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【金運アップも期待】 お部屋をおしゃれに彩る「カシワバゴムノキ」の風水効果と育て方
Anan_R/Shutterstock.com
波打つ大きな葉がおしゃれな観葉植物「カシワバゴムノキ」 。実は、手のひらのようにお金をつかむような葉の形から、風水では「金運アップ」に効果的と重宝されています。この記事では、耐陰性があり育てやすいインドアグリーンとしての育て方のコツから、「葉が落ちてしまう」「コンパクトな‘バンビーノ’との違いは?」という疑問解決まで詳しく解説します。
目次
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の基本情報

植物名:カシワバゴムノキ
学名:Ficus lyrata
英名:Fiddle leaf Fig
和名:カシワバゴムノキ(柏葉ゴムの木)
その他の名前:フィカス・リラータ
科名:クワ科
属名:イチジク属(フィカス属)
原産地:熱帯アフリカ
形態:常緑性低木〜高木
カシワバゴムノキの学名はFicus lyrata。クワ科イチジク属(フィカス属)の常緑低木〜高木で、昔から観葉植物として人気の高いゴムノキの仲間です。原産地は熱帯アフリカで、暑さには強いものの、寒さには弱くて耐寒温度は5℃ほど。冬は暖かい場所で越冬させる必要があるので、庭に地植えするのは避け、鉢栽培を基本としましょう。冬は必ず室内や温室に入れて冬越しさせる必要がありますが、春から秋までの生育期はベランダやテラスなどの屋外に置いてもOK。季節に応じて適した場所に移動しながら管理するとよいでしょう。耐陰性があり、室内でも比較的育てやすい観葉植物の一つで、ビギナーにもおすすめです。
カシワバゴムノキの特徴

園芸分類:観葉植物
樹高:10〜200cm(自生地では12mほど)
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
カシワバゴムノキの樹高は自生地では12mほどに達することもあるほどの高木です。しかし、日本では気候が異なるので樹高はそれほど大きくはなりません。基本的に室内に置きたいという場合は、定期的な剪定で樹高をコントロールするとよいでしょう。生育期であればどこで切ってもよいので、手に追えなくなるような心配はほとんどありません。波打つような大きな葉が特徴で、革質の艶やかな葉は40cmほどになり、ゴムノキの中でも大きい部類。幹は濃い茶色で、枝が曲がって伸びやすいので、まっすぐ育てたい場合は支柱を立てるとよいでしょう。花が咲くことは非常にまれで、イチジクと同じように実のような果嚢(かのう)の内側に咲くため、外側からは見えません。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の樹液の扱い方

カシワバゴムノキの枝や幹を切ると、白い樹液が出てきます。この白い樹液は有毒で、触れると皮膚がただれたり、蕁麻疹を発したりすることがあるので、剪定の際には必ずゴム手袋を着用しましょう。樹液が服につくと取れなくなるので、エプロンなどをかけておくのもおすすめです。また、動物にとっても毒性があるので、ペットが誤ってかじったりすることがないよう注意が必要です。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の名前の由来と花言葉

カシワバゴムノキという名前は、波打つような葉の形がカシワ(柏)の葉に似ていることと、ゴムノキの仲間であることに由来します。英名の「Fiddle leaf fig」は、葉が「Fiddle(バイオリン)」に似ているイチジクの仲間という意味です。
カシワバゴムノキの花言葉は「永久の幸せ」。生命力が強く、エバーグリーンであることなどが由来とされています。育てやすいため、結婚や新築の祝いとして贈られることも多いようです。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の代表的な品種
‘バンビーノ’

‘バンビーノ’は、フィカス・リラータ(カシワバゴムノキ)の枝変わり種で、樹形がコンパクトにまとまるのが特徴。葉のサイズも‘バンビーノ’のほうが小さめです。また、幹が細くてやわらかいため、曲げ仕立てなどをしやすい特性があります。
斑入り種

緑色の大きな葉に、クリーム色や白の斑が入る品種。通常のカシワバゴムノキに比べ、流通量が少ないレアな品種です。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)と風水

観葉植物は「陽の気」をもつとされ、インテリアに飾ると室内の「気」を循環する効果があるといわれています。また、カシワバゴムノキの葉が手のひらをイメージさせ、お金をつかむように見えることから、金運上昇につながると重宝されています。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の栽培12カ月カレンダー
植え付け・植え替え:5月〜7月上旬
肥料:4〜10月
剪定:5~6月
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の栽培環境

