なモンブランでも気にしません!? プチサプライズのおやつで 愛犬あんは7歳8カ月となりました。そろそろシニア期に入ります。 犬もシニアになると、動きや歩きがゆっくりになったり、好奇心が薄らいでくるなどの変化が見え始めるようです。散歩の途中で歩くのが嫌になったり、今までよりも頑固になったりすると聞きます。あんも、勢いよく散歩に出かけても、途中からペースダウン。まったく動かなくなることがよくあります。 シニア期に入った犬は、栄養を考えた食事や適切な運動など、日常の健康管理が大切ですが、併せて、刺激を与えることがとても大事だと思います。人間と同じで、単調な毎日、いつもと同じ繰り返しでは、やはり退屈で意欲が低下してきます。 散歩のルートを変えたり、新しいおもちゃで遊んだりと、日々の暮らしの中でできる少しの刺激が必要です。たまには遠出をしてみるのもいいですね。 また、時にはいつもと違うおやつで、「わぁ〜」「おぉー」「やったー」と愛犬に思わせるようなサプライズがあると、きっと気持ちも若々しくいてくれるのではないでしょうか。 今回のサツマイモのモンブラン風は、いつものサツマイモとヨーグルトをただ混ぜただけで、「ワォ!」と大喜びするほどのサプライズおやつではないのですが、サツマイモをマッシュしている作業や、絞り出しているところを、愛犬あんはじっと見ていました。こんなことも、ワクワク興味をそそることになっているのかなと思いました。 紅葉の季節です。何か美味しいおやつを持って、いつもと違うふかふか落ち葉の山道を一緒に散歩したいなと思います。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

“私”の定番のフラワーベースに、秋のピンクの花を投げ入れで
自信の持てるフラワーベース 「これなら!」という自信のある定番のフラワーベースをお持ちですか? フラワーベースといっても、ちゃんとした花瓶でなくても構いません。空き瓶、マグカップ、ガラスカップ、ジャグなど、自分が自信を持って花を活けられるものなら、どんなものでもいいのです。 花に合わせてフラワーベースを選ぶのは、もちろん楽しいことですが、「この花を活けよう、あの器に」と定番の器を決めておけば、花を活けるのが「特別なこと」ではなく「日々のこと」になると思うのです。 これならぜったいに可愛く活けられる、自信のあるフラワーベース。 これならぜったいこの花を素敵に見せることができる、フラワーベース。 これなら私らしく活けられる、大好きなフラワーベース。 そういう器が自分の中で増えていけば、花活けのバリエーションが豊かになっていきます。 私の定番のフラワーベースは、この3つ 私の定番のフラワーベース、ガラス製だったら、この3つです。 植木鉢型のベース、ジャムの空き瓶、アルファベットが描かれた小鉢。 どれもシンプルで、どんな花も似合うし、とても活けやすいベースです。ガラス製でも、夏だけでなくオールシーズンに活躍。それも「わたし流」にして楽しみましょう。 それでは、それぞれご紹介します。 1.植木鉢型 ガラス製品で人気の「sghr スガハラ」のフラワーベースです。直径12.6×高さ10.5cm。 口径が広いタイプなので、活けるのが難しそうに見えるかもしれませんが、広いということで、大きな花も小さな花も、結構なんでも活けられます。ベースに入れる水の量を調整して使います。 一回り大きなサイズにはなりますが、こちらは椿を活けました。やや高さのあるタイプで、こちらも使い勝手のよいベースです。和のテイストの花も合います。ガラス器に椿を入れれば、軽やかな印象に。 2.ジャムの空き瓶 赤いチェック柄の蓋でお馴染みのジャム「ボンヌママン」の瓶です。この瓶はよく見かける225gのものより、一回り大きな370gのサイズです。 このサイズは小さすぎずに、とても使いやすいベースになります。直径8×高さ9.5cm。 ジャムの瓶の縁の溝が気になる場合は、麻ひも、ラフィア、リボンなどを巻いてみてください。 ダリアなど中輪の花は、瓶の縁にもたれかけるように活けます。 3.アルファベットが描かれた小鉢 こちらはもともと、アイスクリームやフルーツをちょっと入れるような小鉢です。側面にアルファベットが描かれているところが気に入っています。直径8.5×高さ6cm。 浅いベースですので、茎の短い花、小さな花をバランスよく活けられます。 クランベリーの実のついた小枝を入れたり、私は春の可愛い花を活けるのも好きです。 秋のピンクの花 今回は、秋に咲くピンクの花を集めました。 