ルーシー・おんだ/アンティークバイヤー/IFA認定アロマセラピスト/ITEC認定リフレクソロジスト。20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえることにより、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。
ルーシー恩田
ルーシー・おんだ/アンティークバイヤー/IFA認定アロマセラピスト/ITEC認定リフレクソロジスト。20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえることにより、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。
ルーシー恩田の記事
-
レシピ・料理

レモングラスの「葉」と「茎」を楽しむ2種のレシピ【ルーシーのおいしい暮らし】
レモングラスとは 東南アジアでよく使われているハーブ「レモングラス」。トムヤムクンやグリーンカレーがお好きな方には身近なハーブかもしれませんが、なかなか日々の食卓に登場するチャンスは少なめ。名前だけ聞くと果物のレモンを想像してしまいますが、レモンとは何の関係もございませーん! 紛らわしいですね。ちなみにレモングラスは、イネ科の多年草です。 じつは私、レモングラスの栽培は今回が初めて。 2020年の4月頃、株分けされた20cm程のレモングラスを数本いただいたのが初栽培のきっかけ。畑に植えてみたら、まるで「ジャックと豆の木」のようなスピードでグングン育つので、ハラハラドキドキ。 どこまで大きくなるのかと不安でしたが、大体1.5〜2m近くまで育つようです。ハーブって基本的には雑草のようなものなので、ある程度適当に育てても大丈夫。放っておいたら立派に茂りました。 とはいっても、初めてのレモングラス栽培。育て方などは、以下の記事を参考にしました。 ●『レモングラスはどんな植物? 特徴や育て方について』 見た目がススキやチガヤに似ているからなのか、どことなく地味なルックス。隣の畑のおじさんに「ススキか?」と聞かれてしまいました。とほほ。 自分で育てる特権は、普通のスーパーでは売っていない、この茎の部分! 私、ここが好きなのです。トムヤムクンやグリーンカレーでは、香り付けのためにレモングラスの「茎」を使うので普通は食べません、固いし。でも後ほどご紹介するレシピでは、この茎の部分も一緒に美味しくいただきます。 レモングラスの香りと効能 その名の通り、レモンのような香りがする「草」なので、レモングラスという単純な命名がされています。 レモンの香りがする理由は「シトラール」という芳香成分が含まれるから。レモングラスには、このシトラールが本家のレモン以上に含まれているため、レモンよりも強く鮮やかでビビッドな香りがします。 レモングラスの香りは、「あ、虫除けの香り!」とイメージする方も多いでしょう。シトラールには虫が嫌がる「昆虫忌避作用」があるので、虫除けスプレーやアウトドア用キャンドルに配合されているのです。 インドやスリランカでは、数千年も前からハーブティーとして飲まれていたようです。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、レモングラスは「身体の中から過剰な熱を取り除く」効果があると考えられ、「冷やすハーブ」として感染症治療や解熱にも使用されてきました。 レモングラス精油には「鎮痛作用」や「血行促進作用」があるので、アロマトリートメントでは、筋肉痛や肩こりのほか、むくみや冷え性のケアとしても頻繁に使われています。 また、「抗菌&抗ウィルス作用」もあるので、このご時世にはぜひ覚えておいてほしい、生活に役立つ精油の一つです。 レモングラスの香りは、エネルギッシュで爽快!過度の興奮状態や神経過敏で「交感神経」のスイッチが切れないときに嗅ぐと、パチン! と指を鳴らすように「副交感神経」へとチャンネルを切り替えて、リフレッシュさせてくれるんです。 「鎮静作用」を持ちながらも精神を高揚させてくれるので、「気分が乗らないわぁー」ってときや、「さぁ!ここ一番の大勝負!」ってときにもイチオシ。仕事や人間関係の悩みから、頭の中をいつも同じ光景や不安がグルグル、思考がパターン化しているときにも頼れる精油なのです。 もしレモングラス精油をお持ちなら、ホホバオイルなどお好みのキャリアオイルで希釈して、「セルフケア用オイル」を作ってみてはいかがでしょう? おやすみ前に「心と身体」のセルフケアタイム。キャンドルの光の中、レモングラスの香りに包まれ、オイルを使って自分の手足をモミモミ。翌朝には「心と身体」がすこーしだけ軽くなるはずです。多分。 ※レモングラス精油は高濃度で使用すると皮膚刺激があるので、敏感肌の方は注意が必要です。妊娠初期は使用を避けてください。 いつもお伝えしていますが、私の勝手な見解によると、心地よいと感じる香りは、あなたが「今」必要としている香り。いちいち効能を難しく考えるなんてナンセンス! ブルース・リーも言っているわ、「Don't think! Feel」ってね。大げさな知識がなくても、大丈夫。ぜひ気軽にアロマを生活に取り入れてみて下さいね。アチョー!! さて今回は、セルフケアはさておき「美味しくハーブを楽しみたい!」派の食いしん坊なあなたに捧げる2種のレシピをご紹介します。レモングラスの「葉」の部分を使った「フレッシュハーブティー」と、「茎」の部分を使った「ベトナム風竜田揚げ」。 どちらも簡単&デリシャスなのです。 レモングラスのフレッシュハーブティー フレッシュなレモングラスの「葉」を簡単に楽しむには、ハーブティーがぴったり! レモングラスには「消化促進作用」があるので、胃腸の調子が悪い日や食べすぎた日にもおすすめです。ポットの中で泳ぐハーブたちが美しく、心も身体もプリンセス気分でリラックス。同じ材料でお水に1時間ほど漬け込めば、ハーブウォーターとしても美味しくいただけます。 材料 レモングラスの葉 適量 ミントやバジルなど 適量 レモンスライス お好みで1〜2枚 お湯 適量 作り方 レモングラスの葉を適当な長さに切り、軽く揉んでからポットに入れる(揉むことで香りが出やすくなります)。 レモンはスライスにして、バジルと共に①のポットに入れる(今回はホーリーバジルを使いました)。 熱湯を注いで完成。 もちろんノンカフェインなので、就寝前にもよさそう。レモングラスだけでも美味しいですが、他のハーブと組み合わせることで味に深みが出ます。ミントやバジルなどお好みのハーブでお試しください。 ルーシーのベトナム風レモングラスの竜田揚げ お家で「エスニックな物が食べたいなー」って時に、おすすめしたいのがこの竜田揚げ。このレシピでは、レモングラスの「茎」の部分を使い、鶏肉をナンプラーやライムでマリネした食欲そそる一品です。お米やビールとの相性もバツグンで、作り方も簡単! スーパーなどでレモングラスの葉は売っていても、茎の部分はあまり見かけません。アジア系の食材屋さんでは茎を売っていますので、育てていない方もぜひ探してみてください。もしレモングラスの茎がどうしても手に入らない場合は、代わりに長ネギを粗い千切りにして入れても、それはそれで美味しいです。 材料 鶏もも肉 500g レモングラスの茎 4本 (a)ニンニク粗みじん 1片 (苦手な場合はニンニクは使わず生姜を多めに)生姜粗みじん 1片 (a)塩・胡椒 少々 (a)オイスターソース 小さじ2 (a)ナンプラー 小さじ1 (a)ハチミツ 大さじ1 (a)ライム果汁 半個分 (a)醤油 大さじ1 片栗粉 適量 揚げ油 適量 パクチー 飾り用 紫タマネギスライス 飾り用 ライム お好みで仕上げに 作り方 レモングラスの根元の茎だけを切り、外側の皮を外し白い部分だけを使う。5cm程に切り分け、すり鉢で叩きながら繊維状になるまで潰し、さらに手で細かくほぐす。 一口大に切った鶏肉をボウルに入れ、(a)の材料と①のレモングラスと一緒に混ぜ合わせて30分程寝かせる。 寝かせた②の鶏肉に片栗粉をまぶす。 180℃程に熱した油で火が通るまで揚げ、油を切る。 お皿に盛りつけて、パクチーと紫タマネギを散らし、ライムを添えたら完成! レモングラスはドライでも楽しめるハーブですが、やはり収穫したての新鮮な香りは格別! かなりの量が収穫できるので、使い切れない場合は「葉」はドライにして、冬の間ハーブティーなどで楽しみましょう。「茎」の部分は冷凍保存も可能です。必要な時に必要な分だけ解凍して使ってください。 あぁ、なんて便利で優秀なレモングラス。もっと早くから育てておけば! と後悔しきりです。皆さんに私のレモングラス愛が伝わったかしら。どちらのレシピもレモングラスをたっぷりと使うので、ぜひ来年はレモングラス栽培にも挑戦してみては? この2種のレシピを作れば、あなたもレモングラスの虜に。さあ召し上がれ!
