スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
3and gardenの記事
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園芸用品

コガネムシやアブラムシ…ガーデンの害虫対策にはコレ! 愛され続けて50周年「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」
ベテランガーデナーも愛用中! 鉢バラの害虫対策には「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」がマスト 溢れんばかりにバラや季節の花々が咲き誇る初夏の庭。どの花も、生き生きとした姿を保っています。ここは、数々のガーデン雑誌でも紹介されてきた、愛知県豊橋市にある黒田和重さんが丹精するガーデンです。この美しい庭を維持する黒田さんにとっても、害虫被害は悩みのタネ。「特に鉢植えの植物は、コガネムシ幼虫の被害にあいやすいんです」と黒田さん。コガネムシ幼虫は植物の根を食害する害虫で、根をかじられた植物は十分に水を吸い上げられなくなったり、栄養をとることができなくなって、葉が黄変したり急に萎れてきたり、生育が著しく阻害されます。幼虫は土の中にいて活動しているため、気づいたときには植物が弱っていることが多く、ガーデナーたちを困らせています。 そこで黒田さんが愛用するのが「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」。「オルトランは庭づくりでは欠かせません。特に鉢植えで育てている植物には必ず使っています。大鉢に育った株は根がたくさん張っているためか、オルトランを使わないとバラも植物も全てコガネムシ幼虫の被害が出ます。オルトランをまいておけば、かなり被害が防げるので、一番大きなサイズを庭に常備しています」と黒田さん。 美しい庭の秘密の一端が「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」です。 鉢栽培で育てている植物には「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」が欠かせませんと、黒田和重さん。 「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」の特徴 株元にばらまくだけでも効果を発揮。 「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」が土にまくだけで害虫対策ができるのは、浸透移行性の殺虫剤だから。根から吸収された有効成分が植物全体にいきわたることで、その植物を食害した害虫が退治されるという仕組みです。アブラムシやアザミウマのように植物の汁を吸う虫から、ヨトウムシやアオムシなど葉を食害する虫、土中にいて気づきにくいコガネムシ幼虫まで、幅広い害虫に効果があり、また多くの植物に使うことができるので、庭中の植物を幅広く対策できます。「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」には200g(ボトルタイプ)、650g、1kg、1.6kgのサイズ展開があるので、庭の大きさや使用量に合わせて選ぶことができます。 初心者でも簡単!「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」の使い方 土に混ぜ込んだりばらまくだけの、簡単便利な「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」。 「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」の使い方は簡単! 植え付け時に用土に混ぜ込んだり、株元にばらまくだけと、簡単便利。希釈の必要もないので、初心者も安心して使えます。使用量は植物の種類によって異なりますが、バラなどの花き類は3~6g/㎡が目安。200g入りボトルなら、容器を上下に軽く4~5回振ると約1g散布することができます。野菜も、定植時に混ぜ込んだ場合は、通常の収穫タイミングであれば問題ありません。ただし、間引き菜は収穫できなくなるのでご注意を。栽培期間中に使用した場合は、収穫まで3週間あけましょう。 アブラムシ、アザミウマ、ヨトウムシなど、「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」で適用のある害虫たち。S.O.E, Rusty Todaro, SSSHY/Shutterstock.com 幅広い植物に使える害虫対策のロングセラー「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」 害虫駆除のためとはいえ、「虫は見るのもいや!」という方もいるかもしれません。そんな方に嬉しい、手軽で便利な殺虫剤が「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」です。さらさらとして扱いやすい粒剤で、植え付けの際に土に混ぜ込んだり、株元にバラまくだけで植物全体に殺虫成分がいきわたり、植物自体が害虫をはねのけてくれるという優れもの。殺虫剤をかけたり直接虫を駆除する必要がなく、害虫対策をすることができます。花はもちろん、野菜や庭木など幅広い植物に使うことができ、1回施せば2~3週間と長く殺虫効果が続いて、植物をしっかりガードしてくれます。手軽さと確かな効き目が多くの人に愛され、「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」は2023年でなんと50周年を迎えました。「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」の歴史は、長くガーデナーに信頼され続けている証ですね。 美しい庭づくりのためには、害虫対策が欠かせません。そんな害虫対策を、簡単便利にしてくれるお役立ち資材「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」。ガーデナーから長く信頼され続ける「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」を上手に取り入れて、庭の植物を害虫被害から守りましょう。
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宿根草・多年草

【暑さに強い!】リアトリスはどんな花? 特徴や育て方のポイント・注意点を解説
リアトリスの主な特徴とは 長く伸ばした花茎にびっしりと花を咲かせるリアトリスは、人気の高い草花の一つです。ここでは、基本情報や名前の由来・花言葉、花や葉の特徴について解説していきます。 基本情報 speakingtomato/Shutterstock.com リアトリスはキク科ユリアザミ属の草花で、和名は「麒麟菊(キリンギク)」。原産地は北アメリカで、寒さや暑さに強く育てやすい植物です。冬に地上部の葉を落とす落葉性の多年草で、根が塊根状になっているため球根植物に分類されることもあるようです。草丈は40〜120cmで、花壇の中段から後段に向いています。花もちがよいので、切り花にしてインテリアに飾っても素敵です。 名前の由来や花言葉 addkm/Shutterstock.com リアトリスの名前は、ギリシア語の「leios(無毛)」と「iatros(医者)」から来ており、草姿の特徴と、薬草として用いられていたことが由来となっているようです。和名のキリンギクは、長い花穂を持つことから。 花言葉は、「燃える思い」「向上心」「長すぎた恋愛」などで、いずれもその咲き姿からイメージされたもののようです。 花や葉の特徴 Anna50/Shutterstock.com リアトリスの開花期は6〜9月で、花色は紫、ピンク、白など。まっすぐに花穂を立ち上げて小さな花をびっしりとつけ、頂部から下に向かって咲き進むのが特徴です。花のつき方によって「槍咲き」と「玉咲き」とがあります。リアトリスの葉は細長い線のような形で、放射状につきます。葉がユリに似ていることから、「ユリアザミ」と呼ばれることもあります。 リアトリスの育て方のポイント7つ ここまで、リアトリスの基本情報や名前の由来、花言葉、特徴などについてご紹介してきました。では、ここからはガーデニングの実践編として、リアトリスに適した栽培環境や植え付け、水やりや施肥、日頃の管理、注意したい病害虫など、育て方について詳しく解説します。 栽培環境 olenaholianskaphoto/Shutterstock.com リアトリスは日当たり・風通しのよい場所を好みます。日当たりの悪い場所では、ひょろひょろと徒長した軟弱な株になり、花つきも悪くなるので注意しましょう。また、水はけのよい環境を好むので、水はけの悪い土壌であれば、腐葉土や堆肥を多めにすき込み、10〜20cm土を盛って周囲よりも高くしておくとよいでしょう。高温多湿を嫌うため、茂りすぎているようなら適宜間引くように切り戻し、風通しをよくしておきます。 リアトリスは暑さ寒さに強いので、取り立てて季節による対策を講じる必要はありません。 リアトリスを植え付ける用土 funnyangel/Shutterstock.com 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んでよく耕し、有機質に富む水はけ・水もちのよい土壌をつくります。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。 植え付け・植え替え Vasyliuk/Shutterstock.com リアトリスの植え付け・植え替えの適期は、4〜5月です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。苗を購入する際は、節間ががっしりと締まって勢いのあるものを選びます。葉が傷んでいるものや、ヒョロヒョロと間のびしているものは避けたほうが無難です。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘って植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。 地植えにしている場合は、2~4年は植えたままにしてもかまいません。しかし、大株に育って込み合ってきたら、掘り上げて株分けして植え直し、株の若返りをはかるとよいでしょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、6〜10号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。リアトリスの苗をポットから取り出して鉢の中に仮置きし、高さを決めたら、少しずつ土を入れて植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出さないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えます。 鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。 水やり Afanasiev Andrii/Shutterstock.com 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏は、気温の高い昼間に水やりをすると、すぐに水の温度が上がり株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬は、気温が低くなる夕方に水をやると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし、いつも湿った状態にしていると根腐れの原因になるので、与えすぎに注意。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。また、冬でもカラカラに乾燥させることのないように、適宜水やりを続けてください。 肥料 New Africa/Shutterstock.com 【地植え・鉢植えともに】 強健な性質なので、植え付けた年は、元肥として緩効性肥料を施してあれば、追肥の必要はありません。しかし、株の生育に勢いがない場合は、液肥を与えて様子を見てください。 越年後は、3月と9月に緩効性化成肥料を少量、株の周囲にまきます。スコップなどで軽く耕し、土に馴染ませておきましょう。