数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植え時・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回は冬のガーデンに欠かせない花、パンジーとビオラをピックアップ。

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見逃し注意! 新色・個性派のパンジー&ビオラ

Quang Ho/Shutterstock.com

花色も花形も多種多様なパンジー&ビオラ。上の写真はほんの一例です。

育てやすくて可愛い品種が続々登場!

花が少なくなり、色彩が寂しくなる冬のガーデニングに欠かせない花といえばパンジーとビオラ。日本では、花苗の中で年間一位の売り上げを誇るほど人気がある花です。カラフルな色彩に加え、育てやすく、冬から翌年の初夏まで半年も咲き継ぐ花期の長さも人気の秘密。ほかの植物との相性もよく、寄せ植えにも活躍します。

そんな優秀なパンジー&ビオラに、続々と個性派の新品種が登場しているのをご存知でしょうか。大きく華やかなパンジーや小さく可愛らしいビオラ、フリルの入ったエレガントな花形、ニュアンスカラーのグラデーションを持つものや覆輪花……。ショップに足を運ぶと、種苗会社の新品種から個人育種家のパンジー&ビオラまで、迷ってしまうほどたくさんの魅力的な花苗が並んでいます。

1966年に、世界に先駆けて「F1」品種の大輪パンジーを発表したサカタのタネでは、以来パンジー&ビオラで200以上の品種を作出しています。そんなサカタのタネに代表される、日本で作出されたパンジー&ビオラは、国内にとどまらず各国で高い評価を受け、世界中のガーデナーに愛されています。この秋に植える植物を探している方、いつもと花色や花形を変えてみたい方は、パンジー&ビオラの品種チェックをお忘れなく。

虹色スミレ/サカタのタネの人気品種「虹色スミレ」。繊細なグラデーションと軽やかな色合いが美しく、花壇がぱっと華やぎます。赤と黄色のコントラストが温かな印象の‘メープル’や、色幅のあるピンクの花の中心が白くなるフラッシュタイプの‘スィートハート’など全7種。

絵になるスミレ/ボリュームたっぷりに波打つ花弁が豪奢な「絵になるスミレ」は、濃厚なカラーと相まって、とても印象的。花弁が厚く、花もちがよいので切り花でも長く楽しめます。寄せ植えの主役としても◎。シックなワインレッドの‘ヴィーノ’や春らしい柔らかい色彩の‘パルム’など全5色。

よく咲くスミレ/その名の通り、なんといっても花つきのよさが魅力。株張りもよく、次々とあふれるように花開きます。白地に色幅がある濃い紫色が入る‘ラベンダーソフト’や濃い青色の‘ブルーハワイ’など、全16色の豊富なカラーバリエーションも特徴です。3品種すべて品種育成元:サカタのタネ

 

パンジーやビオラは日当たりと風通しのよい場所を好みます。一株でもボリュームがあり、特に暖かくなってくるとよく広がるので、花苗は10㎝以上の間隔を取って植えつけるとよいでしょう。高温多湿に弱いので、植えつけ時期は10月頃からがオススメ。本格的な寒さが来る前に根をしっかり張らせることで、丈夫で花つきのよい株になります。

 

パンジー&ビオラは花つきがよいので、花がらをこまめに摘みましょう。花が咲いたままにしておくと、タネをつくって栄養が取られてしまうので、株が疲れてしまいます。花茎が伸びて株姿が乱れてきたら、切り戻しを行うとまた花が楽しめます。

(◎花がら摘みの方法は、『花を長く咲かせるテクニック「花がら摘み」とは』のページでご紹介しています)

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