-
レシピ・料理

コンパニオンプランツを使った「ミント&バジルのグリーンシロップ」でミントコンディションな私になる!【ルーシーのおいしい暮らし】
コンパニオンプランツとは コンパニオンプランツとは、お互いに助け合いながら成長していく植物のことで、「共栄植物」「共存植物」とも呼ばれています。夫婦や友人同士でも、どちらか一方が「GIVE」ばっかりじゃ疲れちゃう。人も植物も、助け合いの精神が大切なのです。 例えば、「トマトとバジル」も、側に植えることで、病気を防いだり、虫除けの役割をしたり、味や香りがよくなるなど、互いの成長によい影響を与え合う植物の組み合わせです。 もちろん農薬ほどの効果はありません。「コンパニオンプランツ」は先人の知恵のようなものですが、「バジル&トマト」の組み合わせは色味が綺麗だし、料理の相性も抜群なので、一緒に育てておくと何かと便利。試してみても損はありませんよ。 コンパニオンプランツの組み合わせ 我が家の畑でも実践しているコンパニオンプランツをご紹介します。マリーゴールドとバジルがそこら中に生えているので華やか。 ■ マリーゴールド → 根菜、ナス、トマト、キュウリなどに マリーゴールドの根からの分泌物を、土中のセンチュウが嫌がります。花の香りにも防虫効果があり、アブラムシやコナジラミに効果的といわれています。花がミツバチなどの虫を呼び、ズッキーニなどの結実促進にも繋がります。上写真の庭の一角では、マリーゴールドが主役のように。切り花として、お家にも飾りましょう! ■ バジル → トマトなどに トマトを害虫から守り、生育を促進させ風味をよくする効果があるとされています。トマトはあまり水分を必要としない野菜。雨が続く日などは、余分な水分をバジルが吸収してくれる効果も期待できます。我が家の畑では、ホーリーバジル2種、タイバジル、スイートバジル、シナモンバジル、クイーンオブバジルの6種類のバジルを植えています。香りもよいし、目にも楽しい、何となくただそれだけの理由です。 ■ ミント → ブルーベリーやトマトなど野菜全般に 殺菌効果があり、ミントの香りをアブラムシ、モンシロチョウ、毛虫などの害虫が嫌うので、植物全般に効果的です。ただミントは、なんといっても繁殖力が旺盛! 地下茎で増えるので、地植えにすると、どんどんテリトリーを広げてしまい、困ったことになります。我が家では、和薄荷、スペアミント、そして植えた覚えのない大量のアップルミントが畑の端に生えています。 その他にもチャイブ、ローズマリー、オレガノなど、ハーブ類には害虫忌避効果があるものが多いので、野菜と一緒に植えてみてはいかがでしょう? 採れたての野菜とフレッシュハーブ、そしてオリーブオイルと塩さえあれば、シンプルなご馳走がいつでも楽しめます。 夏の終わりのハーブ仕事 ハーブたちが元気に育つのは、春から夏にかけて。夏の終わりの今頃は、花茎が伸びて開花準備をする「トウ立ち」が本格的に始まります。トウ立ちが始まると、花を咲かせることに力を注ぐため、葉に栄養が行きにくくなり、その結果、葉が硬くなり香りが落ちてきます。 種子を収穫したい場合には、このままトウ立ちさせて花を咲かせます。 私の晩夏のお楽しみは、バジルやミント、オレガノなどのハーブをいっぺんに収穫し、コーディアルなどのシロップを作ったり、乾燥させてドライハーブやハーブティーにすること。オシャレにいうならば「季節の手仕事」的なものかしら。 中でも、夏の終わりにピッタリなのが「ミント&バジルシロップ」。ミントでクールダウンし、バジルの香りで大人っぽさを演出。デザートからお酒まで、老いも若きも楽しめちゃう気分爽快系シロップです。 ルーシーの「ミント&バジルシロップ」レシピ ミントとバジル、どちらも夏の間にコンパニオンプランツとして、お役目を果たしてくれた子たち。せっかくですから、鮮やかなグリーン、このビビッドな色味を生かしてシロップにしましょう。 通常コーディアルなどのシロップは、ハーブを煮込んで成分や香りも抽出するため、どうしても色が茶色くなってしまいます。 このレシピでは、ミントとバジルを「一瞬」だけ湯がき、氷水の中で急冷することで変色を防ぎます。そして葉とシロップを一緒にピューレ状にミックスするので、煮出すタイプのシロップよりも香りが強く、ワイルド。香りも効能も丸ごと! 欲張りにいただきましょう。 タイトルにもある「ミントコンディション」とは、アンティークの世界で「新品ではないけれど、新品同様でピカピカ! とっても綺麗な状態」のこと。 「おぎゃー!」と生まれたときの、「純粋な心」と「つやつやのお肌」は遠い昔に置いてきてしまったけれど、いつまでも心身共に「ミントコンディション」でありたいもの。真っ直ぐな心でビーマイセルフ。「なりたい私になる!」そんな皆さんへの応援歌「シロップ」です。 ルーシーの「ミント&バジルシロップ」材料(約500ml分) グラニュー糖 2カップ 水 2カップ ミント 10本ほど(今回はスペアミントとアップルミントを使いますが、他の種類でもOK) バジル 5本ほど(今回はタイバジルとホーリーバジルを使いますが、スイートバジルでも大丈夫!) 湯がくためのお湯 鍋1杯 ※ スペアミントの量を一番多くすると味がまとまります。 作り方 沸騰した鍋で、ミントとバジルをそれぞれ15秒湯がく。 すぐに氷水に入れ、1分ほど冷やす。 茎から葉を外し、キッチンペーパーなどで水気を切る。 グラニュー糖と水を鍋に入れて、中火でグラニュー糖が溶けるまで温める(白いお砂糖のほうが綺麗な色のシロップになりますが、てん菜糖やきび砂糖などでも大丈夫です)。 ④のシロップが冷めたら、③の葉と一緒にブレンダーにかけてピューレ状にする。 細かい葉が嫌ならば、茶こしなどで漉す(私は漉しません!)。 煮沸消毒した密閉瓶に入れて完成! さて、でき上がったシロップ。どうやっていただこうかしら。せっかくなので、私のお気に入りの3つをご紹介します。レシピなんていらないほど簡単。テキトーに気軽に試してみてください。 おすすめ1 ミント&バジルモヒート 日曜の午後はモヒートで決まり。ミントの香りとライムの酸味がクセになるので、飲みすぎに注意です! ラムを抜いてシロップと炭酸を増やせば、バージンモヒートに。くぅーっ!! 最高! 材料 ホワイトラム 60ml 絞ったライム 30ml ミント&バジルシロップ 30ml 炭酸水 250ml 飾りのミントなど 適量 ※計量した経験がないので、あくまでも目安です。お好きな濃さで召し上がれ。 作り方 氷の入ったグラスに、ミント&バジルシロップ、ホワイトラム、絞ったライムを入れて混ぜ、炭酸水を加える。 ミントを飾ってでき上がり。 おすすめ2 モロカンミントティー モロッコでは、緑茶にミントの葉とたっぷりのお砂糖を加えた「モロッコミントティー」が愛飲されています。ホットで甘いこのお茶は、身体も冷えずに爽快感たっぷり! なんだかクセになる味です。 材料 緑茶 大さじ1(またはティーバッグ 1つ) お湯 180ml ミント&バジルシロップ 30ml(甘さはお好みで!) 飾りのミントなど 適量 作り方 ポットに熱湯と緑茶を入れ、濃いめに出す。 カップに注ぎ、ミント&バジルシロップを入れて混ぜる。 ミントを飾ってでき上がり。 おすすめ3 ヨーグルトのシロップ添え 朝のヨーグルトのアクセントにも。フルーツやジャムなど、お好みのトッピングで召し上がれ。 材料 ヨーグルト お好みの量 フルーツ お好みで ミント&バジルシロップ 適量 飾りのミントなど 適量 作り方 ヨーグルトを器に盛り、フルーツなどをトッピングする。 シロップを回しかけて、ミントを飾ってでき上がり。 他にも、レモネードやカフェラテ、アイスクリームにもよさそう! ミントもバジルも消化器系に効果のあるハーブなので、食べすぎてしまった後や、胃が重い時には、このシロップをお湯で割って飲むのもおすすめです。 ミントには「ひらめき」や「インスピレーション」を授け、古い考え方に「さようなら」をさせてくれるパワーがあります。そして、バジルは考えすぎによる「不安」をなくし、「自分らしい表現」や「生き方」をする助けを与えてくれるはず。 そう、このシロップは、「ツベコベ言ってないで、前に進みなさいよ!」と、あなたの背中をドーンと押してくれる力を秘めているのです。なに?「飲むだけで変われるわけがない」? ほら! またツベコベ言っているじゃない! 信じるものは救われるのよ。ぜひお試しください。
-
レシピ・料理

夏の定番メニューに加えたい! フレッシュハーブを使ったイタリアンソーセージ【ルーシーのおいしい暮らし】
イタリアンソーセージ「サルシッチャ」 イタリアンソーセージとは、ハーブとスパイスを使った、しっかりと味の付いたソーセージのこと。某ファーストフード店で、朝のマフィンの中に挟まれているアレです。別名「サルシッチャ」。サルシッチャとはイタリア語で「腸詰め」を意味しますが、家庭で作る時は皮には詰めずに、ハンバーグのように手で成形するだけ。とてもお気軽でお気楽、ノーテンキな料理なのです。私にピッタリ! 棒状、いわゆるソーセージ形に成形してもいいし、平たく丸いパティ状にしても大丈夫。サンドイッチの具にもなり、お弁当のおかずにも。もちろんビールとの相性もバツグン! バーベキューでホイルに包んで焼けば、歓声があがるほどのごちそうに。ミートボールにしてパスタに入れるのもいいですねぇ〜。とにかく汎用性の高い料理なのです。 材料に決まりはなく、お好みでハーブやスパイスを選ぶのも楽しみ。乾燥ハーブでもいいのですが、せっかくですから旬のフレッシュハーブを使って作ってみましょう! 夏はハーブが盛りだくさん 夏本番に向けて、我が家の畑のハーブたちが賑やかになってきました。畑の一角に、シソやエゴマ、オレガノ、ミント、ハッカ、ローズマリー、セージ、イタリアンパセリ、バジル、チャイブ、ディル、レモングラスなどを雑多に植えています。基本的には、ハーブなんて雑草のようなもの(ハーブよ、ごめんね!)。特に丁寧に育てなくても、土さえよければ、すくすくと育ちます。家庭菜園を始めてみたいけど「ちょっと自信がないわぁ」って方は、まずは夏のハーブ栽培から挑戦してみてはいかがでしょう? さまざまなハーブがすぐに摘めるなんて、最高の贅沢。これだけでも気分はお料理上手。摘みたては香りが強くワイルド〜! スーパーで売っている、パック入りのハーブとは香りが違います。 今回のイタリアンソーセージには摘みたてフレッシュな「セージ」と「オレガノ」を使います。ハーブってみじん切りにする時の香りが最高! 包丁で刻むたびに香りのカプセルが弾けて幸せな気分に。本当はフードプロセッサーでガーッとやれば一瞬で終わるのですが、ぜひ一手間かけて、香りを楽しんでいただきたいのです。 セージ 渋い香りと温かなスパイシーさが特徴的なセージ。古代ローマでは万能薬として使われ、「不死」と「健康」を象徴する長生きのハーブとして愛されていました。うーん! なんだか健康によさそうな気配がビンビン伝わってきますねぇ。 優れた強い抗菌・抗ウイルス作用を持ち、セージティーでうがいをすると、風邪の予防や口内炎の症状を和らげるともいわれています。