スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
3and gardenの記事
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育て方

植物の防寒・冬越し・寒さ対策 鉢植え植物のダメージを回避する5つの方法
耐寒温度によって屋外か屋内か置き場所を変えよう! 植物は種類によって、生育できる最低温度である耐寒温度が大きく異なります。そのため、冬の間も手を掛けなくても大丈夫なものから、寒風に当たらないように温室に取り込まないと冬を越せないものまでさまざま。必要のない防寒は、逆に植物の生育を妨げてしまうこともあります。寒さ対策を始める前に、自分の育てている植物の耐寒性について調べておきましょう。 耐寒温度-10℃~0℃程度の植物:暖地なら屋外でも越冬できます。 耐寒温度3℃~5℃程度の植物:寒さに少し弱いので、寒さ対策をしたほうがよいでしょう。 耐寒温度8℃以上の植物:特に寒さに弱いので、室内でガラス温室などを利用するとよいでしょう。 耐寒温度が高い植物は、寒さに弱いため対策が必要。鉢植えの植物に行う防寒方法を5つご紹介します。 1 室内に取り込む BestPhotoPlus/Shutterstock.com 一番簡単な寒さ対策は、室内に取り込んでしまうこと。気候に合わせて置き場所を移動できるのは、鉢植えの大きなメリットです。耐寒性の低い植物は、病害虫の状態をチェックして、室内で管理すると冬を越しやすくなります。 室内で植物を育てる時は、置き場所に注意が必要です。昼間はできるだけ日当たりがよい場所に置き、夜間は急激に気温が下がる窓際からは移動するなど、昼夜の気温差が大きくなりすぎないようにします。暖房機器が一日中稼働しているような部屋は、植物にとっては乾燥しすぎ、また暖かすぎるため、水切れには注意が必要です。 2 植木鉢にカバーを巻いて保温 冬の植木鉢は、鉢もその中の土も冷え、気温によっては霜が降りたり根が凍ったりしてしまうことがあります。そんな冷え過ぎの状態を防ぐために、効果的なのが鉢を覆ってしまうこと。極端に気温が下がる日があれば、発泡スチロールや段ボールなどの保温性の高い容器に一時的に入れたり、鉢カバーを用いるなどして根が凍らないように保護しましょう。また、鉢が地面に直接触れないようして、底冷えを解消させます。鉢の周囲に新聞紙を巻くだけでも、立派な寒さ対策になります。 3 植物を覆って寒さから守る Polarpx/Shutterstock.com 冷たく乾燥した冬の寒風は、植物にダメージを与えるもの。風が直接当たらないような場所に移動してあげましょう。植物の周囲を覆うのも、寒さと風の対策に効果的。植物の周囲に支柱を立て、寒冷紗や不織布、隙間をあけたビニール袋などで覆って風除けをしましょう。まだ小さく、耐寒性が低い幼苗は、ペットボトルを切って被せておくのも寒さ対策にいいですね。ミニ温室や鉢用温室、苗キャップなど、市販の防寒用具を利用するのも便利です。 4 水やり方法に注意 冬場は水やりの時間や方法にも注意が必要。気温の低い早朝や、気温が下がっていく夕方は避けましょう。夜間に水が凍りつき、根を傷めてしまう恐れがあります。水やりは気温が上がった昼前に行いましょう。また、冬は植物の生育が緩慢になり、水をさほど必要としない場合がほとんどなので、水やりの頻度は控えめに。土の表面が乾いて少し経ってから行い、週に1~2回程度で大丈夫です。乾燥気味に育てると、耐寒性も少し高くなるそうですよ。水やりをする時には、ほかの季節同様に、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげましょう。 5 株元にマルチングを敷く OzCameraman/Shutterstock.com 地面が凍りついて霜柱ができると、根や球根が持ち上がり、根が切れてしまうことがあります。そんな霜柱を避けるために効果的なのが、土の表面を覆うマルチング。マルチング材を敷くと、保温・保湿効果が上がり、泥はねや雑草の防止にも効果があります。見た目もおしゃれなバークチップやウッドチップなどは、直接土が見えず清潔感があるので、室内で管理する観葉植物の鉢植えの表土に使うのもオススメです。ほかに、ワラや水苔などもマルチング材として利用できます。 ここでご紹介した耐寒温度はあくまでも目安です。育てている植物の様子を見ながら、必要に応じた寒さ対策をしてあげましょう。
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寄せ植え・花壇

入手しやすい身近な花でつくるBlack&Whiteの寄せ植え
上手な花選びのための5つのチェックリスト 1.色合わせ ここでは白い鉢と黒い鉢に合わせて、それぞれ5つの花苗と球根を選んでいます。寄せ植えは、鉢も含めた全体の色合わせを考えましょう。 <黒い鉢> ビオラ‘ヌーヴェルヴァーグ’(紫色)プリムラ・マラコイデス(濃いピンク)ヒューケラ・ドルチェ‘ブラックナイト’コクリュウハボタン‘光子プレミアム’チューリップ‘コンプリメント’ <白い鉢> ビオラ(淡い黄色)スーパーアリッサム‘フロスティーナイト’プリムラ・マラコイデス(白)斑入りヤブコウジ‘十両金’カレックス・オシメンシス‘エヴァリロ’チューリップ‘バレリーナ’ 4月のアリッサムの様子。成長すると花壇から枝垂れるように咲き広がります。 2.高低差 草丈が揃いすぎると、寄せ植えが平面的になり、それぞれの花の個性も引き立ちません。「横に広がって成長するもの(ビオラやアリッサム)」、「縦に伸びるもの(プリムラやチューリップ)」など、生育形態を考えて取り入れると、立体的でバランスのよい寄せ植えができます。 3.形の違い 花の大きさや葉の形の違いを意識して選びましょう。細葉のカレックスやコクリュウは、寄せ植えに変化を生み出す名脇役です。 チューリップ‘バレリーナ’。甘い香りとスレンダーな咲き方が人気。草丈40〜60cm。Photo/ Mayabuns/Shutterstock.com 4.季節の変化 植えたときだけでなく、育っていく過程でも変化があると、より季節感が味わえます。それぞれの植物は春に向けてグンと成長し、それだけでも春の訪れを感じられますが、ここではさらに季節感を演出する仕掛けとして、チューリップの球根を用います。春以降、チューリップの茎が伸びてきて、5月半ばには白い鉢にはオレンジ色の、黒い鉢にはパープルピンクのチューリップがブーケのように華やかに咲く予定です。 5.使い回し この寄せ植えでは一年草(ビオラ、プリムラ、アリッサム、ハボタン)、宿根草(ヒューケラ、コクリュウ、カレックス)、球根(チューリップ)、低木(ヤブコウジ)を取り混ぜています。5月下旬には一年草やチューリップが終わりますが、宿根草や低木は引き続き次の季節の寄せ植え素材として使うことができます。植え替えるたびに全ての植物を一から揃えるより、ローコストで充実感のある寄せ植えができますよ。 フラワーアレンジのテクニックで‘馴染んだ感’を出す 植え込んだばかりのときは、どうしても「今、植えた感」があり、なんとなく植物同士もよそよそしい感じがします。成長していく過程で、葉が重なり合ったりしながら植物同士が馴染んでいい具合になりますが、少し時間はかかってしまうもの。そこで、1ポットの苗をいくつかに分け、フラワーアレンジメントで花を束ねる時のように植物同士をあらかじめ組み合わせて植えます。すると、時間が経って植物が馴染んだ感じが最初から演出できます。すべての植物が1ポットから分けられるわけではありませんが、カレックスやコクリュウは数株に分けることができます。これらの細葉を散らして植えこむと、全体の調和がとれ、馴染んだ感の演出に重宝します。 植え込みをしよう! 植え込み手順1 鉢底石の上に用土を入れます。鉢底石は生ゴミ用のネットに入れておくと、植え替えの際に土ふるいにかけずに簡単に取り除くことができて便利です。用土は水やりの際に土が流れ出ないように、鉢の縁から少なくとも3〜4cmは下げた位置を上限とします。花苗を植え込んだ後も用土を足すことを考慮して、最初に鉢に入れる土の高さを調整しましょう。 <使った資材> 左/「きれいな鉢底石」根腐れ防止に効果的な木炭やゼオライトが入り。3ℓ 410円(税込)/花ごころ右/「花ちゃん培養土」12ℓ 905円(税込)土壌改良効果と肥料効果を併せ持ち、通気性がよく軽いので鉢植えに最適。緩効性肥料も入っているので、これ一つで始められて手軽。12ℓ 905円(税込)/花ごころ 花ごころ直営オンラインショップ「花ちゃん園芸ショップ」http://hanachan-shop.com/index.html 植え込み手順2 カレックス(黒い鉢ではコクリュウ)は1ポットを数株に分けます。水の中で土を洗い落としながら根っこをほぐしていくと、分けやすいでしょう。 植え込み手順3 小分けにしたカレックスをフラワーアレンジメントの要領で、他の植物と組み合わせた状態で植え込んでいきます。 植え込み手順4 花苗を全て植えたら、最後にチューリップの球根を植えます。チューリップの葉は幅が広いので、葉が展開してきたときに他の植物を覆い隠してしまわないよう、端にまとめて植えます。 植え込み手順5 球根の上や苗と苗の間に用土を入れていきます。苗と苗の間は狭く、土を入れたつもりでも意外と隙間があいてしまうことがよくあるので、指で土を寄せてしっかり根を覆いましょう。土を入れたら水やりをしますが、水やりをすると空気を含んでいた土が沈んで隙間があくことがあるので、そこにも土を足しましょう。 植え込み手順6 チューリップの部分にプランツネームを立てましょう。何もないと間が抜けた感じになってしまいますし、案外何を植えたのか忘れてしまうものです。チューリップの芽が出てきて葉が展開し始めたら外します。 <使った資材> 黒にペイントされたステンレス製のプランツネーム。ホワイトマーカーなどで植物名を書き込みます。500円〜/ベルツモアジャパンhttp://bellsmore.jp 完成! Black&Whiteの寄せ植えの完成です。並べて置いても素敵ですが、それぞれ背景の明暗が反対の場所に置くと花色がよく映えて綺麗です。黒い鉢は上の写真のように背景が白っぽい明るい場所へ、白い鉢は下の写真のように緑や濃い色を背景にすると引き立ちます。
