うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-
うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
海野美規 -フラワー&フォトスタイリスト-の記事
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アレンジ

3月3日ひな祭りのかわいい桃形お菓子とクッキー缶の桃色花アレンジ
紅茶やクッキーの缶は「落とし」を入れれば立派な花器に ひな祭りの花といえば、桃。桃の咲く頃の節句であることから、また桃には百歳(ももとせ)まで生きられるようにという不老長寿の願いが込められ、邪気を祓う力があるとされていることから、ひな祭りの花とされています。桃に守られて、女の子が健やかに成長するようにという願いが込められているのですね。今回は定番の桃以外で、テーブルにアレンジしやすい草丈で、ピンク色の花を集めてアレンジしてみました。 スイーツには、見た目も可愛くお祝い事にピッタリな「壽桃(ショウタオ)」(桃饅頭)をどうぞ。 アレンジメントの作り方 <使った花> ・ストック(スプレータイプ) 1本 ・チューリップ 4本 ・スイートピー 5本 ・エンドウ 1本 ストックは、スプレータイプのものがオススメです。スプレータイプの花は1本につき、3~4本に枝分かれしているので、枝ごとにカットして使うことができます。小さなアレンジにする場合には、分けて使うと花つきのボリュームもほどよく調整できて、使いやすいのです。 <使った器> 今回はお気に入りのお菓子の缶や紅茶の缶をアレンジメントの器にしました。中にプラスチックのカップなどを入れれば、立派な花器になります。 <手順> 器に合わせて長さをだいたい揃える。花の高さは器の1~1.5倍くらいに。 水に入る部分の葉を取り除く。 缶の中にプラスチックのカップなど「落とし」を入れて水を入れる。 エンドウの枝を、器の周りに入れる。 ストックを垂直に入れていく。 チューリップ、スイートピーも同じように垂直に入れる。 はじめは花がとまりにくいのですが、本数が増えていくととまるようになります。 <ピンク色のクッキー缶に> こちらの缶は、Bengawan Solo(ブンガワン・ソロ)という、私が以前暮らしていたシンガポールで人気のある、郷土菓子を扱う老舗店のクッキー缶です。チャンギ国際空港をはじめ、島内に40店舗以上あります。シンガポールに旅行された方は、きっと見かけたことがあるのではないでしょうか。 お土産として人気があるのは、カラフルな色の八角形の缶に入ったクッキーです。クッキーもおいしいのですが、なんといってもカラフルな色と、アジアンテイストの花柄の缶が目を引きます。この缶は、ピンクの他、グリーン、赤、オレンジ、黄色、黒など色とりどりです。私もいくつか持っていて、花を活けたら似合いそう! と思い、取っておきました。 創業者がインドネシア人女性と聞き、この花柄は、バティックやジャワ更紗などに描かれている花模様をイメージしてデザインされているのかな、と想像しました。とてもきれいな缶です。 <ピンクの紅茶の缶に> シンガポールの紅茶といえば、TWG。創業は2008年のことです。ちょうど私がシンガポールに住み始めた頃で、シンガポール市内にサロン・ド・テやショップが展開され始めていました。駐在中に、あっという間にたくさんの店舗がオープンし、今やすっかりシンガポールの紅茶専門店として人気ブランドとなっています。 こちらがTWGの紅茶缶。これは一番小さな缶です。小さな花をちょっと活けるのにちょうどいいサイズです。優しいピンク色なので、可愛らしい春の花がぴったり。ストックと、エンドウのつるをアレンジしました。 桃の節句の起源 平安時代の中期、3月の初めの巳の日に無病息災を願うお祓いをしていた上巳の節句が始まりとされています。そしてそれが小さな子どもを災いから守りたいという願いになり、江戸時代には、3月3日を上巳の節句と定め、ひな人形を飾る女の子の日と決めたとのことです。 中国では上巳の節句には、桃の花を愛で、桃の花を漬けたお酒を飲み、桃の葉が入ったお風呂に入って邪気祓いを行っていました。また旧暦の3月3日はちょうど桃の花が咲く頃だったことから、ひな祭りに桃の花が飾られるようになったようです。 桃は吉祥文 桃は中国の伝説に由来して吉祥文となりました。古代、桃は邪気を祓う力を持つ霊木とされ、桃の木で作った弓や桃の枝で悪霊悪鬼を祓う風習があったといいます。日本に伝わって、同じように鬼祓いに桃弓や桃枝が用いられました。鬼退治に行くのが「桃太郎」なのも、そんなところから。 また、「西王母伝説」というのがあります。仙女・西王母が棲む地に桃の木があり、三千年に一度実がなります。この実を食べると不老不死でいられることから、西王母は漢の武帝にこの桃を贈ったという伝説です。ということから桃、ことに桃の実は吉祥文となりました。 シンガポールで見かけた伝統的な茶器などには、桃の実が描かれているものが多くありました。これもまた、長寿を表す吉祥図案だからと聞きました。 ひな祭りにぴったりのおしゃれなお祝いスイーツ「壽桃(ショウタオ)」 桃の形をしたお饅頭の「壽桃」は、中国で誕生日のお祝いの時に食べられてきました。「桃包」(タオパオ)ともいいます。シンガポールでは、そのままズバリ「Birthday Bun」という名前で中華レストランのメニューにありました。 不老長寿で邪気払いの「桃」を形にしたお饅頭は、昔から愛されてきたお菓子なのだそうです。今ではたくさんの美しいケーキなどがありますが、この愛らしい桃の形のお饅頭は、いつの時代もほっこり幸せな気持ちにさせてくれるお菓子だなと思います。 今年のひな祭りのテーブルにホカホカの壽桃はいかがでしょうか。 併せて読みたい ・花屋さんの球根付きムスカリでガーデン風テラリウムアレンジ ・母から娘へ、子の幸せを祈る八重桜の塩漬け。作り方とアレンジレシピ ・私のガーデンストーリー「小さな花壇の花あそび」 Credit アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp
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レシピ・料理

安全・安心な愛犬のための手作りペットフード8 冬の白野菜3種とポークのミルク煮