セージティーは「良薬は口に苦し」って感じの独特な風味なので、お好みでミルクやハチミツを加えると飲みやすくなります。 セージは約900種類の品種が存在しますが、料理でセージといえば、ほぼこの「コモンセージ」のこと。ソーセージという言葉は、雌豚を意味する「ソー」に「セージ」を加えたものという説もあり、ソーセージ作りには欠かせないハーブなのです。臭みを取ってくれるので、肉料理、魚料理の風味づけにも欠かせません! セージは丈夫で育てやすいハーブです。定期的に切り戻しをすることで、葉がたくさん付き、ふっくらとしたフォルムに育ちます。高温多湿の環境が苦手なので、風通しがよく水はけのよい場所を選びましょう。長い梅雨の影響なのか、うちのセージはちょっとお疲れ気味です……。 オレガノ 和名ではハナハッカ(花薄荷)と呼ばれ、薄荷に似た甘くスパイシーな香りを持つオレガノ。ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディテ」が海の水から作り出し、太陽をたくさん浴びるように山の頂に植えた…という逸話の残る、ロマンティックが止まらない系ハーブです。 オレガノには胃腸の調子を整える作用があるので、夏バテしやすい時期にも積極的に取り入れたいハーブの一つです。また、強壮作用もあるので、心身の疲労回復にも効果的。「身も心もボロボロ」って時のために、ぜひ覚えておいてくださいね。 オレガノはバジルやローズマリーと並んで、イタリア料理に欠かせないハーブです。特に肉料理やトマト系のソースとの相性がピカイチ。 とても丈夫で生育旺盛なので、簡単に育てることができます。ただ湿気に弱いので、日当たりがよく、風通しのよい場所を選びましょう。あっという間にワサワサと葉が茂るので、蒸れないように刈り込みを忘れずに! オレガノは乾燥させることで香りが強くなるので、スワッグにして風通しがよく直射日光の当たらない場所にハンギング。パリっと乾燥したら、手で揉んで乾燥剤と共に瓶詰めにしましょう。いつものトマトソースに加えるだけで、ワンランク上の味になりますよ。 ルーシーのハーブソーセージ レシピ 作り方は、とーっても簡単。「刻んで捏ねて焼くだけ」の3ステップ。冒頭にも書きましたが、ハーブを刻む際には、ぜひ深呼吸をして香りを楽しんでみてください。それだけでも「自然の恩恵」ハーブの効能を得ることができます。じつは、元気がない時や落ち込んだ時にもハーブ料理はおすすめなのです。もちろん元気な人もウェルカムです。さあ、みんなでクッキング、よーいどん! 材料 豚ひき肉 400g a)セージ 6枚程 タイム 数本 ローズマリー 1本(10cm程) オレガノ 数本 生姜(すりおろし) 小さじ2 クミンパウダー 小さじ1 クミンシード 少々 メープルシロップ 大さじ1 レモンの皮(すりおろし) 1/8個分 塩 小さじ1 胡椒 小さじ1 白ワイン 30ml パン(細かくちぎる) 大さじ2 ※パン粉でもOK (ニンニク お好みで少々)※私は入れていません 作り方 a)のハーブ類をみじん切りにする。 豚肉をボウルに入れ、①のハーブとその他全ての材料をよく混ぜ合わせ、最低でも30分程、可能であれば一晩寝かせて味を馴染ませる。 12等分に分けて、手の上で叩いて空気を抜きながら棒状に成形する。 フライパンにオリーブオイル(分量外)をひいて焼く。途中で返しながら焼き色をつけ、蓋をしてしっかりと中まで火を通す(焼き始めは柔らかいので、無駄に動かさない)。 お楽しみはこれから、ソーセージロールのレシピ さてさて、お楽しみはこれから。先ほどのハーブソーセージのレシピを使って「ソーセージロール」を作りましょう。 「ソーセージロール」はイギリスの定番フード。パイシートにソーセージミートを包んで焼いたものです。日本のパン屋さんで見かけるような、パンにソーセージを挟んだものではありません! イギリスで「ソーセージロール」は、クリスマスなどのパーティー、ピクニック、街中のカフェでも見かける、老若男女に愛されている「国民的フード」なのです。 材料 成形した生のハーブソーセージミート 冷凍パイシート 卵黄 飾り用のハーブ 作り方 パイシートを解凍し、好みの薄さに伸ばす。 パイシートに生のハーブソーセージミートをのせ、包む。 長いままでもよいが、お好みで一口サイズにカットしても(冷凍庫で20分程冷やすと切りやすい)。 クッキングシートを敷いたオーブン皿に並べ、卵黄をパイシートの上面に塗る。 200℃に予熱したオーブンで20〜25分程焼く。 オレガノ、セージ、ローズマリー&タイムを使ったイタリアンなハーブソーセージ、いかがだったでしょうか? なんだか「サイモン&ガーファンクル」の歌に出てくるようなハーブたち。パセリはもちろんのこと、バジルやチャイブ、イタリアンパセリ、レモングラスなどを使うのもおすすめです。 コツは、しっかりと下味をつけること! 少し塩っぱいくらいがちょうどいいです。ハーブの香りとメープルの甘み、黒胡椒の刺激に食欲をそそられる一品。卵料理との相性がよいので、ぜひ朝ご飯に。いや、あえて「ブレックファースト」に! と言いたくなるハーブソーセージです。ぜひお試しください。チャオ!
-
レシピ・料理

スパイスを使った大人のキャロットケーキ【ルーシーのおいしい暮らし】
緑黄色野菜の代表選手「人参」 人参といえば緑黄色野菜の代表! いつの時代もピーマンと肩を並べて、子どもの嫌いな野菜にランクインしてしまう不憫な人参。しかし、その鮮やかなオレンジ色は料理には欠かせない彩りです。 品種改良が進み、甘みが強く人参独特の香りが抑えられたものも出回っています。最近ではスーパーでも色とりどりな人参を見かけるようになりました。調理法や料理の色味に合わせて選ぶと、レパートリーの幅が広がります。 人参には「カロテン」や「カリウム」などの栄養素が豊富なので、肌の健康維持や高血圧予防、便秘の解消にも役立つ頼もしい野菜です。カロテンは皮に多く含まれているため、なるべく皮は剥かずに食べると、自然の恵みを無駄なく摂取することができます。 我が家の畑でも先日、「春まき」した人参の収穫をしました。たわしで泥を落として、皮は剥かずに調理。無農薬で育てた人参は味も香りも濃厚です。今回は、この人参でキャロットケーキを作ります! 人参の育て方 人参は春夏秋と、ほとんど一年中栽培が可能です。人参の種子は発芽率が低いので、発芽さえすれば、ほぼ成功! これから7〜8月にかけて「夏まき」をしておくと、11月頃には収穫が可能です。薬剤が必要な病気も少ないので、気軽に挑戦できる野菜です。 土作りの際はしっかりと深めに耕し、土の塊や石などの固いものは取り除いておきましょう。人参は、成長過程で根の先端が固いものに触れると、根が分かれて「又根」となってしまいます。 人参の種子は、発芽するときに光が必要な「好光性種子」です。覆土(播いた種子に土をかける作業)は薄くし、発芽するまでは土が乾かないようにしっかりと水やりしてください。 発芽して成長し始めたら間引きして、人参1本1本の間に15cm程のソーシャルディスタンスを! 間引きした人参の葉はとても柔らかく、かき揚げにすると美味しいです。 春から秋にかけて、人参の葉に遊びにくるカラフルな芋虫。キアゲハの幼虫です。人参やパセリ、ミツバなどセリ科の植物を好み、葉を食べ尽くしてしまいます。グリーンのボーダー柄にオレンジの水玉模様を纏い、なんともオシャレな「ファッショニスタ」ですが、畑の中では害虫です。可哀想だけれど、サッサと退治しましょう。心が痛む方はお家に連れて帰って、ぜひ夏休みの自由研究にしてください。 人参は庭やベランダなどで、深めのプランターを使って育てることも可能です。長根種と短根種の2種類があり、プランターの場合は、短根種を選ぶと育てやすいでしょう。一般にスーパーで売られているものは「5寸人参」といわれる短根種です。 キャロットケーキとは キャロットケーキって、直訳すると「人参ケーキ」。ネーミングのキャッチーさに欠けてしまい、地味なイメージ。日本では、つい最近まで馴染みのあるケーキではありませんでした。「クリームなんちゃら」とか、「イチゴのなんちゃら」とかに比べたら、パンチが弱めですものねぇ。 キャロットケーキが日本で幅広く知られるようになったのは、10年程前から。イギリス人のローズ・カラリーニさんのお店「ローズベーカリー」が日本に出店した影響が大きいのでは? 「ローズベーカリー」のキャロットケーキは、背の高いマフィンのような形状で、1cm程もあるクリームがかかっていて、見るからに美味しそう&おしゃれ! キャロットケーキは、ヨーロッパや欧米ではとってもポピュラー。カフェやスーパーでも必ず見かけるケーキの一つです。本来家庭の味なので、作り手によって味や質感が違い、「食べ比べ」も楽しいケーキなのです。 歴史をさかのぼると、キャロットケーキのルーツはイギリスにあります。中世のヨーロッパでは砂糖は希少でとても高価だったため、甘みのある人参は、デザートとしても使われていたそうです(人参は野菜の中でも、甜菜に次いで糖分を多く含むとのこと。日本の人参とは少し違う風味です)。 18世紀や19世紀のイギリスでは、レシピ本にキャロットケーキの前身である「キャロットプディング」が頻繁に登場していました。 時は変わり、第二次世界大戦中のイギリス。戦時中で砂糖が入手困難だったため、国が「キャロットクリスマスプディング」など、人参を使ったさまざまなデザートレシピを普及させたことから、キャロット熱が再燃しました。 1970年頃には、アメリカでも人参を使ったヘルシーな「キャロットケーキ」の人気が爆発! 今のようなクリームが塗られた形状のケーキになったのもこの頃から。正直なところ、普通のケーキのようにお砂糖もオイルも使うし、美味しくてフォークが進んでしまい、決してヘルシーではないけれど。でも、何となく罪悪感は薄めです。多分。 キャロットケーキにはスパイスが欠かせない! キャロットケーキには必ずといっていいほど、スパイスが使われています。 代表的なのはシナモン。他にもレシピによって、カルダモンやオールスパイス、ナツメグ、クローブなどが使われます。 スパイスと漢方には共通する植物がたくさんあります。少し種類は違いますが、カルダモンは小荳蒄(しょうずく)、オールスパイスは三香子(さんこうし)とも呼ばれます。日常的にスパイスを料理に使えば健康の維持に役立ち、何より料理の腕もグッと上がっていいことずくめ。私のキャロットケーキにはカルダモンとオールスパイスを使います。どちらも、肉料理やデザートにも使われる万能スパイスです。 カルダモン レモンやユーカリを彷彿とさせるような、清涼感のある上品な香りが特徴。さまざまな効能を持っていることから「スパイスの女王」とも呼ばれ、中国やインドでは3,000年以上も前から香辛料や医療品として使用されています。 菌を抑える働きがあり、古くから口臭の改善のために使われてきました。疲労回復や消化を助ける効果があります。 オールスパイス クローブ・シナモン・ナツメグの3種の香りを併せ持つオールスパイス。