夏花壇を彩る花や、お供え花としてもよく知られるジニア(百日草)。「百日草」という名前のとおりに開花期間が長く、ほかの花の生育が鈍りがちな真夏の暑さの中でも花を咲かせてくれる優秀な夏の花です。今回は、そんなジニアについて、3枚の写真の中から正しいものはどれかを選ぶ3択クイズを出題! みなさんは、ジニアはどの花か分かりますか?
目次
夏花壇でもおなじみ!「ジニア」は次の3つのどれ?

ジニアはメキシコを中心とした南北アメリカを原産とする一年草。日本には江戸時代末期に伝わったといわれています。開花期は5月~11月上旬と長く、花付きよく次々に花を咲かせることから、「百日草(ひゃくにちそう)」という名前で親しまれてきました。暑さに負けずに咲く貴重な花で、お盆の時期にお墓や仏壇に供えるお供え花として利用したことがある方も多いのではないでしょうか。花色は白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、複色など多様にあり、花姿も豊富に揃います。
さて、そんなジニアには、よく似た花がいくつかあります。今回は、正しいジニアの写真を選ぶ3択クイズ! ジニアは、次のA~Cのどれでしょう?
A

B

C

ヒント
いずれもキク科の花。花姿は似ていますが、咲く時期や大きさ、葉の形などに違いがあります。
正解は…
↓
↓
↓
↓
A

ジニアの基本データ
学名:Zinnia
科名:キク科
属名:ヒャクニチソウ属(ジニア属)
原産地:メキシコを中心とした南北アメリカ
和名:ヒャクニチソウ(百日草)
英名:Zinnia
その他の名前:チョウキュウソウ(長久草)、ウラシマソウ(浦島草)など
開花期:5月~11月上旬
花色:白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、複色
形態:一年草
草丈:15~100cm
ヒャクニチソウ(百日草)という和名のとおり、初夏から晩秋まで、長期間次々と花を咲かせてくれるジニア。メキシコを中心とした南北アメリカを原産とし、日本でも親しまれている花です。お供え花としてのイメージが強いことから、ガーデンには合わないのでは……と敬遠しがちな方もいるかもしれませんが、夏の厳しい暑さや強い日差しにも負けずに開花し、丈夫で育てやすいジニアは夏花壇でも頼れる優秀なガーデンプランツ。花色や花形も豊富で、サイズも1mを超える高性種からコンパクトな矮性種まで幅広い品種があります。

ガーデンで主に利用されているのは、一般的にジニアやヒャクニチソウと呼ばれる代表的なジニア・エレガンス、ホソバヒャクニチソウとも呼ばれるジニア・リネアリス、暑さや乾燥に強くビビッドな花が咲く交配種の「プロフュージョン」シリーズ、花の中央部が濃い赤、先端が黄などの花色になるジニア・ハーゲアナ(メキシコヒャクニチソウ)など。近年は特に、強健で育てやすい「プロフュージョン」シリーズが人気です。


ジニアの花は放射状に花弁を広げ、中心に筒状花を咲かせます。花形は多様で、一重咲きや半八重咲き、丸みのある花弁が幾重にも重なるボリュームあるダリア咲き、小輪でドーム状に咲くポンポン咲き、花弁がねじれるカクタス咲きなどがあります。葉は長卵形で対生するものが多く、葉柄がなく茎を抱くように付きます。

ジニアは種まきからでも苗からでも育てられる一年草。発芽適温は20〜25℃で、種まき適期は4~5月。苗から育てる場合は5~6月に植え付けるとよいでしょう。
日当たりと風通しのよい環境を好みます。半日陰でも育ちますが、真夏の直射日光でも弱りにくいため、日なたで管理するとよいでしょう。ただし、ジニア・エレガンスは長雨にあたると病気が出やすいため、鉢植えの場合は梅雨時は軒下など雨の当たらない場所に移動するのがおすすめ。地植えの場合はバークチップなどでマルチングし、泥はねを防ぎましょう。乾燥に強く、水やりの際は過湿にならないよう注意します。
植え付け後、摘心をすると脇芽が増えて花数が多くなります。また、一通り咲いて株姿が乱れてきたら草丈を半分程度に切り戻すと、再び生育してきれいな花姿で開花します。
ジニアは開花期間が長いため、開花中は10日に1回ほどを目安に液体肥料を与えるなど追肥をすると、株の勢いを保つことができます。咲き終わった花がらはこまめに摘み取ります。

残りの選択肢の花は…
B ダリア

キク科テンジクボタン属(ダリア属)の多年草。花色は赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫、複色などさまざま、花のサイズも3cmほどの小輪から30cmを超えるような超巨大輪まであり、秋花壇の主役にもなる花です。地中に根が肥大した球根があり、春植え球根として扱われます。開花期は6月中旬~11月で、主に9月中旬~10月に花を咲かせます。ダリアの葉は奇数羽状複葉で、小葉は先の尖った長楕円形で葉縁にギザギザとした鋸歯があります。草丈は20~200cmで、皇帝ダリアは5m近くになることもあります。
C マリーゴールド

キク科の一年草(一部多年草)。開花期は4~12月と長く、黄やオレンジの鮮やかな花が長期間楽しめます。花壇や鉢植えのほか、コンパニオンプランツとして家庭菜園でも人気です。葉は葉軸の左右に細長い小葉が並ぶ羽状複葉で、軽やかな印象。ハーブのような独特の香りがあるのが特徴です。日本では、草丈が低く、小さめの花をたくさん咲かせるフレンチ・マリーゴールドと、高性でボリュームある大輪の花を咲かせるアフリカン・マリーゴールドが主に栽培されます。
クイズ一覧はこちら!
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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