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驚異の成長力「明日葉」を育てよう!栄養満点アシタバ栽培の失敗しないコツ

驚異の成長力「明日葉」を育てよう!栄養満点アシタバ栽培の失敗しないコツ

amu1500/Nishihama/Shutterstock.com

アシタバ(明日葉)は、その名のとおり驚異的な成長力と栄養満点な魅力を持つ野菜です。家庭菜園にもぴったりで、初心者の方でも比較的簡単に始められます。この記事では、アシタバを自宅で上手に育てるための「失敗しないコツ」を詳しくご紹介。ぜひ、この機会にアシタバ栽培に挑戦して、その生命力と採れたての美味しさを実感してみませんか?

アシタバの基本情報

アシタバ
Zhane Luk/Shutterstock.com

植物名:アシタバ
学名:Angelica keiskei
英名:ashitaba
和名:アシタバ(明日葉)
その他の名前:ハチジョウソウ、アシタグサ
科名:セリ科
属名:シシウド属
原産地:日本
形態:多年草(宿根草)

アシタバは日本原産のセリ科に属する多年草です。成長が早いうえに長く楽しめる緑黄色野菜で、別名「ハチジョウソウ(八丈草)」などとも呼ばれています。品種は、「青茎系」と「赤茎系」という2つのグループがあり、どちらも食用として幅広く親しまれています。

ある程度まで成長すれば数年間楽しむことができ、育て方のコツをつかめば初心者の方にも育てやすいので、家庭菜園におすすめ。なお、毒性があるとの言説は誤解で、アシタバには毒はありません。

アシタバの葉や花の特徴

アシタバ
tamu1500/Shutterstock.com

園芸分類:野菜
開花時期:6〜9月
草丈:50〜100cm
耐寒性:弱い
耐暑性:やや弱い
花色:白~淡黄

アシタバの羽状複葉で、小葉の縁にはギザギザした鋸歯(きょし)があります。葉は野菜として利用され、やや苦みのある独特の風味が特徴。茎葉を切ると出る黄色い汁にはカルコンやクマリンなどのポリフェノールが豊富に含まれます。夏から秋にかけて咲く花は散形花序で、白い小花がたくさんつきます。

冬は地上部が枯れますが、暖かな場所に植えて冬越しが成功すれば、翌年以降も芽を出す多年草です。

アシタバの名前の由来と花言葉

アシタバの花
アシタバの花。mimi-TOKYO/Shutterstock.com

アシタバは漢字では「明日葉」と書きます。これは成長スピードが速く、収穫した翌日には新しい葉が出ることに由来します。

アシタバの花言葉は「旺盛な活動力」「未来への希望」です。

栄養満点でさまざまな食べ方ができるアシタバ

アシタバ料理
Caito/Shutterstock.com

アシタバは栄養価が非常に高い野菜で、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。特にカロテンや葉酸、ビタミンKなどが多いとされています。

風味には少しクセがありますが、気になる場合はあく抜きをすることで食べやすくなります。天ぷらやおひたし、炒め物、和え物といった幅広い料理に活用できるほか、葉を乾燥させればお茶として楽しむこともできます。

アシタバは鉢植えでも育てられる!

アシタバ
tamu1500/Shutterstock.com

アシタバは地植えで育てられることが多い野菜ですが、ポットやプランターで栽培することも可能です。育て方に大きな違いはないため、自分の好みや環境に合わせて好きな方法を選ぶとよいでしょう。

アシタバの栽培12カ月カレンダー

開花時期:6〜9月
植え付け・植え替え:4〜6月、10~11月
肥料:5〜9月
種まき:10~11月(寒冷地は4~5月)
株分け:3~4月

アシタバの栽培環境

アシタバ
High Mountain/Shutterstock.com

日当たり・置き場所

【日当たり/屋外】日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし暑さに弱いため、夏は直射日光が強く当たる場所は避けましょう。半日陰程度がベストです。

【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。

【置き場所】土質は特に選びませんが、根腐れを起こしやすいので水のやりすぎには注意が必要。鉢植えの場合は、梅雨どきは雨の当たらない場所に移動するとよいでしょう。また寒さに弱いため、霜が降りるような場所での栽培は避ける必要があります。鉢植えで育てる場合は、季節や気温に応じて置き場所を調整するとよいでしょう。

耐寒性・耐暑性

アシタバの生育適温は20℃前後。関東以西の南部に自生し、温暖な気候を好むため、冬は寒さ対策としてマルチングをするとよいでしょう。土が凍るほどの寒冷地では室内に取り入れて冬越しさせるほうが無難です。

アシタバの育て方のポイント

アシタバ
tamu1500/Shutterstock.com

アシタバは暖かい地域に自生しているように、暖地ではより育てやすい植物です。

ここからは、暖地でのアシタバの育て方について詳しく解説します。寒冷地で育てる場合は種まきの時期などが異なりますので、注意してください。

用土

土
ABO PHOTOGRAPHY/Shutterstock.com

アシタバは比較的どのような土壌でも育ちやすい植物ですが、水はけがよく、弱酸性の土を好む傾向があります。鉢植えの場合は市販の野菜用培養土がおすすめですが、自分で配合する場合は、小粒赤玉土・中粒赤玉土・黒土・腐葉土を同じ割合で混ぜるとよいでしょう。

水やり

水やり
New Africa/Shutterstock.com

アシタバは、過湿に注意が必要です。地植えの場合は、下から水が上がってくるので特に必要ありません。鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えます。春と秋には4~5日おき、夏には毎日、冬には1週間に1回程度が目安です。ただし、水切れすると葉が傷む原因にもなるため、土の状態を見て頻度を調整しましょう。