冬の白野菜3種とポークのミルク煮 今が旬の冬野菜。白菜、小かぶ、カリフラワー、どれも冬に美味しい野菜です。カリフラワーは、今欧米でも日本でも、低カロリー・低糖質の食材として大注目されていますね。旬の野菜とヘルシーな豚もも肉をミルク煮にしました。体もポカポカ温まります。 <材料>(2回分) 小かぶ 3個 カリフラワー 3~4房 白菜 2~3枚 豚もも肉 100g ヤギミルク 150ml 豚肉の代わりに鶏肉でもいいですね。また、ヤギミルクではなく豆乳にしても大丈夫です。ミルクの量は、野菜から出てきた水分にもよりますので、様子を見て加えてください。 <作り方> 小かぶは皮をむいて縦半分にカットし、カリフラワーは小房に分ける。白菜はざく切りにする。 野菜と豚もも肉を鍋に入れる。 大さじ2杯程度の水を入れ、ふたをして火にかける(野菜から水分が出るので、水は少量にする)。 肉に火が通り野菜がしんなりしたら、ヤギミルクを入れる。 弱火でコトコト煮る。 でき上がったら、ボウルに柔らかくなった野菜とミルクのスープもたっぷり入れる。 豚もも肉は、手で小さく割いて、野菜はスプーンなどでつぶして与える。 養生三宝といわれる白菜 白菜は、大根、豆腐に並び、冬の健康維持に欠かせない食材として「養生三宝」といわれています。胃腸を整え、消化を促進して便通を良くする働きがあります。そして、低カロリーでビタミンCや食物繊維を豊富に含むので、風邪予防になるのだとか。なるほど、それで冬には欠かせない食材ということなのですね。白菜は味にクセがないので、犬も食べやすいようです。 今人気のカリフラワー カリフラワーは、ビタミンCを豊富に含み、食欲不振や胃もたれに有効です。 そして、低カロリー・低糖質ということで、カリフラワーライスが大人気ですね。ニュースで初めてこの話題を耳にした時は、とても驚きました。なんでもアメリカでは、生のカリフラワーを細かくして冷凍にしたものが販売されているというではありませんか(現在では、日本のメーカーからも発売されています)。 私もカリフラワーは好きですが、ごはん代わりにというのはちょっと…と思いました(お茶碗に山盛りの冷たいカリフラワーライスを想像してしまったので)。でも、ドリアやリゾットなどの料理の白米の代わりに使ったり、カレー風味の料理など、炒めたり焼いたりアレンジして使うということでした。それならば、美味しいかもしれないと納得しました。 カリフラワーは、じっくり火を通すとホクホク柔らかくなって、ブロッコリーより消化が良さそうかなと感じます。というのも、我が家の柴犬あんが子犬の頃、野菜の消化が少し苦手のようで、晩のごはんが原因で翌日に調子を崩すことがありました。野菜を消化できなかったのかな、脂が強すぎたのかなとあれこれ考え、それ以来、野菜は柔らかくする、細かくする、脂は落とすようにする、などに注意しています。ただ火を通しすぎると、せっかくの栄養が流失してしまったり破壊されてしまう野菜もあるので、蒸したり、スープごと与えるなど、調理時間や方法を工夫しています。一緒に煮込む時の肉は、脂が少なめの豚もも肉や、鶏肉だったら胸肉やササミにすると良いようです。 家庭菜園でもできる小かぶ 去年の11月下旬ごろタネ播きをして、順調に育ってきました。小かぶは、比較的栽培しやすい野菜とのことで、失敗なくできました。まだ少し小さめですが、中でも大きそうなものを収穫してみました。つる~んと白くまんまるで、上々の出来栄えです。 かぶは春の七草の一つである「すずな」です。七草粥には欠かせません。消化酵素のアミラーゼを含み、繊維は柔らかく、消化の良い野菜の代表です。我が家では、あんのごはんにもよく使います。 お鍋一つで簡単にできます。ぜひお試しください~! *今回の野菜はアブラナ科です。甲状腺に問題のある犬は、これらの野菜の摂りすぎに注意してください。 併せて読みたい ・愛犬のための手づくりごはん2・ヘルシーぽかぽか「鶏団子鍋」 ・愛犬も人もリラックスできるローズマリー・クッションのつくり方 ・ペットのいる庭ではご注意を! 誤食に気をつけたい植物の参考書 Credit 写真&文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp 参考: 『ホリスティックケア・カウンセラー養成講座テキスト』 『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』西東社
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アレンジ

プロが教えるフラワーベースの選び方&タイプ別アレンジ法~白い陶器編~
オールマイティーな白い陶器のベース みなさんは普段、どのようなスタイルのフラワーベースに花を活けていますか。 私は大小いろいろなタイプのものを使いますが、やはり、透明のガラスと白い陶器のものは使い勝手がよく、使用頻度が高くなります。白い陶器はどんな色の花にも合いますし、花をきれいに引き立ててくれます。また、部屋のどこに飾っても、インテリアにすっと馴染んでくれるのもいいですね。 早春の花に合う白い陶器のフラワーベースを4つご紹介します。 1.花をたっぷり活けられる広口型円錐形のフラワーベース 口径が広く、下部が細くなっている円錐形のタイプです。口径が広いので、たくさんの花が入ります。花を丸いブーケにして、ポンと入れるのもいいですね。また、ベースの中に、プラスチックのカップなど「落とし」を入れて使うとまとめやすくなります。 <ベース> 高さ15cm 口径14.5cm 底直径8.5cm Astier de Villatte アスティエ・ド・ヴィラット 「すずらん」 クラシックな雰囲気も素朴な雰囲気もあり、花との相性が良いベースです。スズランのモチーフが浮かび上がるのもエレガント。 <使った花> アネモネ(マリアンヌパンダ) 15本 蝋梅 3本 アネモネをバサッとラフな感じに入れて、アクセントに蝋梅の小枝を入れました。 アネモネの高さは、ベースと同じくらいかやや低めにして、枝もので高さを補うようにしました。咲いている花を口元に配置すると、ベースから花が浮き上がって見えない、ベースと花が分離して見えないという効果があります。小枝を入れることで、動きが出ました。 ベースの中にカップが入っています。 ~アネモネ~ ビビッドな赤や紫の花色もありますが、この白と黒のパンダ色のアネモネは、シックで大人っぽいところが魅力です。