追肥の適期以外でも、株の生育に勢いがない場合は、液肥を与えて様子を見てください。 日常のお手入れや注意点 Renars Otto/Shutterstock.com 【摘心】 槍咲きタイプは、苗が幼いうちに茎の先端を切り取る「摘心」を行うと、わき芽が発生して枝葉が増え、花数も増えるので、ひと手間かけておくことをおすすめします。 【支柱の設置】 草丈が高くなるタイプは、早めに支柱を設置して茎を誘引しておくと、強風による倒伏を防げます。 【花がら摘み】 終わった花がいつまでもついているようであれば取り除き、花穂が衰えたら、根元から切り取ります。花がらを除去して株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして、長く咲き続けてくれます。 【刈り取り】 リアトリスは秋が深まると地上部を枯らして休眠するので、地際で刈り込んでおきましょう。枯れた茎葉をそのまま残しておくと病害虫の越冬場所となってしまうので、株まわりをきれいにしておきます。 注意すべき病害虫 muroPhotographer/Shutterstock.com 【病気】 リアトリスが発症しやすい病気は、白絹病、うどんこ病です。 白絹病はカビが原因の周囲に伝染しやすい病気です。根や茎に発生しやすく、初期は地際あたりに褐色の斑点が見つかります。病状が進むと株元の土に白いカビがはびこり、やがて株は枯れてしまうので注意が必要。病株を発見したら、周囲に蔓延させないためにただちに抜き取り、土ごと処分してください。土づくりの際に、水はけのよい環境に整えることが予防につながります。 うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢、つぼみに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放任するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、枝葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発病しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用の殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 【害虫】 リアトリスに発生しやすい害虫は、アブラムシ、アザミウマなどです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。 アザミウマは花や葉について吸汁する害虫です。スリップスという別名を持っています。体長は1〜2mmで大変小さく、体色は緑や茶色、黒の昆虫です。群生して植物を弱らせるので注意しましょう。針のような器官を葉などに差し込んで吸汁する際にウイルスを媒介するので、二次被害が発生することもあります。被害が進んだ花や葉は傷がついてかすり状になるので、よく観察してみてください。花がらや枯れ葉、雑草などに潜みやすいので、株まわりを清潔に保っておきます。土に混ぜるタイプの粒状薬剤を利用して防除してもよいでしょう。 リアトリスの増やし方 Vladyslav Lehir/Shutterstock.com リアトリスは、種まきと株分けで増やすことができます。ここでは、それぞれの方法について詳しくご紹介します。 種まき リアトリスを種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。敷地が広くて多数の苗を植えたい場合は、コストカットにもなります。 リアトリスの発芽適温は20℃くらいで、種まきの適期は5〜6月です。種まきから栽培する場合、花壇などに直まきすると、幼苗のうちに病気や虫の害にあいやすく、天候不順にも左右されやすいので、種まき用のトレイを利用するとよいでしょう。 種まき用のトレイに市販の草花用培養土を入れて種を播きます。覆土は種が隠れる程度が目安です。種が流れだすことのないように、水やりは水を浅く張った容器にトレイを入れ、底から給水します。発芽までは乾燥させないように水の管理をしましょう。2週間ほど経つと発芽し、双葉が揃います。 発芽したら日の当たる場所で管理し、数本が込み合っている部分などがあれば抜き取って間引きましょう。もったいないからといって密になっている部分をそのままにしておくと、ヒョロヒョロと間のびした徒長苗になってしまいます。 本葉が2〜4枚ついたら、トレイから抜いて鉢上げします。黒ポットに草花用の培養土を入れて、根を傷つけないように苗を周りの土ごと抜き取って植え付けましょう。日当たりのよい場所に置き、表土が乾いたら水やりをします。多湿になると根の張りが悪くなり、ヒョロヒョロと頼りなく伸びる徒長苗になったり、病気が発生したりするので注意。適切な水分管理をすることがポイントです。ポットに根が少し回るくらいまでを目安に育苗し、幼苗のうちに植えたい場所に定植します。年内に開花することはなく、越年後の初夏から開花します。 株分け リアトリスの株分け適期は2〜3月か、開花が終わった後です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら老化が進むので、「株分け」をして若返りをはかります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 リアトリスは連作障害に注意 dies-irae/Shutterstock.com リアトリスは、連作障害が起きやすい植物です。連作とは、同じ科に属する植物を同じ場所に植え続けることをいいます。連作障害とは、連作することによって土壌バランスが悪くなって病気や生理障害が発生しやすくなり、極端に生育が悪くなる状態をいいます。そのため、前年にリアトリスと同じキク科の植物を植えていた場所は避けましょう。植え替える場合、庭植えでは別の場所を選び、鉢植えでは新しい培養土を用意して作業します。 リアトリスの主な品種 リアトリスは、約40種が確認されています。ここでは、主に日本でガーデニング用として流通している種類をご紹介します。 リアトリス・スピカータ Karel Bock/Shutterstock.com スピカータは、切り花用として流通していることが多い槍咲きタイプで、花序は15〜30cmになります。花色は紫、白、ピンク。草丈は40〜110cmで、迫力のあるシーンを演出することができます。 リアトリス・リグリスティリス Jerrold James Griffith/Shutterstock.com リグリスティリスは、花穂の頂部で球状になる玉咲きタイプで、スピカータに比べて流通量は少なめ。草丈は30〜100cmです。 リアトリス・スカリオサ Nahhana/Shutterstock.com スカリオサは玉咲きタイプで、草丈は60〜120cm。小さな花がドーム状に集まり、長く伸びる穂にたくさんつくのが特徴。草丈が高く花姿も個性的なので、目を引く存在感があります。 リアトリスを育てて庭や切り花で楽しもう Kazakov Maksim/Shutterstock.com リアトリスは暑さや寒さに強く、ビギナーでも育てやすい草花の一つです。ダイナミックな花穂を展開するので、ガーデンの主役にもなれる存在。切り花としての人気も高く、インテリアに飾って楽しむのもおすすめです。ぜひガーデンに取り入れて、その咲き姿を愛でてはいかがでしょうか。
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ガーデン

美しすぎる!バラと草花が織りなす美しい初夏のあしかがフラワーパーク
バラと草花が共演するあしかがフラワーパークのローズガーデン あしかがフラワーパークといえば、米国CNNで「世界の夢の旅行先10箇所」に選ばれた藤の名所として有名。長い花房を連ねた大藤の幻想的な風景は圧巻ですが、じつは藤の花後も素晴らしい風景が展開しているのです。その一つが、バラ。500種2,500株のバラが咲き誇りますが、特筆すべきはその数ではなく、草花と織りなす花景色。美しく咲き誇るバラを背景に、さまざまな草花がバラに合わせてコーディネートされています。 例えば、ピンク&赤系でまとめたこのコーナー。鮮やかなつるバラ‘アップルシード’を背景に、同系色のジギタリスが長い花穂を連ね、ブロンズカラーの葉のペンステモンがシックな雰囲気をプラスしています。その株元でワインレッドの丸い花をふわふわと咲かせているのはスカビオサ。銀色にフワッと輝くように咲くのはボリジです。花色だけでなく、草丈や草姿の個性を生かした植栽が随所で見どころを作っています。 このエリアでは、つるバラと草花の豊富な組み合わせがいくつも展開しており、その巧みな配色は庭を作る人の参考にもなります。左は赤紫色で半八重咲きの‘ナイト・オウル’と、白いクレマチス‘フルディーン’のドラマチックな組み合わせ。右はピンクのコロンとした花がかわいい‘ジャスミーナ’とペンステモン、ホルデューム・ジュバタムの組み合わせ。もう少し季節が進むと、細長い茎に丸いつぼみをつけているアリウムが咲き出し景色が変化します。 日の光に穂を輝かせるホルデューム・ジュバタムが幻想的な風景を展開する、ローズガーデンのロングボーダー。ホルデューム・ジュバタムのようなグラスは脇役として活躍することの多い素材ですが、日が傾き始めるこの時間は圧倒的な美しさで主役に躍り出ます。濃いピンク色の小花が群れ咲くシレネ‘ファイアーフライ’と組み合わせることで明暗のコントラストが強調され、より美しさが極まります。グラスは光を受けることでその美しさを最も発揮する素材。ここではそのホルデューム・ジュバタムが最も美しく見える午後の光に合わせて花が選ばれているのか、アプリコットカラーのジギタリスやバラが多く植栽され、日が傾き始めた途端、庭は魔法がかけられたような美しさを放ちます。 白いオルレア・ホワイトレースを背景に、アプリコットカラーのジギタリスが咲くやさしいワンシーン。 歩むごとにバラと草花の色が美しく展開するロングボーダー。サルビア・ネモローサ‘カラドンナ’の紫色は差し色効果抜群。 フォトスポットとして人気のローズトンネル。トンネルの向こうも、つるバラが彩る高いフェンスが背景となり、自撮りおすすめの映えスポットです。ところどころに置かれたベンチのそばには、こんもり仕立てられた鉢植えのクレマチスも彩りを添えます。 花色を堪能する「四季彩のステージ」 大きな木々に囲まれ、木漏れ日の下で花々が咲く「四季彩のステージ」。白・青・黄色・ピンクと花色でエリアが分けられ、カーブする小道と連なり植栽帯が設けられています。色を揃える一方で、景色が単調にならないように花形や草姿の異なる草花が選ばれており、立体的な花壇は遠くから眺めても、小道を歩いてみても楽しいエリア。木々の緑をキャンバスに、花色がよく映えます。 小型のデルフィニウムの群生。 洗練されたロマンチックな組み合わせのピンク花のエリア。 水辺のバラが美しい「バラの咲く島」 春は美しい藤で彩られた「うす紅橋」を渡ると、水に囲まれて浮かぶ「バラの咲く島」へ辿りつきます。水辺に赤いバラがせり出すように植えられ、水面に映る花景色も綺麗。水鳥の姿も見られ、優雅な非日常空間を体験できます。 水路の上を鮮やかに彩るローズトンネル。水音も心地よいリラックスエリア。 バラの見頃はまだまだ続き、次第にハナショウブやアジサイも加わり始めます。季節ごとに移り変わる圧巻の花景色を堪能しに、あしかがフラワーパークへお出かけしてみませんか。
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おすすめ植物(その他)

花盛りハイシーズン! いくつ知ってる? 5月に咲く人気花20選
