かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
川守由利子 -『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。-
かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
川守由利子 -『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。-の記事
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アレンジ
100均材料で豪華に! アドベントのキャンドルアレンジ プチプラ花コーデVol.147
キャンドルアレンジでクリスマスを迎える準備 クリスマスを迎える準備で、今年はアドベントのキャンドルアレンジを作ろうと考えました。 アドベントのキャンドルアレンジ作りに使えそうな材料を探しに、近所に新しくオープンした100均を見に行きました。そこで、クリスマスにぴったりなキャンドルを発見! これを活用して、アドベントのキャンドルアレンジを作ってみます。 アドベントとはクリスマス前の4週間の期間(宗派によって違いがあるそうです)のこと。クリスマス4週間前の日曜日から始まると言われています。 アドベントの風習はさまざま。たとえば、12月1日から24日までカウントダウンしながら楽しむアドベントカレンダーもそのひとつです。 常緑樹で作ったリースにキャンドルを4本立て、アドベントの始まりの日曜に1本めの火を灯し、次の日曜日には2本め、次の日曜日に3本め…と、クリスマスまでに4本のキャンドルに火を灯すという風習も。 このキャンドルに火を灯して、クリスマスを待つ楽しみを、アレンジで味わいたいと思います。 100均で発見。ヴィンテージカラーのキャンドル アドベントのキャンドルアレンジに用意した材料はこちらです。 フレッシュのヒムロスギは花屋さんで買いました。枝ものはボリュームによって、価格が違います。ヒムロスギは400円のものに決定。比較的小さめで、今回のアレンジを作るのにちょうどいいサイズでした。ボリュームによって価格が違うのは、とても助かります。 他の材料は100均で購入。コットンフラワーは1本に3つで100円。それから長方形のクリアケース、小さな松ぼっくり。吸水性スポンジとクラフトワイヤーは持っているものを使います。 近所に新しくオープンした100均で、金色のキャンドルを発見しました。商品名は「キャンドル ヴィンテージカラー」。 長さは10cm弱。とてもかわいくてひと目惚れです。金色はクリスマスにもぴったりで、アレンジにぐっとクリスマスの雰囲気を出してくれそう。 吸水性スポンジに水を吸わせるポイント キャンドルアレンジは吸水性スポンジを使い、アレンジしていきます。吸水性スポンジはクリアケースに合わせてカッターでカット。高さはクリアケースより1cmほど高くしました。それを吸水させていきます。 吸水方法はカットした吸水性スポンジが入る容器に、水をたっぷり入れ、そのうえに吸水性スポンジをポンと乗せます。 この時、吸水性スポンジを手で押したり、蛇口から水を出して吸水性スポンジにかけたりしてはいけません。 無理やり吸水させると、中までしっかり水がしみ込まなくなります。吸水性スポンジが水を含みながら下にゆっくりと沈むのを待ちましょう。 吸水性スポンジが水をしっかり含んだら、クリアケースにセット。 器より吸水性スポンジのほうが高い場合は、吸水性スポンジの角を面取りしていきます。 カッターを用意して、角を削ります。こうすることで、花を挿したときの型崩れを防ぎ、花を挿す面積が広くなります。 スポンジのセットが完了したら、これにアレンジをしていきます。 松ぼっくりに茎をつけるワイヤリングの方法 デコレーションに使う松ぼっくりに、クラフトワイヤーを使ってワイヤリングをしていきます。ワイヤリングとはワイヤー(針金)を使い、アレンジする素材に人工的に茎を作ったり、補強したりすること。 今回使う松ぼっくりも、ワイヤリングをすることでアレンジに使えるようになります。 長いクラフトワイヤーを約半分くらいにカットして用意します。 クラフトワイヤーを1本取り、松ぼっくりのかさの根元のほうに引っ掛けます。 引っ掛けたら、ワイヤー同士を合わせてクルクルとねじります。 このワイヤー部分を、アレンジに挿して使っていきます。 エバーグリーンを使ったアレンジ作りの手順 アレンジをしていきます。手順はこちらです。 ①キャンドルを吸水性スポンジに挿します 4本のキャンドルは、等間隔になるようにしました。 ②ヒムロスギを挿していきます。 ヒムロスギは同じ長さになるように、ハサミでカット。 吸水性スポンジの側面にヒムロスギを挿していきます。 右、左、手前と後ろは3〜4カ所に。 これがアレンジの、だいたいのアウトラインになります。 ③ヒムロスギをどんどんカットして、吸水性スポンジに挿していきます。 最初に入れたヒムロスギとヒムロスギの間を埋めるようにアレンジし、バランスを見ながら上面にもヒムロスギを挿していきます。 ヒムロスギは隙間を残すようにしながら、全体的に入れていきます。 ④コットンフラワーを用意します。 コットンフラワーの茎は中に針金が入っているので、ニッパーを用意してカットします。 なるべく茎が残るように小分けしました。 ⑤コットンフラワーをアレンジしていきます。 3つのうち2つは手前に、1つは奥のほうに挿しました。 ⑥隙間に残りのヒムロスギを挿し、吸水性スポンジが見えないようにします。 ⑦小さな松ぼっくりをアレンジしていきます。 ワイヤーをつけた松ぼっくりを、アレンジ全体に散らばるように挿していきます。 松ぼっくりを加えたら、完成です。 最後に、キャンドルに火を灯してみました。 アドベントのキャンドルアレンジ。結構大きめのサイズでボリューム感のあるものができました。横幅は約24cmほどです。 シンプルなグリーンにゴールドのキャンドルがよく映えて、またコットンフラワーが温もりを出してくれています。 ヒムロスギはこのままドライになっていくので、その過程を楽しみながらテーブルセンターに置いたり、壁側に置いたり。好きな場所に飾ってクリスマスを待ちたいと思います。ヒムロスギなどのエバーグリーンは、長もちするのがいいですね。 このキャンドルはロウが垂れ下がらないタイプだったので使いやすく、アレンジしたヒムロスギなどにロウが垂れる心配がないのが嬉しいです。 キャンドルに火を灯した際は、その場を離れないようにお願いします。また火傷をしないように取り扱いにご注意ください。 今回の材料のご紹介 ヒムロスギ…400円 キャンドル…100円×4本*セリア コットンフラワー…100円*セリア クリアケース…100円*セリア 松ぼっくり…100円*セリア 吸水性スポンジ…100円*ダイソー クラフトワイヤー…100円*セリア 合計1,300円(税抜) ほかに、ニッパー、ハサミ、カッターを用意。 華やかさをアップする、リボンの活用方法 アレンジをもう少し豪華にしたいときに、とても便利なのがリボンです。100均にはさまざまな色、幅のリボンが売られています。 今回は、以前に買った茶色のリボンを用意しました。クラフトワイヤーも使っていきます。 リボンを適当な長さで2本用意。それからワイヤーも1本用意します。 リボンは端の長さが異なるよう、中心から少しずれた位置で手前に折り曲げます。 曲げた2本のリボンを少しずらして重ね、針金をねじってまとめます。 だいたいリボンの1/3の長さのところでねじりました。 これをキャンドルアレンジの好きな場所に刺せば完成! 華やかさがアップしました。
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アレンジ
スイーツ材料を活用した実もののナチュラルアレンジ プチプラ花コーデVol.146