爽やかな香りと、ほのかに甘く苦い後味が特徴的です。ミックススパイスのような雰囲気の名前ですが、一人三役をこなす名役者! 消化促進、血行促進、鎮痛作用、免疫力アップなど、多くの効能のあるスパイス。 単品のクローブ、シナモン、ナツメグと併せて使うことで、それぞれのクセが取れて調和されます。 美味しく作るヒント 私のキャロットケーキの原型は母から受け継いだもの。そこへ私流のスパイスやフレーバーを加えたのが、このレシピです。料理って「言葉」と同じで、作る人話す人によってニュアンスが変わっていくもの。 そんな中、このレシピで変えたくないのが「サワークリーム」を使うこと。一般にキャロットケーキのアイシング部分には、「クリームチーズとバター」を使いますが、このレシピではアイシングに「クリームチーズとサワークリーム」を使います。サワークリームはスーパーの生クリームコーナーにありますので、ぜひ探してみてください。そして、レモンの代わりにライムの絞り汁を使うことで、さらに爽やかに! 濃厚なスパイスの香りとの相性もバツグンです。 最後に、美味しく作るコツは、人参を「グレーター」ですりおろすこと。 グレーターのGrateは「おろす」という意味です。レシピの中で「すりおろしてください」と指示されたら、日本人的には、パッと「大根おろし」を想像しちゃう。でも、諸外国にそんなものはございません! 大根おろしですりおろすと水分が出て「べちゃべちゃ」なケーキになってしまうので、やめておきましょう。グレーターを使うと、人参の中の水分が保たれ、しっとりとしたキャロットケーキに仕上がります。グレーターがなければ、細かい千切りでも大丈夫! ルーシーのキャロットケーキ レシピ 私のレシピはハンドミキサーも粉ふるいも使いません。オイルを使うのでバターを練る手間もなく、混ぜて焼くだけ! 思い立ったが吉日、すぐに作れます。 「カルダモン」と「オールスパイス」を使い、スパイシー(辛いという意味ではないですよ)で、大人の色気たっぷりのキャロットケーキに仕上げます。もしスパイスが苦手なら、まずは少し分量を減らして作ってみてください。 キャロットケーキの材料 ■ケーキ材料 人参 1本 (130g程) ※今回は小さな人参だったので2本 パイナップル缶詰 110g (輪切り3枚程) サラダオイル 120ml 卵 2個 サワークリーム 大さじ2 グラニュー糖 90g 三温糖 90g 塩 小さじ1/2 おろし生姜 小さじ1 バニラエッセンス 適量 強力粉 60g 薄力粉 120g ベーキングパウダー、重曹 各小さじ1/2 オールスパイス、カルダモン 各小さじ1弱 ■アイシング材料 クリームチーズ 100g サワークリーム 大さじ2 粉砂糖 80g ライム果汁 適量 (レモンでもOK) ※お好みでライムの皮のすりおろしを加えて。 ■トッピング クルミやピスタチオなどのナッツ 紫人参 (グレーターですりおろす) ※色味が綺麗なのでお好みで! タイムやミントなど、彩り用ハーブ キャロットケーキの作り方 人参をグレーターでおろし、パイナップルは水気を切り5mm角にカットする。 ボウルにサラダオイル、卵、サワークリーム、グラニュー糖、三温糖、塩、おろし生姜、バニラエッセンスを入れ、よく混ぜてから、①を加えてさらに混ぜる。 別のボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、オールスパイス、カルダモンを入れ、よく混ぜる。 ③と②をよく混ぜ合わせる。 焼き型に流し入れ、170℃に熱したオーブンで40分程焼く。竹串を刺してくっつかなければ完成! ※ケーキの厚さや、オーブンによって焼き時間が変わります。様子を見て焦げそうなら、アルミホイルでカバーしてください。 ボウルにクリームチーズ、サワークリーム、粉砂糖、ライム果汁を入れて混ぜ、クリームを作る。 ケーキがしっかりと冷めてから、⑥を塗る。トッピングにナッツやハーブをのせて完成。 一晩寝かせると「しっとり」しておいしさが倍増! スパイスの効いたキャロットケーキはチャイとの相性もバツグンです。日々のおやつにも、誕生日などのスペシャルな日にも活躍してくれることでしょう! スパイスやハーブは「健康」の心強い味方。ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。まずはスパイスたっぷりのキャロットケーキからお試しあれ!
-
アレンジ

ティーカップを使ったローズボウル式アレンジメント【ルーシーのおいしい暮らし】
ローズボウルとは ローズボウルは、本来庭から切ったバラを飾るための花器のことです。上面にメッシュ状の金属が付いていて、その中へ花を挿していきます。この構造のおかげで誰でも簡単に! 可愛いアレンジを作ることができるのです。剣山とオアシスのいいとこ取りをイメージすると分かりやすいかしら? このローズボウル、1900年代中頃のイギリスで流行し、大きいものはテーブルのセンターピースとしても使われていました。私自身もイギリスに仕事で行く際には、ヴィンテージのローズボウルを必ず買い付けてきます。イギリス映画を注意深く見ていると、ローズボウルが登場する場面もしばしば。 一度使ってみれば分かりますが、何でもないような花材を取り合わせて活けるのに「ちょうどよい」花器なのです。 日本でも「受け」の部分がガラス製のものを見かけますが、私のおすすめは金属製! 金属のものは水が保冷され、花が長持ちするという特徴があります。シルバープレート製なら、見た目はシンプルでありながらも、上品な雰囲気で飾る場所を選びません。 ローズボウルの代用にカップ&ソーサーを! お茶を飲むのに、マグカップを使う機会が増えて「カップ&ソーサーはあまり出番がない」という方も多いかも。でも、やっぱり! カップ&ソーサーは優雅で美しいですよねぇー。今回は、そんなカップ&ソーサーちゃんたちを使ってアレンジメントを作ります。 さあ! 食器棚の奥で眠っている子たちを「あなたたち、出番よ!」と叩き起こして、「ローズボウル式アレンジメント」に活用してあげましょう。専用の「ローズボウル」がなくても大丈夫なのです。 ①ティーカップがローズボウルに大変身 まず、カップの上面にメッシュ状にテープを貼り、「ローズボウル」の上面のように区切ります。この作業をすることでイメージ通りにお花を活けやすくなります。 もしお持ちなら、フラワーアレンジメントでオアシスを固定する際に使用する「オアシステープ」を使ってください。無ければ、ガムテープを5mm程に割いて使いましょう(布ガムテープが割きやすいのでおすすめ)。 あまりテープが長すぎると、側面から無駄なテープが見えてしまい、格好悪いので要注意! テープを貼り終えたら、花を活ける前にたっぷりとお水を入れておきましょう。 ②お花を摘みにいきましょう この記事を読んでくださっている皆さんの中には、庭で花やハーブを育てている方もたくさんいらっしゃるかと思います。ローズボウルは、ハーブや草花のような小ぶりの植物との相性がバツグンです。 枝ものやハーブ、そこらへんに生えている雑草のような草花でも大丈夫! 花を入れないでグリーンだけを使うと、さまざまな「トーン」の緑がグラデーションとなり、それもまたステキ。 ご存じの方も多いかもしれませんが、「花を摘む」ってワードは、女性が「用を足しに行く」時に使われる隠語。しゃがんで花を摘む姿が、和式トイレにかがむ様子にそっくりだから。何だかメルヘンチックな言い回し。ではでは! お花を摘みに行ってきまーす! あ、ローズボウル用にね。 ③まずはベースの部分から 今回は、フラワーアレンジメントの基本の形の一つ、クレッセント(三日月形)風に活けていきます。両先端が長細く、カーブを描いたようなスタイルです。 まずグリーン(今回はコデマリやアイビーなど)を使って、ベースとなる部分から活け始めるとスムーズです。長めのものは指でたわませて、横や下方向に伸びるように調整しましょう! ④色ものと長短のあるもので立体感を ベースを活けたら、主張のある花や、色ものを挿していきましょう。 長いものと短いもの、どちらも使うとリズム感が出て、立体的に仕上がります。平面的だと「のっぺり」とした印象になってしまうので要注意! ⑤隙間を埋めて完成! 最後は、どの角度から見てもティーカップの土台やテープが見えないように、しっかりと隙間を埋めましょう。 はい! でき上がり! 簡単でしょう? ⑥アレンジのヒント クレセント形ではなく、丸く可愛い花束のように活けたり、テーマカラーを決めて活けてみるのもおすすめです。とにかくバランスがよくて可愛ければ、何でも大丈夫! イギリスのチューダー朝時代に、悪臭よけや伝染病予防のために持ち歩かれていた、ハーブの花束「ノーズゲイ」。鼻(nose)を彩る(gay)。花束で鼻を押さえるなんて、まるで現代のマスクのようなものだったのかもしれません。今回はハーブを使い「ノーズゲイ」をイメージしたアレンジも作ってみました。夏はハーブを使って活けるのも楽しみです。 ミントやローズマリー、セージにレモンバーム、パクチーやディルのお花、チャイブのネギ坊主などを組み合わせれば、エディブル(食用可能な)アレンジメントのでき上がり。伝染病予防にもなって、可愛くて美味しいなんて、ズルい! ちょっとしたギフトにもよさそうです。ぜひお試しください。 どこに飾っても絵になる さぁ! 完成したアレンジを飾りましょう。ティーカップに活けるこのアレンジは、花瓶のように高さもなく場所を取らないので、さりげなく置けるのも嬉しいポイントです。 キッチンはあまり人から見られる場所ではありませんが、キッチンで過ごす時間が多い人には嬉しい彩りです。棚やシンクの脇などに置くだけで、お料理の時間が楽しくなりそう。 カップ&ソーサーの色味と飾り皿の雰囲気を合わせると、テイストに統一感が出て落ち着いた雰囲気に。和室にも合いそう! トイレや洗面所に飾ると清潔感が出て、すっきりした印象に。 ちょっとした隙間にも。置くだけで空間が華やかに! たくさんの花や、豪華な花は必要ありません。もし庭やベランダに花がなければ、買い物ついでにお花屋さんで数本買って挑戦してみてくださいね。それから、花束をもらって少し傷んできた時にも、ローズボウルで活け直せば、長く楽しむことができます。 気軽に季節を楽しむことができる「ローズボウル式アレンジメント」。自然に触れ、無心にお花を挿す時間が、「瞑想」効果となり、心を落ち着かせてくれるはず! あまり真面目に難しく考えず、「とりあえずやってみよー!」的な感覚で挑戦してみてくださいね。
-
レシピ・料理

レモン香るラベンダーのショートブレッド【ルーシーのおいしい暮らし】