バラバラ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・茶・黒・緑・複色/開花期:5~11月 美しく華やかな花に豊かな香りが、古くから人々に愛され続けているバラ。自然のなかに自生している野生種(原種)、人が手を加え品種改良をした園芸品種があり、園芸種もオールドローズやモダンローズ、ミニバラといったカテゴリーに分けられ、花色、形、香り、トゲの有無、花びらの枚数まで、膨大な種類があります。樹形もつる性、半つる性、木立ち性と3タイプあるので、好みの組み合わせで庭を素敵に演出することができます。バラの苗を購入したら植え替えをし、適切に肥料を与えながら育てましょう。剪定のタイミングは主に冬で、品種によっては夏にも剪定が必要な種類もあります。バラ全般の花言葉は「愛」「美」などです。 ●【バラの育て方】初心者さん必見!バラの基本的な育て方と種類・病気を解説 クレマチスキンポウゲ科つる性多年草/主な花色:白・青・赤・ピンク・茶・黄・黒・複色/開花期:4月中旬~10月 写真/おぎはら植物園 つる植物の女王とも呼ばれるクレマチス。自由奔放に伸びるしなやかなつると、美しい花が魅力で、バラと合わせる植物としても人気があります。数多くの品種や野生種があり、いくつかの系統に分類されていますが、系統によって管理方法が異なるので、それぞれに合わせて育てましょう。ガーデニング初心者は新枝咲きの品種を選ぶと、冬にばっさりと切り戻しせば翌春に新しい枝を伸ばして花を咲かせるので、管理が簡単です。根を切られることや移植を嫌うので、植え場所をよく考えておき、根をいじらないように植えましょう。植え付けの際は、つるを1~2節分埋める深植えにします。クレマチスの花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」などです。 ●「知名度なくても素晴らしい!クレマチス5種」専門家が選ぶ珠玉の品種 フジマメ科つる性花木/主な花色:紫・白・ピンク・黄/開花期:4月下旬~5月中旬 Marina Andrejchenko/Shutterstock.com たっぷりとした房状の花序が、頭上から降り注ぐように咲くフジは、日本原産のつる性花木。その美しい姿を愛でることができる花の名所も全国各地にあるほど愛されています。また品種数も多く、世界中で植栽されています。代表的な紫色以外にもさまざまな花色がありますが、花色によって開花期が少し異なり、薄紅、紫、白、黄の順に開花していきます。藤棚を作るほか、フェンスなどに誘引して仕立てることもできます。根が切れると傷みやすいので、植え付けの際は根を切らないように注意し、長く伸びた根は巻くようにして植えましょう。フジの花言葉は「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」「忠実」などです。 ●藤の花が見頃を迎える季節は? 知っておくと観賞をより楽しめる豆知識も ボタンボタン科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・緑・茶/開花期:4月下旬~5月中旬 Nahhana/Shutterstock.com 大輪で艶やかな花から、「百花の王」とも呼ばれるボタン。美しさの象徴として、女性を形容詞したり、工芸品のモチーフにも広く使われてきた東洋を代表する花の一つです。園芸品種だけでも300種類以上あるといわれ、大輪八重咲きのほか、可憐な小輪種や一重咲きもあり、花色や花弁の重なり方、花の大きさも多様。新品種も次々に生み出されています。植え付けや植え替えの適期は、9月の彼岸過ぎから11月頃。水はけと日当たりのよい場所で育てます。肥沃な環境を好むので、元肥のほか、春の芽出し肥、花後のお礼肥、秋の追肥や冬の寒肥を適宜与えます。剪定は9月に行いましょう。ボタンの根の成長は遅いため、苗木を植えた1年目は花が咲かないように、早い時期につぼみを摘み取って根をしっかり育てることが、長く楽しむコツです。ボタンの花言葉は「風格あるふるまい」「王者の風格」などです。 ●ボタン(牡丹)の育て方。コツとお手入れ、植え替えや接ぎ木のしかたを一挙紹介します シャクヤクボタン科多年草/主な花色:赤・ピンク・白・黄・複色/開花期:5~6月 S.O.E/Shutterstock.com ボタンと同様に初夏に優雅で華やかな花を咲かせるシャクヤク。花の美しさに加え、香りを楽しめる品種もあります。花はボタンとよく似ていますが、低木であるボタンに対し、シャクヤクは多年草という違いがあります。ほかにも葉やつぼみの形状、開花時期などの違いから見分けることができます。シャクヤクの植え付け適期は9~10月。新しい根の伸びる秋以外に根をいじると生育が悪くなるため、適期以外の植え付けや植え替えは避けたほうが無難です。日当たりと水はけがよく、肥沃な場所を好みます。大きく茂るのでスペースを確保して栽培し、鉢植えの場合は2~3年を目安に植え替えます。肥料を必要とするので、元肥のほか、芽出し肥、お礼肥、追肥や寒肥を与えるとよいでしょう。摘蕾すると大きな花が咲きます。シャクヤクの花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」などです。 ●シャクヤク(芍薬・ピオニー)初夏に花開く絢爛豪華な大輪花 ラベンダーシソ科低木/主な花色:紫・白・ピンク/開花期:4~7月 aniana/Shutterstock.com 鮮やかな紫色の花と、リラックスできる優雅で豊かな香りから、ハーブの中でも人気の高いラベンダー。芳香剤やせっけん、ハーブティーなど、暮らしの中でも馴染み深い香りの一つで、鎮静作用や体の不調を整える効果が期待できる薬用植物として、古くから利用されてきました。香りのよいコモンラベンダーや、ウサギの耳のような苞葉を持つフレンチラベンダーなど、いろいろな種類があります。高温多湿に弱いので、温暖な地域では‘グロッソ’など比較的暑さに強い品種を選ぶとよいでしょう。酸性土壌を嫌うので、少量の苦土石灰を加えると生育がよくなります。日当たりと風通し、水はけがよく、西日の当たらない場所で育てるとよいでしょう。ラベンダーの花言葉は「沈黙」「清潔」「期待」「あなたを待っています」などです。 ●ラベンダーの剪定は品種ごとに微妙に時期が違う!育て方のコツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します デルフィニウムキンポウゲ科多年草/主な花色:白・ピンク・青・紫・複色/開花期:4月下旬~6月 TMsara/Shutterstock.com イングリッシュガーデンに欠かせない花の一つ、デルフィニウム。まっすぐ伸ばした花茎にたくさんの花を咲かせ、ガーデンに縦のラインを演出してくれます。ボリュームのある大型のエラータム系や、華奢で繊細なシネンセ(シネンシス)系、中間的なベラドンナ系があります。ちなみにデルフィニウムという名は、つぼみの形がイルカに似ていることから、ギリシャ語でイルカを意味するDelphisに由来します。春と秋に苗が出回るほか、種まきから育てることもできます。花穂が下から咲き上がるので、咲ききった花茎は株元から切り戻すと、二番花を楽しめる場合もあります。デルフィニウムの花言葉は「清明」です。 ●イングリッシュガーデンの名脇役! デルフィニウムが華やかに咲く庭づくり ジギタリスオオバコ科多年草/主な花色:白・ピンク・オレンジ・黄・紫・茶・複色/開花期:5~6月 Natalia van D/Shutterstock.com ベル形の花を穂状につけ、草丈高く花茎を伸ばすジギタリスは、イングリッシュガーデンの定番。花壇の後方などに植えれば、美しい背景を作ってくれます。耐暑性が弱く、多くは二年草として扱われますが、植えっぱなしでも毎年楽しめるハイブリッド・ジギタリスなど改良種もあります。前年の秋に植えておくと、十分に根が張って大きく育ち、花数多くボリュームある咲き姿を楽しめます。日当たりと水はけのよい場所を好みますが、西日が強く当たる場所は避けたほうがよいでしょう。ジギタリスの花言葉は「不誠実」「熱愛」などです。 ●世界一のガーデンショーでベスト1に輝いた夢の花「ハイブリッド・ジギタリス」 アイリスアヤメ科多年草/主な花色:青・紫・白・黄・赤・ピンク・オレンジ・複色/開花期:5~6月 MaCross-Photography/Shutterstock.com ギリシャ神話の虹の女神に由来する名を持ち、多彩で美しい花色のアイリス。アヤメやハナショウブ、カキツバタなども、この時期に咲くなじみ深いアイリスの仲間ですが、ガーデンではその中でも陸生で育てやすく、華やかで品種も多いジャーマンアイリスがよく植栽されます。繊細な花色とは裏腹に、丈夫で何年も咲き続けてくれるコスパのよい宿根草で、株が横に広がってよく増えます。植え付けは、3月と9月下旬が適期。日当たりと風通しがよく、水のたまらない場所を好みます。酸性土を嫌うので、植え付け前に苦土石灰をまいておくとよいでしょう。また過湿にならないよう、腐葉土を入れて水はけがよくするとともに、20〜30cm土を高く盛り、芽を上に向けて、球根の半分が土の上に出るようにして植え付けます。よく増えるので2〜3年に1度、株分けを兼ねて植え替えましょう。アイリス全般の花言葉は「よい便り」「メッセージ」「希望」などです。 ●女神降臨! 夢見るような花色&丈夫でコスパ最高のアイリスを育てよう ツツジツツジ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・紫・複色/開花期: 4月中旬~5月中旬 jirobkk/Shutterstock.com 街路樹や庭木など、町中でもよく見かけるツツジは、古くから栽培され、日本人に最も親しまれている花木の一つ。アジア東部が原産の半常緑性の低木で、暑さ寒さに強く育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめです。ツツジという名はサツキを除くヤマツツジの仲間の総称として使われ、一般には4〜5月中旬に咲くのがツツジ、5月下旬以降に咲くのがサツキとして捉えられています。植え付けの適期は3~6月上旬、または9月下旬~10月。やや酸性の土壌を好みます。日本の土壌は酸性になりやすいので、地植えの場合は基本的に問題ありませんが、酸性土壌を嫌う植物の近くに植える場合は注意しましょう。水を好む植物なので、できるだけ水を切らさないように管理します。ツツジの花言葉は「節度」「慎み」などです。 ●【春を知らせる花】ツツジの育て方! 魅力や美しく咲かせる方法をご紹介 ニゲラキンポウゲ科一年草/主な花色:青・白・ピンク・紫・複色/開花期:4月下旬~7月上旬 billysfam/Shutterstock.com 糸のように細く、ふわふわした緑の葉の中に花を咲かせるニゲラ。英語では「ラブインナミスト」というロマンチックな名前で呼ばれ、クロタネソウの別名でも親しまれています。独特な姿のシードヘッドはドライフラワーにしても魅力的です。優しいブルーの花はバラとの相性もよく、ローズガーデンの下草としても人気があります。丈夫で育てやすく、秋に種まきをしても簡単に育てることができ、こぼれ種でもよく増える初心者にもおすすめの一年草です。嫌光性種子なので、種まきの際にはしっかりと覆土するのがポイント。日当たりと水はけのよい場所で育てましょう。ニゲラの花言葉は「当惑」「困惑」「不屈の精神」「夢の中の恋」「ひそかな喜び」「夢の中で会いましょう」などです。 ●ニゲラとは? ユニークな花を咲かすニゲラを育ててみよう! ヤグルマギクキク科一年草/主な花色:青・紫・ピンク・白・黒赤・複色/開花期:4~5月 Marina Demidiuk/Shutterstock.com 花弁の先端に切れ込みが入る小さな花を放射状に咲かせ、まるで風車のような姿のヤグルマギク。ヨーロッパではトウモロコシ畑や小麦畑に生える雑草ですが、その美しさから観賞用として愛されています。もともと雑草なので、丈夫でこぼれ種でもよく増える、育てやすい一年草です。ドライフラワーにも加工しやすく、またハーブとしても利用されます。日当たり・風通しのよい場所を好みます。酸性土壌を嫌うので、苦土石灰をまいておくとよいでしょう。開花期間が長いので、種子を付けさせない場合は、花がらは早めに花茎の元から切り取ります。ヤグルマギクの花言葉は「繊細」「優美」「教育」「信頼」などです。 ●切り花やドライフラワーにおすすめ! ヤグルマギクの魅力、育て方とは シャクナゲツツジ科低木/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・茶/開花期:4月下旬~5月中旬 Yulia YasPe/Shutterstock.com 初夏に豪華で美しい花を咲かせるシャクナゲ。常緑性の低木で、バラやクレマチスに次いで人気が高く、ヨーロッパではこの季節のガーデンに欠かせない植物です。夏季は冷涼な気候を好みますが、耐暑性や耐寒性の強い品種も多く、栽培しやすいものがほとんどです。シャクナゲは酸性土壌を好み、地表近くにたくさんの細い根を張ります。腐植質に富んだ水はけのよい酸性土壌に植えましょう。根が細く極端な乾燥を嫌うので、夏場の水切れに注意します。開花中はこまめに花がら摘みを。樹形は4月中旬から7月中旬に芽かきを行って整えます。シャクナゲの花言葉は「威厳」「荘厳」「危険」などです。 ●春の人気草花「シャクナゲ」。世界と日本の壮大な園芸品種 カーネーションナデシコ科多年草/主な花色:赤・ピンク・白・黄・複色/開花期:4~6月 フリルのような花弁が華やかながらも可憐なカーネーション。母の日の花として、フラワーアレンジや鉢花が人気で、さまざまな花色や花姿が揃い、多様な品種が楽しめます。