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ガーデン資材

パーゴラとは? 種類や特徴を知っておしゃれな庭づくりに生かそう
パーゴラとは Palika Momoone/Shutterstock.com パーゴラとは、もともとイタリア語でブドウ棚を意味する言葉です。日本でのガーデンアイテムとしてのパーゴラは、柱と桁で作られた構造物を指します。ガーデンの装飾として立体的な景観を楽しんだり、アウトドアリビングとして使ったりと用途はさまざまです。 パーゴラには枠組みだけのものや屋根付きのものなどがありますが、屋根がないタイプであってもシェードを天井部分に張ったり、つる植物を這わせて茂った葉を日よけとして利用することもできます。庭に設置するのが一般的ですが、2階のバルコニーや屋上などに設置するケースもあります。 パーゴラを設置する目的 Andriy Blokhin/Shutterstock.com パーゴラを設置する目的としては、次のようなものがあります。 1つ目は、日差しや雨、周囲の目線を遮るためです。パーゴラそのものはフレームだけですが、シェードを張ったり、つる性植物を這わせたりすることで、日差しや雨を防ぎ、また近隣の視線を遮るのに活用できます。 2つ目は、つる性植物を育てて観賞するためです。藤棚のようにフジを這わせるほか、つるバラ、ジャスミン、ブドウ、キウイ、アケビなどを這わせて、花を咲かせたり、実がつく姿を楽しむこともできます。 3つ目は、設置場所の景観をよくするためです。パーゴラをうまく活用すると、庭やバルコニーに立体感がプラスされ、一層おしゃれな雰囲気にすることができます。 パーゴラ設置のメリット Zoomik/Shutterstock.com パーゴラを設置することによるメリットはさまざまあります。ここでは、その主なメリットについて、項目ごとにご紹介します。 庭に落ち着いたスペースができる Artazum/Shutterstock.com パーゴラを庭に設置して、ベンチや、テーブルとイスのセットなどを置くと、くつろぎスペースとして利用することができます。天井に布を張ったり、植物を這わせたりすれば、程よく日差しを遮り、日光と日陰を楽しめる空間になります。 おしゃれな庭になる Spring_summer/Shutterstock.com パーゴラは、ガーデンのインテリアアイテムとして庭をぐっとおしゃれな雰囲気にしてくれます。家の外観に合わせてパーゴラを選べば、ナチュラルテイストやモダンテイストなど統一感のある空間を作ることもできます。大きく高さのあるパーゴラはガーデンでも目を引いて非常によいアクセントになり、過ごしやすい庭の拠点として一役買ってくれることでしょう。 ガーデニングが楽しめる Federico Magonio/Shutterstock.com パーゴラには、つる性植物を這わせて観賞することもできます。葉が茂る時期や花が咲く時期で彩りや印象が変わり、四季折々移り変わる風景を楽しむことができます。 パーゴラ設置のデメリット yumeyume6/Shutterstock.com たくさんのメリットがあるパーゴラですが、設置にはデメリットもあります。設置後に後悔しないよう、デメリットも確認しておきましょう。 完全な日よけ・雨除けにはならない volkanozgumus/Shutterstock.com パーゴラ自体は、一般的には枠組みだけですので、単体では雨よけや日よけにはなりません。 屋根なしタイプのパーゴラで雨や日差しを遮るには、布を張ったり植物を這わせたりする必要がありますが、それでも完全に雨や日差しを遮ることはできないので注意しましょう。なお、パーゴラに似た構造で屋根がついたものは、ガゼボと呼ばれることもあります。 定期的なメンテナンスが必要 Kosoff/Shutterstock.com 木製のパーゴラの場合、定期的に塗装をしたり防腐剤を塗るなどのメンテナンスが必須です。屋根がついているタイプのパーゴラでは、落ち葉やチリなどが屋根に落ちてきても、手が届きにくいので掃除が大変なこともあります。大雪が降る地域の場合は、積もった雪の重さで構造物が壊れてしまうケースもあります。また、つる性植物を這わせて育てたい場合は、パーゴラを覆うまで時間がかかり、育った後もつるの整理や掃除など、こまめなお手入れが必要になることは意識しておくとよいでしょう。 パーゴラの価格相場は? lovelyday12/Shutterstock.com 簡単な構造のパーゴラなら、予算は10万円前後です。大型のものでは40万円ほど、中にはデザインが凝っていたり、使用されている素材が高価なため100万円を超える豪華なものもあります。 DIYで作る場合、簡易的なキットでは数万円で仕上がる場合もありますが、構造がしっかりしていて長く使えるものを選ぶなら20万円からが相場です。 パーゴラに使われる素材と特徴 Rvector/Shutterstock.com パーゴラにはさまざまな素材のものがあります。 ここでは、パーゴラに使われる主な素材とその特徴について、素材別に解説します。 天然木 Blue Amber Design KC/Shutterstock.com 天然木で作られたパーゴラは、ナチュラルな見た目で草花が育つ庭によく馴染みます。つる性植物を這わせたいときにも適しています。加工が比較的簡単で、スペースに合わせたサイズにしたり、オリジナリティのある色に塗装するなど、DIYを楽しむこともできますが、風雨によるダメージや経年劣化が起こりやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。 木製樹脂 iofoto/Shutterstock.com 木粉と樹脂を混ぜ合わせた木製樹脂のパーゴラは、天然木よりも軽くて腐食が起こりにくいというメリットがあります。木のようなナチュラルな色もありますが、白色のものも多いです。一方で、紫外線で劣化しやすいというデメリットがあります。 アルミ製 karelnoppe/Shutterstock.com 家の外壁に繋げたり、壁に取り付けて自立させるタイプのパーゴラは、ほとんどの場合、アルミ製です。錆びに強く、メンテナンスがほとんど必要ないことが最大のメリットです。アルミに木目調のラミネートを貼ったものなど、カラーバリエーションも豊富です。価格は高めですが、お手入れの簡単さが魅力の素材です。 アイアン製 NChi/Shutterstock.com アイアン製のパーゴラは、ドーム状のものや曲線を描いたもの、線が細くエレガントなデザインのものなど、複雑な造形が可能です。庭のサイズやイメージに合わせてアイアン作家にオリジナルのパーゴラを依頼するケースもあります。シックな色合いが庭に引き締まった印象を与え、イングリッシュガーデンでもよく使われることから、本場イギリスへの憧れから選ばれることも多いです。 輸入品であれば比較的安価に手に入れることが可能ですが、鉄製は錆びやすいため定期的にサビ止めや再塗装などのメンテナンスが必要です。 パーゴラをDIYするなら Bartlomiej Kaminski/Shutterstock.com パーゴラを自分で作る場合、どのように始めればよいのでしょうか。DIY初心者の方は、キットを使うと手軽に作ることができるのでおすすめです。DIYすると予算を抑えることができますが、作りが甘いと倒壊の危険もあるので十分注意しましょう。 ここからは、パーゴラのDIY手順について、簡単にご紹介します。 設計図の作成 Andy Dean Photography/Shutterstock.com まずは設置場所を検討しましょう。庭やテラス、バルコニーなど、どこに置くかを決め、設計図を作成して、どのような形にするのかイメージを固めます。設計図は、正面図と側面図も書いて立体的に考えると混乱しにくくなります。 材料の準備をする Jasen Wright/Shutterstock.com 設計図が完成したら、必要な材料を割り出し、ホームセンターなどで購入します。キットを利用すると簡単に用意することができます。 必要に応じて、素材に防腐や防虫のための塗装をするなどの加工も行います。キットの場合、加工済みでも塗装が弱いものもあるので、組み立て前に好みの色に塗っておくのがおすすめです。 基礎を作る Sanatana/Shutterstock.com 倒壊しにくいパーゴラを作るためには、しっかりと土台となる基礎部分を作ることが重要です。 束石のサイズに合わせて地面を掘り、砕石を敷き詰めます。そこにモルタルを流して固めてから、束石を置きましょう。束石の周りにもモルタルを流し込んで埋め固めます。 束柱と横木を設置する Ozgur Coskun/Shutterstock.com 束石の穴に柱を垂直に立てて、仮止めします。さらに屋根の枠になる部分(横木)を仮止めしながら地面と水平になるように取り付け、柱と横木を固定します。最後に、屋根になる材木を渡して固定しましょう。 パーゴラで素敵な庭づくりを karelnoppe/Shutterstock.com パーゴラは庭の景観をおしゃれに変え、憩いのスペースとして活用することもできます。素材によってはメンテナンスが必要ですが、高さのある見た目が華やかな庭景色に仕上げてくれるガーデンアイテムです。 ぜひ素敵な庭づくりのために、パーゴラを導入してみてはいかがでしょうか。
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一・二年草

たくさん植えると華やかな「デージー」! 可愛く上手に育てるには?
