スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
3and gardenの記事
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一・二年草

ルナリア(ゴウダソウ)の花・タネ・ドライフラワーの楽しみ
ルナリアとは イギリス、ナイマンズ・ガーデンにて。 月を意味する「ルナ」が属名につくルナリア(Lunaria)は、アブラナ科で、合田草(ごうだそう)、マネープラント、銀扇草、銀貨草、大判草、英名でhonestyなどと呼ばれています。原産はヨーロッパで、1901年(明治34)にフランス、パリから東京美術学校(現・東京芸術大学)教授の合田清氏が日本に持ち帰り、普及しました。和名の合田草は、合田氏にちなんで名前が付けられたものです。ルナリア・アヌア(Lunaria annua)は、品種により一年草と二年草があります。 Anna Gratys/Shutterstock.com 花はアブラナ科らしい十字形で、紫や桃色、白色などが咲き、香りもあります。草丈は30〜100 cmで、栽培には土質を選びませんが、耐寒性は強いものの、夏の高温多湿が苦手なので、水はけをよくし、根腐れに注意します。育て方は主にタネからで、春に播くと翌年春に、秋に播くと翌々年の春、冬の低温期を経て5〜6月に咲きます。直根性なので、花壇へ直播きして発芽させるか、苗が小さいうちに移植を行い、根を切らないように注意しましょう。適地であれば、こぼれダネでも増えます。鉢で育てる場合は深さのある鉢がよいでしょう。 ルナリア属には2種あり、もう1種は、多年草のルナリア・レディバ(Lunaria redivia)。さやは先が尖り、細長い。イギリスのガーデンにて撮影。 ルナリアのタネは月を思わせる薄いさやの中に 園芸品種は数種あり、茎が赤い種類のルナリアは、丸いさやの輪郭がくっきり表れます。銀葉の品種もあります。 さやが熟すと、両面の茶色く薄い膜が破れ、中に挟まれていた平たいタネが出てきます。このタネを取り除いた後に残る、膜が張った楕円形のさやは、別名マネープラントというように、銀貨を思わせます。光が透けて美しく、クラフトの素材として使ってみたい魅力があります。 刈り取らないまま冬を迎えたリナリア。雪を背景に輝いて、美しいオーナメントのよう。Ksenia Lada/Shutterstock.com イギリスの名園でもルナリアが花壇で活躍 6月のベス・チャトー・ガーデンで、大木の下にジギタリスが丈高く咲くボーダー花壇。よく見ると、ジギタリスの後方にルナリアがさやをつけています。左手奥、ピンクのレースフラワーがふわふわと咲く間にもルナリアの株が。 さやになったルナリアが、盛りを迎えるレースフラワーの中でアクセントに。ムラサキハナナに似たルナリアの素朴な花が、少し前にはこの庭の彩りになっていたことが想像できます。 シシングハースト・カースル・ガーデンでは、ローズガーデンのエリアにも、ルナリアのさやが実る株がありました。写真中央、スイートピーのオベリスクの株元付近に茂っているのがルナリアです。 少し細長いさやが実るルナリアの右には、ピンクのリクニス。後方のスイートピーがまだ低く咲いていた時期には、ルナリアの花がコラボレーションを見せていたことでしょう。 グレートディクスターの黄色や白花が咲くエリアでは、明るい色のさやが背景のブロンズ色のフェンネルに引き立って、アクセントに。 同じグレートディクスターの別のエリアでは、紫がかったさやのルナリアがアリウムの紫花と調和して、不思議な色合いを見せていました。 ナショナル・トラストのガーデンの一つ、ロンドン郊外にあるナイマンズ・ガーデンでも、紫花が咲くボーダー花壇の一部にルナリアを見つけました。ここでは、紫花とさやが一緒に見られる株も。 ルナリアを見つけたボーダー花壇の別の場所では、ゲラニウムやアリウムが花盛り。 ボーダー沿いにさらに行くと、ルナリアが群生しているかのような一角もありました。株いっぱいにさやをつけて、花がなくても存在感のある花壇ですね。花がらが残っていると見た目に美しくない草花もありますが、こんなサヤができるなら、花が終わってからも、他とは異なる雰囲気が演出できます。ローメンテナンスガーデンを目指している人にオススメの植物。 ルナリアをドライフラワーとして楽しむ タネを取り外し、すっかり色が抜けたルナリア。束ねただけでも美しい。InfoFlowersPlants/Shutterstock.com イギリスでは、このルナリアのドライフラワーをショップやカフェに飾っているシーンを時々見かけます。丸いさやがついた枝をそのまま花瓶に挿して飾ったり、シダやグラスの穂のドライと一緒にリースに仕立てて、天井から吊るしていたり。クラフトの素材としても使ってみたい美しさがあります。 シシングハースト・カースル・ガーデンの展示場の一角で、ドライフラワーの花束の一部にルナリアが。 ベス・チャトー・ガーデンのカフェコーナーでは、ルナリアを使ったフライングリースが飾られて、おしゃれなインテリアとして活躍。 Agnes Kantaruk/Shutterstock.com ルナリアのドライフラワーは市販ではあまり見かけない素材なので、ぜひご自分の庭で育てて、花、タネ、ドライフラワーまでを楽しんでみませんか?
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樹木

ヤマアジサイ(山紫陽花)の育て方&特徴などを徹底解説!
ヤマアジサイとは? ヤマアジサイ(山紫陽花)は、古くから日本の山野に自生してきた花木。気候に馴染みやすいために育てやすく、ビギナーにもおすすめです。ここでは、ヤマアジサイの自生地やライフサイクルなどの基本情報や木姿の特徴について、詳しく解説していきます。 ヤマアジサイの基本情報 Bankiras/Shutterstock.com 和名、ヤマアジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉性花木です。樹高は1〜2mで、低木に分類されています。原産地は日本で、福島県以南の太平洋側。寒さにはやや弱く、温暖な気候を好みます。別の名前として、サワアジサイとも呼ばれ、山野の湿った林の中や沢沿いに自生してきた植物です。豪華な西洋アジサイとは異なり、野趣あふれる花姿に趣があります。 ヤマアジサイのライフサイクルは、次の通りです。春から生育し始めて新芽を旺盛に伸ばし、茎葉を大きく広げます。その後に花芽が上がってきて6〜7月に開花。10月頃には翌年に咲く花芽が付きます。晩秋には落葉しますが、枯れたのではなく休眠しているだけです。翌春には再び新芽を出して生育し始める…という繰り返しです。一度植え付ければ長い期間にわたって毎年の開花を楽しめる、コストパフォーマンスの高い植物です。 ヤマアジサイの特徴 H.Tanaka/Shutterstock.com ヤマアジサイは、枝の頂部に多数の小さな両性花を咲かせます。中央から咲き始めて徐々に外側まで咲き進み、花縁に萼片が発達した装飾花が数個つくのが特徴。ガクアジサイと同様の咲き方です。葉は西洋アジサイよりもやや小さくて細長く、厚みが薄く、野生味があって人気があります。 ヤマアジサイの花色は白、青、ピンク、赤、紫など。花姿は、一重咲きと、複数の花弁が重なる八重咲きがあります。昔から愛好家が多く、園芸品種も多数出回っているので、選ぶ楽しみも魅力の一つです。白に淡いブルーの絞りが入る‘日向絞り’、淡い青紫で八重咲きの‘奏音の星’、発色の美しい紅色が高く評価されている‘紅’、八重咲きで白地にベビーピンクの糸覆輪が入る‘羽衣の舞’などがあります。また、変種にアマチャ(甘茶)、アマギアマチャ(天城甘茶)、装飾花の萼片が重なり合うシチダンカ(七段花)、装飾花が紅色に染まるベニガク(紅額)などもあります。 ヤマアジサイの育て方は? ここまで、ヤマアジサイの基本情報や特徴について解説してきました。ここからはガーデニングの実践編として、詳しい育て方について深掘りしていきます。苗木の植え付けからスタートし、水やりや肥料、注意したい病害虫など日頃の管理、年に1度はケアしておきたい剪定方法や、株の増やし方などについても詳しくご紹介しましょう。 ヤマアジサイの適した栽培環境 Edita Medeina/Shutterstock.com もともと半日陰で湿り気のある山野や沢沿いなどに自生してきた植物なので、年間を通して半日陰の環境を好みます。午前中のみ日が差し、午後からは直射日光が当たらなくなるような東側で、風通しのよい場所が好適。真夏は特に直射日光を当てないことが大切です。 ヤマアジサイの原産地は東北南部以南の太平洋側なので、寒さが苦手な傾向にあります。雪が降る地域では、積雪によって枝が折れないようにしてください。耐寒性が弱いので、寒冷地では冬は鉢に植え替えて、暖かい場所で冬越しさせるのが無難です。 ヤマアジサイの土作り DedovStock/Shutterstock.com 【地植え】 庭植えの場合、植え付けの2〜3週間前に、直径、深さともに50cm程度の穴を掘りましょう。掘り上げた土に腐葉土や堆肥、緩効性肥料などをよく混ぜ込んで、再び植え穴に戻しておきます。肥料などを混ぜ込んだ後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 硬質鹿沼土小粒3、軽石小粒3、赤玉土小粒2、腐葉土2の割合でブレンドした配合土がおすすめ。山野草用にブレンドされた培養土を利用すると手軽です。 ヤマアジサイの植え付け Jurga Jot/Shutterstock.com ヤマアジサイの植え付けの適期は、3月中旬〜4月上旬、または9月中旬〜10月中旬です。これ以外の時期でも、例えば花苗店で開花株を購入した場合、ポット苗の場合は早めに根鉢を崩さずに植木鉢に植え替えましょう。ギフト用の花鉢の場合は、一通り開花を楽しんだ後、適期に植え替えるとよいでしょう。 【地植え】 土作りをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘って植え付けます。しっかり根づくまでは支柱を立てて誘引し、倒伏を防ぐとよいでしょう。最後にたっぷりと水を与えます。 【鉢植え】 5〜6号の深鉢を準備します。 用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れます。元肥としてあらかじめ緩効性肥料を混ぜておいた培養土を半分くらいまで入れましょう。ヤマアジサイの苗木をポットから取り出して鉢に仮置きし、高さを決めます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内まで行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。しっかりと根づくまでは、支柱を立てて誘引しておきましょう。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えます。 一年を通して午前中のみ光が差す東側で、風通しのよい場所に置いて管理しましょう。冬は凍結しない場所に移動して寒さ対策をしておきます。 根の生育が旺盛で成長とともに根詰まりしてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替えた直後は、株が落ち着くまで明るい日陰・強風の吹きつけない場所で管理し、2週間ほどしたら元の場所に移動します。 ヤマアジサイの水やり Afanasiev Andrii/Shutterstock.com 木の幹や枝葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。真夏は気温が上がっている昼間に水やりすると、水がすぐにぬるま湯になって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に与えることが大切です。反対に、真冬は気温が十分に上がった日中に行います。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉がぐんぐん伸びるようになるまでは、乾いたら水やりをしましょう。根づいた後は、下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。ただし、真夏に晴天が続いて乾燥している場合は水やりをして補いましょう。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。ヤマアジサイは、根の生育が旺盛で盛んに水分を吸い上げます。葉が薄いこともあって乾燥に弱いので、鉢植えの場合は特に、水切れに注意してください。 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がややだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチすることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、朝夕2回の水やりを欠かさないように注意します。