秋明菊 コスモス アメジストセージ ワックスフラワー 秋明菊は、こっくりとした質感とピンク色がとても美しい花ですね。コスモスの透け感のある花びらとはまたひと味違いますが、どちらも秋に欠かせない花です。 ワックスフラワーは、オーストラリア原産のネイティブフラワー。輸入物は秋にたくさん入ってきます。ろう細工のような小花が可愛らしいです。 アメジストセージは、シックな紫色の花穂とシルバーグリーンの葉色のコントラストがきれいな花で、秋の庭にとても映えますね。ベルベットのような質感が、この時期らしいです。 どれも秋を彩る花。それぞれ質感が違うところも楽しいです。 活け方は同じ 3つのアレンジ フラワーベースに活けるときはいつも投げ入れです。 私の活け方は2通り。一つは、ベースの一部分に寄せて入れる方法。もう一つは、ベース全体に植物を入れる方法です。 植木鉢型のベースのアレンジ この秋明菊のアレンジは、ベースの半分に寄せて活けてあります。 まず、アメジストセージを片側に寄せて入れます。ベースの後方から手前に、斜めに対角に入れます。 秋明菊も同じように対角に入れます。短い花は、ベースの縁にもたせかけるような感じにします。花の向きは、横向き、下向きがあったりと、揃えすぎないほうが楽しそうに見えます。 秋明菊のひゅるひゅると伸びた茎を生かしてサイドに長めに入れ、自然な動きが感じられるようにします。 それほど大きくはないので、サイドテーブルに置いてもちょうどいいサイズ感です。 アルファベットが描かれた小鉢のベースのアレンジ 小鉢のベースに入れたワックスフラワーの小さなアレンジも同じ要領です。上から見ると、ベースの半分だけに花が入っている状態です。 ジャム瓶のベースのアレンジ ジャム瓶のベースのアレンジは、全体に入れる方法で。使った花は秋明菊、コスモス、アメジストセージ、ワックスフラワー。1本ずつ長さを変えて入れます。難しいテクニックは必要ありません。そのまま入れるだけです。左右のどちらか一方に先端のスーッとした枝やつぼみを長めにして入れると、小さなベースでも大きく、動きのあるアレンジになります。 今回は、私の定番フラワーベースを3つご紹介しました。自分らしく活けられる定番のフラワーベースがあると、アレンジがもっと楽しくなりますよ。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

愛犬と一緒に秋の楽しみ、十三夜に栗ごはん
秋の楽しみ 収穫の秋ですね。お米、麦などの穀物、サツマイモ、サトイモなどイモ類、落花生など豆類、キノコもフルーツも豊富です。たくさんの食物の収穫時期を迎えて嬉しい季節です。 栗も秋の味覚の代表の一つ。私も愛犬あんも、栗が大好きです。ホクホクの茹で栗を一緒に食べるのが、この時季の楽しみです。 パリの街角で、焼き栗の屋台を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。私はオペラ座の近くで、焼き栗を買ったことがあります。日本でお馴染みの「天津甘栗」に比べると、パリの焼き栗はちょっと物足りない感じでしたが、ホクホク熱々でほんのり甘く、これはこれでなかなかのおいしさでした。パリのパティスリーの芸術品のような栗スイーツとはだいぶ違うスイーツ。素朴な味が人気なのだと思いました。 そんな栗の季節、茹で栗や焼き栗もいいですが、栗ごはんもおいしいですよね。頑張って皮剥きをして、おいしい秋の味覚を楽しみましょう。 栗、犬が食べてもOK 栗は、犬も食べられる食材です。与える場合は、鬼皮・渋皮をむいて柔らかくしたものにしましょう。渋皮にはタンニンが多く、抗酸化作用があるのですが、消化不良を起こすこともあるので、取り除いたほうがよいでしょう。 また、栗は炭水化物やビタミンB1、ビタミンC、食物繊維などを多く含みます。そのほか、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富です。貧血の予防や骨の強化にも効果が期待されます。 ただ、高カロリーなことや、消化しにくい食材なので、柔らかくして、細かく刻んだり、裏ごししたりして、少しずつ与えるようにしましょう。 栗ごはんの材料 栗 約500g(正味300gほど) 米 2合 犬も食べるので、味付けはしません。飼い主が食べる場合は、お好みでごま塩を少々添えてください。 栗ごはんの作り方 栗を水につけておきます。 栗の鬼皮、渋皮をむいて、すぐに水にさらしておきます。栗の丸いほうに包丁を刺してひっかかりを作り、鬼皮を剥きます。 30分ほどしたら取り出して水気をふきます。 炊飯器に洗ったお米と水を入れ、その上に栗を並べます。 