どんな花? デージーの特徴 Eduard Valentinov/Shutterstock.com デージーは、キク科ヒナギク属の秋まき一年草です。原産地はヨーロッパ、地中海沿岸で、寒さにはやや強く、暑さに弱い性質を持っています。原産地では多年草で、一度植え付ければ毎年咲く花ですが、日本の暑い夏には耐えられずに枯死してしまうので、日本では一年草として分類されています。草丈は15〜40cmで、花壇の前段や縁取りなどに向いています。生命力旺盛で、初心者でも育てやすい花です。 デージーは、花茎を伸ばした頂部に直径2〜5cmほどの花を咲かせます。花色は赤、パステルピンク、白など。開花期は12月下旬〜5月上旬と長く、最盛期は4月頃です。多くの系統、品種があり、一重咲き、八重咲きなどもありますが、フラワーショップで手に入れやすいのは八重咲きのものです。 花言葉や名前の由来 Paul Stringer/Shutterstock.com デージーの名前は、「day’s eye」が語源とされています。「日の目」と訳すとハテナと感じますが、これは太陽の光に反応して花びらを開き、黄色い花芯を見せることを表現しているとか。 日本には、明治初期に伝来し、小さくて可愛らしい菊のような花姿から、「雛菊(ひなぎく)」と名付けられました。開花期が長いことから、「延命菊(えんめいぎく)」「長命菊(ちょうめいぎく)」とも呼ばれています。 デージーの花言葉は、日本では「美人」「純潔」「希望」「平和」、西洋では「純潔」「美」など。赤いデージーは「無意識」、白は「無邪気」と、特定の花色に絞ったものもあります。 デージーの種類 Thijs de Graaf/Shutterstock.com デージーは、花弁の形によって大きく2種類に分けられます。花弁がストロー状にくるっと巻いているリグローサ種と、平たい花弁のフィストゥローサ種です。この2種からさらにさまざまな系統が生まれていますが、フラワーショップなどでよく出回っているのは、リグローサ種ではポンポネットデージー、チロリアンデージー。フィストゥローサ種ではイングリッシュデージーが人気です。 デージーの愛らしさを楽しむ植え方 Peter Turner Photography/Shutterstock.com デージーは冬から開花株が出回るので、同時期に出回るパンジーやビオラ、プリムラなどと一緒に寄せ植えをして、庭を明るく彩るとよいでしょう。 春の最盛期に楽しむなら、20cm前後のコンパクトな草丈を生かして、花壇の縁取りにしたり、群植させると見応えがあります。チューリップやスイセン、アネモネ、ラナンキュラスなど、デージーよりも草丈の高い植物の足元を彩るように、高低差をつけて組み合わせても素敵です。 デージーの時期 Adrienne Kulcsar/Shutterstock.com デージーは、暖地基準では秋にタネを播き、育苗後に定植して冬越しし、春から開花。開花後は暑さに耐えられずに夏前くらいに枯死するという短いライフサイクルをたどります。 開花期間は12月下旬〜5月上旬となっていますが、これは冬頃から苗が出回るため。冬に出回る開花株は、生育が止まっているので次から次に開花するわけではなく、開花した状態を長くキープするというものです。3月頃から生育のスイッチが入り、初夏まで多数の花茎を上げて咲いてくれます。 デージーの育て方のポイント ここまで、デージーの特性や種類などをご紹介してきました。知れば知るほど、育ててみたくなる可愛らしい花ですよね! では、ここからは実践編として、デージーの詳しい育て方について解説。種まきや植え付けから、水やりや肥料の与え方、病害虫対策などの日頃の管理のポイントまで、詳しくご紹介していきます。 適した環境 Cristina Ionescu/Shutterstock.com 日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が間のびしたりします。水はけ、水もちのよい土壌を好むので、地植えの場合は、植え付け前に有機質資材を投入してよく耕し、ふかふかの土作りをしておくとよいでしょう。 寒さには比較的強いほうで、暖地なら地植えのまま越冬できます。ただし、霜が降りる環境ではマルチングなどの防寒をしておくとよいでしょう。暑さには弱いので夏越しできず、夏前にライフサイクルを終えて枯死してしまいます。 種まき Montana Isabella/Shutterstock.com デージーは、ビギナーでも種まきから育てられますよ! 種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がなく、環境に馴染みやすいことです。 フラワーショップなどで花が咲き始めた頃の苗を入手して、手軽に植え付けからスタートしたい場合は、次項へ進んでください。 種まきの適期は、温暖な地域では9月中旬〜10月上旬頃で、発芽適温は20℃くらい。寒い地域では、3月上旬頃にタネを播いて、5月〜7月上旬頃に開花させるとよいでしょう。 デージーはタネが小さく、好光性種子(発芽に光を必要とする性質)なので、種まき用のトレイを準備。トレイに市販の草花用培養土を入れ、タネを播きます。土をかぶせず、涼しい半日陰などに置きましょう。上から水やりするとタネが流れ出すので、水を張った受け皿の上にトレイを置き、下から吸水させます。発芽までは乾燥させないように水の管理をしましょう。3〜4日すると発芽し、1週間ほどで双葉が出揃います。 発芽したら日の当たる場所で管理し、数本込み合っている部分などがあれば抜き取って間引きましょう。もったいないからといって密のままにしておくと、ヒョロヒョロと間のびした徒長苗になってしまいます。 種まきから1カ月ほど経ち、本葉が2〜3枚ついたら、トレイから抜いて鉢上げします。黒ポットに草花用培養土を入れ、苗を周りの土ごと抜き取って植え付けます。日当たりのよい場所に置き、表土が乾いたら水やりして育成します。多湿になると根の張りが悪くなり、徒長苗になったり、病気が発生したりするので注意。適切な水分管理をすることがポイントです。7〜10日に1度を目安に、液肥を与えて生育を促しましょう。本葉が10枚ほど出揃うのを目安に育苗します。 植え付け Dirk Ott/Shutterstock.com タネから育てた場合、植え付けの適期は温暖地で11月中旬〜12月上旬頃です。フラワーショップで苗を購入してスタートする場合は、春先まで苗が出回っているので、手に入り次第植え付けます。寒冷地で種まきした場合は、4月下旬頃に定植するとよいでしょう。 【地植え】 丈夫な性質で土壌を選びませんが、植え付ける1〜2週間前に腐葉土や堆肥などの有機質資材を投入し、よく耕してふかふかの土を作っておくとよいでしょう。 土作りをしておいた場所に、苗を植え付けます。複数の苗を植え付ける場合は、約20cmの間隔を取りましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。霜が降りる場所や乾燥しやすい場所では、表土にバークチップなどを播いてマルチングをしておきましょう。 【鉢植え】 草花用に配合された培養土を利用すると便利です。鉢の大きさは、入手した苗の2回りほど大きいものを準備します。 用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。デージーの苗を鉢に仮置きし、高さを決めます。苗をポットから出してみて根が白く回っているようなら、軽く根鉢をくずしてから植え付けましょう。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。 水やり Osetrik/Shutterstock.com 株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、ジョウロのはす口を外して、株元の地面を狙って与えましょう。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、水切れしないように管理しましょう。根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らずに乾燥が続くようなら、水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチすることが、枯らさないポイントです。 肥料 Pawel Beres/Shutterstock.com 元肥 苗を植え付ける際に施す肥料が、元肥です。元肥を施すことで苗の初期生育を助け、茎葉をしっかり茂らせることにつながります。 【地植え】 植え付ける前に腐葉土や堆肥などの有機質肥料を施しておきましょう。 【鉢植え】 鉢植えの場合、市販の培養土には肥料が含まれていることが多いので、元肥を施す必要があるかどうか確認し、必要な場合は緩効性化成肥料を施しておきます。 追肥 植え付けた苗が順調に生育し、元肥の効き目が切れた頃に与えるのが追肥です。 【地植え】 晩秋〜冬に植え付けた場合は、生育が盛んになる少し前の3月上旬頃に、緩効性化成肥料を施すとよいでしょう。春に植え付けた場合は、元肥を施してあれば十分。あまり与えすぎると、茎葉ばかりが旺盛に茂り、かえって花つきが悪くなることもあるので注意します。ただし、生育が悪いようなら速効性のある液肥を与えて様子を見ましょう。 【鉢植え】 鉢栽培の場合は、水やりとともに肥料成分が流亡しやすいので、追肥をして株の勢いを保つようにします。春から生育が盛んになってきたら、月に1度を目安に緩効性化成肥料を表土にばらまき、軽く土になじませます。もしくは10日に1度を目安に、速効性のある液肥を与えてもよいでしょう。開花期は開花促進の効果がある、リン酸やカリ分などを多く含んだ液肥を選ぶと花つきがよくなります。 増やし方 Taras Garkusha/Shutterstock.com デージーは秋まき一年草に分類される、ライフサイクルの短い植物です。そのため株分けや挿し芽などで増やすことはできません。種まき一択となります。 開花後に実らせたタネを採取し、種まきに利用するのは難しいので、毎年新しいタネを購入するとよいでしょう。詳しい種まきの方法については、「種まき」の項目を参照してください。 病害虫 schankz/Shutterstock.com 【害虫】 デージーにつきやすい害虫はアブラムシで、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が強く、発生すると茎葉をびっしり覆うほどに。茎葉から吸汁し、株を弱らせるとともに、ウイルス病を媒介する要因にもなってしまいます。見た目にも悪いので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじき落としたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒剤を利用するのがおすすめです。 【病気】 デージーは、菌核病が発生することがあります。気温が低い時期に、多湿の状態になると発症しやすい傾向にあります。地際の部分に発生しやすいので、株に元気がない場合は、よく見てください。初期は小さな斑点が現れ、次第に大きくなって灰色の病斑が発生します。ひどくなると枯死し、周りの株にも病気を広めてしまうので注意。病株を発見したら、抜き取って処分し、周囲の草花に蔓延させないようにします。 開花が終わったら rigsbyphoto/Shutterstock.com 咲き終わった花は、早めに摘み取りましょう。株周りを清潔に保つことで、病害虫の抑制につながります。また、いつまでも終わった花を残しておくと、種をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして長く咲き続けてくれます。 開花期を過ぎて暑くなってくると、デージーは弱って枯れてしまいます。病害虫の温床にならないよう早めに抜き取り、次のシーズンの草花に植え替えましょう。 デージーを植えて華やかな庭にしよう loflo69/Shutterstock.com ピュアホワイトやパステルピンク、ビビッドな赤など、愛らしい花色が魅力のデージー。主役にも脇役にもなれる花で、どんな植物とも相性よくまとまります。しかも強健な性質で育てやすく、ガーデニングを始めたばかりの方にもおすすめです。ぜひ冬から春の庭に取り入れて、キュートな花姿を愛でてはいかがでしょうか?
