お庭で採れたフレッシュハーブを束ねた「ブーケガルニ」を煮込んで、美味しいポトフを作ってみませんか? いつもの料理にハーブを加えるだけで、ちょっと違った味や風味が楽しめますよ。しかも簡単♪
ここでは、「ブーケガルニって何?」「ポトフにはどんなハーブが合うの?」「ハーブは何種類必要なの?」「どのくらいの量を入れるの?」など、ハーブを料理に使う際の疑問を解決しながら、ブーケガルニで煮込んだポトフの作り方をご紹介します。

Print Friendly, PDF & Email

ブーケガルニとは?

ハーブ(香草)と香味野菜を束ねたもので、ブーケは「花束」、ガルニには「添え物・飾り」という意味があります。

ヨーロッパでは、古くから日々の暮らしの中でハーブがよく使われ、特にその香りが、肉や魚などの臭みを消し、味の深みを出すことから、料理の味を引き立たせる役割があるとして幅広く利用されてきました。例えば、シチューなどの煮込み料理には、ローリエ、タイム、ローズマリー、パセリなどを使ったブーケガルニを作ります。

シチューなどの煮込み料理には、ローリエ、タイム、ローズマリー、パセリなどを使ったブーケガルニを作ります

ブーケガルニ作りのルールは、複数のハーブを使うこと。ちなみに、ハーブを1種類しか使わないものは、「ブーケサンプル」と呼びます。ハーブは複数ブレンドしたほうがおいしさが増し、さまざまな香りを楽しむことができるので、料理には複数のハーブを合わせたブーケガルニがオススメなのです。

ブーケガルニを作るポイントは、相性よりもハーブの量

ブーケガルニには、ローレル、ローズマリー、タイム、セージ、イタリアンパセリ、ディル、フェンネルなどがよく使われています。このハーブたちは、相性もよく、合わせやすいからです。香りを一つずつかいでみて、「いい香りだな!」「好きだな!」と感じたハーブを多めにすると、好みの味にまとまりやすいですよ。

ハーブは相性よりも量がポイントです。多すぎてもいけませんし、少なすぎても物足りなさが…。適量を見つけることが重要です。

大事なのは、味をみるのではなく、“香り”をチェックすること。ハーブの特徴の一つが、“香り付けとにおい消し作用”です。味を変える・味を付けるということではなく、料理に香りを添える役割をしているということを、覚えておきましょう。食べる前にハーブの香りをかぐことで、食欲を刺激し、脳に信号を伝えているのです。

料理からふわ~っとハーブのいい香りが漂うことが、料理に対するハーブの量が適量だということを意識して作ると、おいしい一皿になりますよ。

ブーケガルニの作り方

それでは、ハーブが香るおいしいポトフを作っていきましょう。寒い冬の食卓にも大活躍間違いなしですよ。

まずは、ブーケガルニ作りのハーブを準備します。

今回のブーケガルニには、ディル・ローズマリー・イタリアンパセリ・ローレルを使います

今回は、ディル4本・ローズマリー1本・イタリアンパセリ3本・ローレル1枚を使います。今回作るポトフの分量で、フレッシュハーブを使う場合は、このくらいの量でいいでしょう。乾燥(ドライ)ハーブでも、同じように使えますが、ドライハーブを使う際には、フレッシュハーブの1/3くらいの量にします。今回の場合は、大さじ1~1.5程度を目安にしてみてくださいね。

これらのハーブを、木綿糸やタコ糸などでグルグルと巻き付けていきます

これらのハーブを束ね、木綿糸やタコ糸をグルグルと巻き付けていきます。または、だし袋などを活用してもOKです。

ブーケガルニで煮込んだポトフの作り方

〈ポトフの材料〉

タマネギ 1個
ニンジン 1個
ジャガイモ 4個
キャベツ 1/2個
ウインナー 6本
コンソメ 大さじ2
ブーケガルニ 1束
塩・コショウ 適量

<作り方>

  1. 野菜を適当な大きさに切る
  2. 切った野菜、ブーケガルニ、コンソメを鍋に入れ、野菜が浸るくらいの水を加えて、沸騰したら中火にして20分煮込む
  3. ウインナーを加えて、さらに煮込む
  4. 火を止めたら、ブーケガルニは取り出す
  5. 塩、コショウで味を整えて完成
ブーケガルニで煮込んだポトフの作り方

お好みで粒マスタードを添えてもおいしく召し上がっていただけますよ。

ハーブを食卓に取り入れるメリット

煮込み料理やスープなどを作る際には、ブーケガルニを使います

私は、煮込み料理やスープなどを作る際には、よくブーケガルニを使います。お鍋にポンッと入れるだけで、なんだかスペシャルな味に仕上げてくれるので、お料理上手になった気がしますが、実はこれ、ハーブたちのおかげです。

ハーブを食事に取り入れることの利点は、これだけではありません。ハーブそれぞれが持つ効能も取り込むことで、体の不調や心身のバランスを整え、健康の維持促進にも繋がります。例えば、ローズマリーには殺菌作用があり、食べることで、効率よくその効果が得られ、風邪予防にもなります。また食品自体に菌が繁殖するのを抑える作用も、期待できます。

ハーブの料理って「おしゃれ」というイメージがあるかもしれませんが、実は自分や家族みんなの健康づくりにも役立ち、実用的なものなのです♪

おいしいハーブ料理を、ぜひ取り入れてみてくださいね。

併せて読みたい

丈夫なハーブ“ディル”を栽培して活用! 育て方やレシピをご紹介
話題のオメガ3が豊富! 和のハーブ、シソの実のみそ漬けを作ろう
普段使いに便利でガーデニング初心者にも簡単に育てられるキッチンハーブ5種&育て方の注意点

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

Print Friendly, PDF & Email