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おうちが南国の高級ホテル風に! 猛暑でも枯れにくい「ラン」を主役にした、エキゾチックで洗練された真夏のアレンジ術

おうちが南国の高級ホテル風に! 猛暑でも枯れにくい「ラン」を主役にした、エキゾチックで洗練された真夏のアレンジ術

シンガポールやバンコクの高級ホテルで目にする、エキゾチックで涼やかな花装飾をおうちでコンパクトに再現してみませんか?
主役にするのは、厳しい暑さや強い日差しに負けない「ラン」の仲間たち。フラワー&フォトスタイリストの海野美規さんが、夏を彩る南国風アレンジの手順から、テイストが異なる花材をセンスよくまとめるコツ、気になるガラス花瓶の頑固な白い汚れを劇的に落とすお手入れ方法までたっぷり解説します。

ホテルの花装飾をお手本に

ランの花のアレンジ

厳しい暑さが続く8月。お部屋の中でも夏らしさを存分に感じられる、鮮やか&涼やかなフラワーアレンジメントはいかがでしょうか?

南国のホテルロビー
南国のホテルの花

シンガポールやバンコクなど、南国のホテルのロビーやラウンジは、エキゾチックな熱気と洗練された涼が共存する空間。足を踏み入れた瞬間に広がる、あの贅沢でスタイリッシュな花あしらいは、日本の夏のインテリアにも最高のヒントをくれます。

ランのアレンジ

ホテルのロビーほどゴージャスでなくても、コンパクトながら、雰囲気はそのままに南国アレンジを楽しみましょう。

今月は、常夏のホテルの花装飾をお手本に、強い日差しや暑さに負けない「ラン」の仲間たちと、エキゾチックな「エアプランツ(チランジア)」を主役にしたアレンジをご紹介します。

アレンジに使った花

アレンジの花材
  • バンダ:鮮やかなピンクやパープルなど、存在感のあるエキゾチックな花色が魅力のラン。
  • デンファレ:上品で可愛らしい小ぶりのラン。暑さに非常に強く、夏場の切り花として重宝します。
  • チランドシア:エアプランツの花(苞)の1種。切り花として流通することは少ないですが、オレンジや赤茶色のグラデーションが美しいので、アレンジのスパイスとしてプラスします。
  • ドラセナ:葉色のグリーンが明るめなので、アレンジ全体も明るい印象になります。
  • サンキライ(サルトリイバラ):丸い葉と丸いグリーンの実がアクセントになります。
  • ブルーファンタジー:紫や青系の小花をたくさん咲かせるハイブリッドスターチスの品種。

<ワンポイントアドバイス>
テイストが違う花材をまとめるコツ

花の組み合わせで迷ったときは、花の出身地や系統(トロピカル系、草花系、ワイルドフラワー系など)が同じ植物を組み合わせると、自然とまとまりがよくなります。

ラン(バンダ、デンファレ)、ドラセナの組み合わせは、すっきりまとまって見えますね。

ランなどのトロピカル系が主役のところに、サンキライやブルーファンタジーを合わせると、少し系統が外れて違和感を覚えるかもしれません。そんなときは、「色をつなぐ(紫色のブルーファンタジー)」「フォルムをアクセントにする(丸い葉や実のサンキライ)」といった役割を持たせることで、うまく全体へ馴染ませることができます。

何かリンクできる要素を見つけるのがポイントです。

サンキライ
サンキライの丸い実と葉。

 アレンジの手順

ランのアレンジ

1. ガラスのベースに水を入れます。

2. サンキライを入れます。

サンキライを入れる

3. フォーカルポイントとして、バンダの位置を決めます。

バンダを入れる

4. ドラセナを入れて、全体の形を作ります。

ドラセナを入れる

5. デンファレ、チランドシア、ブルーファンタジーを入れます。

残りの花を入れる

出来上がり。

ランのアレンジ
ランのアレンジ

エアプランツの花

チランドシア

今回アクセントとして取り入れたエアプランツ(チランジア)。エアプランツにはさまざまな種類がありますが、今回アレンジに取り入れたものは「チランドシア」という名前で販売されていたので、一般にその名で流通してきたワリシア・キアネアではないかと思います。中南米などの熱帯地域が原産で、オレンジ色のグラデーションが美しい花(苞)です。

チランドシア

茎から切り離されたパーツや株に咲く花は、一般的な植物や水やり時のエアプランツのように「水にドボンとつける」必要はありません。水分を吸って生き続けるわけではないので、単独で飾る場合は、水なしで大丈夫。むしろ水に入れると傷むことがあります。この鮮やかな色合いとドライな質感をそのまま生かすことで、一気にトロピカルな空気感をプラスすることができます。

切り花として出回ることは少ないと思いますが、フラワーショップで見かけたらぜひ試してみてくださいね。

ガラスのフラワーベースの汚れ落とし

ガラスの花瓶の汚れ落とし

夏の涼しげなアレンジのポイントは、ガラスの透明感も重要ですね。ガラスのフラワーベースは夏に出番が多く、水替えの頻度も増えるので、ベースの底や内側に残る白い汚れが気になりがちです。これは水道水に含まれるミネラル成分が固まった「水あか(カルキ汚れ)」です。洗剤でしっかり洗っても、つけ置きしても、乾いた後見ると、白く曇っていることはありませんか。いつでも清潔な透明感を保つための簡単お手入れ方法をご紹介します。

白い汚れはアルカリ性の汚れなので、じつは「クエン酸」を使うと驚くほど簡単にきれいに落ちます。

【クエン酸を使ったお掃除の手順】

クエン酸

1. ガラスベースにぬるま湯を入れ、クエン酸(小さじ1〜2杯程度)を溶かします。

2. そのまま3〜4時間ほどつけ置きします。汚れがひどい場合は一晩置くと効果的です。

3. スポンジやメラミンスポンジで軽くこすり、水でしっかりすすぎます。

※金属パーツがついている花器や、酸に弱い素材の近くでは使用に注意が必要です。
※クエン酸のほか、お酢でも代用できます。

ガラスの花瓶
曇りが取れてスッキリ。

鮮やかなランの色合いと、クリアになったガラスのフラワーベースがもたらす涼やかな空気感。常夏の国のホテルのような洗練されたディスプレイで、暑い季節のインテリアを爽やかに彩りましょう。

ランの花のアレンジ

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