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宿根草・多年草

シロタエギクはシルバーリーフが魅力! 特徴や育て方、寄せ植えのコツを詳しく解説
シロタエギクの基本情報 Doikanoy/Shutterstock.com 植物名:シロタエギク学名:Senecio cineraria英名:Dusty Miller和名:シロタエギクその他の名前:ダスティーミラー科名:キク科属名:セネシオ属原産地:地中海沿岸分類:宿根草(多年草) シロタエギクは、キク科セネシオ属の多年草です。原産地は地中海沿岸で、高温多湿を苦手とし、寒さにやや強い性質をもっています。茎葉はびっしりと白い産毛に覆われており、シルバーリーフが大変美しく、主に茎葉を観賞するカラーリーフプランツとして人気があります。常緑性で美しい葉姿を保つため、冬の寄せ植えなどに重宝される植物です。 シロタエギクの花や葉の特徴 Alvin Owyong/Shutterstock.com 園芸分類:草花開花時期:5〜7月草丈:20〜50cm耐寒性:強い耐暑性:普通花色:黄色 シロタエギクの草丈は20〜50cm、株幅は20〜40cmです。葉には細かい切れ込みが入り、産毛に覆われたシルバーグリーンの色も相まって、レースのような繊細な表情をもっています。常緑性のため、一年を通して葉姿を楽しめますが、新芽ほど葉色は美しく、春と秋が見頃です。葉姿を観賞するカラーリーフのためにあまり注目されませんが、5〜7月に黄色い花を咲かせます。花を咲かせると株が弱りやすく、花自体も直径2〜3㎝でさほど目立たないため、葉の観賞を目的とするなら、株の消耗を防ぐために早めに摘み取っておくのがおすすめです。 シロタエギクの名前の由来や花言葉 Celine Kwang/Shutterstock.com シロタエギクは、漢字で「白妙菊」と書きます。白妙とは白い色という意味を持ち、茎葉が産毛に覆われていることによって白く見えることに由来。英名はDusty miller(ダスティーミラー)。「Dusty」は「汚れた」、「Miller」は「製粉を行う人」という意味があるので、小麦を製粉することによって衣服が汚れてしまっている様子を表現したものとイメージできます。 シロタエギクの花言葉は、「あなたを支えます」「穏やか」など。花壇や寄せ植えでは主役の花を引き立てる役割として利用されることが多く、また主張しすぎずにどんな植物とも調和することなどが、その理由のようです。 シロタエギクの代表的な品種 シルバーダスト。YuRi Photolife/Shutterstock.com 寄せ植えの引き立て役として大変人気が高いだけに、品種もいくつか出回っています。ここでは主な品種をご紹介します。 シルバーダスト シロタエギクの品種のうち、最もポピュラーに出回っている品種です。株姿がコンパクトにまとまる矮性種で、葉に深い切れ込みが入るレースのような質感が魅力です。 シラス 葉の切れ込みが非常に浅く、丸みのある葉を展開するかわいらしい株姿が特徴です。「シリウス」とも呼ばれています。草丈は30cmほどで、草姿が乱れてきた頃に思い切って切り戻すと、コンパクトな株姿を保つことができます。 ダイヤモンドダスト 大きめの葉に入る切れ込みはやや浅く、優しい印象をもたらす品種です。丈夫で育てやすいので、ビギナーにもおすすめ。「ダイヤモンド」と呼ばれることもあります。 シロタエギクの栽培12カ月カレンダー 開花時期:5〜7月植え付け・植え替え:通年肥料:3〜10月入手時期:通年種まき:4~5月、10月 シロタエギクの栽培環境 ElenVik/Shutterstock.com 日当たり・置き場所 【日当たり/屋外】日当たりと風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪い場所では、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が間のびするので注意しましょう。 【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。 【置き場所】シロタエギクは産毛に覆われていて蒸れやすいため、鉢栽培の場合は、長雨が続く時期は軒下など雨の当たらない場所に移動するとよいでしょう。また、真夏の高温多湿の環境を苦手とするので、風通しのよい半日陰など、涼しい場所で管理します。 耐寒性・耐暑性 寒さに強く、マイナス5℃程度まで耐えるので、暖地なら戸外で越冬できます。その際は、株元にバークチップなどを施してマルチングをし、寒さ対策をしておくと安心です。 シロタエギクの育て方のポイント 用土 funnyangel/Shutterstock.com 【地植え】 植え付ける1〜2週間前に腐葉土や堆肥、緩効性肥料を投入し、よく耕して水はけのよい土壌をつくっておくとよいでしょう。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。自身で培養土をブレンドする場合は、赤玉土中粒6、腐葉土4を混合し、さらに元肥として緩効性肥料を施しておくとよいでしょう。 水やり Ivanko80/Shutterstock.com シロタエギクは細かな産毛を株全体にびっしりとまとっているため、茎葉に水がかかると蒸れやすくなります。水やりの際は、株全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えるように注意しましょう。 真夏は気温の高い昼間に水やりすると水の温度が上がり、株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。反対に、真冬は気温が十分に上がった日中に行います。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉を伸ばすようになるまでは、水切れしないように管理しましょう。根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らずに乾燥が続くようなら、水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。ただし、多湿を嫌う性質のため、与えすぎには注意し、いつもジメジメしている環境にならないようにしてください。 土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から流れ出すまで、たっぷりと水を与えましょう。茎葉がだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、水やりを忘れないよう注意します。冬は生育が止まって表土も乾きにくくなるので、控えめに与えるとよいでしょう。 肥料 vladdon/Shutterstock.com 【地植え・鉢植えともに】 土づくりの際に、元肥として緩効性の肥料を施しておきます。追肥は、3〜10月の生育期に緩効性化成肥料を周囲にばらまいて軽く耕し、土に馴染ませておきましょう。 注意する病害虫 muroPhotographer/Shutterstock.com 【病気】 シロタエギクが発症しやすい病気は、うどんこ病、灰色かび病などです。 うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢、つぼみに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放任するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、枝葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発病しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用のある殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 灰色かび病は花や葉に発生しやすく、褐色の斑点ができて灰色のカビが広がっていきます。気温が20℃ほど、かつ多湿の環境下で発生しやすい病気です。ボトリチス病、ボト病などとも呼ばれています。風通しが悪く込み合っていたり、終わった花や枯れ葉を放置していたりすると発生しやすくなるので注意。花がらをこまめに摘み取り、茎葉が込み合っている場合は、間引いて風通しよく管理しましょう。 【害虫】 シロタエギクに発生しやすい害虫は、アザミウマ、アブラムシなどです。 アザミウマは花や葉につき、吸汁する害虫です。スリップスの別名を持っています。体長は1〜2mmと大変小さく、緑や茶色、黒い姿の昆虫です。群生して植物を弱らせるので注意しましょう。針のような器官を葉などに差し込んで吸汁する際にウイルスを媒介するので、二次被害が発生することもあります。被害が進んだ花や葉は傷がついてかすり状になるので、よく観察してみてください。花がらや枯れ葉、雑草などに潜みやすいので、株まわりを清潔に保っておきます。土に混ぜるタイプの粒剤を利用して防除してもよいでしょう。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mmの小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。 シロタエギクの詳しい育て方 苗の選び方 節間が間のびしておらず、がっしりと締まって勢いのあるものを選びましょう。 植え付け・植え替え Vasyliuk/Shutterstock.com 一年を通してえ付けができます。花苗店などで苗を購入したら、早めに植え付けてください。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、根鉢よりも一回り大きな穴を掘って苗を植え付けます。複数の苗を植える場合は、約20cmの間隔を取っておきましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。 【鉢植え】 苗を単植するなら、鉢のサイズは、5〜6号鉢を準備します。 用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗を鉢に仮置きし、高さを決めたら、軽く根鉢をほぐして植え付けましょう。水やりの際にすぐあふれ出さないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。 日常のお手入れ Renars Otto/Shutterstock.com 【つぼみの除去・花がら摘み】 シロタエギクは小さな黄色い花を咲かせますが、どちらかというとシルバーリーフの茎葉を主に観賞します。花を咲かせると株が消耗してしまうので、茎葉の観賞を重視するならば、つぼみがついたら早めに摘み取りましょう。 また、シロタエギクの花を楽しむなら、終わった花は、適宜摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種子をつけようとして株が消耗し、老化が早まってしまうので注意しましょう。 剪定・切り戻し 草姿が乱れてきたら、適宜切り戻して株の若返りをはかります。草丈の半分くらいまでを目安に、深めにカットしましょう。梅雨前に行うと、株が蒸れやすくなるのを防ぎ、風通しよく管理することができます。 増やし方 Montana Isabella/Shutterstock.com シロタエギクは、挿し芽と種まきで増やすことができます。 【挿し芽】 挿し芽とは、茎葉を切り取って地面に挿しておくと、発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し芽ができないものもありますが、シロタエギクは挿し芽で増やせます。 シロタエギクの挿し芽の適期は、4〜6月か9月下旬〜10月です。新しく伸びた茎を2節以上つけて切り口が斜めになるように切り取ります。水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を半分くらい切り取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。明るい日陰に置いて適宜水やりをしながら管理し、発根して十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 【種まき】 種まきの適期は4〜5月か10月で、発芽適温は約20℃です。種まき用のトレイに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れ、種子同士が重ならないようにばらまきし、種子が隠れる程度に土を薄くかけましょう。種子が流れ出すことがないように、トレイより一回り大きな容器に浅く水を張り、トレイをのせて底面から吸水させます。涼しい場所で乾燥しないように管理し、発芽を待ちます。 発芽したら、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。本葉が2〜3枚出始めたら、黒ポットに植え替えて育苗します。10日に1度を目安に液肥を与えると、生育がよくなります。本葉が5〜6枚つくまで管理し、ポットに根が回ってしっかりした株に育ったら、植えたい場所に定植しましょう。 シロタエギクを寄せ植えするコツ Gardens by Design/Shutterstock.com シロタエギクは常緑性のため、一年を通して美しい葉姿を楽しめます。寄せ植えなどでは、主役となる花の引き立て役として重宝し、主張しすぎずにどんな草花とも相性よくまとまります。寒さに強いため、特にパンジーやビオラ、ノースポールやガーデンシクラメンなどを使った冬の寄せ植えで大活躍。冬を彩る寄せ植えは、それぞれの草花の成長が春まで止まっているので、密に植え込んだほうが見栄えがよくなります。 シロタエギクで、寄せ植えや花壇の色合わせをもっと楽しもう Kristine Rad/Shutterstock.com 常緑性で、一年を通してカラーリーフプランツとして観賞できるシロタエギク。寒さには強いので、特に冬の花壇や寄せ植えなどで活躍します。調和役としてうまくまとめてくれるので、庭やベランダに1株はほしいもの。今年こそ、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
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寄せ植え・花壇

庭が寂しくなる今だから作りたい! 冬咲き花のリース状寄せ植え
リース状のバスケットを選ぶ 最近は園芸店やガーデンセンターでよく見かけるようになった、リース状の植え込み容器。ワイヤータイプや小枝を編んだものなどありますが、土が入るスペースがたっぷりありそうなものがおすすめです。あまり土が入るスペースが小さいと、水切れが頻繁で植物を枯らしてしまうので気をつけましょう。 植え込む前の準備 購入した際にココヤシマットなどがセットになっている場合は、そのまま使ってもよいですが、一度植え替えたあとは、他の敷き込み材を使ってもOKです。ここでは、用土がなるべく多く入るように、ココヤシマットよりも薄手な素材をご紹介。まず、英字柄のワックスペーパーをぐるりと敷き詰めます。 次に、ある程度の排水性があるビニール製のがら袋(土嚢袋)をリースの幅に合わせて長く切ったものを敷き詰めます。がら袋や土嚢袋は、茶色やグリーンなどアースカラーのものがあり、安価なので見つけたら10枚セットなど、まとめ買いをしておくのがおすすめ。植え替えのたびに新しい敷き材として使えて便利です。 この時期園芸店に並ぶ花と葉をチョイス ピンクのガーデンシクラメン(上左)をぜひ使いたい! と、まず1種お気に入りを決めたら、隣にあると引き立つかなぁと考えて、2種の花(上中・上左)を選びました。花ばかりでもOKですが、銅葉のクローバー(下左)と銅葉のハボタンが何だかおしゃれに見えたので合わせてみることに。すでに選んだ5種だけだと少々暗い感じがしたので、シルバーリーフ(下中)をプラスしました。 各品種は、上左から時計回りに、ガーデンシクラメン‘ベリッシマ’、ガーデンシクラメン‘オリガミ’、ビオラ‘パピオンワールド’、クローバー‘ティントブロンズ’、カロケファルス・プラチーナ、ティアードハボタン。 植え込みを始めましょう! まずリース状にどう配置するか、苗を並べてバランスを確認。隣り合う色がなるべく一緒にならないように交互に銅色の葉を並べました。 準備しておいたリース状の容器に培養土をぐるりと一周入れます。用土が入るスペースが少ないのと冬は乾燥するので、鉢底石を入れなくても根腐れせずに育ちますよ。 各ポットから苗を取り出して、熊手などで根っこをほぐします。底の方に根っこが固まっているようならば、熊手でかいて外してしまっても大丈夫です。 根がほぐれたら器の中に入れ、根の両サイドに用土を少し入れ、隙間に土が入るように指で押し込んだりしてみましょう。1つ終わったら隣の株を植える。土を入れて指で押す。これを繰り返してどんどん植えていきましょう。 ハボタンなど、いくつかの株に分かれそうな葉ものは分離して、他の位置に植えつけるのもテクニックです。 すべての苗を植え終わったら、土が入っていない場所はないか指で探って確認。これ以上、土が入らないなと思ったら植え込み完了です。最後にたっぷり水をやりましょう。 直径26㎝のリース状のバスケットに、ぴったり6ポットの苗が植え込めました。作業に慣れれば30分程度で作れます。完成したら、なるべく日中日が当たる、よく見える場所に置いて咲き姿を楽しみましょう! 2〜3日に一度水やりをして、花がらをこまめに取ると、きれいな姿が長く続きます。 これからの時期、ビオラやプリムラ、寄せ植え向きの葉物など冬によく咲く苗が売られますので、ぜひお気に入りの花を選んで、花のある暮らしを冬も楽しみましょう!