真夏に水切れすると葉焼けしやすくなり、落葉することもあります。そうなると花芽の形成にも影響し、翌年の花つきが悪くなります。さらに水切れの症状がひどい場合は枯れてしまうこともあるので気を付けましょう。 冬は落葉して生育が止まり、表土も乾きにくくなるので、控えめに与えるとよいでしょう。 ヤマアジサイに与える肥料 時期:2月下旬〜3月・5月 New Africa/Shutterstock.com 【地植え】 芽吹き始める前の2月下旬〜3月に緩効性化成肥料を施します。また、開花前の5月頃にも同様に追肥しましょう。 【鉢植え】 芽吹き始める前の2月下旬〜3月に緩効性化成肥料を施します。また、開花前の4〜5月頃と初秋の9〜10月に、株の状態を見て液体肥料を与え、樹勢を保ちましょう。 ヤマアジサイの剪定 Andrii Zastrozhnov/Shutterstock.com 翌年の花芽は10月頃に新梢の頂部にできます。この花芽を切ると翌年の花数が少なくなるので、剪定は8〜9月までに終えましょう。枝にある節を3〜5個残し、節の上2〜3cmのところでカットして切り戻し、樹高を小さくします。古くなっている枝があれば、元から切り取って新しい枝に更新するとよいでしょう。 ヤマアジサイの増やし方 Cautivante.co/Shutterstock.com ヤマアジサイは、株分けか挿し木で増やすことができます。 【株分け】 株分けとは、大きく育った株を掘り上げて根を切り分け、数株に増やす方法です。ヤマアジサイの株分け適期は、3月中旬〜4月上旬、または9月中旬〜10月中旬。4〜5芽つけて根を切り分け、植え直しましょう。株分けは、大株に育った植物の老化を防いで若返らせる目的もあります。ヤマアジサイは根の生育が旺盛で根詰まりしやすいので、鉢植えで育てている場合は1〜2年ごとに株分けしてリフレッシュを図りましょう。 【挿し木】 挿し木とは、枝を切り取って地面に挿しておくと発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。たくましいですね! 植物の中には挿し木できないものもありますが、ヤマアジサイは容易に挿し木で増やせます。 ヤマアジサイの挿し木の適期は、5月中旬〜7月です。その年に伸びた新しい枝を2節以上つけて、切り口が斜めになるように切り取ります。採取した枝(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。その後、吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を2〜3枚取り、残す葉は1/2~1/3ほど切り取ります。3号くらいの鉢を用意してゴロ土(鉢底石など)を入れ、新しい培養土を入れて水で十分に湿らせておきます。培養土に3カ所の植え穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。約20日ほどで発根するので、それまでは明るい日陰に置いて管理します。その後は親株と同じ場所で管理し、9月か3〜4月に庭か大鉢に植え替えましょう。挿し木のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 ヤマアジサイの注意すべき病害虫 Happy_Nati/Shutterstock.com 【病気】 ヤマアジサイの栽培で注意したい病気は、うどんこ病、炭そ病などです。 うどんこ病は、葉の表面に白い粉が吹いたようなカビが発生し、光合成を阻害されたり、葉から養分を吸収されたりして、生育が悪くなります。放任してひどくなると枯れてしまうこともあるので注意。病気の兆候が見られたら早期に殺菌剤などを散布して対処しましょう。茎葉が込みすぎている場合は適宜すかし剪定をして、風通しよく管理することも病気を回避するポイントです。 炭そ病は、カビが原因で発生する病気で、葉に褐色で円形の病斑が現れるのが特徴です。比較的気温が高く、雨の多い時期に発生しやすくなります。枝葉が込み合いすぎていたらすかし剪定をし、風通しよく管理しましょう。病気が広がる前に、早期に発見して適応する殺菌剤を散布して防除します。 【害虫】 ヤマアジサイの栽培で注意したい害虫は、アブラムシ、カイガラムシなどです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が強く、茎葉について吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目も悪いので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒剤を利用するのがおすすめです。 カイガラムシは、ほとんどの庭木に発生しやすい害虫です。枝や幹などについて吸汁し、だんだんと木を弱らせていきます。硬い殻に覆われて薬剤の効果があまり期待できないので、ハブラシなどでこすり落として駆除するとよいでしょう。 控えめながらも存在感のあるヤマアジサイを上手に育てよう Edita Medeina/Shutterstock.com 野趣と清涼感あふれるヤマアジサイは、雨期を迎えて花数が少なくなる時期の庭を明るく彩ってくれる山野草です。半日陰の場所を好むので、やや日当たりの悪いシェードガーデンで活躍します。また、株が小型の種類もあるので小さな庭で栽培するのもおすすめです。品種の数が多く、花色や花姿も多様なので、数種類を植え込んで、庭に華やぎをもたらしてはいかがでしょうか。
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ガーデンデザイン

夏を涼しく乗り切るために、緑のカーテンをつくろう!
エコで家計にも優しい緑のカーテン yoshi0511/Shutterstock.com 窓辺などに植物を茂らせて夏の直射日光を遮り、室内を過ごしやすい温度に保つ緑のカーテンは、電力消費の多い夏場の省エネ効果が期待でき、近年ますます注目されています。直射日光が当たって窓や壁が温められると、室内の温度も高くなってしまいますが、窓の60%程度を覆う緑のカーテンがあると、直射日光が差し込む室内に比べ、体感温度は約10℃もの差があるという調査結果もあります。植物を利用した日よけは、ただ日光を反射させて遮断するだけでなく、光を吸収して光合成に利用するので、より効率よく日射を防ぐことができます。 しかも、普通の日よけが熱を吸収して熱くなってしまうのに対し、生きている植物は、水分を蓄えて葉の表面から蒸散しているため、表面温度が35℃を超えず、常に打ち水をしているようなラジエーター効果もあります。真夏のエアコンの使用を抑えることができるので、地域や気候によっては20~30%程度の省エネ効果が期待でき、二酸化炭素も削減できるので地球温暖化防止にも役立ちます。場合によってはエアコンをつけずに過ごせることもあるので、エアコンがちょっと苦手という人にもぴったりですね。 F_studio/Shutterstock.com さらに、ゴーヤなど、食べられるタイプの緑のカーテンを選べば、窓から簡単に新鮮な野菜を収穫できるのも嬉しいところ。花を咲かせる植物なら、毎日開く可愛らしい花が楽しめます。 このように、メリットがいっぱいの緑のカーテン。夏に勢いよく生育する丈夫な植物を選べば、プランターと支柱、ネットを用意するだけで、誰でも簡単に栽培することができます。まだやったことがないという人も、ぜひトライしてみましょう。 緑のカーテンにオススメ植物7選 ゴーヤ taka1022/Shutterstock.com 特に沖縄で親しまれていて、チャンプルーなどの郷土料理でお馴染みのゴーヤ。暑さに強く、生育が旺盛なので、緑のカーテンの定番として広く利用されています。実がよくなるので、たくさんの収穫を楽しめるのも嬉しいところ。病害虫にも強く、丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者にもオススメです。 日本アサガオ Gemini Create/Shutterstock.com 夏に咲く花といえば、日本で古くから親しまれているのが、アサガオ。早朝に花開いて、昼にはしぼんでしまうというイメージがありますが、昼過ぎまで花が咲くものもあり、変わった花や葉を持つものや、大輪品種から小輪品種までバラエティーに富んでいます。短日植物なので、夜間に光が当たらない場所に置き、暑さが厳しい日には、乾かないよう朝夕2回水を与えるとよいでしょう。 西洋アサガオ pixbox77/Shutterstock.com 日本アサガオにはないような色彩を持つ西洋アサガオ。花つきがよく昼に花を咲かせるソライロアサガオや、マルバアサガオなどが含まれます。生育旺盛でよく茂り、素早くカーテンをつくってくれるのも嬉しいところ。日本アサガオよりも晩生のものが多く、晩夏から晩秋まで咲き続けます。 琉球アサガオ sasimoto/Shutterstock.com 日本アサガオに比べ、性質がより強健で、つるをよく伸ばす宿根性のアサガオ。ノアサガオやシュッコンアサガオとも呼ばれます。夕方まで花が開き、開花期間が長いのが特徴。やや晩生で晩秋まで咲き続けます。朝は青紫の花が、夕方になると赤紫に変化する‘オーシャン・ブルー’などがよく知られています。 ヨルガオ(ユウガオ) Aphisit Ragput/Shutterstock.com 夕方頃からよい香りを辺りに漂わせながら、夜に美しい白い花を開き、翌朝には閉じてしまうヨルガオ。よくつるが伸びるので、緑のカーテンづくりにうってつけです。なお、かんぴょうの原料となるウリ科のユウガオとは別種ですが、ユウガオという名で流通していることも多い花です。 ツンベルギア・アラタ trang trinh/Shutterstock.com 写真はツンベルギア・アラタ‘スージー’。中央に黒い目が入る、白とオレンジの可愛らしい花をたくさん咲かせます。熱帯から亜熱帯を原産とし、夏の暑さにも負けずに、ぐんぐん成長します。コンパクトサイズの緑のカーテンにオススメ。 オカワカメ(アカザカズラ) つるの両側に整然と葉をよく茂らせるオカワカメは、見た目も美しく、緑のカーテンとして、しっかり日を遮ってくれます。葉は食用でき、ゆでるとぬめりが出て、ワカメに似た食感に。葉酸やミネラル、ビタミンAなどを多く含み、栄養価が高いので、健康野菜としても注目されています。 緑のカーテンの仕立て方 taka1022/Shutterstock.com 緑のカーテンをつくるには、育てたい植物の苗とプランター、ネットや支柱が必要です。ネットが台風などの強風にあおられて飛ばされないよう、しっかりと固定できる場所があることを確認してからスタートしましょう。 栽培する植物を決めたら、植え付けをします。緑のカーテンに活用する植物の多くは、夏もよく生育して水を吸い上げるうえ、直射日光の当たる場所で育てるため、鉢植えの場合はすぐに乾きがちです。水切れを予防するためにも、大きめの鉢に植え付けましょう。また、早くカーテンをつくってほしいため、つい間隔を寄せて植え付けてしまいがちですが、必ずそれぞれの植物に応じた株間を取りましょう。ゴーヤやアサガオは30㎝程度、ヘチマは40㎝程度の間隔が必要です。植え付ける用土は、園芸用土のみでももちろんOKですが、園芸用土4、腐葉土4、堆肥2ほどの割合で混合したものを使うと、生育がよくなります。 akiyoko/Shutterstock.com 植え付け後はネットを張ってつるを絡ませ、成長させます。窓辺にネットを設置するには主に、軒下など上からネットを吊るす方法と、支柱を使ってネットを自立させる方法の2通りがあり、環境に合った方法を選びましょう。上からネットを吊るすなら、上階のベランダの手すりや、強度が十分な雨どい用の金具などを利用して固定を。ネットを固定できるような場所がない場合は、軒下などにフックを設置して取り付けましょう。ネットの上下を支柱に留めてから設置すると、緩まずピンと張りやすくなります。ネットを吊り下げたら、下部はプランターの重みなどを利用して固定すると簡単です。支柱を使う場合は、地面に支柱をしっかり固定してからネットを取り付けます。 つるが伸びてきたら、つるの先端部分を摘む摘心をしましょう。摘心を繰り返すことで、脇芽を増やしてネットを広く覆うように成長させることができます。土が乾いていたら、しっかりと水やりを。夏場は水が切れやすいので、朝夕の2回与えたほうがよい場合もあります。植物の状態を見ながら、随時追肥を行いましょう。2カ月ほどで緑のカーテンが完成します。 緑のカーテンに利用されるのは、どれも夏の暑さに耐えられるだけの丈夫で育てやすい植物なので、誰でも簡単にチャレンジすることができます。窓辺に緑のカーテンを仕立てて、暑い夏も涼しく快適に乗り切りましょう!