花と好相性! 100均で購入した木製スティック 100均で、私がよく見るのはキッチングッズのコーナーです。 日々の料理に役立つもの、保存容器や便利グッズ、アイデアグッズなど。見ているだけでも面白く、またつい購入してしまうときもあります。 キッチングッズには、「これは花のアレンジに活用できそう!」というものが多いのです。これまでもプチプラ花コーデには、キッチングッズがたびたび登場してきました。 今回見つけたのは「木製スティック」です。昔よく食べたアイスクリームバーを思い出し、その棒部分だけが売られていることに驚きました。手作りアイスやお菓子作りに活用できるようです。 木製で、さらに、このスティックのようにナチュラルな色は、花と相性抜群。この棒でアレンジを楽しんでみようと、思わず買ってみました。これを使って実もののアレンジを楽しんでみます。 スーパーで、おしゃれな実ものブーケを発見 木製スティックと楽しむフラワーアレンジで、他に揃えた材料はこちらです。 吸水性スポンジに麻紐とイミテーションフルーツの緑色のブドウ。いつもチェックしているスーパーの束売りコーナーでは、おしゃれな実もののブーケを購入しました。 ブーケの中には、茶色の実と野バラの実、それからヒペリカムと花ナスが入っています。これで498円です。 スーパーの束売りコーナーは、毎回チェックしています。束売りの多くは家での花飾りやお仏壇用のもので、だいたい400~600円ほどの価格帯です。ほかには、今回のような実ものだけのカジュアルなブーケもあります。ちょっとしたギフトに使えそうな、1,000~1,500円ほどのブーケも売られています。 スーパーの花束は、センスがよいことも魅力です。ドライフラワーだけを束ねたブーケも置いてあって、流行をよく掴んでいるのがうかがえました。 私がよく行くスーパーの束売りコーナーではフラワーロス削減への取り組みとして、サスティナフラワーというものがありました。売れ残ったものの、まだ販売価値のある花を組み直して手ごろな価格にしています。 消費者にしたら、安めに購入できるうえ、夜遅くまであいているスーパーで帰り道に花を買えるのは嬉しいですね。スーパーから、ますます目が離せなくなりそうです。 木製スティックで作るフラワーベースの作り方 吸水性スポンジを使ってアレンジをするベースを作ります。形は円柱にすることにしました。 飾っていた丸いボックスの蓋の大きさがちょうどよさそうだったので、この蓋を活用します。 このボックスは、以前100均で買ったものに色をつけてリメイクしたもの。いつも部屋に飾っています。 この丸いボックスの蓋を吸水性スポンジの上に置き、手で押します。 手を離すと丸い形がつくので、それをカッターなどで上から下にカットしていきます。 吸水性スポンジが円柱の形になりました。 カットした吸水性スポンジに、水を含ませていきます。 水を貯めた器の上に吸水性スポンジをポンと置いて、ゆっくりと全体に水がいきわたるのを待ちます。このときの注意は、吸水性スポンジを手で水の中に押し入れないこと。自然に吸水性スポンジが沈むのを待ちましょう。 吸水性スポンジが水を含んだらセロファンを用意し、上の部分を残して全体を包みます。 ところどころをセロハンテープでしっかりと留めます。セロファンは100均でも購入できます。家にあるラップフィルムで代用してもOK。 吸水性スポンジを包んだセロファンは、上の余分な部分をハサミでカットします。 木製スティックと輪ゴムを用意します。 セロファンを巻いた吸水性スポンジに輪ゴムをつけて、輪ゴムの中に木製スティックを挟んでいきます。 なるべく重ならないように、また隙間がないように入れました。 吸水性スポンジを木製スティックで1周したら、輪ゴムの上に麻紐を巻きます。 麻紐は3週くらいをしっかり巻きつけ、正面で蝶結び。輪ゴムははずします。 これで木製スティックのフラワーベースが完成。 実ものをアレンジするときは、つまようじを活用 イミテーションフルーツのブドウを小分けにしていきます。 適当なところでカットして、6~7等分にしました。 つまようじを用意して、ブドウの実の中にある隙間に入れます。 これをアレンジに使っていきます。 ワイヤーがある場合は、ワイヤリングしてブドウを補強し、アレンジに使うとよいでしょう。 花ナスも一つずつ枝から離して、つまようじを挿しました。 長さが欲しいときは竹串を使用します。 フルーツなどの茎がないものをアレンジに使うときは、つまようじや竹串が強い味方になります。家にあるものが使えると、フラワーアレンジがぐっと身近になりますね。 かわいいだけではない、長もちも嬉しいアレンジ アレンジをしていきます。 まずはイミテーションフルーツのブドウから。ブドウの中に挿したつまようじを、茎代わりに吸水性スポンジに挿していきます。 ブドウをアレンジ全体に、ランダムに入れました。 ブドウの葉も使うと、アクセントになります。 花ナスを入れます。正面からみて2つが斜めの配置になるように挿しました。 茶色の実とヒペリカムを加えます。 野バラの実も切り分けて使っていきます。 アレンジに野バラの実を入れたら完成。 茎が長いもので、高さと動きを出すようにしました。 さまざまな実ものを目にする季節ならではのアレンジです。 イミテーションフルーツを使ったのは、アレンジをプチプラで仕上げるポイントでもあります。紫のブドウもあったので、色は好みで選ぶのもいいですね。 実ものアレンジはかわいいだけではなく、長く楽しめるのも魅力です。 今回の材料のご紹介 ミニブーケ(実物)…498円 木製スティック…100円*ダイソー 吸水性スポンジ…100円*ダイソー イミテーションフルーツ(ブドウ)…100円*ダイソー 麻紐…100円*ダイソー 合計898円(税抜) ほかに、セロハンテープ、ハサミ、セロファン、つまようじ、輪ゴム、丸い形のフタなどを用意。 100均のアーティシャルフラワーで季節を堪能 100均ではパンプキンや紅葉の葉、実ものなどがセットになったブーケが売られていました。 なかなか生花の実ものを揃えられないときは、こういうものを活用してもいいですね。100均の造花売り場には、その季節のものが売られているので、四季を楽しむことができます。
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クラフト
1,000円以下! ハロウィン気分を盛りあげる簡単アレンジ プチプラ花コーデVol.145
秋のイベント、ハロウィンに飾りたい花 ハロウィンが近くなると、リースやスワッグ、カボチャを活用した花のアレンジなど、作りたいものがたくさんあって、毎年楽しみです。 先日、花屋さんに行ったら、鮮やかなオレンジ色のケイトウの束売りが目に飛び込んできました。3本で480円。ハロウィンにぴったりの色合いで、しかもモコモコとした質感が秋らしさを感じさせてくれます。そこで、このケイトウをハロウィン用に購入しました。 ガラスの花瓶が多い我が家。オレンジ色のケイトウをハロウィンらしいアレンジにするには……と考え、材料を調達しに100均へ。 我が家にあるガラス花瓶をハロウィン仕様にして、ケイトウを飾りたいと思います。 ケイトウは漢字では鶏頭と書きます。ニワトリのとさかに、花形が似ていることから名づけられたそう。花姿がユニークで、ニワトリのとさかのようなもののほか、ロウソクの炎のようなものもあります。 今回、私が購入したのは、モコモコとした花序の部分が折り重なった、ベルベットのような質感のもの。赤やオレンジ、ピンクや黄色とはっきりした色が揃い、とてもインパクトがあります。 今回の材料は、100均の事務用品売り場で調達 ハロウィンのアレンジ用に、100均で買ってきた材料はこちらです。 事務用品売り場で見つけた黒い色画用紙とエンボスステッカー、そして3色の細いリボン。ガラスの保存容器は以前ダイソーで購入し、普段から活用しているものを使います。 黒い色画用紙を使うことで家にあるガラス瓶を、ハロウィン仕様にできたらと思いました。 ハロウィンカラーを思い浮かべたときに、黒、オレンジ色、紫が頭に浮かび、その中でも花を合わせやすそうな黒をチョイスです。 細いリボンは3色入っていました。赤と白とブルー。商品名は「カラフルカールリボン」。 赤は少し明るめの色で、オレンジ色のケイトウと合いそうです。 ガラスの保存容器をハロウィン仕様に変身 ガラスの保存容器をハロウィン仕様に変身させていきます。 ①黒い色画用紙の上にガラスの保存容器を置き、サイズを測ります。保存容器の高さと底の部分の長さを測り、保存容器より少し広めの幅でカットします。 ②カットした色画用紙を保存容器に合わせて折ります。 ③穴あけパンチを用意して、底の部分を除いた側面に、器の高さに合わせて下写真のように3カ所穴をあけます。 側面の片側に穴をあけたら、もう片側にも穴をあけます。最初の3カ所の向かい側に同様に穴をあけ、さらに、底部分を除いた反対側にも穴をあけていきましょう。底部分を除いた場所に、計12個の穴があくことになります。 ④穴をあけた色画用紙の上にガラスの保存容器を置いて、長めにカットしたリボンを2本用意します。 ⑤カットしたリボンをいちばん下の穴に通し、靴紐のようにクロスさせながら、上の穴まで通していきます。 いちばん上の穴にリボンを通したら、蝶結びをします。 ⑥反対側のほうも同じようにリボンを下から通し、クロスさせて最後に蝶結びをします。 ⑦エンボスステッカーを用意します。 ⑧「HALLOWEEN」と貼れば完成です。 このエンボスステッカーは、アルファベットや数字が2つずつあり、1枚で「HALLOWEEN」のスペルを貼ることができました。文字が2つずつ入っているっていいですね。 完成したハロウィンの花の器に、水を入れて花を飾っていきます。 理想どおりに仕上げるアレンジのポイント! 花はケイトウのほかに、ワレモコウを買いました。 どちらも秋が旬の花です。 ケイトウは、上のほうの葉を数枚残して取り除きました。 ケイトウの葉を取るときは手で下に引くと、茎の繊維も取れてしまいます。なるべくハサミを使って、葉は根元からカットします。 葉を取り除いたケイトウ3本は、同じような高さにして容器に入れます。 ケイトウのオレンジ色の花序の部分が、器の間口に近くなるように入れました。 私はフラワーアレンジをするとき、その花姿を観察して、花の向きや高さをどんなふうにすると自分が理想とする完成像に近づけることができるのかを考えながら、花を花瓶に入れていきます。今回は器の黒に、花のオレンジ色を近づけて、よりハロウィンらしく、インパクトを出したいと思いました。 そして3本とも同じ高さにすることで、さらにオレンジ色の印象を強くします。 続いて、ワレモコウを入れていきます。ワレモコウは小さな葉がついていたので、これを手で取ります。 ワレモコウはケイトウより長めになるように、ハサミでカットして、器に入れていきます。 ワレモコウは、器に対して1対1の高さになるようにしました。花が少なくても、ワレモコウで高さを出すことで、ボリュームのあるアレンジになります。 これでハロウィンのアレンジの完成。 最後に、小さなカボチャやフェイクの落ち葉を一緒に飾れば、ハロウィンのアレンジがぐっと引き立ちます。 100均にはフェイクの紅葉やカボチャが売られていて、とても便利。毎年気になるものを買って、ハロウィンの時季のディスプレイに役立てています。 今回の材料のご紹介 ケイトウ3本…480円 ワレモコウ…150円 ガラスの保存容器…100円*ダイソー リボン…100円*ダイソー エンボスステッカー…100円*ダイソー 合計930円(税抜) ほかに、ハサミ、穴あけパンチ、カッター、カッター台、定規を用意。 プチプラでお得! 色画用紙でのリメイクの魅力 家に細長いグラスがあったので、こちらにも器カバーを作りました。同じ手順で、色画用紙をカットしてリボンを通します。 花は、少し余分に買っていたものを飾ります。 アレンジが2つあると豪華になりますね! ディスプレイがぐっと華やぎました。 家にイメージする色の花瓶がなくても、色画用紙を活用することで簡単に器を変身させられます。 紙は色のバリエーションが豊富なので、このアイデアはさまざまなシーンで活用できそうです。
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アレンジ
今年飾りたい! ミニほうきで作る横長スワッグ♪プチプラ花コーデVol.144
華やかで存在感ある、ハロウィンの横長スワッグ わが家では、玄関や部屋の壁に季節ごとのリースやスワッグを飾っています。 スワッグは飾るのはもちろん、作る過程も楽しいのです。今度はどんなものにしようかと、その季節がくる少し前から、作るスワッグをイメージしてはわくわくしています。 壁飾りとして、すっかり馴染みのあるアイテムになったスワッグ。最近では、さまざまなスタイルを目にしますが、街でよく見かけるのは、花束を逆さにしたようなタイプです。一方で、私が気になるのは横長のタイプ。横に広がった形は、華やかで存在感がバッチリ。 今度のハロウィンは、そんな横長のスワッグを作ってみます。 100均のものを活用したらどんな材料でどんな横長スワッグができるんだろう…。100均をめぐって、目に留まった材料でハロウィンの横長スワッグに挑戦してみました。 100均で買った、おしゃれなハロウィン材料 ハロウィンの横長スワッグ作りのために、こちらを購入しました。 葉が細長いユーカリは花屋さんで。横長スワッグにとても合いそうです。 100均では幅の細いグログランリボン、ミニほうきは2本買いました。このミニほうきを土台として使っていきます。ドライフラワーブーケという商品は2種類。1つの袋の中に数種類のドライフラワーが入っていて100円。とてもお得です。 そして、地巻きワイヤーとパンプキンブーケ。パンプキンブーケはフェイクのパンプキンに松ぼっくりや実、葉などがまとまっていて300円でした。白とベージュと茶色の組み合わせが、とてもおしゃれで好みです。 スワッグの土台作りと、花材準備のポイント 横長スワッグの土台作りと、アレンジの準備をしていきます。作り方はさまざま。今回は、ミニほうきを活用します。 ミニほうき2本とワイヤーを用意。ミニほうきの持ち手部分を写真のように重ねて、ワイヤーで3カ所固定します。 ワイヤーは1本をぐるぐると、持ち手部分を2、3周回します。しっかり回して、最後はワイヤー同士をネジネジとねじって締め、固定しました。 同様にして3カ所をワイヤーで固定すると、写真のようになります。 リボンは適当な長さにカットして結び付け、ミニほうきの土台を吊るす紐代わりにしました。 これで横長スワッグの土台はできあがりです。 次はデコレーションする花の準備をしていきます。 ドライフラワーブーケの中に入っていた花たちを小分けにします。 長さを決めたら、その部分の茎にセロハンテープを巻き(分かりやすいよう、写真では赤いマスキングテープを使用)、その上をカットします。 テープの上をカットすることで茎がバラバラにならず、まとまった状態で小分けにすることができます。 こちらは3等分にしてみました。 ユーカリも、カットして分けておきます。 茎を長めにしたもの、短めにしたものと長さはいろいろにしました。 ミニほうきを活用して作る、アレンジのプロセス ミニほうきで作った土台にアレンジをしていきます。作り方はこちらです。 ①完成をイメージするために、まずはミニほうきの土台の上に材料を置いてみます。 置いていくと、どの順番でアレンジをすればよいかが分かってきます。また、完成がイメージできるので、作業がしやすくなります。 ②完成のイメージができたら、花を固定していきます。 茎が長いものは、ほうきの持ち手のワイヤー部分の隙間に茎を入れ、グルーで固定しました。 ワイヤーの隙間部分に茎を挟むことで、長い花材が安定します。中心から外側に広がるように、ドライフラワーとユーカリを固定していきます。 ③さらに、ドライフラワーとユーカリを重ねてグルーで固定します。 ④残っているドライフラワーも加えていきます。 ⑤ススキのようなものと実のようなものも、土台に置いて、長さを見ながら茎をカット。グルーで固定していきました。 ⑥ほうきがドライフラワーで隠れたら、パンプキンブーケを合わせていきます。 まずは上に乗せてみて、位置を決めます。 ⑦パンプキンブーケを固定していきます。 パンプキンブーケの茎部分は針金だったので、これを手で曲げました。 スワッグの土台に、パンプキンブーケの茎の針金を回して固定します。 パンプキンブーケの茎を、さらにワイヤーを使って補強します。