ローズトンネルも見頃! 特別な時間を過ごせるバラ園「横浜イングリッシュガーデン」 ローズ・フェスティバル開催

バラ咲く季節がやってきました! 希少なアンティークローズから最新品種まで2,200品種、2,800株のバラをコレクションする「横浜イングリッシュガーデン」では、「ローズ・フェスティバル2025」(4/19(土)~5/25(日))を開催中。バラ香る早朝プレミアム開園、“秘密の花園”の期間限定開園などスペシャル企画も。花々に囲まれる特別な時間が楽しめる庭園へ出かけましょう!
目次
横浜イングリッシュガーデンが「一年で最も美しい季節」到来

日々花開くバラが増えている「横浜イングリッシュガーデン」に、一年で最も美しい季節がやってきました! 園内に一歩足を踏み入れれば、目の前には無数のバラが大アーチを縁取る、夢のようなローズトンネルが皆さまをお出迎えします。そして右に進めば、ワインレッドやパープル、ダークレッドのバラとクレマチスが混ざり咲き、足元にはブロンズリーフの植物がコラボするシックな印象の「ローズ&クレマチスガーデン」です。
2025年横浜イングリッシュガーデン バラの開花予想
4月上旬にカナリーバードやモッコウバラなどの早咲きのバラが続々と咲き、園内はバラに彩られるエリアばかり。今年のバラの開花は、例年並みのペースとなる見込み通り、5月のゴールデンウィーク後半~明け頃より見頃のピークを迎えています。
*現在の庭の様子やバラの開花状況は、InstagramやHPでご確認ください。

圧倒的な花に包まれて時間を忘れる癒やしの庭

さらに先へ進み、アーチを抜けると、白バラが眩しく輝く別世界に迷い込んだり……。どこも見渡す限りバラが咲き、贅沢な時間が過ごせるガーデンです。
この季節は、バラだけでなく株元に茂る宿根草などの草花も美しい花々を咲かせています。バラに寄り添うように咲くオルレア、思わず触りたくなるふわふわなラグラスの穂、風に揺れるたおやかなアグロステンマ、お互いを引き立て合うクレマチスの花々……。バラの開花とぴったり合う草花が選ばれており、庭づくりのヒントもいっぱい見つかります。
世界最高水準の管理下で育つバラたち

「横浜イングリッシュガーデン」に咲くバラは、約2,200品種 2,800株に上り、国内外でも屈指のコレクション数を誇ります。今では希少な古い品種をはじめ、よそでは見ることができない国産品種、さらには最新の品種まで多彩なセレクション。これら多くのバラたちを最高のパフォーマンスで咲かせるには、管理のテクニックが必要です。

スーパーバイザーの河合伸志さん率いる「横浜イングリッシュガーデン」のガーデナーたちによるバラの管理水準の高さは、世界的にもトップクラスと評され、海外の専門家が見ても驚くようなレベル。最高品質のバラが、それぞれの品種本来の特性を発揮し、景色として楽しめるだけでなく、一つひとつの品種をじっくり観賞できるのも、この庭の大きな特徴です。

通常閉じられている「ときめきガーデン」がバラの時期限定でオープン。ときめく縁結びのガーデンになればと願いを込めてつくられた、情熱的な赤いバラが主役のエリアです。‘恋心’や‘ラスティング・ラブ’など、恋愛にまつわるバラが多数植えられています。思い出に残るデートスポットとしておすすめです。
バラの時期限定「早朝プレミアム開園」のお楽しみも!

例年好評の「早朝プレミアム開園」も開催します。時に露をまとい、シャキッとした新鮮な朝のバラは、ひと際美しい表情を見せます。また品種によっては、朝と日中では異なる印象の香りを放つ花があります。じっくりとバラの聞香をするのも通の楽しみ方。
朝の光は日中の光に比べると写真撮影に適していて、混み合わない早朝プレミアム開園タイムのみ三脚の使用も可能です。美しい写真をカメラに収めたい方には見逃せない期間、ぜひ早起きをして出かけましょう。
「早朝プレミアム開園」の開催は、4/26(土)~5/18(日)の期間限定で、通常の開園時間より2時間早く入園いただけます。朝8:00開園~9:30受付終了(10:00より通常開園)。料金は、大人2,300円/小中学生1,200円(通常入園料+「早朝プレミアム開園」イベント料金(大人800円/小中学生400円)年間会員は無料。
※10時より通常開園となります(9:30~10:00の時間帯にはご入園いただけません)。「早朝プレミアム開園」にご入園された方は、そのまま通常営業時間帯もご滞在いただけます。
●「早朝プレミアム開園」のチケット販売は、事前予約のみとなります。当園窓口での当日入園券の販売はございません。電子チケット(楽天・アソビュー)のみ販売です。コチラから購入いただけます。
<特別展示>Imperial Roses 〜皇室ゆかりのバラ展示〜