満開に咲いたところもきれいですが、半開き咲き具合の花びらがとてもエレガントです。 ~ロウバイ(蝋梅)~ 名前の通り、蝋でできたような半透明の黄色の花が可愛らしいですね。とても香りが良いのも特徴です。英名では”Winter sweet”と呼ばれています。寒い冬に甘い香りを放つこの花にぴったりです。 2.スリムでキレイにまとまる、縦長で口径が小さいタイプのフラワーベース <ベース> 高さ25cm 口径8cm 底直径13cm 貫入という、表面にひびが入ったような陶器のベースです。厚みのある器でどっしりしています。 つる首とまではいえませんが、口が小さく、縦長のタイプです。 高さを出して、スッとスリムにまとめるときれいです。花(枝)の高さは、ベースと同じくらいか、高くても1.5倍くらいに収めるとバランスよく見えます。口が小さいので、たくさんは入りませんが、花・枝が留まりやすく、とても活けやすいベースです。 どっしりとしているという点でも、安定感があります。ボリュームのある花木、例えばミモザやユーカリなどをたっぷり活けるのもオススメです。 <使った花> アネモネ(マリアンヌパンダ) 5本 オーニソガラム(サンデルシー) 5本 ロウバイ 3本 目立つ大きな花は、ベースに近い所に配置します。つぼみなどは上のほうでも大丈夫です。 今回は、オーニソガラムがつぼみの状態だったので、こちらで大体のフォルムを作って、ロウバイの枝を添えるように入れました。 高さの違うフラワーベースを2つ並べて置くと賑やかになります。どちらも白い陶器ですので、統一感をもって飾れます。 花のボリュームに差をつけて、2つで1つのようなアレンジにするといいですね。2つがつながりよく見えるように、共通する花を使うと(この場合はアネモネ)、より馴染んで見えます。 3.シンプルアレンジでも個性が光る! ピッチャー型フラワーベース <ベース> 高さ19cm 口径9cm 胴17cm (くちばしは除く) Francfranc 以前に、キバナコスモスたっぷりのアレンジでご紹介したペリカン似のフラワーベースです。ぽったりと丸いフォルムで、ボリュームがあるアレンジになります。 洋風なフラワーベースという印象ですが、「和」のイメージの強いツバキを活けてもしっくりと合います。欧米でも椿はとても人気のある花ですから、和でも洋でも、どちらのイメージでも活けることができます。 <使った花> 椿 5本 つやつやの葉もたっぷりと入れ、横に少し広げてボリュームを出しました。大きく咲いている花はベースの口元に。上の方に大きな目立つ花があると、頭が重くアンバランスに見えてしまうので気をつけます。 4.少量の花もかわいく見せてくれる手のひらサイズのフラワーベース <ベース> 高さ6.5cm 直径8cm シマムラヒカリ コロンと丸いベースです。上から見ると、花を挿すところが鹿のシルエットになっており、そのフォルムを花留めに使って活けることができます。小さなベースの小さなアレンジは、ティータイムのテーブルに飾って楽しんではいかがでしょう。邪魔にならず、近くで見ることができて、おしゃれな花器にいっそう会話が弾みそうです。お庭で摘んだ少しの花でもかわいく飾ることができますよ。 <使った花> 白黒パンジー 3本 白ビオラ 2本 ネコヤナギ 2本 あまり高くせず、コロンとしたシルエットに合わせて花も丸く入れ、ネコヤナギの小枝をアクセントにしました。白黒の大輪のパンジーと器で白+白ですが、力強い印象になっています。 小さなベースですので、私は庭摘みの小さな花を活ける時に使うことが多いです。 春のアレンジは枝もので季節感を演出! 飾る場所に合わせて、ちょうどよいベースを選んでください。白いベースは花色を選ばず、どんなスタイルにも合わせることができて、やはり重宝だなと思います。サイズやタイプを変えて、いろいろ揃えると愉しいですね。 これから春本番に向けて、庭でも、ショップでも、たくさんの花を見るようになります。チューリップ、スイートピー、フリージア、アネモネなどに加えて、この季節に出ている桜、桃、コデマリ、雪柳などの枝ものを活けるのも楽しみです。 枝ものだけをスタイリッシュにダイナミックに飾るのも素敵ですし、また、可愛らしい花に少しだけプラスするだけでも雰囲気が変わります。 枝ものは季節限定のものが多いので、少量入れるだけでぐっと季節感がアップします。ぜひ、お部屋のあちこちで春のアレンジを楽しんでくださいね。 併せて読みたい ・花屋さんの球根付きムスカリでガーデン風テラリウムアレンジ ・お花で運気アップ! 幸福を呼ぶコチョウランのカジュアルアレンジ Credit アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp
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アロマセラピー

愛犬のブラッシングの時にも使える静電気防止スプレーの作り方
りんご酢で作る静電気防止スプレー 乾燥するこの季節、静電気のあのパチッ! をなんとかしたいと切実に思います。 我が家の柴犬のあんの体をブラッシングすると、静電気で毛が立ち上がってしまったり、撫でようと何気なく触った時にパチッとして、あんも私も「ひゃ!」と飛び上がりそうになることがしばしばあります。私がいけないのか、あんが静電気を溜めているのか分かりませんが、これでは、あんと私の関係が悪くなる(⁉)かもしれません。 安心してブラッシングしてあげたいと思い、静電気防止スプレーを手作りしました。りんご酢を使ったナチュラルスプレーです。 静電気防止スプレーの作り方 <材料> 100ml入りスプレーボトル1本分 芳香蒸留水 45ml 精製水 45ml 植物性グリセリン 4ml りんご酢 6ml スプレーボトル 芳香蒸留水(フローラルウォーター)とは 芳香蒸留水とは、水蒸気蒸留法で精油を抽出する際に精油とともに得られる水のことで、微量の精油成分を含みます。精油よりも濃度が低く、香りが優しいのですが、犬用にはさらに安心して使うために、同量程度の精製水を加え、薄めて使うとよいでしょう。 <作り方> すべての材料をボトルに入れてよく混ぜます。 りんご酢の香りが苦手な場合は、少量で試してから加えます。 りんご酢について りんご酢はりんご自体を発酵・醸造させたお酢で、一般的なお酢に比べて酢酸成分は少ないのですが、りんご酢に含まれるりんご酸は、強力な抗ウイルス剤といわれるほど。