ワイヤーは、茎の上を2、3周回して固定しました。 ⑧残っている白いドライフラワーをアレンジしていきます。 パンパスグラスのような白い穂は、真ん中でカットして2つに分けました。 この穂は、パンプキンブーケの左右にアレンジ。グルーで接着します。 ⑨アレンジが終わったら、パンプキンブーケの位置を調整します。隙間などが見えないよう、バランスよく整えます。 パンプキンや葉の茎はワイヤーだったので、比較的簡単に位置を移動することができました。 ミニほうきを土台にした横長スワッグ作り。ふわふわのドライフラワーが、ミニほうきを活用することで、安定感のある仕上がりになりました。 ループリボンで、スワッグのかわいさを底上げ! リボンを使い、横長スワッグにアクセントをつけていきます。 リボンのほかに、厚紙を用意しました。 リボンの片方を長く垂らしておき、もう片方を厚紙に3~4周巻きます。もう片方のリボンも長く垂らしておきます。 リボンを厚紙からはずし、ワイヤーでその中心部分をネジネジと巻いて留めます。 これでリボンのパーツができあがりました。 作ったリボンを横長スワッグの正面につけます。 リボンの中心を固定したワイヤーを、横長スワッグの土台に回し、後ろでネジネジとひねって固定します。 つけたリボンを、手で整えます。 これで横長スワッグの完成。 少しワイルドな横長スワッグに細いリボンが加わって、動きとかわいらしさがプラスされました。 横長スワッグは少し斜めに飾りたかったので、最初につけたリボンの片方は短めに、もう片方は長めになるように結んでみました。 ほうきを利用した横長スワッグは、土台がしっかりしているので簡単に作ることができました。 今回の材料のご紹介 ユーカリ…200円 ミニほうき…100円×2本*セリア ドライフラワーブーケ…100円×2つ*セリア 地巻きワイヤー…100円*ダイソー パンプキンブーケ…300円*ダイソー グログランリボン…100円*ダイソー 合計1,100円(税抜) ほかに、セロハンテープ、ハサミ、グルーガン、厚紙(リボン用)を用意。 超簡単! 材料2つで魔女のほうきスワッグ パンプキンブーケとほうきは、ただ組み合わせるだけで簡単にスワッグにすることもできます! ミニホウキを土台にして、その上にパンプキンブーケを乗せてワイヤーなどで固定すれば完成。一瞬でパンプキンスワッグができあがります。 壁に飾れるように、後ろにはワイヤーでフックをつけるようにしました。 フェイクだけで作ると、来年もまた飾れるのがいいですね。
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アレンジ
100均のキッチングッズと少ない花で、簡単「花遊び」 プチプラ花コーデVol.143
花遊びに活用できるキッチングッズを100均で発見 最近、100均に行くたびに気になる商品がありました。それが「折りたためるザル」です。 陳列されているのは、折りたたんでいる状態でした。 ザルは、中央部分に小さな穴がたくさんあります。折りたたんでいる状態だと、ザル部分の外側にくぼみがありました。見つけたとき、そのくぼみに水を入れて花を飾れそう! と、ひらめいたのです。色が黒なので、花を合わせやすそう。 ザルの直径は約23.5cm。中心部分を手で押すと、底が深めのザルになります。 折りたためることでコンパクトに収納でき、また持ち手部分を壁に掛けることができるので、なにかと便利に使えます。 今回はこのザルを折りたたんだ状態で使い、花遊びをしてみたいと思います。 神コスパ! 140円で10輪もついていた花苗 折りたためるザルで楽しむ花遊び。用意した花はこちらです。 向かって左の葉はドラセナ。ドラセナは2本買いました。他はアスターと秋の七草の一つ、キキョウです。 キキョウとアスターは苗で購入しました。 花屋さんで、最初に目にとまったのがキキョウでした。キキョウに合わせて、同系色の薄い紫色のアスターを選びました。 アスターは一つの苗に薄い紫と濃い紫、それから濃いピンクと3色咲いていて、140円。しかも小さなつぼみの花も数えると、花が10輪もついていて神コスパです。 キキョウと同じような紫色に、濃い色が入るとアクセントになって、全体が引き締まります。 花苗は、プチプラでフラワーアレンジを楽しみたいときの強い味方。その季節のものが手軽に入るのも魅力で、花をアレンジに使った後の苗は、土に植えて長く楽しめるのもいいですね。 ドラセナの葉を花留めにした、アレンジの方法 折りたためるザルにアレンジをしていきます。まずはドラセナの葉を用意して、茎の部分からカットしました。 このドラセナの葉を、花留めとして使っていきます。 ドラセナの花留め、作り方をご紹介します。 ①ザルはたたんだ状態で使います。底のくぼんでいる部分に水を入れます。 ②カットしたドラセナの葉を、くぼんでいる部分に写真のように入れます。 ③ドラセナの葉と葉を重ねながら、ザルのくぼみを1周するように何枚も入れていきます。 ④ホッチキスを用意して、入れたドラセナの葉同士を何か所か留めて、形が崩れないようにします。 ⑤同じ要領でくぼみにドラセナの葉をどんどん入れていくと、ドラセナの花留めができあがりました。 ドラセナ2本分の葉を全部使いました。私が買ったドラセナは1本に葉が8枚ほどついていたので、全部で16枚ほど入ったことになります。 葉の所々をホッチキスで留めると、きれいにまとまった円になります。これで、花が留まりやすくなりました。 ナチュラルでおしゃれで、簡単にできるのが魅力 ドラセナの葉で作った花留めに、花をアレンジしていきます。 まずは、キキョウとアスターの花をカット。 花は、水に浸かる下のほうの葉は落としておきます。 キキョウは茎をカットすると、白い液体が出ます。 この白い液体は水を吸い上げにくくしてしまうので、ティッシュペーパーで拭いてからアレンジに使います。 最初のキキョウを、ドラセナの葉と葉の間に入れました。 葉をたくさん重ねているので、そこに挿すだけで花が留まります。 キキョウを3輪。 続いて、キキョウと同じ色のアスターをアレンジ。 花は全体にまんべんなく。また、花の長さを高め、低めと変えて高低差を意識してアレンジしました。 そこに、濃い紫色のアスターを入れていきます。 濃いアスター同士も、花の高さは変えるようにしました。 最後に、濃いピンクのアスターを入れて完成。 高低差をつけるポイントは、なるべく花一つ分以上の高さを変えること。自然な雰囲気を作ることができます。 折りたためるザルのくぼみを利用した花遊び。ザルのくぼみ部分が狭く、少ない花材にちょうどよかったです。 自然素材で作る花留めで楽しむフラワーアレンジは、簡単でいておしゃれに花を飾ることができますね。 今回の材料のご紹介 アスター(苗)…140円 キキョウ(苗)…230円 ドラセナ2本…300円 折りたためるザル…200円*ダイソー 合計870円(税抜) ほかに、ハサミ、ホッチキス、ティッシュペーパーを用意。 初心者におすすめ。時短で超楽々なアレンジ 折りたためるザルを使ってもっと簡単にアレンジを楽しむなら、水を入れたくぼみ部分に、花をただ入れるだけでOK。 水を入れたザルのくぼみ部分に、茎を短くカットしたスプレーギクなどを入れてみました。左右にわけて真ん中あたりには何もない空間を作り、アレンジにメリハリを出します。 一方で、くぼみ全体に花を入れると卓上リースのようにもなりますね。容器が黒なので花色を選ばず、また黒の色が花を引き立ててくれてとても様になります。 フラワーアレンジ初心者さんにも、おすすめの飾り方です。
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アレンジ
【秋到来】手ぬぐいをリメイクして和テイストで楽しむ重陽の節句 プチプラ花コーデVol.142
