宿根草とグラスの美しいハーモニーで話題のガーデン「服部牧場」を訪ねる
これまで長年、素敵な庭があると聞けばカメラを抱えて、北へ南へ出向いてきたカメラマンの今井秀治さん。カメラを向ける対象は、公共の庭から個人の庭、珍しい植物まで、全国各地でさまざまな感動の一瞬を捉えてきました。そんな今井カメラマンがお届けするガーデン訪問記。第40回は、多数の宿根草が生き生きと育ち、歩くたびに現れる美しい景色に癒やされると話題のガーデン、神奈川・愛甲郡にある「服部牧場」をご案内。2度目のご紹介です。
目次
初夏の服部牧場を訪ねて

ガーデンストーリーで服部牧場をご紹介した最初の記事は、2020年1月に公開しました(前回記事はこちら)。ついこの間くらいに思っていたら、もう3年半の月日が経っていました。前回は、晩秋から初冬のグラスや宿根草の枯れ姿が中心でしたが、今回は今年2023年6月後半に訪ねた、さまざまな花が生き生きと咲き乱れる彩り美しい服部牧場のご紹介です。

グラスがいい仕事をするガーデン

思い起こせば、3年前の僕は“グラスを多用したガーデン”こそが新しいガーデンの形だと信じ、夕陽に輝くグラスやシードヘッドの写真ばかり追い求めていました。グラスが多数植栽されているこのガーデンにも、何回も足を運んだものです。

秋から冬にかけてこのガーデンを訪れた際は、グラスの美しいシーンをカメラに収めることで満足していましたが、やがて季節が変わり、春から夏になると、グラス類に代わって宿根草たちがガーデンの主役になっていました。

宿根草が生き生きと育つそのそばには、グラス類が存在しています。代わる代わる咲く宿根草の花々は、それを引き立てる名脇役のグラスが組み合わされているからこそ美しいのだと、改めてこの庭に気付かせてもらったように思います。
カメラマンを唸らせる美しいガーデン

この多くの宿根草やグラス類をナチュラルに組み合わせて美しいシーンを作り、いくつも僕に見せてくれるのは、“寝ても覚めてもガーデンと植物のことが気になってしまう”服部牧場のガーデナー、平栗智子さん。僕のガーデンフォトの最良のパートナーだと、いつも感謝しています。

ここでご覧いただいている写真は6月の服部牧場で、伸び伸びと育った大型の植物をふんだんに使う“平栗智子流のガーデンデザイン”による、生命感溢れるシーンばかり。夕方の沈みかけた綺麗な光で、思う存分撮影してきた大満足の写真満載です。

そして、各写真に添えられた解説は、平栗さんがこの写真を見ながら丁寧に品種名を書き出してくれたものです。この景色を作る鍵となる宿根草の具体的な品種名の数々は、ガーデンラバーズさんにとって最良のテキストになると思います。この記事で服部牧場の魅力の秘密が伝わることを期待しています。
Credit
写真&文 / 今井秀治 - バラ写真家 -

いまい・ひではる/開花に合わせて全国各地を飛び回り、バラが最も美しい姿に咲くときを素直にとらえて表現。庭園撮影、クレマチス、クリスマスローズ撮影など園芸雑誌を中心に活躍。主婦の友社から毎年発売する『ガーデンローズカレンダー』も好評。
記事をシェアする
追加すると季節の情報が
検索で見つけやすくなります。
おすすめアイテム
プランツタグ スティック 6個セット -GARDEN STORY Series-
金属製のポールにスレート板を付けた、シャビーシックなプランツタグ。地面からプレートまで高さがあるため、植物に埋もれることなく、少し離れた場所からでも読みやすいのも魅力です。防水性のペンやマーカーに対応。
新着記事
-
ガーデン&ショップ

【秋深まる10月】宿根草等を使用する都立公園の花壇コンテスト「第4回 東京パークガーデンアワード」夢の…
宿根草等を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第4回コンテストが、都立夢の島公園(東京都江東区)を舞台に、スタートしています。2025年12月、5人の入賞者…
-
雑草対策

10月25日放送『がっちりマンデー!!』で話題の「クラピア」とは? 芝生代わりに注目! 雑草…PR
繰り返す雑草取り。照りつける日差しで熱くなる庭。激烈な雨による冠水。こうした庭の悩みを考えるうえで、いま注目したいのが地面を覆うグラウンドカバープランツです。2026年10月25日(日)放送のTBS『がっちりマ…
-
ガーデン&ショップ

【見頃到来】ふっくら大輪&濃厚な香りを堪能! 秋バラとハロウィンでフォトスポット満載の…PR
希少なアンティークローズから最新品種まで、国内外でも屈指のコレクション数を誇る「横浜イングリッシュガーデン」は、秋に色香を増すバラも続々開花が進んでいます。10月31日まではハロウィン・ディスプレイで賑…



