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樹木

【丈夫で初心向き】カシワバアジサイの特徴・花言葉・育て方
カシワバアジサイとは Tom Cardrick/Shutterstock.com カシワバアジサイはアジサイ科アジサイ属の一種で、冬になると葉が落ちる落葉低木です。 アジサイ科は、16属190種がある双子葉植物のグループの一つで、その中にはアジサイ(ガクアジサイ、ヤマアジサイ)やノリウツギ、アメリカノリノキ(‘アナベル’)などが含まれます。 カシワバアジサイは白い装飾花で人気の「アナベル」と同じアメリカ原産のアジサイで、アメリカ南東部のルイジアナ州、テネシー州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、アラバマ州、フロリダ州に自生します。 自生している環境は、落葉樹林や渓谷、河川流域の崖などです。 その名の通り、深い切れ込みのあるカシワに似た葉が特徴で、綺麗な花を咲かせます。他のアジサイとは異なり、葉っぱの質感はごわごわとしてしっかりとしています。花もさることながら、秋の紅葉も美しい植物です。 花名の由来 紅葉が美しいカシワバアジサイの葉。EQRoy/Shutterstock.com カシワバアジサイの学名はHydrangea quercifoliaです。これはラテン語で「コナラ属のような葉のアジサイ」という意味です。 ヨーロッパではヨーロッパナラ(コモンオーク)がポピュラーですが、ナラとはいいながら、日本のコナラやミズナラよりも切れ込みの多い葉で、ちょうど柏餅に使うカシワの葉によく似ています。 そのため、日本では「カシワバアジサイ」という名前がつけられました。 アジサイ属を示す、属名の「Hydrangea」の語源は「hydro(=水)」 + 「angeion (=容器)」 という意味ですが、これは果実の形が水瓶に似ていることに由来するとされています。 カシワバアジサイの花言葉 Sally B/Shutterstock.com カシワバアジサイの花言葉は「慈愛」「清純な心」「美」「魅力ある人」「元気な女性」など、よい印象の言葉が並んでいます。どれも花の姿に由来するとされ、女性に嬉しい花言葉が多いため、女性への贈り物におすすめの植物です。 どんな花を咲かせる? Charlie Goodall/Shutterstock.com カシワバアジサイの特徴である美しい花についてご紹介します。 カシワバアジサイの花は、丸いフォルムの普通のアジサイとは異なり、花房が円錐形になるのが一番の特徴です。円錐形にまとまった、白色の一重の装飾花を咲かせるタイプがもっともポピュラーです。 開花後、花がらを切らずにそのままにしておくと、花色が白からピンクや緑色へ変化していく様子を楽しむこともできます。 たくさんの花をつけた花房は、自重で枝ごとうつむくこともあります。 八重咲きの品種では、特に雨を含むとずっしりと重そうにたわむ様子を見せます。花がまっすぐ上へと伸びる姿も美しいですが、枝をたわませ、うつむく姿もまた優雅ですよ。 装飾花とは? Anna Nahabed/Shutterstock.com 先ほどの説明の中に「装飾花」という言葉が出てきましたが、これはアジサイの仲間の特徴的な構造です。 よく目立つ、花のように見える白く綺麗な部分は「装飾花」と呼ばれる器官です。 花びらのように見えるのはがく片と呼ばれ、真ん中に小さな花弁を持ちますが、めしべが退化しており種子を作ることはできません。 装飾花は文字通り、花粉を運ぶ昆虫を誘引するために見た目だけが発達した器官です。 カシワバアジサイの花の本体は、花房の中心部に見える緑のつぼみのような点の部分で、これは「両性花」と呼ばれます。 とても小さい花ですが、がく、花弁(花びら)、めしべ、おしべを持っており種子を作ることができます。 カシワバアジサイの見頃は? PAUL ATKINSON/Shutterstock.com カシワバアジサイの花が咲くのは、日本のアジサイと同じ5~7月です。 咲き始めたときから段々と花の色を変えながら、長く綺麗な花姿を多もします。また、形を保ったまま茶色くなっていくという美しい枯れ姿も見せてくれます。 さらに、花だけではなく紅葉も楽しめるという特徴もあります。大きく綺麗な形の葉は晩秋になると深みのある赤に色づき、庭を彩ってくれます。 カシワバアジサイの育て方 imprezasti/Shutterstock.com ここまでカシワバアジサイの特徴についてご紹介しました。観賞ポイントが多い花木ですが、ここからは、その育て方について徹底解説します。 栽培環境 カシワバアジサイを育てる環境は、半日陰~日なたがよいでしょう。 日陰でも育ちますが、光量が足りないと花付きが悪くなったり、日光を求めて間のびして樹形が乱れることがあります。 光が必要な一方、夏は強い日差しで葉焼けを起こすことがあるので、午後は日陰になるような半日陰の場所で育てることをおすすめします。 鉢植え、または地植えのどちらでも栽培は可能です。しかし、大きくなる植物なので、できれば地植えで管理するほうがよいでしょう。 地植えにする場合は、乾燥しすぎるような場所は避けましょう。 土作り funnyangel/Shutterstock.com カシワバアジサイをうまく育てるための土を作るには、保水性と排水性のバランスをとるのがコツです。 そのために使用する土は、腐葉土3、赤玉土(小粒)4、鹿沼土3といった配合がおすすめです。市販の花の土やアジサイ専用の土でもよいでしょう。 すでにある土を生かして地植えにする場合は、直径40cm、深さ30cm程度の植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土を混ぜ込みます。腐葉土の半分程度を牛ふん堆肥にしてもよいでしょう。 植え付けの時期 DeepGreen/Shutterstock.com カシワバアジサイを植える時期は3~4月の葉が出る直前がベストです。秋であれば、9月下旬~10月中旬のまだ暖かさが残る頃がよいでしょう。 地植えにする場合は、あらかじめ腐葉土や堆肥を混ぜ込んで土壌改良してから植え付けます。 大きくなる植物なので地植えが適していますが、大きな鉢に植えて玄関などのシンボルフラワーにしても素敵ですよ。 生育旺盛なので、鉢植えにする場合は根詰まりしないよう、数年に1度、植え替え(新しい土を入れ古い根を取る作業)や鉢増し(一回り大きな鉢に植え替える)をしましょう。 水やり・肥料 Evgenyrychko/Shutterstock.com カシワバアジサイは乾燥を嫌う植物で、乾燥させてしまうと途端に元気がなくなってしまいます。地植えの場合、水やりは特に必要なく自然の雨で十分です。真夏など土の乾きが早い時だけ、早朝や夕方など涼しい時間帯に水やりをします。 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。カシワバアジサイは葉が大きいので蒸散量も多く、水切れを起こしやすい植物です。夏場の高温期などは特に乾燥に注意してください。冬は休眠期のため水やりは不要です。 肥料は、基本的には1~2月と6~8月に緩効性化成肥料を与えます。地植えの場合は、土が肥えていれば特に肥料を与えなくても毎年開花します。 カシワバアジサイの病害虫 Rido/Shutterstock.com カシワバアジサイがかかりやすい病気や害虫をご紹介します。 うどんこ病は、葉に白いカビが発生し、そのまま放っておくとうどん粉がついたようになって、どんどん広がってしまいます。対処法は、病気をできるだけ早く見つけ、白くなった葉を取り除き適応する薬剤を散布します。風通しが悪いと発生する確率が上がるため、適度に枝を剪定して風通しをよくしたり、鉢植えなら置き場を変えるなども有効です。 また害虫は、春から秋にかけて、葉にハダニやコナジラミがつくことがあります。葉が茶色くなり、ひどい時には落葉してしまうので、増えてしまう前に早めに薬剤を散布しましょう。 ハダニは乾燥しすぎていると発生しやすくなります。雨が少ない夏場などは、水やりのついでに葉の裏にも水をかけ、株全体を濡らすようにするとよいでしょう。 株が大きくなると株元にテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が見られることもあります(地面に木屑が落ちていたら幼虫が幹に侵入している可能性があります)。こちらも見つけたら早めに駆除します。 剪定 Vaclav Mach/Shutterstock.com 病気の予防にも大切な剪定についてご説明します。 カシワバアジサイの剪定をするタイミングは2回あります。それぞれの時期で剪定する理由が異なりますので、目的に応じて行いましょう。 まずは、形を整える剪定です。 カシワバアジサイは剪定せずに育てると、枝分かれせず幹が一本立ちになってしまいます。ですので、まだ株が大きくならないうちに低いところで剪定すると、芽の数が増えてこんもりとした株姿になります。 目安としては、地面から20〜30cmほどのところの芽の上で剪定します。芽は葉のつけ根にあるので、確認して剪定してみてください。 枝分かれさせるための剪定はいつ行ってもかまいませんが、秋〜冬に剪定すると、すでにできている花芽を切ってしまうことになるので注意してください。 次に、花が咲いた後に行う花後の剪定です。 カシワバアジサイは一般的なアジサイ同様、夏以降にできた花芽が翌年開花します。 ですので、剪定もアジサイと同じように、花が咲き終わったら行います。時期としては、7月いっぱいに行うのが目安です。 増やし方 SOMCHAI DISSALUNG/Shutterstock.com カシワバアジサイは、挿し木で増やします。 挿し木を行う時期は6~7月です。枝が長さ8cm程度になるように切り、赤玉土か市販の挿し木・種まき用土に挿しておくと発根します。この時、用土に肥料を加えないのがポイントです。 挿した苗は日陰に置き、こまめに水を与えて乾燥しないように管理します。 発根には3週間から1カ月程度かかります。 植物活力剤の「メネデール」を100倍に希釈したものを与えて、発根をサポートするのもおすすめです。 頻繁に移動したり、常に風が当たっている場所だと発根しにくいので、挿し木をしたらあまりいじらず、強い風が通らない場所で管理しましょう。 カシワバアジサイの美しい姿を楽しもう! sopear/Shutterstock.com この記事では、カシワバアジサイの特徴から育て方までを解説しました。 カシワバアジサイは美しい姿が魅力的な植物で、とても旺盛に育つため栽培初心者の方にもおすすめです。花が咲いたら庭で咲き姿を鑑賞するだけでなく、切り花にしたり、ドライフラワーやリース作りなどに活用することもできます。 ぜひ自分の手で育てて、その花姿を身近に楽しんでください!