スイッチを入れて通常モードで炊いたら出来上がり。 栗の皮をむく前に茹でるなど、ご家庭のレシピで作ってください。 犬用には、食べるときに栗は小さく刻みます。栗の与えすぎに注意しましょう。 犬が食べる場合、ご飯がかたいようでしたら、小鍋に少し水を入れて火にかけ、やわらかくします。 今回は、ボウルにやわらかくした栗ご飯と、焼いた真鯛、枝豆、卵焼きを添えて、和風のワンプレートにしました。消化しやすいように、すべて食べやすい大きさにしてあげましょう。 十三夜、栗名月 2024年の中秋は9月17日です。みなさんは十五夜のお月さまをご覧になりますか? 9月の満月を「ハーベストムーン」と呼びます。ハーベストムーンは、いつもより黄色くオレンジ色に輝いて、おいしそうに見えます。まさに、ハーベストムーン、収穫の月です。「芋名月」ともいいますね。 旧暦8月15日の中秋の名月を愛でる風習「十五夜」は、中国から伝わりました。それに対して、日本独自の「十三夜」という風習があります。十三夜は、旧暦9月13日の月を愛でるもので、2024年は10月15日がその日にあたります。 十三夜にお月見をするようになった明確な理由は定かではないそうですが、 旧暦8月15日の頃というと、日本では台風の時期に重なるため、秋晴れとなることが多い旧暦9月に2回目のお月見を設定したとする説があります。 十三夜では、この時季に収穫される栗や豆を供えることから、「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれています。 十三夜には、栗ごはんを食べて、愛犬と一緒にお月さまを愛でてはいかがでしょうか。
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アレンジ

ライトグリーンのふうせんが魅力! フウセンカズラのリースアレンジとナチュラルリース
可愛らしいフウセンカズラ ライトグリーンの紙風船のような果実が可愛らしいフウセンカズラ。ふーっと息を吹き込んで膨らませたかのように丸々した果実が、軽やかに秋風に揺れています。 夏にはつるがぐんぐん伸びるので、グリーンカーテンにしているお庭をよく見かけます。 私は、春に種を播きました。支柱を立てること以外、あまり手をかけませんでしたが、順調に育ってくれました。8月の終わり頃から実がつき始め、9月中旬にはたくさんのふうせんが風に揺られています。極小の白い花も可愛らしいですよね。 フウセンカズラの茎は、華奢に見えて意外と強く、くるりと丸めてリースにすることができます。 今回は、フウセンカズラのリースをベースにしたバスケットトレイのアレンジを楽しんでみませんか。もうすぐハロウィンですから、小さなカボチャを合わせました。そして、フウセンカズラを丸めただけの、簡単で、優しい雰囲気のナチュラルリースもご紹介します。 バスケットアレンジに使った花 フウセンカズラ 6〜7本 キバナコスモス 3〜4本 秋海棠(シュウカイドウ) 3〜4本 キャットテイル 3〜4本 金水引 2〜3本 カボチャ(小) 2個 ワイヤー製のバスケットトレイ 1個 バスケットに入るサイズの器 1個 アルミワイヤー 50cmほど フウセンカズラをメインにしたいので、花はあまり多く入れないようにしました。 愛らしい丸いふうせん(果実)には、あまり大きくない花、素朴な草花が似合うと思います。 バスケットアレンジ&ナチュラルリースの手順 <フウセンカズラのリースのバスケットアレンジ> アルミワイヤーをくるくると適当に丸めます。両端はフック状にします。 ワイヤーの先端にはセロテープやマスキングテープを巻いておくと、器のキズ防止とすべり止めになります。 器にアルミワイヤーを取り付けて、水を入れます。 ワイヤーのバスケットトレイに器を入れて、空いているところにはカボチャを入れます。 フウセンカズラの茎を、器の中のアルミワイヤーに絡げて留まるようにします。 何本か入れるうちに留まりやすくなります。 フウセンカズラを1本ずつ、リース状に巻いていきます(ラフな感じで)。 同じ方向に巻くときれいにまとまります。 フウセンカズラでリースのベースができたら、それぞれの花を入れます。 フウセンカズラの茎を花留めにします。 それぞれの花は、フウセンカズラのつるの間から顔を出すような感じにすると、楽しい雰囲気になります。 出来上がり! 出来上がりを上から見たところ。 <フウセンカズラのナチュラルリース> このナチュラルリースは、70〜80cmほどの長さのフウセンカズラのつるを、ただ丸く巻いていくだけです。 