食用としてのラベンダー 手軽に作れて美味しい。そんな「お菓子レシピ」の手札をいくつか持っていると、何かと役立ちます。お家でのティータイム、お呼ばれの時の手みやげ、お礼に何かちょっと差し上げたい、などなど…。どこかでお菓子を買うのもよいけれど、ホームメイドのクッキーやケーキなら、気持ちも伝わり、いつも以上に会話も弾むことでしょう。 日本では食用としてのラベンダーは、あまりポピュラーではありません。でもね、じつはラベンダーってとっても美味しいのです。私のお気に入りは、イギリスのスーパーなどでよく見かける「ラベンダー入りのショートブレッド」。いわゆるスーパーのプライベートブランドなんかでも出ている人気の商品。バターの風味たっぷりのクッキーにラベンダーの香りが「ホワーン」として、美味しいのです。 私はこのクッキーをよく「トイレの芳香剤みたいなニオイ!」とふざけて例えるのですが、一昔前、ラベンダーは、なぜかトイレの芳香剤に多く使われていました。 もちろん合成香料なので、フレッシュなラベンダーの香りとは全く違う「安っぽい香り」でしたが、日本人にとってはそのイメージが強いようで、食べ物とラベンダーの組み合わせは違和感があるのかもしれません。 ラベンダーは乳製品との相性が特にバツグン。ラベンダーミルクティーや、ラベンダーアイスクリームなど、お家でも気軽に楽しめるものがたくさんあります。一日の終わりに、ラベンダーを使ったデザートでリラックスタイムを過ごすのもいいですね! リラックス効果のラベンダー アロマやハーブに詳しくない方でも、ラベンダーと聞けば「リラックス効果」があるものだとご存じのはず。 以前の「ミツロウバーム」の記事でもご紹介しましたが、ラベンダーはアロマセラピーの原点ともいえる精油です。 酢酸リナリルとリナロールが主成分のため、鎮静や鎮痛作用が主な特徴です。難しい成分名はさておき、ラベンダーには300種以上の芳香成分が含まれているので、その効能の多さから「疑わしきはラベンダー」といわれるほどです。 「遠足の前日のように明日が楽しみで眠れぬ夜も、悔し涙で枕を濡らす夜もあるものね、だって女の子だもーん。女心は秋の空ではなくて、ゲリラ豪雨。そんな日は、お守り代わりに枕元にラベンダーを」 『ミツロウバーム作りとハンドリフレクソロジーでトラブル知らずの身体に』より 我ながらあっぱれ! まさにこの通り。ラベンダーは「リラックス」効果があるだけではなく、「心」「身体」「感情」「精神」すべてのバランスを整えてくれる香りなのです。アロマセラピーに興味がある方は、まず「ラベンダー」から試してみるのがおすすめです。 食用ラベンダーとして使われているのが、香りが強い「イングリッシュラベンダー」です。数あるラベンダーの中でも「アングスティフォリア系」に属しており、一般に使われている精油のラベンダー (学名 Lavandula angustifolia)と同じ種類。 つまりは、食べてもラベンダーの効能にあやかれるってこと。美味しく食べて、一石二鳥! イギリスでのラベンダー イングリッシュラベンダーの原産地は、イギリスではありません。では一体なぜ「イングリッシュ」という名前がついているのでしょうか? 私はてっきり「イギリスのような冷涼な気候の場所に育つラベンダーだから」かと思っていました。 しかし、実際は、イギリスにある「キューガーデン」の女性研究員が、勝手に名付けてしまった! というではありませんか。以下の記事も、とても面白いので、ぜひ読んでみてください。 ●植物史に混乱を招いたイングリッシュ・ラベンダー事件 もちろん! イギリスにもラベンダーガーデンが各地に存在しています。6月から8月頃にイギリスへ行く機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。 大体、どこのガーデンにも「カフェ」と「ショップ(お土産屋さん)」が併設されています。私、この手のお土産屋さんに目がないんですー。ワクワクしちゃう。でも、まずは壮大なラベンダー畑の中をお散歩。その後は、ラベンダー畑を見ながら、ゆっくりとティータイム (その間も頭の中はお土産屋さんのことでいっぱい、何ならトイレに行くフリをして覗きに行っちゃうかも)。 その後は「待ってましたーっ!!!」っと、お楽しみのお買い物タイム。 ラベンダーのソープ、オイル、お茶、サシェ等々、ガーデンで摘まれたラベンダーから作られた、素晴らしい香りのグッズたちに囲まれて、気分はプリンセス。 売り上げはガーデンの「運営費」となることが多いので、鼻息をフンッフンッ荒くしながら、ラベンダーの香りをたーくさん吸い込んで、世のため人のため! 自分のため! たくさんお買い物をしちゃいましょう。 ルーシーの「レモンラベンダーショートブレッド」 さてさて、レシピをご紹介します。今回は、ラベンダーにレモンの風味が心地よい「レモンとラベンダーのショートブレッド」を作ります。ラベンダーの甘い香りとレモンのさっぱりとした酸味がくせになるショートブレッドです。 <材料 レモンラベンダーショートブレッド約20枚分> バター 220g パウダーシュガー 90g レモンの皮 1個分 食用ラベンダー 小さじ2 バニラエッセンス 数滴 塩 ひとつまみ 中力粉 280g (生地をこねて緩いようでしたら足してください) 砂糖 大さじ4 <レモンラベンダーショートブレッドの作り方> 常温に戻したバターをボウルに入れ、スパチュラでクリーム状にする。 ①のボウルに、パウダーシュガー、レモンの皮のすりおろし(半個分)、ラベンダー、バニラエッセンス、塩を加えてよく混ぜ合わせる。 中力粉を②のボウルに加えて、よく混ぜて粉っぽさがなくなったら、手でひとまとめにする。 別の小さなボウルを用意して、残りの半分のレモンの皮をすりおろし、砂糖を加え、お好みでラベンダー少々(分量外)も加えて、手で香りが移るようによく混ぜ、「レモンシュガー」を作る。 粉を振った台の上で、生地を厚さ7mm程に伸ばす。 ④の「レモンシュガー」を生地の上に振りかけて、軽くめん棒で馴染ませる。 好みの形に切り、ベーキングシートにのせる。 型抜きで残った記事はまとめ直して、丸いケーキ型にして焼くと可愛いです。焼く前に包丁で浅くカットラインを入れ、フォークで穴をあけておきましょう! 伸ばして型抜きせずに、全てこの作り方でもOKです。その場合は「レモンシュガー」も混ぜ込んでから成形してください。 180℃に熱したオーブンで15分程焼く(厚みやオーブンによって加減してください)。でき上がりはかなり柔らかいので、冷めて固くなるのを待ちましょう。 ショートブレッドは、スコットランドの伝統的なお菓子。基本的には、小麦粉、バター、砂糖、塩のシンプルな材料で作られます。バターたっぷりの濃厚な味で、紅茶といただくとサイコー!! 今回は、そんなショートブレッドにラベンダーとレモンを入れ、おしゃれムード満載なクッキーにしてみました。この爽やかで甘〜い香り、画面越しに伝わればいいのに! お伝えできなくて残念。ぜひ作ってみてくださいね。
-
暮らし

おうちガーデンBBQのススメ【ルーシーのおいしい暮らし】
バーベキューは面倒じゃない! 私は田舎の育ちだからなのか、「天気がいいから!」とか「友達が来るから!」なんて、何かと理由をつけてすぐにバーベキューをする家庭で育ちました。ピクニックもそうだけれど外で食べる食事は、なんだかいつもより美味しい! 普段バーベキューをしない人は、「火を起こすのに手間がかかりそう」、「材料の買い出しに行かなきゃ」などと、敷居が高く感じてしまうかも。でも実際はとっても気軽で、おうちの冷蔵庫にある物でも十分! 今回は私の実家の庭を使い、母と私で「料理や食材」を分担し、父が「火」の番となり、家族3人でこぢんまりバーベキュー! グリルと炭のオススメ まず必要なのはバーベキューグリル! 七輪などでもOKです。グリルは値段や形状もさまざま。バーベキューをする頻度や人数、スペースで道具を選ぶとよいでしょう! マンション住まいなどでバーベキューができない方は、ベランダで火を使わないホットプレートを使っても十分に楽しめます。 次に必要なのが炭などの燃料です。ジャパニーズスタイルに黒炭や備長炭もよいですが、使い勝手がよいのは練炭です。 我が家では、グリルは「Weber(ウェーバー)」、炭は「KINGSFORD(キングスフォード)」を使っています。この2つはバーベキュー大国アメリカの鉄板コンビ! 季節によってはコストコなどでも購入が可能です。 最近はガスのグリルも一般的ですが、何となく炭の香りに惹かれてしまうオールドスクールな私なのです。 お庭をリビングに! ルーシー流テーブルコーディネート まずこれがなくちゃ始まらない! テーブルの上にはお気に入りのクロスを。これだけで大分雰囲気が変わり、自分好みの空間に。 汚れそうって?? そんなの、洗えばいいじゃない! 大判の布は何かと大活躍ですよ。 バーベキューというと、なぜか紙皿や紙コップが登場しがち。でも、私これが許せないの! だってせっかく外での楽しい時間、色気のない「紙の食器」じゃ美味しさも半減しちゃう。わざわざゴミを出す必要なんてないでしょう? お家の中から普段使い(またはそれ以上!) のお皿を持ち出して、お庭をリビング&ダイニングに大変身させましょう! バーベキューは手や口が汚れがち。でもティッシュはやめてぇー!! ペーパータオルも論外! 我が家では私が幼い頃から「テーブルナプキン」は布製です。 好きな生地を買ったのはよいけれど、引き出しに溜め込み「箪笥の肥やし」にしている方も多いはず。おうちにいる時間が長い今だからこそ、これを機につくってみてはいかがでしょうか? つくり方は簡単! お気に入りの布を四角く切って四隅を縫えば、はい! でき上がり。ミシンでも手縫いでもお好きな方法で。繰り返し使えて、環境にも優しいアイデアです。 テーブルの上には、庭から摘んだお花やグリーンを飾って準備万端! ついでに、ローズマリーやミントなどのハーブを摘み、レモンと一緒に水に浸け込んだ「ハーブウォーター」を。さっぱりとした喉越しがクセになっちゃう! 見た目にも涼しげです。 メニューはシンプルに お好きな食材を揃えて、いざBBQの始まり始まり! とはいえ、火を起こしたり、食材が焼けるまでにはいささか時間がかかるもの。なので、焼かずにつまめるサラダなどがあると会話も弾みます。お酒を飲む人にとっては素敵なアペロ(食前酒)の時間となることでしょう。 「あれも焼こう! これも焼こう!」ではなく、家にある材料を使ったシンプルなメニューでも十分楽しめるのです。 バーベキューの中でも私の大好物は「焼きおにぎりとホットドッグ」。愛しのTHE炭水化物ちゃんたち。夏場はシソが「これでもか!」ってくらいに菜園で採れるため、さまざまなメニューにシソを乱入させていますが、その中の一つがこれ、「シソと五穀米のおにぎり」。 そのままでも十分美味しいのですが、バーベキューではこれを焼きおにぎりに。 仕上げにハワイのフリフリソースを塗り、焦げ目を少しつければ甘くて美味しい焼きおにぎりのでき上がり。 ホットドッグはシンプルに玉ねぎとピクルスで。お好みでケチャップもどうぞ! ホットドッグ用のソーセージはあらかじめ湯煎しておくことで、焦げずに美味しく中まで火を通す事が可能です。 さあ、バーベキューといえばみんなのお楽しみはお肉。でもお肉を買ってきたままの、発泡スチロールのトレイでは登場させないでくださいね。せめてお皿に移し替えてからサーブしましょう。 