キクの花が主役! 9月9日は重陽の節句 秋に旬を迎える花の一つに、キクがあります。 切り花のキクは、今では一年中出回る手に入りやすい花。お供えとして、また日常使いやギフトとして、幅広く利用されています。 そのキクが主役になる節句が9月9日。「菊の節句」や「重陽の節句」ともいいます。 重陽の節句は中国から伝わったとされ、キクを飾ったりキクの花びらを浮かべた酒を酌み交わしたりして不老長寿を願ったとされています。 キクが好きな私は、この重陽の節句がとても楽しみ。毎年どんなふうに飾ろうかと考える時間が好きです。まだ残暑が残るので、少しだけ夏の余韻を残しながら、今年も100均活用でアレンジを楽しみたいと思います。 400円でできる、手ぬぐいを使った器作り 重陽の節句の花飾りのために、ダイソーでこちらを買ってきました。 左から、中身が見えるキャニスター、手ぬぐい、園芸用のロープです。手ぬぐいは数種類並ぶ中から、ピンクのシンプルな柄のものを選びました。花をこれから決めるので、シンプルな柄だと合わせやすそう…という理由です。 中身が見えるキャニスターは200円。プラスチック製で横長。 プラスチック製なので、そのまま水を入れて花を飾れるのも購入のポイントです。キャニスターは、上のフタを外して使っていきます。 全部で合計400円。この材料で手ぬぐいを活用したバッグを作りたいと思います。 手ぬぐいと器を、和が薫るバッグに変身! まずは、手ぬぐいでバッグ作りをしていきます。 今回作りたいと思ったのは、夏に浴衣姿の人が持っている巾着バッグのようなもの。和風の雰囲気なので、キクの花に合いそうです。 器は、こんなふうに作りました。 ①手ぬぐいを広げた上に、キャニスターを置きます。 キャニスターを置く場所は、手ぬぐいの中心からずらして端のほうにしました。 ②キャニスターを包むように、手ぬぐいの両方の端をネジネジとねじっていきます。 ③長いほうの手ぬぐいを短いほうに回して結び、取っ手を作ります。 ④園芸用ロープを取り出して、下のほうから巻いていきます。 ⑤ロープは手ぬぐいバッグの半分くらいまで巻いて切ります。切り口がほどけないように、後ろ側で巻いたロープにはさんで留めておきます。 ⑥ロープでデコレーションした手ぬぐいバッグの完成です。 手ぬぐい部分は和風のハギレなどを使ってもよさそうです。 手ぬぐいバッグとキクで重陽の節句アレンジ 重陽の節句用に、花屋さんで選んだキクはこちらです。 淡くてきれいな緑色のキク、ほかはオレンジ色とピンクのスプレーギクです。スプレーギクは1本から枝分かれして何輪か花がついているのでとても使いやすく、ボリュームが出ます。また緑色のキクは1本で存在感がバッチリ。アレンジのフォーカルポイントになります。 【アレンジの手順】 ①存在感がある緑色のキクから、アレンジしていきます。 キクはハサミを使わず手で折ったほうが水あげがよいので、器に合う長さのところを手で折ります。 手ぬぐいバッグに合わせて茎を短くしたら、余分な葉は取ってしまいます。それを、水を入れた手ぬぐいバッグの端のほうに入れます。 横から見ると、こんな感じです。 キャニスターの容器の幅を利用して、花を留めています。 ②ほかのスプレーギクもアレンジしていきます。最初に、オレンジ色のスプレーギクを用意しました。 こちらも手で折ります。1本ずつになるように折ったら、余分な葉を取ります。 手で折りにくいときは、ハサミを使ってもOK。 緑色のキクの周りに、オレンジ色のキクを挿していきます。 ③ピンクのスプレーギクも小分けにカットして、葉を取り除きます。 小さなつぼみもアクセントになるので、残しておきます。 ピンクのキクも、緑色のキクの周りにアレンジ。 少し長めにカットしたつぼみも入れてみました。 こちらもキャニスターの器の角に茎の先がくるようにして、花を留めています。 ④キクの葉もアレンジに活用します。 葉を端のほうに入れて完成です。 葉があるとアレンジに動きが出るだけでなく、濃い緑色が全体を引き締めてくれますね。 手ぬぐいで作るバッグで、少しだけ軽やかな重陽の節句アレンジになりました。 今回の材料のご紹介 キク(緑)…250円 スプレーギク…200円×2本 中身が見えるキャニスター…200円*ダイソー 手ぬぐい…100円*ダイソー 園芸用ロープ…100円*ダイソー 合計1,050円(税抜) ほかに、ハサミを用意。 アレンジが思いどおりになる、簡単な花留め 花がうまく留まらないときは、テープを花留めにすることができます。容器の口に数カ所渡して貼ることで、花が挿しやすくなります。 写真はマスキングテープを活用したもの。口に貼ってキクを入れてみました。 これなら花が少なくても、自分の挿したい場所で花を留めることができますね。 この方法は、どんな器にも活用できるので、ぜひ、試してみてください。
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アレンジ
花とフルーツは相性抜群。夏の爽やかお招きアレンジ プチプラ花コーデVol.141
夏におすすめ。コンポートで作るお招きの花 夏に楽しむフラワーアレンジの1つに、ガラスのコンポートを器として使うものがあります。 見た目が涼しげで、またスタンド部分があることで、フラワーアレンジが高見え。来客をもてなす、お招きのアレンジとしても活躍します。 フルーツをのせるときにも役立つコンポート。花に加えて、入手しやすいフルーツを一緒に盛り合わせても楽しそう。花の美しさだけでなく、果物の美味しそうな香りにも癒やされます。 私の最近のマイブームは、鮮やかな黄色が見た目も爽やかなレモン。レモンを使ったお菓子や飲み物をよく手に取るようになりました。 今日は100均で手に入る材料で、コンポートのようなベースを作り、夏のお招き花のアレンジを作ってみます。 コンポートを、2つの100均グッズで手作り 100均で、プラスチック製のワイングラスとお皿を買いました。どちらもきれいにカットされた柄が素敵。ダイヤモンドのような柄で、プラスチック製とはいえ高級感があります。 このグラスとお皿を見つけたときに、まっ先にコンポートのアレンジができそう! と、イメージが頭の中に浮かびました。 ほかには、吸水性スポンジとプラスチック用の接着剤を用意。 これらでコンポートのベースを作り、アレンジをする準備をしていきます。 ワイングラスは逆さに置き、プレートの縁部分に接着剤を1周つけます。 接着剤は、購入したプラスチック用のものです。 接着剤を塗ったワイングラスのプレートの上にお皿をのせます。しっかりと接着できたのを確認したら、コンポートのフラワーベースが完成です。 吸水性スポンジを、プレートに固定させるコツ アレンジの準備は、まず、完成したコンポートのベースに吸水性スポンジをセットするところからです。 吸水性スポンジを正方形にカット。サイズは約5cm四方、高さ4cmほど。比較的小さめです。 この吸水性スポンジの上部とサイドの端をカッターでカットし、面取りをします。 面取りをすることで、花を挿す面積が増えます。また、面取りには、花をアレンジした際、角の形崩れを防ぐ役割もあります。 カットした吸水性スポンジを吸水させます。 カットした吸水性スポンジが、スッポリと入る容器を用意。この容器に水を入れ、水の上に吸水性スポンジをポンと置き、ゆっくりと水を含むまで待ちます。このときに、スポンジを上から手で押したり、水を上からかけたりしないようにします。 水を含ませた吸水性スポンジをコンポートの上に置き、セロハンテープを用意します。 セロハンテープで、吸水性スポンジを固定します。下の写真は分かりやすいように、マスキングテープを使っています。 吸水性スポンジの上面部分はテープ同士を貼り合わせて、テープの幅を細くしました。こうすると、吸水性スポンジに花を挿せる面積が多くなります。上面以外はテープをしっかりと貼り、スポンジとコンポートを固定。吸水性スポンジが動かないようにします。 もっと大きな吸水性スポンジを使う場合は、セロハンテープは2本使い、クロスして固定すると安定感が増します。 これでアレンジをする準備ができました。 フルーツをアレンジに加えるときのポイント 今回の材料は、こちらです。 左からアジサイ、レモン、モカラ。モカラはランの1種です。 今回のアレンジはスポンジ上面だけでなく、周囲にも花が入り、たくさんの花が必要になります。 アジサイは、1本でもボリュームたっぷり。ボリュームがある花を使うことで、スポンジの周囲を花で埋めることが可能になります。 レモンは半分にカット。爪楊枝を用意しました。 