ルーシー・おんだ/アンティークバイヤー/IFA認定アロマセラピスト/ITEC認定リフレクソロジスト。20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえることにより、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。
ルーシー恩田
ルーシー・おんだ/アンティークバイヤー/IFA認定アロマセラピスト/ITEC認定リフレクソロジスト。20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえることにより、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。
ルーシー恩田の記事
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レシピ・料理

晴れた日は外で食べよう! 絶品「ディルのBLTサンド」と楽しむ春のピクニック術
ピクニックはイギリス人の風俗習慣? 寒くて暗い季節が長いイギリス人にとって太陽は特別! ピクニックの起源は「pique-nique」というフランス語ですが、イギリス人も大好きなピクニック。イギリスでは18世紀半ば頃、貴族たちが狩猟に行く際に、外で食事を楽しんだのがイギリス流のピクニックの始まりといわれています。 この頃はお弁当スタイルではなく、同行したシェフ達が外にテーブルをセッティングした本格的な食事だったとか。19世紀ヴィクトリア朝時代に入るとピクニックブームが到来。上流階級の人々は郊外の邸宅の庭に集まり、食事と社交、時には演奏会や、カードゲームを外で楽しんでいたのだそう。食事はパンにバター、ハムやチキンなどのお肉。欠かせないのがチーズ、さらにはキジのパイやらフルーツやケーキ、満腹満腹! の豪華絢爛な特権階級のアソビでした。 現在のイギリスのピクニック風景。奥に見えるバスケットが「ピクニック ハンパー」。食材や食器などを運ぶためのバスケット。イギリスのデパートやスーパーではオリジナル製品が売られています。 その後、公共公園と鉄道の広がりと共にピクニック文化は庶民にも広がり、19世紀半ばには史上空前のピクニック大流行。「ピクニックはイギリス人の風俗習慣」と言われる程になりました。 そして20世紀、自動車の量産化と同時にピクニックブームはアメリカにも広がり、ピクニックバスケットは、車の高級オプションとして発売されたり、とにかくみんなピクニックがしたい時代を迎えたのです。デートも家族行事もピクニック! 陶器だったピクニックセットは1930年代を過ぎるとプラスチックやメラミン素材にかわり、魔法瓶の水筒が登場しました。50年代アメリカではタッパーウェアーが生まれ、これまたピクニックに重宝されたのです。 食いしん坊のピックニック 私は海も山もある自然豊かな町「葉山」に育ったからか、ピクニックは得意な方。花も団子も楽しみたい、食いしん坊の私には、ピクニックというのは自然の中で美味しいものが食べられる、一石二鳥の遊び。 晴れた日は、美味しいサンドイッチと敷物を持って海に行くのが定番。真夏であればそれは「海水浴」という名前になるだろうけれど、春秋冬は「ピクニック」と呼ぶのが正解。時として「バーベキュー」という名にもなっちゃう、まるでピクニック七変化。 イギリス1950年頃のサンドイッチ用のアルミケース「SANDWICH BOX」 私の家からは「あっち」に行けば山があるし、「こっち」に行けばすぐ海がある。晴れて気持ちのよい朝は「あっち」にいこうか、「こっち」にいこうか迷うところ。 お気に入りの「SANDWICH BOX」にサンドイッチ(またはおにぎり!)とフルーツ、チップスを詰めて、いざ!出陣。 忘れちゃいけないのが、敷物。私はコットンがお気に入りです。何となく手元に集まった布たちはサイズもさまざま。お気に入りの敷物があると何かと便利。敷くだけじゃなく、海風が冷たくなったら、ちょいと羽織って暖もとれるし、バーベキューではテーブルクロスにもなっちゃう。 ビニールシートはベタベタくっ付くし、長持ちしないから、ぜひこの機会にお気に入りのコットンの敷物を手に入れてみてください。あと大きな水筒も忘れずにね! am7:00 海の上で「いただきまーす!」 夏はSUP(大きなサーフボードのようなもの)に乗って、海の上でサンドイッチやおにぎりを食べるのが、お楽しみ。パンにカマンベールチーズとレタス、摘みたての「ディル」を挟んだだけ。昨日の残りのご飯のおにぎりだって、外で食べれば最高に美味しい時間になるのです。 やっぱりオシャレなハーブ「ディル」 爽やかで、甘苦く重みのある不思議な香りで、オシャレ番長なディル。私はサンドイッチに挟むのが好きですが、ピクルスやサーモン料理にも定番のハーブ。ポテトやチーズとの相性も抜群です。すっきりとした香りのディルは、胃腸のはたらきを調整し、消化を助けてくれる作用があるのでこってりとした料理に合わせて使うのもおすすめです。揚げ物に添える、タルタルソースにディルが入っているのは、薬効を考えた上での食べ合わせなのかもしれませんね。 自然の胃腸薬ディル。日本へは江戸時代に生薬として伝わったようですが、エジプトでは5,000年以上も前から使われていたことが、医師の記録として残っています。古代ローマでは、ディル精油から作った強壮剤が富の象徴とされたり、魔女が魔術に使ったり、またその魔術を封じる為に使われたりと、もうハチャメチャ。「教会の種子(meeting house seeds)」とも呼ばれ、長い説教の間にディルの種をかんで空腹や退屈をしのいでいた、との記述も。 あ♡ あと、惚れ薬として使われていた例もあるみたいですよ。 ディルにそっくりなのが「フェンネル」。見た目は代用できますが、味と香りは全くの別物。左がブロンズフェンネル、右がディル。 私の畑では2種のディルが育っています。2種と言っても「買ってきた苗」と「昨年のこぼれ種」から昨年の10月頃に発芽したもの。今年は春に種子を播くのをやめて、冬の間に買った苗を植え付けて冬越しさせました。3月中旬で草丈25cmほどに成長しています。 ディルは春に種まきをすれば、早めに収穫できますが、開花までの生育期間が短いので大株にはなりません。10月ごろに播いておけば、小さな苗で越冬して、初夏の開花の頃には1mを越す大株になるでしょう。 昨年のこぼれ種から育っているディル。奥に見えるのはニラと雑草。 ディルって子は太い根が真っ直ぐ下に伸びる、素直で堅実な「直根性」の植物。ナイーブな性格で根が傷つくと枯れてしまいます。他の植物のようにトレイで発芽させて、鉢あげして大きくなったら畑やガーデンに定植。という通常の手順を踏まずに「直まき」が私の経験からのおすすめです。 古本屋でハーブの本を見つけると「無意識の習慣」で買ってしまうのですが、読み比べるとどれも書いてあることがバラバラ。 他国の原作から日本語訳されたものでは、現地と日本の気候が違うし、時代が違えば解釈も違います。本からの「知識」も必要ですが、結局のところは自分で育てて「経験」してみないと、どれが正解か納得ができません。ぜひ! 今年の9月末、秋播きして冬越しさせてみてください。きっと大きく立派な苗になりますよ。 「ディルディップ」で作るBLTサンド 素晴らしい香りのハーブ「ディル」香るディップを作り、それをサンドイッチスプレッドにして、季節の焼き野菜を挟んだBLTサンドを作りましょう! ひと手間で、簡単につくれるごちそうサンドイッチです。 『ディルのサワークリームディップ』 サワークリームとマヨネーズで作る、イージー&シンプルなディップです。私が魔法の粉と称する「ガーリックパウダー」が隠し味。サワークリームのリッチな酸味とレモンのフレッシュな香り、ディルの心地よい香りがクセになる! サンドイッチにはもちろん、フライドポテトにも最高だし、タコスにも合うんだよなぁ。トルティーヤチップスに添えれば、簡単パーティーフードに。イタリアンパセリやタイム、チャイブ、バジルで作っても美味しいです。 ■ 材料 サワークリーム 1カップ マヨネーズ 1/4カップ ディル 6本〜好きなだけ レモン 半個 ガーリックパウダー 小さじ1 塩胡椒 適量 ■ 作り方 ① ディルはみじん切りにする。硬い茎は外し、レモンは絞っておく ② 全ての材料をボウルに入れ、滑らかになるまで混ぜる 『ディルディップのBLTサンド』 ディルのサワークリームディップは色々な楽しみ方がありますが、おすすめはBLTサンドイッチ。BLTってのは、Bacon(ベーコン)・Lettuce(レタス)・Tomato(トマト)の入ったサンドイッチのこと。私流はそこに季節のグリル野菜を入れること。今回は旬のブロッコリーを使いました。冬から春はカリフラワーや菜の花、夏はズッキーニやナスがおすすめです。サンドイッチに焼き野菜の香りとジューシーさが加わって、さらにご馳走。美味しさの秘訣は、エーィ! とたっぷりディップを塗ることです。 ■ 材料 お好みのサンドイッチパン ベーコン レタス トマト 季節の野菜 適量 ※今回は茎ブロッコリー ディルディップ ■ 作り方 ① フライパンでベーコンと茎ブロッコリーを焼く ブロッコリーはすこし焦げるくらいに焼くと、香ばしいよい香りがします。 ② お好みでトーストしたパンに、たっぷりの「ディルのサワークリームディップ」を塗る。 ③ 具材を挟み、仕上げにディップを添えて完成! レタスは色の濃い種類を使うと綺麗! この紫のレタスは「ダークロロロッサ」。 「ピクニック」という言葉の響きは、なんだか可愛い。無邪気な感じもするし陽気な感じもする魔法の言葉♡ 晴れた日はカバンに敷物と水筒、そしてこのサンドイッチを詰めて、外に出かけてみては? 春の日差しを全身に浴びて光合成! 浮かれ気分で美味しい春を過ごしましょう。
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レシピ・料理

ビタミンCは茎にあり! 旬のブロッコリーを丸ごと味わうアメリカ定番の絶品スープ「ブロッコリーチェダー」の作り方
