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気温が次第に下がり、冬に向かう移ろいの季節、秋。この時期にこそ美しい姿を見せる植物にはどんなものがあるのでしょうか? ここでは、分類の垣根を取り去った植物セレクトで話題のボタニカルショップ「ACID NATURE 乙庭」のオーナーで園芸家の太田敦雄さんが、秋に注目の宿根草をピックアップ! ナチュラルな姿を楽しみたい、秋こそ魅力を増す宿根草について、生かし方や育て方のアドバイスなど、2回にわたり詳しく解説します。

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秋の庭を彩り・演出する宿根草

秋は、暑い夏を越え元気を取り戻した宿根草の開花や、冬に向けてこっくりと色を増していく紅葉など、園芸家にとって、春とはまた違った庭の味わい深さを楽しめる季節ですよね。

初秋のガーデン
植栽家ピート・アウドルフ氏デザインによる宿根草植栽、初秋の風景。オランダ・ユトレヒトにて。

また、日本の夏はとても高温多湿で植物にとっても厳しい季節ですので、夏を元気に越えて秋に開花する宿根草は、春~初夏よりも選択肢が少なく、組み合わせるのが難しいかもしれません。

秋のボーダーガーデン
ユーパトリウムやソリダゴなど、日本でも夏から冬まで問題なく越せる植物が用いられたボーダーガーデンの植栽例。

そこで今回から2回にわたり、そんな秋の庭を彩り・季節感を演出する宿根草をご紹介します。

今回は、秋咲き種の多いキク科の植物を、次回はキク科以外の宿根草をご紹介します。

また、秋の庭に風情を与えてくれる植物といえば、オーナメンタルグラス類を思い浮かべる方も多いでしょう。それに続く記事で、秋の穂を楽しめるオーナメンタルグラスを乙庭セレクトでご紹介予定です。本記事と併せて参考にしていただければ幸いです。

秋はとても変化に富んだ季節。その「移ろい」の演出が醍醐味

日本では40℃超えになることもある酷暑の夏から一転して、氷点下にもなる冬との間に位置する季節、秋。ひと言で「秋」といっても、その様相はさまざまです。

秋は気温が穏やかで過ごしやすい季節というイメージがありますが、むしろ寒さや暑さが比較的一定に続く夏や冬よりも、グラデーショナルではあるものの夏~冬への40℃近い寒暖差を変遷していくわけですから、とても大きな変化の季節であるともいえますね。

初秋の庭
ケイトウやヘリアンサスなど、真夏の名残も見せる初秋の庭。

ところで、「秋」とはいつからいつまでを指すのでしょうか。気象庁の定める区分では秋は9・10・11月。旧暦の観点でいうと太陽の動きをもとに一年を二十四分割した二十四節気では、8月8日頃の立秋から11月8日頃の立冬前日までが秋となります。また天文学的な二至二分で見ると、9月23日頃の秋分~12月22日頃の冬至までが秋となり、秋という時季の定義さえも多様な解釈がありますが、いずれにせよ、夏の暑さと冬の寒さのどちらにもまたがる変化の季節ということです。

ユーパトリウム・フィスツロスム
夏に上半分を刈り戻して1.7m程度の高さで咲かせた大型種のユーパトリウム・フィスツロスム(Eupatorium fistulosum)。

上写真では、秋の七草にも数えられるフジバカマの仲間ユーパトリウムと秋を感じさせるパニカムの穂の他、背景には夏のイメージが強いサルスベリや銅葉のカンナなどが渾然となっていますね。

これだけの変化が秋という季節の特徴となりますので、その季節内での移ろいを庭で魅せていくのが庭主の腕の見せどころといえるでしょう。

では以下、「夏寄りの秋」から「冬寄りの秋」にかけての季節の移ろいを楽しめる宿根草の中でも、秋咲き種の多い一群、キク科の植物を乙庭セレクトでご紹介します。

セレクト1
ユーパトリウムの仲間

日本では秋の七草のひとつとしても知られるフジバカマ(Eupatorium japonicum、あるいは異形のコバノフジバカマ Eupatorium fortunei)を含む属です。

フジバカマ
日本原産のフジバカマ。アサギマダラなどの蝶を集める花としても知られています。

日本原産のフジバカマも、上品で初秋の季節感を感じさせてくれる美しい花ですよね。また近年では、海外の有名庭園の宿根草植栽の後景に印象的に植栽されることの多い北米原産の大型種や、花序が大きく豪華なタイプの品種も、日本国内で手に入るようになってきました。

ユーパトリウム マキュラツム ‘アトロプルプレウム’
ユーパトリウム・マキュラツム ‘アトロプルプレウム’ Eupatorium maculatum ‘Atropurpureum’