レモンの後ろに爪楊枝を刺して、アレンジに加えられるようにしておきます。 果物などをフラワーアレンジで使う場合は、その大きさや質感により、爪楊枝や竹串、割り箸などを活用します。写真のように脚をつければ、フラワーアレンジに組み込むことができます。 アジサイからアレンジを開始。葉も活用して アジサイを、ハサミで小分けにします。 カットしたアジサイを、吸水性スポンジに挿していきます。 吸水性スポンジの約半分くらいに、アジサイをアレンジしました。 そこに爪楊枝をつけたレモンを加えます。 レモンの向きは、1つは正面に、もう1つは少し横に向けました。 モカラも小分けにカットします。 これをレモンの下側に挿していきます。 アジサイの葉もアレンジに使っていきます。 アジサイに添えるように下のほうに葉を入れたら、完成です。 葉がアレンジのアクセントになり、全体が引き締まりました。 アレンジをしている時間も、レモンのフレッシュな香りに癒やされました。彩りと香りのお招き花のアレンジです。 今回の材料のご紹介 アジサイ…500円 モカラ(ラン)…200円 レモン…100円 皿…100円*ダイソー ワイングラス(ワインコップ)…100円*ダイソー 吸水性スポンジ…100円*ダイソー 接着剤…100円*ダイソー 合計1,200円(税抜) ほかに、ハサミ、セロハンテープ、爪楊枝、カッターを用意。 活躍の予感! 夏の間ずっと使えるワイングラス 今回買ったワイングラスは、単体で使ってもとても素敵です。 ワイングラスのカットされた柄がアクセントになって、青いアジサイがぴったりでした。 このワイングラスはプラスチック製で、ダイソーではワインコップという名称で売られていました。軽いので、小さな花や軽めの花を活けるのにもよさそうです。 間口が比較的広いので、花を片方に傾けると美しく決まります。透明だから花色を選ばず、一方でカットされた柄が茎部分を隠してくれるので、これからの花飾りに大活躍しそうです。
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クラフト
100均のハーバリウム材料で自分だけのオリジナルボールペン作り プチプラ花コーデVol.140
驚き! ハーバリウムの材料を100均で発見 ちょっとしたお礼やプレゼントにぴったりの、ハーバリウムボールペン。 ハーバリウムとは植物標本を意味し、透明な容器に植物と専用のオイルを入れて保存、観賞するものです。 数年前にハーバリウム専用のオイルが花の資材屋さんで買えるようになり、私もさまざまなハーバリウムのアレンジを作り、楽しんできました。 そのハーバリウム専用のオイルを100均で発見! さらに、ハーバリウムを楽しめるクラフト用のボールペンまで売られていました。ハーバリウムの材料を100均で買えることに驚きです。 今回は自分用に、またちょっとしたプレゼントにも最適なハーバリウムボールペンを100均グッズで作ってみます。 ハーバリウムボールペン2本の材料代は、600円 ハーバリウムボールペン作りのために、100均で買った材料と用意したものは、こちらです。 ハーバリウムを入れるクラフト用のボールペンは、さまざまな色が展開されていました。その中から白とゴールドをチョイス。中に入れる花は、セリアで購入したドライフラワーブーケと、自宅で飾っていたドライフラワーのスターチスです。 ほかに、ハーバリウム専用オイル、スポイトと接着剤を購入。爪楊枝も準備しておきます。 ハーバリウム専用オイルは小さなボトルに入っていましたが、ボールペンなら何本か作れそうです。 ハーバリウムボールペン2本分の材料は、全部で合計600円(税抜)。自分が想像していたより、安く揃えることができました。 ハーバリウムボールペンの基本的な作り方 さっそく、ハーバリウムボールペン作りに取り掛かります。 まずはゴールドのボールペンに、紫色のスターチスを入れていきます。 【作り方】 ①スターチスの紫色の部分を、写真のようにハサミでカットします。 ②ボールペンを解体します。 ハーバリウムボールペンの材料は、ボールペンの本体、ハーバリウム部分、その間にあるリングと入れたオイルの蓋になる中栓が入っていました。リングと中栓は、なくさないように注意します。 ③ボールペンのハーバリウム部分に、カットしたスターチスを入れていきます。 入れる際は、ピンセットや爪楊枝、竹串を使っていくと、花が奥まで入りやすいです。 下の部分1cmくらいを残したところで(爪楊枝で指している部分)、スターチスを入れるのをストップします。 ④ボールペンの中に、ハーバリウム専用オイルを入れていきます。専用オイルとスポイトを用意します。 100均でハーバリウム関連の材料が並んでいる近くに、クラフト用の注射器のようなものが置いてありました。ハーバリウムボールペンを作るときは、その注射器のような道具か、今回のようなスポイトを準備しておきます。 スポイトで、ハーバリウム専用オイルを吸い上げます。 ⑤吸い上げたオイルを、ボールペンの中に少しずつ入れていきます。 入れるときはボールペンを少し傾けると、オイルが入りやすくなります。 くぼみの少し上までオイルを入れたら、ストップです。 ⑥中栓をしていきます。 ハーバリウムオイル部分と、中栓部分の間にある空気を抜きながら行うこの作業。ハーバリウムボールペン作りでは、ここがいちばん難しいところです。 そこで、爪楊枝を用意します。キャップの横から中に爪楊枝を入れて空気を抜くようにしながら、中栓をします。 この際、多少空気が残ってもOKです。 ⑦中栓をしたら、ティッシュペーパーを用意。付着したハーバリウムオイルを拭いておきます。 ⑧外していたリングは戻し、念のため中栓の横からオイルが漏れてこないように接着剤をつけておきます。 ⑧最後に、外していたボールペン部分を合わせると完成です。 ボールペンの芯は、先端のほうをクルクル回すと出てきます。 複数の材料でハーバリウムを作るときのコツ 白いハーバリウムボールペンも作ります。こちらは、中にセリアで買った白いドライフラワーを入れていきます。 ドライフラワーには、アジサイとカスミソウが入っていました。 こちらもボールペンを解体します。 【作り方】 ①ドライフラワーのアジサイとカスミソウは、小さめにカットしておきます。 ②こちらには2種類のドライフラワーを使うので、どんなふうにボールペンに入れるか、実際に花をハーバリウム部分の横に並べてみました。 ハーバリウムボールペン作りで、中に複数の材料を入れる場合、このようにハーバリウム部分の横に入れる材料を並べると、完成した姿がイメージしやすくなります。また、だいたいの入れる分量が分かります。 ③ハーバリウム部分に、爪楊枝やピンセットを使い、材料を入れていきます。紫色のペンのときと同様、下の部分1cmくらいを残して、写真の爪楊枝のところまでドライフラワーを入れていきます。 ④花を入れたら、ハーバリウム専用オイルを加え、中栓をし、接着剤をつけます。手順は紫色のペンと同様です。 最後に、ボールペン部分をつけます。 これで、2本のハーバリウムボールペンが完成。 1本あたり5~10分ほどでできて、材料も100均で揃うのが嬉しいですね。フラワークラフトの中でも実用的で、自分好みのボールペンができたので、すっかり嬉しくなりました。 5:今回の材料のご紹介 ハーバリウム専用オイル…100円*ダイソー クラフト用ボールペン…100円×2本*セリア ドライフラワーブーケ…100円**セリア 接着剤…100円*ダイソー スポイト…100円*セリア スターチス(ドライフラワー)…自宅にあったもの 合計600円(税抜) ほかに、ハサミ、爪楊枝(またはピンセット)、ティッシュペーパーを用意。 楽しみ方は無限大。ハーバリウムボールペンの魅力 ハーバリウムボールペンは、使いながら花を眺められるだけでなく、オイルの中で揺れる花に癒やされるのがいいですね。 ハーバリウム部分には、ドライフラワー以外に、小さなパールやビーズなどを入れてもきれいです。 また今回のように花首をカットして使うほか、茎がついたままの花を入れて、よりボタニカルな雰囲気を味わうのも楽しそう。 ハーバリウムボールペン作りは、自分好みの、自分だけのオリジナルができることが魅力ですね!