開花条件が合えば春から秋まで何度か咲く四季咲き性もありますが、4〜6月が主な開花期です。高温多湿や水はけの悪い環境を嫌い、また日当たりが悪いとつぼみが開かずにしぼんでしまうことがあるので、日当たりと風通しのよい場所で育てます。鉢栽培では、梅雨時期は軒下など雨が当たらない場所で管理するとよいでしょう。一通り開花が終わり、草姿が乱れてきたら、新芽がついた部分を残して半分ほどに切り戻し、株の若返りをはかります。カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」です。 ●【母の日の花】カーネーションのおしゃれな鉢植えを贈ろう!長持ちのコツもご紹介 ポピーケシ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・複色/開花期:4月中旬〜7月中旬 ひらひらとした薄い花弁が繊細な印象のポピーは、色鮮やかで比較的花のサイズが大きく、主役級の存在感を放ちます。日本では、シャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーが主に育てられていて、前者2つは夏越しできず一年草扱いされますが、大型のオリエンタルポピーは宿根して毎年花を咲かせます。交雑しやすいシャーレーポピーは、開花して初めて花色が分かるサプライズな楽しみも。ポピーは日当たりと風通しのよい場所を好み、過湿を嫌うので、盛り土などで水はけよく管理しましょう。酸性土壌を嫌うため、苦土石灰で酸度調整しておくと生育がよくなります。ポピーの花言葉は「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」などです。 ●ポピーってどんな花? 色・品種ごとに異なる花言葉や育て方をご紹介 アマリリスヒガンバナ科多年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・緑・茶・複色/開花期:4~7月 Photo/fon.tepsoda/Shutterstock.com 長くて太い茎の先に、ユリに似た大きな花を鮮やかに咲かせるアマリリス。園芸上アマリリスと呼ばれているものは、実際にはヒッペアストラム属の植物で、華やかな佇まいで人気の高い球根植物です。豪華な大輪や八重咲きの品種が多く出回りますが、花弁の細いものや小輪タイプもあり、花色もバリエーションがあります。地植えもできますが、やや寒さに弱いため温度管理が簡単な鉢植えで育てるのがおすすめです。夏は直射日光の当たらない半日陰で、雨の多い時期は軒下などで管理を。冬は凍らない乾燥した場所に移動するとよいでしょう。芽出し球根は秋から春にかけて園芸店などで購入できます。アマリリスの花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」などです。 ●アマリリスの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します ゼラニウムフウロソウ科多年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・紫・複色/開花期:3月~12月上旬 Vika Lilu/Shutterstock.com 乾燥に強く丈夫なゼラニウムは、夏場でも高温多湿になりにくいヨーロッパでは栽培しやすく、プランターや吊り鉢、ウィンドウボックスなどあらゆる場所で活用され、街並みを彩っています。ゼラニウムはペラルゴニウム属の植物の総称で、主に多肉質の茎を持つ四季咲きのゼラニウム、下垂するように育つアイビーゼラニウム、葉に香りのあるセンテッドゼラニウム、ゴージャスな一季咲きのペラルゴニウムという4つのグループに分けられます。どれも丈夫で育てやすい植物です。日光を好み、高温多湿を嫌うので、日当たりと風通しのよい場所で管理しましょう。花がらは適宜取り除き、株姿が乱れてきたら新芽をつけるようにして切り戻します。凍結すると枯死するので、寒冷地では霜が降りる前に室内に取り込む必要がありますが、暖地では防寒対策をすれば戸外での越冬も可能です。ゼラニウムの花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」などです。 ●色鮮やかな花が春から秋まで楽しめる! ゼラニウムの特徴や育て方を解説 ペチュニアナス科一年草/主な花色:赤・ピンク・青・紫・白・黄・複色/開花期:3~11月 Tepikina Nastya/Shutterstock.com 開花期間が長く、春から秋にかけて花壇や寄せ植え、ウィンドウボックス、ハンギングバスケットなどを彩ってくれるペチュニアは、夏のガーデンには欠かせない存在。品種のバリエーションが豊富で育てやすく、成長が早くてこんもり茂り、真夏もあふれんばかりにたくさんの花を咲かせてくれます。近年は、より花数が多く、丈夫で育てやすい園芸品種も多数登場しています。本来は多年草ですが、日本では基本的に一年草として扱われます。雨に弱いため、特に梅雨時は直接雨の当たらない場所で育てるとよいでしょう。泥がはねると病気が発生しやすくなるので注意します。植え付け時に摘心をすることでこんもり育ち、花数も増えます。蒸れが苦手なので、梅雨前や株姿が乱れてきたら半分程度まで切り戻して風通しよく育てましょう。開花期間中は適宜花がらを摘み、追肥を行うと長く楽しめます。ペチュニアの花言葉は「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心のやすらぎ」などです。 ●ペチュニアの育て方! 可愛い花をたくさん咲かせよう インパチェンスツリフネソウ科一年草/主な花色:赤・白・ピンク・オレンジ/開花期:5月~11月上旬 Photo/Ole Schoener/Shutterstock.com 開花期間が長く、暑さに負けずに鮮やかな花をたっぷり咲かせるインパチェンスは、夏を代表する花の一つです。酷暑や直射日光に弱い難点もありましたが、高温多湿や陽射しに強い改良品種も登場し、より育てやすくなっています。日当たりがよく、風通しのよい場所を好みますが、半日陰でも育てられるのも嬉しいところ。水を好むので、特に夏場は水切れしないように注意しましょう。株姿が乱れてきたら切り戻しをすると、成長して再び花を咲かせてくれます。開花期間中は花がら摘みと追肥を忘れずに行いましょう。インパチェンスの花言葉は「鮮やかな人」「強い個性」などです。 ●インパチェンスはどんな花? 特徴や花言葉、育て方について マリーゴールドキク科一年草/主な花色:黄・オレンジ・白・赤・複色/開花期:4~12月 Grigoriy Pil/Shutterstock.com オレンジや黄色などのビタミンカラーが元気をくれるマリーゴールド。初夏から咲いていますが、花の少なくなるこの季節にはひときわ目を引きます。開花期が長く、一度植え付ければ手をかけずとも元気に育ち、花壇の定番として愛される人気の花です。また、マリーゴールドはセンチュウなど害虫を寄せ付けない効果もあるので、コンパニオンプランツとして家庭菜園に取り入れるのもおすすめ。日本でガーデニング素材として利用されるものは一年草が多いですが、中には多年草の品種もあります。日当たり・風通しのよい場所を好み、種まきからでも簡単に育てることができます。マリーゴールド全般の花言葉は「勇者」「可憐な愛情」などです。 ●ビタミンカラーが鮮やか! いろいろ楽しめるマリーゴールドを育てよう 5月に見頃を迎える人気の花を育てよう! 今回は、5月に咲くガーデニングで人気の花を20種類ご紹介しました。ここで取り上げた花以外にも、5月に見頃を迎える花はまだまだたくさんあります。ぜひお気に入りのものを見つけて、5月のガーデニングを楽しんでみてくださいね。
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みんなの庭

500種のハーブが香る「鈴木ハーブ研究所」の癒やしの庭
500種ものハーブが生きる回遊式のガーデン ミントは10種類ほどを育てている。地植えにすると地下茎ではびこるため、鉢植えごと土に埋めて根が広がりすぎないようにコントロール。 ワイルドストロベリーもハーブの一つ。実はもちろん、葉もハーブティーなどでに使える。 葉に甘い香りと味があるフェンネル。 ミントやタイム、ラベンダー、カモミール、フェンネル、レモングラス…。500種類以上のハーブが植えられたこの庭は、「鈴木ハーブ研究所」のハーブガーデン。ハーブといわれる有用植物の多くは芳香成分を多く含むので、ガーデンを歩きながらさまざまな植物に触れて香りを楽しむことができます。たくさんのハーブが植えられたこの庭では、草花の間を渡っていく風さえも芳香をはらみ、回遊式のガーデンを一周する頃にはアロマセラピーを受けたような心地よさを感じることができます。 エルダーフラワーの木。ヨーロッパでは古くからハーブとして利用されてきた樹木で、白い花も、そのあとにできる黒い実もジュースやジャムなどでいただける。 「エルダーフラワーのコーディアルでもいかがですか」と、グラスの入ったバスケットを抱えて庭に出てきてくれたのは、鈴木ハーブ研究所の代表、鈴木さちよさん。ハーブの楽しみ方やその力を知ってほしいと、造園家の阿部容子さんに依頼してこの庭をつくりました。 「この庭は見て楽しむだけでなく、実際にここで育った草花を摘んで、モイストポプリやジュースづくりなどの講習会もしているんですよ。このエルダーフラワーコーディアルもこの庭の木から花を摘んでつくったんです。ヨーロッパでは“田舎の薬棚”と呼ばれるほど多くの薬効があるんです」 ノコギリソウの白い花が揺れる初夏のガーデン。チラチラとした小花の多いハーブの庭で、はっきりとした構造デザインが庭風景を美しくまとめている。 鈴木ハーブ研究所は、植物が人の肌や健康にもたらす作用を研究し、スキンケア化粧品の開発と販売を行っています。代表の鈴木さちよさんが会社を起こしたのは、自身の子どものアトピーがきっかけでした。「次女が生まれて5カ月の頃からアトピー症状が出始めて、朝起きたら血だらけみたいなこともあるほどでした。病院の薬や市販の保湿剤などいろいろ試したんですが、思うように結果が得られなくて随分悩みました。そんなときに、納豆の成分が保湿にいいと聞いたんです。とにかく試してみようと思ったんですが、保湿剤の市販品がなかったので、原料メーカーさんに事情を説明して材料を分けてもらい、自家用に保湿剤をつくったんです」 その自家製保湿剤により、ひどかった娘さんの症状はすっかり改善。同じ悩みを持つ人たちの間で、鈴木さんの納豆ローションは口コミで広がり、欲しいという人が次々に現れたために工場生産をすることに。以降、納豆ローションのもととなっている大豆のほか、ハーブを中心とした植物の薬効に着目して新しい商品を開発。鈴木ハーブ研究所は、スキンケアブランドとして発展し20年になります。 祖母と暮らしていた家の庭の木を、現在のハーブガーデンにも残してある。 鈴木さんが植物の未知なる力に興味を持ったのは、娘さんのアトピーだけでなく、自身の経験も大きく影響しています。 「実は私、幼い頃から祖母とともに暮らしてきたんですが、24歳の時にその祖母が亡くなったんです。就職はしていましたが、これから私、一体どうなっちゃうのかなって、どうやって生きていったらいいのかなって、広い古い家で一人不安と孤独でいっぱいでした」。そんなとき、偶然雑誌で見つけた古木の桜に、鈴木さんは心を奪われます。 Photo/ 京浜にけ 三春滝桜。福島県三春町で1,200年以上前から咲き続ける国の天然記念物に指定されている枝垂れ桜です。この木に会いたい! という衝動に突き動かされ、すぐに出かけた三春町では、たくさんの人がその古木の桜を見に訪れ、桜の下は人々の笑顔で溢れていました。 「それを見て、ああ、私もこういう風に生きたいなって強く思いました。人に喜ばれる人になろう、歳を重ねてもずっと魅力的な人でいようって思ったんです」 生き方の目標を見つけたその帰り、鈴木さんはもう一つ、三春町で植物と運命的な出会いをします。それがハーブ。 「三春ハーブ花ガーデン(現ブリトマート)で、香りがあって効能もある植物があるんだっていうことを初めて知って、ラベンダーやローズマリーの苗を買って帰ったのが、私のハーブ栽培の始まりなんです」 園路は近所にある施設の人が車椅子でも巡れるようにと、真砂土でつくった。 祖母を亡くし、突然一人暮らしをすることになった鈴木さんを、ハーブの優しい香りはいつも癒し、慰めてくれました。そして、地面にしっかりと根を張り逞しく生きる姿は、生き方を教えてくれたと言います。 「植物は私の人生の師のような存在です。だから、よい製品をつくってたくさんの人に喜んでもらい、植物が持っているいろいろな力を多くの人に知ってもらうことが、植物に私ができる恩返しだと思っています」 5月下旬にオープンガーデンを開催 ※終了しました 鈴木ハーブ研究所のハーブガーデンは、茨城県東海村にあるショップに隣接し、毎年オープンガーデンを開催しています。2023年の庭は元気が出るオレンジ色をテーマカラーとし、カレンデュラやリナリア、ダイアーズカモミール、アキレアなどが咲きます。お菓子や野菜、雑貨、陶器などのショップも出店し、一日ゆっくり楽しめます。ガーデンを巡りながら、ハーブの魅力を発見してみませんか。 Information 鈴木ハーブ研究所「オープンガーデン2023 〜ハーブの力で元気になろう〜」 イベント開催日時/2023年5月26日(金)〜27日(日)10〜16時お問い合わせ/029-219-5733(9〜18時)*イベントは上記2日間ですが、6月中もハーブガーデンが見頃です。見学希望の方は店舗スタッフまでお声かけください。会場/鈴木ハーブ研究所 〒319-1112 茨城県那珂郡東海村大字村松2461http://s-herb.com 併せて読みたい