他の酢より使いやすく、いろいろなシーンで効果が期待できるようです。その一つに、ヘアケア方法での活用があります。 今、スーパーモデルたちの間で人気のあるナチュラルヘアケア方法の一つに、りんご酢トリートメントというのがあると、メディカルハーブの講座で先生からお話を聞いたことがあります。髪が傷むとキューティクルがめくれて、その隙間から髪内部の水分が逃げてしまい、バサバサになったり、手触りが悪くなるそうですが、りんご酢の酸性の作用によってキューティクルが引き締まり、徐々に髪の水分量が増えて滑らかになるということなのです。 また、洗濯にも大活躍。弱アルカリ洗剤で洗ったものと中和する作用があって、柔軟剤と同じくらいふんわりした仕上がりになるほか、においのもととなる菌の発生の抑制や、洗濯機の防菌効果があるといわれています。 静電気とは? そもそも、静電気とは何でしょうか? 人間をはじめ、この世のすべての物体は、マイナスとプラスの電荷を持っているのですが、マイナスとプラスのバランスを保っていると電気の動きはなく安定しています。 人間は、摩擦や衣類の擦れなどによってプラスの電荷に帯電していることが多く、余ったプラスの電荷は、金属等と触れることで、金属のマイナスの電荷と結合する瞬間に電流が流れ、静電気と呼ばれる「放電」が行われます。 静電気は湿度と密な関係があり、湿度が低い時は空気中に水分が少なく、電気を流す逃げ道が少ないため、人間や物体に電気が溜まりやすく、金属に触れた際などに一気に電流が流れ放電されます。湿度20%以下、気温25℃以下の状況で起こりやすく、夏にも静電気は起きていますが、湿度、気温が高いのでバチッとまではいきません。 ということで、気温も湿度も低い状況で、たくさん重ね着をする冬は、静電気が起こりやすくなってしまうのです。 静電気を防ぐには 静電気が溜まりやすいのは、髪や肌の乾燥が原因の一つでもあるので、髪も肌もしっかり保湿をしたいところです。 また、着る服の素材や、組み合わせにも注意します。 我が家の柴犬あんに、気温の低い朝の散歩などにはダウンベストを着せるのですが、散歩から帰って脱がせる時、被毛とダウンベストが擦れるせいか、静電気で大変なことになります。それと、ブラッシングの時の静電気にも閉口します。 やはりそんな時は、静電気防止スプレーが必要となります。 ご紹介したりんご酢入り静電気防止スプレーは、もちろん人間にも使えますので、まず私の手にシュッシュッとスプレーして、あんの背中などになでつけます。 静電気はあのバチッと痛いのも困りますが、アレルギーの原因となるホコリなども引き寄せてしまうことも問題です。被毛を清潔に保つためにもぜひお試しください。 併せて読みたい ・ペットのための自然療法「肉球クリーム」 ・精油を使って安全安心の虫除けスプレーを作ろう! ・おうちでアロマテラピー ちょっとぜいたく、ネロリのしあわせボディオイル Credit アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp 参考: MEDICAL HERB 42 日本メディカルハーブ協会会報誌 東京ガス暮らしの情報サイト https://tg-uchi.jp/topics/4069 中国電力 http://www.energia.co.jp/kids/kids-ene/study/qa/static.html
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アレンジ

はちみつ色のガラス花器に、スイセンとスイートピーで早春のアレンジ
スイセンとスイートピーを使った早春のアレンジ 早春の花、日本ズイセン。まだ寒い時期の庭で、すーっと背筋を伸ばして咲いている姿が印象的です。クリーム色と鮮やかな黄色のツートンカラーが可愛らしいですね。 スイートピーは、花色がたくさんあり、花屋さんの店先で迷ってしまうのですが、今回は、日本ズイセンの色に合わせてクリーム色のスイートピーを選びました。 ホワホワっとしたシルエットが優しげです。 早春の甘い香りもお楽しみください。 アレンジメントの作り方 <用意するもの> ・日本ズイセン 5本ほど ・スイートピー‘ステラ’ 5本ほど 活けるのは、はちみつ色のガラス製フラワーベース。ぽてっとした風合いで厚みがあり、光に透けるととても綺麗なガラスです。 <手順> 日本ズイセンは花のみ使います。スイートピーは茎に沿って花がついているので、上の2~3輪ほど残して、あとは取ります。 花首を合わせて、ボール状の小さなブーケにします。 花器に入れます。左右どちらかに寄せると、花器が隠れてしまわず、軽やかな印象になります。 注意すること:透けて見えるので、茎は揃えてすっきりとさせます。 「ヘンリー・ディーン」のガラス製フラワーベース 今回使ったのは、ベルギーのブランド「Henry Dean(ヘンリー・ディーン)」のフラワーベースです。古典的な吹きガラスの製法を用いて一つひとつ丁寧に手作りされています。ぽってりとした風合いで、ガラス製なのにどこか温かみを感じさせるところが魅力の一つとなっているようです。 私が2年ほど前、「THE CONRAN SHOP」でこのフラワーベースを見かけた時、ちょうど窓辺にディスプレイされていて、光が透けてとてもきれいでした。手に取ってみると、ずっしり重く、厚さと丸みが手に心地よい感触でした。色も豊富でどれも美しかったです。 ヘンリー氏は、日々の生活の中でふと浮かんだ映像をガラスによって表現してきたそうです。今は引退されているとのことですが、もしヘンリー氏がこのはちみつ色のフラワーベースを作ったとしたら、どんなところから発想してできたのかなと聞いてみたくなりました。私はすぐに、この色合いは、はちみつレモンか、カフェオレかな、と想像しました。う〜ん、でも透明感があるから、やはりはちみつレモンからヒントを得たにちがいありません。 思い出のハンガリーのはちみつ はちみつというと、私が以前住んでいたハンガリーは、ヨーロッパの中でも良質なはちみつが採れることで知られています。農業大国であるハンガリーでは、果物などの農作物や花などが、広い農地で栽培されていたり、自生したりしているので、効率よくはちみつを生産することができるとのこと。また、単花蜜といって、1種類の花の蜜からできるはちみつをつくりやすいそうです。確かに、よく見かけたのはアカシアのはちみつでした。 