フウセンカズラの茎はしなやかですが、意外としっかりしているので、そのまま巻いただけできれいに形ができます。葉っぱとフウセンがきれいに見えるように、あまりきつくしないで、ふわっと絡げていきましょう。 出来上がり! なんでもリース リースというと、クリスマスをイメージするでしょうか。 クリスマスリースに使う植物といえば、モミやスギ、ヒバなどのエバーグリーン(常緑樹)ですね。冬でも青々とした葉の常緑樹は、古くから強い生命力の象徴とされてきました。そして、葉自体に殺菌作用や抗菌作用があるものが多く、そこから「災いから家族を守るもの」という意味が生まれたといわれています。香りもいいですしね。 そんなリースですが、常緑樹だけでなくても、他にもいろいろな植物で作ることができます。 古代オリンピックで勝者に贈られたのは、月桂樹のリースでした。マラソンの勝者にも月桂樹のリースです。 子どもの頃作ったのは、クローバーのリース。 ハーブのリースもいいですね。ローズマリーやオレガノなどは、長く伸びた茎をそのままくるりと丸めてキッチンへ。 ナチュラルリースは、オアシスやリングなど特別な道具を使わなくても、そのまま丸めただけで素敵なリースに見えるところが嬉しいです。 フウセンカズラも華奢に見えて、リースにするにはちょうどよい強度があります。ドライになると葉っぱは色があせてきますが、ふうせんは萎むことなく丸いままの可愛らしいリースです。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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アレンジ

植木鉢だって花器になる! サボテン形植木鉢を使って切り花をアレンジ!
「落とし」を入れて植木鉢を花器に 数年前から育てているサボテンが、どんどん伸びてしまい、今の鉢ではかわいそうになってきました。何かいい鉢がないかと探していたところ、サボテン形(!)の素敵な植木鉢を見つけました。 これはサボテンを植えるのにぴったり! とても可愛らしいので、サボテンを植える前に、この植木鉢に似合うような切り花のアレンジをしたいと思います。 植木鉢も、「落とし」を入れれば花器に使えます。植木鉢は、サイズ、デザイン、素材のバリエーションが豊富です。おしゃれなものがたくさんありますから、ぜひ花器にも利用してみてください。 アレンジに使った切り花 ロータス・ブリムストーン パイナップルリリー(ユーコミス・プンクタータ) ジニア‘ペルシャンカーペット’ メキシカンライオンズイヤー(ディクリプテラ・スベレクタ) ロータス・ブリムストーンは、マメ科の植物で、枝葉は柔らかく、ひゅるひゅると伸びています。葉っぱにうぶ毛があり、グリーンの色目が優しい雰囲気です。 “ひゅるひゅる感”を生かして、ラフなスタイルにします。パイナップルリリーの淡い色合いと、鉢のセメント色によく合い、涼しそうな感じになりました。 ジニアの元気な黄色・オレンジ色をアクセントに。 アレンジの手順 鉢の中に、ガラスやプラスチックの入れ物(落とし)をセットして、水を入れます。 ロータス・ブリムストーンを全体に入れます。 1本ずつ入れていくと、ふわっと仕上がります。 ジニアを入れます。 パイナップルリリーを入れます。 小さめなパイナップルリリーの場合は、あちらこちらに散りばめるというより、一カ所にまとめて入れたほうが存在感があります。 シルバーリーフのメキシカンライオンズイヤーを入れて、全体を整えます。 小さな鉢にはサボテンを植えました。 スノーウィ、サボテンに隠れる『タンタン アメリカへ』より 2021年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。オリンピックの開会式の中で一番の楽しみは、私はなんといっても選手入場です。本当にたくさんの国があるものだと改めて思います。旅行したことのある国はほんの少し。まだまだ行ってみたい国がたくさんあります。 世界中を旅することは難しいですが、本の中では楽しむことができますね。私は1929年に誕生したベルギーのコミック『タンタンの冒険』が大好きです。主人公のTintinタンタンと相棒の白い犬Snowyスノーウィ(仏語名:Milouミルゥ)が、事件を追って世界各国を飛び回るというストーリー。綿密な観察と研究に基づいたおもしろい内容と絵が、今でも世界中で愛されています。 タンタンは何度も悪党たちに捕らえられて危機一髪。でも、いつもスノーウィの大活躍で脱出します。 