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園芸用品

鉢を知れば園芸がもっと楽しくなる! サイズ・材質などの種類をおさらい
植木鉢の基礎知識 「植木鉢」とは、植物を育てるために使用する容器の総称で、「コンテナ」と呼ばれることもあります。ひと口に植木鉢といっても、材質や形状、サイズ、デザインなどバラエティに富んでいるのはご存じでしょうか。それらの中から、植えたい植物に適したものを選ぶことが、上手に育てるコツにもつながります。植木鉢の特性を詳しく知り、ガーデニングをもっと楽しみましょう。 植木鉢の形状 植木鉢の形状に注目してみると、丸形、正方形、長方形、多角形や変形など、多様に揃います。形の違いによってどんな差があるのでしょうか。ここでは、植木鉢の形状ごとにその特性についてご紹介します。 丸形 artpritsadee/Shutterstock.com 植木鉢の中でも、最もスタンダードな形です。そのため、サイズ、デザイン、カラーなどのバリエーションが豊富で、用途や好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。全体に丸みのあるフォルムが、空間にソフトな雰囲気をもたらしてくれます。 正方形 Catz/Shutterstock.com スタイリッシュな印象で、土もたっぷりと入ります。一般的に深さがあるので、大きくなる観葉植物などを植えてインテリアとして飾るのがおすすめ。鉢の側面が直線なので、いくつかまとめ置きしてもコンパクトにおさめることができます。 長方形 Victeah/Shutterstock.com プラスチック製のプランターに多く見られるデザインです。奥行きがあまりないので、ベランダやテラス、通路などに配しても邪魔になりにくく、草花を数株寄せ植えして華やかに飾るのに適しています。 その他 Aygul Bulte /Shutterstock.com 壁掛け用のフック穴がある半円形鉢や、吊り金具の付いたボウルタイプの吊り鉢などもあります。ほかにも樽をリサイクルして作られた樽鉢や、イチゴを栽培するためのストロベリーポット、さまざまな形状に焼き上げられたテラコッタ鉢などもあります。 植木鉢のサイズ 植木鉢には、草花や樹木のボリュームに応じたサイズがたくさん揃っています。育てたい植物に適したサイズが分かるとガーデニングの幅が広がるので、ぜひ知識を深めましょう。 普通鉢の場合 Vitaly Korovin/Shutterstock.com 一般的な円形の「普通鉢」は、口径と高さが同じサイズで、「標準鉢」とも呼ばれています。鉢の口径のサイズで大きさが決められており、その単位は「号」です。1号鉢は、口径と高さが1寸で約3cm。例えば5号鉢の場合は、口径も高さも約15cmとなります。0.5号から9号までは0.5号きざみ、9号からは1号きざみ。一般的には3号から12、13号までが園芸用に流通しているようです。土の容量の目安は、5号が約1ℓ、8号が約5ℓ、10号が8.5ℓ。買い求めたポット苗の号数よりも、2〜3号大きな鉢に植え付けるとよいでしょう。 プランターの場合 Wolna/Shutterstock.com 長方形のプランターでは、サイズ表記に「型」という単位が使われています。外寸の長辺の長さで表され、長辺が30cmなら、30型と呼ばれています。サイズは普通鉢ほど多様性はなく、30型、36型、43型、65型などが主に流通しています。土の容量は、ポピュラーな65型で12〜13ℓほどです。 植木鉢の深さ これまで普通鉢、プランターのように、一般的な鉢についてご紹介しましたが、植木鉢の中には、浅鉢や深鉢など、鉢の深さもいろいろあります。植物の根の張り方の特性に合わせて適した深さの鉢を選び、より健やかに育てましょう。 浅鉢 pranee_stocker/Shutterstock.com 普通鉢に比べ、高さが半分〜1/3くらいの鉢を、浅鉢、または半鉢、平鉢といいます。主に根が浅く横に張る、サツキ、アザレアなどツツジ科の植物や盆栽などに用いられます。また、種まきや挿し木など、育苗用の鉢として利用してもよいでしょう。 深鉢 Natalia Klenova/Shutterstock.com 普通鉢よりも高さのある鉢を、深鉢、または長鉢、腰高鉢といいます。シンビジウムやコチョウランなどラン科の植物、上根と下根を出すユリなど、根が深く張る植物に向いています。スマートな鉢なので、草丈が比較的高くなる植物とも相性よくまとまります。土の量がたくさん入るので、水もちのよい鉢ですが、逆に水が抜けにくいともいえるので、多湿に弱い植物の場合は、鉢底にゴロ土や軽石などを多めに入れたり、土の配合を工夫したりするとよいでしょう。 植木鉢の材質 植木鉢の材質は、素焼きやテラコッタが最もポピュラーですが、ほかにもプラスチック・FRP、陶器、木、ブリキ・缶など、さまざまな素材が用いられています。ここでは、素材それぞれの特性についてご紹介します。 プラスチック・FRP stanga/Shutterstock.com プラスチック鉢は軽くて持ち運びしやすいのが最大のメリット。落としたり衝撃を受けたりすることで破損することも、ほとんどありません。色や形も豊富で、ひと昔前は白がポピュラーでしたが、テラコッタに似せた明るいブラウンやグレー、濃いグリーンなどもあります。また、鉢底穴の加工がしやすいことも長所の一つ。排水しやすく、また内部に根が回るのを防ぐ加工を施したスリット鉢は、実用性が高いことから特に人気があります。 プラスチックの特性上、鉢壁から水分が逃げにくいので、水やりのしすぎに注意し、加湿にならないように管理しましょう。夏は直射日光が鉢の表面に長時間当たると温度が上がり、根が傷むことがあるので、置き場所に注意を。また、長く使っていると経年劣化により割れてしまうので、耐久性にはやや劣るといえます。 FRPは、プラスチックにグラスファイバーなどの素材を混ぜて強化した鉢で、より耐衝撃性に優れています。特に大鉢に向いており、土の重さにもゆがまずにしっかり耐える強度があります。デザイン性にも優れ、一見テラコッタ製などと見分けがつかない製品もあるほどです。 素焼き・テラコッタ sanddebeautheil/Shutterstock.com 粘土で形作り、高温で焼成して作られる鉢を素焼き鉢といいます。古くから植物を育てのに利用されてきました。素焼き鉢は表面が多孔質で、空気や水分を通しやすい特徴があります。つまり、余分な水分が鉢壁から蒸発しやすく、鉢内の空気も入れ替わりやすいので、蒸れにくいのです。そのため、水はけのよい環境を好む植物に向いています。ただし、真夏は特に乾きすぎる傾向にあるので、土の配合に工夫し、水やりでコントロールするとよいでしょう。 素焼き鉢は重量があるため、大鉢になるほど運搬が大掛かりになることも知っておきましょう。大鉢を使う場合は、あらかじめ配置する場所を決めておき、移動は避けたいものです。また、衝撃に弱く、落としたりぶつけたりすると、欠けたり割れたりします。恒久的に使えるというものではなく、風雨にさらされて年月が経つと、もろくなって割れやすくなるので、取り扱いに注意しましょう。 また、寒冷地では、冬期に鉢に含まれた水分が凍ることにより、割れたり、亀裂が入ったり、部分的に剥離したり、鉢底が抜けることもあります。そのため、地域によっては素焼きを避けるのも必要です。 テラコッタは、イタリア語で「素焼き」という意味。1,000〜1,300℃で焼かれ、通気性や耐久性は生産される国や地域によっても異なるようです。素焼き鉢と同じ素材ですが、現在は日本で生まれた普通鉢と区別して、洋風デザインのおしゃれな素焼き鉢を総称してテラコッタ鉢と呼び分けているようです。鉢底がフラットな形状のものが多いので、足をかませて地面から浮かせ、蒸れを防ぐようにするとよいでしょう。 陶器 Mark Brandon/Shutterstock.com 素焼き鉢に釉薬をかけて、1,100〜1,200℃で焼いた鉢が、陶器鉢です。デザイン性に優れることから、化粧鉢とも呼ばれています。瀬戸焼や信楽焼、織部焼などがあり、釉薬による色やモチーフなど、デザインのバラエティが豊かで人気の素材です。形もスクエア形や壺形など、さまざまに揃います。また、釉薬がかかっているため、多孔質の素焼き鉢のように鉢壁から水や空気が抜けることのない、非多孔質の素材です。ラン科の植物や観葉植物、多肉・サボテン植物、盆栽などを植えて、観賞用として利用するのに向いています。素焼き鉢と同様に衝撃に弱いので、落としたりぶつけたりすることのないよう、丁寧に扱いましょう。 木製 Asier Romero/Shutterstock.com 木材を加工して作られた鉢で、なんといってもナチュラルな素材感に人気があります。形状は長方形などがメインですが、籐で編まれたバスケットも木製素材の一つです。木は水分を保持する性質があるため、鉢土が乾きにくく、素焼き鉢ほどではないにしても通気性や排水性があります。また、断熱性が高い特性があり、真夏に直射日光が当たっても、鉢内の土まで熱を通さずに根を傷めないのが最大のメリットといえるでしょう。落としたり多少ぶつけたりしても割れにくく、素焼き鉢や陶器鉢よりも軽い素材です。ただし、木材の種類によって多少異なりますが、耐用年数は2〜3年ほどで、風雨にさらされるうちに腐食してきます。また直接地面に置くと底から腐りやすいので、台の上や軒下に置くなど、工夫が必要です。 セメント・コンクリート Photo Win1/Shutterstock.com 石のような重量感があり、クールな印象を与えます。多肉植物やサボテン、観葉植物など、モダンな表情を醸し出す植物と相性よくまとまります。耐久性があり、屋外で使いやすい素材ですが、真夏は特に長時間直射日光に当たると、鉢内の土に熱が伝わって高温になりやすく、根が傷むことがあるので置き場所に注意しましょう。堅牢に見えますが、意外に落とすと割れてしまったり、衝撃によって欠損したりすることもあります。大鉢を使う場合は重くなるので、先に置き場所を決めてから植え込むとよいでしょう。 ブリキ・金属 Keizt/Shutterstock.com 市販のブリキ缶やスチール缶などにデコパージュやペイントなどを施しておしゃれにリメイクし、植物のディスプレイに使うのがポピュラー。リメイクしなくても、100円ショップなどで鉢植え用素材として販売されているものもあります。注意したいのが、鉢底に水抜き用の穴があいているかどうか。あいていない場合は自身で穴をあけて、根腐れするのを防ぎましょう。熱が伝わりやすく、夏は長時間直射日光に当てたままの状態だと根が傷むことがあるので、置き場所に注意を。センスアップしたブリキ缶には、多肉・サボテン植物や観葉植物が似合います。 ガラス Africa Studio/Shutterstock.com ガラス鉢は、室内で育てるハイドロカルチャー(水耕栽培)用に使われるのが一般的です。特殊な人工土のハイドロボールを使って植物を植え込むので、水抜き用の穴は必要ありません。主にミニサイズの観葉植物などを植えて、インテリアとして楽しむ素材です。熱が伝わりやすく、直射日光に当たると土の温度が高くなって根腐れしやすくなるので、屋外では利用しない方ほうがいいでしょう。また、衝撃に弱く割れやすいので、取り扱いにはご注意を。 植木鉢と鉢カバーの違い tete_escape/Shutterstock.com ホームセンターや園芸店では、植木鉢の売り場近くに鉢カバーが置かれていることがあります。鉢カバーは、植木鉢よりも一回り大きく、鉢をすっぽりと覆う大きめのサイズで、鉢底には穴がありません。軽い素材でデザイン性に優れており、室内に観葉植物などを飾る時に鉢をそのまま入れて用います。鉢カバーは、インテリアや植物の雰囲気に合うものを選ぶとよいでしょう。数鉢をまとめ置きしたい場合は、同じ色、素材で揃えると統一感が生まれます。 鉢カバーの形が底よりも口径のサイズのほうが大きくて倒れやすい場合は、重しを中に入れて使うのがおすすめ。水の受け皿は、鉢カバーの底に入れておきましょう。表土にはバークチップやヤシの実の繊維、玉石、砂利などの化粧材を敷き詰めると、さらに見映えがよくなります。 さっそく鉢で植物を育ててみよう Nataly Reinch/Shutterstock.com 植物を手軽に育てるのに、欠かせないアイテムの植木鉢。形やサイズ、深さ、素材など、種類もさまざまに出回っていることをご紹介しました。育てたい植物に合う大きさの鉢を選ぶことも大切ですし、素材によっては断熱性や通気性、水もちに違いがあることもお分かりいただけたのではないでしょうか。植物に合ったサイズや素材、デザインを吟味し、お気に入りの植木鉢を見つけて、ガーデニングを楽しみましょう。
