マフィンにズッキーニ⁉︎ と驚くかもしれませんが、これが驚くほど相性抜群なんです! 丸々1本入れるのに野菜独特のクセや味は一切なく、みずみずしい水分のおかげで「驚くほどしっとり、軽い」極上の食感に仕上がります。野菜嫌いな子供も気づかずに大喜びで完食し、朝から罪悪感なくパクパク食べられる、イギリスのスイーツレシピ。夏に嬉しい簡単時短マフィンレシピをご紹介します。
目次
夏野菜のズッキーニ、どんな料理に使いますか?

夏野菜が旬の季節になりましたね!
我が家も、キュウリ、カボチャ、トマトなどが収穫できました。
皆さんも、きっとズッキーニを育ててるよ! という方もいらっしゃるのでは。我が家は今年、ズッキーニを育て忘れた……と原稿を書きながら思い出しました。
ズッキーニを料理するとしたら、どんな風に使いますか? 採れたてなら、生で薄くスライスしてサラダのようにして食べるのもいいかもしれないですし、ラタトゥイユにしたり、パスタのソースに入れたりなどでしょうか。

我が家でも、夏にはよくズッキーニを買って料理に使いますが、何より、このズッキーニ入りマフィンをよく作ります。
ズッキーニ入りのマフィンと聞いて、え?どんな味?? 想像できないですよね。
でもご安心ください!
キャロットケーキもニンジンの味がするわけではないように、ズッキーニが入っていても、ズッキーニの味を強く感じるわけではないのです。
今回はプレーンの生地にズッキーニとチョコチップを加えますが、ココアを入れたタイプも美味しいですよ。

ズッキーニの味は全くしないと伝えましたが、みずみずしいズッキーニがたっぷり入っているおかげで、しっとりとした、でも軽いマフィンになるのですす。丸々1本を入れるので、野菜嫌いな子供でもしっかり食べられるのも嬉しいところ。我が家の子供たちも、このズッキーニ入りのマフィンが大好きで、夏になってズッキーニが安く出回るようになるとよく作ります。
子供たちも大好きで、ズッキーニ入りのチョコレートケーキで誕生日をお祝いしたこともあります。私の親もびっくりしていましたが、まさかズッキーニが入っているとは気付かないくらい癖がないのです。
野菜を菓子に混ぜるイギリスのスイーツ

イギリスには、ビールやニンジン、ズッキーニの他にも、パースニップという野菜を入れたお菓子もあります。ガーデニングがお好きな人なら、パースニップをご存知の方も多いかもしれません。日本では見かけることのない野菜。
白い人参のような見た目で、ローストするとホクホクとして甘みがあってとっても美味しいです。

イギリスの田舎のカフェでパースニップ入りのチョコレートケーキを食べたことがありますが、パースニップが入っているのだよと言われなければ全くわからない、普通に美味しいチョコレートケーキでした。
イギリス料理は“まずい”と昔から言われていますが、私はイギリス料理が好きです。美味しいか美味しくないかは、店ごとに違うのも日本も同じこと。
イギリス料理は、茹でただけ、スチームしただけ、ローストしただけのシンプルなものが多いかもしれません。それらは野菜そのものが美味しいからこそ、できる料理。
そこに溶かしバターを塗って、お好みで塩胡椒をしていただくのです。最後は自分で味付けして、自分好みにしてねっていうのが伝わっていなくて、味がない=まずいと言われてしまうのかもしれません。

茹ですぎやスチームしすぎの野菜が出てきた時にはちょっと残念ですけど。正直、イギリスの野菜や果物そのものの味は、野生味があって濃く、とっても美味しいです。私はイギリスに行っていて、日本食が恋しくて恋しくて仕方がない!! とまでは全くなりませんでした。性格的にどこに行っても、楽しめるというのもあるかしれないし、田舎に住んでいたというのも大きいかもしれません。刺激的なロンドンは楽しいかもしれませんが、美味しいお店を探すのは大変。田舎はお店が少ないけれど、美味しいお店が多い気がします。

イギリスに住んでいた当時、20代前半でお金もないので、外食をするとなるとパブばかり行っていましたが、どこに行っても美味しかったです。イギリスに着いて何を食べても美味しくて、バクバク食べていたら、日本から持っていったズボンが1週間で入らなくなったのは私。
ズッキーニ&チョコチップ入りマフィンの作り方

今回ご紹介するマフィンはズッキーニがたっぷり入っているので、朝から罪悪感なく食べられますよね! 何よりマフィンのいいところは、焼き時間が短くて済むことです。さすがの私も、暑い時期は、オーブンはなるべく避けたいところです。そんな時にマフィンはピッタリ!
ただ、このマフィンは水分が多い分、腐りやすいので、冷蔵保存してくださいね。食べる時には常温に戻すか、少しレンジで温めるとふっくらして美味しいです。
それでは作っていきましょう。
【材料:マフィン型10個分】

- 薄力粉 200g
- ベーキングパウダー 小さじ2
- きび砂糖 120g
- 米油(*) 100ml
- 卵2個
- バニラエッセンス 小さじ1
- ズッキーニ(*) 1本(約230gのものを使用)
- チョコレートチップ 80g
- トッピング用チョコレートチップ 80g(お好みで)
*サラダ油や太白ゴマ油など、香りのない油で代用可能。
*ズッキーニの大きさは多少変わっても全く問題ないです。ただ、大きい場合は、マフィンが10個以上になります。
1. ズッキーニはチーズおろし器で削っておく。


2. オーブンは180℃に予熱しておく。マフィン型にマフィンカップを入れて準備しておく。
小麦粉とベーキングパウダー、きび砂糖をふるう。

3. ふるった粉に卵と油を入れて、ゴムベラでさっくりと、上写真程度になるまで混ぜる。


4. 3に1のズッキーニとチョコレートチップを入れて、さらにさっくりと混ぜる。

5. 全体が混ざって上写真のような生地になったら、準備しておいたマフィン型に入れていく。


6. トッピングのチョコレートチップをのせる場合は、たっぷりとのせるのがおすすめ。予熱したオーブンで、約25分焼く。

ラックの上で冷まして完成です。


焼き時間が短いから夏にぴったり!
朝から罪悪感なく楽しめるイギリス流おやつ

みずみずしく水分が多い分、傷みやすいので、冷めたら密閉容器に入れて必ず冷蔵保存してください。そして、食べる直前に電子レンジで少しだけ温めるのをお忘れなく! これだけで、驚くほどふっくらとした出来立ての美味しさが蘇ります。
夏の豊かな恵みを詰め込んだしっとり軽やかなマフィンを、ぜひ皆さんのご家庭でも楽しんでみてくださいね!
Credit
文&写真(クレジット記載以外) / The Pudding Party Tomo - イギリス菓子研究家/パティシエ -

イギリスのプディングの美味しさをもっと多くの人に知ってもらいたいと活動する、イギリス菓子研究家、パティシエ。ル・コルドン・ブルー横浜校にて菓子ディプロムを取得。英国コッツウォルズのスリーウェイズ・ハウス・ホテルにてイギリス伝統菓子作りの腕を磨く。
〈The Pudding Party Tomoとイギリス菓子作り〉 https://youtube.com/channel/UCV1hGcG5t0SELBBiuJ1GqBA
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