日当たり・置き場所
【日当たり/屋外】春~秋にかけては屋外でも管理できます。基本的には日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。半日陰でも育ちますが、極端に日当たりの悪い場所では、葉色が冴えずに樹勢が衰えてくるので注意しましょう。また、真夏に直射日光を浴びると葉焼けすることがあるので、梅雨明けから秋の彼岸までは半日陰に置くのが無難です。
【日当たり/屋内】耐陰性があるため、明るい室内でも生育します。暗い場所を避け、日差しが差し込む窓辺などに置いてください。
【置き場所】耐寒性が弱いため、冬は暖かい室内に取り込めるよう鉢植えで育てるとよいでしょう。春~秋は屋外で管理すると株姿が引き締まりますが、夏は直射日光を避け、半日陰で管理します。
耐寒性・耐暑性
カシワバゴムノキは暑さに強い一方で寒さには弱く、耐寒温度は5℃くらいです。庭やベランダに鉢を置いている場合は、10℃を下回る時期になったら、室内の窓辺や温室などに置いて冬越しさせましょう。越冬後に暖かくなってから室内から外へ出す際に、強い日差しを直接浴びると葉が傷むことがありますが、徐々に慣らしていくとうまく順応します。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の育て方のポイント
用土

観葉植物の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。
水やり

日頃の水やりを忘れずに管理します。乾燥しやすい真夏は水を欲しがるので、水切れには注意しましょう。ただし、いつもジメジメした状態にしておくと、根腐れの原因になってしまうので注意。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。冬になると生育が緩慢になるので、水やりは控えめにします。
乾燥する時期は、ハダニの発生を防ぐために葉の表面や裏に霧吹きなどで葉水を与えるとよいでしょう。また、艶やかな葉を観賞する植物のため、葉にホコリなどがついていたら葉水をしたタイミングで葉を拭き取っておくと見映えよく保てます。
肥料

4〜10月の生育期間に2カ月に1回を目安に緩効性肥料を株の周囲に施し、土に馴染ませます。
注意する病害虫

【病気】
カシワバゴムノキに発生しやすい病気は、炭疽病やすす病などです。
炭疽病は、春や秋の長雨の時期にカビが原因で発生する伝染性の病気で、葉に褐色で円形の斑点ができるのが特徴です。その後、葉に穴があき始め、やがて枯れ込んでいくので早期に対処することが大切です。込み合うと発病しやすくなるので、茂りすぎたら葉を間引いて風通しよく管理してください。
すす病は、一年を通して葉や枝などに発生する病気です。葉に発生すると表面につやがなくなり、進行すると黒いすすが全体を覆って見た目が悪いだけでなく、光合成がうまくできなくなり、樹勢が衰えてしまいます。カイガラムシ、アブラムシ、コナジラミの排泄物が原因ですす病が発生するので、これらの害虫を寄せ付けないようにしましょう。込んでいる枝葉があれば、剪定して日当たり、風通しをよくして管理します。
【害虫】
カシワバゴムノキに発生しやすい害虫は、ハダニ、カイガラムシなどです。
ハダニは、葉裏に寄生して吸汁する害虫です。体長は0.5mmほどと大変小さく、黄緑色や茶色い姿をしています。名前に「ダニ」がつきますが、クモの仲間です。高温で乾燥した環境を好み、梅雨明け以降に大発生しやすいので注意が必要。繁殖力が強く、被害が大きくなると、葉にクモの巣のような網が発生することもあります。ハダニは湿気を嫌うため、予防として高温乾燥期には葉裏にスプレーやシャワーなどで水をかけておくとよいでしょう。
カイガラムシは、ほとんどの庭木に発生しやすい害虫で、体長は2〜10mm。枝や幹などについて吸汁し、だんだんと木を弱らせていきます。また、カイガラムシの排泄物にすす病が発生して二次被害が起きることもあるので注意。硬い殻に覆われており、薬剤の効果があまり期待できないので、ハブラシなどでこすり落として駆除するとよいでしょう。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の詳しい育て方
苗木の選び方
木に勢いがあり、健康的な葉を展開しているものを選びましょう。枝や葉が徒長しているものは避けたほうが無難です。また、病害虫にかかっていないかもチェックポイントです。ハダニやカイガラムシがついていないか確認しておきましょう。
ミニ観葉から大型の鉢植え、すっきりした1本立ちや幹を曲げて動きを出した仕立てなどがあるので、飾りたい場所や好みに合わせて、サイズや樹形を選ぶとよいでしょう。
植え付け・植え替え