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土作り

【冬にやるべき庭仕事】宿根草もバラも、植物がすくすく育つ土とは?
美しい庭で使われている土壌資材「バイオマイスター」 バラの美しい庭として全国的にも有名な面谷内科・循環器内科クリニック。庭を丹精する院長夫人の面谷ひとみさんは、冬は必ず庭の土壌改良を行います。土壌改良やバラの寒肥として使っているのは「バイオマイスター」。植物活力素で有名なメネデール社の土壌資材で、幅広い用途とマルチな効果を持つ便利なアイテムです。 バイオマイスターの効果を花数の違いで実感 写真は上下で同じバラのシーンの比較です。上はバイオマイスター使用前の5月のバラの様子。下はバイオマイスターを使って一年後の様子です。円で囲んだ赤いバラは‘フレーズ’。手前の淡いピンクのバラは‘プリュム’。どちらもバイオマイスター使用後は花数に圧倒的なボリュームが出て、庭での存在感が何倍にも増しています。 こちらの写真も上下で同じバラのシーンの比較です。上はバイオマイスターの使用前の5月のバラの様子。下はバイオマイスターを使って一年後の様子です。 「このコーナーは庭を作った当初からバラを植えていますが、5年くらいすると、場所によって以前のように花が咲かなくなってくることがあるんです。本来は扉の両側から赤いバラが咲き上がってくるように2本植えているんですが、上の写真の年は右側が全然咲かなくて。もう諦めて抜こうかなと思っていたところにバイオマイスターを使ってみたら、見事復活! ピンクのバラも盛大に咲いて、華やかさが戻りました」(面谷ひとみさん) 土の活力素「バイオマイスター」とは バイオマイスターは土づくりで幅広く活躍する土壌資材です。培養土を作る際の基本資材として、また、古土の再生、マルチング材、腐葉土作りなど、さまざまな用途で使うことができます。その効果の秘密は、バイオマイスターの成分設計にあります。 【バイオマイスターの構成】 根を生育させるための肥料成分を含んでいる。 土壌中の有害な菌の発生を抑えるバチルス菌や乳酸菌を含んでいる。 植物と共生し、その生育を支える菌根菌などの善玉菌を多く含んでいる。 厳選した有機物と鉱物をベストバランスで配合し、新鮮な空気や水が届く土壌環境設計になっている。 特に最後の項目にある素材の配合バランスが良い土壌づくりに寄与し、植物の生育をサポートしてくれます。 庭づくりや寄せ植えに活躍するバイオマイスターの使い方 【地植えの場合】 ●土壌改良を行う場合、根回りの土を堀りあげ、その土にバイオマイスターを20~30%混ぜて埋め戻します。 ●土壌改良を行わない場合、バイオマイスターをマルチ資材として使用できます。良質な腐葉土とバイオマイスターを等量混ぜ、根域土壌(根が張っている範囲の土)の表面全体を覆うように2~3cmの厚みで敷き詰めます。 【鉢植えの場合】 ●植え替えをする場合、用土にバイオマイスターを20~30%混合して元肥のように使えます。その場合、他の堆肥や元肥は必要ありません。●植え替えをしない場合、バイオマイスターをマルチング材としても使用できます。良質な腐葉土とバイオマイスターを等量混ぜ、土の表面に2~3cm敷き詰めます。●古土を再生したい場合には土を消毒した後、バイオマイスターを古土に対して30%分混ぜると良質な培養土へ蘇ります。 バイオマイスターを元肥として使った寄せ植え。右は生育2カ月後。こんもりどの植物もよく育っています。
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一・二年草

選べる楽しさ! 冬から初夏までを彩るパンジー&ビオラ
見逃し注意! 新色・個性派のパンジー&ビオラ Quang Ho/Shutterstock.com 花色も花形も多種多様なパンジー&ビオラ。上の写真はほんの一例です。 育てやすくて可愛い品種が続々登場! 花が少なくなり、色彩が寂しくなる冬のガーデニングに欠かせない花といえばパンジーとビオラ。日本では、花苗の中で年間一位の売り上げを誇るほど人気がある花です。カラフルな色彩に加え、育てやすく、冬から翌年の初夏まで半年も咲き継ぐ花期の長さも人気の秘密。ほかの植物との相性もよく、寄せ植えにも活躍します。 そんな優秀なパンジー&ビオラに、続々と個性派の新品種が登場しているのをご存じでしょうか。大きく華やかなパンジーや小さく可愛らしいビオラ、フリルの入ったエレガントな花形、ニュアンスカラーのグラデーションを持つものや覆輪花……。ショップに足を運ぶと、種苗会社の新品種から個人育種家のパンジー&ビオラまで、迷ってしまうほどたくさんの魅力的な花苗が並んでいます。 1966年に、世界に先駆けて「F1」品種の大輪パンジーを発表したサカタのタネでは、以来パンジー&ビオラで200以上の品種を作出しています。そんなサカタのタネに代表される、日本で作出されたパンジー&ビオラは、国内にとどまらず各国で高い評価を受け、世界中のガーデナーに愛されています。この秋に植える植物を探している方、いつもと花色や花形を変えてみたい方は、パンジー&ビオラの品種チェックをお忘れなく。 虹色スミレ/サカタのタネの人気品種「虹色スミレ」。繊細なグラデーションと軽やかな色合いが美しく、花壇がぱっと華やぎます。赤と黄色のコントラストが温かな印象の‘メープル’や、花の中心部から外側に向かって、黄色、白色、ピンク色にグラデーションする‘スイートラブ’など全7種。 絵になるスミレ/ボリュームたっぷりに波打つ花弁が豪奢な「絵になるスミレ」は、濃厚なカラーと相まって、とても印象的。花弁が厚く、花もちがよいので切り花でも長く楽しめます。寄せ植えの主役としても◎。シックなワインレッドの‘ヴィーノ’や春らしい柔らかい色彩の‘パルム’など全5色。 よく咲くスミレ/その名の通り、なんといっても花つきのよさが魅力。株張りもよく、次々とあふれるように花開きます。白地に色幅がある濃い紫色が入る‘ラベンダーソフト’や濃い青色の‘ブルーハワイ’など、全19色の豊富なカラーバリエーションも特徴です。3品種すべて品種育成元:サカタのタネ パンジー&ビオラの育て方のコツ パンジーやビオラは日当たりと風通しのよい場所を好みます。一株でもボリュームがあり、特に暖かくなってくるとよく広がるので、花苗は10cm以上の間隔を取って植え付けるとよいでしょう。高温多湿に弱いので、植え付け時期は10月頃からがおすすめ。本格的な寒さが来る前に根をしっかり張らせることで、丈夫で花つきのよい株になります。 パンジー&ビオラは花つきがよいので、花がらをこまめに摘みましょう。花が咲いたままにしておくと、タネをつくって栄養が取られてしまうので、株が疲れてしまいます。花茎が伸びて株姿が乱れてきたら、切り戻しを行うとまた花が楽しめます。
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観葉・インドアグリーン

高級感のあるコチョウラン(胡蝶蘭)! 長く楽しむための上手な管理方法を教えて!
