埼玉県熊谷市にある私の活動拠点『花音の森』には、エアコンがありません。そう言うと「熊谷って、日本一暑い所で有名だよね…大丈夫なの?」と心配されますが、窓の数や位置、素材の選択に加え、植物の持っている力を上手に利用して、快適に暮らすことを目指して作った場所なのです。2020年1月に誕生し、今年で2年目の夏を迎えます。今回は夏の準備を含め、今の庭の様子をご紹介していきます。
目次
2年目の初夏の様子

2年目の初夏を迎え、木々がしっかり根付き、枝葉をのびのびと広げて、順調に成長してくれています。

こちらは、1年目の同じ時期の写真。比べてみると、下草たちも大きくなり、にぎやかになってきた様子も分かります。
日本一暑い街で冷房に頼らず暮らすために考えたことは、屋根・壁・窓に直射日光が当たらないようにすること。そのために、コナラがぐるっと家を囲むように配置されています。2年目なので大きさはまだまだですが、ゆくゆくは屋根を覆ってくれることを願っていて、そうなればもっと涼しくなるだろうと考えています。
実際、5月に屋根を触ってみる機会があったのですが、熱くてびっくり。これが家に伝わって、室内が温まってしまうのだな…と思いました。今年は井戸も掘ったので、あまり暑い日には、井戸水を屋根にシャワーしようかと計画しています。
ウッドデッキには蚊帳を。そしてヤマブドウも実をつけています。
ウッドデッキには、今年も蚊帳を張りました。こうすることで、リビングは網戸もせず、開けっ放しにできるため、解放感が違います。また、ウッドデッキと同材で作ったパーゴラには、ヤマブドウが這わせてあり、今年はぐんぐん葉を伸ばして、実もいっぱい。

パーゴラとは、軒先や庭に設置する棚状に組まれたものを指し、イタリア語の「葡萄棚」が語源といわれています。日本では藤棚のほうがメジャーかもしれませんね。ここでのブドウの目的は収穫するのではなく、窓やウッドデッキに光を当てないこと。夏は葉を茂らせて日差しを遮り、冬には落葉して光を届けてくれるブドウは、我が家にはぴったり。1年目は枝葉を生長させるため、実はわざと取ってしまいましたが、今年は収穫も楽しめそうです。
ベジトラグも順調! 今年はミニトマトを植えました

こちらは高さのあるイギリス生まれのプランター「ベジトラグ」。今年はミニトマトを2株、植えてみました。去年植えた3種のハーブ、カーリーミント・チャイブ・タイムもすくすく育っています。特にタイムは高温多湿に弱く、地植えにすると失敗することが多かったのですが、ベジトラグは高さがあり、通気よく管理ができるため、ハーブを育てるのにはとてもいい環境だと感じています。

ヘーゼルナッツが実をつけています

こちらはヘーゼルナッツの木。葉の形や色が気に入っていますが、ナッツの収穫なんてできないでしょ~と思っていたら…

なんと実がついていました! この後どうなるのか、楽しみに見守っていきたいと思います。
薪棚の草花屋根のその後
今年3月下旬に、薪棚の上に花の種を播きました。芽が出てくるまでわりと時間がかかり、心配しましたが、無事に今、お花が咲いています。

薪棚の上の世界がとても可愛らしく、脚立に登って眺めています(笑)。

水やりの頻度が心配でしたが、適度な雨も降ってくれていて、問題ありませんでした。
クラピアもいい具合に成長しています。
私も会員登録している、ガーデンストーリーの有料会員制度「ガーデンストーリークラブ」で、モニターとしてクラピアの苗をプレゼントしていただきました。育てたことがなく、クラピアのこともよく知りませんでしたので、モニターは嬉しい会員特典です。植えたのが2020年10月で、すぐ冬になってしまったのですが、春先からぐんぐん育ってきて、今とても元気に育っています。

玄関前に60cmの株間を取って、3株植えたものが、今は隙間なく繋がってきました。グラウンドカバー植物として優秀なことが分かったので、今年は自分で追加注文をして、新たにクラピアを植えました。コンクリートの場合、照り返しでよけい熱気を感じてしまいますが、周りに芝生や雑草など、植物があれば暑さが違います。コンクリートの上は素足で歩けない夏でも、芝生や草の上はひんやりしていますよね。このため、花音の森では雑草を大切に管理していて、ゆくゆくは全面草じゅうたんになればいいなと思っています。

雑草管理については、次の花音の森レポートでお伝えさせていただく予定です。2年目の夏も熱中症には気を付けて、楽しんで過ごしたいと思います。
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