北米原産種の多くは日本のフジバカマよりは茎が太く、ガッシリした印象の草姿が特徴的です。茎が濃いめの紫褐色を呈する品種も多く、輪生する葉の風情もナチュラルかつオーナメンタル。開花前の葉茎の姿も雰囲気がよく、少しグレーみを感じさせるピンク色の花序と濃色の茎とのコントラストも美しいです。土壌の乾燥に弱いこと以外は性質も丈夫で育てやすく、日本でのナチュラルガーデン素材としても有望でしょう。

ユーパトリウム大型種の花壇
ユーパトリウム大型種の濃紫褐色の茎と壮麗な花は宿根草植栽の後景によく映えます。

日本のフジバカマは「秋の花」という印象がありますが、北米系のユーパトリウムの多くは初夏から開花します。関東地方では6月頃に最初の花が見られますが、花後そのままにしておくと、梅雨の時期に茎が長く伸びて、秋の開花の時に背が高くなりすぎ、花の重みで倒れやすくなります。

最初の花が終わったら上部半分くらいを刈り戻すと、たくさんの脇芽が伸びて晩夏~初秋にかけて数多く楽しむことができます。

ユーパトリウムの花後のタネ姿
ユーパトリウムの花後のタネ姿。

また、ベージュの綿毛状に乾いていく花後のタネ姿もオーナメンタルで、晩夏~初冬までの季節の移ろいを視覚的に表現してくれる素材です。

ユーパトリウムの矮性品種‘リトル・ジョー’
草丈1.5m程度でおさまる矮性品種‘リトル・ジョー’(Eupatorium dubium ‘Little Joe’)。

北米原産種では、草丈2.5mの見上げるような高さに成長するフィスツロスム(Eupatorium fistulosum)やマキュラツム ‘アトロプルプレウム’ (Eupatorium maculatum ‘Atropurpureum’ )などの壮麗な大型種、そして花序が大きくて見栄えがよく、草丈1.5m以内でおさまる矮性種などもあります。

【DATA】
■ キク科
■ 学 名:Eupatorium
 (※近年の分類では、上記解説に登場するdubiumfistulosum、maculatumpurpureumEupatorium属からEutrochium属に分けられました。が、2020年以前に発刊された書籍などでもこれらはEupatoriumの名で紹介されていますので、混乱を防ぐ意味で本記事では旧名のEupatoriumで表記しています)。
■ 主な花期:初夏~秋
■ 草 丈:1.2〜2.5m程度(種により異なる)
■ 耐寒性:強
■ 耐暑性:強
■ 日 照:日向~半日陰

セレクト2
ベルノニアの仲間

前出のユーパトリウムに似た草姿で、アザミを連想させる鮮やかな紫花が晩夏~秋の庭を彩ってくれるキク科の植物です。

ベルノニア・クリニタの花
ベルノニア・クリニタの花。

日本では大型種のクリニタ(Vernonia crinita)やノベボラセンシス(Vernonia noveboracensis)が2010年代頃から高感度なガーデナーにより植栽に取り入れられ始め、徐々に注目されるようになってきました。

ベルノニアの原野群生風景
アメリカ、ウエストバージニア州でのベルノニアの原野群生風景。

暑さ寒さにもとても強く、お盆の頃から咲き始め、晩夏から秋まで比較的開花期間が長く楽しめます。

ノベボラセンシスやアルティッシマ(Vernonia altissima)のように草丈2mを超える大型種から、草丈1m前後で楽しめるお手頃サイズのレターマニー(Vernonia lettermanii)まで、サイズ感の異なる数種が園芸向けで紹介されています。

ベルノニア・レターマニー
ベルノニア・レターマニー(Vernonia lettermanii)の植栽例。

ユーパトリウム同様に、梅雨の時期に勢いよく茎が長く伸びて、開花の頃には背が高くなりすぎ、花の重みで倒れやすくなります。梅雨の頃に上部半分くらいを刈り戻すと、脇芽が伸びて晩夏~秋にかけて花数が多く楽しめます。

ベルノニアの花後の種
ベルノニアの花後のタネ姿。

ベージュの綿毛状に乾いていく花後のタネ姿やタネが飛んだ後のガクもオーナメンタルで、ユーパトリウム同様、晩夏~初冬までの季節の移ろいを表現してくれます。

ベルノニアの花

ベルノニアの鮮やかな紫色の花は、ルドベキアやオミナエシなど、同じ時期に咲く鮮黄色の花ともたいへん相性がよく、組み合わせて使うととても目を引きます。

【DATA】
■ キク科
■ 学 名:Vernonia (各種名は上記解説中に記載)
■ 主な花期:晩夏~秋
■ 草 丈:1.2〜2.5m程度(種により異なる)
■ 耐寒性:強
■ 耐暑性:強
■ 日 照:日向

