制作時間10分! 100均グッズで作る「華やかお正月飾り」が忙しい年末に最適 プチプラ花コーデVol.170
年末の慌ただしい時期、お正月飾りの準備はできましたか? 今回は、制作時間たった10分で完成する、手作りお正月飾りをご紹介します。材料はダイソーなどの100均グッズが中心。色画用紙を蛇腹に折って留めるだけで、総額千円以下とは思えない「モダンで華やか」な飾りが作れます。玄関を彩る、簡単・高見えDIYレシピをフラワーデザイナーの川守由利子さんに教えていただきます。
目次
1年の感謝の気持ちを込めて、新年のお正月飾り
今年も、お正月を迎える用意を少しずつ始めました。毎年欠かさずに作っているのが、玄関に飾るお正月飾り。1年間フラワーアレンジを楽しんだ最後の締めくくりに、無事に過ごせたことへ感謝しながら、歳神様を迎える準備として、お正月飾り作りは毎年の恒例になっています。
作る間は年末の慌ただしさを忘れて、作業に没頭できます。手作りのお正月飾りは、自分の手を動かしたものだからこそ感じる愛着があります。
100均にはお正月近くになると、さまざまなしめ縄飾りやしめ縄を作るための材料が売られていています。
我が家の玄関の色は黒。今年は、玄関に合う和モダンな雰囲気のお正月飾りを作ろうと、100均で大きめの色画用紙や和雑貨を買ってきました。「来年もいい1年になりますように」と、気持ちを込めて作ってみます。
1,000円以下! モダンなお正月飾りに必要な購入品
モダンなお正月飾り作りのために、買ってきた材料はこちらです。

土台にするのは、銀色と銅色の色画用紙。厚みがあり、しっかりしているので土台にちょうどよさそうです。ワイヤーは以前100均で買ったもの。今回は他に、金色の箸置き、ラインストールシールに紅白の水引を買いました。
ほかには、100均で造花の南天、花屋さんで150円の松を買いました。

南天や松などの縁起がよい材料は、お正月には欠かせません。材料は合計で850円(税抜き)でした。1,000円以下で準備できるのは、嬉しいですね。
お正月飾りのベースは色画用紙を活用して作る
色画用紙で土台を作っていきます。作り方はこちらです。
①色画用紙を用意します。

色画用紙はB4サイズ。 銀色の色画用紙はそのままの大きさで、銅色の色画用紙は、銀色の色画用紙より小さくカットしました。

銅色の色画用紙は、横幅を銀色と同じにし、長さを銀色の約1/3ほどにしました。
②用意した色画用紙は、それぞれ山折り谷折りと蛇腹に折っていきます。

③蛇腹で折った色画用紙を、写真のように重ねて地巻きワイヤーで留めていきます。

色画用紙は2つ合わせて高さを変え、まん中より上のほうをワイヤーでしっかりねじり留めました。
④留めたあとの残りの地巻きワイヤーで、壁にかけておくためのフックを作ります。

これで、色画用紙で作るお正月飾りの土台が完成。この土台に、松などをアレンジしていきます。
縁起のよい材料すべてが引き立つアレンジのコツ
出来上がったお正月飾りの土台に、松や南天などをアレンジして仕上げていきます。
①土台の上に松、南天の順に置き、地巻きワイヤーを使い、取り付けていきます。

取り付ける前に、松と南天を土台の上に置いて、位置を確認します。取り付け位置を決めたら、地巻きワイヤーを用意して、松と南天の茎の上から土台の裏側に通していきます。

お正月飾りの土台の後ろ側に地巻きワイヤーを回したら、しっかりと隙間がないようにねじり留めました。

②松と南天を固定したら、表側を向けます。

このとき、取り付けた造花の南天の枝が長いので、カットします。

カットはペンチの刃の真ん中を利用しました。ニッパーなどでもカットすることができます。
③水引を用意します。水引は丸い束のまま使います。

水引を丸くまとめている白い紙の中に地巻きワイヤーを通し、土台につけた南天の上に置きます。ワイヤー部分は土台の裏側に回し、こちらも裏側で針金をネジネジと回して留めます。

④箸置きにも地巻きワイヤーを通し、水引同様、土台の裏側でワイヤーをねじって留めます。

紙で作った土台の上に、松、南天、水引、箸置きと大きな素材から順に小さな素材を、地巻きワイヤーでアレンジしました。こうして重ねていくと、どの素材も引き立てることができます。

材料を固定する前に一度置きながら考え、自分のなかで完成のイメージを思い描くと、効率よく作業ができます。
ここまでで、約9割が完成です。
新しい年に光を添える! 楽しい最後のひと手間
ラインストーンシールを用意して、お正月飾りにデコレーションしていきます。

このラインストーンシールは大きめで、存在感ばっちり。これを紙の土台で作ったお正月飾りの好きな部分に貼り付けます。

シールタイプは貼るだけなので楽ですね。上の部分や下の部分に貼りました。
すべての作業が終わったら、壁にかけてバランスなどを確認します。

銀色とブロンズの厚紙はシンプルながらも、特別感を演出してくれます。飾るだけでぐっと晴れやかな雰囲気になり、松などの和素材ともとてもよく調和します。そして、最後につけたラインストーンシールが、いいアクセントになりました。
作業としては10分ほどでできるので、年末の忙しい時間の合間にも作れます。冬休み、子どもと一緒に楽しむこともできますね。
100均にはさまざまな水引やアーティフィシャルフラワーが売られているので、あれこれ好みのものを探すのも楽しそう。土台になる色画用紙の色を変えるなど、唯一無二の特別なお正月飾りを作ることができますよ。
お正月の準備が1つ終わると、少しだけほっとした気持ちになれますね。
今回の材料のご紹介
- 松…150円
- 南天(造花)…100円*ダイソー
- 色画用紙(銀)…100円*ダイソー
- 色画用紙(銅)…100円*ダイソー
- 水引…100円*ダイソー
- 箸置き…100円*ダイソー
- ラインストーンシール…100円*ダイソー
- 地巻きワイヤー…100円*セリア
合計850円(税抜)
ほかに、ハサミ、ペンチを用意。
簡単な手作りタグで、おしゃれ度を高める!
タグを作ってみました。
細長くカットした白い紙にマジックを用意して「Happy New Year」と書きます。

紙の端のほうに、地巻きワイヤーを、写真のように穴をあけながら通します。

タグをお正月飾りにつけて完成。

簡単に作ったタグがアクセントになり、おしゃれさが出ました。
タグは「迎春」や「福」など漢字で書いてみてもよさそう。雰囲気が変わり、よりオリジナリティが出てきますね。

2025年も残りわずか。新しい年に期待を込めて、どうぞよいお年をお迎えください。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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