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コンボルブルスの育て方|青い絨毯を楽しむ! 失敗しない初夏の蒸れ・冬越し対策&寄せ植えのコツ

コンボルブルスの育て方|青い絨毯を楽しむ! 失敗しない初夏の蒸れ・冬越し対策&寄せ植えのコツ

I am Elizabeth/Shutterstock.com

夏の庭を爽やかなブルーや純白の花で彩るコンボルブルス。這うように旺盛に広がる性質があり、青いカーペットのようなグラウンドカバーや、鉢から溢れ出すようなおしゃれな寄せ植え・ハンギングバスケットにおすすめの人気植物です。
本記事では、初心者でも失敗しないコンボルブルスの基本的な育て方をはじめ、人気の種類、「毎年咲かせるための冬越しの方法は?」「梅雨の時期に枯らさないコツは?」といった疑問に答える夏越し・冬越しの具体的な対策まで、分かりやすく解説します。

コンボルブルスの基本情報

コンボルブルス
Sanjiv Shukla/Shutterstock.com

植物名:コンボルブルス
学名:Convolvulus
英名:bindweed、morning gloryなど
和名:セイヨウヒルガオ(西洋昼顔)
その他の名前:ヒメヒルガオ、サンシキヒルガオなど
科名:ヒルガオ科
属名:セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)
原産地:地中海沿岸
形態:宿根草(多年草)・一年草

コンボルブルスの学名はConvolvulusでそのまま流通名になっており、和名は西洋ヒルガオ。ヒルガオ科セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)の一年草、多年草です。原産地は地中海沿岸で、暑さには耐えますが、寒さに弱い性質を持っています。草丈は10〜60cmほどで種によって幅があり、つる植物タイプもあるので購入の際にはラベルなどで確認しておくとよいでしょう。

コンボルブルスの花や葉の特徴

コンボルブルス
COULANGES/Shutterstock.com

園芸分類:草花
開花時期:5〜7月
草丈:10〜60cm
耐寒性:強~弱(種類により異なる)
耐暑性:強~中(種類により異なる)
花色:青、白、ピンク

開花期は5〜7月で、花色は青、白、ピンク。横に広がる茎から短い花茎を出し、花径3〜5cmほどのアサガオに似た小さな花を多数つけます。花は明るいときだけ開き、夜や天気が悪いときには閉じる性質があります。一年草タイプは冬前に枯死しますが、多年草タイプは寒さ対策をすれば越年して毎年開花を楽しめます。

コンボルブルスの名前の由来と花言葉

コンボルブルス
Sanjiv Shukla/Shutterstock.com

コンボルブルスという名前は学名から。ラテン語のconvolvere(巻き付く)に由来します。セイヨウヒルガオという和名は狭義にはコンボルブルス・アルベンシスを指し、西洋から渡来し、昼間に花を咲かせる性質が日本のヒルガオに似ていることに由来します。

コンボルブルスの花言葉は「絆」「縁」「楽しい思い出」「依存」「失望」などです。

コンボルブルスの代表的な種類

コンボルブルスには多くの種がありますが、ここでは主な4種についてご紹介します。

サバティウス

コンボルブルス・サバティウス
Nahhana/Shutterstock.com

園芸植物として最もポピュラーに流通しているのが、コンボルブルス・サバティウス。半耐寒性の多年草タイプで、常緑で冬もみずみずしい葉姿を保ちます。這うように広がるのが特徴で、グラウンドカバーやハンギングバスケット向き。2cm前後のブルーの花が咲き、‘ブルーカーペット’や‘ブルーコンパクタ’などの園芸品種も広く販売されています。

クネオルム

コンボルブルス・クネオルム
Rose Marinelli/Shutterstock.com

常緑性多年草タイプで、枝分かれして低木状に育ちます。シルバーリーフが美しく、カラーリーフプランツとして愛でることもできます。比較的寒さに強いのが特徴です。花色は白で、直径3cmほど。草丈は30〜60cmで這うように広がります。

トリカラー

コンボルブルス・トリカラー
Ole Schoener/Shutterstock.com

一年草の代表格で、トリコロールとも呼ばれます。別名はサンシキヒルガオ(三色昼顔)やサンシキアサガオ(三色朝顔)。花径4〜5cm、草丈は20〜30㎝ほどで、這うように広がります。園芸品種に‘ロイヤルエンサイン’があり、青紫の花色のほか、ピンク、白などもあります。苗で流通することはほとんどありません。

アルベンシス

コンボルブルス・アルベンシス
Maxena/Shutterstock.com

つる性の多年草で、地面を這うようにして広がります。花色はピンク~白で、6~9月に花を咲かせます。花が愛らしいため観賞用として日本に持ち込まれたものの、雑草として広がっている帰化植物です。