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宿根草・多年草

シャガはどのような花? 花の特徴や育て方のポイント・注意点を解説
シャガの基本情報 High Mountain/Shutterstock.com 植物名:シャガ学名:Iris japonica英名:fringed iris、shaga、butterfly flower和名:シャガ(射干)その他の名前:胡蝶花(こちょうか)科名:アヤメ科属名:アヤメ属原産地:中国東部~ミャンマー分類:宿根草(多年草) シャガの学名は、Iris japonica(アイリス・ジャポニカ)。和名はシャガで、漢字では「射干」と書きます。アヤメ科アヤメ属の多年草です。常緑性で、冬でもみずみずしい葉姿を保ちます。原産地は中国東部〜ミャンマー。日本でも野山に自生している景色が見られますが、古くに日本に伝わり、野生化したものとされています。暑さや寒さに強く、日本の気候に馴染んで放任してもよく育ちます。また、森林などの林床地に適応しやすいことからも分かるとおり、半日陰でやや湿り気のある環境を好みます。草丈は30〜50cm。種をつけずに地下茎で増え、環境に合えばどんどん増えるので、場合によっては生育範囲を制限する管理も必要です。 シャガの花や葉の特徴 shepherdsatellite/Shutterstock.com 園芸分類:草花開花時期:4〜5月草丈:30〜50cm耐寒性:普通耐暑性:強い花色:白 シャガの開花期は4〜5月。花茎を伸ばした頂部につける花は直径5〜6cmで、姿はアヤメに似ています。花色はほのかに青みがかった白で、花弁の一部にブルーや黄色の斑点が入ります。花は一日でしぼんでしまいますが、花つきがよく、次々に開花します。葉は株元から放射状に伸び、剣のような細長いフォルムが特徴です。やや肉厚な葉には光沢があり、常緑性なので冬でもみずみずしい姿を保ちます。 シャガの名前の由来や花言葉 Marcel Hamonic/Shutterstock.com シャガは漢字で「射干」と書きます。名前の由来には諸説ありますが、一説にヒオウギの根茎が「射干(やかん)」と呼ばれていた頃に、シャガが混同されてヒオウギの漢名「射干(しゃかん)」と名付けられ、のちにそれが訛って「シャガ」として広がったというものがあります。 花言葉は「反抗」「友人が多い」「私を認めて」など。「反抗」は、細長く剣のようにシャープな葉を持ち、日陰に負けず咲くことから。「友人が多い」は地下茎でどんどん増えていくこと、「私を認めて」は半日陰の環境に負けずに咲くことが由来のようです。 シャガの種類 ヒメシャガ。High Mountain/Shutterstock.com 日本で自生しているシャガは、種子ではなく地下茎で増えているので1種類のみですが、原産地の中国では種子で増えるものもあり、いくつか個体が確認されています。その一部をご紹介しましょう。 ヒメシャガ ヒメシャガは日本原産の多年草です。シャガよりも1回り小さく、草丈は15〜30cm。開花は4〜5月で、花色は白、紫があります。花径は2cmほど。シャガは常緑性ですが、ヒメシャガは落葉性で、冬には地上部を枯らして休眠します。 スジシャガ 葉の縦方向に白い斑が入るシャガで、カラーリーフとして利用できます。常緑性なので冬でも葉姿を楽しめます。開花期は4〜5月で、花姿はシャガとほぼ同じです。地下茎を伸ばして増えますが、シャガのように旺盛に繁茂することはありません。 中国青花シャガ 中国が原産地のシャガで、開花期は4〜5月。花姿はシャガに似ていますが、花色は青紫です。シャガと同様に生育旺盛で、地下茎を伸ばしてよく増えます。草丈は30〜40cm。冬も葉を落とさない常緑性で、樹木の下草などに向いています。 シャガの栽培12カ月カレンダー 開花時期:4〜5月植え付け・植え替え:3月、6月、9月肥料:6月頃 シャガの栽培環境 ganchan4050/Shutterstock.com 日当たり・置き場所 【日当たり/屋外】半日陰〜明るい日陰を好みます。暗めの場所にも耐えますが、あまりに日当たりが悪い場所では、ひょろひょろと徒長した軟弱な株になり、また花つきも悪くなるので注意しましょう。 【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。 【置き場所】湿り気のある土壌を好むので、水切れには注意が必要です。 耐寒性・耐暑性 暑さや寒さには強く、一年を通して戸外で管理できます。 シャガの育て方のポイント 用土 funnyangel/Shutterstock.com 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕してください。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。または、鹿沼土小粒、赤玉土小粒、軽石小粒をそれぞれ等量ずつよく混ぜて用います。 水やり cam3957/Shutterstock.com 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏は、気温の高い昼間に与えると、すぐに水の温度が上がって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に行うようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 シャガは乾燥を苦手とし、水切れが続くと葉が傷んで枯れ込んでくることもあるので、日頃の水やりを忘れずに管理しましょう。ただし、いつもジメジメとした状態にしておくと、根腐れの原因になってしまうので注意。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。 肥料 Vitalii Stock/Shutterstock.com 【地植え】 強健な性質なので、植え付け時に元肥として緩効性肥料を施してあれば、追肥の必要はありません。しかし、株の生育に勢いがない場合は、液肥を与えて様子を見てください。 【鉢植え】 元肥として緩効性肥料を施した後は、毎年花後の6月頃に、緩効性化成肥料を少量株の周囲にまきます。スコップなどで軽く耕し、土に馴染ませておきましょう。株の生育に勢いがない場合は、液肥を与えて様子を見てください。 注意する病害虫 Happy_Nati/Shutterstock.com 【病気】 病気の心配はほとんどありません。 【害虫】 害虫の心配はほとんどありませんが、アヤメツブミノハムシが発生することがあります。 アヤメツブミノハムシは、コウチュウ目ハムシ科に属し、主に成虫が茎や葉を食害します。また、幼虫も地中で根を食害するので注意。サイズは成虫で2.5mmくらいと小さく、黄色みの強い褐色で、中央に茶色い縦縞が入ります。長めの触覚を持っているのも特徴です。あまりに多く発生すると、株が弱って枯死してしまうこともあるため、発生が見られたら、適用のある薬剤を散布して防除しましょう。 シャガの詳しい育て方 苗の選び方 苗を購入する際は、節間ががっしりと締まって勢いのあるものを選びます。葉が傷んでいるものや、ヒョロヒョロと間のびしているものは避けたほうが無難です。 植え付け・植え替え Vlyaks/Shutterstock.com シャガの植え付け適期は、3月、6月、9月頃です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも1回り大きな穴を掘り、軽く根鉢をほぐして植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。複数の苗を植える場合は、20〜30cmくらいの間隔を取ってください。 庭で育てている場合、環境に合えば植え替える必要はありません。しかし、大株になると込み合いすぎて弱ってくることがあるので、3〜4年に1度は掘り上げて株分けし、植え直しましょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、5〜6号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットから取り出して軽く根鉢をくずし、鉢の中に仮置きして高さを決めたら、少しずつ土を入れて植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出さないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。 鉢植えで楽しんでいる場合、生育旺盛なために根詰まりしやすいので、1年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出してみて、根が詰まっていたら、根鉢をくずして古い根などを切り取りましょう。根鉢を1/2〜1/3くらいまで小さくして、元の鉢に新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、それまで育てていた鉢よりも大きい号数のものを準備し、根鉢を軽くほぐす程度にして植え替えるとよいでしょう。 日常のお手入れ Aleksei Golovanov/Shutterstock.com 【花がら摘み】 花が終わったら、早めに摘み取りましょう。シャガは種子をつけないので、そのままにしておいても株が消耗することはありませんが、見栄えがよくありません。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫の抑制にもつながります。また、花茎が枯れてきたら、株元で切り取っておきましょう。 増やし方 Nataly Studio/Shutterstock.com シャガは種まきで増やすことができないので、株分けをします。 株分け適期は、3月、6月、9月頃です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りをはかります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 シャガを植えてはいけないといわれる理由とは? wee-lo/Shutterstock.com 「シャガを庭に植えてはいけない」といわれることもあるようですが、それは一体なぜなのでしょうか。ここでは、その理由について紐解きます。 根に毒があるから 「シャガを植えてはいけない」という一番の理由は、シャガの根には毒成分の「イリシン」が含まれているからです。口に入れると嘔吐や下痢、腹痛、胃腸炎を起こすことがあるので注意。特に幼児やペットがいる家庭では、誤って口に入れることがないようにしてください。 どんどん増えるから シャガは、地下茎を伸ばして増える性質を持っています。地植えにしたのち、気候や環境に馴染んだ場合は、爆発的に増えて周囲の草花との調和を乱すことがあるので、嫌われてしまうようです。地下茎が隣家の敷地まで侵入するようになると迷惑をかけてしまうので、注意が必要。最初から鉢植えにして楽しむか、これ以上広がってほしくないエリアを決めて、そこにトタン板などを埋め込んで繁殖の範囲を制限する対策が必要です。 シャガが楽しめる群生地をご紹介 TAKUYA.A/Shutterstock.com シャガは半日陰で湿り気のある環境であれば、旺盛に範囲を広げて群生することがあります。ここでは、シャガの有名な景勝地をご紹介します。運営協力金をお願いしている場所もあるので、観賞に行く際はぜひご協力ください。 京都府綾部市「あやべ水源の里」 京都府綾部市の水源の里・老富地区では、4月下旬〜5月中旬にシャガの花が見頃を迎えます。杉林の中を約400万本ものシャガが咲き誇るビュースポットです。住所は綾部市老富町在中で、車では国道27号「山家」交差点から府道1号に入り、福井県県境方面まで直進してアクセスできます。 埼玉県ときがわ町「慈光山歴史公苑」 埼玉県ときがわ町の慈光山歴史公苑では、4月下旬~5月下旬がシャガの見頃。住所は埼玉県比企郡ときがわ町大字西平。自動車で関越道東松山ICまたは嵐山小川ICから車で30分、圏央道鶴ヶ島ICまたは狭山日高ICから車で50分ほどでアクセスできます。 シャガに間違えられたヒオウギとは? aaron choi/Shutterstock.com シャガの名前の由来は諸説ありますが、ヒオウギと混同して名づけられたともいわれています。では、そのヒオウギとはどんな植物なのでしょうか。 ヒオウギは、アヤメ科ヒオウギ属(ベラムカンダ属)の落葉性多年草です。開花期は7〜8月で、花色はオレンジ、黄、ピンク、紫、赤。原産地は日本、朝鮮半島、中国、インドで、暑さや寒さに強い性質を持っています。花茎を伸ばした頂部に4〜6cmの6弁花が咲き、シャガとは全く異なる花姿です。葉は剣状で扇状に重なります。 増えすぎに注意して、かわいいシャガを育てよう sopear/Shutterstock.com シャガは半日陰で湿り気のある環境を好み、ほかの植物が育たないような環境でも可憐な花姿を見せてくれます。放任してもよく育つシャガを、庭に取り入れてはいかがでしょうか。