コチョウランについての豆知識をご紹介! Sornram Yamtanom/Shutterstock.com コチョウラン(胡蝶蘭)はラン科の植物で、コチョウラン属(Phalaenopsis)の植物です。 もともとは東南アジアの原産で、温暖な気候を好みます。冬に最低気温が10℃を下回る九州以北では、栽培のために温室が必要となるため、希少性と相まってやや高額なブランド性のある花として扱われ、ギフトにもよく使われます。「幸せが飛んでくる」という花言葉も、贈り物としても好まれる理由の一つでしょう。 原種の中には芳香性のものもありますが、流通しているのは、どんなシーンでも使えるよう品種改良された香りがないものがほとんどです。花や株のサイズ、咲きやすさなど、さまざまな面で品種改良が進んでいます。 以前はコチョウランというと贈答用の大株が多かったのですが、近年は小型サイズの「ミニ」、ミニと大株の中間のサイズ「ミディ」なども作られるようになり、自分で買って楽しんだり部屋に飾ったりする人も増えています。 花色は白、黄色、オレンジ、赤、紫、青など多様で、これらのベースの色に異なる色の模様が入る品種なども作られています。栽培技術が確立されているので、温度管理された環境があれば通年開花させて楽しむことができます。 コチョウランの育て方や、管理で欠かせない大切なことをチェックしよう! Stanislav71/Shutterstock.com コチョウランの育て方や、管理をする上でポイントとなることをご紹介します。 置く場所 marvelouscity/Shutterstock.com コチョウランはもともと熱帯雨林の樹木の幹などに着生する植物です。 葉が茂った樹木の木漏れ日を浴びながら育つので、常に強い日ざしが当たるのは好みません。直射日光にあまり長い時間当たると、葉の一部が焦げたようになる「葉焼け」を起こしてしまいますが、気温が上がらない午前中に1時間程度当たるだけなら大丈夫です。終日明るい木陰や軒下、サンルーム、薄いカーテン越しの日光が当たるような場所が適しています。 コチョウランは全く風が動かない室内や、風が強すぎる環境は苦手なので、適度に風通しのよい場所に置きましょう。室内であっても、人の行き来があるような場所なら風通しは十分です。 マンションのベランダでも、特に高層階になると通風がよすぎるので、他の植物で風を遮ったり、風があまり当たらない場所を選んで置くようにしましょう。 室内に置くときは、エアコンの風が当たる場所は避けましょう。コチョウランはずっと風が当たっている場所が苦手で、なおかつエアコンのような乾燥した風はさらに苦手だからです。 コチョウランは花持ちのよいのが特徴ですが、いくつか気をつけるべきポイントもあります。 花の中心には雄しべと雌しべが一体になった、ずい柱という部位があり、ここには花粉の塊がついているのですが、触ると取れてしまいます。 花粉が取れると、花は、他の花に花粉を受け渡す役割を終えたと勘違いして、しおれてしまいます。花びらや花茎を多少動かしても花粉が取れることはないのですが、花の中心部は花粉が取れやすいので気をつけましょう。特に小さなお子さんやペットがいる場合は、花に触れないような置き場を工夫するとよいでしょう。 コチョウランだけではなく、多くの花は咲き進むに従って体内からエチレンガスを出します。エチレンガスは植物や果実の成熟を促す働きもあるのですが、同時に老化も促進します。特にリンゴなどの果物から多量に発生することが知られているので、コチョウランやその他の切り花も、果物のそばに置くことは避けましょう。 水やり VidEst/Shutterstock.com ギフトでもらったり、一般に市販されているコチョウランは、ほとんどの場合、ポリポットに水ゴケで植えられています。水やりは、水ゴケがしっかり乾いてから行いましょう。 春から秋の生育期は根がよく水を吸い、気温も高くて水ゴケが乾きやすい時期ですが、それでも水やりの間隔は7〜10日程度はあけます。 風通しがよい場所では水ゴケの表面がすぐに乾いたり、表面に乾いた根しか出ていないこともあります。しかし、そんな状態でも鉢の中にはまだ湿り気が残っている場合もあるので、可能であれば、鉢やポットの底穴に指を入れて、ちゃんと乾いているか確認してみましょう。 市販のコチョウランだと透明のポリポットに植えられている場合もあります。透明のポリポットだと、鉢の内部の様子が目で見て確認できるので、まだ湿っているようであれば水やりは控えましょう。 1回に与える水の量は、鉢(ポリポット)の容積と同じくらい。部屋や家具を濡らさないように鉢受け皿を使っている場合は、毎回受け皿にたまった水を捨てましょう。水をためたままにしていると根が傷んでしまいます。 冬の間は、さらに水やりを控えます。 コチョウランの自生地では、寒い時期は同時に乾季でもあります。コチョウランは寒くなると葉や根を出して体を大きくする成長をやめ、根で水を吸う働きも弱くなります。そうした時期に水をたっぷりと与えてしまうと、過湿で根が傷んでしまいます。 もともとコチョウランは木の幹肌などにくっついて育つ植物(着生植物)で、根が空気にさらされた状態を好みます。したがって、冬の間は必要な分の水を吸ったら、すぐに根が乾く程度の分量の水やりを心がけましょう。鉢の表面に根が露出しているようであれば、そこにぬるま湯を霧吹きでかける程度でもかまいません。 冬は水道の水も冷たくなっています。室温〜30℃程度の水温のほうが根が傷みにくいので、手で触れても熱くない程度のぬるま湯を、鉢の容積の1/2〜1/3程度与えるとよいでしょう。鉢の表面に根が露出しているようであれば、底にぬるま湯を霧吹きでかける程度でもかまいません。 春から秋の生育期であれば、昼間の明るい時間に根がよく水を吸うので、午前中に水やりをすると、過湿状態が長く続くのを避けられます。 また、コチョウランは明るい昼間に光合成を途中まで行い、夜になると二酸化炭素を吸って光合成の続きを行います。このときに葉の気孔という穴を開くのですが、空中の湿度が低いと体力を消耗してしまいます。水やりに加え、夜寝る前に、コチョウランにサッと霧吹きをすると、その体力の消耗を防ぎ、より元気に育てることができます。 ギフト用のコチョウランの場合、ポリポットがラッピングされていたり、複数の株が大きな鉢に詰め込まれていたりします。この状態のままだと株が過湿になって傷みやすいので、ラッピングを外して一株ずつ育てましょう。 温度管理 Jakub Rutkiewicz/Shutterstock.com コチョウランが最もよく生育するのは、気温20℃前後です。 朝、昼、夜では気温は変化しますが、一日を通して18〜25℃程度に収まるのが理想です。これは人が快適に暮らすことができる温度帯でもあるので、十分な明るさと通風があれば、エアコンなどで温度管理された室内で育ててもよいでしょう。 戸外で育てる場合、春であれば最低気温が15〜18℃を超える頃から外に出すことができます。気温が40℃近くなる真夏は生育が鈍るので、風通しのよい日陰に移動させるか、冷房が効いた室内に入れます。最高気温が30℃程度になってきたら、再び外に出し、最低気温が15℃になる頃を目安に室内に取り込みます。 部屋の中は、足元と天井近くでは10〜15℃の温度差があるといわれます。コチョウランは多少の時間であれば10℃程度までは耐えられますが、常時寒い場所では枯れてしまいます。冬の室内での置き場の注意点としては、第1に床に近い低い場所は避けること。第2に、外の冷気と接する窓のそばには置かないことです。 コチョウランは温かい時期に生育し、気温が下がってくると花芽ができて開花します。 現在流通している品種は、さまざまな原種を交配して作られたものが多く、種類によってどのくらいの気温で花芽ができるかはまちまちですが、夏の暑い時期を経て、最低気温が18℃程度になると、たいていの種類は花芽ができます。 同じ品種であっても、外で栽培していて早めに室内に取り込んだ株と遅れて取り込んだ株では、咲く時期がずれることがあります。涼しい戸外に置く期間を変えることで、開花をずらすこともできます。 胡蝶蘭は咲き終わった後の手入れが大切! また花を咲かせよう VidEst/Shutterstock.com 続いて、花が咲き終わってからの手入れの仕方をご紹介します。 手入れ方法 Agnes Kantaruk/Shutterstock.com 育て方が分からず、そのまま枯らしてしまう人も少なくありませんが、咲き終わったコチョウランも、ちゃんと手入れをすれば、再び花を咲かせてくれます。 花が咲き終わったら、まずは花茎を支えていた支柱を外しましょう。 支柱と花茎はビニールタイやクリップなどで留めてあるので、まずこれを外します。支柱は植え込み材の水ゴケに差し込んであるので、引き抜きましょう。花茎はつけ根で切り取ります。 たくさんの花が咲いた株であれば、花茎の節(所々突起がある部分)を4〜5節残して切ると、条件がよければ1〜2カ月で新しい花芽が出て、2回目の花が咲きます。 ただし、咲くかどうか、また咲く花の数は、品種や栽培環境によります。特に、葉や根が傷んだ株は、体力を消耗しているため、あまり期待できません。また、小型のコチョウランは株が小さく、2度咲く体力がないものが多いので、花茎をつけ根で切り、春から秋までしっかり育てて株を充実させ、次の冬に花を咲かせることを目指しましょう。 飾り方 Maya Kruchankova/Shutterstock.com 花が満開になったら、切り花として楽しむことができます。花器に収まりやすい長さで花茎を切り、活けましょう。花だけを切って水に浮かべるのも美しく、おすすめです。 株のほうは、気に入った鉢や鉢カバーにそのまま入れるだけで、観葉植物として楽しむことができます。株姿を楽しむには、コルク板などに張りつかせる「着生」もおすすめです。着生させる素材としては、コルク板、ヘゴ板、焼き杉板、素焼きの植木鉢のかけらなどが適しています。 コチョウランを着生させるには、着生させたい素材の上に、水で戻した水ゴケを薄く広げ、その上に根をほぐしたコチョウランを木綿糸などで縛りつけて固定します。1年ほど経つと、根が素材に張りつき、野生味あふれる姿を楽しむことができます。着生させるのは、植え替え同様、春から秋の生育期が適しています。 コチョウランを長もちさせるための植え替え方法は? OLHA TOLSTA/Shutterstock.com コチョウランを長く育てるためには、植え替えが必要です。ここではその方法をご紹介します。 準備する nieriss/Shutterstock.com 植え込みの用土(植え込み材、コンポスト)は、水ゴケか小粒のバークチップを使います。 鉢はポリポットか素焼き鉢を使います。 植え込み材は、水ゴケのほうがバークチップより水もちがよく、バークチップは水はけがよいという特徴があります。鉢は、ポリポットのほうが水もちがよく、素焼き鉢は植え込み材が乾きやすいです。鉢のサイズは、左右に広がった葉の先端同士の間が25cmを超えるような大株であれば4〜5号(直径12〜15cm)、ミニやミディであれば2.5〜3.5号(直径7.5〜10.5cm)程度のものを使います。 そのほか、ハサミや、あれば園芸用ピンセットなどの道具を用意します。 他の株から病気がうつらないよう、鉢は新しいものを使い、用具や手指はあらかじめ消毒用アルコールや漂白剤などで消毒しておきます。 乾燥水ゴケを使う場合は、丸1日水につけて戻し、ザルに上げて水を切っておきます。