『タンタン アメリカへ』では、禁酒法施行の真っただ中、マフィアの首領アルカポネとその手下たちと戦います。インディアン、カウボーイ、ギャング、マフィアと、入れ替わり立ち替わり登場します。西部劇の映画で見るような、サボテンが生えて岩がゴツゴツした荒野が舞台です。 敵を追ってタンタンとスノーウィがインディアンの村に入り、馬に乗った大勢のインディアンたちに追いかけられるというシーンがあるのですが、スノーウィは恐ろしくなって一人、大きなサボテンの中に隠れてしまいます。いつも強気なスノーウィも、タンタンを見捨ててしまったことを後悔して、しょぼんとする可愛いシーンです。ハラハラドキドキの場面でも、スノーウィの様子やセリフで、ニヤッと笑ってしまうところがとても好きです。 豊かな表情と、ちょっと生意気でいたずら好きなところなど、スノーウィの細やかな描き方から、作者のエルジェは、かなりの愛犬家なんだろうなと思います。 タンタンの冒険は、ソビエト、アメリカ、アフリカ、インド、中国、中東、月、北極へと繰り広げられます。全部で24作。タンタンとスノーウィと一緒に、世界一周を楽しんではいかがでしょうか。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

夏の終わりに愛犬と一緒に! スイカの寒天の冷た〜いおやつ
スイカでひんやり涼もう まだまだスイカの美味しい季節です。 スイカはよく知られている通り、カリウムと水分が豊富なので、夏の熱中症対策に最適です。また利尿作用が高く、余分な水分を排出してくれます。 以前シンガポールに住んでいたとき、フレッシュな『ウォーターメロンジュース』は定番で、どこでも気軽に飲むことができました。ビールのジョッキサイズで、ごくごく! 甘さが自然で、とても美味しくて、暑い日はいくらでも飲めました。やはりスイカの体を冷やす効果はすごい! と感じました。 犬友達の中でも、スイカが好きという話をよく聞きます。散歩でいつも会う、ヨークシャーテリアのミミちゃんも、小さくカットしたスイカを暑い日によく食べるとか。冷たくて、甘くて美味しいですよね。 愛犬あんはというと、スイカをそのままでは食べません。そこで、スイカゼリーにしてみました。つる〜んとした食感が楽しいらしく、美味しそうによく食べます。 スイカのひんやりおやつで、残暑に負けず過ごしましょう。 スイカゼリーの材料 スイカ(ジュースにして) 300cc 粉寒天 4g 水 300cc 「粉寒天」は、寒天を粉末状に加工したもので、原料はテングサやオゴノリといった海藻です。溶かしやすく手軽に使えます。 スイカゼリーの作り方 スイカの種を取り除き、ミキサーなどでジュース状にします。 小鍋に粉寒天と水を入れ、1〜2分火にかけて煮溶かします。 スイカのジュースを2の小鍋に加えて混ぜます。 型に流し入れ、冷やし固めてできあがり。 冷やし固める型は、まん丸の形ができる製氷皿を使いました。 もっと小さな球形の製氷皿もありますね。丸い可愛いゼリーができますが、喉につまらせないように注意してください。今回は、大きな球形の製氷皿にしました。犬に与える場合は小さくカットします。 人間用には、黒ゴマで種をつけると、よりスイカらしさがアップします。 家庭菜園のスイカ 夏の家庭菜園での主役の一つがスイカ。毎年スイカの収穫を楽しみにしています。 私は苗を買ってきて植えています。スイカはやはり人気なようで、ちょっと出遅れると大玉スイカ、黒スイカの苗は完売。小玉スイカが少し残っているくらいです。 スイカは比較的育てやすいようで、だいたい毎年丸い大きなスイカが育ってくれるのが、また嬉しいところです。 敷き藁でマルチングしたり、つるが伸び伸びできるように誘導したり、鳥から守るためにネットを張ったりと、いろいろお世話がありますが、庭で縞々のスイカがゴロゴロしている様子は、なんとも愉しいものです。 愛犬あんも庭に出ては、スイカの成長を見守ってきました。今年もまずまずの出来栄えに満足しているようです。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

愛犬のおやつに。手作りRicottaを使ったヘルシーなチーズケーキ