例年人気の企画、皇室に由来するバラ「エンペラーズ・ローズ」が、本年も期間限定で展示します。美智子上皇后のバラ‘プリンセス・ミチコ’と‘エンプレス・ミチコ’、‘プリンセス・アイコ’など、全12品種の展示を今年は、ガーデン出口付近「ヨコハマくらし館」入り口横に展示。豪華な花々を一堂に観賞できる貴重なこの機会をお見逃しなく。

園内でお気に入りの香りを探そう! 豊潤な香りはバラの醍醐味

2023年に駐日ブルガリア共和国大使館より譲り受けた「ブルガリアンローズ」は、香りのバラの代表ともいうべき存在であり、最も上質な香りのバラの一つです。その香りは、華やかでいわゆるバラらしい香り。花に顔を近づけて香りを深く吸い込めば、体全体がバラに包まれたかのよう。人々を幸福にするバラの香りに見せられて、バラの虜になる人も多くいます。横浜イングリッシュガーデンに咲くバラのなかにも、香りがよい品種が数々あり、咲き立ての香りを自由に味わえます。ぜひ、お気に入りのバラの香りを見つけてください。
スーパーバイザー河合伸志が選ぶ「横浜イングリッシュガーデン」に咲く香りのバラ5選
芳純(ほうじゅん)

モダン・ローズで最もよい香りのバラの一つとされ、その名の通り豊潤なローズの香りがあり、同時に爽やかさも奥底に感じられる。化粧品会社によってこの香りをイメージした商品が誕生している。
アンブリッジ・ローズ

柔らかな色彩に豊満な印象のカップ咲きの花には、強いアニス(ハーブの一種)のような香りがある。やや薬臭い印象の個性的な香りのため、好き嫌いがはっきりと分かれる。
シルバー・シャドウズ

グレーの陰影を感じる薄紫の花には、甘さと爽やかさを兼ね備えた香りがある。目を瞑りその香りを深く吸い込むと、新緑の森の中にたたずんでいるかのように思えてくる。
アンヌ=マリ・ドゥ・モランヴィル

パールのような小さな花には不思議な香りがある。香りの研究者いわく「カメムシの香り」とのこと。怖い物見たさで、ぜひ嗅いでみるのも一興。まさかバラにこんな香りがあるとはと驚くかもしれない。
ドゥフトボルケ

ボリュームのある大きな花には、熱帯の果実を思わすような濃厚な香りがあり、その強さに思わず頭がくらくらしそうになる。古くより香りの名花として知られる品種で、品種名は「香りの雲」の意味。
何度も訪れたくなるバラの開花リレー

2025年の横浜イングリッシュガーデンでは、4月上旬に極早生のバラが咲き始めています。今年のバラの開花は例年並みのペースとなる見込みで、5月のゴールデンウィーク後半~明け頃より見頃のピークを迎える予想です。ゴールデンウィーク前後は気温がまださほど高くないため、花色がしっかりと発色し、また最も力のある房の中央のつぼみが開く時期。一輪の花をじっくり眺めたり、クローズアップして写真を撮るのに最適なタイミングです。

5月下旬になると最晩生のバラが咲き始めます。この頃にはローズトンネルの突き当たりにピンクのバラの壁が現れ、池の脇には赤いバラの柱が出現。8mの高木に絡むバラや白花がふわりと咲くアーチなど、訪れる度に景色が変化し、見どころが絶えません。そして同時期に、庭の主役の座はそっとアジサイたちに引き継がれ、季節は巡ります。バラとアジサイが一緒に楽しめる貴重な時期もお見逃しなく。

バラ満開の園内で優雅な時間を過ごそう
約2,200品種 2,800株のバラが咲く「横浜イングリッシュガーデン」に一歩入れば、そこは非日常の癒やしの空間。咲き立てのバラの香りを嗅いだり、日に照らされて輝く花々に出会った感動を写真に撮ったり、木陰のベンチで家族や友人、恋人と語らったり……。一年で最も美しいガーデンで、ぜひ今年一番の素敵な思い出を作ってください。