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宿根草・多年草

軽やかな花が咲くセントーレア! 育て方のポイントやヤグルマギクとの違いを解説
セントーレアの基本情報 Helga Fluey/Shutterstock.com 植物名:セントーレア学名:Centaurea英名:Centaurea和名:宿根ヤグルマギクその他の名前:セントーレア科名:キク科属名:ヤグルマギク属(セントーレア属)原産地:ヨーロッパ、アジア、アフリカなど分類:宿根草(多年草) セントーレアの学名は、Centaurea(セントーレア)。キク科ヤグルマギク(セントーレア)属の多年草です。原産地はヨーロッパ、アジア、アフリカで、乾燥した気候を好みます。寒さには強く、高温多湿の日本の夏はやや苦手。草丈は種類によって異なり、50〜120cmです。種類や園芸品種が多いため、購入時にラベルなどで株幅や草丈をチェックしておくとよいでしょう。種類によってはシルバーリーフとして楽しめるものもあります。ガーデニングで親しまれているヤグルマギク(コーンフラワー)と似ていますが、それもそのはず。同じセントーレア属なので、ヤグルマギクも学名のセントーレア・シアヌスと呼ぶべき……というとややこしいため、国内では流通名が定着している一年草のヤグルマギクと区別し、それ以外の多年草をセントーレアと呼んでいます。 セントーレアの花や葉の特徴 APugach/Shutterstock.com 園芸分類:草花開花時期:5〜8月草丈:50〜120cm耐寒性:強い耐暑性:やや弱い花色:青、紫、ピンク、白、黄、茶、複色など 種類によって開花期はさまざまですが、基本的には5〜8月です。花や葉も種類によってかなり異なりますが、花茎を長く伸ばした頂部に小さな花が集まって咲く集合花となります。葉は細長いものや、細かく切れ込みが入るもの、産毛を多数まとったシルバーリーフなど多様です。 セントーレアの名前の由来や花言葉 Alex Manders/Shutterstock.com セントーレアは、学名のCentaureaがそのまま一般名称として使われています。ギリシア神話を由来とし、ケンタウロス族のケイローンがこのセントーレアを薬草として用いていたことにちなんでいるようです。セントーレア・モンタナの花言葉は「幸福」「優雅」「繊細な心」「信頼」などです。 セントーレアの主な種類・園芸品種 ‘ピンクダスティーミラー’。Opachevsky Irina/Shutterstock.com さまざまな種類や園芸品種がありますが、ここでは主に流通しているセントーレアをご紹介します。 セントーレア・モンタナ 原産地はヨーロッパ。ボール状の硬いつぼみが開くと、細い花弁が展開して花火のようなユニークな花姿が現れます。花色は青、紫が基本で、園芸品種ではピンクや白もあります。草丈は20〜40cm。 ‘ピンクダスティーミラー’ セントーレア・ギムノカルパの園芸品種。花色はピンクで、アザミに似た花姿をしています。葉は白い産毛で覆われ、シルバーリーフとしての観賞価値が高いのが特徴。多数の切れ込みが入る繊細な葉姿はシロタエギク(ダスティーミラー)に似ていますが、別種です。草丈は60〜100cm。 ‘マジックシルバー’ セントーレア・キャンディッシマの園芸品種。花色は鮮やかな黄色で、花茎を伸ばした先にアザミに似た花が咲きます。粗く切れ込みの入る葉は産毛をまとっており、美しいシルバーリーフが楽しめます。草丈は30〜50cm。 セントーレアの栽培12カ月カレンダー 開花時期:5〜8月植え付け・植え替え:3月下旬〜4月中旬、10月頃肥料:10月頃 セントーレアの栽培環境 photoPOU/Shutterstock.com 日当たり・置き場所 【日当たり/屋外】日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとしたか弱い茎葉ばかりが茂って草姿が間のびしたりするので注意しましょう。 【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。 【置き場所】酸性に傾いた土壌を嫌う性質があるので、苦土石灰をまいて土壌改良しておくとよいでしょう。 耐寒性・耐暑性 種類にもよりますが、寒さには強いほうで、セント―レア・モンタナなどはマイナス15℃くらいまで耐えます。一方で、夏の高温多湿の気候がやや苦手なので、水はけのよい土壌で、風通しよく管理しましょう。セントーレア・ギムノカルパやセントーレア・キャンディッシマなどは、あまり耐寒性が高くないので、霜対策をするとよいでしょう。 セントーレアの育て方のポイント 用土 blueeyes/Shutterstock.com 【地植え】 植え付ける1〜2週間前に、酸性土壌を改善するために苦土石灰をまき、さらに腐葉土や堆肥などの有機質資材を投入し、よく耕してふかふかの土をつくっておきます。水はけの悪い場所では、川砂やパーライトなどを施して土壌改良し、周囲より土を盛っておくとよいでしょう。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。 水やり Osetrik/Shutterstock.com 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の表土を狙って与えてください。 真夏は、気温の高い昼間に与えると、すぐに水の温度が上がって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に行うようにしましょう。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、乾いたら水やりをしましょう。根付いた後は、下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。セントーレアは多湿を嫌うとはいうものの、乾燥しすぎると弱るので、水切れしないようにすることが大切です。しかし、いつもジメジメとした状態にしておくと、根腐れの原因になってしまいます。土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。 肥料 New Africa/Shutterstock.com 【地植え】 植え付けの際に、元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。10月頃に、株の周囲に緩効性肥料をばらまき、軽く耕して土に馴染ませます。 【鉢植え】 植え付けの際に元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。鉢栽培では肥料成分が水やりとともに流失しやすいので、つぼみが見え始めた頃から開花期が終わるまで、2週間に1度を目安に、液肥を与えて株の充実をはかります。 注意する病害虫 【病気】 セントーレアに発生しやすい病気は、うどんこ病、灰色かび病などです。 うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢、つぼみに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放置するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、枝葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発病しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用のある殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 灰色かび病は花や葉に発生しやすく、褐色の斑点ができて灰色のカビが広がっていきます。気温が20℃ほど、かつ多湿の環境下にて発生しやすい病気です。ボトリチス病、ボト病などとも呼ばれています。風通しが悪く込み合っていたり、終わった花や枯れ葉を放置していたりすると発生しやすくなるので注意。花がらをこまめに摘み取り、茎葉が込み合っている場合は、間引いて風通しよく管理しましょう。 【害虫】 セントーレアに発生しやすい害虫は、アブラムシ、アザミウマなどです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除する粒状薬剤を利用するのがおすすめです。 アザミウマは花や葉につき、吸汁する害虫です。スリップスの別名を持っています。体長は1〜2mmと大変小さく、緑や茶色、黒の姿をした昆虫です。群生して植物を弱らせるので注意しましょう。針のような器官を葉などに刺して吸汁する際にウイルスを媒介するので、二次被害が発生することもあります。被害が進んだ花や葉は傷がついてかすり状になるので、よく観察してみてください。花がらや枯れ葉、雑草などに潜みやすいので、株まわりを清潔に保つようにします。土に混ぜるタイプの粒剤を利用して防除してもよいでしょう。 セントーレアの詳しい育て方 苗の選び方 茎葉の節間が詰まってがっしりとしており、葉色が濃くて勢いのあるものを選びましょう。 植え付け・植え替え Vasyliuk/Shutterstock.com 植え付け適期は、一般地で3月下旬〜4月中旬、10月頃です。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、ポットから苗を出して根を傷めないように植え付けます。複数の苗を植え付ける場合は、約30cmの間隔を取っておきましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。 環境に合ってよく育っていれば、植え替えの必要はありません。 【鉢植え】 鉢の大きさは、6〜7号鉢を準備します。鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗を鉢に仮置きして高さを決めてたら、ポットから出して根鉢をくずさずに植え付けます。水やりの際にすぐ水があふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2~3cm下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。 鉢栽培では、成長とともに根詰まりしてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出し、軽く根鉢をくずして新しい培養土に植え直しましょう。 日常のお手入れ mihalec/Shutterstock.com 【花がら摘み】 開花期間が長いので、花がらがあれば早めに花茎の元から切り取りましょう。