でも、今回私がおすすめしたいのが、お肉を事前にマリネ(漬け込む)する方法。だって、肉も野菜もぜーんぶ!「塩胡椒と焼き肉のタレ」の同じ味で食べるより、いろんな味を試す方が、食も進みますよ。令和は、ぜひ、お肉はマリネしちゃいましょう。漬け込んで、下味を付けてから焼くと、今までのバーベキューが新鮮にグレードアップ! 本当に美味しいのだから! <レシピ>醤油とバルサミコのマリネードチキン 今回は鶏肉を使った、簡単! マリネレシピをご紹介します。 バーベキューをするとありがち光景が、網の隅の方で焼け焦げて「カッピカピ」になってしまっている、「玉ねぎ」とか「お茄子」なんかの野菜たち。あー、かわいそう! あげくの果てには、網の間から灼熱の「奈落の底」へ落ちていく子達までいる始末。 お野菜も全部美味しくいただくには、串刺しスタイルがおすすめです。ただ野菜と肉を交互に刺していくだけで、色味もきれいだし、なんてったって食べやすい! <材料>しょうゆとバルサミコのマリネードチキン 鶏肉(ムネやモモ) 2枚 (a) しょうゆ 大さじ2 (a) バルサミコ酢 大さじ1 (a) 酒 大さじ1/2 (a) みりん 大さじ1 (a) ハチミツ 大さじ1 (a) 塩胡椒 適量 花椒 パプリカやズッキーニ、玉ねぎなどの野菜 鶏肉を一口大サイズに切り、(a)の調味料を混ぜ合わせる。 混ぜ合わせた調味料の中に①の鶏肉を6時間程浸け込む(前の晩に仕込んでもOK!)。 鶏肉の汁気を切り、一口大に切った野菜と共に串に刺す(竹串や割り箸を使う場合は、串を前日から水に浸けておくと、串自体が燃え難くなります)。 焼き上がったら、すり鉢で潰した花椒を振りかけて召し上がれ(ホールの花椒を食べる直前に潰すと香りがよいです。なければパウダー状のもので大丈夫)! 食事の後は第2部を! お腹がいっぱいになってもデザートは別腹! せっかくなので「甘いもの」も準備しておきましょう。 午後の気持ちのよい日差しの中、暖かいお茶を入れてティータイム。お酒を楽しむ方なら、ビールからワインにチェンジして、フルーツやチーズをいただくのもよいでしょう! 家族水入らずの気兼ねない時間、ティータイムの第2部ではおしゃべりもよいけれど、気持ちよく「うたた寝」をしてみたり、「読書」や「ガーデニング」などそれぞれの好きな時間を、外で一緒に過ごすのも楽しみ。 我が家の庭の片隅には、野良だけど勝手にうちの子に任命した「三毛猫のみこちゃん」が住み着いていて、バーベキューを横目にスヤスヤとお昼寝中。あー! 平和だなあ。 たまには、自然の中での心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか? 制約された暮らしの中でも、心の中の光を絶やさずに明るく楽しい毎日を。身体の健康は心の健康からですよ!
-
レシピ・料理

ローズマリーで爽やかなボロネーゼソースを【ルーシーのおいしい暮らし】
ガーデニングの頼もしい味方 一年を通して栽培でき、鉢植えでも育てやすいローズマリー。 挿し木で簡単に増やすことができますが、植え替えは嫌う頑固者! 成長が早いので、あらかじめ少し大きめの鉢に植えるとよいでしょう。地中海沿岸地方が原産の常緑低木ですが、上に向かって伸びていく立ち性の種類では2mを超えることもあります。基本的には肥料が必要ないので、ガーデニング初心者やハーブガーデンにもおすすめです(植え替えの後や元気がない時は肥料をあげましょう!)。 お料理中に庭から「必要な分だけ」を切ってきて使えば、気分はイタリアのマンマ(お母ちゃん)。 なんだか料理がいつも以上に楽しくなっちゃう! そんなハーブです。日当たりと風通しがよければ室内でも育てることが可能なので、キッチンのインテリアとしても優秀です。 ローズマリーにまつわる言い伝え 古くからさまざまな国で愛されてきたローズマリーには、「言い伝え」がいくつもあります。数ある「お話」の中から今回ご紹介したいのが、この「4人の泥棒物語」。 むか〜しむかし、17世紀の南フランスで「ペスト」が大流行していた頃のお話。 ペストに感染して亡くなった人の遺体から盗みを働く、「けしからん4人組」がいました。普通なら感染してしまうはず、でもなぜか彼らはピンピン! お元気。 後に逮捕され、裁判官が「君たちはなぜ感染しなかったのだ?! もし、教えてくれたら死刑にはしないぞ!」と追求すると、泥棒4人組はこう答えました。「いやー。じつはね、ローズマリー、タイム、セージ、ラベンダー、ミントなんかのハーブを、お酢に漬け込んだのをねー、全身に塗ってたんすよー!」と。 ペスト菌を媒介していたのは「ノミ」なので、「殺菌作用」「防虫作用」のある酢を体に塗るのは、理論上では効果的! だってお酢って家庭菜園や花壇の「虫除けスプレー」にも使えますからね。そこにハーブのエキスが加わって、最強の天然ブロッカーとなったのでしょう。 体中にお酢を塗るというのは現実的ではないけれど、ハーブビネガーとして食事に取り入れるのは簡単です。ワインビネガーなど、お好みのお酢にお好きなハーブを2週間ほど漬け込めば完成! オイルと塩コショウを足して、ドレッシングに! 食事は「免疫力」を高めるファーストステップ! 明日、スーパーからお酢が消えたら私のせいだわ。やだ、どうしよ! 買い占めないでくださいねぇ。 一家に一本、ローズマリー精油 ローズマリーは効能が多いので、ラベンダーと共に頻繁に使用されている精油の一つです。ラベンダーは「鎮静」の作用、ローズマリーは「強壮」の作用を持ち、まるで2つは「陰と陽」のような関係です。朝(ローズマリー)と夜(ラベンダー)で使い分けることで、生活リズムを整える「サポーター」となってくれるでしょう。 清々しいほどにスーッとした香りは、呼吸を深くして頭の中をクリアにしてくれます。鼻炎や花粉症にも効果的なので、お部屋でディフューザーなどを使った芳香浴にも向いている精油です。清潔感を感じる香りは、玄関や洗面所にもピッタリ! ローズマリーの数多い効能の中でも私のお気に入りは、まるでドラえもんの秘密道具のような「頭脳明晰作用」。シネオールやカンファーの成分が「集中力」、「記憶力」を高めるといわれ「記憶のハーブ」とも呼ばれています。最近では「アルツハイマー」に効果的という研究結果も出ているそうです。 そんなローズマリーの花言葉は、「思い出」「記憶」「変わらぬ愛」「私を忘れないで」などです。素敵だけど、なんだかちょっと現代では「重め女子」なキーワードのフルコース。 神聖な植物としてのローズマリー 17世紀頃のイギリスの小説では、お葬式の参列者が「for remembrance」(追憶・思い出のため)と言って、ローズマリーの枝を棺桶の中に入れるシーンが見られます。日本的に解釈すれば「現世ではお世話になりました。向こう岸で待っていてね!」というメッセージかしら? ローズマリーのよい香りに導かれて、なんだか無事に川を渡れそうですね。 余談ですが、私の祖父が亡くなった際にもローズマリーを棺桶の中に入れました。おじいちゃんが大好きだったトマトも一緒に入れたら、「なんだかイタリア料理みたいで、美味しそうだね!」と、なってしまいましたが…。 じつは、世界中のさまざまな儀式(結婚式やお葬式等)で、ローズマリーを使う習慣が見られます。古代エジプトのお墓からはローズマリーのブーケが発見され、古代ギリシャでは悪霊を払う薫香として使われていました。ローズマリーは古くから浄化やヒーリングに用いられ、神聖な役割を果たしてきた「スピリチュアル」な植物なのです。 イギリスを代表する作家、シェークスピアの作品には、多くのハーブや木、草花が象徴的に登場して、暗に物語を演出しています。 例えば『ハムレット』の劇中では、花束を抱えた狂気のオフィーリアが自分の兄を恋人のハムレットだと思い込み、「これはローズマリーよ、思い出のため、愛しい人よ、お願い、私を忘れないで」という台詞と共に、ローズマリーを手渡すシーンがあります。 ローズマリーの「意味や歴史的背景」「花言葉」を理解していると、オフィーリアの的確なメッセージ性のある花選びに、「ねぇ! あんたじつは正気だったでしょ!!」と思わずツッコミを入れたくなるのです。 シェークスピアが生きた「エリザベス朝時代(1558 – 1603)」は、ハーブの本が数々と出版され知識が広まった、いわば「ハーブの黄金時代」。物語に出てくる植物の「香り」を想像しながら、植物の持つ「意味」を理解して読み進めると、さらに深い解釈で楽しむことができるのです。 ルーシーのボロネーゼソースレシピ 毎度ながら話が「脇道」にそれてしまいましたが、今回の主役は、いわゆるミートソースの「ボロネーゼ」です。でも「寄り道」って、人生を豊かにするスパイス。だって、真っ直ぐで平坦な道なんて、平々凡々で面白くないでしょう? 同じように、料理でもスパイス(ハーブ)が深みとコクを演出してくれるのです。 このレシピでは、コンソメやブイヨンは使わずに、お肉と野菜の旨味を引き出し、ローズマリーやオレガノ、タイムなどのハーブをたっぷり使います。シンプルな味付けですが、「老若男女」に愛される味なのです。 <材料 5〜6人分> 牛挽肉(合挽でもよい) 600g ニンニク 1片 玉ねぎ 1個 セロリ 1/2〜1本 ニンジン 1/2本 干し椎茸 2個程(1カップの水を加えて冷蔵庫で一晩戻す) トマト缶 400g 赤ワイン 1カップ ローズマリー 適量 ナツメグ 適量 塩(ハーブソルトもおすすめ) ・コショウ 適量 ケチャップ 大さじ1〜2 ハチミツ 大さじ1 お好みでオレガノやタイム、バジルなどのハーブ(フレッシュでも乾燥でも) 適量 <作り方> 玉ねぎ、セロリ、ニンジン、ニンニク、戻した干し椎茸(戻した水は取っておく)をみじん切りにしておく。 挽肉に、刻んだローズマリー、ナツメグ、塩、コショウを混ぜておく。 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを入れ、飴色になるまでしっかり炒める。 ③にニンジン、セロリ、ニンニク、ハーブを加え、さらに炒める。 火が通ったら、トマト缶、乾燥椎茸と戻し汁を加えて弱火で煮込む。 別の鍋にオリーブオイルを入れ、挽肉を強火でしっかり炒める(焦げるようならフライパンで!)。 ⑥の炒めた挽肉に赤ワインを加える(強火)。 ⑦の挽肉を⑤の鍋に入れ、ケチャップとハチミツを加えて弱火で30分〜1時間ほど煮込む(時間をかけるほど濃厚に!) ※焦げないように混ぜながら煮込んでください。 最後に塩で味を整え、でき上がり! お好きなパスタで召し上がれ! これは私が作りやすい分量ですが、このレシピをもとに、お好みの分量でぜひ「我が家のボロネーゼレシピ」を作ってみてください。もし味が足りないようだったら、ケチャップやハーブソルトを足してもOKです。半量でも作れますが、大きなお鍋でたくさん作ったほうが絶対に美味しいです(冷凍保存も可能です)! 煮込むのに少し時間がかかりますが、せっかくなので「キッチンにイスを置き、本を読む」など、素敵な暇つぶしタイムに。よい時間を過ごしてみては? ただ、本に夢中になりすぎて焦がさないようご用心!