固く握っても水が滴り落ちない程度まで水が切れているのが理想です。 植え替える Marvelous World/Shutterstock.com 植え替えは4月、最低気温が18℃を上回る頃が適期で、2年に1回を目安に行います(着生させている場合は不要)。 活発に成長している時期に植え替えるほうがその後の生育がよいのですが、真夏だと新しい根が出にくく、秋だと十分に生育する前に寒くなってしまいます。遅くとも6月頃までには済ませておきましょう。 コチョウランは通年流通しているので、手に入れる時期もまちまちかもしれません。理想としては、冬から早春に花が咲いたあと、暖かくなって気温が安定してきた頃に行いたいところです。真夏や秋に手に入れた場合は、春まで待って植え替えましょう。 ギフト用の大鉢は何株も植えられているように見えますが、じつは1ポットに1株ずつ植えたものが寄せ鉢になっています。ですから植え替えは、1株ごとに行います。 植え替えの作業としては、まず鉢から株を取り出します。 ポリポットの場合は、全体を軽く揉むと固まった根が緩んで取り出しやすくなります。根を傷めないように、ポリポットをハサミなどで切って外してもかまいません。 素焼き鉢の場合は、水ゴケと鉢の間にピンセットや割りばしなどを入れて、根鉢を少しずつ緩めながら取り出します。根が張りついていることがありますが、干からびていたら気にせずハサミなどで切ります。まだしっかりとした根であれば、鉢を金槌などで割ってもよいでしょう。 株を取り出したら、古い水ゴケやバークチップを取り除き、黒くなったり干からびたりしている根をハサミで切り取っていきます。 水ゴケ植えは、ガーデニングで行う鉢への植え付けとは、やや方法が異なります。まずゴルフボール大に水ゴケを固く丸め、植え替える株の真下に入れて、その周りを根が包むようにします。植え付ける予定の鉢の直径より一回り大きくなるよう、さらにその上に水ゴケを重ねていきます。これを鉢に詰め込みます。植え付け後、株をつかんで鉢ごと持ち上げても抜けないくらい固く詰め込むのがポイントです。 バークチップ植えは、一般的な草花の植え付けと似ています。 まず、鉢底が見えなくなる程度にバークチップを入れます。その上に株を置き、ウォータースペースが5mm〜1cmくらいになるようバークチップを追加していきます。割りばしなどでつついて、バークチップがしっかり鉢に入ったら完成です。 植え替え後の水やりは水ゴケ植えであれば15〜20日後、バークチップ植えであれば7日程度経ってから始めます。 ちなみに、植え込み材と鉢は、組み合わせによって乾き方が異なります。一般的な資材を使った以下の組み合わせでは①が最もよく乾き、④がもっとも乾きにくくなります。 ①素焼き鉢にバークチップ植え ②ポリポットにバークチップ植え ③素焼き鉢に水ゴケ植え ④ポリポットに水ゴケ植え ①はとても乾きやすいので頻繁な水やりが必要になりますが、水やりが好きな人なら苦にならないかもしれません。 ②は乾きやすいバークチップを使いますが、ポリポットに入れているので鉢内の湿り気は素焼き鉢よりも長く保たれます。水ゴケ植えだと根腐れさせてしまいそうな人は、こちらがおすすめです。 ③は水もちのよい水ゴケを使いますが、水分が表面から抜けやすい素焼き鉢なので、湿りすぎにはなりません。水ゴケの中心部には水分が長く残るので、多少水やりの間隔があいても枯れにくいといえます。 流通しているコチョウランの多くは④の組み合わせで植え付けられています。水もちのよい水ゴケを、これまた水を逃がしにくいポリポットで植えることで、鉢内に長く水分が残り、頻繁な水やりをしなくてもよいという、数千〜数万ポットを栽培する生産農家がローメンテナンスで育てるための組み合わせです。 この組み合わせのコチョウランに、ガーデニングの草花と同様の頻度で水を与えてしまうと、あっという間に根腐れしてしまいます。 どうしても胡蝶蘭を根腐れさせてしまうという人は、植え替えの際に①〜③の組み合わせを選ぶとよいでしょう。そのまま育てるのであれば、多肉植物と同じペースで水やりをするといいかもしれません。 コチョウランの管理、季節別のポイント! VH-studio/Shutterstock.com コチョウランを管理する上で注意すべきポイントを、季節別にご紹介します。 春夏の管理 kongpons/Shutterstock.com 徐々に気温が上がり、安定して最低気温が18℃を超えるようになったら戸外に出すことができます。 植え替えをするなら、4月中に済ませましょう。暖かくなると同時に、月に1〜2回程度、液体肥料を施し始めます。「ハイポネックス原液」であれば2,000倍が目安です。市販の洋ラン用の肥料でもよいでしょう。 梅雨に入ると水ゴケが乾きにくくなるので、しっかり乾いてから水やりを行うようにしましょう。 猛暑の、時期はなるべく涼しい環境を用意します。室内に明るい場所があるなら、取り込んで冷房をかけておくと傷みにくいです。 秋まで外で育てる場合は、日が当たらず風通しのよい場所に置くとよいでしょう。ベランダは床が熱くなることがあるので、高い場所に置いたり、吊り下げたりするほうが夏越ししやすいでしょう。 秋から春までは多少直射日光に当たっても大丈夫ですが、暑い時期はあっという間に葉焼けするので、夏の間は日差しを避けましょう。 秋冬の管理 NAPA/Shutterstock.com 近年では秋分の日を過ぎても猛暑が続くことがありますが、太陽の位置はだんだんと低くなってきます。 太陽の位置が低くなるに従って、夏の間は日が当たらなかった場所にも日が差すようになります。思わぬ葉焼けの原因となるので、突然強い光が当たらないように気をつけましょう。 徐々に気温も下がってきますが、一日の気温が18〜25℃に収まる時期はコチョウランにとって最も過ごしやすい時期でもあります。できるだけ明るい場所に長く置いて、しっかり生育させましょう。 外の気温が15℃を下回る頃までには、外に出しておいた株は室内に取り込みます。だんだんと根が水を吸わなくなるので、春夏のように水を与えていると、鉢の中の加湿状態が長く続くようになってしまいます。鉢の中がしっかり乾いたことを確認してから水やりを行いましょう。 室内では暖かい場所で管理しますが、暖房の温風が当たる場所は避けましょう。人が生活しやすい湿度50%前後を目安に加湿器をかけると、乾燥で株を傷める心配がありません。 コチョウランの管理で注意すべき点は? Viktoriia Kotliarchuk/Shutterstock.com コチョウランを育てていると下の葉が黄色くなってくることがありますが、必ずしも株が傷んでいるわけではありません。 コチョウランは、他の常緑の植物と同様に、古くなった葉を落とすことがあります。下の葉が黄色くなったら、まずはその葉だけ取り除いて様子を見ましょう。 コチョウランの葉は肉厚で、中に水や養分を蓄えています。いわば多肉植物の葉のような働きをしています。多肉植物でも水やりが足りないとシワが寄ってくることがありますが、コチョウランも同じで、水が足りない時にはシワが寄ってきます。この場合は水を与えれば元の状態に戻ります。 水やりをしても葉のシワが改善しない場合は、根が傷んでいて水を吸い上げることができない可能性があります。 これは、根が過湿になっていることが原因で、根腐れをしていると起こる現象です。水をやってしばらくしても葉のシワが直らないようであれば、植え替えをして腐った根を取り除きます。 根腐れを防ぐためにも、水ゴケがしっかり乾くまで間隔を置いてから水やりをするようにしましょう。 コチョウランを何年も楽しもう! 二度咲きも期待できる Old Man Stocker/Shutterstock.com お祝いやギフトとして贈られることも多いコチョウランは、しっかり管理すれば、手に入れたときにあった花茎からもう一度花が咲く二度咲きも期待できます。置き場所さえ適切なら、頻繁な水やりも必要なく、案外手のかからない植物であることに気づくかもしれません。ぜひ、管理のコツをつかんで、長く楽しんでみてください。
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樹木

ペルネッティア(真珠の木)は可愛い実が魅力! 特徴や育て方を詳しく解説
ペルネッティアの基本情報 COULANGES/Shutterstock.com 植物名:ペルネッティア学名:Gaultheria mucronate英名:Prickly heath和名:シンジュノキ(真珠の木)その他の名前:ハッピーベリー、パールツリー、ペルネティア科名:ツツジ科属名:シラタマノキ属(ゴーテリア属)原産地:チリ、アルゼンチン分類:常緑性低木 ペルネッティアは、ツツジ科ゴーテリア属(旧ペルネッティア属)の常緑性低木です。原産地は南米のチリやアルゼンチン。高地に自生する植物なので夏の暑さに弱く、冬は温暖で十分な湿度のある気候を好みます。幹を持たずに地際から数本の枝を伸ばす、株立ちの樹形が特徴です。自然樹高は50〜100cmですが、鉢植えにして毎年剪定すればコンパクトな樹形を保つことができます。 ペルネッティアの花や実の特徴 Elena Zajchikova/Shutterstock.com 園芸分類:庭木開花時期:5〜7月観賞期:10~2月(実)樹高:50〜100cm耐寒性:強い耐暑性:やや弱い花色:白 ペルネッティアの開花期は、5〜7月頃。スズランに似たベル形の白い花を咲かせます。一つひとつの花は小さく、花径は1cm以下です。開花後に受粉すると10〜12月頃に1cm前後の艶やかな果実がつきます。果実の色は種類によってさまざまで、白、ピンク、赤、紫などが出回っています。太い幹はなく、地際から小枝をたくさん出して2cm前後の小さく艶やかな葉を茂らせます。葉は互生につきます。 ペルネッティアの名前の由来や花言葉 Nahhana/Shutterstock.com ペルネッティアは、以前はペルネッティア属に分類されていたため、学名の名残でそのままペルネッティアと呼ばれています。和名の「真珠の木」は、真珠のように輝く白い実をつけることから名付けられました。近年は「ハッピーベリー」という名前で知られるようになっていますが、これは園芸品種の一つです。 ペルネッティアの花言葉は「実る努力」「小さな幸せがいっぱい」「ひそかな情熱」など。これは艶やかな美しい果実がたわわに実る様子が由来となっているようです。 ペルネッティアと同じ属に分類される仲間 シラタマノキ属に分類される、ペルネッティアの仲間について、主なものをいくつかご紹介します。 チェッカーベリー 秋から色づく艶やかな赤い実が愛らしく、クリスマスやお正月の演出によく使われます。樹高20cmほどの常緑低木。開花期は6~7月で、釣り鐘形の白い小花を咲かせます。寒さには強く、丈夫で育てやすいですが、乾燥は嫌うので寒風が当たらない場所に置き、水切れに注意します。 シラタマノキ シラタマノキ属に分類される植物の中で、日本に自生する3種のうちの一つ。北海道と中部地方以北の亜高山帯から高山帯に分布し、比較的乾燥した場所に自生しています。名前のとおり秋に白い実をつけ、別名シロモノとも呼ばれます。熟した果実は食用もでき、果実酒などに利用されます。 ペルネッティアの栽培12カ月カレンダー 開花時期:5〜7月植え付け・植え替え:3月頃肥料:3〜6月、9月中旬〜10月入手時期:9〜12月種まき:3月頃 ペルネッティアの栽培環境 日当たり・置き場所 【日当たり/屋外】風通しのよい日向で栽培します。