株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながります。また、いつまでも花がらを残しておくと、種子をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして長く咲き続けてくれます。 【切り戻し】 開花期が終わった頃、株姿が乱れていたら草丈の半分くらいまで切り戻します。 夏越し・冬越し Iva Vagnerova/Shutterstock.com ●夏越し 【地植え】 日本の夏の高温多湿を苦手とするので、植え付け前に水はけのよい土づくりをしておきましょう。梅雨前か夏前に茂りすぎて込み合っている部分があれば、間引くように茎葉を切り取って、風通しをよくしておきます。真夏の強い日差しに弱るようであれば、遮光ネットを張るのも一案です。 【鉢植え】 高温多湿を苦手とするので、半日陰で風通しのよい場所に移動します。午前のみ日が差す東側や、強い日差しが照りつけない軒下などがよいでしょう。 ●冬越し 【地植え】 基本的に寒さには強く、種類によってはマイナス15℃くらいまで耐えるので、一般地であれば、庭植えにしたままで越冬できます。凍結すると根が傷むことがあるので、バークチップなどを株元に施すマルチングをしておくとよいでしょう。寒冷地では鉢に植え替え、暖かく日当たりがよい場所へ移動します。 【鉢植え】 種類によってはマイナス15℃くらいまで耐えるので、一般地であれば戸外で越冬できます。日当たりのよい場所で管理し、冬は乾きにくくなるので水やりは控えめにします。寒冷地では暖かく日当たりがよい場所へ移動します。 セントーレアの増やし方 Vladyslav Lehir/Shutterstock.com セントーレアは、挿し芽や株分けができ、こぼれ種で自然に増えることもあります。ここでは、挿し芽と株分けの方法についてご紹介します。 挿し芽 挿し芽とは、茎葉を切り取って地面に挿しておくと、発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し芽ができないものもありますが、セントーレアは挿し芽で増やせます。 挿し芽の適期は、5〜7月です。新しく伸びた茎葉を10cmほど、切り口が斜めになるように切り取ります。水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を半分くらい取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水で十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。明るい日陰に置いて適宜水やりをしながら管理します。発根したら日当たりのよい場所に移動し、十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 株分け 株分けの適期は9月下旬〜11月です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りを図ります。株を掘り上げて地際から出ている茎葉を4〜5本ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 セントーレアとヤグルマギクの違いとは 国内では、セントーレアはキク科ヤグルマギク属(セントーレア属)のうち多年草を指し、ヤグルマギクは一年草を指すのが一般的です。ここでは、一年草と多年草の違いについてご紹介します。 セントーレアは多年草(宿根草)で複数年楽しめる Lancan/Shutterstock.com セントーレアは多年草(宿根草)に分類され、一度植え付ければ越年して毎年開花期する、ライフサイクルの長い植物です。年々成長して株も大きくなります。ただし、多年草だからといって永続的に生き続けるというわけではなく、種類によっては数年で衰退するものもあります。株分けや挿し芽などで更新しながら育てるとよいでしょう。セントーレアは半常緑〜常緑で、種類によって冬に葉を一部落とすものや、冬でも美しいエバーグリーンを楽しめるものがあります。 ヤグルマギクは一年で枯れる mayu85/Shutterstock.com ヤグルマギクは一年草に分類されており、種まきから1年以内に枯死するライフサイクルをたどります。秋に種子を播いて育苗し、晩秋に定植して冬越しさせ、翌春の生育期に入ると4〜5月に開花。夏の暑さは乗り切れずに枯死します。ヤグルマギクはもともとヨーロッパで麦畑などに生える雑草として、「コーンフラワー」と呼ばれてきました。雑草とはいえ、花が美しいので園芸用に品種改良され、観賞用として愛されています。一年草ですが、こぼれ種でよく増えるため、翌年以降も楽しめるケースが多いです。 セントーレアで庭に彩りを添えよう Monika_1/Shutterstock.com セントーレアは種類や園芸品種が多様に揃い、選ぶ楽しみがあります。夏越しさえ上手にできれば、育てやすい草花なので、庭やベランダに迎え入れてはいかがでしょうか。
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園芸用品

【超優秀!】ガーデニングのお役立ちツール5選・英国王立園芸協会お墨付き!
世界で最も権威ある園芸団体「英国王立園芸協会」 故エリザベス女王は長年RHSのパトロンを務めた。Fred Duval/Shutterstock.com 世界最古の最も権威ある園芸団体、英国王立園芸協会(Royal Horticultural Society、以下RHS)をご存じでしょうか。ガーデニングの本場・イギリスで「王立」の特許状を受けた、200年以上の歴史を持つ園芸団体です。前身は1804年にロンドンで設立され、1861年に王立の特許状を受けた際に、現在の名称に改名しました。 RHS所有のガーデンの一つ「ハーロウカー」。Alastair Wallace/Shutterstock.com RHSはイギリスの4カ所にガーデンを所有し、モデルガーデンの公開やガーデンショー、イベントの開催、雑誌の発行、メダルの授与など、園芸文化の普及と研究のため、さまざまな活動を行っています。例えば、日本でも人気の高いガーデンショーであるチェルシーフラワーショーの主催もこのRHS。歴史と権威を持ちながら、ガーデン界のトレンドの最先端を走り続けているRHSは、日本でも多くのガーデナーの憧れであり、指針となっています。 RHS認証システムとは? さて、そんなRHSは、「RHS Licensed products」という製品を選出しています。これは、ガーデニングツールやインテリア、食品、暮らしの中のグッズなどさまざまな分野から選び抜かれた高品質な製品に、RHSのライセンスを与えるという、いわゆる「お墨付き」制度。RHSのライセンスを得た製品は、園芸道具からガーデンシェッド、インテリア家具、食品まで幅広く、2024年3月時点で全世界で45社の製品が登録されています。今回は、その中から日本でも入手しやすいガーデンツール5種類をご紹介します。 作業をラクに&植物の生育をサポートするプランター「VegTrug(ベジトラグ)」 2024年に、RHS推奨商品に認定された最新登録品が「ベジトラグ」。地植えのできる庭や畑がなくても、屋上やベランダ、テラスなど、ほんの少しのスペースさえあれば、さまざまなシチュエーションで楽しめる、イギリス生まれの新発想家庭菜園プランターです。イギリス国内に52の店舗を展開する高級百貨店John Lewis(ジョン・ルイス)のフラグシップ店舗 10 店舗で店頭展示されるなど、ガーデニングの本場でも注目が高まっています。 「ホームベジトラグ」は立って、座って作業ができガーデニングが楽ちん! ベジトラグにはさまざまなシリーズがありますが、注目は「ホームベジトラグ」シリーズ。足つきのプランターで高さが約60〜80cmあり、立ったままラクに作業ができるのが特徴です。通常のガーデニングでは、地面に膝をついて作業をすることが多く、長時間しゃがんだ姿勢でいると膝や腰に負担がかかりますが、ホームベジトラグはそんなガーデニングの労力をグンと減らしてくれます。底面が斜めのデザインになっているのもポイントで、椅子に座っても膝がつかえることなく、植物に近づいて作業できます。また、高さがあるため、室内から眺めたときにも、目線と同じ高さで緑が楽しめます。 高さがあることで植物の良好な栽培環境が作れる 東京・青山「ののあおやま」での屋上ガーデンの使用例。小さな子どもから車椅子の利用者まで、さまざまな世代がベジトラグでの野菜づくりを通して交流している。 近年の酷暑は、地面の温度を50〜60℃という異常な高温にしてしまうため、底部が接地するプランター栽培の植物を弱らせる原因になっています。ホームベジトラグは地面にプランターの底が接していないので、床面の高温化の影響が抑えられ、プランター上下の風通しもよいため植物が健全に生育します。さらに、高さがあることによってナメクジやダンゴムシなど地面を這う害虫からの被害も防いで、イチゴなどの果菜を美しく実らせることができます。 ジャガイモの花が咲き、サツマイモのつるが伸びるベジトラグ。 ホームベジトラグは底面がV字形になっており、深さがしっかり確保できるので、ジャガイモやニンジンなどの根菜類も栽培できます。ベランダやテラスでの家庭菜園にぴったりのベジトラグですが、もちろん花を育てるのにもおすすめ。地植えの庭がないから、とガーデニングを諦めていた方も、ベジトラグがあれば花壇のように季節の花を咲かせる夢が叶います。 日本の住宅事情に合わせた便利なラインナップ より狭いスペースに置けるよう、片側を壁に沿わせる形にした「ウォールハガーコンパクト(左下)」や、仕切りで栽培スペースを区分けし生育をコントロールする「ハーブプランター(左上)」、カラフルなフェルト布と不織布でより軽く、気軽にスタートできるフェルトプランター「ポピーGO(右)」、底部がプラスチック製で通気性を高める構造になった「ウッドバレルプランター(下中)」など、日本の住宅事情に合わせた商品がラインナップ。 木製のウッドバレルプランターは底が通気性と排水性に優れた高床式になっており、高温多湿の日本の夏においても植物の健全な生育をサポート。 最小限のスペースで植物を栽培できること、また作業のしやすさ、そして家庭菜園の普及によって農作物の輸送や梱包が減らせるというサステナブルな社会への貢献がRHSに評価され、2024年「VegTrug」ブランド 14 点が、RHS認証を取得しました。 <取り扱いショップ>公式通販「青山ガーデン」https://aoyama-garden.com/lp/VegTrug.html 植物がより素敵に、ガーデンに品格を与える鉢「Whichford Pottery(ウィッチフォード・ポタリー)」 ユリとバラが活けられた美しい花瓶模様の大鉢。大英博物館のコレクションの1つ、The Warwick Vase(ザ ウォーリック ベース)からインスピレーションを受けデザインされたといわれる。 世界中のガーデナーの憧れの鉢、それがウィッチフォード・ポタリーの植木鉢です。日本でも人気が高いウィッチフォードの鉢は、全てが職人による手作り。トラディショナルで端正なデザインは、植え込んだ植物の魅力をさらに引き立て、ガーデンの品格をアップしてくれます。バスケットのような形や美しいレリーフが浮かぶ素焼き鉢のほか、釉薬がかかったカラフルなタイプもあり、植物を植えずにオブジェのように庭に飾る人も。丈夫で長もちするので、使い込むんだ風合いも楽しめる一生ものの植木鉢です。 左/ラベンダーをリボンで束ねたモチーフが浮き出るアッシュグレーのラベンダーポット(アッシュ)。右/ビオラのモチーフがあしらわれたビオラポット。 故エリザベス女王90歳の誕生日を記念して作られたバラ模様の鉢。 <取り扱いショップ>ガーデンストーリーウェブショップhttps://www.gardenstory.shop ピーター・ラビットにも登場するジョウロ「HAWS(ホーズ)」 ピーターラビットにも登場することから「ピーターラビットカン」とも呼ばれる「トラディショナルカン」。 