リコッタを手作り いよいよ夏本番。夏になると、人間と同じように、犬たちも食欲が落ちてきます。暑い季節にも負けないように、ごはんやおやつにひと工夫したいところです。 以前、手作りのカッテージチーズをご紹介しました。今回は手作りチーズの第2弾として、リコッタをご紹介します! といっても、作り方、材料はカッテージチーズと同じです。 そして手作りリコッタを使って、愛犬用にチーズケーキを焼いてみませんか。もちろんノンシュガー、ノンオイルでとてもヘルシーです。 愛犬あんも大好きなチーズケーキ。冷たくすると、暑い時も食が進みます。 リコッタとカッテージチーズ 牛乳にレモン汁や酢を加えて加熱すると、固形分と液体に分離します。この固形分がカッテージチーズで、液体が乳清(ホエイ)。そして、この乳清(ホエイ)を牛乳などとともに再加熱してできた固体が、リコッタです。どちらもフレッシュチーズと呼ばれるものです。 Cottage Cheese カッテージチーズは、イギリスの農家で生まれ、アメリカで発展したチーズ。脂肪分が普通のチーズの1/2以下と少なめです。 Ricotta リコッタ は、イタリア生まれのチーズで、乳清(ホエイ)を加熱するので「二度煮る」という意味から「リコッタ」という名前がついています。こちらも、低脂肪、低カロリー。さっぱりとした味でとても食べやすいチーズです。なかには、乳清(ホエイ)に生クリームなどを加えて再加熱した、よりクリーミーでコクのあるリッチな味わいのリコッタもあります。 リコッタは、ラビオリやラザニアなどのお料理に使われたり、南イタリアでは焼き菓子、揚げ菓子にもたっぷりと使われているそうです。 リコッタ 材料と作り方 <材料> ホエイ 200ml 牛乳 200ml レモン 少々 この分量で、リコッタが約100gできます。 ホエイは、カッテージチーズを作るときのほか、ヨーグルトを水切りしても取り出せます。 <作り方> 鍋にホエイと牛乳を入れて火にかけます。沸騰させないように中火にします。 ふつふつと気泡が出てきて、沸騰直前(80℃くらい)になったらレモン汁を入れて火から下ろします。 すでに分離しているようでしたら、レモン汁は入れなくてもよいです。 ザルやコーヒーのドリッパーにサラシなどを敷いて、濾します。 水気が切れたら出来上がり。 カッテージチーズもリコッタも、作ったあとにホエイが残ります。 ホエイは繰り返し使えます。 リコッタを使ったチーズケーキ <材料> 直径13cmの丸型 リコッタ 200g 卵黄 2個分 卵白 2個分 アーモンドプードル 大さじ2 リコッタはカッテージチーズで代用もできます。 <作り方> リコッタを泡立て器で混ぜて滑らかにします。 卵黄を2回に分けて入れ、よく混ぜます。 アーモンドプードルを入れて混ぜます。 別のボールに卵白を入れて、ツノが立つくらいに泡立ててメレンゲを作ります。 3に4のメレンゲを入れて、ゴムべらで泡をつぶさないように混ぜます。 型に流し入れ、170℃のオーブンで30〜35分ほど焼いて出来上がり。 暑い夏には、冷たいチーズケーキが美味しいですね。 リコッタといえば・・・ リコッタといえば、パンケーキを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。 シドニー発の世界一の朝食といわれたあのお店のスペシャリテということで、大人気となりました。私が持っているビル・グレンジャーさんの料理本『SYDNEY FOOD』も、巻頭のお料理がやはり「Ricotta hotcakes with honeycomb butter」です。大きな写真が、また美味しそうで美味しそうで! この本は、まだ日本に進出するずいぶん前に、オーストラリアを旅行してきた友人が、「シドニーですごーく流行ってたよ〜」と言ってお土産に買ってきてくれました。それからあれよあれよという間に、日本でも大人気に。 私は海外のお料理本が大好きです。ただ眺めているだけでも、なんだかワクワク。この夏は、お料理本を引っ張り出して、おうちで美味しく楽しむとしましょう。愛犬と一緒にシドニー気分になれるかもしれません!? 今回のリコッタチーズケーキの生地は、型に流し込んでオーブンで焼いていますが、同じ生地をフライパンで焼けば、スフレタイプのパンケーキになります。こちらもどうぞお試しください。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/ 参照:『チーズ好きに贈るチーズレシピ』磯川まどか/著 文化出版局
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アレンジ

純白のキク‘サイレント’がメイン! 明るいグリーンと合わせて清涼感ある夏のアレンジに