コンボルブルスの楽しみ方

コンボルブルス
evmood/Shutterstock.com

ここでは、コンボルブルスの利用の仕方についてご紹介します。

寄せ植えやハンギングでおしゃれに楽しむ

コンボルブルス
COULANGES/Shutterstock.com

コンボルブルスの這うように広がる性質を生かし、寄せ植えを作る際に鉢の縁に植えて鉢からはみ出させると、流れるような動きを出すことができます。シルバーリーフタイプは、開花時期以外も季節の花の引き立て役としても活躍することでしょう。

グラウンドカバーとして活用する

コンボルブルス
alybaba/Shutterstock.com

這うように広がる性質を生かして、グラウンドカバーとして用いるのもおすすめ。蒸れには弱いので茎葉が茂りすぎたら適宜透かすように茎葉を間引き、風通しよく管理します。

コンボルブルスの栽培12カ月カレンダー

開花時期:5〜7月
植え付け・植え替え適期:4〜5月、10月
肥料:4月下旬〜6月上旬、10月
種まき:4~5月

コンボルブルスの栽培環境

コンボルブルス
page Frederique/Shutterstock.com

日当たり・置き場所

【日当たり/屋外】日当たり、風通しのよい場所を好みます。日当たりの悪い場所では花色や葉色が冴えずに花つきも悪くなり、徒長して軟弱な株になるので、日光不足に注意してください。

【日当たり/屋内】屋外での栽培が基本です。ただし、冬越しの際に室内に取り込む場合は、日当たりのよい場所において管理します。

【置き場所】水はけがよく、有機質に富んだふかふかの土壌を好みます。地植えにする場合は斜面の低い位置よりは高い場所や、少し土を盛って周囲より少し高くした場所を選ぶとよいでしょう。

耐寒性・耐暑性

一般によく流通する多年草のコンボルブルス・サバティウスは、夏の暑さには強い一方で、冬の寒さには弱いです。寒冷地で地植えにしている場合や、寒さに弱いサバティウスを確実に冬越しさせたい場合は、秋に掘り上げて鉢に植え替え、凍結しない場所に移動して管理しましょう。

コンボルブルスの育て方のポイント

用土

土
bluedog studio/Shutterstock.com

【地植え】

植え付ける1〜2週間前に腐葉土や堆肥などの有機質資材を植え場所に投入し、よく耕して水はけのよい土壌をつくっておきます。水はけの悪い場所では、川砂やパーライトなどを施して土壌改良し、周囲より土を盛っておくとよいでしょう。土に肥料などを混ぜ込んだ後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。

【鉢植え】

草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。

水やり

水やり
cam3957/Shutterstock.com

水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の土を狙って与えてください。

真夏は、気温が高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がってぬるま湯のようになり、株が弱ってしまうので、早朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。

また、真冬は十分に気温が上がった日中に与えるようにしましょう。

【地植え】

根付いた後はほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続いて乾燥していたら、水やりをして補います。

【鉢植え】

日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし、いつも湿った状態にしていると根腐れの原因になるので、与えすぎに注意。土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。特に開花期間中は水を欲しがるので、水切れしないように管理しましょう。また、多年草タイプは冬も水やりを続けてください。

肥料

肥料
Sarycheva Olesia/Shutterstock.com

【地植え・鉢植えともに】

植え付けの際に元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。また、4月下旬〜6月上旬と10月に2週間に1度を目安に、液肥を与えて株の充実を図ります。

注意する病害虫

アブラムシ
nechaevkon/Shutterstock.com

【病気】

コンボルブルスの栽培では、病気が発生する心配はほとんどありません。

【害虫】

コンボルブルスの栽培で発生しやすい害虫は、アブラムシやハダニなどです。

アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mmの小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。

ハダニは、葉裏に寄生して吸汁する害虫です。体長は0.5mmほどと大変小さく、黄緑色や茶色い姿をしています。名前に「ダニ」がつきますが、クモの仲間です。高温で乾燥した環境を好み、梅雨明け以降に大発生しやすいので注意が必要。繁殖力が強く、被害が大きくなると、葉にクモの巣のような網が発生することもあります。ハダニは湿気を嫌うため、予防として高温乾燥期には葉裏にスプレーやシャワーなどで水をかけておくとよいでしょう。

コンボルブルスの詳しい育て方

苗の選び方

苗を購入する際は、節間が短く茎ががっしりと締まって勢いがあるものを選びましょう。

植え付け・植え替え

ガーデニング
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コンボルブルスの植え付けの適期は4〜5月か10月頃です。

【地植え】

土づくりをしておいた場所に、苗を植え付けます。複数の苗を植え付ける場合は、草丈に合わせて株間を十分に取っておきましょう。あまり密に植え付けると、風通しが悪くなって株が蒸れることがあるので、余裕を持たせておくのが無難です。植え付けた後は、たっぷりと水やりをしておきましょう。