煮ても焼いても美味しい「ブロッコリー」 ブロッコリーって、なんとなく茹でて食べるイメージが強いかも。でも私のおすすめ調理法は「焼きブロッコリー」。ブロッコリーやキャベツなど、アブラナ科のお野菜は油と合わせて焼くと、食欲を誘うとってもいい香りがします。焦げる寸前ギリギリが一番美味しい瞬間です。キャベツも美味しい時期ですから、我が家では頻繁にお好み焼きパーティーが開催されています。ついでに、ホットプレートの隅でブロッコリーを焼くと最高です。 この季節、近所の直売所ではブロッコリーやキャベツ、カリフラワーなどが山盛り! オーブンやフライパンでベーコンなどと焼くとそれだけで冬のごちそうになるし、栄養満点。 この季節ブロッコリーは特に登場頻度の多い野菜 茎ブロッコリー「アレッタ」。 最近では「茎ブロッコリー」や「スティックセニョール」という名の、ブロッコリーと中国野菜カイランなどの掛け合わせの品種をスーパーでも見かけるようになりました。花蕾(からい)がスティック状で、味はブロッコリーにアスパラのような甘みと食感が足されたイメージでとにかく美味しい! 未体験の方はぜひ早急にお試しを♡ 「アレッタ」。ネットをかけるのが遅くなり、不本意ながらヒヨドリに葉っぱをおすそ分けしてしまいました。2月中旬〜収穫が始まりました。 私の小さな畑では、「アレッタ」という比較的新しいブロッコリーとケールの交配種の茎ブロッコリーと、いわゆる普通の大きなブロッコリー「おかわりくん」の、2種を育てています。「おかわりくん」は、頂花蕾を収穫した後にも、側枝花蕾を収穫できる品種なので長く楽しむことができます。 頂花蕾を収穫後にも、側枝花蕾を収穫できる品種「おかわりくん」。 ブロッコリーは和洋中、どんな料理にも大活躍ですが、冬のお気に入りはスープ。葉から茎までグロッコリー全体を楽しめるし、切って煮込めば、簡単に美味しくできちゃう♡ ブロッコリーの茎には花蕾の部分より、1.5倍のビタミンC含まれているのだとか! せっかくの旬の恵み、スープで丸ごと頂きましょう! 今の季節は新玉ねぎと合わせれば、気分も最高! 甘みも最高です。 ブロッコリーと新玉ねぎのスープには、どんなスパイスが合うかしら?? スパイスやハーブが好きな私のおすすめは「セロリシード」。しつこい性格なので、生のセロリも合わせて使います。 セロリより濃厚でスパイシー「セロリシード」 セロリといえば、子供の苦手な野菜トップスリーの常連。日本に普及したのは比較的最近で、昭和の後半。苦みとほろ苦さが強いセロリ、食の欧米化が進んで、日本の食卓にも馴染んだようです。 日本とアメリカ、スーパーに並ぶセロリの種類が違います。 アメリカでは、子供のスナックとしてもポピュラーなセロリ。日本とは反対に子供たちの好きな野菜でもあります。アメリカ人はセロリのくぼみに、ビーナッツバターやジャムを塗りたくって食べるので、おやつ感覚。ヘルシーなのかよく分かりませんが、甘さの中にセロリの独特な風味か活きて、確かにクセになる味。セロリとリンゴのサラダなど、甘いものと合わせるのが上手なようです。 イギリスヴィンテージのセロリベース。セロリを立てて保存する容器がわざわざあるのです。 セロリと言えば独特な「香り」。西洋料理では、その強い香りを生かして、肉料理のにおい消しとしても古くから使われてきました。ハーブと香味野菜の束「ブーケガルニ」にも、月桂樹やタイムなどとともにセロリは欠かせません。 セロリシードとセロリソルト。 「セロリシード」とはその名のとおり、セロリの種子。私たちがスーパーで見る、緑のセロリより遥かに目立つ香りと味を持つ、主張強めのくせ者スパイス。ナツメグやシトラス、パセリの風味と、ふわっと香る苦みを持ち、鋭くスパイシー! インドではカレーを作る際に加えたり、ロシアではスープの隠し味に使ったりするようです。日本の食卓でも、ミネストローネやポテトサラダ、唐揚げなどなど、意外と結構使えるスパイスですが、日本ではほとんど馴染みの無いスパイスと言っても過言ではないでしょう。 鶏肉と椎茸、葱の春巻をセロリソルトで。 自称「セロリシード普及委員会」会長の私に言わせれば、一番手軽に楽しめるのが「セロリソルト」。セロリシードを挽いて粉にした物と塩を合わせただけなのに、あれ? なんか美味しい! とにかく何でも美味しくなっちゃう!!! って感じにテンションが上がるほど美味しいセロリソルト。 大きなスーパーなどでは売っていますが、作り方も簡単。「挽いたセロリシード25%、塩75%」の割合で作ればバッチリ。 春巻や天ぷらなどの揚げ物、おにぎりにも。お料理にすこーし加えるだけで、なんだか奥深い味になるから不思議です。忘れずに、試してみてくださいね。便利な世の中ですから、ネットでも買えます。これがキッチンにあるだけで、お料理名人になれちゃう魔法の粉。 「セロリシード普及委員会」の会員も募集中です。 旬のブロッコリーとセロリシードで作る「ブロッコリーチェダー」スープ はい! アメリカで定番は定番中の定番「ブロッコリーチェダー」スープです。カフェやレストランでも見かけるし、家でも作れる家庭的なスープ。知らない人はいない! アメリカの国民的スープです。チェダーチーズのコクと野菜の甘みが絶妙に絡み合い、濃厚なチェダーチーズをたっぷり使うクリーミーなスープ。フレッシュなセロリとセロリシードを加えて、香りにコクと深みを与えましょう! ミルクと水が同量なので、軽やかな味です。 ブロッコリーチェダースープの作り方 材料(3〜4人分) ブロッコリー 1/2個 ジャガイモ 2玉 新玉ねぎ 1玉 セロリ 10cm ニンニク 2片 水 300cc 牛乳 300cc セロリシード 小さじ1〜 コンソメ 1個 チェダーチーズ 1/2カップ 塩コショウ 適量 仕上げの材料 焼いたベーコンの粗みじん 適量 フライパンで焼いたブロッコリー 適量 チェダーチーズ 適量 ハーブなど 適量 作り方 玉ねぎは薄いスライス、ニンニクはみじん切り、ジャガイモは皮を剥き1cm角のダイス切り、ブロッコリーは細かめのぶつ切り、セロリは粗みじん切りにしておく。 玉ねぎを、オリーブオイル大さじ1 (分量外)をいれた鍋で5分ほど炒め、ニンニク、セロリ、セロリシードを加えて1分炒める。 そこに水とコンソメ、ジャガイモを加えて蓋をして15分ほど煮る。 ジャガイモが柔らかくなったら、ブロッコリーを加えて5分煮て、ブレンダーなどで、軽く撹拌してとろみを出す(完全に滑らかにしないでテクスチャーが残るように)。 ※ブロッコリーは煮すぎると色が悪くなるので注意! 牛乳を加えて温め、塩コショウで味を整える。チェダーチーズを加えて混ぜる。スープが50℃くらいに冷めるのを待ってから、チーズを入れると分離しづらくなります。 仕上げにトッピング! 焼いたベーコン、フライパンで焼いたブロッコリー、チェダーチーズ、ハーブなどを散らして召し上がれ! チーズの塩気があるので、塩は控えめに! ブレンダーで撹拌することで、とろみがでます。ブロッコリーやジャガイモの質感が残る程度がおすすめ。お好みのテクスチャーでお楽しみください。まとめて作っておけば朝ごはんやランチにも! あぁスープって幸せの味。焼いたブロッコリーやベーコンをトッピングするので、しっかりとした食べ応えがあります。 ハンバーグとお米にも合うし、サンドイッチにも合うのよねぇ。あぁ! なんだかお腹が空いた! 今夜のご飯は何にしようかしら(ついでに明日の朝ごはんは何にしよう)? 美味しいものを食べる楽しみは明日への活力! 「ブロッコリーチェダースープ」作ってみてくださいね。
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レシピ・料理

冷え対策にも! 混ぜるだけで一気に「プロの味」。スパイス×旬フルーツで作るイタリア式絶品フルーツサラダ
冬の野菜とフルーツは美味しい! 間引きで収穫したニンジンと赤紫のダイコン「紅くるり」、紫ケールとアスパラ菜、オレンジの花はナスタチウム。 いつの間にか、すっかりしっかりと冬。近所の直売所ではキャベツや白菜などが並び、私の小さな畑ではカラフルなダイコンやアスパラ菜、春菊を収穫しながら、旬の野菜を楽しんでいます。今年は水菜をたくさん植えたので、摘み放題。水菜は鍋の野菜というイメージかもしれませんが、若い水菜は柔らかくてサラダでも美味しい! 左奥が緑の水菜、右手前は紫の水菜。 今年は、一般的な緑の水菜と紫色の「紅法師」の2種を育てています。 鮮やかな赤紫の水菜はサラダに入れると綺麗。老化や免疫機能の低下などの原因となる活性酸素のはたらきを抑制したり、目の健康に役立つ効果もある「アントシアニン」の含量が緑の水菜の10倍以上なんだとか。知ってか知らずか、私は紫の野菜が大好き。 サラダが絵画的にドラマチックになるし、なんかかわいい。そのうえ健康によいなんて、才色兼備だわ♡ 紫のダイコンと紫のケールのサラダ。 水菜だけではなく、若めの春菊もサラダにすると最高! 優しい歯触りと心地のよい苦みは、和風、中華風、クリーム系など、どんなドレッシングにも合うから不思議。 冬の野菜はサラダにすると甘みがあって美味しいので、フルーツとの組み合わせもおすすめ。去年よく食べたのが「春菊と柿のサラダ」。 柿の旬は一瞬。命短し恋せよ乙女! ここぞとばかりに作りまくったこのサラダ。 生の春菊とぶつ切りにした柿をシンプルなビネグレットソースで和えれば、ご飯にもパンにも合うサラダに。春菊の苦みと柿のまろやかさと歯ごたえがよく合うんだなぁ。 フルーツを使ったサラダは、パーティーでも人気者。箸休めにもなるし、ちょっとしたデザート気分にも。そぉそぉ、フルーツを使ったサラダのなかでも、アタシ一番のおすすめはコレ、マチェドニア。 イタリアンフルーツサラダ「マチェドニア」 11月によく作った、柿とリンゴ、柚子の旬を味わうシンプルなマチェドニア。 「マチェドニア」とは、フルーツをたっぷり使ったイタリアの甘くて冷たいフルーツサラダ。なんせアタシはイタリアに行ったことがないので、本場モンは食べたことはありません。切ったフルーツを砂糖、レモン、アルコールと和えたフルーツポンチのようなデザートとのこと。