セレクト3
ヘリアンサス・サリシフォリウス

ヤナギバヒマワリという和名でも知られる北米原産のヒマワリの仲間です。

ヤナギバヒマワリ

ヒマワリというと真夏を連想させる巨大花の一年草タイプのものを思い浮かべる方も多いと思いますが、本種サリシフォリウスは、植えっ放しで栽培できる宿根性のタイプ。一年草のヒマワリのような巨大花ではなく、ヒマワリらしい花容は持ちつつも、よりナチュラルな雰囲気の花径8cm程度の鮮黄色の花をたくさん咲かせます。

暑さ寒さにもとても強く、日本の気候にも合っていて育てやすい植物です。

また、本種は種小名のサリシフォリウス(salicifolius 「ヤナギのような葉」の意)が示すように、ヤナギのように細く垂れる葉姿もとても印象的な種です。

ヤナギバヒマワリ

また2~3mに育つ草姿もダイナミックで、開花期前の春~晩夏までの長期間、オーナメンタルなリーフプランツとして楽しめます。真夏に向けてグングンと大きく育つので、前出のベルノニアの大型種などと合わせて宿根草植栽の後景のフォーカルポイントとして使ってもよいでしょう。

【DATA】
■ キク科
■ 学 名:Helianthus salicifolius
■ 主な花期:晩夏~秋
■ 草 丈:2〜3m程度
■ 耐寒性:強
■ 耐暑性:強
■ 日 照:日向

セレクト4
ルドベキアの仲間

前出のヘリアンサスよりも小ぶりな花で、夏の暑さにもよく耐え、長期間にわたりたくさんの花を咲かせてくれる、日本の夏~秋の庭環境にも合って育てやすいキク科の植物です。

ルドベキアには毎年種まきで育てる一年草タイプのものと、宿根性のタイプのものがありますが、今回は記事の趣旨に沿って宿根性タイプのものをいくつかご紹介します。

ルドベキア

いかにもキクの仲間らしい花を咲かせる宿根草といえば、他にエキナセアやヘレニウム 、アスターなどが挙げられますが、ルドベキアは真夏~秋にかけて長期間開花するので、初夏~夏の主役級花モノのエキナセア・ヘレニウムと秋本番の風情を演出してくれるアスターとの開花リレーを、間を空けることなく引き継ぐことができます。

ルドベキア・マキシマ
ルドベキア・マキシマ(Rudbeckia maxima

大型種のルドベキア・マキシマ(Rudbeckia maxima)はワックスがかった質感の水色緑のスプーン形の大きな葉もとても美しく、開花までの葉姿も楽しめます。2m程度の花茎を立ち上げて咲く花も、ナチュラルかつダイナミックで見応えがあります。マキシマの開花期は、初夏~夏がメインとなりますが、開花後に黒褐色に乾いて残るタネ姿もオーナメンタルで、秋には美しい葉と黒い楕円球状の種穂を長く観賞できます。

ルドベキア ‘タカオ’
ルドベキア ‘タカオ’ (Rudbeckia triloba)

また、丈夫でよく咲くルドベキアとして定番的に普及しているルドベキア ‘タカオ’ (Rudbeckia triloba) も、花後に黒いボタン状に残る花心を冬まで楽しめ、夏~冬に至る季節の移ろいを表現できます。

ルドベキアの花後

【DATA】
■ キク科
■ 学 名:Rudbeckia (各種名は上記解説中に記載)
■ 主な花期:晩夏~秋
■ 草 丈:60cm〜2m程度(種により異なる)
■ 耐寒性:強
■ 耐暑性:強
■ 日 照:日向

セレクト5
ソリダゴの仲間

今日では、ススキとともに大群落で咲く黄色い花の姿が日本の秋の野の風景のように解されることも多い、セイタカアワダチソウも含むアキノキリンソウ属の仲間です。

ススキとセイタカアワダチソウ
ススキとセイタカアワダチソウが咲く日本の秋の風景。

明治期に日本へ渡来し、以降、その旺盛な生育力から要注意外来生物にも指定されているセイタカアワダチソウ(Solidago altissima)による悪印象が強いせいか、日本ではソリダゴ属は、庭植えとしてはやや敬遠されがちかもしれません。

しかし、ソリダゴの仲間には、草丈が低くて美しい花を咲かせる品種もあり、海外では宿根草植栽の秋の見どころとしてしばしば利用されます。

ユーパトリウムとソリダゴの植栽
ユーパトリウムとソリダゴを組み合わせた植栽例。

また、フラワーアレンジメントや生け花の花材としてもよく使われています。

ソリダゴ ‘ファイアーワークス’(Solidago rugosa ‘Fireworks’)や‘ゴールデン・シャワー’(Solidago  ‘Golden Shower’)など、今日園芸用として流通している品種は、丈夫ではありますが、雑草的に繁茂しすぎることもなく育てることができます。

