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庭じまいから始まる物語。テーブルクランプで広がる12階ベランダの新しい楽しみ方
実家の「庭じまい」をきっかけに始まった、フラワー&フォトスタイリスト・海野美規さんのベランダガーデニング。新しくマンション12階のベランダを舞台に、愛犬あんと快適に過ごせる空間を目指して、日々作業が進行中です。
限られたスペースの中で季節の植物たちと向き合う日々ですが、今回取り入れたのは、ベランダ空間を劇的に変えてくれる注目のガーデンアイテム「テーブルクランプ」! サイズのトラブルを乗り越えて実現した“空中ディスプレイ”の楽しみ方や、夏を彩る新しい植物たちの様子をお届けします。
目次
季節を迎えたベランダの植物たち

広い庭を手放した「庭じまい」を経て、私の新しいステージとなった12階のベランダ。限られた空間をどう楽しもうかと模索する日々ですが、季節が巡るにつれて、ベランダの緑たちも少しずつ表情を変えています。

グリーンいっぱいの佇まいも落ち着きますが、やはり少し華やかさも欲しくなって、ペチュニアを追加しました。選んだのは、白と紫色の上品で涼やかな色合い。風に揺れるたび、ベランダ全体がパッと明るい雰囲気に包まれます。そんな中、たった一輪ですが、ひっそりと気高く咲いてくれたギボウシの美しい花を見つけたときには、思わず「わぁ!」と声が出ました。

さて一方で、我が家の相棒・柴犬のあんはというと……。やっぱり今年の容赦ない暑さのせいか、すっかり涼しい部屋がお気に入りです。私がベランダに出てゴソゴソと作業をしていても、いつもなら「何してるの?」とのそのそついてくるのに、今はまったく部屋から出てこようとしません。リビングのひんやりした床にペタリと張り付き、窓越しに、汗だくの私の様子を涼しい顔で眺めています。

新しい仲間「ニチニチソウ」

ペチュニアの切り戻しをしたところで、少し寂しくなってしまったベランダに、新しくニチニチソウを迎えました。品種は、その名も可愛らしい‘夏花火’です。
ニチニチソウは、秋まで長く花を咲かせてくれる頼もしい存在。風通しと日当たりを好むので、西陽が厳しいこのベランダでも、きっと元気に育ってくれるはずです。小輪なのが何とも愛らしくて、今回はコーラルとホワイトレッドアイの2色を購入しました。ただ、ホワイトレッドアイのほうは少し元気がなさそうなので、思い切って切り戻しをしてみようと思います。小さな花火がパッと咲き誇る姿を想像しながら、丁寧に鉢へと収めました。

挿し木の成長と、来月に向けた鉢上げの準備

ベランダでのもう1つの楽しみが、先月大切に仕込んだ挿し木のポットたちです。 毎朝の水やりのたびに、「元気に根付いてくれているかな」とひと鉢ひと鉢をじっくり観察するのが、今の何より大切な時間……なのですが、じつはちょっと成功率が低そうな気配もあって、毎朝けっこうヒヤヒヤしながらの対面です。
それでも、中には無事に根付いてくれたと思われる挿し木もちらほら。残ってくれた貴重な命を鉢上げの日まで枯らさないようにと、祈るような気持ちで水をあげています。 来月の鉢上げに向けて、そろそろ新しい鉢や土の準備をしようと、次のステップへの心構えをする時期になりました。どんな器に植え替えようかと胸を弾ませつつ、無事に育ってくれるか相変わらず緊張の日々が続きます。
テーブルクランプってなに? どうやって使うの?

賑やかになりつつある我が家のベランダに、「青山ガーデン」の通販サイトで見つけた素敵なガーデンアイテムを取り入れてみることにしました。それが「テーブルクランプ」です。 テーブルの端に固定して、上部に「空中のディスプレイ空間」を作れてしまうという、何とも心躍るアイテム。まだまだベランダを整える途中だというのに、「何か楽しい仕掛けをしてみたい!」と、うずうずしていたところに素敵なものを見つけてしまったのでした。さて、このテーブルクランプ、どんな風に楽しみましょうか。

部屋に空中ディスプレイが出現!

届いたクランプは、まずは部屋の中のダイニングテーブルの上で使ってみることにしました。このテーブルクランプは、テーブル幅が最小117.7cm、最大211.5cmの間で調整可能(天板の厚みは97mmまで対応)。我が家のダイニングテーブルは幅147cmなので、ちょうどよいサイズ感でしっかりと2カ所を固定できます。

「なんでも吊るしてみよう!」と部屋の中で試してみると、サンキライの豊かな緑とニチニチソウ‘夏花火’、そして愛らしいトロピカルな鳥とブレーメンの音楽隊のメンバーたちがふわりと宙に浮き、一気に豊かな空間に。まずはここで心がときめいてしまいました。

「いろいろ吊るしてみよう」という楽しさ

それでは本番、ベランダへ! 手持ちの白いテーブルにその特製クランプをセットしたら、そこはもう小さなステージです。さっそく、爽やかな香りのレモンユーカリをふわりと吊るしてみました。トロピカルな鳥も一緒です。

庭にあったあの広い土の地面とは違うけれど、あの頃から変わらない「植物を愛でる喜び」はそのままに。庭じまいのあとに始まったこの小さなベランダでも、工夫次第でこんなに面白いアイテムが味方になってくれます。 テーブルクランプひとつで、季節の植物や雑貨を飾る楽しみが無限に広がっていきます。
おぉ、もしかしたら、ここで相棒あんの大好きなおやつの「干し芋」だって吊るして作れるかも!?
これから大活躍してくれそうなテーブルクランプです。

Credit
写真&文 / 海野美規 - フラワー&フォトスタイリスト -

うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
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