さまざまなフルーツが入っている様子を、多民族が住むマケドニア王国に例えて名づけたそう。 私が「マチェドニア」なるものを知ったのは、知り合いの素敵な方から頂いたのがきっかけ。いろいろなフルーツが入っていて、鮮やか&華やか! 食べてみたら、スパイスの香りが鼻に抜けて、最高に美味しい!!! その瞬間、私はマチェドニアと恋に落ちたのです。果物の香りとレモンの酸味、カルダモンの香りが絡み合い複雑なマリアージュ。あぁ、アナタに出会えてよかった、マチェドニア様。 大人はマリネ液にワインやラムや白ワイン、リモンチェッロ(イタリアのレモンリキュール)を加えるみたいですが、子供やアルコールの苦手な方にはレモンとお砂糖、スパイスだけでも大丈夫。私自身、下戸なのでいつもノンアルバージョン。私はスパイスをたっぷりどっぷりと効かせて作ります。基本のスパイスはカルダモン! ですが、この寒い季節はクローブや八角もよく使います 冬の定番スパイス御三家 八角、カルダモンとクローブ 寒い季節、フルーツやケーキに合わせたいスパイスといえば、私的第1位は「クローブ」。スパイシーでありながらもバニラのような甘さを秘めたクローブは、例えるなら、出来のいい「家族ものの感動的な映画」を見た後のような、心が温まる香り。身体を温め、免疫強化も期待ができるので、寒い季節には特にありがたいスパイスなのです。カルダモンや八角との組み合わせは、チャイやホットワインの定番。どれも身体を温める作用を持ち、漢方としても有名なスパイス達です。 「カルダモン」 私がご紹介するレシピにはよく登場するカルダモン。カルダモンは別名「スパイスの女王」とも呼ばれるスパイス。コツさえ掴めば、日々のお料理やお菓子に大活躍。単調な味をグッと引き締めて、小洒落た味にしてくれる秘密道具みたいな物。 消化器系のトラブルにも役立ちます。腸内のガスをすっきりさせ吐き気にも効果的。血行促進作用もあるので冬にもおすすめのスパイスなのです。 カルダモンといえば「インドカレー」ですが、乳製品との相性もいいんです! チーズトーストやグラタン、ポタージュに加えると、乳製品のコクに爽やかさがプラスされて、一気にプロの味! ぜひ使いこなしていただきたいスパイスの1つです。 「クローブ」 クローブはスパイシーでありながらも、バニラのような甘さを秘めた、独特な香り。香りは強く、少量でも料理全体に大きなインパクトを与えるスパイスです。他のスパイスと比べても、クローブは少量で強い存在感があるので、使いすぎにはご注意! クローブの強烈な風味は、特にスイーツや焼き菓子にアクセントを加える際に効果的です。例えば、ジンジャーブレッドやパンプキンパイに少し加えるだけで、独特の温かみと深みを楽しむことができます。殺菌作用が強く、病気は悪魔の仕業と考えられていた中世のヨーロッパでは、「魔除け」としても使われていた、スピリチュアルなスパイスです。 「八角」 甘く華やかな独特な香りが特徴的で、好き嫌いがはっきりと分かれる「八角」。特に身体を温める効果が高く、冷えや食欲不振に効果的。喉の炎症にもよいので、風邪などで体力が落ちている時にもおすすめのスパイス。スターアニスの別名でも知られます。 角煮に入っているスパイス! というイメージもあるかも。中国料理や台湾料理の風味付けには、なくてはならないスパイスで、古来より肉料理の臭み取りにも大活躍してきました。杏仁豆腐のアクセントにも用いられたり、お菓子にもよく合います。 ホットワインなど、赤ワインと合わせると八角の唯一無二な存在感が引き立ちます。 以上3種のスパイス達は単品でも素晴らしい香りですが、組み合わせると香りが絡み合い、複雑で奥深い美味しい香りとなるのです。今回はこの3種のスパイスでフルーツサラダを作りましょう! 3種のスパイスで作るイタリア式フルーツサラダ「マチェドニア」 実際の所、何のフルーツを使っても美味しいのですが、夏はスイカ、冬は柿やリンゴをなど旬の果物をメインにするのもおすすめ。この冬は柿とリンゴに柚子を合わせたマチェドニアを何度も作りました。シンプルな材料ですが、気軽に旬を楽しめて最高。リンゴは赤い皮と緑の皮の物をそのまま切ると色味が綺麗です。 さて! 今回はいろいろなフルーツをいれて作りましょう。パイナップルが入るとグッと香りが華やかに。そろそろイチゴの旬も到来! 季節の果物で百変化に楽しめる大人のデザート、マチェドニア。果物は色味を考えて、黄・緑・赤・オレンジなどの果物をバランスよく使ってみてください。ハーブやお花を散らすとさらに華やかです。 ■ 材料 よく熟れたパイナップル 1/2個 リンゴ 1個 イチゴ 1/2パック キウイ 2個 グレープフルーツ 1個 葡萄 20粒 ※皮ごと食べられる種類 カルダモン 小さじ1程度 クローブ 小さじ1/2程度 八角 小さじ1/2程度 レモン汁 大さじ4 砂糖 大さじ4 飾りのミントやディル、エディブルフラワーなど 適量 ■ 作り方 ① レモン汁と砂糖、スパイスをボウルで混ぜる 私はホールのスパイスを擦って使いましたが、売っているパウダーでも十分! ② フルーツを適当な大きさにカットする ③ カットしたフルーツを①のボウルに入れ、混ぜる ④ 1時間〜1晩冷蔵庫で冷やして、お気に入りのお皿に盛り、ミントを散らす この料理、とっても簡単ですが一生活躍してくれるレシピになるでしょう。お約束します。だって私もそうだったから。今まで何度作ったことでしょう。毎回毎回、うぁー! 美味しい! と驚いています。 レモンと砂糖なんて目分量で大丈夫。スパイスはシナモンやオールスパイスなど、いろいろ試してみて♡ いつも作って冷蔵庫に常備しておけば、心も身体もプリンセス気分! ヨーグルトやアイスクリームに添えるのも美味。お好みで白ワインなどを入れてみて。 今朝摘んだナスタチウムの花も添えてみました。お呼ばれのパーティーに持っていく時などはハーブやエディブルフラワーを多めにすると、わぁーっ! という歓声が響くでしょう! 2026年も驚きと喜びに満ちあふれた、美しい年になりますよーに♡
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レシピ・料理

【冬の温活レシピ】何でも美味しくなる! 頼もしい「自家製チリパウダー」と絶品コーンスープ
冬に備えた庭仕事 四角豆は10月中旬からやっとポツポツ収穫が始まりました。 猛暑だった影響か、野菜たちは「本来の旬」よりも遅れ気味。ほとんど雨が降らなかった今年の夏、人間にも植物にもかなり厳しいシーズンとなりました。10月に入り、雨が増えたおかげでバジルはグングンと綺麗な葉を伸ばし、今年一番の美貌を見せつけながら、今年一番の収穫量となっています。でも、そろそろ冬に向けての準備をしなくちゃ! ってことで、まだまだ採れそうなナスやゴーヤを抜いて、冬支度。 芽を出したばかりのビーツたち。 春の残りのビーツのタネや、カラフルなニンジンのタネ、旅行先で買ってきたダイコンのタネなどを播き、少しスペースが空いている場所には、短期間で収穫できるラディッシュを播きました。ニンジンやラディッシュはサラダで食べるのも美味しいですが、冬はオリーブオイルと塩、スパイスのオーブン焼きも絶品。シンプルな野菜のオーブン焼きに、私がよく使うスパイスの1つ「チリパウダー」をご紹介しましょう! 複雑に香りが重なり、何でも美味しくなっちゃう頼もしいスパイスです。 メキシカンなミックススパイス「チリパウダー」とは 「チリパウダー」と聞くと、辛そう? なイメージが湧くかもしれませんが、それは多分脳内が唐辛子の粉「チリペッパーパウダー」のほうを想像しています。チリパウダーは2種の意味があり、1つ目は唐辛子単体の粉。もう一方の「チリパウダー」は、メキシコ風の料理(Tex-Mexと呼ばれるアメリカでのメキシコ料理)でよく利用されるミックススパイスのこと。紛らわしく混同されがちです(以下、チリパウダーとはミックススパイスを指します)。 左は自家製チリパウダー、右はGABANのチリパウダー。 チリパウダーを使えば、チリコンカン、タコス、ジャンバラヤが、あっという間に本格的に作れちゃう。煮込み料理やスープ、唐揚げとの相性も抜群! 日本人も好きな味。 メキシカンな雰囲気漂う「チリパウダー」、じつはアメリカで発明されたもので、メキシコ発祥ではありませーん。合理的なアメリカ人がメキシコ料理に必要なスパイスを簡単に使えるように混ぜちゃった「メキシコ風の簡易スパイスミックス」です。 チリパウダーとほぼ同じ材料で作られている「ケイジャンシーズニング」。ケイジャン料理は、アメリカ南部のルイジアナ州で生まれた郷土料理。 チリパウダーには唐辛子も配合されますが、「ザ! 辛い!」スパイスではありません。配合の決まりはないので辛さは自由自在。辛くも作れますが、それよりも独特の香りが特徴的。 メーカーや作る人の違いで風味が異なりますが、だいたい必ず使うのが「唐辛子」「オレガノ」「クミン」「ガーリック」「パプリカ」。これらのスパイスは身体を温め、胃腸の動きを整える作用を持つので、寒い季節にもおすすめのスパイス。チリパウダーを構成する上で、どのスパイスも欠かせないけれど、その中でも縁の下の力持ち的にいい仕事をしているのが、オレガノちゃん。 愛と美の女神が作ったハーブ「オレガノ」 花壇の脇で育てているオレガノ。 さてさて、久しぶりの登場です、オレガノちゃん。オレガノは知っているけど「どんな香り?」と聞かれると、「うーん?」って方も多いかも。日本の食卓では存在感のないハーブかもしれません。生のオレガノは香りが曖昧、乾燥させることで香りが強くなり、柑橘のような爽やかさと、胡椒のようなスパイシーさが登場します。 和名では花ハッカと呼ばれ、ハッカに似た甘くスパイシーな香りを持つオレガノ。ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディテ」が海の水から作り出し、太陽を浴びるように山の頂に植えた……という逸話の残るロマンティックなハーブです。 オレガノといえば、バジルやローズマリーと並んでイタリア料理に欠かせないハーブですが、地中海料理を中心に、ギリシャ料理にもメキシコ料理にも欠かせません。 