ソリダゴ ‘ゴールデン・シャワー’
ソリダゴ ‘ゴールデン・シャワー’(Solidago ‘Golden Shower’)

ぜひ先入観にとらわれずチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ソリダゴはキク科の植物ですが、「Goldenrod(金の釣竿)」という英名が示すように、輝くような鮮黄色のしなやかに垂れる花穂はキクの花とはまた違った造形美があり、植栽にバラエティを加える面でも、とても活躍します。

【DATA】
■ キク科
■ 学 名:Solidago (各種名は上記解説中に記載)
■ 主な花期:晩夏~秋
■ 草 丈:1.2m程度
■ 耐寒性:強
■ 耐暑性:強
■ 日 照:日向

セレクト6
アスターの仲間

秋本番のガーデンを色とりどりに演出してくれる花といえば、真っ先にアスターの仲間を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

アスター

野の風情を感じさせる小菊花がたくさん咲き誇る様子は、とてもナチュラルな中にも華やかさがあり、オランダの植栽家、ピート・アウドルフさんの植栽に触発されて全世界的に広がりを見せつつある、いわゆる「ナチュラリスティック・プランティング」の温帯地域における秋植栽の見どころとして欠かせない花素材といえるでしょう。

アスターやソリダゴなどが咲く秋の庭
草丈・花色の異なるアスターやソリダゴなどを用いたカラフルな秋の庭。

アスターは性質も丈夫ですし、秋の花材としても優秀なのですが、開花期を迎えるまでの春~夏の期間は葉ばかりで、それほど観賞価値がありません。また湿度の高い日本では、梅雨時期を中心に葉にうどんこ病なども出やすいので、庭植えする際には、春~夏までの花モノと上手に組み合わせることで美観のバランスを整える工夫が必要です。

アスター ‘プロフェッサーアントンキッペンバーグ’
アスター ‘プロフェッサー・アントンキッペンバーグ’ (Aster novi-belgii ‘Professor Anton Kippenberg’)

ユーパトリウムなどと同様に、アスターも梅雨時期に枝がよく伸び、特に高性の品種は開花時期に倒れやすくなります。葉の蒸れ防止も兼ねて、梅雨の頃に地際から1/3くらいを残して刈り戻すと、脇芽がたくさん出て、こんもりと茂った姿で秋に花数多く楽しむことができます。

アスター

ヨーロッパと比べて降雨量の多い日本では、枝が伸びて倒れる現象はどうしても起こりやすいので、品種選びの時点で、あまり大きくならないものを選ぶのもよいでしょう。本項で品種名付きで上記に紹介しているものは、いずれも草丈60cm程度におさまる比較的小型種です。

アスター ラテリフロルス ‘レディー・イン・ブラック’
ピート・アウドルフ氏デザインによる「Hauser & Wirth Gallery Somerset」の植栽で使用されているアスター・ラテリフロルス ‘レディー・イン・ブラック’(Aster lateriflorus ‘Lady in Black’)

また、ラテリフロルス ‘レディー・イン・ブラック’ など、銅葉で春~夏までの期間も観賞価値のある品種もあります。好みに合う花色や品種を選んで秋の庭をお楽しみください。

【DATA】
■ キク科
■ 学 名:Aster (各種名は上記解説中に記載)
■ 主な花期:晩夏~秋
■ 草 丈:30cm〜1.5m程度 (種により異なる)
■ 耐寒性:強
■ 耐暑性:強
■ 日 照:日向

今回は晩夏から初冬にかけて、オーナメンタルなドライ花殻まで多角的に楽しめるキク科宿根草をご紹介しました。次回は、秋の移ろいを演出するキク科以外の宿根草をご紹介します。どうぞお楽しみに!

秋の庭

神は、移ろいやすいものだけを美しくした。
(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 詩人・劇作家・小説家 1749 – 1832)

Photo/ 1) Flower_Garden 2) Sergey V Kalyakin 3) Gardens by Design 4) Nancy J. Ondra 6) tagu 7) mizy 8) Gardens by Design 9) photoPOU 11) Ollga P 12) Malachi Jacobs 13) Nancy J. Ondra 14) NPvancheng 15) Danita Delimont 16) c_WaldWiese 17) Wiert nieuman 18) J Need 19) Nancy J. Ondra 20) Yarrrrrbright 21) tamu1500 22) Toshio Umekawa 23) Gardens by Design 24) Gardens by Design 25) nnattalli 26) Flower_Garden 27) Iva Villi 28) Bankiras 29) Lois GoBe 30) Nancy J. Ondra  /shutterstock.com

5&10/太田敦雄

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