カシワバゴムノキの植え付け・植え替えの適期は、5月〜7月上旬です。
入手した苗木よりも1〜2回り大きいサイズの鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗木を鉢に仮置きし、高さを決めたら、根鉢を軽くくずして植え付けましょう。水やりの際にすぐ水があふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3㎝下を目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと流れ出すまで、十分に水を与えましょう。
成長とともに根詰まりしてくるので、2年に1回は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直しましょう。
剪定

カシワバゴムノキの剪定適期は、5〜6月です。
カシワバゴムノキは枝を切ると樹液が出てきます。この樹液に触れるとかぶれることがあるので、ゴム手袋などを着用して作業しましょう。皮膚についた場合は、流水でよく洗い流してください。切り口から樹液がたくさん出て、床を汚すことがあるので、切り口にキッチンペーパーをかぶせておくとよいでしょう。
剪定の際は、剪定適期であればどこで切っても構いません。込み合って風通しが悪くなっている場所などがあれば、内側に向かって伸びている枝や交差している枝、弱々しくなっている枝などを選び、分岐している部分まで遡って切り取ります。大きくなりすぎて持て余すようであれば、思いきって小さくしたい高さまで切り戻しもOKです。剪定した枝は挿し木に利用できます。
増やし方

カシワバゴムノキは挿し木で増やすことができます。
挿し木とは、茎葉を切り取って土に挿しておくと、発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し木ができないものもありますが、カシワバゴムノキは挿し木で増やせます。
カシワバゴムノキの挿し木の適期は、5〜7月です。新しく伸びた枝を15cmほど、切り口が斜めになるように切り取ります(挿し穂)。切り口から白い乳液が出なくなるまでよく洗い流し、水につけておきましょう。葉から必要以上に水分が蒸散するのを防ぐため、葉は上部に1~2枚残して取り除き、残した葉も半分ほどにカットします。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水を入れて十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。明るい日陰に置いて適宜水やりをしながら管理し、発根して十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し木のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)のよくある質問

この項目では、カシワバゴムノキの栽培でよく寄せられる質問について取り上げ、回答します。
葉が落ちるのですがどうしたらいいですか
葉が落ちる原因として考えられるのは主に「環境の変化」と「根腐れ」です。
購入直後や場所を移動した後に葉が落ちる場合は、環境変化のストレスによるものと考えられます。カシワバゴムノキにとって日照や気温などが適切な環境を用意したら、なるべく急激な変化がないように注意し、新しい環境に徐々に慣れさせることで回復を促します。
また、根腐れは水やりの頻度が多すぎて常に土が湿っている状態の時に起こりやすくなります。土中の酸素不足により根が呼吸できなくなって腐ってしまい、水を吸い上げる量が少なくなって地上部まで水を供給できなくなるため、葉を落とすようになります。
根腐れを起こしてしまった場合は、鉢から木を抜いて根鉢をくずし、古い根や枯れている根を整理しましょう。残す根に発根剤を与え、新しい培養土を使って植え直します。風通しのよい明るい半日陰に置き、水やりは土が乾いてから与えるようにしてください。
葉の一部が茶色く枯れているのですがどうしたらいいですか
葉が枯れ込んでいる場合は、真夏などに直射日光を浴びたせいで起こる「葉焼け」が原因と考えられます。屋外に置いている場合は、直射日光が当たらない半日陰の場所に移動しましょう。室内に置いている場合は、レースのカーテンなどで遮光してください。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の寿命は長いですか
ゴムノキは強健な性質で、地植えでは50年以上も長生きするといわれています。観葉植物として鉢栽培にしても、植え替えや剪定など適切な手入れをしていれば数年〜10年以上は生育します。
大きくなりすぎた場合はどうしたらいいですか
毎年剪定をして適した樹高を保つのが理想ですが、樹形が大きくなりすぎた場合は、仕立て直しをしましょう。適期は5〜6月です。思いきって小さくしたい高さまで切り戻しても再び新芽が出てきます。剪定した枝は挿し木に利用するとよいでしょう。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の栽培のコツを知って長く楽しもう

カシワバゴムノキは寿命が長く、適切に管理すれば長く楽しむことのできる観葉植物です。艶やかな美しい葉を大きく広げ、リビングなどをみずみずしく彩ってくれます。ぜひインテリアグリーンとして取り入れてみてください。
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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