胡椒のような香りを持つギリシャオレガノ、レモンバーベナと同じクマカズラ科でシトラス系の爽やかな香りが強いメキシカンオレガノなど数多く存在し、地域によって使う種類は異なりますが、日本では手に入りにくいので、一般的なオレガノで代用しちゃいましょう。 オレガノを摘むついでに、ゴーヤも収穫。種類は白レイシ、苦みが少なくとても食べやすい。 オレガノはとても育てやすく生命力の強いハーブで、地植えにすると水平に地を這うように広がり、通年収穫が可能です。本来は花のつぼみができた直後に摘むと、一番香りがいいのですが、そんなことを言っていたら「あっ!」という間に伸びてしまうので、剪定と収穫を兼ねてバッサバッサ切りましょう。 切ったオレガノは、風通しがよく直射日光が当たらない場所に干しておけば、数日でパリパリになるので、手で揉んで少し細かくしながら瓶に入れて保管しましょう。 トマトソースやミネストローネにパラパラーッと加えるだけで、なんかいつもより美味しいかも! となるはず♡ ホームメイド「チリパウダー」 さてさて、話をチリパウダーに戻しましょう。チリパウダーは大きなスーパーだったら、必ずラインアップにあるスパイスです。それでもいいけれど、自分で作ると美味しさも倍増! 自分好みの配合で作れるので、こちらもおすすめ。私はクミンが好きなので、クミン多め&すこし辛めに作ります。 ■ 材料 パプリカパウダー 大さじ2 乾燥オレガノ 小さじ2 クミンパウダー 大さじ1 ガーリックパウダー 小さじ2 オニオンパウダー 小さじ1 ※なくても大丈夫、あればもっと美味しい! カイエンペッパー 小さじ1/2〜 ※辛さはお好みで増やしてください ■ 作り方 ① 全ての材料を瓶などに入れ、よく混ぜて完成。 ケチャップライスの隠し味にもいいですねぇ。オムレツやスープ、グリルチキンにもぜひ試していただきたい! ってなわけで、今回は簡単グリルチキンを作って、スープに添えちゃいます。 チリミックスで作るメキシカンコーンチャウダー 今回ご紹介するのは、チリパウダー大活躍! な「メキシカンコーンチャウダー」。チリパウダーの香りが食欲を誘い、コーンの甘みと唐辛子の辛みがクセになる、寒い季節にぴったりなスープです。コーンクリーム缶を使うので、お手軽、お気楽! チリパウダーとお砂糖で一晩漬け込んだ鶏胸肉は、簡単なのにしっとりとした食感とスパイスの風味が染み込んで、ごちそう級! 味見していると、あっという間にお腹の中へ消えてしまうのでご注意ください♡ ■ 材料 鶏胸肉 1枚 ニンニク 2片 ジャガイモ 1個 玉ねぎ 1個 豆の缶 150g ※キドニービーンズやブラックビーンズなど 青唐辛子 1本〜 ※辛いほうが味のバランスが整います コーンクリーム缶 1缶 コーン缶 小さい缶(200g程度)1缶 チリパウダー 大さじ1〜 コンソメ 小さじ1 水 200cc 生クリーム 100cc 塩・胡椒 小さじ1 トッピング用のパクチー、トマト、パプリカパウダーなど 「鶏肉用下味」 a) チリパウダー 大さじ1 a) 砂糖 20g a) 塩 小さじ1/2〜 ■ 作り方 ① 鶏胸肉にa)の下味材料を塗り込み、1晩冷蔵庫で寝かせて、常温に戻してからフライパンなどで焼く。 ※鶏胸肉に厚みがある場合は包丁を入れ、均一な厚みにする。包丁を入れておくと味の染み込みが早いです。 ② 玉ねぎは粗みじん切り、ニンニクはみじん切り、ジャガイモは薄くスライスしておく。 ③ 鍋に油(分量外)をひいて、玉ねぎとジャガイモを炒め、透き通ってきたらニンニクを加えて、さらに炒める。 ④ コーンとチリパウダー、みじん切りにした青唐辛子を加えて混ぜる。 ⑤ コーンクリーム缶、コンソメ、水、生クリーム、塩・胡椒、豆を加え、蓋をして10分煮込む。 ⑥ 器に盛り、フライパンで焼いたチキン、パクチー、トマト、生クリーム、パプリカパウダーなどを添えて完成! トッピングにはトルティーヤチップス、サワークリームなどもおすすめです。このスープは単体でも満足感がありますが、意外とお米との相性もラブラブ♡ シチューをお米のおかずに食べられる派だったら試してみてください。 辛みがないと、少々間の抜けた味になるので、唐辛子は少し多めに♡ 大人のメキシカンコーンチャウダー、お楽しみあれ! 追伸、チリパウダーで一晩寝かせたチキンでタコスってのも最高です。 それでは、アディオス!
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旬の「ニンジン」をスパイスで煮る! 長期保存可能なキャロットケーキジャムのレシピ
あると嬉しい定番野菜「ニンジン」 冷蔵庫の定番野菜の1つ「ニンジン」は、困った時の彩りにも大活躍。いつの時代も「子供たちの嫌いな野菜」にランクインしている不憫なニンジン。最近では種類が増え、独特の香りが控えめなものもあります。しかも、黄色や紫、黒などカラフル。定番野菜でありながら、オシャレ野菜としても人気です。 ニンジンは春夏秋と、ほとんど一年中栽培が可能。ニンジンの種子は発芽率が低いので、発芽さえすれば、成功したも同然。大船に乗った気持ちで成長を見守りましょう! 7〜8月にかけて「夏まき」しておくと、11月頃には収穫が可能です。 間引きしたニンジン。 本来なら遅くても8月中に播くのが一般的ですが、なんせ今年の「猛暑」。少し遅く、私は9月に入ってから種子を播きました。ご存じのようにニンジンは地中で育つので、成長の様子がミステリアス。 今年の春のニンジン。空いたスペースにはラディッシュを播いておけば、あっという間に収穫できるので、サラダの彩りにも大活躍。 収穫時に引っこ抜いて綺麗なニンジンがポーンッ! と出てきた時は、感慨もひとしお。保育園の時、初めてのサツマイモ掘りが非日常で楽しかったのを覚えていますか? あの感じです。地面の中から大きくて綺麗なものが急に出てくる、なんだか宝探しみたいで、とにかく驚きと嬉しさで胸が躍ります。 庭仕事は瞑想に通じるみたい。 もしもアナタが今、対人関係に悩んでいるのなら、小さな鉢でもいいから、何かを育ててみてください。言葉の通じない植物を相手にすることで、相手に期待しても無駄なことを学び、落ち着いた心を手に入れることができるかも? しれません。 育てている途中にうまくいかなかったとしても、言葉も通じない相手(植物)に文句を言っても無駄だもの。 先ほども書いたように、ニンジンは育てやすいので、仲良くするにはおすすめ。あまり気を使わず、いい距離感で関係を築ける野菜かもしれません。深めのプランターでも栽培できますから、ぜひ。 キャロットケーキにはスパイスが欠かせない! うちから一番近いパン屋さんでも売っているキャロットケーキ。 今では日本でも市民権を得た「キャロットケーキ」。キャロットケーキは、ヨーロッパや欧米ではとってもポピュラーなお菓子。カフェやスーパーでも必ず見かけるケーキの1つです。 日本ではつい10年ほど前まではあまり知名度のないケーキでしたが、最近では菓子店やパン屋さんの人気メニューです。本来は家庭的なお菓子なので、絶対コレ! といったレシピはなく、使うスパイスはさまざまで、ココナッツを入れたり、リンゴを入れたりと、お好みでアレンジできる楽しいケーキなのです。 私のキャロットケーキレシピの原形は母から受け継いだもの。生地には缶詰のパイナップルを加え、上にのせるクリームにはクリームチーズとサワークリームを使います。私はスパイスの主張が強めのキャロットケーキが好きなので、生地にはカルダモンとオールスパイスを使います。 トップノートにはカルダモンの爽やかで柑橘の香り、ひとくち噛めば重厚でどっしりとした香りのオールスパイスが口の中に広がります。 シナモンなどは使わずに、カルダモンとオールスパイスだけなので、どことなく大人っぽいキャロットケーキに仕上がります。 カルダモンとオールスパイス 私のキッチンで主役ではないけど、ここぞ! という時によく使うのが「オールスパイス」。この連載でも何度かご紹介しているスパイスです。シナモンをもっと複雑にした雰囲気の香りで、シナモン、クローブ、ナツメグの代用にも使える、一人三役こなすスマートな子。爽やかだけど重め、甘くほろ苦い香りで、まるで「大人の青春」♡ 照 そして、私のキッチンの定番「カルダモン」。サフラン、バニラに次いで高価なスパイスです。爽やかな清涼感を持ちながら、温かみがあり、刺激的で、スモーキー。嗅げば嗅ぐほどにうっとり、高揚感のあるセクシーな香りです。別名「スパイスの女王」とも呼ばれているのも納得♡ 大型スーパーのスパイスコーナーに行けば、パウダーとホールどちらも並んでいます。 パウダーで売っているものを使っても十分ですが、もし興味があればホールタイプを買って、乳鉢でゴリゴリして自家製パウダーを作ってみてください。すりたては香りがとにかく段違い! とっておきの料理を出す時にも、必殺技で使えます。胡椒や胡麻だって、いつもの香りとの違いに驚くでしょう。 スパイス好きなら、乳鉢があれば料理がさらに楽しくなるはず。乳鉢の素材は、木製、大理石、金属などバリエーションがありますが、私のおすすめは大理石のもの。手入れも簡単、匂い移りもないし、なにより本体が重いのですりやすいのです。 カレーやチャイにはもちろんですが、ケーキやクッキーなどのお菓子、砂糖やレモンと合わせてフルーツサラダを作ったり、我が家では出場頻度高めのスパイスです。 人間が食べる種子の中では一番高価! カレーなどでは莢ごと煮込むこともありますが、普通は莢を除き、中の黒い種だけを粉にして使います。 まるでキャロットケーキな「キャロットケーキジャム」 キャロットケーキ味のジャムなんて、想像しただけでもヨダレが出ちゃう。パンケーキやワッフル、アイスクリームにも♡ ヨーグルトにも合うし、クリームチーズと合わせてトーストに塗れば、もう最高なパラダイス時間。 ニンジンはグレーターですりおろすのがおすすめ。余分な水分が出ないし、火の通りもよくなります。なければ細かーく刻めば大丈夫。スライサーなども活用して、うまくやってください。煮る時間も短めなので、あっという間に出来上がる、ごちそうジャムです。 ■ 材料 ニンジン 1本 リンゴ 半個 パイナップル缶 小1缶 ※スライスが4枚ほど入っている小さい缶 グラニュー糖 200g レモン 半個 カルダモン 小さじ1/2〜 オールスパイス 小さじ1/4〜 ペクチン 10g ※ホールをすって使用する場合は香りが強いので少し控えめに ■ 作り方 ① ニンジンをグレーターですりおろす。 ② リンゴは小さめの角切りにする。※今回使ったリンゴは酸味の強い「ブラムリー」。煮くずれるリンゴがおすすめです(紅玉やジョナゴールドなど)。 ③ パイナップルは繊維に沿って細かく切る。 ※缶に残ったシロップは捨てない ④ 鍋に、ニンジン、パイナップル、砂糖、レモン汁、スパイスを入れて15〜20分煮込む。 ⑤ 1度火を止めて、残ったパイナップル缶のシロップにペクチンを溶かして、④の鍋に少量ずつ加えながら混ぜ、強火で2分ほど煮立てる。 ⑥ 冷めたら瓶などに移し、よく冷やして召し上がれ! カルダモンとオールスパイスのほかには、シナモン、クローブ、ナツメグなどがおすすめです。スパイスはちょっと多いかな? くらいにビシッとバシッと! 使いましょう。クリームチーズなどと合わせたいので、多少スパイスの香りが強いくらいがいいなぁ♡ とは言え、好みってのは人それぞれなので、私のレシピは参考までに。自分好みの味を探求してみてください。 初めてのモノを作るとき、3回作ると自分の味が見えてきます。1回目はレシピどおりに、2回目は自分の色を出してみて、3回目には着地点がクリアに見えるでしょう。これは料理だけに限りません。1回目がイマイチだったからと諦めないで、とりあえず3回やってみて。成功とは失敗の延長線上にあるのだ! さぁて、今日という日のお祝いに、アイスの上にキャロットケーキジャムをのせて食べよーっと。
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【夏の畑を存分に楽しむ】ギリシャ風ローストポテトのフレッシュトマトサラダ
野菜室の帝王「ジャガイモ」 まだら模様のジャガイモは「デストロイヤー」。 初夏のお楽しみといえば、やはりジャガイモ掘り。土から掘り出す時のワクワク感は、まるでインディージョーンズ♡ 眠っているお宝(ジャガイモ)を見つける高揚感は、何度やってもドキドキしちゃう。 常に常備しておきたい、安定感のある野菜「ジャガイモ」は、いつだって野菜室に君臨する帝王なのだ! 煮たり焼いたり揚げたり、どう転んでも美味しいジャガイモは、腹もちもよく、育てやすく、世界中で愛されているのも納得です。 凶作に見舞われた18世紀のフランス。栽培が簡単で、見かけは悪いけれど美味しく栄養価の高いジャガイモを国民に広めるために、マリー・アントワネットはジャガイモの花を髪飾りにしたんだとか。素敵な女王が付けているジャガイモなら、そりゃ国民は興味を示すでしょうねぇ。マリー・アントワネットはジャガイモのPR? 大使だったのかもしれません。ミセス・ジャガイモ♡ ジャガイモの花。綺麗に結い上げたマリー・アントワネットの髪にも、この綺麗な紫の花が飾られていたのかな。 どんな調理法でもオールマイティに美味しいのは、やはり「きたあかり」や「メークイン」ですが、差し色として可愛く食べても美味しい「インカルージュ」と「デストロイヤー」も少し栽培しています。 収穫したての「きたあかり」。 「インカルージュ」は「インカのめざめ」を栽培する中で、茎と皮の色が赤く変化した株から作られた新品種。皮が鮮やかな赤紫色で、中は綺麗な黄色。その味は、栗やサツマイモを思わせる風味とホクホク感。茹でてから割って、フライドポテトにすると最高に美味しい! 美味しい物は育ててみたい! ってなわけで、今年初めて「インカルージュ」を栽培してみました。なんか小さいし、花が付かない。うまく育ってないかも? と思っていたら、「インカルージュは地上部全体が小さく、葉も小さめ。落蕾が多く、花数は少なめ」だそう。隣に植えていた「きたあかり」に比べると、かなり小さめでした。実は小さく、初めての「インカルージュ」栽培は満足な出来とはなりませんでした。しょぼーん。勉強して、出直します。 試し掘りをしたジャガイモ。「メークイン」と小さめ&虫食い気味の「インカルージュ」。 「デストロイヤー」は表皮が赤紫色で、色ムラになっちゃったみたいな見た目がユニーク。中身は鮮やかな黄色のジャガイモです。2000年に長崎県で誕生した、比較的新しい品種で、「メークイン」を品種改良した「レッドムーン」の変異株を選抜増殖したそう。加熱するとホクホクした食感になり、粘り気がある肉質で煮崩れしにくいため、煮込み料理にも向いています。 そうそう、余談ですが、私の一番好きなお味噌汁の具は、ジャガイモと玉ねぎ。子どもの頃から変わらずのベストテン第1位なのです。6月頃は新ジャガと新玉が交差する時期。マイお味噌汁ライフのベストシーズン♡ あと忘れてはいけない夏野菜は、トマト。やっぱり夏はトマトが主役です。 夏の艶艶クィーン「トマト」 夏はキラキラの太陽を浴びた露地野菜が並ぶ、一年で最も色鮮やかなシーズンです。インゲンやズッキーニ、ゴーヤにキュウリなど、初夏からは楽しみがいっぱい。収穫に追われ、キッチン仕事も大忙し。 色づき始めた「アイコ」。今年は3種のトマトを植えています。 「ザ! 夏野菜」といえば、文句なしにトマト。一年中楽しめる野菜ですが、やっぱり露地栽培のトマトには風情があります。トマトの苗の香りは、どこかノスタルジックで、小さい頃に食べたトマトの記憶が蘇るような芳香を持っています。トマトの畝横を通るたびに香りがふわーっと漂い、心が緩みます。赤く染まった、ジューシーで張りのある質感は、野菜界のクィーン♡ 最近はSNSや口コミサイトで評価を見ることができる時代ですが、元祖口コミ発生源といえば、おばちゃんの井戸端会議。近所のおばちゃんから「美味しいし、綺麗だから行ってみて!」とおすすめされた、我が家から車で30分のトマト農園さんへ、今年は何度も足を運びました。 赤と緑と白の熟したトマト。緑も白もその色からは想像しがたいほどに甘い。 カラフルなミニトマトたちは宝石のように美しく、ビックリするほど美味しい! そんな才色兼備のトマトは、料理に使うのがおこがましいほど。そのままパクッと口に放り込むのが一番美味しい食べ方なのかもしれません。 トマトに合うハーブといえばバジルですが、自己主張弱めな優等生って感じの組み合わせ「トマト×パセリ」も大好きです。 名脇役ハーブ「パセリ」 どんなときも、片隅に植えておくと助かるハーブといえば、ミントやローズマリー、パセリなど。どれも手がかからず簡単に栽培することが可能です。 特に、あると嬉しいキッチンハーブは「パセリ」。どうやら古代ローマでは、最もよく使われていたみたい。時代と場所を超えて、私のキッチンでも最もよく使うハーブです。 畑でも欠かさず通年育てているパセリ。日本ではメジャーな葉が縮れたパセリと、葉の平たいイタリアンパセリ、どちらもあると便利です。パスタやサラダ、揚げ物に添えたり、ちょっと色味が欲しい時にもバッチリ。ほぼ常緑なので、花壇のグリーンとして植えるのも、じつはおすすめ。レースフラワーのような花が咲き、可憐で綺麗。サラダなどに添えると、香りもよく可愛く仕上がります。 ギリシャ風ローストポテトのトマトサラダ 美味しい野菜が手に入ったら、とびきりシンプルなサラダがおすすめ。大型のスーパーや産地の直売所、またはインターネットから、いろいろな物が手に入る時代に生きている私たち。せっかくだから、綺麗な色のトマトやジャガイモを使って、素材の味と色味を生かしたサラダを作りましょう。野菜を探すことから、お料理は始まっているのです。 今回ご紹介したいのは、レモンとオリーブオイルのみのドレッシングで最低限の味付けをして、ハーブやオリーブで香りを添える「ギリシャ風ローストポテトのトマトサラダ」。非常にシンプルに仕上げることで、野菜の旨味を引き立てます。 ■ 材料 新ジャガ 約600g ※小さめがおすすめ 甘いミニトマト 約500g 種なしオリーブ 15個 カッテージチーズ 100g レモン 1個半 パセリ 数本 ミント 数本 ローズマリー 少々 ガーリックパウダー 小さじ2 塩・胡椒 各小さじ1 オリーブオイル 大さじ4 ■ 作り方 ① ジャガイモは、小さいものはそのまま、大きいものはピンポン玉ほどに揃えてカットして、沸騰したお湯で5分ほど、固めに茹でる。 ② パセリとローズマリーはみじん切りにして、レモン半個はスライスする。オリーブは半分に切っておく。 ローズマリーは香りが強いので、小さじ1程度で大丈夫。 ③ 耐熱容器に①のジャガイモと②のハーブとスライスしたレモン、塩・胡椒、ガーリックパウダーを入れ、たっぷりのオリーブオイル(※分量外 大さじ3程度)を加えて混ぜる。 ④ 220℃に予熱したオーブンで、ジャガイモに軽く焼き色が付くまで約20分焼く。 温度が高いとハーブが焦げるので注意。途中で混ぜると安心。 ⑤ トマトは半分にカットしておく。※ トマトが甘くない場合は、お好みで小さじ1の砂糖をトマトに混ぜかけておく。 ⑥ レモン1個を絞り、オリーブオイルと混ぜてドレッシングを作る。 ⑦ 焼き上がったジャガイモとトマトをお皿に盛り、ドレッシングで和えて塩・胡椒(分量外)で味を整え、オリーブとカッテージチーズ、ミントやパセリを散らして完成! 今回使用したジャガイモは「きたあかり」「インカルージュ」「デストロイヤー」。 最後に加えるミントが、いい仕事しちゃうんです。少し多めに入れましょう。レモンとの相性も抜群。今回、私はモヒートミントを使いましたが、身近なミントで種類はなんでも結構です。ガーリックパウダーは、手軽でニンニク特有の尖った香りがしないので、風味付けにとっても便利です。なければ、すりおろしたニンニクで代用してみてください。コツはただ1つ! カラフルな材料で作ること。 青空が綺麗なお休みの日は、昼は直売所へのドライブや遠足をして、夕飯はカラフルで美味しい料理を作り、ゆっくりと楽しむ。そんなコースはいかがでしょう? 旅先には思わぬ発見があるかもしれません。驚きと喜びに溢れる「ギリシャ風ローストポテトのトマトサラダ」。暑い夏の日に、ぜひお試しあれ!