-
アロマセラピー

ミツロウバーム作りとハンドリフレクソロジーでトラブル知らずの身体に【ルーシーのおいしい暮らし】
いつも携帯しておきたい手作りハンドクリーム 冬場だけではなく、庭仕事や水仕事でハンドクリームは一年中手放せません。おしゃれにキメたって、手がガサガサでは格好がつきませんね。市販のクリームには難しいカタカナの成分がたくさん入っていますが、自家用なら数種類の材料だけで保存料や添加物の入っていないバーム(クリームより固い軟膏状のもの)を簡単に作ることができます。今回はミツロウのバームと、それを使ったハンドマッサージをご紹介します。 ミツロウとは ミツロウとは、ミツバチの巣から蜂蜜を採った後に残る「ロウ(ワックス)」のこと。英語では「BEES WAX (ビーズワックス)」と呼ばれ、大昔から重宝され親しまれています。甘い香りを持つ天然ワックスで、色はミツバチが運ぶ花粉の色素の影響を受けて黄褐色です。精製された白く無臭なものも販売されていますので、用途に合わせて使うとよいでしょう。 ミツロウは皮膚刺激性が低く、酸化しにくく保湿効果が高い、とてもお肌にやさしい素材です。殺菌・抗菌作用もあるので古代エジプトでは精油と共にミツロウも、ミイラ作りに欠かせない材料だったとか。なるほど!それはお肌によさそう! 効能の高さと、扱いやすさ(熱を加えるとやわらかくなる性質) から、化粧品やスキンケアなど、さまざまなものに使われてきました。電気のない時代の中世ヨーロッパの教会では、キャンドルを大量に使うので、蜂蜜ではなくミツロウを採るためにミツバチを飼っていたとか! 養蜂は意外と身近? 私自身アロマセラピーを通してミツロウに触れる機会がありますが、なかなか養蜂に関しては興味が湧きませんでした。 蜂蜜を食べるのは好きだけど、養蜂と聞くと、なんだかおしゃれな感じでもないし(全国の養蜂家の皆さまごめんなさい!)、リンゴ狩りやイチゴ狩りのようなエンターテインメント性もない、少し地味なイメージがありました(重ね重ね、全国の養蜂家の皆さま、ごめんなさい!)。 そんな時に出会ったのが、「Backyard Beekeepers」 の大庭 零士郎氏。 私は何事も形から入ってしまうタイプなので、まずは「Backyard Beekeepers」という名前に興味津々。バックヤードビーキーパー(裏庭養蜂家)とは、自宅の裏庭で趣味の養蜂を楽しむ人たちのこと事。定年退職したおじ様や時間にゆとりのある人々に近年人気なのです。 その名の通り、零士郎氏は自身を養蜂家とは呼ばずに、「日本みつばち愛好家」と呼び、本業のおしゃれクリエイティブディレクターの傍ら、ライフワークとして野生在来種の「日本みつばち」を逗子、葉山、鎌倉で自作の巣箱に招き入れ、生態系の観察、採蜜、ミツロウ採取まで、全て自身で行っています。 一見、コワオモテな零士郎氏ですが、話し始めると私の母並みによく喋る、喋る、喋る! まるで「歩く女子会」みたいなチャーミングでギャップのある人柄に、気がつくと私はすっかり彼のファンになっていました。 市場に出回っている「国産蜂蜜」の99%は西洋ミツバチの蜂蜜だそうで、日本ミツバチの蜂蜜は一般的な西洋ミツバチに比べて、わずか1割程度しか収穫できないそうです。 なんと! 日本ミツバチ1匹が一生の間に集める蜜の量は、わずかティースプーン1杯ほど。 西洋ミツバチに比べて飼育が難しく、採蜜量も少ないため、高価で商業的には不向きだとか。 彼が採蜜した日本ミツバチの蜂蜜は、私が普段食べている蜂蜜の味とは全く異なり、口に入れた瞬間に、まるで自分が清々しいお花畑のど真ん中にいるような錯覚に陥らせてくれる味でした。でもなんだかフルーティだし、若干の酸味もあり、とにかくさまざまな花や木の蜜が混ざり合ったフレーバー。例えるなら「素敵なガーデンの宝石箱や〜!」って感じかしら。聞けば、日本ミツバチは西洋ミツバチとは違い、季節や場所によってさまざまな種類のお花の蜜を集めるため「百花蜜」とも呼ばれているそうです。うん、納得! 「美味しい」なんて薄っぺらな言葉では表せないほどの情熱と手間が込められている、希少な日本ミツバチの蜂蜜、ぜひ機会があればご賞味くださいませ。 仕事としてではなく、カルチャーとして日本ミツバチの養蜂を行う「Backyard Beekeepers」。環境問題や食に対する意識が高まる昨今、彼のアクションは時代にフィットしているなぁ……と、なんだか羨ましくも感じます。 ミツバチたちは生命活動として蜜を集めながら、体に花粉をつけて植物の受粉をさせるので、古来より自然環境において欠かせない存在です。さらに、私たちはミツバチから美味しい蜂蜜と、日常生活のさまざまな助けとなるミツロウをありがたく頂戴しています。 大昔から人間はミツバチとの関わりが深く、彼らは私たちにとって必要不可欠でサステナブルな生き物。零士郎氏いわく「一家に一台、裏庭に巣箱を置けば世界が平和になる!」とのこと。「あー、確かに。それも一理あるかも!」と思う今日この頃です。 庭のきれいな草花や、畑の美味しい野菜もハチたちのおかげ、明日からはハチを見かけても「BEE FRIENDLY」。感謝し、優しくしてあげましょう! 今回はそんな希少な日本ミツバチのミツロウ(私のホームタウン葉山産!) を使い、バームを作りたいと思います。 ミツロウバーム作りに必要な道具は? 「ビーカー」 材料を入れて湯煎にかけるので、耐熱性のものを選びましょう。少量作るのであれば50〜100ml程の容量のものが使い勝手がよいです。 「鍋」 普段お料理に使っているもので構いません。なんならフライパンでもよし! 「竹串」 湯煎にかけて溶けた材料を混ぜるのに使います。 「容器」 私のおすすめはガラス製。煮沸消毒ができるものを選べば繰り返し使えて、精油の香りが瓶に移りません(光による劣化を防ぐ遮光ガラスが最適です)。 ミツロウバーム作りに必要な材料は? 「ミツロウ」 アロマ関連の商品を扱うお店や、インターネットでも購入が可能です。各地の養蜂場のホームページからも購入できる場合が多いです。せっかくなので、ミツロウと共に美味しい蜂蜜も注文してみては? 「キャリアオイル」 精油を希釈するためのオイルです。精油の成分を効率的に皮膚へ運ぶ「carry」から、キャリアオイルと呼ばれています。私がよく使うキャリアオイルは「ホホバオイル」。ホホバは砂漠地帯に生える多年草の植物で、その実や種子から取れるオイルです。ネイティブアメリカンたちが肌の保護や傷の治療などに用いていました。 ホホバオイルは酸化安定性が高く、長く保存しても劣化の少ないオイルとして知られています。肌にとても馴染みやすく、皮膚刺激性も低いので赤ちゃんから高齢者、アトピーなどの皮膚トラブルがある方にも安心してお使いいただけます。ホホバオイルって本当に万能! お風呂上がりの足裏マッサージやクレンジング、整髪料代わりに! 私は全身に使用しています。 「精油」 精油(エッセンシャルオイル)は植物から抽出した揮発性の芳香物質のことで、植物それぞれが独特の香りと効能を持っています。 今回は、ガーデニングでもおなじみの2種類をブレンドしてみましょう! 精油の効能 ラベンダー&ゼラニウム 「ラベンダー」 学名Lavandula angustifolia ガーデニングでもよく見かけるラベンダーは、アロマセラピーの原点ともいえる精油。酢酸リナリルとリナロールが主成分のため、「鎮静」、「抗痙攣」、「鎮痛」作用が主な特徴です。難しい成分名はさておき、芳香成分が少量ずつ300以上含まれているため用途が広く、万能に使えるオールラウンダー。その効能の多様さから「疑わしきはラベンダー」といわれるほどです。 遠足の前日のように明日が楽しみで眠れぬ夜も、悔し涙で枕を濡らす夜もあるものね、だって女の子だもーん。女心は秋の空ではなくて、ゲリラ豪雨。そんな日は、お守り代わりに枕元にラベンダーを。 心、体、感情、精神すべてのバランスを整えてくれる香りで、アロマセラピー入門時の1本としてもお勧めしています。心がモゾモゾする日には、ぜひお試しを! ※妊娠中は使用を避けてください。 「ゼラニウム」 学名Pelargonium graveolens こちらもガーデニングでよく登場するローズゼラニウムです。バラと共通の成分を含んでいるため、高価なバラの精油の代用として使用されることもあります。爽やかなローズのような香りは女性的で、「静かな力強さ」と「安心感」を与えてくれるでしょう! バラに似たフローラルな香りを葉っぱもっているなんて、ちょっと不思議。 ゼラニウム精油は肌質を問わずに使え、「シワ」や「しみ」、お肌の「アンチエイジング」、「皮脂分泌のバランス」作用があり、スキンケアにも大活躍! 女性に嬉しい効能が詰まっています。 自律神経のバランスを調整する効果があり、「情緒不安定」や「更年期障害」など、ホルモンバランスの乱れからくる症状にも効果が期待できます。インスピレーションや直感力などの「感受性」を高め、自分の感情を素直に受け入れて生きることは、豊かな人生を送ることに繋がります。自分で作ってしまった「心の部屋」に閉じこもっているあなたへ、ドアの下の隙間から「そっ」と差し出してあげたい香り。さあ、もう時代は令和よ! 壁を壊して飛び出しなさい! Girls be ambitious! ※妊娠中は使用を避けてください。 