「洋」のイメージで キクというと「和」をイメージするかもしれませんが、じつはヨーロッパなどでも人気のある花の一つです。今回は、岩手県二戸市の生産農家「馬場園芸」さんが生産する美しいキク‘サイレント’をメインに、「洋」をイメージしたアレンジを楽しみました。 キク‘サイレント’は、大きく丸い形をしていて、純白の豪華な花です。この美しい白が映えるよう、また存在感のある花に負けないように、グリーンをふんだんに使いたいと思います。野趣あふれる感じと、夏らしい清涼感のある雰囲気に仕上げます。 アクセントに、キク‘バルティカサーモン’を。白+緑の中で、とてもよく引き立ちます。 アレンジメントに使った花 キク‘サイレント’ キク‘バルティカサーモン’ キク‘カントリー’ ギボウシ(葉と花) アメリカアジサイ‘アナベル’ ナルコラン ペパーミント セージ ススキ カニクサ(つる性の植物) その他、明るいグリーンの葉物 アレンジメントの手順 今回は、キクとグリーンを使ったアレンジ2種類をご紹介します。 一つは、ガラスのベースに投げ入れ。もう一つは、丸い小さな箱のアレンジです。 <ガラスのベースに投げ入れ> ギボウシの葉、ナルコランをベースの縁にぐるりと一周入れます。 ペパーミント、セージを入れます。 *グリーンで大体の土台を作ります。 葉の土台ができたら、花を入れていきます。 キク‘サイレント’を入れます。高低差をつけます。 ‘バルティカサーモン’を入れます。 ‘カントリー’を入れます。 キクの間にアナベルを入れます。 ギボウシの花を入れます。 ススキを入れます。 全体を見て、必要があればギボウシやミントなどを追加で入れます。 手前につる性の植物を、垂らすように入れます。 最初に入れたギボウシの葉の向きなどを調整して完成。 <丸い小さな箱のアレンジ> 小さな箱にアレンジするこちらのアレンジでは、キクは‘バルティカサーモン’と‘カントリー’の2種類のみを使い、グリーンもカニクサやミントなど葉の小さなものを合わせました。 箱の中に同じくらいの高さの「落とし」(水を入れられる缶など)を入れます。 つる性の植物(カニクサ)をぐるぐる回し入れます。 茎はきれいにリース状にならなくても大丈夫。2〜3本のつるを重ねて入れます。 茎の根元はしっかり水に浸かるようにしておきます。 ミントなどのグリーンを入れて、水面を覆うようにします。 *ここまでで、グリーンの土台を作ります。 ここから、グリーンの間にキクを入れていきます。 キク‘バルティカサーモン’を、高低差をつけて入れます。 ‘カントリー’を入れて完成。 *キクは短めにしますが、立体的に見えるように高低差をつけます。 ポイントは、合わせるグリーン アレンジメントをする際は、花の組み合わせと同じくらい、葉のチョイスも大切だといつも思っています。 ひと口にグリーンといっても、葉の色はさまざまです。明るい黄緑色、深く濃い緑色、斑入り、シルバー系、紅葉した赤、オレンジ、黄色の葉。 形もいろいろですね。ギボウシのような丸い大きな葉、ススキのようなスーッと細長い葉、ナルコランのような茎の両側に葉が並んでいるものなど。 葉っぱだけでも、バリエーション豊かな素敵なアレンジになるくらいです。 いろいろな葉がある中で、アレンジのイメージに合うようなグリーンを選ぶのがポイントです。 今回は、純白の豪華なキク‘サイレント’に合わせて、全体に明るく、夏らしい清涼感のある雰囲気に仕上げたいと思いました。そこでグリーンは、なるべく明るい黄緑色と斑入りのものを選びました。 スーッとしたススキを入れると、風に吹かれているような動きが出ます。手前につる性の植物を垂らすように入れました。こうすると、ガラスの中を隠すことができるのと同時に、ガラスから透ける光とつるの葉が、涼しそうな雰囲気を演出してくれます。 明るいグリーンは、ガラスとの相性がいいですね。光に透けたガラス、水、グリーンは、とても写真栄えします。 馬場園芸の珍しい品種のキク紹介記事はこちら→https://gardenstory.jp/plants/57721 オンラインサロンのYouTube配信はこちら→https://youtu.be/iaqMxj7gYXI Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/
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レシピ・料理

ノンシュガー・ノンオイルで愛犬と一緒のおやつ! 季節の果実のクラフティー