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【映えるレシピ】オーブンにお任せ! 簡単なのに色鮮やか「畑の血液」ビーツフムス
ビーツは栄養豊富な「畑の血液」 ビーツは近年よく見かけるようになった野菜の1つです。「ビーツ」「ビートルート」「テーブルビート」など、さまざまな名前を持ちますが、日本では「ビーツ」と一般に呼ばれています。 以前は缶詰や水煮パックでしか見かけない、ニッチな野菜でしたが、最近では旬の季節になると、直売所や大型スーパーなどで、フレッシュなビーツを買えるようになりました。 鉄分が多く含まれているので「畑の血液」とも呼ばれ、ほかの栄養も豊富で、リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウムなどを多く含むスーパーフードです。 欧米の料理本にはよく登場するポピュラーな野菜「ビーツ」。 ビーツは地中海沿岸を原産とするヒユ科フダンソウ属の植物で、スイスチャードや甜菜(てんさい)のお仲間。サトウダイコンとも呼ばれる甜菜の仲間なので、砂糖のような甘みがあります。ビーツは土臭さが印象的な野菜で、「なんか土を食べてるみたい!」と感じるかもしれません。実際に土を食べたことがあるかという疑問はさておき、この土臭さが苦手! っていう方が多いのも事実。ゴボウの泥臭さを何倍にもしたようなイメージです。 渦巻き柄が可愛い、サラダビーツなどと呼ばれる種類は、甘みが強く土臭さが控えめ。ほかにもオレンジのビーツなどがあります。 ほのかな土臭さも、うまく使えば料理のアクセントになります。身体によいのはもちろん嬉しいけれど、なにより料理がピンクになって、プリンセス気分の仕上がりに。スープはもちろん、ポテトサラダやスムージーにビーツを少し加えるだけで世界観が変わります。 私のお料理クラス、5月のメニュー「ビーツのヨーグルトポテトサラダ」。 ビーツの色は、食べ物としては奇々怪々。神様がどんな気分で作った野菜かは知らないけれど、きっと「イェーイ! すんごい色のお野菜つくっちゃお♡」って感じの、高めなテンションだったのでしょうねぇ。 好きな野菜は育ててみたい! ビーツ栽培に挑戦 今年の春は、ビーツの種子を播いてみました。ビーツはよく買って食べていますが、栽培に挑戦したのは初めて。ニンジンやレタスのように日常的にサラダで食べるものではないし、そんなに収穫しても行き場がないなぁ、と思っていましたが、好きな野菜はやっぱり育ててみたい! ってなわけで、食いしん坊ばんざいモチベーションです。 5月15日のビーツの様子。4月5日に種まきをしました(神奈川県での種まきは3〜4月がおすすめだそう)。 「ビーツの生育適温は15〜20℃で、暑さに弱く冷涼な気候を好むので、秋まきから挑戦するのがよい」らしいですが、思い立ったが吉日! たとえ失敗しても、それは明日への糧となるでしょう。何事も経験よね。まずは、やってみることが大切でしょう? 5月15日の時点で、3cmほどに成長しています。2〜3カ月で収穫できるので、もうしばしの辛抱です。せっかちな私にとっては、野菜の栽培は精神修行のようなもの。畑に行っては、まだかな! まだかな! と落ち着きのない子どものように観察しながら、毎日確実に育っていく力強いエネルギーに魅せられています。 ビーツの下処理は簡単にオーブンで あのビーツの土臭さは、オーブンで解決できます(ある程度)。オーブンで下処理と聞くと、なんか面倒くさそう……と感じるかもしれませんが、アルミホイルに包んでポイッとオーブンに放り込むだけなので、じつはとっても簡単。ちちんぷいぷい! なのです。 スープを作るときなどは、生のまま切って煮込むこともありますが、それだと甘みを最大限には引き出せないし、泥臭さも残ります。ですから、どんな料理をするにしろ、ビーツは1度オーブンで焼くのが私流。 ■ ビーツの下処理方法 ① ビーツの葉をカットして軽く洗い、アルミホイルに包む (※ビーツが大きければ2等分にする)。 ② 200℃ほどのオーブンで40〜90分ローストする (※オーブンとビーツの大きさによって焼き時間は変わります。竹串がスーッと通れば、バッチリ!)。 加熱すると、皮がするっと剥けます。冷凍も可能なので、一度にたくさん作っておくと便利です。適当な大きさに切り、サランラップに包み、ジップロックなどに入れて冷凍しましょう。いざという時のポタージュにも大活躍です。 中東の定番豆料理「フムス」 今回ビーツを使って作るのは、日本でも認知度が上がった「フムス」。中東料理の前菜を代表する一品で、ひよこ豆とタヒーニ(中東の練りゴマ)、オリーブオイルなどをペースト状にしたもの。欧米での人気も高く、普通のスーパーマーケットでもパックで売られています。ほかにもフムスのサンドイッチや、野菜スティック&フムスのセットなども一般的。 ひよこ豆だけで作るベーシックな物から、色鮮やかなビーツのフムス、そして緑色の「EDAMAME (枝豆)」フムスまで、バリエーションもさまざま。たんぱく源が手軽に摂れるので、美容にも嬉しいお料理なのです。 色鮮やか! ビーツで作るクリーミーフムス レシピ 美容によいといわれたら、重い腰だって軽くなるはず。今回ご紹介するのは、カラフルなピンクが眩しい、プリンセス気分全開なビーツのフムス。クリーミーでパンチのあるディップはお酒との相性も抜群です。サンドイッチに挟んだり、クラッカーやサラダに添えたりと食べ方もさまざま。とにかくピンクがキュート。林家夫妻もビックリの美味しさです。簡単でかわいく、美味しい! これに勝るものはありませんからね♡ ■ 材料 オーブンでローストしたビーツ 中1個 a) ひよこ豆の水煮缶など 1缶 (※約400g) a) 芝麻醬 大さじ4 a) ニンニク 2片 a) レモン 1個 (※約大さじ4) a) クミンパウダー 小さじ1 a) 塩 小さじ1 オリーブオイル 大さじ3 飾りのディルやイタリアンパセリ 飾りのホールコリアンダー、ナッツなど (※フライパンで軽く乾煎りしておくとさらに美味!) ■ 作り方 ① ひよこ豆の水煮缶はザルにあけて水分を捨て、軽く洗う。 私はこちらのひよこ豆を使いました。 ② ローストしたビーツは皮を剥き、適当な大きさにカットする。 ③ a)の材料とビーツをフードプロセッサーなどで撹拌する。 ④ ③にオリーブオイルを加えて、さらに撹拌。 ⑤ お気に入りのお皿に④を平たく盛りつけて、飾りのハーブやスパイスをのせて完成! スプーンで広げていくと綺麗にできます。 本場ではタヒーニという中東の胡麻ペーストを使いますが、今回はスーパーの中華食材コーナーにある「芝麻醬」を使って作りました。練り胡麻でも大丈夫です。乳製品や卵など動物性の材料を使わないので食事制限がある方にも喜ばれ、持ち寄りパーティーの時などにも重宝します。 ピタパンやトーストに野菜とフムスを合わせて、ヘルシーなワンプレートにするのもよいでしょう。食事は五感で楽しむ時間です。フレッシュなビーツを見かけたら、迷わず作ってみてください。ショッキングピンクなフムスで心躍るひとときを♡
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春キャベツとパクチーで作る季節のごちそう「メキシカンコールスロー」
美味しい春がやってきた! キャベツとブロッコリー、キノコの温サラダ。 いつの間にか冬が終わり、待ち望んだ春がやってきました。ここからは、植物たちが一番イキイキ! 生命の美しさが溢れ出すシーズン。まるで沈丁花の香りを合図に、一斉に目を覚ましたかのよう。耳を澄ますみたいに鼻を澄ますと、華やかで柔らかい春の香りがします。瑞瑞しい花々や生まれたての新緑の香り、南風の優しい香りも混じり、自然と呼吸も深くなっちゃう♡ スーハースーハー。 花粉症の方には辛い季節かもしれませんが、植物にとっても私たち人間にとっても、新しい季節の始まり。今年も春を迎えられたことに感謝して、美味しい自然の恵みをセレブレートしましょう! 万能! 野菜界の王様「キャベツ」 冬から春のお楽しみといえば、やはりキャベツ。昨今はキャベツの価格の高騰がニュースになっていましたが、万能野菜「キャベツ」は、やはりほかのものには代えられぬ美味しさがあります。オーブン焼きにして水分を抜くとコクが出るし、茹でてしっとり甘いのも大好き。私の大好物「お好み焼き」の主役だし、コールスローなどのサラダにするのもいいですねぇ。兎にも角にも、キャベツは野菜界の「王様」なのです。キャベツisキングオブベジタブル! こちらは、収穫したての冬キャベツ。冬キャベツは画像のようにギュッと巻いていて白っぽく、どちらかというと扁平気味。春キャベツはふっくらとしていて巻きが緩めです。 紫が入るとグッと色味が締まります。 私のお気に入りは、普通のキャベツに紫キャベツを少し混ぜること。欧米風のサラダだって、エスニックな和え物だって、この紫が入れば魔法をかけたみたいに、華やかにドレスアップしちゃうんだから♡ ちちんぷいぷい! 美味しくなーれ! キャベツの薄い緑と鮮やかな紫、ここに緑のハーブが入ればパーフェクトなカラーリング。そう、料理の美味しさはもちろん大事ですが、見た目だって可愛くしたい! というわけで、今回はパクチーを合わせたいと思います。 両極端なファンを持つハーブ「パクチー」 英語ではパクチーのことを「コリアンダー」と呼び、タイ語では「パクチー」、中国語では「シャンツァイ」と、世界各地で広く食用されています。 日本人にとっては慣れ親しんだ香りではないので、嫌いな人は「絶対嫌だ!」と言い、好きな人は「大好き!」と言う、両極端なファンを持つハーブです。 タイ料理にも欠かせないパクチー。 17歳の頃にアメリカで食べた、初めての本格的なメキシコ料理は、なんだか不思議な味でした。はっきり言えば、とにかく変な味! あの店はまずいんだ。と思っていましたが、今思えばあれが「パクチー」だったのです。いつの間にかパクチーの虜になり、自分でも育てるようになりました。 神奈川県では1月に播いた種子が3月にはワサワサと育っています。マルチもトンネルもせず、ただ適当に種子を播いただけ。 パクチーの育て方は、とっても簡単。いつも言いますが、ハーブってのは、ほぼ雑草(いい意味で♡) 。手をかけなくても育ってくれる頼もしいごちそうです。 