連日、夏日や真夏日が続くような暑い日々は、ガーデニング作業をする気力も衰えがち。そんな日にも一片の涼をもたらしてくれる、爽やかな青い花を7種ご紹介します。ぜひ夏花壇に取り入れて、涼しげな一角を演出してみませんか?

イソトマ

星形の淡い青色の花を株いっぱいに咲かせるイソトマ。細い花茎やギザギザの葉も涼しげな印象です。横に広がり、あふれるように咲くので、ハンギングやコンテナガーデンでも人気が高い花。開花期が長く、初夏から秋まで楽しめます。蒸れや過湿を嫌うので、水はけのよい土に植え付け、風通しのよい場所でやや乾燥気味に育てます。本来は多年草ですが、耐寒性はさほど強くないため、一年草として扱われます。切り口から出る白い液体は、皮膚につくとかぶれることがあるので、敏感な方は作業時には手袋をするとよいでしょう。

主な花期:5~10月
草丈:20~40㎝
日照:日向

アガパンサス

梅雨の頃から、すっと伸ばした茎の先に、抜けるような爽やかな青色の花をまとまって咲かせるアガパンサス。丈夫で手がかからない多年草で、植えっぱなしでも毎年花が楽しめます。環境への適応能力が高く、やせ地や強い乾燥にもよく耐えます。冬に落葉するものと常緑のものがあり、落葉種のほうが耐寒性が強く、寒冷地向きですが、土が凍結しない場所を選びましょう。根が密集してくると花つきが悪くなるので、数年ごとに植え替えや株分けを行います。

主な花期:5月下旬~8月
草丈:30~150㎝
日照:日向

ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア)

ラベンダーのような雰囲気の涼やかな青花を咲かせるブルーサルビア。伸ばした花茎の先に、青い花を穂状に咲かせます。園芸品種には、青と白のバイカラーなどもあります。湿気や蒸れに弱いので、水はけのよい土に植え付け、風通しのよい場所で育てますが、水切れすると生育が悪くなるので、乾燥させないように気をつけます。弱アルカリ性の肥沃な土を好むので、栽培前に石灰を施しておくとよいでしょう。生育がよいので、開花中は適宜追肥を与えます。半耐寒性の多年草で、日本では一年草として扱われます。

主な花期:5~10月
草丈:25~50㎝
日照:日向

アゲラタム

カッコウアザミという和名でも親しまれるアゲラタムは、ふんわりとした質感と、きれいなブルーが魅力的な花。他の草花とも合わせやすく、花壇やコンテナガーデンのアクセントとして活躍します。花期が長くて育てやすく、土質を選びません。蒸れると株が傷むので、水はけのよい土に植え付け、枯れた花や葉をこまめに摘み、適宜刈り込みながら風通しよく育てます。肥料は多すぎると花が咲きにくくなるので、控えめに与えるように心がけます。耐寒性は弱く、一年草扱い。

主な花期:5~11月
草丈:15~80㎝
日照:日向

ベロニカ

細長い花穂をシュッと伸ばし、花壇に縦のラインをプラスしてくれるベロニカ。ボーダー花壇では必ずといっていいほど取り入れられているポピュラーな宿根草で、ルリトラノオとも呼ばれます。世界に300種ほどがあるといわれ、背の高いものから這い性まで、花期も春咲き、夏咲き、秋咲きとバラエティに富んでいます。蒸れが苦手なので、水はけのよい土に植え、土が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。梅雨前に切り戻しをして風通しよくしておくと、夏越しがしやすくなります。

主な花期:4~11月(種類により異なる)
草丈:5~100㎝
日照:日向~半日陰

エキノプス

長く伸びた花茎の先に、ボールのような丸い花を咲かせるユニークな姿のエキノプス。アザミに似てトゲのある、ワイルドな印象の葉を持ち、ガーデンのアクセントとしてぴったりです。花は、切り花やドライフラワーにしても楽しめます。丸い花は、たくさんの小さな花が集まったもので、上から順に咲き、花が終わった後にも丸い形が残ります。太い根が深く張るので、植え付け前によく耕しておくとよいでしょう。丈夫で、植えっぱなしでも毎年花が楽しめます。株が老化してきたら株分けして植え直しましょう。

主な花期:6~8月
草丈:60~150㎝
日照:日向

スカビオサ

淡いブルーの花が風に揺れ、ナチュラルな風情を演出するスカビオサ。マツムシソウという和名でも親しまれ、和の庭にも洋の庭にもよく馴染みます。こまめに花がらを摘むことで、次々に花を咲かせてくれます。酸性の土を嫌うため、石灰を施して中和させてから植え付けます。乾燥や寒さに強い反面、高温多湿に弱いので、多湿に注意して風通しよく育てます。鉢植えの場合、夏は涼しい場所に移動するとよいでしょう。多年草と一・二年草がありますが、日本では夏に株が弱るため、多年草タイプでも多くは一・二年草として扱われます。

主な花期:5~10月
草丈:10~100㎝
日照:日向~半日陰

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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