果実を楽しむスイーツ、クラフティー 果実の季節です。サクランボやブルーベリー、ビワ、プラムなど、店頭にも色とりどりの果実が並びますね。ご自宅の庭で収穫した果物を、季節とともに楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 旬の果物を使ったスイーツは、心もウキウキしてきます。愛犬も一緒に食べることができたら、もっと楽しい! 愛犬も食べられるように、ノンシュガー・ノンオイル、果物の甘さだけで楽しめるスイーツが嬉しいです。 そこで、今が旬のビワのクラフティーを作ることにしました。 クラフティーとは、フランスのリムーザン地方発祥の家庭で作られる伝統のお菓子です。季節の果物をグラタン皿に並べて、卵液を流し込んでオーブンで焼くだけの、簡単で素朴なお菓子。 そもそも「クラフティー(clafoutis)」という名前は、クギにくっつく(claufir)という意味の古いフランス語に由来するそうで、厳密には、コレーズ県産のサクランボを入れたもののみが、本家本元の「クラフティー」なのだそうです。それ以外は「フランニャルド」と呼ばれるとか。この名前も、なんだか可愛らしいですね。本物の「クラフティー」ではなくても、モモやイチゴ、ブルーベリー、洋梨、リンゴなど、その季節その季節の果物を楽しめるお菓子は、やはりとびきりの美味しさです。 今回は、旬の果実ビワで手作りしました。ビワの優しい味わいが、我が家の愛犬あんも食べやすいようで、このビワのクラフティーはお気に入りです。焼きたても美味しいですが、この時期ですと、冷たく冷やしてもいいですね。あんは、少し冷たいほうが、のどごしがよいようです。 とてもカンタンですので、ぜひお試しください! ビワのクラフティー 材料 ビワ 5〜6個 卵 1個 牛乳 200ml 小麦粉 大さじ2 甘酒(甘麹) 大さじ2 砂糖の代わりに甘酒(甘麹)を使って、ほんのり甘くしました。牛乳が苦手な場合は、豆乳に代えてみてください。 人間用のレシピでは、砂糖や生クリームなどを入れて、もっとリッチな味わいにしますが、犬用は、ノンシュガーでなるべくヘルシーにします。 このレシピは、人間も犬も食べられます。人間用には、食べるときに粉砂糖をふりかけると美味しいです。 ビワのクラフティー 作り方 オーブンを180℃に温めておきます。 ビワの皮をむき、半割りにして種子を取り除きます。 グラタン皿にカットしたビワを並べます。 卵液を作ります。 ボウルに卵を溶きほぐし、牛乳、甘酒、小麦粉を入れて混ぜます。 卵液を網でこします。 ビワを並べたところに、卵液を流し込みます。 180℃で30〜40分焼いて、できあがり。 犬に与えるときは、ビワを小さくカットして少しずつ食べさせてください。 小さなココット皿に、あらかじめ小さくカットしたビワを入れて、犬用に作ってもいいですね。 ビワ、犬が食べてもいい? そもそも、ビワを犬が食べてもいいかどうか、心配に思う方もいらっしゃるかもしれません。ビワについては、実の部分は問題ないそうです。 犬に与えてはいけないものとしては、ブドウ、干しブドウ、ネギ類、チョコレート、アルコール、香辛料、キシリトールなどがあります。そのほか、与えるのに注意が必要なものとして、アボカド、牛乳、イカ、タコ、エビ、カニ、生魚、生卵の白身などがあげられます。また犬によっては、どのようなアレルギーがあるか分かりませんので、初めて食べる食品は十分注意が必要です。 ビワは中国原産のフルーツで、栄養素がバランスよく含まれていますが、特にビワの葉は、さまざまな薬効があることで知られていて、漢方でよく使われてきました。 ただ、種子と葉には「アミグダリン」と呼ばれる青酸中毒となり得る成分が含まれているということで、ビワ茶については、摂取する量にもよりますが、十分な注意が必要とされています(2018年に国民生活センターよりビワを原材料とする茶についての注意喚起が出されています)。犬には実の部分だけにしておきましょう。 犬が食べても大丈夫な実の部分にも、いろいろな栄養素が含まれており、特に、βカロテンやβクリプトキサンチンが多いといわれています。βカロテンには皮膚や粘膜の免疫力を高めたり、被毛をきれいに保たせたりする効果があります。そして、βクリプトキサンチンには強力な抗酸化作用があり、いつまでも若々しい健康状態を保つのに役立つということです。 旬の食べ物は美味しく、そして栄養価も高いので、愛犬と一緒に、ヘルシーな味を楽しみましょう。 Credit 写真・文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 https://www.annegarden.jp/ 参考: 『お菓子の由来物語』猫井 登/著 『愛犬のためのホリスティック食材事典』日本アニマルウェルネス協会/監修




