ホームセンターなどで苗も売っていますが、種子から育てると無限に収穫できるので、植える場所があれば断然! 種子からの栽培がおすすめです。プランターでもバッチリ育ちます。 パクチーの種子は硬い殻に覆われているため、そのまま播くと芽が出にくい傾向にあります。発芽率を高めるために、種まき前に軽く石などでトントンと叩くとよいでしょう! コリアンダーシードはパクチーの種子。スパイスとしても売られています。栽培する場合は栽培用の種子を用意しましょう。 露地栽培のパクチーは、スーパーで売られている物とは香りが別次元! ぜひ育ててみてください。毎日必要な分だけ収穫する豊かさは格別です。 さぁ、今夜は何を作ろう! パクチーとお似合いのスパイス「クミン」を組み合わせてはいかがでしょう? メキシカンに欠かせないスパイス「クミン」 私のキッチンで一番減りが早いスパイス、それがこの「クミン」です。セリ科の一年草で、爽やかさと刺激的な香り、そしてほのかな苦みがあります。 いかにもカレーらしいエスニックな香りですが、じつはヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸、アフリカ大陸など幅広い地域で何百年にも渡って愛されているスパイスです。 トルコ料理、レバノン料理、モロッコ料理、スペイン料理、メキシコ料理などに使われ、このクミンさえ味方に付ければ、いろいろな国の料理を作ることができます。案外肉じゃがや、そぼろなどの和風料理ともよく合います。 こちらも好き嫌いがはっきりと分かれるスパイス。強烈で個性的ですが、嫌よ嫌よも好きのうち。じわじわとクセになる香りなのです♡ クミンを使ったミックススパイスに「チリパウダー」というものがあります。クミン単品では苦手な方も、これなら大丈夫かも?! 万能スパイスミックス「チリパウダー」 チリパウダーは、数種類のスパイスがミックスされた混合香辛料です。 基本的には、チリペッパーに、オレガノ、クミン、パプリカなどを加えたもので、決まった組み合わせはありません。ディルやガーリックなどが入っていることも。 メキシコ料理に必要なスパイスを調合する手間を省くために、もともとは中南米料理で使われてきたものが、アメリカで製品化されたようです。とにかく便利! 肉料理やスープ、乳製品とも相性がよいので、一家に1本、常備してほしいスパイスです。 粉唐辛子単独の辛いチリペッパーとは別物です。どちらもチリパウダーと呼ばれることがあるので、購入時には成分を確認するのをお忘れなく! タコスにも便利なチリパウダー。 数種類のスパイスが配合されているため、それぞれの効果のいいとこ取り。食欲促進作用、血行促進作用、整腸作用、殺菌作用などがあり、身体が冷えている時や元気のない時にチリパウダーを使うと、きっとメラメラーッ! と元気が湧き出て、アミーゴ&アミーガのように陽気に楽しくなるかも? しれません。 今回ご紹介するのは、そんなチリパウダー香る、コールスロー。食べれば食べるほどお腹がすいてくる! そんなサラダです。 春キャベツとパクチーで作る季節のごちそう「メキシカンコールスロー」 サラダっていう気分じゃないんだよねぇ、もう少しパンチがほしいんだよ! ってときにもバッチリなのが、このサラダ。お肉料理のサイドにもいいし、これからの季節、バーベキューにも引っ張りだこになりそうです。クリーミーなドレッシングにみずみずしいキャベツ、コーンの優しい甘み、ピリッとしたカイエンペッパーの辛み、ライムの爽やかブリーズが最高! チリパウダーとクミンのメキシカンフレーバーで陽気に踊りたくなる、そんなサラダです。 ■ 材料 キャベツ 1/3個 紫キャベツ 1/4個 紫玉ねぎ 1/4個 コーン缶 1カップ ※小さな缶で1缶 赤パプリカ 半個 パクチー 適量 (ドレッシング材料) マヨネーズ 大さじ4 サワークリーム 大さじ2 ライム 1/2個 チリパウダー 小さじ2 クミン 小さじ1/2 ガーリックパウダー 小さじ1/4 ハチミツ 大さじ1 お好みで、カイエンペッパー 小さじ1/2 ※少し辛いほうが美味しいかもしれません! 塩・胡椒 適量 お好みで、飾りにパプリカパウダーなど ■ 作り方 ① キャベツと紫キャベツを千切りにする。紫玉ねぎは粗みじん、パクチーは1cmほどに切り、パプリカはコーンの大きさに合わせて切る。コーン缶は水分を切っておく。 キャベツはスライサーよりも手で切ったほうが食感を楽しめます。紫キャベツを混ぜることで鮮やかに。 ② ドレッシング材料全てを、ボウルなどに入れてよく混ぜる。 ③ ドレッシングを①の野菜に絡めて、冷蔵庫で30分冷やす。 ④ お気に入りのお皿にコールスローを盛りつけて、飾り用のパクチーとパプリカパウダーを散らして完成! トルティーヤチップスを添えたり、タコスにお肉と一緒に巻いて食べたり。食材もカラフル! で、とにかく、なんだか元気が出るサラダです。 私たちは食べたものでできているのだから、もちろん食事は大切。それと同時に、食事は毎日の生活のルーティーン。そんなに大層なことばかりはしていられないものの、スパイスを使えば簡単な料理が、いつもより楽しく美味しくなるはずです。 さぁ!春がくるわよ。心を開いて、作ったことのないレシピにトライ♡ ぜひお試しを!
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オールスパイスとフェンネルが香る「ローストかぼちゃと雑穀のハニースパイスドレッシングサラダ」
毎日のルーティンワーク、サラダ作り 少しでも健康に気をつかっていれば、食事の際にサラダのことを考えるでしょう。外食続きで胃が疲れているなぁ、とか。食事の彩りを考慮して、今夜はどんなサラダを作ろう? とか。サラダの定番といえば、「レタス」「トマト」「キュウリ」「ゆで卵」。色合いはパーフェクト! だけど、毎日では飽きちゃう。 メインディッシュに比べると、サラダの手札が少ない方も多いのではないかしら? 野菜は栄養価も高く、季節ごとの身体に寄り添う効能もあるので、とっても優秀です。 一口に「サラダ」といっても、本当にさまざま。使う野菜も調理法も、調味料だって星の数ほど。サラダの世界は奥深く、とっても自由なのです。 私の料理クラスでは、4品中、2〜3品がサラダです。色とりどりの野菜やスパイスを使い、まるでメインディッシュのようなサラダを作ります。 野菜を生で食べるレシピはもちろん、オーブンでグリルした根菜を葉物と合わせたり、季節のフルーツを使ったサラダもほっぺたが落ちちゃう。自家製のドレッシングだって、コツさえ分かれば無限大の組み合わせで作ることができます。ハーブやスパイスを使えば、もっとサラダ上手になれちゃう! 今回ご紹介するサラダでは、ドレッシングに「オールスパイス」を使います。ハチミツや根菜との相性が抜群! シナモンよりも大人っぽい香りの「オールスパイス」 久しぶりの登場です、「オールスパイス」。前回の登場は確か、アップルパイジャムを作ったときかしら。 じつはオールスパイスって、汎用性が高く万能。でも、日本のキッチンでは認知度低めかもしれません。肝心の味はというと、なんだか複雑で温かい香り。なんとなくシナモンに似た雰囲気ですが、スパイスに馴染みがあれば、「ん? クローブ? ナツメグ?」と答えてしまうかも。 オールスパイスの香りは、シナモンをもっと大人っぽくした印象。漢方でも重宝され、三香子(さんこうし)と呼ばれます。その名のとおり、「クローブ・シナモン・ナツメグ」の3種の香りを併せ持つオールスパイス。爽やかな香りと、ほのかに甘く苦い後味が特徴です。 左がオールスパイス、右がシナモン。 まるでミックススパイスのような雰囲気の名前で、一人三役をこなす名役者! 消化促進、血行促進、鎮痛、免疫力アップなど、いろいろな嬉しい作用を持つオールスパイス。単品のクローブ、シナモン、ナツメグと併せて使うと、それぞれのクセをうまく調和させることができます。 ナツメグの代わりにお肉料理に使うもよし、シナモンの代わりにカレーやお菓子にも。クローブの代わりとして、りんごジャムにも使える優れもの。 さぁて! 美味しいお料理を作ったら、忘れちゃいけないのが「仕上げのお化粧」♡ です。香りのよいハーブを散らして、素敵に美味しく仕上げましょう! 今回はフェンネルを使います。 サラダの彩りにはフェンネルを サラダだけではなく、料理の仕上げにも欠かせないのがハーブ。煮込みなどの際に材料として調理するのはもちろんですが、最後の「お化粧」にも大活躍。 特にローズマリーやタイム、フェンネルは多年草でほぼ一年中収穫できるので、身近にあるとなにかと便利。その中でも細い葉が美しいフェンネルはたくさん収穫できて、花も種も採れるので特におすすめです。 フェンネルの繊細な葉はサンドイッチの仕上げに使うと美しい! 今年から、新しく畑を借りました。ちょうど近所の直売所で元気そうなフェンネルの苗を見つけたので、4株買って植えました。まだ少し寒い2月でしたが、まあ大丈夫でしょう! ディルとよく似た葉で間違えられることもありますが、全くの別物。どちらもセリ科ですが、ディルはイノンド属で、フェンネルはウイキョウ属。 よく見るとディルのほうが葉も細かく、香りも大きく違います。ディルは基本的には一年草ですが、フェンネルは多年草。フェンネルのほうが大きく育ち、地植えにすると2mにもなるたくましい大型ハーブです。 鉢植えで育てる場合は、大鉢に。直根性で移植が苦手なので、最初から大きな鉢に植え込みましょう。鉢が小さいと、大きくなる前に、とう立ちしてしまいます。 庭にスペースがあれば、ぜひ植えてみてください。手間いらずで、日当たりと水はけのよい土壌であれば、元気に育つでしょう。繊細な葉と独特な風味は、サラダにピッタリなのです。 「ハニードレッシングのグリルドカボチャと雑穀のサラダ」 さぁて! 今回のサラダは、皆さんのサラダリストに入れていただきたい、おすすめレシピ。ホクホクのカボチャに、オールスパイスの香りとハチミツの甘みがクセになるひと皿です。カボチャと雑穀を使うので、食いしん坊なアナタもきっと大満足。ドレッシングにシナモンも使いますが、オールスパイスを加えることで、グッと大人っぽい奥深さが演出されます。仕上げのフェンネルで100点満点! まるでオシャレなデリ風サラダが、あっという間に完成します。 ■ 材料 カボチャ 1/6個ほど ルッコラなどの葉物 適量 雑穀や豆のミックス 適量 ※缶詰でもOK 飾りのハーブにフェンネル 適量 <ドレッシング材料> バルサミコ酢 大さじ2 ハチミツ 大さじ2 オリーブオイル 大さじ4 ニンニク 1片 シナモン パウダー 小さじ1/4 オールスパイス パウダー 小さじ1/4 塩・胡椒 適量 ■ 作り方 ① 1cmほどにスライスしたカボチャを、オリーブオイル(分量外)をひいたフライパンに入れ、塩(分量外)を振り、中火で火が通るまで両面焼く。 どんなカボチャでも大丈夫! バターナッツカボチャなどもいいですね。 カボチャはじっくり中火で焼いて、火を通します。 ② お好みの雑穀や豆のミックスを表示どおりに茹でて、水をしっかり切っておく(缶詰でもOK)。 私はアジア食材店で購入した、乾燥豆ミックスを使いましたが、十五穀米ミックスやミックス豆缶などでもバッチリです。 ③ ドレッシング材料をよく混ぜておく。 ④ ボウルに①と②、ルッコラなどの葉物を入れ、③のドレッシングを8割ほどかけてサクッと混ぜる。 ⑤ お気に入りのお皿に④を盛りつけ、残りのドレッシングを回しかけ、フェンネルを散らして完成! 今回使った葉物は、ハンサムレタスの紫と、ルッコラです。ハンサムレタスはその名のとおり、サラダに使うととってもハンサムで格好いいサラダができちゃう。紫色の食材は、いとも簡単に見栄えが美しくなるのでおすすめです。紫玉ねぎや紫キャベツなど、最近ではスーパーで紫色のスプラウトも見かけます。色使いもサラダのお楽しみ。クリエィティブに作ってみてください。 人参も焼くと美味しいのでおすすめです。しっかりと火を通すことで甘みが出ます。 世の中には「料理は苦行だ!」と言う方もいるでしょう。でもね、私たち人間は食べなければ生きていけませんからね。せっかくなので楽しみましょう! 楽しく(簡単に!) 作って、美味しく召し上がれ♡
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カルダモン香る「メープルホイップバター」のアップルフレンチトースト
朝ごはんをもっと楽しく! 1月の新年ムードもとうに過ぎ去り、朝から晩までごちそうを食べていた、あの数日間が蜃気楼のよう。すっかり日常の生活に戻り、時間に余裕のない朝には、何も食べずに出かけることもしばしば。よーく考えてみたら、朝ごはんを食べないと人生の食事を楽しむ時間の1/3を逃していることになっちゃう! ってなわけで、2025年は「朝ごはんをもっと楽しく」をモットーにしてみようかと、ふと思いつきました。 昔から寝起きのよい私です。学生の頃は、母がキッチンから叫ぶ「ご飯よー! 起きなさーい!」の声で、ガバッ! と目覚め、瞬間的にベッドから立ち上がり、ご飯が待つテーブルへと階段を駆け下りていたのであります。美味しい朝ごはんが食べたいから、起きる。シンプルなことです。「一日の計は朝にあり」だもの! ハーブやスパイスを使ったお料理で、嗅覚からウェイクアップ。朝、キッチンからいい香りがするって、最高に幸せ!! 1人の朝ご飯は、1日の始まりのゆったりとした時間(嵐の前の静けさ)を楽しんだり、家族やパートナーとの朝ご飯では、忙しい合間に顔を合わせる大切な時間となります。 末永く朝ご飯を楽しむには、やっぱり健康第一! 今年もハーブとスパイスを取り入れた美味しいお食事の話を、みなさんにおすそ分けしていきたいと思います。今回は、おなじみのスパイス「シナモンとカルダモン」を使います。 七変化のカメレオンスパイス シナモンとカルダモン 「シナモンとカルダモン」いままでに何度もご紹介してきたスパイスたちです。香りの個性は強めですが、どちらも汎用性が高く、さまざまな国の料理に使われています。インドではカレーやチャイに使われるスパイスの代表格。欧米ではホットワイン、コーラ、クッキーなどのお菓子作りにも使われていて、所変われば雰囲気が変わる七変化の「カメレオンスパイス」なのです。どちらも身体を温め、お腹の調子を整えてくれる効果が期待できるので、この季節にピッタリ。 パワフルでポジティブなカルダモン カルダモンにはシネオールという成分が含まれるため、ユーカリやレモンのような爽やかな清涼感があります。温かみがあり刺激的で、スモーキー。多面的で複雑な色気を纏うスパイスです。 カルダモンの香りは、とってもパワフルでポジティブ! 「思考能力」が鈍くなってしまっているときには「精神集中」の手助けとなり、目の前がパーッ! と明るく開けるでしょう。不安や緊張で「心のバランス」が崩れているときには落ち着きを与え、しっかりと地に足をつけるバランス感覚を取り戻すことができる香りです。チャンスや豊かさを取り戻し「人生を気楽に楽しむ」、そう! カルダモンは「生きる力」を与えてくれるスパイスなのです。 私のキッチンでも出番の多いカルダモン。いつもストックしています。 消化器系のトラブルには、カルダモンの出番! 腸内のガスをすっきりさせ、消化不良や吐き気にも効果的! 血流促進作用と身体を温めてくれる作用があるので、むくみの改善も期待ができます。 固まった心をほぐしてくれるシナモン 左がカシアシナモン、右がセイロンシナモン。 日本でもおなじみのスパイス「シナモン」。心地よいエキゾチックな甘さで、温かみがありウッディー。繊細で強烈な香りが特徴です。「世界最古のスパイス」とも呼ばれ、世界中を虜にしています。心がほぐれるような心地よい甘さは、精神面でのリラックス効果があり、疲れた心を温かく包んでくれるような香りです。 シナモンは身体を温め風邪の予防に役立つだけではなく、殺菌作用や解熱作用もあるので、風邪の初期症状に効果があるとされています。漢方では桂皮と呼ばれ、葛根湯に配合されているのも納得です。 セイロンかカシア、原材料の表記があります。 厳密に本物のシナモンといえるのは、スリランカ原産の「セイロンシナモン」といわれるもの。繊細なデザートにはセイロンシナモンが合います。ピラフやチョコレートの香り付け、果物のコンポートには、香りと風味が強いカシアシナモンが使われることが多いようです。セイロンシナモンにはオイゲノールという成分が含まれるので、クローブのような香りがありますが、カシアシナモンにはありません。ぜひ香りの違いも楽しんでみてください。さてさて、今回のフレンチトーストにはカシアシナモンのパウダーを使います。 STEP1「シンプルなシナモンフレンチトースト」 さぁて! 最高の朝ご飯は、3ステップで作っていきます。どれも簡単! まずはフレンチトーストを作りましょう。薄めに切った食パンはすぐに卵液が染み込むので、時間のない朝にもおすすめです。 材料 ※2人分 食パン 1cmほどに切ったもの4枚 卵 2個 牛乳 200ml シナモンパウダー 小さじ1 ナツメグパウダー 小さじ1/2 バニラエッセンス 数滴 お好みでベーコンを添える 作り方 ① バットに卵、牛乳、シナモンパウダー、ナツメグパウダーとバニラエッセンスを加えて、よく混ぜる。 ② 食パンを①の液に15分ほど浸してから、フライパンに少量のバター(分量外)を溶かして中火で両面焼き上げる。 これだけでもいい香り。もう食べちゃいたい気持ちを抑えて、STEP2へレッツゴー。 STEP2「季節のリンゴで作るシンプルなソテー」 いつもの私なら、リンゴのソテーにもシナモンやクローブなどのスパイスを使いがちですが、今回はシンプルに。だってリンゴの美味しい季節。お水も加えずに少量の砂糖でリンゴの美味しさを引き出しましょう。 異なる種類のリンゴを使うことで香りがよくなり、煮た時のテクスチャーの違いも楽しめるので、2種のリンゴを使います。今回は、酸味があり溶けやすい「ジョナゴールド」と、甘みが強く煮崩れしにくい「王林」を使います。お好みで、いろいろと試してみてください。このシンプルなリンゴのソテーは、何とも滋味深い味。ジャムよりも食べ応えがあり、ヨーグルトやアイスクリームに添えても美味なのです。じつは、お肉との相性も抜群! 今回はベーコンと合わせていただきましょう。 材料 ※作りやすい分量 リンゴ 2個 (今回はジョナゴールドと王林) 砂糖 大さじ2 バター 大さじ2 レモン汁 大さじ1 作り方 ① リンゴを薄め(16等分ほど)にスライスする。 ② バターをフライパンで温め、リンゴと半量の砂糖を加えて混ぜ、蓋をして5分ほど中火で蒸し焼きにする。 ③ 蓋を取って水分を飛ばし、リンゴが柔らかくなってきたら、残りの半量の砂糖を加えて混ぜ、焼き目を付ける。 ④ 火を止め、リンゴにレモン汁をかけてから、さっくり混ぜて出来上がり! どうぞ! 堂々とつまみ食いをしてください。このリンゴソテーは温かいのも美味しいし、冷やして食べるのも美味。つまみ食いが止まらなくなる前に、STEP3へ行きましょう! STEP3「メープルカルダモンのホイップバター」 さて、今回の主役は、こちら。メープルシロップのコクと、柑橘の爽やかなカルダモンの香りがする「ふわふわのバター」。書いているだけでもヨダレが出ちゃう組み合わせ。アメリカでは、パンケーキやコーンブレッドのお供としてポピュラーです。 このバター、とんでもなく美味しいのです。そして、とんでもなく簡単。よく考えちゃうとカロリーもとんでもないかもしれませんが、なんといっても朝ご飯だもの! 1日の活力に、美味しいカロリー摂取をしちゃいましょう。ここだけの話、夢の国みたいな味がします。 材料 ※作りやすい分量 バター 150g メープルシロップ 100g カルダモン 小さじ1 1/2 作り方 ① 常温にもどしておいたバターを、ハンドミキサーなどを使って、ふわっとするまで混ぜる。 ② メープルシロップとカルダモンパウダーを①に加えて、引き続きハンドミキサーなどで全体に馴染むように混ぜて完成。 お気に入りのお皿にフレンチトーストをのせ、カリッカリに焼いたベーコンを添えて、リンゴのソテーをドーンとのせて、ホイップバターをワイルドに落とせば、最高の朝ごはんの出来上がり。お好みでメープルシロップもかけちゃって♡ 新しい1年が始まり、背筋が伸びた気分ですが、じつは、毎日毎日が新しい日々の始まりです。今朝も起きられたことに感謝して、とびきり美味しい朝ご飯を作りましょう。 気分がイマイチな朝だって、料理を作ってみてください。簡単なものでも大丈夫。美味しいものを作るのは、自分自身を応援すること。明日の朝ご飯が楽しみで、今夜は眠れないかもね♡





