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アレンジ
夏に飾りたい、デルフィニウムに合うおすすめの花瓶3選 プチプラ花コーデVol.139
夏に涼を運んでくれる青い花、デルフィニウム! 夏に飾りたい花といえば、黄色やオレンジ色が元気をくれるヒマワリや青い色で涼しさを届けてくれるデルフィニウム、長もちの代表花のランとキクです。私は、この時期に飾る花は、色のほか、暑さに強いものを選んでいます。 今回は、その中でも青い花、デルフィニウムをご紹介します。 デルフィニウムは、私が花に興味を持ち始めたときに、この花の名前の語源がギリシャ語でイルカ(ドルフィン)を意味する「Delphis」だと知り、覚えた花です。つぼみの形がイルカの姿に似ていることに由来するといわれています。 デルフィニウムにはいくつかの種類があります。私がよく飾るのは、枝分かれしているスプレータイプのもの。 デルフィニウムの青い色と、細い茎先に透けるような花びらは、見ているだけで涼しくなりますね。青は涼しさを運んでくれるだけでなく、気持ちを落ち着かせ、リフレッシュできる色でもあるから、いまの時期、飾るのにぴったりです。 今回はスプレータイプのデルフィニウムを3本購入し、100均の花瓶を活用して、3本、2本、1本と本数を変えて飾ってみます。 “3本”を飾る! 100均で買えるおすすめの花瓶 購入したスプレータイプのデルフィニウムは、丈が長めでした。1本から茎が5~6本ほどに分かれています。これを3本買いました。 3本のデルフィニウムを一度に飾る花瓶として選んだのが、ダイソーで200円で売られていたもの。 どっしりとした花瓶で、上のほうが少しシェイプされ青みがかった透明の色合いです。ほかに、セリアで見つけたブルーの刺繍リボンも、デルフィニウムに合いそうなので買ってみました。 スプレータイプの花を飾るときは、間口が少し広めのものを選ぶと花が広がってきれいに見えます。そして、この花瓶のように途中でシェイプされていると、花がまとまりやすくなります。 花瓶は正面にシールがついていたので、今回はこれを裏側にし、口元についていたリボンを外しました。 写真のように、花瓶の下部に1周、セリアで買った刺繍リボンを巻きました。裏側で、セロハンテープで留めています。 スプレータイプのデルフィニウムは、1本を写真のようにカット。残りの2本も同様に切り分けました。 このとき、下のほうについている葉は、水の中に入りそうなので取り除きます。 普段から、花を飾るときは、花瓶の水の中に葉が入らないようにします。できるだけバクテリアが繁殖しない環境を作りましょう。 あとはリボンを巻いた花瓶に、3本分をどっさりと飾れば完成です。 花瓶と花のバランスは、だいたい1対1になるようにしました。デルフィニウムは花が縦についているので、とても華やかに見えますね! デルフィニウムを3本以上飾るときに、この花瓶が活躍しそうです。 「3本を飾る」材料のご紹介 デルフィニウム…250円×3本 ガラスの花瓶…200円*ダイソー 刺繍リボン…100円*セリア 合計1,050円(税抜) ほかに、ハサミとセロハンテープを用意。 “2本”は円柱タイプの花瓶に、トレーをプラス スプレータイプのデルフィニウム2本を飾るために用意したのは、円柱タイプのガラスの花瓶と200円のバンブートレーです。 円柱の花瓶は、とても薄いガラスでできていて繊細。透明度が高いので、花をきれいに引き立ててくれそうです。涼し気なデルフィニウムとも合いそう。花瓶がないときは、円柱タイプのグラスで代用できます。 バンブートレーの上に、水を入れた円柱の花瓶をのせました。 あとは、2本分のデルフィニウムを飾るだけ。切り分け方は、3本飾ったときと同じです。 円柱で間口がそこまで広くない花瓶なので、背が高く茎が細いデルフィニウムもうまい具合にまとまりました。 円柱タイプの花瓶は使いやすいので、私はいくつかサイズ違いで持っています。 トレーを敷くことで、花瓶と背が高いデルフィニウムのバランスがよくなります。インテリアともなじみやすくなりました。 淡い茶色のトレーは、少し北欧風な雰囲気が出るのもいいですね。 「2本を飾る」材料のご紹介 デルフィニウム…250円×2本 ガラスの花瓶…100円*ダイソー バンブートレー…200円*ダイソー 合計800円(税抜) ほかに、ハサミを用意。 “1本”は間口の細い一輪挿しにギュッと花を集めて デルフィニウム1本を飾るなら、間口の狭い1輪挿しの花瓶が合いそうです。 ダイソーでは、一輪挿しの種類が豊富。今回、私は背が低めのパンプキン型と書かれている花瓶を選びました。 スプレータイプのデルフィニウムを、さらにカットします。 カットしたら、枝分かれしている部分がなくなりました。 花瓶と1対1のバランスになるように茎の長さを調整。水を入れたパンプキン型の花瓶に、そのデルフィニウムを挿しました。 間口が狭いので、スッとした細い茎をうまくまとめてくれます。 コロンとした花瓶にブルーの花がギュッと集まって、かわいい雰囲気になりました。 「1本を飾る」材料のご紹介 デルフィニウム…250円×1本 ガラスの花瓶…100円*ダイソー 合計350円(税抜) ほかに、ハサミを用意。 青い花デルフィニウムに合う、おすすめの花たち ブルーのデルフィニウムは、ほかの花とも相性がとてもいいです。私のおすすめは、水色のブルースターと合わせた同系色のアレンジ。 同系色は花色がなじみやすく、失敗がないのが嬉しいです。 少しアクセントを入れるなら、グリーンを合わせて爽やかに。 ビバーナム(スノーボール)を加えたら、とても爽やかな雰囲気になりました。ほかに、キクやテマリソウなどの緑色の花、またはリキュウソウなどの明るい色の葉を入れてもいいですね! ブルーは、紫色のスターチスや黄色のヒマワリなどとも相性がよく、夏らしい花飾りが楽しめます。 夏は1日に1回は水替えをして、そのたびに花の茎を切り戻し、できる限り長く楽しめるようにしていきたいと思います。
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クラフト
唯一無二! 100均活用で作るボタニカルコースター作り♪ プチプラ花コーデVol.138
100均に、クラフトに使えるUV-LEDライトが登場 100均のクラフトコーナーには、さまざまな材料が揃っています。そのなかで花や植物と一緒に楽しめる、レジン液を活用したアクセサリー作りに以前チャレンジしました。 レジン液は、UV-LEDライトや紫外線を利用して硬化させて使います。数年前に作ったレジンアクセサリーは、UV-LEDライトがなかったのでレジン液を日光に当て、紫外線で硬化させました。 ここ最近、100均でUV-LEDライトを見かけるようになりました。私が見つけたものは、セリアやキャンドゥで売られている100円のものと、ダイソーにある300円のもの。プチプラでUV-LEDライトが手に入るなんて、ますますレジンクラフトが身近で楽しくなりますね! そのUV-LEDライトを早速活用したくなり、100均でレジン液を購入。今回は、夏に使いたい涼しげなボタニカルコースター作りにチャレンジしたいと思います。 ボタニカルコースター作りのための「押し葉」作り ボタニカルコースターを作るために、ベランダで育てているアイビーやユーカリ、それから実家の庭からシダやナズナを採りました。 これで押し花ならぬ、「押し葉」作りをしていきます。 押し葉は本の間に1枚ずつ挟んで、このまま1週間ほど放置。 1週間経過した押し葉がこちら。すっかり乾燥しています。 これでボタニカルコースターを作ります。 育てているものを使うことで、材料代が浮きます。身近なもので、フラワークラフトを楽しめるっていいですね。 