ブダペスト市内の地元の人が通う市場はもちろん、お土産品を扱う店、クリスマスマーケット、ホテル、空港など、どこに行ってもたくさんのはちみつを目にしました。住み始めてすぐにアカシアはちみつのことを教えてもらい、早速いただいてみると、あまりにも美味しくてすっかりとりこに。在住中、アカシアはちみつの瓶を切らしたことがないほどでした。さっぱりとしていてとても食べやすい、それはそれは美味しいはちみつでした。そしてお値段が破格! なのにも驚きでした。 地方へドライブに行った時のことです。田舎道を走っていると、道端に簡素な小屋があり、何かなと思い車を停めて覗いてみると、大小の瓶に詰められたはちみつが並べられていました。農家の方が採集したはちみつを瓶に入れただけといった感じのもので、見るからに混ざりけなし、やや色が薄めで、新鮮そうにキラキラ輝いていました。1匹ミツバチ? が入っていたのもあり、それには少々心配にはなりましたが、まぁ、ろ過も何もしていない天然のはちみつということかなと納得。ミツバチが入っていないことを確認して、いくつか買って帰りました。 ハンガリーは、ワイン、フォアグラ、パプリカが特産品ですが、高品質な農産物の生産に重点を置き、マンガリッツァ豚、灰色牛、アカシアはちみつなどのブランド農産物やオーガニック農産物を重視しているそうです。日本におけるハンガリーからの輸入品として、1豚肉、2羽毛、3砂糖菓子、4天然はちみつとなっています(ハンガリーの農林水産業概況/農林水産省)。 また、平成27年(2015年)の日本における天然はちみつの輸入数量を輸入国別に見ると、中国が最も多く全体の7割以上を占めているのですが、次いでアルゼンチン、カナダ、ミャンマー、ハンガリーと日本国内では第5位となっています(総務相・統計局)。気をつけて見るせいもあるかもしれませんが、日本でもスーパーやデパートのジャム・はちみつコーナーで、ハンガリー産のはちみつを見かけることが多くなりました。 はちみつの力で冬を乗り切ろう はちみつといえば、これからの風邪の季節に欠かせないのがはちみつレモン。風邪のひき始めや喉が痛いという時の定番ドリンクにしている方も多いと思います。レモンに含まれる「クエン酸」は疲労回復、ビタミンCは免疫力アップの効果が期待できます。はちみつは、殺菌、抗菌、咳止めなどの効果があるとされていますので、この季節にはレモンとはちみつは欠かせません。 はちみつ色のアレンジとともに、どうぞはちみつパワーで風邪知らずの冬をお過ごしください。
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アレンジ

友達へのクリスマスプレゼントにもオススメ! リースの残りでできるX’masポプリの作り方
手作りの温もりがあるハンガリーのクリスマス 十数年前、ハンガリーの首都ブダペストに住んでいたことがあります。10月中旬から昼の時間が短く、雪が降り、家にいることが多くなりがちでしたが、アドベントシーズンに入る11月終わり頃になると、街の大きな広場にクリスマスマーケットが立ち、心ウキウキ、寒さも忘れてよく出かけました。 凍りつきそうな寒い夜、クリスマスマーケットだけが賑やかで活気に満ちていました。仕事帰りのグループ、子ども連れの家族、恋人たち。屋台を覗いたり、買い物をしたり、飲んだり食べたり、とても楽しそうでした。マーケットで売られているものといえば、日本や欧米のような洗練されたクリスマスグッズや、流行のクリスマスケーキではなく、手編みの手袋や帽子、フェルト製品などのハンドメイド品や民芸品、それから、ずっと昔から親しまれてきた伝統菓子などです。素朴でちょっと田舎っぽさが残るものばかりでしたが、そんな品揃えが、かえってほっこり温かい気持ちにさせてくれました。 東欧のクリスマスの香り 屋台では、寒い地域ならではの地元料理が並んでいました。冷えた体を温めてくれるような脂たっぷりの肉料理、熱々のホットワインなどです。ホットワインは、赤ワインにシナモン、クローブ、スターアニス、オレンジ、はちみつなどが入っています。 そう、この熱々で、爽やかな柑橘とスパイスの香りが、私にとってのクリスマスの記憶を呼び覚ます香りとなっています。ホットワインの香りで、あの広場だけが煌々と明るくキラキラしていたこと、凍えそうに寒かったこと、ウキウキ楽しかったことを鮮明に思い出します。 クリスマスの香りをガラスジャーに詰めて そんなクリスマスの香りをイメージして、ガラスのジャーに、ヒムロスギやモミのフレッシュグリーンとスパイス、オレンジを詰めて、見た目も楽しいクリスマスポプリを作ります。 クリスマスポプリの材料 ・モミ、ヒムロスギ、コニファーなどの針葉樹の小枝(余ったもの) ・松ぼっくり ・ドライスライスオレンジ ・ドライライム ・シナモンスティック ・クローブ(ホール) ・アニス ・ポプリ保留剤(なくても大丈夫です) ・ガラスのジャー(蓋付き) ・エッセンシャルオイル(モミ、オレンジスイート、フランキンセンス、シナモンなどお好みで) クリスマスポプリの作り方 ヒムロスギなど針葉樹の小枝をガラスジャーの底に入れる。 松ぼっくり、ドライスライスオレンジ、ドライライムなど、大きなものを見映えよく入れる。 ヒムロスギ、スパイス類を間に入れていく。クローブは全体に入れるようにする。 ポプリ保留剤にエッセンシャルオイルを数滴加えなじませて、ポプリの中に入れる。 クリスマスポプリの香りのコツ <ポプリ保留剤とは> 素材の香りを引き出して、香りを保たせる効果のあるものです。保留剤にエッセンシャルオイルを数滴含ませて、ポプリの中に入れます。アロマテラピー関連のお店やサイトで手に入りますが、ない場合は、そのままエッセンシャルオイルをポプリに数滴ふりかけます。 保留剤となるものには、オルスリート(ニオイアヤメ)、没薬(ミルラ)、乳香(フランキンセンス)、白檀(サンダルウッド)などがあります。 使用時には、細かく砕いて使います。 <クローブについて> 肉の臭い消しなど、肉料理に欠かせないスパイスとして知られています。他には、鎮痛作用、抗菌作用、虫除け、カビ予防などにも効果を発揮します。歯痛の時や、風邪予防のうがい薬として用いられることも。また、古代エジプトの時代にはミイラ作りにも使われていたそうです。 <クリスマスシーズンのブレンドエッセンシャルオイル> クリスマス用にブレンドされたエッセンシャルオイルもあります。