暑さを苦手とするので、基本的に鉢栽培とし、季節に応じて適した場所に移動しながら管理することがポイントです。 【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本で、日当たりが悪い場所では間のびぎみの頼りない草姿になり、花つき・実つきともに悪くなります。 【置き場所】夏の高温多湿に弱いため、梅雨明け以降から秋の彼岸くらいまでは、半日陰の涼しい場所に移動しましょう。寒さには強いですが霜や寒風が苦手なので、冷たい風が吹きつける場所を避け、凍結しない日当たりのよい軒下などで管理します。 温度 耐寒性は強く、マイナス15℃程度まで耐えますが、霜や寒風が苦手なので、冬は凍結しない日当たりのよい軒下などに移動しましょう。 ペルネッティアの育て方のポイント ここまで、ペルネッティアの基本情報、名前の由来や花言葉、花や実の特徴などについてご紹介してきました。ここからはガーデニングの実践編として、適した用土や植え付け、水やりや施肥、日頃の管理など、育て方について詳しく解説します 用土 blueeyes/Shutterstock.com 贈答用の鉢花を入手した場合は、ワンシーズンはそのまま植え替えずに開花や結実を楽しみましょう。ポット苗を入手した場合、ペルネッティアは酸性土壌を好むので、ツツジやブルーベリーの栽培用にブレンドされた培養土を利用して植え替えると手軽です。一般的な草花用の培養土を利用する場合は、鹿沼土やピートモスを混ぜ込んで調整するとよいでしょう。 水やり Osetrik/Shutterstock.com 鉢栽培が基本で、乾燥しやすいために日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし多湿を嫌い、いつも湿った状態にしていると根腐れの原因になるので、与えすぎに注意。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。特に、花弁に水がかかると傷みやすくなるので注意が必要です。 また、真夏は気温の高い昼間に水やりすると、すぐに水の温度が上がり株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。一方、真冬は、気温が低くなる夕方に水やりすると凍結の原因になることもあるので、十分に気温が上がった真昼に行うようにしましょう。 肥料 sasimoto/Shutterstock.com 鉢栽培の場合は、水やりとともに肥料成分が流失しやすいので、肥料を切らさないように管理することが大切です。 生育期の3〜6月は、緩効性肥料を月に1度を目安に株の周囲にばらまいて、軽く耕して土に馴染ませます。または、10日に1度を目安に液体肥料を与えてもよいでしょう。7〜8月の真夏は、肥料を与えるとかえって株が弱ることがあるので、肥料を切らして管理します。涼しくなった9月中旬〜10月に、緩効性肥料または液肥を与えて株の勢いを取り戻しましょう。 気をつけたい病害虫 ペルネッティアは、病害虫の心配はほとんどありません。 ペルネッティアの詳しい育て方 苗の選び方 実や葉にハリがあり、株元がしっかりしている苗を選びましょう。 植え付け ペルネッティアの植え付けの適期は、3月頃です。 まず、5〜6号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてからツツジやブルーベリーの栽培用に配合された培養土を半分くらいまで入れましょう。苗を鉢の中に仮置きし、高さを決めたら、根鉢を軽くほぐし、少しずつ土を入れて植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出さないように、土の量は鉢縁から2〜3cm下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取りましょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えます。 日常のお手入れや注意点 【摘心】 苗木が幼いうちに枝の先端を切ると、わき芽が出てボリューム感のある樹形になります。この摘心を行うことで、枝が上に間のびするのを防ぎ、コンパクトにまとまってこんもりとバランスのよい樹形に仕立てることができます。 【果実の除去】 越年して3月頃になっても実がついているようなら、切り取っておきます。果実をつけたままにすると体力を消耗し、次のシーズンに開花する力が弱まって花つきが悪くなるためです。 【人工授粉】 ペルネッティアは雌雄異株なので、2年目以降も実を楽しみたいなら雄株が必要です。より確実に結実させるには人工授粉をするとよいでしょう。詳しい人工授粉のやり方は、後述の「ペルネッティアを人工授粉する方法」をご覧ください。 剪定・切り戻し Andrii Zastrozhnov/Shutterstock.com 越年後、剪定せずに放任していると、枝葉が上へ上へと伸びて樹形が乱れてきます。見栄えのよい状態を保つために、剪定して樹形を整えましょう。剪定の適期は開花中です。花が終わった後に実る果実を観賞するので、花がついていない枝を選んで切り取ります。込み合っている部分があれば、間引くように剪定して風通しをよくし、長く伸びすぎてバランスを乱している枝があればカットしておきます。 植え替え 鉢植えで楽しんでいると、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、2〜3年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、古い根が絡み合っているようであればカットして整理しましょう。植え替えの際には、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。 増やし方 Kunlanan Yarist/Shutterstock.com ペルネッティアは、種まきと挿し木で増やすことができます。 【種まき】 ペルネッティアは、種まきからでも育てられますよ! 種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。多数の苗を作りたい場合は、コストカットにもなります。 種まきの適期は3月頃です。実った果実から取り出した種を利用します。種まき用のセルトレイにツツジやブルーベリー用にブレンドされた市販の培養土を入れ、1穴当たり1〜2粒ずつ播きます。種が隠れる程度に土を薄くかけ、はす口をつけたジョウロで高い位置から優しい水流で水やりをしましょう。発芽までは、乾燥・過湿にならないように適度な水管理をしてください。発芽後は日当たりがよく、風通しのよい場所で管理します。本葉が2〜4枚出始めたら黒ポットに鉢上げします。さらに育苗して根鉢が充実して十分に育ったら、植えたい場所に定植します。 【挿し木】 ペルネッティアは、挿し木で増やすことができます。挿し木とは、枝葉を切り取って地面に挿しておくと、発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し木ができないものもありますが、ペルネッティアは挿し木で増やせます。 ペルネッティアの挿し木の適期は、6月頃です。5cm程度を目安に、新しく伸びた枝を切り口が斜めになるように切り取ります。つぼみがあればすべて取り、葉は先端の2〜3枚を残して下の葉は切り取ってください。採取した枝(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水で十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。発根するまでは明るい日陰に置いて乾燥させないように管理します。発根後は日当たり、風通しのよい場所に移動し、十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し木のメリットは、親株とまったく同じクローンになることです。 ペルネッティアの夏越し・冬越し GIOIA PHOTO/Shutterstock.com ペルネッティアは暑すぎず、寒すぎない気候を好む植物で、日本の酷暑、厳寒と表現される極端な気候条件は苦手です。そこで、日本で栽培する際の夏越しや冬越しの方法についてご紹介します。 夏越しの方法 もともと高山に自生してきた植物なので、猛暑と呼ばれる日本の夏は苦手です。西日の当たる場所を避け、風通しのいい半日陰の場所に移動しましょう。そのような場所がなければ、遮光ネットや寒冷紗などを張って、直射日光にさらされないように対処してください。夏に木が弱ると、実がつかなくなるので、十分な暑さ対策を施すことが大切です。 冬越しの方法 寒さには強いほうですが、乾燥を嫌うため、常に寒風が吹きつけて乾燥しやすい場所には置かないようにしてください。また、凍結しないよう、日当たりがよく霜が降りない軒下などに移動するとよいでしょう。乾燥を防ぐために株元にバークチップなどのマルチングを施しておきます。 ペルネッティアを人工授粉する方法 Nahhana/Shutterstock.com 実った果実を観賞する植物ですが、雌雄異株なので、2年目以降もたわわな実姿を楽しむためには、雄株も一緒に育てるとよいでしょう。 開花期は5〜7月で、日本では雨の多いシーズンにあたるため、雨で花粉が流れて実つきが悪くなってしまうことがあります。そのため、果実を確実につけたい場合は人工授粉をするとよいでしょう。人工授粉のタイミングは、花が咲いて新鮮なうちに行うのがよく、晴れた日の朝8〜10時がベスト。花粉のついた花を摘み取り、花弁を取り去って、雄しべを雌株の花の雌しべにこすりつけます。何度か繰り返し行うと、授粉の確率が高くなります。 ペルネッティアが枯れる原因とは GIOIA PHOTO/Shutterstock.com 「大切に育てていたのに、枯れてしまった! どうして!?」という声が寄せられることもありますが、それにはいくつかの理由が考えられます。ここでは、その原因について考察していきます。 土壌が酸性ではない 酸性の土壌を好むので、植え付けや植え替えの際は、ブルーベリー用の培養土を選ぶとよいでしょう。同じ土に植えたままにしていると、土壌酸度が低くなってしまいがちで、生理障害を起こしてどんどん元気がなくなっていきます。1〜2年に1度は、適した土壌酸度の培養土を使って植え替えることが大切です。 暑さで弱った ペルネッティアの故郷は高山地帯のため、夏も涼しい環境を好みます。日本の暑い夏は過酷な環境となるため、できるだけ涼しく風通しのよい場所に移動して管理しましょう。 根腐れを起こした 乾燥が苦手とはいいながらも、常にじめじめとした多湿な環境になると根腐れを起こしやすくなります。表土が白くしっかり乾いたら、たっぷりと水やりすることを心がけ、適湿を保つようにしてください。水やりをしても吸い上げが弱い、しおれている、葉が変色している、土にカビが生えている、といった状態であれば、根腐れが原因として考えられます。 ペルネッティアを育てて可愛い実を楽しもう Irina Kvyatkovskaya/Shutterstock.com ペルネッティアは、初夏に咲くスズランのような花が愛らしく、秋からは艶やかな実姿を楽しめる、魅力的な鉢花です。暑さに弱いため、ケアに気を配る必要がありますが、手をかけた分だけ美しい姿で応えてくれます。ぜひ庭やベランダに迎えてみてはいかがでしょうか。






