道具にこだわるガーデナー御用達の1つが、このHAWSのジョウロです。1886年に特許を申請し、100年以上も世界で愛され続けている人気のわけは、持ち運びと水やりのしやすさ。水を入れた状態でも持ちやすく、また真鍮のハス口は「絹糸の散水」と称される繊細な水流になるように設計されているので、植物にダメージを与えることなく、デリケートな苗にも優しく水やりをすることができます。クラシックで洗練されたデザインが美しく、ガーデンの風景としても映えるスタイルのよさも魅力。長く使えるスチール製のほか、カラフルでリーズナブルなプラスチック製もあります。 水を入れても持ちやすいデザインで、大きめのハス口から効率的に水やりができる。 プラスチック製でリーズナブルながら、美しいデザインでインテリア雑貨としても活躍する「ハンディーインドアカン 0.7ℓ」。 <取り扱いショップ>ガーデンマートhttps://www.rakuten.co.jp/gmart/ バラやサボテン、トゲ植物に必須の手袋「Goldleaf(ゴールドリーフ)」 ゴールドリーフ「ロンググローブ タフタッチ」。 ガーデニング作業には欠かせない手袋。その中でもバラやサボテンなどトゲのある植物の愛好家には必須アイテムとなっているのが、ゴールドリーフのガーデングローブです。高品質な鹿革と牛革の組み合わせで、バラなどのトゲからしっかり手を保護してくれる一方で、柔らかくて指先まで自由に動き、誘引ひもを結ぶような細かな作業もできるのが特徴。手首から上も長さがあり、袖口回りまでしっかりカバーしてくれるうえに、内側はボア加工が施してあるので温かく、冬のガーデン作業におすすめです。 <取り扱いショップ>ガーデンマートhttps://www.rakuten.co.jp/gmart/ 約300年の歴史を誇る園芸ツールの老舗「Burgon & Ball(バーゴン&ボール)」 太い枝がサクッと面白いように切れるラチェット式剪定バサミ。 ハサミやナイフ、スコップ、フォークなど、高品質なガーデンツールを多種生産しているBurgon & Ball。その歴史は1730年の刃物工場から始まり、現在でも羊毛用はさみは世界のトップクラスのシェアを占めています。良質のカーボンスチール調質鋼を使ったガーデンツールの数々は、シンプルでレトロなデザインも人気。さびにくく丈夫なので、長く愛用できる製品です。その信頼性が評価され、ハサミなどのツールとしては唯一RHS認証を取得しています。 たっぷり土や肥料がすくえてこぼれず作業効率がよいコンポストスコップ。 テコの原理で雑草がスイスイ抜けるデイジーグラバー。 <取り扱いショップ>ガーデンマートhttps://www.rakuten.co.jp/gmart/ 美しく機能性に優れた道具を使えば、庭仕事がより楽しく快適になり、庭もいっそう美しくなるはず! RHSお墨付きツールをプラスして、庭づくりを楽しんでみては。
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レシピ・料理

【育てて食べよう!】甘酸っぱいルバーブをベースに 爽やかな4種のジャム作り
ルバーブってどんな植物? Photo/daseaford/Shutterstock.com ルバーブはシベリア南部を原産とするタデ科の多年草。古くから栽培され、ヨーロッパ諸国で薬としても活用されていた一般的な野菜です。フキによく似た姿をしていて、5〜6月に地際から太い葉柄を何本も立ち上げ、大きな葉を広げます。紅い茎を持つルバーブを使った真っ赤な美しいジャムも、最近よく見かけるようになりました。食用とする部位は葉柄で、強い酸味が特徴。収穫の適期は、5〜6月。ちなみに酸味のもとはシュウ酸なので、アク抜きをしっかり行いましょう。葉はシュウ酸が多いため食べられません。火を入れるとトロトロになる性質を生かして、ジャムやソース、パイやタルトのフィリングなど、お菓子にもによく使われるほか、サラダとしても食べられます。 Photo/Ekaterina Pokrovsky/Shutterstock.com また、ルバーブを手に入れてもすぐに調理ができない場合でも、下ごしらえだけして冷凍保存ができるのも魅力です。ジャムにする予定ならば1cmに、コンポートや塩漬けにするなら3cmくらいに切って、密封して冷凍保存。都合のよいときに調理ができるので、新鮮なルバーブをみつけたらとりあえず買っておくのもオススメです。 基本のルバーブジャムを作ろう まずはルバーブだけで作る、基本のルバーブジャムの作り方をご紹介します。爽やかな酸味が楽しめるジャムです。赤いルバーブを使えば、目にも鮮やかな真っ赤なジャムに。緑のルバーブなら緑色のジャムになります。今回はアレンジに用いたいので緑のルバーブをセレクト。 【材料】 ルバーブの茎・砂糖(砂糖はルバーブの重量の30%程度)・レモン汁少々 【つくり方】 ルバーブはよく洗い、1cm程度に切って鍋に入れ、砂糖をまぶして水が出るまでしばらく置きます。水分が出てきたら、中火でかき混ぜながら煮て、灰汁がをていねいにすくい取ります。すぐに砂糖とルバーブが煮溶けるので、様子を見ながら形が残る程度で火を止め、レモン汁少々を加えます。味を見て酸っぱすぎるようであれば砂糖を足しましょう。煮沸消毒した瓶などに移して完成。 ルバーブは鮮度が落ちやすいので、ジャムやコンポートなど、早めに調理してから保存するのがオススメです。ルバーブだけでつくる基本のジャムも、甘酸っぱくて爽やかな美味しさ。そのままトーストにつけるのはもちろん、ヨーグルトやアイスにかけたり、パイやタルトのフィリングとしてもぴったりです。 +αのフルーツを加えて4種のアレンジジャムに ここでは造園家の阿部容子さんが毎年作る、基本のルバーブジャムに+αを加えた、4種のアレンジジャムもご紹介。ルバーブの風味にそれぞれのフルーツの味わいが加わり、目にも舌にも楽しい取り合わせになります。いろいろな素材を加えてアレンジできるのも、手作りならではの楽しみ。バリエーション豊富に食卓に並べ、食べ比べてみるのも面白いですよ。 ルバーブ&ストロベリー ジャムの定番、ストロベリーも、ルバーブジャムと合わせることでまた違った風味に。誰にとっても食べやすい癖のない味わいのジャムです。 ルバーブ&ブルーベリー 濃い紫色が目に鮮やかなブルーベリー入り。酸味が少なく優しい味のジャムになります。お好みで赤ワイン少々を垂らすと、ぐっと大人の味わいに。 ルバーブ&ラズベリー ラズベリーのプチプチしたタネと、トロリとしたルバーブの食感が程よくマッチ。ラズベリーの鮮やかな赤色に、酸味の効いた爽やかな味わいです。 ルバーブ&皮つきオレンジ ほろ苦く香り豊かなオレンジと、甘酸っぱいルバーブは相性抜群。オレンジキュラソーを加えると、さらに風味がアップします。 ここでご紹介した4種類以外にも、リンゴやクランベリーなどお好みのフルーツや、ハーブ、スパイスなどを加えても美味しいジャムに。ぜひいろいろな味にトライしてみてくださいね。 ジャムだけじゃない! ルバーブの食べ方いろいろ ルバーブサラダ Photo/Elena Veselova/Shutterstock.com ルバーブはジャムだけでなく、サラダとしても食べられます。生食する場合は、皮をむいて薄切りにし、水につけてアク抜きをしましょう。写真はレタス、フェタチーズ、クルミ、レーズンに、焼いたルバーブを合わせたサラダ。 ルバーブケーキ Photo/Barbara Dudzinska/Shutterstock.com ルバーブはジャムをパイやタルトのフィリングとするほか、ケーキ生地などに焼き込んでも美味しいスイーツに。ケーキのほか、マフィンやクランブルにしてもGood。 ルバーブジュース Photo/saschanti17/Shutterstock.com 夏にぴったりな甘酸っぱいピンク色のシロップを作っておけば、自家製の冷たいドリンクが簡単に作れます。ルバーブを洗って1cm程度に刻み、同量の砂糖と交互に瓶に入れておくだけ。砂糖が溶けてきたら時々かき混ぜてあげましょう。水や炭酸水、アルコールなどで割るほか、レモン汁を加えてレモネードにするのもオススメです。
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宿根草・多年草

ラムズイヤーの育て方! おしゃれな花をきれいに咲かせるポイントを大公開
ラムズイヤーってどんな花? Tibesty/Shutterstock.com ラムズイヤーはシソ科イヌゴマ属(スタキス属)の多年草で、ほのかに香りもあるためハーブとしても利用されています。原産地はオーストラリアを除く温帯・亜熱帯で、寒さには強い一方、高温多湿を嫌う性質を持っています。 ラムズイヤーの名前は「羊の耳」という意味で、その名の通り葉を触ってみると、ベルベットのような柔らかな質感をしています。これは白く細かな産毛に覆われているためで、この心地よい触り心地が気に入って購入する人も多いようです。茎葉全体が白い産毛に包まれるため爽やかなシルバーグリーンに見えて、カラーリーフプランツとしても人気の高い植物です。 ラムズイヤーの開花期は5月中旬〜7月で、紫またはピンクの小さな花を咲かせます。草丈は30〜80cm。環境に合えば根を広げて株張りもよくなり、花壇の中段あたりに向いています。 ラムズイヤーの品種 Irenestev/Shutterstock.com ラムズイヤーの品種には、ピンクの花色が美しい‘オリンピカ’、産毛が密についてシルバーの葉色がより白い‘シルバー・カーペット’、逆に緑が濃く出る‘プリムローズ・ヘロン’などがあります。 花言葉 ANDRIY B/Shutterstock.com ラムズイヤーの花言葉は「あなたに従う」「従順」など。これは名前の由来となっている、羊をイメージしてつけられたものです。 育て方 ここまで、ラムズイヤーのプロフィールや特性、品種や花言葉などについてご紹介してきました。ここからは、ガーデニングの実践編として、育て方について深く掘り下げていきましょう。苗の植え付けからスタートし、水やりや肥料、病害虫対策などの日頃の管理、ひと手間をかけて健やかに育てるテクニックや増やし方に至るまで、幅広く解説します。 栽培環境(日当たり・置き場所) APugach/Shutterstock.com 【地植え】 日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が間のびしたりするので注意。 一方で日本の夏の高温多湿の環境を大変苦手とするので、夏前に掘り上げて鉢植えにし、風通しのよい半日陰など涼しい場所に移動させて管理するのがおすすめです。寒さには比較的強いほうで、暖地なら地植えして越冬できます。株元にバークチップなどを敷き詰めて霜よけをしておくとよいでしょう。 【鉢植え】 日当たり、風通しのよい場所に置いて管理します。日当たりが悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとか弱い茎葉が茂って草姿が間のびしたりするので注意。産毛に覆われているせいで蒸れやすいため、長雨が続く時期は軒下など雨の当たらない場所に移動するとよいでしょう。また、真夏の高温多湿の環境を苦手とするので、風通しのよい半日陰など、涼しい場所で管理を。寒さには強いので、暖地なら戸外で越冬できます。 土づくり Monkey Business Images/Shutterstock.com 【地植え】 酸性土壌を嫌う性質があるので、植え付けの2〜3週間前に苦土石灰を散布して土壌改良しておきましょう。同時に堆肥や腐葉土などを施してフカフカの土づくりをしておきます。また、水はけのよい土壌を好むので、植える場所は斜面の低い位置よりは高い位置に。平地なら少し土を盛って、周囲より高くした場所に植えるとよいでしょう。 【鉢植え】 草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。 