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地域の取り組み

バラと草花に囲まれた私らしいお墓。後継ぎ、管理費、ペット…お墓問題を解決する「お花葬」
お墓に関するみんなのお悩み 少し前まで、お墓は先祖代々受け継がれていくのが当たり前でしたが、現代ではお墓はさまざまな課題を抱えています。特に生まれ育った実家を離れ、都市部で暮らす人々にとって、お墓継承の負担は小さくありません。お墓に悩む人々の声を聞いてみました。 お墓の継承問題 「実家を出て以来、もう40年以上東京に住んでいるので、自分自身も高齢になってお墓参りに行くのが遠くて大変です。田舎の両親も亡くなっているので、あまり行く機会もなく、親戚がお彼岸のたびに、私の代わりに掃除をしてくれて、申し訳ない思いでいっぱいです」(東京都在住65歳) 「田舎の墓を墓じまいするにあたって、撤去費用に新しい納骨先の費用をプラスすると、300万以上かかってしまいそうです。そんなにお金をかけて自宅近くに新たにお墓を設けたとしても、子どももずっとここにいるかわかりませんから悩ましいです」(埼玉県在住60歳) 新たなお墓の費用&管理費問題 「私はいずれ主人の実家のお墓に入ることになる予定ですが、遠く離れた全然馴染みのない場所で納骨されるのに、とても抵抗があります。できればずっと暮らしてきた場所がいいなと思うんですが、新たに自分用のお墓を設けると最低でも100〜200万は必要ですし、管理費があちこちの墓地にかかってしまうことになるので、家族に相談もしにくいです」(千葉県在住57歳) 樹木葬の使用期限問題 「自然に還るという感じがいいなと思って、樹木葬を希望しているのですが、調べると使用期限が定められている場合がほとんどなんですよね。期限後は結局、合葬墓に遺骨を移されるので、自分の理想とはちょっと違うのかなぁ」(東京都在住70歳) 期限がなく合葬されない樹木葬の新しい形 こうしたお墓の悩みを解決し、さまざまな希望に応える新しい樹木葬のスタイル「お花葬」が登場し、今注目を集めています。 まるでフラワーパークのように明るく美しい墓地 花あふれるガーデニング式永代供養墓、『四季庭』の「花の区」。 千葉県松戸市「サニープレイス松戸」内の『四季庭』は、墓地というよりまるで公園やフラワーパークのように鮮やかな花々が一面を彩ります。周囲は梨畑に囲まれた開放的な空間で、高い建物もないので青空と花々のコントラストが美しい景色を展開します。霊園内を歩くと裾に触れるローズマリーが清々しい香りを放ち、花から花へと舞う蝶たちも明るくリラックスした雰囲気を演出してくれます。 明るく開放的な永代供養墓専用エリア『四季庭』。 故人を近くに感じながら、ゆっくり過ごせる癒やしの空間 一般的な墓石の霊園は、お参りのエリアが狭く、お線香をあげて数分で移動せざるを得ないことがほとんど。お墓参りが慌ただしく、事務的になってしまうことが少なくありません。一方、『四季庭』にはバラに囲まれた芝生エリアにベンチがいくつか用意されており、故人を近くに感じながらゆっくり過ごすことができます。季節ごとに移り変わる花々は、別れの悲しみにも寄り添い、癒やしのひと時を与えてくれます。 合祀されない永代供養墓が24万円〜で、ペットも可 バラに囲まれた「雪の区」。 『四季庭』はいくつかのエリアに分かれており、四季折々の花が墓標の「花の区」、バラと枝垂れ桃が美しい「雪の区」、水音が心地よい噴水を備えた石碑型の「泉の区」など、希望に合わせてスタイルを選ぶことができます。永代使用料は24万円〜とエリア別で分かれており、一般的な墓石を設けるスタイルより価格がぐっと抑えられます。永代供養で管理費も不要なため、後継者問題に悩まされることもありません。 「雪の区」の桃の木が、小さな実を膨らませる初夏。春は可愛らしいピンク色の花を咲かせます。 また、一度納骨した遺骨は合祀されず、時間をかけて自然の土に還るのも日本人の自然観とマッチし、注目される大きな理由の一つです。宗教を問わず、希望すればペットも一緒に眠ることができ、さまざまなニーズに応えてくれます。 プロのガーデナーが草花を手入れし、365日きれい 夏はペンタスやサルビアなどが墓標を彩る「花の区」。 植物はプロのガーデナーたちが丹精込めて手入れをしており、いつ訪れても季節の花々が迎えてくれます。花自体が1人ひとりの墓標になっている「花の区」は、1年に4回花の植え替えを行っており、季節ごとにさまざまな風景が展開。管理の負担を子どもに残すことなく、まるでお花見のような気分でお参りしてもらえるのであれば、旅立つ側も心安らかです。 子どもの遊び場や木陰の休憩スペースも充実。 素晴らしい人生の締めくくりのために、家族の幸せのために、お墓のことを考えるのに早すぎることはありません。さまざまな選択肢が生まれている今、あなたらしいスタイルをじっくり考えてみませんか。 Information 資料請求・お問い合わせ・見学会予約NPO法人 大樹の輪サニープレイス松戸https://www.taijyunowa.org/matsudo/TEL/047-711-8418受付時間(開園時間)/9:00〜17:00住所/千葉県松戸市高塚新田22-1
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宿根草・多年草

初心者にオススメ! 失敗しないで咲かせられる夏の球根花「グラジオラス」
グラジオラスってどんな花 JeanLucIchard/Shutterstock.com グラジオラスは、アヤメ科グラジオラス属の球根植物です。南アフリカを中心に欧州、西アジア、マダガスカルに180種ほどが自生し、これらが元になって育種された園芸品種は膨大な数に上り、グラジオラスだけで図鑑が1冊作れるほど。真夏は暑さで多くの植物の勢いが衰えますが、グラジオラスはそんな時期に元気に咲いてくれる貴重な夏の花です。赤、黄色、オレンジ、紫などネオンのような原色の鮮やかな色が多いのは、この花がもともとは地中海地域で切り花としての需要が多く、この地域の人々に好まれた色だったためです。しかし、近年は女性育種家の活躍によって、優しいペールカラーや花びらの端が別色で縁取られる覆輪咲き、深いベルベットカラーなど、複雑で繊細な花色も増え、人気が高まっています。 シャープな葉にも注目! toriru/Shutterstock.com 艶やかな花色ばかりに目がいきますが、シャープな葉も魅力的です。グラジオラスの名前は「剣」に由来し、英名では「Sword Lily(剣のユリ)」とも呼ばれます。草丈100cmほどの細長く真っ直ぐ伸びる葉の形からその名がつけられました。夏のボーダー花壇の背景や庭の小道の両脇などに列植すると、整然とした美しさがあります。また、ガウラやサンジャクバーベナなどの小花の群れ咲く中に配しても、フォルムのはっきりとしたグラジオラスが際立ちます。 初心者にもおすすめの球根花 Kristine Selivonenko・bond.aruke25/Shutterstock.com 球根はそれ自体の中に、生育するために十分な栄養素をたっぷり含んでいるため、適期適所に植え付ければ、手がかからず失敗も少ない植物です。また、グラジオラスには病虫害の心配もほとんどないことや、球根の中では比較的リーズナブル(1球100円台)なのも、初心者におすすめの理由です。球根は園芸店や通信販売でも入手できます。 植えてから3カ月後に開花 fon.tepsoda/Shutterstock.com グラジオラスの植え時は3月下旬から6月下旬まで。生育がとても早く、植え付けから3カ月後には開花します。ですから、8月に咲かせたい場合は5月に、10月に咲かせたい場合は6月下旬に植えるとよいでしょう。グラジオラスはつぼみが花茎に縦に連なってつき、下から順番に咲き上がっていきます。最初の開花から2週間ほど、ゆっくり花が楽しめるのも魅力です。 植え付けのアイデア natalia bulatova/Shutterstock.com 先ほども述べたように、グラジオラスは植えてから3カ月後に咲きます。ですから、6月下旬までの間に少しずつ時期をずらして植え込めば、7〜10月までずっと花を楽しむことも可能です。グラジオラスの咲く頃には、同じ球根花のダリアやユリも開花期を迎えるので、それらと組み合わせても美しい夏の花壇が作れるでしょう。また、アゲラタムやジニアなど、暑さに強い一年草との組み合わせもおすすめです。 植え付けは日当たりのよい場所を選んで Verena Joy/Shutterstock.com グラジオラスの球根は直径3〜4cmほどで、平べったい小さな玉ねぎのような形をしています。玉ねぎの頭のように、とんがっている方を上にして、10cmくらいの深さで植えます。小さいので、今咲いている春の花々の間にも、キュキュッと簡単に植え込むことができます。プランターや鉢など、新たに用土を用意する場合には、市販の培養土を使い、球根の5cmくらい下になる位置に緩効性肥料をパラっとまいてから植えると、よく育ちます。置き場所は、日当たりと排水のよいところを選びましょう。日当たりさえよければ、ほとんど問題なく咲きますが、日照不足だと花芽がつかないことがあります。 rodimov/Shutterstock.com 植え付け後は水のやりすぎに注意 jackbolla/Shutterstock.com グラジオラスは多湿を嫌います。地植えの場合、植え付け直後にはたっぷり水をやり、その後は特に水やりをしなくてもOKです。鉢植えの場合は植え付け直後にたっぷりと、それ以降は土の表面がすっかり乾いてから水を与えるようにします。いつも湿っていると球根が腐ってしまうので注意しましょう。また、草丈が1m前後になるので、花茎が伸びてきたら支柱を立てたほうがよいでしょう。 大きなアレンジでも小さなアレンジでも楽しめます New Africa/Shutterstock.com グラジオラスは1球から2〜3本の花茎が上がります。たくさん咲いたら、切って室内に飾って楽しむのもいいですね。草丈の高いグラジオラスは、大きな花瓶に1〜2本でもゴージャスな雰囲気になります。大きすぎて飾りにくい時は、花の上の方を切って小さなアレンジにしても楽しめます。 Maya Kruchankova/Shutterstock.com 花後の葉を残せば2〜3年は楽しめる 花が終わった後は、葉を切り取らずに枯れるまでおいておけば、翌年以降も2〜3年は続けて夏に花を楽しむことができるでしょう。 グラジオラスはとても育てやすく、失敗が少ないので初心者におすすめです。また、春の花がたくさん咲いている今の時期の花壇でも作業ができるのがいいところ。夏以降の庭や花壇の計画がまだの人は、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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樹木

サルスベリ(百日紅)に注目しているあなたへ! これを読んで栽培に挑戦しよう