ブレンドオイルでしたら、1本でOK! 「シトラス フォレスト」(生活の木)という名前のブレンドエッセンシャルオイルは、シベリアモミにシトラスをブレンドしたフレッシュなオイルです。 この時期限定のブレンドオイルがいろいろなブランドから出ているので、気に入ったものを見つけるのも楽しいですね。 クリスマスポプリの使い方 ガラスのジャーを使うと、見た目もきれいに仕上がります。ガラスの側面に沿って、スライスオレンジや松ぼっくりなど彩りよく配置します。 このガラスのジャーのポプリは、今すぐ楽しみたいものなので、直射日光は避け、涼しいところに置くようにします。密閉して日の当たる暖かい場所に置くと、汗をかいてオレンジなどにカビが生えてしまうこともあります。1日に何回か蓋を開けて、湿気を飛ばすようにしてください。フタを開けると香りが楽しめます。 クリスマスポプリのアレンジいろいろ <ボウルに> ガラスのジャーの他、ボウルや、深いコンポートなど、蓋のないものも利用できます。 <プレゼント用に> 小さなガラスのジャーに入れて、リボンをかければ、かわいらしいクリスマスプレゼントになります。 どうぞ香りのクリスマスをお楽しみください。 併せて読みたい ・クリスマスリースをフレッシュグリーンで簡単におしゃれに作る方法 ・ツリーがなくても大丈夫! クリスマスツリー風アレンジメント ・クリスマスやお正月にもぴったり! 冬こそ楽しめるおしゃれなリースの寄せ植え Credit アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp
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レシピ・料理

愛犬に魚を食べさせたい! チキン風味のお粥に焼き鮭を添えた手作りごはん
魚の栄養効果 健康的な体づくりに欠かせない動物性たんぱく質の魚。よく知られているように、青魚の脂肪にはDHAやEPAが豊富で、血液の流れを良くする、悪玉コレステロールを減らす、脳を活性化する効果があるといわれています。また、タイ、ヒラメ、カレイ、サワラ、タラなどの白身魚は高たんぱく、低脂肪。淡泊な味ですが、いずれのたんぱく質もアミノ酸組成が高く、良質な点が特徴です。ちなみに、鮭(白鮭)は白身魚に分類されます。 鮭といえば9~10月が旬ですが、一年を通してスーパーマーケットで購入できる魚で、とても便利に調理できます。鮭には、ビタミンA、B1、B2、D、カルシウムが豊富に含まれていて、強い抗酸化力を持ち、眼疾患や皮膚トラブルを防ぐとされています。犬ごはんには、塩鮭や甘鮭ではなく、生鮭を選んで調理します。私は、お刺身用のサーモントラウトをさっと焼いて与えることもあります。 魚だけだと食べない⁉︎ 鶏粥にのせて 魚は栄養価が高いと分かっていても、ついつい肉料理の方を選びがちです。人間の食事でも魚離れが進行しているといわれていますから、犬にも魚を食べさせる機会が少ないという飼い主さんも多いのではないでしょうか。我が家の柴犬のあんも、あまり魚が得意ではなさそうということもあり、どうしても肉を与えることが多くなっています。 過去には、タラのすり身ボールや、イワシのすり身入りハンバーグなどを作ったことがあります。でも頑張ったわりに、あまり食べてくれない! ということがあって、すっかり作る気が失せてしまいました。 私の伯母が瀬戸内海に面した町に暮らしています。以前その家に、カールという名前の中型の雑種犬がいました。カールは大の魚好きで、いつも骨ごと出された魚入りごはんを、大きな骨は上手に残しつつ、バリバリ豪快に食べていました。さすが瀬戸内に住む犬だなと感心したことをよく覚えています。カールは元気で長生きをしました。あんにも、少しはカールを見習ってほしいものですが、やはり魚を食べる機会が少なかったのが今に響いています。 人間は成長段階によって食べ物に対する嗜好が変化しますが、子どもの頃に食べたものの記憶は、その後の食生活に影響を及ぼすといわれます。犬も、子犬の時から魚でも野菜でもなんでも食べる生活をしていたら、もっと食べられる食材、好きな食材がたくさんできたのかなと思います。あんには申し訳ないことをしたなと反省しています。 そんな魚が苦手なあんでも、鮭は好きなようでよく食べます。焼き鮭を大好きな肉料理に添えて与えるようにしました。あれこれ手間ひまかけず、かえって焼くだけの方が、あんには美味しいと感じるのかもしれません。 鶏ササミとキャベツなどの野菜の入ったお粥を作って、焼いた鮭をのせます。ササミが入っていることで、お粥にチキン味があるので食欲が進むようです。ボウルによそう時には、ササミは焼き鮭より少なめにします。 お粥については、以前の『愛犬のための手づくりごはん5・暑い夏こそ、お粥で元気に!』の記事も合わせてご覧いただければと思います。 いつものごはんに焼き鮭をのせるだけの簡単魚メニューです。これなら手軽に魚を食べさせることができます。週に2~3回は魚を摂るように心がけたいです。 <材料> ・鮭(白鮭) 切り身の3分の1 ・白粥(人間用の残りもの) ・キャベツ 1~2枚 ・鶏ササミ 1本 ・サツマイモ 少々 ・ゆでたまご(残りものがあれば) 少々 <作り方> サツマイモを小さなサイコロ状にしておく。 キャベツは適当な大きさにちぎっておく。 白粥と鶏ササミ(そのままの大きさ)を鍋に入れて火にかける。 カットしたサツマイモ、キャベツを鍋に入れる。 鮭は切り身を3つにカットして、1つだけ焼き、あとはラップをして冷凍庫へ。 ボウルに鶏粥をよそう。鶏ササミは手で裂いて食べやすい大きさにする。 こんがり焼いた鮭も適当な大きさにしてお粥に添える。 ゆでたまごなどを添える。 アニサキスに注意! ここ数年、アニサキス症についてのニュースを耳にするようになりました。サケ、サバ、サンマなどに寄生するアニサキスが、胃や腸壁に侵入し胃腸炎を起こす食中毒です。 予防法としては、「アニサキスは加熱又は凍結により死滅するので、中心部まで十分加熱するか、中心部まで完全に(マイナス20℃で24時間以上)凍結すること。」東京都福祉保健局HPより とありますので、生鮭はしっかり焼くようにしましょう。 まずは焼き魚から。これで慣れてきたら、どんどん魚メニューを増やしていこうと思います。いつか、あんがあの瀬戸内のカールのように魚大好き犬になってくれると嬉しいです。 併せて読みたい ・愛犬のための手づくり冬ゴハン「カボチャの食事」でぽかぽかに。 ・愛犬のための手づくりごはん2・ヘルシーぽかぽか「鶏団子鍋」 ・ペットのための自然療法「緑茶フットバス」 Credit 写真&文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp 参考: 北海道ぎょれん http://www.gyoren.or.jp/ikura/index.html 東京都福祉保健局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/anisakis/index.html 『「手作り犬ごはん」の食材帖』日東書院 『犬ごはんの教科書』誠文堂新光社 ホリスティックケア・カウンセラー養成講座テキスト