ルーシーのミツロウバームレシピ 30ml容器量 ミツロウ 5g ホホバオイル 25g ラベンダー精油 4滴 ゼラニウム精油 3滴 作り方 耐熱の容器にミツロウとホホバオイルを入れ、弱火で湯煎しながら、竹串でかき混ぜる。 ミツロウが溶けたら瓶に移します。冷え始めると、まわりからうっすらと白くなってくるので、このタイミングで精油を加え、よく混ぜます。 そのまま静かに置いておき、全体が白濁して固まったらでき上がり! ※無添加なので2カ月程度で使い切りましょう。 ハンドリフレクソロジー ハンドクリームを塗る際に手のマッサージもすれば、保湿しながら精油の効能を取り込み、免疫力も高まり、一石三鳥。「アロマセラピー」と「リフレクソロジー」がタッグを組めば「鬼に金棒!」。風邪やウイルス、不運や、悪霊だって私を避けて通るんだから! つまりは「心も身体も健康になれますよ」という意味ね。 リフレクソロジーは英国式足裏マッサージ。「反射」という意味のreflexに「学問」を表すlogyをつけた「反射区療法」のことです。足や手には体全体の反射区というものがあり、反射区は各器官や内蔵につながるといわれている末梢神経の集中箇所のことです。 今回は簡単に押せる反射区を2カ所ご紹介します。 ①「頭と髪の毛」 リフレクソロジーの考え方で指先と爪は「頭部」の反射区。 手にハンドクリームを塗る際に、意外と爪には塗り込んでいないのでは? 刺激することで頭部の血行を促進し、乾燥気味な髪の毛にも潤いを与える効果があります。安眠にも効果的。 ②「肩と肺」 親指から薬指までの4本の指の付け根のすぐ下は「肺(胸)」の反射区、小指のすぐ下は「肩(腕)」の反射区です。肩こりはもちろん、ストレスで呼吸が浅くなっている方にもおすすめしたい場所です。ミツロウバームの香りで深呼吸! リラックスしながら押してみてくださいね。 リフレクソロジストとしては大声で言えませんが、とにかく適当に! 痛気持ちいい所をなんとなく押しとけばオッケーなのです。どう? これなら毎日続けられそうな気がしてきたでしょう? 反射区を刺激して全身のバランスを整えると、自然治癒力や免疫力アップにも効果があります。メンタル面のケアも期待できるので、心と身体がアンバランスになってしまっている時にも頼もしい味方となるでしょう。 ミツロウバームは、「肌」「髪」「唇」など全身に使える万能保湿クリーム! 髪の毛の乱れを直したり、練り香水のように使ったりと使い道はさまざま。いつもカバンの中に入れておきたい相棒です。ぜひお試しください!
-
レシピ・料理

野菜が主役に! 絶品コブサラダドレッシングレシピ【ルーシーのおいしい暮らし】
コブサラダとは コブサラダは1930年代のハリウッドで偶然に誕生しました。 レストランのオーナー「ロバート コブ」さんが、お腹がすいた時に冷蔵庫に入っている有り合わせの食材を刻み、手早く作ったのが発祥といわれています。 そのサラダをお客さんに出したところ、図らずも「これは美味しい!」と評判になり、後にお店の正式メニューとなったのです。 カルフォルニアの豊かな食材をたっぷりと詰め込んだ具沢山のサラダは、アッという間に西海岸から全米へと知れ渡り、今ではアメリカを代表するサラダの一つです。 日本でも1990年代にキユーピーから「コブサラダドレッシング」が発売され、知名度が広がりました。 旬の野菜を取り入れて! 日本には四季があり、本来はその季節でないと食べられない野菜がたくさんあります(現代はハウス栽培の野菜も多いですが)。 例えば、夏のキュウリやナス、トマトなどは体を冷やし、冬に育つカボチャや白菜、ニンジン、大根、ネギなどは体を温めてくれる効果があります。 旬を楽しみ、食べることで身体のバランスが整い、健康への第一歩となるのです。 旬の食材は生命力の源。いやーん! 五感も大喜び! 今度の休日はぜひ、採れたての元気なお野菜たちを探しに直売所や道の駅に足を運んでみては? スパイスを使ってメキシカンスタイルに! 本来はヴィネガーとオイルで作る「ヴィネグレットソース」を使用していたようですが、私のコブサラダドレッシングはメキシカン風! 何年か前にキユーピーのTVCMで「野菜にドレスを着せましょう」というキャッチコピーがありました。 直訳すると単純に、Dress (ドレス) +ing (現在進行形) = Dressing (ドレッシング) で「服を着る」という意味ですが、それを野菜に当てはめるとは、なんとも腑に落ちる表現! スーパーや八百屋さんで売っている採れたてそのままの姿の野菜たちは、まるで磨けば美女になる原石たち。 芋姉ちゃんや、おたんこ茄子ちゃん、大根足のあの子も、瓜実顔(うりざねがお)のあいつだって、切り方や着せるお洋服(ドレッシング) 次第でスター女優の装いになるのです。 ルーシー流コブサラダドレッシングは、クミンとチリパウダーでおめかし。 生野菜がテーブルの主役になるサラダドレッシングです! さぁ! 野菜たちにメキシカン風ドレスを着せてみましょう! クミン セリ科の一年草で、爽やかさと刺激的な香り、そしてほのかな苦みがあります。 「クミン」って、インド料理に欠かせないスパイスでしょう? と思われる方も多いかもしれませんが、じつはヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸、アフリカ大陸など幅広い地域で何百年にも渡って愛されているスパイスです。 身体面では、利尿作用や駆風作用(胃腸のガス排出)を促進するなど、溜まった老廃物を掃除して浄化する働きがあり、むくみの解消にも効果が。なんとダイエットに効果があるとの研究結果も報告されています。 精神面では、心を強くすると同時に、安心感を与えリラックスさせてくれる効果があります。 日々の使い方としては、ミートソースやピクルスのマリネ液、キャロットラペ、ハンバーグなどにアクセントとして加えると、風味がアップするのでおすすめです。ホールもパウダーも大きなスーパーには売っていますので、料理に応じて、どちらもお試しください。 独特な香りがクセになりますよ! チリパウダー チリパウダーは、数種類のスパイスがミックスされた混合香辛料です。 基本的には、チリペッパーに、オレガノ、クミン、パプリカなどを加えたもので、決まった組み合わせはありません。ディルやガーリックなどが入っていることも。味は違えど、洋風な七味唐辛子のイメージかしら。メキシコ料理に必要なスパイスを調合する手間を省くために、アメリカ人が製品化しました。 粉唐辛子単独の辛いチリペッパーとは別物です。どちらもチリパウダーと呼ばれることがあるので、購入時には成分を確認するのをお忘れなく! 身体面では、食欲促進作用、血行促進作用、整腸作用、殺菌作用などがあり、数種類のスパイスが配合されているため、それぞれの効果の良いとこ取りなのです。身体が冷えている時や元気のない時にチリパウダーを使うと、きっとメラメラ! と元気が湧き出て、メキシコ人のように陽気に楽しくなるかも? しれません。 そうそう、「病は気から」なのです! 写真のスパイスは、上から時計回りに、カイエンペッパー、オレガノ、パプリカ、ディル、ガーリックパウダー、クミン。 日々の使い方としては、ケチャップライスに少し加えてみたり、粗挽きのひき肉に加えてハンバーガー用パティを作ってみたり、フライドチキンの下味にもおすすめです。 ルーシーのメキシカンコブサラダ レシピ ちゃちゃっ! と作れて、売っているドレッシングよりも遥かに美味しい! きっと今まで食べたドレッシングの中で、一番美味しいはず。 サラダに旬の野菜を取り入れて、ぜひお試しあれ! 【材料】 ドレッシング (A)マヨネーズ 大さじ6 (A)ケチャップ 大さじ1 (A)生クリーム 大さじ1 1/2 (A)玉ねぎみじん切り 大さじ2~3 (A)ハチミツ 大さじ1 (A)コンソメ顆粒 小さじ1/2 (A)塩・胡椒 適量 (A)クミン 小さじ1/4 (A)チリパウダー 小さじ1/4 サラダ レタス(または葉物野菜) 半個 ゆで卵 3個 ミニトマト 6個 コーン 大さじ5 オリーブ 10個 ベーコン 4枚 紫キャベツ 1/6個 アボカド 1個 ブロッコリー 少々 パプリカ 半個 ニンジン 少々 ※サラダに使う野菜は何でもOKです。いろんな色味のものを使うとよいでしょう! 【作り方】 (A)の材料を全て混ぜてドレッシングを作り、冷やしておく。 サラダの材料を同じくらいのサイズにカットする。 パプリカとベーコンは焼く。 レタスなどの葉物を一番下に敷く。 色合いを考えながら具材を並べていく。 ※味のヒント ドレッシングは何時間か前に作り、冷蔵庫でねかせて味を馴染ませましょう。 玉ねぎのみじん切りは味の要! 必ず入れてくださいね。 おかわりはいかが? 私はこのドレッシングを作る時はレシピの倍量作り、トーストやグリルした野菜にかけたり、タルタルソース的に揚げ物と一緒にいただきます(刻んだタマネギが入っているので、数日中にお召し上がりください)。 野菜と共にトルティーヤでラップしても美味しいですよ。後を引く美味しさで、定番入り間違いなし。 さあさあ! 百聞は一見に如かず。 今夜の主役はコブサラダに決まり!




