サルスベリの基本情報 marigold-y/Shutterstock.com サルスベリは、ミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で、原産地は中国南部。自然樹高で7mに達しますが、剪定によって樹高をコントロールできます。シンボルツリーにするなら3〜4mでキープするとよいでしょう。成長の速度はやや遅いほうです。 サルスベリの名前の由来は、幹肌の特徴からつけられました。成長するとツルツルとしたなめらかな質感で、サルが登ろうとしても手や足がかからずにすべってしまいそう、という理由から。「サルがすべる木」というわけで、「サルスベリ」なのです。漢字で書く「百日紅」は、開花期が長いことからつけられた名前です。初夏から秋までほぼ3カ月間、つまり100日間も咲き続けることにちなんでいます。 サルスベリの一年のライフサイクルは、以下の通りです。 ほかの樹種に比べて芽吹くのが遅く、4月下旬頃から新芽が動き出します。新芽が出揃ったら6月頃から花芽を形成し始め、7〜9月に開花。11月頃から葉を落とし始め、12〜4月中旬は休眠期となります。 近年の日本の酷暑の中にあっても、サルスベリは暑さに負けずに長期間、次から次へと開花し続けます。暑さを嫌って花数が少なくなる時期に、華やかにガーデンを彩ってくれるので、重宝する樹種です。花は、一つひとつは小さくて縮れていますが、これらがまとまって房状になり、豪華な咲き姿を見せてくれます。花色は赤、ピンク、白、ミックス咲きなどがあり、大変華やか。白花を選べば、夏の庭に涼しい雰囲気をもたらす効果がありそうです。 サルスベリの花言葉 steve estvanik/Shutterstock.com サルスベリの花言葉は、「雄弁」「愛嬌」「不用意」など。真夏も暑さに弱ることなく、枝先に花を密生させて堂々とした咲き姿を見せることから、「雄弁」という言葉が与えられたそうです。「愛嬌」や「不用意」は、「猿が滑るほどツルツルした幹肌だから」という名前の由来から生まれた花言葉とされています。 サルスベリの品種 PUGUN SJ/Shutterstock.com 一般に出回っているサルスベリの多くの品種は中高木性ですが、中には樹高を低く抑えた矮性品種もあります。中高木性の品種は庭植えに、矮性種は鉢植えに利用するとよいでしょう。矮性の品種には、枝が細かく分かれてこんもりとした樹形になり、ピンクの花を咲かせる‘ポコモック’、赤い花を咲かせる‘チカレッド’などがあります。矮性種は、樹形や性質が個性的なので、「サルスベリなのに、こんなに小さいの⁉」と目新しい驚きをもたらすポイントになりそうです。 中高木性でよく出回っているのは、濃い赤花をダイナミックに咲かせる‘カントリーレッド’、濃いピンクの花がたっぷり咲く‘タスカローラ’、愛らしいピンクの‘マスコギー’、白い花が涼しげに咲く‘ナチェ’、白と赤がミックスして咲く‘ペパーミントレース’などです。かつてのサルスベリはうどんこ病にかかりやすい特性がありましたが、近年は病気に強い品種も多く生まれ、育てやすくなっています。特に前述の‘タスカローラ’はうどんこ病に耐性のある品種。成長が早すぎず、やや細長い樹形になるので、庭に植えた時のバランスがいいのも長所です。 そして、最近ガーデナーの間で注目を集めているのが、アメリカで生まれた新品種、‘ブラックパール’です。なんと黒葉で、花が咲かない時期でもカラーリーフとして楽しめるんです! 花色は赤、ピンク、白から選べます。特に白花と黒葉のコントラストは美しく、ガーデンにインパクトを与える存在になりそう。樹高はやや低めで、コンパクトに維持しやすい特性があります。 サルスベリの育て方 サルスベリは夏の暑さに強く、放任してもよく育つので初心者でも育てやすい樹種です。ポイントは乾燥が苦手なので、真夏の乾燥期に水やりをして補うことと、毎年剪定をして樹形が乱れないようにコントロールすることです。ここでは、植え付けから管理のポイントまで、詳しく解説していきます。 栽培環境 zzz555zzz/Shutterstock.com 日当たり、風通しのよい環境を好みます。乾燥がやや苦手で、適度に水はけ・水もちのよい土壌づくりをすることが大切です。極端に乾燥する場所では、枝が伸び切らずに花が小さくなってしまうことがあります。乾燥対策として、根元をバークチップなどで覆うマルンチグを施しておくとよいでしょう。 耐寒性は弱いほうで、地植えして冬越しができるのは、おおよそ関東北部まで。東北以北では地植えして育成するのは難しいので、矮性種(樹高が低く抑えられた改良品種)を鉢栽培にして夏に開花を楽しみ、冬は室内で管理するのも一案です。 土づくり bluedog studio/Shutterstock.com 【庭植え】 まず一年を通して日当たり、風通しのよい場所を選びましょう。植え付けの2〜3週間前に直径、深さともに50cm程度の穴を掘ります。掘り上げた土に腐葉土や堆肥、緩効性肥料などをよく混ぜ込んで、再び植え穴に戻しておきましょう。土に肥料などを混ぜ込んだ後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 樹木用にブレンドされた培養土を利用すると手軽です。 植え付け Monkey Business Images/Shutterstock.com サルスベリの植え付け適期は4〜5月か9月頃です。 【庭植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘って植え付けます。しっかりと根づくまでは、支柱を立てて誘引し、倒伏を防ぐとよいでしょう。最後にたっぷりと水を与えます。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、樹高が高くならない矮性品種を選び、8〜10号鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから樹木用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットから取り出して鉢に仮置きし、高さを決めます。水やりの際にすぐ水があふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から水が流れ出すまで、十分に水を与えましょう。 水やり Osetrik/Shutterstock.com 【庭植え】 植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、水切れしないように管理しましょう。根づいた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。ただし、真夏に晴天が続いて乾燥しすぎる場合は、水やりをして補いましょう。真夏は昼間に水やりすると水の温度が上がってすぐお湯になってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に与えることが大切です。 【鉢植え】 日頃から水やりを忘れずに管理します。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉が、ややだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイント。特に真夏は高温によって乾燥しやすくなるため、水やりを欠かさないように注意します。気温が上がっている昼間に水やりすると、水がすぐにぬるま湯になって株が弱ってしまうので、朝夕2回、涼しい時間帯に行うことが大切です。 肥料 sasimoto/Shutterstock.com 庭植え、鉢植えともに、2月に寒肥として、堆肥や腐葉土などの有機質肥料を施します。鉢植えの場合、生育期に木に勢いがなく成長が止まっているようなら、速効性のある液体肥料を水やり代わりに与えるとよいでしょう。 剪定 mihalec/Shutterstock.com サルスベリは、春から伸びた枝先に花芽をつくる「新枝咲き」です。剪定の適期は3月頃で、花芽分化はそれから先の6〜8月なので、「花芽を切ってしまわないだろうか」という心配がありません。 剪定の際は、まず不要な枝からカットしていきます。株元に目を向けてみましょう。地際から枝が出ているものを「ひこばえ」といいます。このひこばえは、成長に不要な枝なので、元から切り取ります。次に、骨格となっている幹や主要な枝の途中から伸びている、樹形を乱すような不要な前年枝を、元から切ります。ヒゲのような細い枝も一緒に元からカットしましょう。 ここからが、樹高をキープする剪定です。一般に、新枝咲きの樹種は強く伸びた枝の先に大きな花を咲かせる傾向にあるため、すべての枝を切り戻す強剪定が基本となります。前年の枝を2、3節残して、深く切り戻しましょう。この強剪定を数年繰り返すと、だんだんこぶ状になってくるので、数年に1度はこぶの下まで切り戻して更新するとよいでしょう。ゴツゴツしていた木の姿がスッキリします。 もしくは、強剪定にせずに枝の間引きを中心とした、弱剪定にしてもかまいません。するとこぶのある幹肌ができず、自然な木姿を楽しめます。 強剪定にすると大きな花がたくさん咲いて、ダイナミックに咲き誇る姿を楽しめ、弱剪定にすると小さめの花ながら自然で趣のある樹形を保てる、と覚えておいてください。どちらの剪定法を選ぶかは、庭のスタイルや樹形の好みによって分かれるところです。 植え替え Nataly Studio/Shutterstock.com 【庭植え】 しっかり根付いて順調に生育していれば、植え替えの必要はありません。 【鉢植え】 鉢植えで楽しんでいる場合は、放置していると根詰まりしてくるので、2〜3年に1度を目安に植え替えましょう。植え替えの適期は3〜4月か9〜10月です。 植え替えの前に、水やりを控えて鉢内の土を乾燥させておきましょう。鉢から株を取り出し、根鉢を少しずつ崩していきます。不要な根を切り取り、1/3くらいまでを目安に根鉢を小さくしましょう。これ以上大きくしたくない場合は同じ鉢を用い、もう少し大きくしたい場合は2回りくらい大きな鉢を用意し、植え替えます。手順は「植え付け」の項目を参考にしてください。 増やし方 aniana/Shutterstock.com サルスベリは、挿し木や根伏せ・根ざし、種まきの方法で増やすことができます。 挿し木の適期は6〜8月頃です。春に伸びた若くて勢いのある枝を選んで切り取ります。市販の園芸用の培養土を育苗用トレイなどに入れて、採取した枝葉を挿しておきます。直射日光の当たらない明るい場所で、水切れしないように管理を。発根したら黒ポットなどに植え替えて育成します。大きく育ったら、植えたい場所に定植しましょう。挿し木のメリットは、採取した株のクローンになることです。 根伏せ・根ざしの適期は4〜8月頃です。株元に穴を掘って根を切り出し、10〜20cm切り取ります。培養土を黒ポットに入れて、採取した根を植え付けます。根伏せ・根ざしの場合も、採取した根のクローンになります。ただし、台木に品種を接いで育成した接木苗を入手した場合は、台木のクローンをつくることになるので、確認しておきましょう。 種まきの適期は5月頃です。前年の11月頃に実から種子を採取し、冷暗所などで保存しておいたものを用います。よく水洗いをしたのち、園芸用培養土にタネを播きます。発芽まで乾燥しないように管理し、成長とともに鉢増ししながら育成します。 サルスベリの注意すべき病害虫 Happy_Nati/Shutterstock.com サルスベリは、うどんこ病が発生しやすい特性がありますが、近年はうどん粉病に強い品種も増えています。うどん粉病の発生しやすい時期は成長期の春から秋で、発症すると葉に白い粉が吹いたような状態になり、生育が阻害されて樹勢が弱ります。風通しが悪いと発生しやすくなるので、枝が込み合っている部分は不要な枝を選んで元から切り取る間引き剪定をするとよいでしょう。うどんこ病の症状が現れたら、早めに適応する薬剤を散布して対処します。 害虫については、カイガラムシがつきやすいので注意を。枝の付け根などによくつくので、見つけやすい害虫です。カイガラムシの排泄物に菌が繁殖すると、すす病を発症する原因になるので、見つけ次第対処しましょう。やわらかめのブラシでこすってカイガラムシを取り除きます。 サルスベリの栽培に挑戦しよう Passakorn Umpornmaha/Shutterstock.com 夏の花を代表するサルスベリについて、これまで幅広くご紹介してきました。その特性や品種群、育て方など、ご理解いただけたでしょうか。サルスベリは寒さに弱い特性などがありますが、基本的にそれほど手がかからず、ビギナーでも育てやすい樹木です。シンボルツリーとして取り入れ、夏の庭を華やかに彩ってはいかがでしょうか。
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家庭菜園

プランターで野菜栽培を始めよう! 基本の育て方やおすすめ野菜をご紹介