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アレンジ

【Christmas Crafts】吸水スポンジに挿すだけ! 簡単長持ちクリスマスリース
フレッシュグリーンのクリスマスリースの作り方 <用意するもの> 吸水性スポンジリング 直径25cm 吊り下げ用のワイヤー(丈夫な紐やリボンでも代用可) コニファー・ブルーバード・ブルーグリーン 3本 グニユーカリ 2本 ポプラスベリー 2本 バーゼリア 2本 コニファー・ブルーバード・ブルーグリーンの代わりに、ヒムロスギ、クジャクヒバ、モミなど、素材は常緑針葉樹の類ならなんでも。ベースとなるヒバ、スギなどの色に合わせて、サブとなる花材を選びましょう。今回は、ブルーグリーンのコニファーに、似た色目のユーカリを合わせました。 クリスマスリース作りには、グルーガンで素材を接着していく方法もありますが、グルーガンの扱いには慣れが必要ですし、一度接着するとやり直しがきかないという緊張感があります。一方、スポンジリングは円形の土台に挿していくだけで整ったリングが作れるうえに、挿し直しができるので、初心者にもオススメ。さらに、植物が吸水できる分、長い期間生き生きとしたグリーンを楽しめるのも大きな魅力です。 <手順> 吸水性スポンジリングを水につけて、しっかりと吸水させます。また、壁掛け用のワイヤー(紐)を取り付けておきます。 コニファーでベースを作ります。 10~15cmの長さに枝をカットして、リングに挿していきます(長めの枝の場合は大きめのリースに仕上がります)。挿すときには、45°くらいの角度をつけて、一定方向に順番に挿していきます(角度が浅いと薄めのリースになります)。はじめはリングの上面をぐるりと一周します。 同じコニファーを、リングの外側の面と、内側の面にも入れていきます。上面に入れた時と同じ方向に挿します。ここまでで、リースのベースができ上がります。 グニユーカリ、ポプラスベリー、バーゼリアを同じ要領で入れます。 コニファーと同じくらいの長さに枝をカットして挿します。 お好みで、松ぼっくりやリボンなど、オーナメントを付けてでき上がり。 フレッシュさを保つには、スポンジ部分に水を補給してください。水分がなくなると、そのままドライリースになっていきます。 水が含まれている時はどうしても重みがありますので、ドアや壁にかける際には気をつけてください。ドアや門扉に取り付けるほか、リース中央にキャンドルを置いてテーブルリースとしても楽しめます。 ハーフムーンスワッグの作り方 リースと同じ手順で作ります。使用する花材は、リースよりも少なめで大丈夫です。 <用意するもの> コニファー 1~2本 グニユーカリ 1本 ポプラスベリー 1本 バーゼリア 1本 <手順> 水を含ませた後、左右両側にある紐通しにリボンを通しておきます。 3分の1ほどのところ(左右どちらでもよい)を出発点として、コニファーを交差させて挿します。 ベースのカーブに沿って、左側、右側に続けて挿していき、自然な感じになるようにします。前面、上側、下側、全部に挿します。 グニユーカリ、ポプラスベリー、バーゼリアなどを入れてでき上がりです。 どうぞ、よいクリスマスを! Joyeux Noël! 併せて読みたい ・ ツリーがなくても大丈夫! クリスマスツリー風アレンジメント ・手づくりの可愛い装飾「ストロースターオーナメント」のつくり方 ・小さなスペースで楽しめる自然素材のナチュラルなクリスマス飾り Credit アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp
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レシピ・料理

愛犬のヘルシーおやつに“奇跡のハーブ”「ミルクシスル」入りビスケット
愛犬にも美味しいおやつをあげたいな~と思われる飼い主さんは多くいらっしゃると思います。ペットショップやネットでも、たくさんの種類のおやつが販売されています。 また、添加物などの心配がないようにと、専用乾燥マシーンを使って手づくりささみジャーキーをつくったり、おからを使ったヘルシークッキーをつくる方もいらっしゃいます。いつも公園でお会いする飼い主さんから、我が家の柴犬あんも手づくりおやつのお裾分けをいただきます。そう、皆さん、おやつにもかなりのこだわりをお持ちなのです。あんは、あまりおやつを食べるほうではないのですが、ジャーキー系のおやつや、焼き芋が好きです。おやつも美味しい+健康によいものがあると嬉しいなと、常々思っていました。 そんな時に出合ったのが、ミルクシスル入りのビスケットです。ミルクシスルとは、和名マリアアザミと呼ばれる植物で、古代ギリシャ時代から利用されてきたハーブの一つです。名前の由来は葉っぱの白い模様で、斑入り模様がミルクがこぼれたようだとか、聖母マリアさまが乳を飲ませる時にこぼれた母乳の模様だという説から、ミルクシスルという名前になったといわれています。 私はシニアハーバルセラピスト講座で学んでいるとき、この植物を知り興味を持つようになりました。『メディカルハーブの事典』によると、ミルクシスルには以下のような効能があります。 「古代ギリシャ時代からその種子が肝臓病に用いられてきました。慢性肝炎やアルコール性肝炎、肝硬変などに対する効果が報告されています。さらにもう一つのはたらきは、すでに毒物によって損傷を受けてしまった肝細胞のタンパク合成を促進し、細胞の修復を促すことです。こうした理由からミルクシスルは肝臓病の予防と治療のいずれにも用いることが可能なのです」 利用する部分は種子で、砕いてお湯を注ぎ、少し長め(15分ほど)に抽出してハーブティーにして飲みます。 