‘バラの国’ブルガリアの魅力を知る2日間!「ブリガリア・フェア」※会期は終了しました

2023年、駐日ブルガリア大使館より寄贈された「ブルガリアン・ローズ(ロサ・ダマスケナ、トリギンティペタラ、カザンラク)」の株が植樹されて3年目を迎える今年は、4/28(月)・29(火祝)に「ブルガリア・フェア」を開催! 駐日ブルガリア共和国大使館の後援により、見て・聞いて・食べて・買って、ブルガリアを満喫できる貴重な2日間です。ぜひ横浜イングリッシュガーデンで、ブルガリアを旅する気分で体験してください。

ブルガリアン・ローズが植る芝生のエリアでは、ブルガリアの民族衣装をまとったダンサーが「ブルガリア・フォークダンス」を披露するほか、ブルガリアの魅力を紹介する講演会、伝統的なブルガリア刺繍のワークショップなど、‘バラの国’ブルガリアの魅力を堪能するイベントです。併設のカフェでは、ブルガリアンローズのジャムが味わえるメニューも登場。ショップでは、ブルガリアンローズを用いたジャムやローズハニー、ローズウォーターなどを販売するほか、ブルガリア産ワインやブルガリア伝統陶器の出張販売、ブルガリア料理のキッチンカーもやって来ます!
2023年に初開催となった「ブルガリア・フェア」イベント報告記事はこちら『至高のバラ「ブルガリアン・ローズ」が横浜イングリッシュガーデンに登場』
民族衣装をまとったダンサーが「ブルガリア・フォークダンス」を披露

園内「ローズ&シュラブガーデン」芝生エリアにて、色鮮やかな民族衣装をまとったダンサーが軽快なリズムと華麗なステップの「ブルガリア・フォークダンス」を披露します。
日時:4/28(月) 11:00、13:00、14:00、15:00頃予定
4/29(火祝) 13:00、14:00、15:00頃予定
「ブルガリア」の魅力を知る2つの講演会開催

4/28(月)14:00〜 「日本とブルガリア 〜アントニオ・アンゲロフ氏が語る両国の魅力」
日本とブルガリア両国の魅力について、駐日ブルガリア共和国大使館 公認翻訳者 アントニオ・アンゲロフ氏が講演する貴重な機会。
4/29(火祝)14:00〜 「バラの国ブルガリア 観光と歴史を巡る」
ブルガリアの観光と歴史を巡る旅の魅力を、駐日ブルガリア共和国大使館 一等書記官 ペタル・ニコラエフ氏がお話しします。
*2つの講演会ともに参加費無料。ヨコハマくらし館イベントスペースにて座席数20席ほどで行います。
ブルガリア刺繍のワークショップ

美しい色と伝統的な模様のブルガリア刺繍を体験していただけるワークショップを開催します。参加費無料。
講師:山美イレン氏(エンブロダリスタジオ羅美那)
日時:4/28(月)・29(火祝)各日2回 11:00〜12:00/13:00〜14:30
*各回参加ご希望の方は、10時半より会場にて配布する整理券をお受け取りください。
場所:ヨコハマくらし館イベントスペース
*ヨコハマくらし館イベントスペースでは、ブルガリアの歴史や文化を紹介する展示パネルやブルガリアの民族衣装の展示もお見逃しなく。
Information
横浜イングリッシュガーデン「ローズ・フェスティバル2025」
開催期間 4月19日(土)~5月25日(日)
開園時間 10:00~18:00(最終入園17:30)
入園料(期間中はバラの開花状況により変動/税込表記/未就学児は通年無料)
・4/19(土)~5/25(日)…大人1,500円/小中学生800円
年間パスポート(1年間入園無料)6,000円
*「早朝プレミアム開園(4/26~5/18)」は、朝8:00
*窓口に並ばず、スマホで購入、入園できる!電子チケット 詳細はコチラへアクセス
アクセス 相鉄線・平沼橋駅より徒歩約10分(横浜駅西口りそな銀行前より無料送迎バス有 ※運行ダイヤは公式HP参照)
住所 神奈川県横浜市西区西平沼町6-1 tvk ecom park
HP https://www.y-eg.jp/
インスタグラム yokohama_eg_officia*インスタグラムでは最新の庭や開花の様子も発信中
写真・協力/横浜イングリッシュガーデン
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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