肥料

肥料
Agenturfotografin/Shutterstock.com

アシタバは肥料が多いと傷むことがあるため、控えめに与えます。生育期には月に1回を目安に、少量の追肥を与えるとよいでしょう。おすすめは、効き目がゆっくりな堆肥や油かすなどの有機肥料。土の表面に軽く混ぜるようにして施すとよいでしょう。保水性の高い堆肥などの有機質を土の表面に施すことで、乾燥防止の効果も期待できます。

注意する病害虫

病害虫対策
Visual Generation/Shutterstock.com

アシタバは、病気や害虫があまり発生しない丈夫な植物ですが、まれにアブラムシやウドノメイガといった害虫が付くことがあります。対策としては、薬剤を使用して駆除するほか、水で洗い流したり、手で取り除いたりするのも効果的です。

アシタバの詳しい育て方

種まき

種まき
Piyaset/Shutterstock.com

アシタバの種まきの適期は10~11月。土に種子をばらまいて、たっぷり水を与えます。アシタバは発芽に光が必要な好光性種子なので、土はかぶせないか、ごく薄くかける程度にとどめます。種まき後は乾燥させないように管理しましょう。

植え付け

植え付け
Ivanova Ksenia/Shutterstock.com

初心者の方や、それほど量が必要ない場合は、市販されている苗を購入して植える方法もおすすめです。植え付けの適期は4~6月。温暖な地域では10~11月にも植え付けが可能です。健康な苗を選ぶポイントとしては、葉が鮮やかで茎がしっかりしていること。また、病害虫の痕跡がないものを選ぶとよいでしょう。

植え付けの際は、茎が5cmほど土に埋まるように、少し深めに植えるのがポイントです。

収穫方法

アシタバ
Nishihama/Shutterstock.com

アシタバは成長スピードが非常に速く、通年で収穫を楽しむことができます。

収穫のタイミングは、葉が開いてから2~3日後、草丈が30cmほどになった段階で、葉の根元から切り取るのが理想です。収穫が遅れると風味が悪くなるため、早めに収穫しましょう。こまめに葉を摘んだほうが、株も長生きします。

また、一度にすべての葉を収穫してしまうと育ちが遅くなるため、必ず2~3本程度は残しておくことが大切です。

増やし方

アシタバ
tamu1500/Shutterstock.com

アシタバは、種まきと株分けで増やすことができます。

【種まき】

種まき
shine.graphics/Shutterstock.com

成長したアシタバから採取した種子で増やすことができます。10~11月に実がなるので、そこから種子を採取して2~3日陰干しします。遅くとも年末までには種まきをし、水やりをしながら管理します。

種まきで増やした株は、基本的に植え付けと同じ育て方でかまいません。

【株分け】

VH-studio/Shutterstock.com

アシタバを株分けで増やす場合は、株の生育が活発になる3〜4月が適期です。

作業の際は、根を傷つけないように注意して株を丁寧に掘り起こし、余分な土を落とします。その後、根が均等になるように2つか3つに分けます。分けた株は、新しい用土に植え付けます。

同じ場所で栽培を続けると連作障害が発生する可能性があるため、菜園の場合は、前に育てていた場所とは異なる場所に植えることが重要です。

アシタバを育てる際の注意点

アシタバ
setapic/Shutterstock.com

アシタバ栽培には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。上手に育てるための注意点をチェックしましょう。

発芽するまでは気長に待つ

アシタバ
tamu1500/Shutterstock.com

アシタバは成長スピードが速い植物ですが、種まきから芽が出るまでには2週間から2カ月ほどかかることもあります。そのため、こまめに水やりをしながら、気長に見守ることが大切です。また、覆土が厚すぎると発芽しなかったり遅くなることがあるので、土をかぶせすぎないように注意しましょう。

長く育てたい場合は暑さ・寒さ対策を

日差し
Shaplov Evgeny/Shutterstock.com

アシタバは暑さと寒さに弱いため、夏越しや冬越しには適切な対策が必要です。

温暖な地域の山中など、日陰の涼しい場所に自生しているため、夏場は直射日光を避けられる、風通しのよい半日陰の場所が理想です。鉢植えの場合は、熱くなるコンクリートの上などには直置きせず、下に人工芝を敷いたり、湿らせた川砂を入れた1回り大きな鉢の中に入れて二重鉢にするなど工夫しましょう。

一方、冬場は寒さや霜から守るために、防寒対策が必要です。暖地では株元にマルチングをしておけば冬越しできることもあります。寒さが厳しい場合には、株を不織布で覆うとよいでしょう。鉢植えの場合は、室内に取り込みましょう。

寒冷地での種まきは春まき

寒冷地
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寒冷地でアシタバを育てる場合は、4~5月に種まきします。収穫のタイミングは6~9月です。それ以外の栽培方法については、温暖地と大きな違いはありません。

葉が黄色になったら環境の見直しを

アシタバ
High Mountain/Shutterstock.com

アシタバの葉が黄色くなるのは、乾燥や栄養不足などが原因です。生育環境を見直すとともに、適切な肥料を与えるようにしましょう。

花はこまめに摘み取る

アシタバは花が咲くと株が弱りやすいので、つぼみを見つけたらこまめに摘み取りましょう。

アシタバの栽培に挑戦しよう

アシタバ
Nishihama/Shutterstock.com

アシタバは成長が早く、育て方もそれほど難しくないうえに、病害虫がつきにくいという特徴を持つ、比較的育てやすい植物です。家庭菜園のイメージが強いかもしれませんが、プランターなどスペースが限られた環境でも気軽に育てることができます。野菜作りを楽しみたい方は、ぜひアシタバを育ててみてはいかがでしょうか。

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