寒冷地や寒さに弱い多年草タイプは掘り上げて鉢に植え替え、凍結しない場所で冬越しさせます。一年草タイプは冬越しできずに枯死するので抜き取って整地しておきましょう。

【鉢植え】

鉢の大きさは、5〜7号鉢を準備します。

鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗を鉢に仮置きし、高さを決めます。苗をポットから出してみて根が白く回っているようなら、軽く根鉢をくずしてから植え付けましょう。水やりの際にすぐ水があふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cm下を目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。寄せ植えの素材として、大鉢にほかの植物と一緒に植え付けてもOKです。

多年草タイプを鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。

日常の手入れ

剪定
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【摘心】

コンボルブルスは自然に分枝してこんもりとした株姿になりますが、幼苗のうちに茎の先端を切り取る「摘心」をしておくと、より分枝して茂り、株張りがよくなります。

【誘引】

つる性タイプは、フェンスやオベリスクなどの資材につるを誘引し、伸ばしたい方向へ促します。

【花がら摘み】

コンボルブルスは次々に花が咲くので、終わった花は早めに摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫の抑制につながります。また、いつまでも終わった花を残しておくと、種子をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。

剪定・切り戻し

コンボルブルス
Elena Rostunova/Shutterstock.com

草姿が乱れてきたら切り戻して株の若返りをはかります。地際から草丈の半分の高さを目安にカットしましょう。すると再び新芽を出して株が盛り返し、再び開花し始めます。

また、多年草タイプは冬越しする前にも草丈の半分くらいまで切り戻しておきましょう。

夏越し・冬越し

コンボルブルス
COULANGES/Shutterstock.com

コンボルブルスの夏越しと冬越しのコツについてご紹介します。

梅雨から夏に注意したいポイント

コンボルブルスは高温多湿を嫌います。鉢植えにしている場合は梅雨時に雨の当たらない軒下などに移動し、高温期はコンクリート地の床などへの直置きは避けて鉢台などを利用するとよいでしょう。地植えにしている場合は、梅雨前に切り戻して風通しよく管理します。

冬越し方法と寒さ対策

ガーデンで広く利用されるコンボルブルス・サバティウスの冬の耐寒温度の目安は5℃ほど。寒さに弱く、霜にあたると枯れてしまいます。鉢植えを庭やベランダに飾っている場合は、秋になったら霜の当たらない軒下や日当たりのよい室内などに移動して冬越しさせましょう。

地植えにしている場合は、鉢に植え替えて霜の当たらない軒下や日当たりのよい室内などに置いて冬越しさせます。越年して十分に気温が上がる5〜6月に、再び地植えに戻すとよいでしょう。

増やし方

種まきポット
Kunlanan Yarist/Shutterstock.com

コンボルブルスは挿し芽か種まきで増やすことができます。

【挿し芽】

挿し芽とは、茎葉を切り取って土に挿しておくと発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物のなかには挿し芽ができないものもありますが、コンボルブルスは挿し芽で増やすことができます。

コンボルブルスの挿し芽の適期は、5〜6月か、9〜10月です。新しく伸びた枝を2節以上つけて切り口が斜めになるように切り取ります。採取した枝(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。その後、水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を数枚取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。発根するまでは明るい日陰に置いて乾燥させないように管理します。発根後は日当たり、風通しのよい場所に移動し、乾いたら水やりします。育苗して十分に育ったら、植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。

【種まき】

一年草タイプは、主に種まきで増やします。コンボルブルスの種まき適期は4月下旬〜5月で、20〜25℃が適温です。まず、播く前日に種子を一晩水に浸けて吸水させておきましょう。黒ポットに市販の種まき用培養土を入れ、十分に湿らせます。2〜3粒ずつ種子を播き、軽く土をかぶせて手で押さえます。発芽後、弱々しい苗は間引いて最終的に1本残します。日当たりがよく暖かい場所で、適切に水やりをして管理しましょう。本葉が数枚つき、根が十分に張っていたら植えたい場所に定植します。

コンボルブルスが枯れる原因と対処法

コンボルブルス
Sanjiv Shukla/Shutterstock.com

コンボルブルスが突然枯れる原因の多くは、根腐れや多湿による蒸れなどです。土が常に湿った状態にならないように、表土が乾いてから与える程度の水管理にしましょう。株が茂りすぎていたら切り戻すか透かし剪定をして、風通しよくすることが大切です。

コンボルブルスは初心者でも育てやすい植物

コンボルブルス
Tamara Kulikova/Shutterstock.com

白やブルーの花を咲かせるコンボルブルスは、花壇や寄せ植えに清涼感をもたらしてくれる草花です。冬越しや蒸れ対策など適切な管理をすれば、初心者でも簡単に育てられます。ぜひ庭やベランダに取り入れてみてください。

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