レジンでコースター3種を作るための準備 レジン液を活用して作るボタニカルコースターのために、100均で買った材料はこちらです。 左から、レジンクラフト用のシリコーンマットに、レジン液は2種類。ダイソーとセリアで買いました。お菓子作りの材料コーナーにあったクラフトギャザーカップ、そしてUV-LEDライトも購入。このUV-LEDライトが100円で手に入ることに、びっくりです。 今回は家にクリアファイルがあったので、これも活用してみようと思います。 クリアファイルは、100均でも買うことができます。 今回のボタニカルコースターは2種類のレジン液を使い、「クリアファイル」、「シリコーンマット」、お菓子作りの材料売り場で見つけた「クラフトギャザーカップ」を使用した3パターンで作ってみます。 ①クリアファイル×ダイソーのレジン液×アイビー まずは、クリアファイルを活用して作るボタニカルコースター。ダイソーのレジン液を使っていきます。 用紙にコップを使って円を描いたものを用意しました。 これを描いた円より少し大きめに、ハサミやカッターで適当にカットしておきます。 円の直径は、8cmほど。 クリアファイルの下に円を描いた紙を敷き、ダイソーで買ったレジン液を用意します。レジン液を出しながら円の外周をなぞっていきます。 円を1周したら、今度はその中を埋めるようにレジン液を出していきます。 円全体にレジン液を出したら、これを硬化させます。 ここで、UV-LEDライトを用意します。 このライトを使うにはUSBアダプタ、またはモバイルバッテリーが必要とのこと。ちょうどスマートフォンを充電させるためのアダプタがあったので、これを使うことにしました。 コンセントにセットして、UV-LEDライトの準備ができました。 先ほど用意したクリアファイルの上のレジン液を、ライトで硬化させていきます。 UV-LEDライトは硬化させるレジン液より2~3cm上から、2分ほど照射するとのこと。コースターは大きいので、少しずつ場所をずらしながら、全体に照射しました。 今回は2分では硬化しなかったので、5分ほど照射しています。 照射して、ある程度液が固まったら、上にアイビーの押し葉を置きます。さらにその上に、レジン液をのせます。 これをまた同様にUV-LEDライトを照射して、少しずつ硬化させていきます。 途中、レジン液が円の内側のほうに寄っていくので、レジン液を周りに足しながら形を修正。足した部分も照射して、硬化させていきました。 全体に液が硬化したら、クリアファイルから外します。 結構パリッと、すんなりと外すことができました。1つめのボタニカルコースターが完成です。 ②シリコーンマット×セリアのレジン液×ナズナ 次にシリコーンマットを使った、ボタニカルコースター作りです。ここではセリアのレジン液を活用していきます。 シリコーンマットは、使う前にマットについていた薄い保護材を外しておきます。 クリアファイルのときと同じように、白い紙に円を描き、その上にシリコーンマットを置きます。 シリコーンマットで作るコースターには、ナズナを使うことにしました。 レジン液の使い方も、クリアファイルのときと同じです。 下に敷いた円の外周上にレジン液を出し、輪郭を取ります。その後に、円全体にレジン液を出していきます。ナズナの上にも、しっかりレジン液をのせます。 レジン液は1本では足りず、2本使いました。 これをまたUV-LEDライトで、少しずつ硬化させていきます。 照射しては横にずらし、を繰り返しながら、全体を硬化させていきます。こちらもやはり、硬化するまで5分くらいかかりました。 全体を硬化させて完成したと思い、シリコーンマットから外してみたら…。 裏側の部分がまだ、硬化してませんでした。 そのため、ボタニカルコースターを裏返して、硬化していなかった部分に少しずつ照射、硬化させていきます。 裏側も硬化したら完成です。 表側からの照射ですべてが硬化できなかったのは、照射時間が足りなかったのか、シリコーンマットの影響なのか、レジン液の影響だったのかは不明です。 照射中にレジン液が中央に集まるので、途中で液を追加しました。その部分の形が崩れ、元の円のサイズより小さくなりました。 これはこれで、味のあるコースターということにしたいと思います。 ③クラフトギャザーカップ×ダイソーのレジン液×ユーカリ 今度はクラフトギャザーカップとダイソーのレジン液を使います。 まずは、レジン液をカップ全体に出していきます。 UV-LEDライトを少しずつ場所を変えてレジン液に照射し、硬化させていきます。 硬化したら、こちらにはユーカリを入れました。さらにその上にレジン液を流し込むのも、ほかのコースター作りのときと同様です。 レジン液が足りなくなったら、新しいものを追加していきます。レジン液を入れ終わったら少しずつ照射し、全体を硬化させていきます。 硬化したのを確認したら、カップからコースターを取り出します。 ハサミを使ってカップをカットし、コースターを取り出しました。こちらはしっかりと硬化したようです。 カップから外したコースターは、縁の部分に余分なレジンがついていました。それをハサミでカットして仕上げます。 もし周りがギザギザしていたら、紙やすりなどで削ってもいいかもしれません。 カップで作ると、レジン液を少し厚めに流し入れることができます。そのため形が崩れることなく、しっかりとしたコースターができました。同じ形のものを何枚か作る場合も、今回のような型を使うとよいかもしれません。 ボタニカルコースター作りの反省点や気づき 今回、上記のほかに、クラフトギャザーカップを活用して、シダのボタニカルコースターも作りました。合計4枚のコースターが出来上がりました。 作ってみて気づいたことや反省点は、UV-LEDライトが小さかったため、少しずつ場所を移動しながら照射することになり、結構時間がかかったこと。だいたい1つ作るのに30分以上はかかりました。 私が購入したセリアのUV-LEDライトには、後ろの説明欄に「大きなサイズの作品作りや量産をされる場合は大型のUV-LEDライトのご使用をおすすめします」と書かれていました。確かに、小さなアクセサリー向きかもしれません。 コースターのような大きめの作品には、もう少し大きなUV-LEDライトを使ってレジンを硬化させたほうがよさそうです。ダイソーで300円で売られていたUV-LEDライトはもう少し大きかったので、今度はそちらのほうでも試してみたいと思いました。 出来上がったコースターは、時間をかけたぶん思い入れも強く、とてもお気に入りの作品になりました。照射の待ち時間も完成をイメージしながら、わくわくが止まりませんでした。 今回かかった材料代は1,100円。1,100円でこれだけ楽しめるのはいいですし、ずっと使えるものが出来上がるのは嬉しいですね。レジンの中に閉じ込めた植物が、これからどんな風に変化していくのかを観察するのも楽しみです。 作ったボタニカルコースターを、さっそく使ってみました。 グラスに注いだお茶を透かして緑色のリーフが見え、また透明なコースターがとても涼し気。コースターとして使うだけでなく、ただ飾るだけでもよさそうです。 今回の材料をご紹介 UVレジン液…300円×2本*ダイソー シリコーンマット・・・100円*ダイソー クラフトギャザーカップ・・・100円*ダイソー UVレジン液…100円×2本*セリア UV-LEDライト…100円*セリア 葉…庭やベランダより採取 合計1,100円(税抜)。 ほかに、ハサミ、クリアファイル、ボールペン、コップ、白い用紙、USBアダプタを用意。 ※レジン液を扱う際は、直接肌に触れないように注意してください。手袋をして作業することをおすすめします。また紙やすりなどで削る際は、レジンを吸ってしまわないようマスクなどを着用して作業をしてください。