犬用のミルクシスル入りビスケットは、プロバイオティクスを吹き付けてミルクシスルを配合したという機能性おやつで、私がこのおやつに興味を持った訳は、フィラリアの予防薬を服用することからです。犬は春から秋の終わり頃まで、蚊が活動している時期にフィラリアの予防薬を服用するのが一般的です。服用期間終盤の秋は、薬による肝臓への負担が大きくなっていると考えられ、加えて季節の変わり目で、夏の疲れも出てくる頃です。あんの肝臓もちょっとお疲れモードかなぁと思い、犬にもミルクシスルは効果があるのかどうか調べてみました。 『Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科』では、こんなふうに書かれていました。 「犬や猫の肝臓や腎臓の損傷、肝炎などからの回復を助けます。薬やフィラリア予防薬、駆虫剤、ワクチンを施されてきた動物にとても良い。ドイツでは、麻酔薬の使用に際して肝臓への損傷を防ぐため、また、手術の前後にもよく使用します」。ただし、「この“奇跡のハーブ”の評判は非常に高いのですが、日常的な栄養補助食品としては使わないほうが良いと思います。肝臓が異常にストレスを受けるときに使用するハーブなので、そのときのためにとっておくべきでしょう。たぶん、ストレスがないときに使っても、害になることはないと思いますが、消化器が不調になるか、肝臓の体内浄化機能を落とす恐れもあります」 「肝臓疾患かもしれないと思ったら、マリアアザミやもちろんほかのハーブを使用する前に、ホリスティック獣医に相談しましょう」 ミルクシスルが肝臓に良いと分かっていても、具体的にどう使うのかが分からず躊躇してしまいました。そういう場合にも、機能性おやつはまず気軽に試してみるのに便利です。 現在のあんは、幸い特別に具合の悪いところもなく、マイペースでのんびり日々を過ごしています。でも、これから年齢を重ね、どこか不調になることがあるかもしれません。そんなときにも、私は病院での治療だけでなく、ハーブなど植物の力を使った方法も選択肢の中に入れることができるといいなと思い、ペットのための自然療法を学んでいます。 参考: 『Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科』 グレゴリー・L・ティフォード&メアリー・L・ウルフ/ 著 金田郁子/ 訳 『メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ』 林真一郎/ 編 併せて読みたい ・愛犬のための手づくりごはん6「カボチャのポタージュスープ」 ・ペットのための自然療法「肉球クリーム」 Credit 写真&文/海野美規(Unno Miki) フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp
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オシャレな花器でコスモスをセンスよくアレンジ
ガーデンでもアレンジにも重宝する 丈夫で水揚げがよいキバナコスモス 今年も庭にキバナコスモスがたくさん咲きました。キバナコスモスやコスモスがそよそよと風に踊りきれいな花を咲かせていると、残暑の中でも秋の到来を感じさせます。 キバナコスモスは夏から秋まで開花時期が長く、虫がつきにくく、切り花にしても水揚げがよくて長もち。ガーデンでもフラワーアレンジでも、とても使い勝手がよい花です。この季節は、キバナコスモスを庭から摘んで活けるのが私の楽しみ。大好きなピンクと白のコスモスもプラスして、コスモスだけのアレンジにしました。白のコスモスはダブルクリックという名前で、お花屋さんで購入。コスモスもいろいろ種類がありますが、どれもとても優しい雰囲気で人気の花ですね。 <使った花> ・キバナコスモス ・コスモス ピンク、白 ・エノコログサ 見慣れたキバナコスモスをオシャレに見せてくれる ユニークな花器を発見! 今年のキバナコスモス、どんな器に活けようかな……バスケット、ガラスの器……。あれこれ頭に思い浮かべましたが、いいアイデアが浮かばないままでいました。そんな時に、ふらっと入ったお店で、このペリカン似の陶器のベースが目にとまりました。ぽったりとした形、白い陶器、たっぷり活けられる大きさ、かわいいペリカンのシルエット、一目で気に入ってしまいました。さあ、今年はこのフラワーベースを使って、ちょっと面白い感じのアレンジにしてみよう~。イメージとしては、風に揺れるキバナコスモスに見え隠れするペリカン……というところでしょうか? <フラワーベース> ペリカン似の白い陶器の花瓶 Francfranc イルディア フラワーベース ビーク/http://www.francfranc.com/shop/g/g1111010111200/ ポイントは、ユニークな器をチラリと見せる <手順> 器に入る部分の葉っぱは取り除いておきます。 キバナコスモス、コスモス、どちらも1本ずつ入れていきます。 ペリカンのシルエットを生かせるように、あまり器の縁に覆い被さらないようにしました。全体にこんもりとした形に整えて、ペリカンの頭のようにすると可愛らしいかなと思います。くちばしに合わせて、少し長い枝のものも入れて。 シンプルなアレンジもオシャレに変身! シンプルにアナベルだけ活けても面白くなりました。水を抜いて、このままドライアナベルのアレンジとして飾ってもいいですね。個性的なフォルムであっても、白、陶器、というシンプルなデザインのフラワーベースですので、色や花を選ばず使えそうです。 ガーデンで見慣れた花も、器選びやアレンジメントの仕方でいつもとは違う新鮮な表情を見せてくれます。みなさんもぜひ、秋のフラワーアレンジを楽しんでくださいね。 あわせて読みたい ・庭の花をサラリと活ける「多彩な色のまとめ方」 ・お家でハロウィン! カボチャのテーブルデコレーション ・Flowers for Me 育てた花を飾ろう「秋色アジサイを飾ろう」 Credit アレンジ作成・写真・文/海野美規(Unno Miki) パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。 http://www.annegarden.jp





