植え付け Nataly Studio/Shutterstock.com 植え付けの適期は、3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月中旬です。植え付け適期でない時期でも、花苗店などで苗を購入したら入手次第植え付けてかまいません。苗を購入する際は、節間が間のびしておらず、がっしりと締まって勢いのあるものを選びましょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、根鉢よりも1回り大きな穴を掘って苗を植え付けます。複数の苗を植える場合は、約20cmの間隔を取っておきましょう。植え付けた後に、たっぷりと水やりします。 【鉢植え】 鉢のサイズは、6〜8号鉢を準備します。 用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットのまま鉢に仮置きし、高さを決めます。ポットから苗を出し、軽く根鉢をほぐして植え付けましょう。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3㎝ほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。 水やり Osetrik/Shutterstock.com ラムズイヤーは細かな産毛をびっしりとまとっています。そのため、茎葉に水がかかると蒸れやすくなるので、水やりの際には注意してください。株全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えるようにしましょう。 真夏は昼間に水やりすると水の温度が上がって株を傷めるので、朝か夕方の涼しい時間帯に与えることが大切です。反対に、真冬は気温が十分に上がった日中に行います。夕方に水やりすると凍結の原因になるので避けてください。 【地植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、水切れしないように管理しましょう。根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らずに乾燥が続くようなら、水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。ただし、多湿を嫌う性質のため、与えすぎには注意し、いつもジメジメしている環境にならないようにしてください。 土の表面が十分に乾いたのを見はからってから、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がややだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、朝夕2回の水やりを欠かさないように注意します。冬は生育が止まって表土も乾きにくくなるので、控えめに与えるとよいでしょう。 追肥 Pawel Beres/Shutterstock.com 【地植え】 土づくりの際に、有機質肥料を十分にすき込んであれば、植え付けた年の追肥は不要です。越年して再び生育が盛んになり始めた頃に、緩効性化成肥料を周囲にばらまいて軽く耕し、土寄せしておきましょう。 【鉢植え】 3月中旬〜6月と9〜10月に、月に1〜2回を目安に液体肥料を与えて、株の勢いを保ちます。生育が止まる真夏と真冬は不要です。 花がら摘み・剪定(切り戻し) mihalec/Shutterstock.com 【花がら摘み】 終わった花は、早めに花茎の元から摘み取りましょう。株周りを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながります。また、いつまでも花がらを残しておくと、タネをつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。 【剪定(切り戻し)】 旺盛に生育し一通り咲いて草姿が乱れてきたら、込み合いすぎることが原因で株が蒸れて枯れ上がってきてしまいます。そのため、草丈の半分〜1/3くらいまでを目安に全体を刈り込む「切り戻し」をするとよいでしょう。すると再び株が勢いを取り戻して生育し始めます。真夏の高温多湿を嫌うので、暑くなる前に切り戻して風通しよく管理することがポイントです。 病害虫 nechaevkon/Shutterstock.com 【病気】 ラムズイヤーの栽培で注意したい病気は、うどんこ病です。 うどんこ病は、発生すると葉の表面に白い粉が吹いたようなカビが発生し、光合成を阻害されたり、葉から養分を吸収されたりして、生育が悪くなります。放任してひどくなると枯れてしまうこともあるので注意。株の勢いがなくなり、見た目も悪いので、兆候が見られたら早期に殺菌剤などを散布して対処しましょう。 【害虫】 ラムズイヤーの栽培で注意したい害虫は、アブラムシです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。発生初期に見つけ次第こすり落とすなどして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の薬剤を利用するのがおすすめです。ただし、ハーブとして収穫する場合は、無農薬で栽培しましょう。 夏越し・冬越し simona pavan/Shutterstock.com 夏越し 【地植え】 日本の暑い夏を苦手とするため、特に暖地で日当たりのよい場所に植えている場合は、半分〜3分の1までの高さを目安に切り戻し、鉢に植え替えましょう。西日の当たる場所を避け、風通しのよい涼しい半日陰で管理し、9月下旬〜10月の涼しくなった頃に庭に植え戻します。 【鉢植え】 西日の当たる場所を避け、風通しのよい涼しい半日陰に移動して管理します。 冬越し 【地植え】 寒さに強いので、鉢上げせずとも庭植えのままで越冬します。寒冷地では、株元にバークチップや腐葉土などを施し、霜対策をしておくとよいでしょう。 【鉢植え】 寒さに強いので、戸外で越冬できます。日当たりのよい場所で管理しましょう。 植え替え Vasyliuk/Shutterstock.com 植え替えの適期は3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月中旬です。 【地植え】 ラムズイヤーが大株に育って繁茂しすぎ、周囲の草花との調和を乱すようになってきたら、植え替えます。掘り上げて株を分けて小さくし、植え直しましょう。詳細は「土づくり」と「植え付け」の項目を参照にしてください。 【鉢植え】 ラムズイヤーは根の生育が旺盛で根詰まりしやすいので、鉢栽培の場合は毎年植え替えましょう。植え替えの際は、しばらく水やりを控えて土を乾かし、作業しやすいようにしておきます。鉢から株を取り出して根がびっしりと詰まっていたら、根鉢を少しずつ崩して古い根や土を取り除きましょう。株分けして数鉢に植え直して増やしてもいいですし、根を崩して1/2〜1/3まで小さくし、1回り大きな鉢に植え替えてもOKです。詳細は「土づくり」と「植え付け」の項目を参照してください。 増やし方 Taras Garkusha/Shutterstock.com 【株分け】 株分けの適期は、3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月中旬です。大株に育っていたら株を掘り上げ、2〜3芽つけて根を切り分ける株分けをすると、株が若返ってその後の生育がよくなります。株数が増える分、数カ所に分けて植え込んでもいいですね。新しい植え場所に堆肥や腐葉土をすき込んで水はけをよくし、根鉢より1回り大きな穴を掘り、植え直すとよいでしょう。 【挿し芽】 挿し芽の適期は5〜6月頃か10月頃です。まず、勢いのある茎葉を約5cmの長さで切り取り、水を張った容器に入れて1時間ほど吸水させておきましょう。市販の草花用培養土を育苗用トレイなどに入れて、吸水させた茎葉(挿し穂)を挿します。摘心したり、切り戻して茎葉を使ってもOKです。水切れしないように管理すると、しばらくして発根するので、黒ポットなどに植え替えて育苗しましょう。株が大きくなったら、植えたい場所に定植します。挿し芽のメリットは、採取した株のクローンになることです。 【種まき】 種まきの適期は4月か9月で、発芽適温は15〜20℃です。種まき用のトレイに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れ、タネ同士が重ならないようにばらまきします。タネが隠れる程度に土を薄くかけましょう。種が流れ出すことがないように、トレイより1回り大きな容器に浅く水を張り、トレイを載せて底面から吸水させます。涼しい場所で乾燥しないように管理し、発芽を待ちます。 発芽したら、日当たりがよく風通しのよい場所で管理しましょう。本葉が2〜3枚出始めたら、黒ポットに植え替えて育苗します。10日に1度を目安に、液肥を与えると生育がよくなります。本葉が5~6枚つくまで管理し、ポットに根が回ってしっかりした株に育ったら、植えたい場所に定植しましょう。 おしゃれなラムズイヤーを育てよう! Ole Schoener/Shutterstock.com この記事では、カラーリーフプランツとして人気の高いラムズイヤーについてご紹介してきました。多年草のため、一度植え付ければ長く根づいてくれるコストパフォーマンスの高い植物です。引き立て役にも主役にもなるラムズイヤーを、ぜひガーデンやベランダなどに迎え入れてはいかがでしょうか。
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育て方

よい状態の苗を手に入れるためにチェックしたい3つのポイント
どの苗を選びますか? バラはきちんと手入れをすれば、長く楽しめる花。せっかく苗を購入するのなら、よい状態の苗を手に入れたいものです。上の写真は、すべて同じ品種のバラ苗です。みなさんなら①、②、③のうち、どの苗を購入しますか? よい苗を手に入れるためには、次の3つのポイントをチェックすることが大切です。 バラの苗選びのポイント3つ 1.枝数が多く、新芽に勢いのあるもの まずチェックするべきポイントは、枝数が多く、新芽に勢いがあるかどうか。当たり前のことのようですが、初夏にバラを買う場合、つい美しい花が咲いている苗に目がいきがちです。株の状態をしっかりと確認して、よりよい苗を手に入れるように心がけましょう。 2.傷がないもの 写真のバラ苗は、接ぎ口の部分に大きな傷があります。このような苗は、生育に影響が出る可能性があるので避け、傷がなく、健康なバラを購入します。また、接ぎ口に枯れこみがなく、しっかりとくっついているのも大切なポイント。 3.病害虫の被害が出ていないもの バラの代表的な病気がうどん粉病(左)や黒星病(右)。うどん粉病は葉に白く粉が吹いたようになり、黒点病は葉に斑点が出て黄変し、やがて葉が落ちます。このような症状が出ている株は避けましょう。ほかに、白い粒のように見えるカイガラムシが枝に付着していることなどもあるので、害虫が生息していないかもよく点検します。病害虫を持った苗を家に持ち帰ってしまうと、その株のみならず、ほかの株にも蔓延し、大きな被害が出る可能性もあります。 *日当たりの悪い場所に置かれていた苗の場合、葉が数枚黄変していることがあります。黄変した葉に斑点が無ければ、黒星病ではないので、購入しても構いません。 苗を選ぶ時には、株の内部まで忘れずに確認を。傷があったり、枝の裏側などにカイガラムシが付着している場合もあります。 さて、今までご紹介したポイントから考えると、最初の写真で選ぶべき苗が見えてきます。3苗ともに大きな傷はなく、黒星病も発症していませんでしたが、枝数や新芽の勢いには差がありました。つまり、購入すべき苗は、最も枝数が多く、芽が勢いよく伸びている③の苗です。























