家庭菜園で採れたサツマイモで、愛犬のおやつ“サツマイモのモンブラン風!?”
秋に美味しいサツマイモ。じつは犬にとっても美味しい旬の味覚です。ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さんが、今回愛犬あんのために手作りしたのは、家庭菜園で育てたサツマイモで作るモンブラン風。いつものサツマイモに一工夫したちょっぴり特別なおやつは、愛犬にとっても暮らしの楽しみになりそうです。
目次
サツマイモの収穫
今年はサツマイモの栽培をしました。
苗を買ってきて植えると、葉っぱも茎も順調によく育ちました。この様子ならきっと美味しいお芋ができているだろうと期待が膨らみます。
ワクワクしながら掘ってみると、ありました! きれいなサツマイモ色したお芋が出てきて、思わず拍手をしてしまいました。嬉しいものですね。
サツマイモはやはり、焼いたり蒸したりするのが簡単で一番美味しいですね。愛犬あんも焼いたお芋が大好きです。いつも焼き芋なので、たまにはちょっとひと工夫。あんのために、サツマイモとヨーグルトでモンブラン風にしてみました。お芋好きなワンコたちは、きっとみんな喜んでくれるでしょう。
サツマイモのモンブラン風 材料
- サツマイモ
- ヨーグルト(無糖プレーン)
- 食パン
ヨーグルトの代わりに豆乳でも。
食パンはサンドイッチ用の厚さのものを土台として使いました。犬用のビスケットなどでも代用できます。
サツマイモのモンブラン風 作り方
- 食パンで土台を作っておきます。型抜きやカップなどでくり抜きます。
- サツマイモをよく洗い、皮付きのまま輪切りにします。
- 蒸します。
- 柔らかくなったサツマイモの皮をむき、少し取り分けて、残りはマッシャーで潰します。取り分けたものは、サイコロ状にカットしておきます。
- 潰したサツマイモにヨーグルトを加えて混ぜます。サツマイモの柔らかさを見ながら、ヨーグルトを少しずつ加えてください。
- 5を裏ごしして、滑らかにします。
- 絞り袋にモンブラン用の口金をセットして、6を入れます。
- 丸くくり抜いた食パンの土台の上に、サイコロ状にカットしたサツマイモを3~4個ずつのせます。
- 7のペーストを絞り出します。
- できあがり。
お店のモンブランにはほど遠い出来栄えですが、裏ごしして絞ってあるので、滑らかでいつもとひと味違う食感に、愛犬あんも喜んで食べてくれました。心優しい愛犬たちは、どんなに不格好なモンブランでも気にしません!?
プチサプライズのおやつで
愛犬あんは7歳8カ月となりました。そろそろシニア期に入ります。
犬もシニアになると、動きや歩きがゆっくりになったり、好奇心が薄らいでくるなどの変化が見え始めるようです。散歩の途中で歩くのが嫌になったり、今までよりも頑固になったりすると聞きます。あんも、勢いよく散歩に出かけても、途中からペースダウン。まったく動かなくなることがよくあります。
シニア期に入った犬は、栄養を考えた食事や適切な運動など、日常の健康管理が大切ですが、併せて、刺激を与えることがとても大事だと思います。人間と同じで、単調な毎日、いつもと同じ繰り返しでは、やはり退屈で意欲が低下してきます。
散歩のルートを変えたり、新しいおもちゃで遊んだりと、日々の暮らしの中でできる少しの刺激が必要です。たまには遠出をしてみるのもいいですね。
また、時にはいつもと違うおやつで、「わぁ〜」「おぉー」「やったー」と愛犬に思わせるようなサプライズがあると、きっと気持ちも若々しくいてくれるのではないでしょうか。
今回のサツマイモのモンブラン風は、いつものサツマイモとヨーグルトをただ混ぜただけで、「ワォ!」と大喜びするほどのサプライズおやつではないのですが、サツマイモをマッシュしている作業や、絞り出しているところを、愛犬あんはじっと見ていました。こんなことも、ワクワク興味をそそることになっているのかなと思いました。
紅葉の季節です。何か美味しいおやつを持って、いつもと違うふかふか落ち葉の山道を一緒に散歩したいなと思います。
Credit
写真・文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
https://www.annegarden.jp/
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