プランター菜園の基礎知識 vaivirga/Shutterstock.com 「野菜を育てるには、庭や畑を持っていなければ無理だろう」と最初からあきらめている方も多いのではないでしょうか。でも、プランターでも栽培できる野菜の種類はたくさんあるんです! 容量が大きく土がたっぷり入るプランター、土、肥料、育てる野菜の苗、または種子を準備すればOK。日々の水やりや肥料の施し方、それぞれの野菜に応じた管理のテクニックなど、植物を育てる基本さえ押さえれば、プランター栽培でも野菜を収穫する喜びを味わえます。 プランターで野菜を育てるメリット 「どうしてわざわざプランターで野菜を栽培するの?」と疑問を感じる方もいるかもしれません。ここでは、プランターで野菜を栽培するメリットについてご紹介します。 天候や病害虫の被害を受けにくい yoshi0511/Shutterstock.com 畑や庭で野菜を栽培する場合、長雨や台風、また病虫害の大発生などによって被害を受けることがあります。しかし、プランターなら、雨や強風を避けるために移動して難を逃れることができます。またベランダなど生活の場のすぐ近くに置けば、病虫害が発生しても発見しやすく、早期に対処できるというメリットもあります。 気軽に野菜作りを楽しめる! Production Perig/Shutterstock.com ベランダやテラスなどにプランターを置けば、リビングからすぐに様子を確かめに行ける気軽さがあります。特に野菜の成長スピードは速く、植え付けから収穫まで頼もしく生育する姿を楽しめ、その生命力に癒やされるというメリットも。最終的には収穫して、手をかけて育ててきた野菜の新鮮なおいしさを味わう喜びも得られます。 プランター栽培の基本の野菜の育て方 ここでは、プランターで菜園づくりを楽しむための基礎知識を詳しく解説します。植え付けや種まきから、管理、収穫までの道すじがしっかりと見えてくるはずですよ! プランターを選ぶ kasarp studio/Shutterstock.com プランターには小型から大型まで、さまざまなサイズが揃いますが、育てる野菜に合わせて大きさを選ぶことが大切です。アサツキやラディッシュ、コマツナやホウレンソウなどの葉菜類は標準的なプランターでOK。ジャガイモやニンジン、カブ、ダイコンなどの根菜類は、深めで大型のサイズを選ぶようにしましょう。根菜類の場合は、プランターでも容易に栽培できるミニサイズの品種を選ぶことも大切です。トマト、ナス、ピーマンなどの果菜類は、深さが30cm以上ある、大型の10号鉢以上を選ぶとよいでしょう。鉢の素材は特に選びませんが、大型のプランターの場合は、軽くて移動がしやすいプラスチック製がおすすめです。 土を選ぶ Adamov_d/Shutterstock.com プランターで野菜を栽培する場合、野菜用にブレンドされた培養土を使うのが便利です。ただし、野菜によって好みの土壌酸度が異なるので、育てたい野菜に適したpH値のチェックは欠かさずに。必要な情報が培養土のパッケージに記載されているので、よく確認するとよいでしょう。連作障害が出やすい野菜も多いので、古土の使い回しはせず、新しい培養土を使うことが、成功への近道となります。 プランターを設置する ChiccoDodiFC/Shutterstock.com 野菜をプランターで栽培するなら、置き場所は日当たりと風通しのよいベランダやテラスが理想です。ただし、午前中のみ日が当たる東側のベランダでも、十分生育します。また、プランターにキャスターをかませておけば、日当たりや風通しのよい場所を求めて楽に移動することも可能です。ベランダや屋上の床にプランターを直置きすると、床からの熱の影響を受けやすいので、脚やプランタースタンドの上に置くとよいでしょう。 種子を播いたり苗を植える Kimichan/Shutterstock.com 野菜の種類によっては、苗の植え付けからスタートしたほうがよいもの、種まきから始める必要があるものなど、さまざまです。特に根菜類は、生育の途中で移植すると根が変形したり、生育が止まったりする場合があるので、種まきからスタートするのが鉄則。葉菜類は、種まきして間引きながら育てるのが基本です。果菜類は、種まきからスタートすることも可能ですが、温度管理などの手間がかかるので、苗の植え付けから始めるのが一般的。植え付けや種まきの適期は、野菜の種類によって異なるので、必ずチェックしておきましょう。プランター栽培では、植え付け後の水やりを忘れずに。特に乾燥しやすい夏は、朝夕の水やりを欠かさず行ってください。 防虫害対策を行う Itsanan/Shutterstock.com 野菜には、病虫害の発生がつきものです。でも、せっかく自分で育てるのですから、薬剤を使うのは避けたいですね。そこで、防虫ネットを張って物理的に虫が侵入するのを防ぐ方法がおすすめ。しなるタイプの支柱をアーチ状にプランターに2本以上セットして防虫ネットを張り、洗濯バサミで閉じればOK。特に幼苗期と、葉物野菜には効果的です。病気に関しては、こまめに茎葉の状態をチェックして風通しよく管理していれば、大発生するようなことはほとんどありません。 プランター菜園におすすめの野菜 大型のプランターを用意すれば、育てられる野菜はたくさんありますよ! その中でもおすすめの野菜を、葉菜類、果菜類、根菜類からバランスよく選び、プランターでの栽培方法を詳しく解説します。 コマツナ kariphoto/Shutterstock.com アブラナ科の葉菜類で、栽培しやすい野菜の代表。栽培できる期間も長く、種まきの適期は3〜10月です。プランターは標準〜大型を用意。野菜用の培養土を用い、10ℓ当たり化成肥料(N-P-K=8-8-8)を約20g混ぜた土に、20cm間隔で深さ1cmほどの溝をつけ、種子を約1cm間隔で条まき(すじまき)にします。両側から土を寄せて覆い、軽く押さえたら、はす口をつけたジョウロで水をやりましょう。発芽して本葉1〜2枚がついたら3〜4cm間隔に間引き、本葉3〜4枚がつくまでに最終株間が5〜6cmになるように間引きます。間引いた葉はサラダや味噌汁などに利用できますよ! 草丈が20cm程度になったら収穫を。虫が発生しやすい時期は、支柱をアーチ状にかけて防虫ネットで覆っておくと防除効果があります。 ベビーリーフ CL Shebley/Shutterstock.com ベビーリーフとは、発芽して10〜30日くらいまでの若い葉の総称で、特定の野菜を指すものではありません。スーパーや青果店でベビーリーフと称して、さまざまな葉物野菜がミックスされて売られているのを見ることも多いのではないでしょうか。じつは「ベビーリーフ」用に7〜10種ほどがミックスされた種子が販売されているんです! メーカーによって異なりますが、レタスやルッコラ、チコリ、マスタードなど、色みや風味のよい葉物野菜が入っています。育て方は初心者でもカンタン! プランターに野菜用の培養土を入れて、種子をランダムに播き、あとは水やりをするだけです。双葉、本葉3枚、本葉5枚のタイミングで間引きながら収穫を。もちろん間引き菜はサラダなどに利用できますよ! 株間が10cmほどあいたら、間引きをやめて、外葉からかきとり収穫をすると、長く楽しめます。 ダイコン homi/Shutterstock.com アブラナ科の根菜類。原産地は地中海沿岸で、日本では古くから栽培され、さまざまな地方品種が生まれています。プランター栽培に向くのは、15〜20cmのミニダイコンです。根菜類は移植ができないため、種まきから育てます。種まきの適期は4月中旬〜5月中旬か、8月下旬〜9月。プランターは大型を用意。野菜用の培養土を用い、10ℓ当たり化成肥料(N-P-K=8-8-8)を約10g混ぜた土に、深さ1cmほどのくぼみを約15cm間隔でつけて、種子を5粒ずつ点まきにします。土を寄せて覆い、軽く押さえてから、はす口をつけたジョウロで水を与えましょう。発芽したら2本ずつ間引いて3本残し、本葉が3〜4枚ついたら1本ずつ間引いて2本残し、本葉が5〜6枚ついたら間引いて1本のみ残します。間引き菜はサラダや味噌汁などに。2回目と3回目の間引きの際に、約10gの化成肥料をばらまいて土寄せしておきましょう。葉が外側に倒れてきたら、抜き取って収穫します。 カブ julie deshaies/Shutterstock.com アブラナ科の根菜類で、原産地は地中海沿岸。プランター栽培に向くのは、直径5〜6cmの小カブです。根菜類は移植ができないため、種まきから育成します。種まきの適期は3月下旬〜5月か、9〜10月上旬。プランターは標準〜大型を用意。野菜用の培養土を用い、10ℓ当たり化成肥料(N-P-K=8-8-8)を約10g混ぜた土に、10〜15cm間隔で深さ1cmほどの溝をつけ、種子を約1cm間隔で条まきにします。両側から土を寄せて覆い、軽く押さえてから、はす口をつけたジョウロで水を与えましょう。発芽後、本葉が1枚ついたら3〜4cm間隔、本葉が3〜5枚ついたら5〜6cm間隔、本葉が5〜6枚ついたら10〜12cm間隔に間引きます。間引き菜は捨てずにサラダや味噌汁などに。2回目と3回目の間引きの際に、約10gの化成肥料をばらまいて土寄せしておきましょう。小カブが頭をのぞかせ、直径5cmほどになったら、抜き取って収穫します。 ホウレンソウ Hong Vo/Shutterstock.com アカザ科の葉菜類で、原産地は中央アジア。種まき適期は3〜5月中旬、9月〜11月上旬です。プランターは標準型を用意。野菜用の培養土を用い、10ℓ当たり化成肥料(N-P-K=8-8-8)を約20g混ぜた土に、15〜20cm間隔で深さ1cmほどの溝をつけ、種子を約1cm間隔で条まきにします。両側から土を寄せて覆い、軽く押さえたら、はす口をつけたジョウロで水を与えましょう。発芽して本葉1〜2枚がついたら3〜4cm間隔に間引き、本葉3〜4枚がつくまでに最終株間が5〜6cmになるように間引きます。間引いた葉は、サラダや味噌汁などに利用できますよ! 発芽後は10日に1度を目安に液体肥料を与えて育てます。草丈が20〜25cm程度になったら収穫を。虫が発生しやすい時期は、支柱をアーチ状に立てて防虫ネットで覆っておくと防除効果があります。 トマト&ミニトマト Agenturfotografin/Shutterstock.com ナス科の果菜類で、原産地は南米のアンデス高地です。10号鉢に1株が植え付けの目安で、ビギナーにはミニトマトのほうが栽培しやすいでしょう。植え付けの適期は4月下旬〜5月上旬。野菜用の培養土に苗を植え付けます。3本の支柱を鉢の縁に立て、上部を合わせてひもで結び、苗の成長とともに支柱に誘引していきましょう。脇芽は全てかき取り、一番花が咲いたら人工授粉をして確実に結実させるようにします。第1果の果房がピンポン玉くらいの大きさになったら、化成肥料を約10g追肥。さらに成長して第3果房の果実がピンポン玉くらいになったら、同様の追肥をします。果実が熟した順に、収穫していきましょう。 ニンジン PKBluemoon/Shutterstock.com セリ科の根菜類で、原産地は中央アジア。プランターでの栽培に向くのは、ミニニンジンです。根菜類は移植ができないため、種まきから育てます。種まきの適期は3月下旬〜5月か、7月中旬〜9月上旬。プランターは標準〜大型を用意。野菜用の培養土を用い、10ℓ当たり化成肥料(N-P-K=8-8-8)を約10g混ぜた土に、10〜15cm間隔で深さ1cmほどの溝をつけ、種子を約1cm間隔で条まきにします。両側から土を寄せて覆い、軽く押さえてから、はす口をつけたジョウロで水を与えましょう。発芽後は約3cm間隔に間引き、その2週間後には5〜6cm間隔に間引きます。間引き菜は味噌汁の具やサラダに利用しましょう。2回目の間引きの2週間後を目安に、約10gの化成肥料をばらまいて土寄せし、その後は生育の状況を見て株に勢いがないようであれば追肥します。種まきから11〜12週間を目安に、抜き取って収穫します。 ワケギ&アサツキ Tim UR/Shutterstock.com いずれもネギ科の葉菜類で、プランターで最も簡単に育てられる野菜といえるかもしれません。プランターは容量10ℓ程度の標準的なサイズでOK。植え付けの適期は8月下旬〜9月下旬です。野菜用の培養土を用い、10ℓ当たり化成肥料(N-P-K=8-8-8)を約10g混ぜた土に、10〜15cmの間隔を取って、球根を2〜3球ずつ植え付けます。草丈が10cm程度に育ったら、化成肥料を10gほど追肥して、土寄せしましょう。草丈が20cmほどに伸びたら収穫適期です。3cmほど残して地際で刈り取ると、再び葉を伸ばして何度か収穫を繰り返すことができます。 プランターで野菜を育てる楽しみを味わってみよう vaivirga/Shutterstock.com 野菜のプランター栽培は、初心者でも十分に楽しめます。特にここで取り上げた野菜は初心者向けのものばかりですから、失敗も少ないはず。ぜひ、お伝えした情報を参考に、ベランダやテラス、屋上などで野菜を育ててみてください。収穫の喜びや、食卓にのぼる新鮮な野菜の醍醐味が味わえますよ。






















