ルーシー・おんだ/アンティークバイヤー/IFA認定アロマセラピスト/ITEC認定リフレクソロジスト。20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえることにより、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。
ルーシー恩田
ルーシー・おんだ/アンティークバイヤー/IFA認定アロマセラピスト/ITEC認定リフレクソロジスト。20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえることにより、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。
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レシピ・料理

【冬の温活レシピ】何でも美味しくなる! 頼もしい「自家製チリパウダー」と絶品コーンスープ
冬に備えた庭仕事 四角豆は10月中旬からやっとポツポツ収穫が始まりました。 猛暑だった影響か、野菜たち「本来の旬」よりも遅れ気味。ほとんど雨が降らなかった今年の夏、人間にも植物にもかなり厳しいシーズンとなりました。10月に入り、雨が増えたおかげでバジルはグングンと綺麗な葉を伸ばし、今年一番の美貌を見せつけながら、今年一番の収穫量となっています。でも、そろそろ冬に向けての準備をしなくちゃ! ってことで、まだまだ採れそうなナスやゴーヤを抜いて、冬支度。 芽を出したばかりのビーツたち。 春の残りのビーツのタネや、カラフルなニンジンのタネ、旅行先で買ってきたダイコンのタネなどを播き、少しスペースが空いている場所には、短期間で収穫できるラディッシュを播きました。ニンジンやラディッシュはサラダで食べるのも美味しいですが、冬はオリーブオイルと塩、スパイスのオーブン焼きも絶品。シンプルな野菜のオーブン焼きに、私がよく使うスパイスの1つ「チリパウダー」を紹介しましょう! 複雑に香りが重なり、何でも美味しくなっちゃう頼もしいスパイスです。 メキシカンなミックススパイス「チリパウダー」とは 「チリパウダー」と聞くと辛そう? なイメージが湧くかもしれませんが、それは多分脳内が唐辛子の粉「チリペッパーパウダー」のほうを想像しています。チリパウダーは2種の意味があり、1つ目は唐辛子単体の粉。もう一方の「チリパウダー」はメキシコ風の料理(Tex-Mexと呼ばれるアメリカでのメキシコ料理)でよく利用されるミックススパイスのこと。紛らわしく混同されがちです(以下チリパウダーとはミックススパイスを指します)。 左は自家製チリパウダー、右はGABANのチリパウダー。 チリパウダーを使えばチリコンカン、タコス、ジャンバラヤがあっという間に本格的に作れちゃう。煮込み料理やスープ、唐揚げとの相性も抜群! 日本人も好きな味。 メキシカンな雰囲気漂う「チリパウダー」、じつはアメリカで発明されたもので、メキシコ発祥ではありませーん。合理的なアメリカ人がメキシコ料理に必要なスパイスを簡単に使えるように混ぜちゃった「メキシコ風の簡易スパイスミックス」です。 チリパウダーとほぼ同じ材料で作られている「ケイジャンシーズニング」。ケイジャン料理は、アメリカ南部のルイジアナ州で生まれた郷土料理。 チリパウダーには唐辛子も配合されますが、「ザ! 辛い!」スパイスではありません。配合の決まりはないので辛さは自由自在。辛くも作れますが、それよりも独特の香りが特徴的。 メーカーや作る人の違いで風味が異なりますが、だいたい必ず使うのが「唐辛子」「オレガノ」「クミン」「ガーリック」「パプリカ」。これらのスパイスは身体を温め、胃腸の動きを整える作用を持つので、寒い季節にもおすすめのスパイス。チリパウダーを構成する上で、どのスパイスも欠かせないけれど、その中でも縁の下の力持ち的にいい仕事をしているのがオレガノちゃん。 愛と美の女神が作ったハーブ「オレガノ」 花壇の脇で育てているオレガノ。 さてさて、久しぶりの登場ですオレガノちゃん。オレガノは知っているけど「どんな香り?」と聞かれると、「うーん?」って方も多いかも。日本の食卓では存在感の無いハーブかもしれません。生のオレガノは香りが曖昧、乾燥させることで香りが強くなり、柑橘のような爽やかさと、胡椒のようなスパイシーさが登場します。 和名では花ハッカと呼ばれ、ハッカに似た甘くスパイシーな香りを持つオレガノ。ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディテ」が海の水から作り出し、太陽を浴びるように山の頂に植えた……という逸話の残るロマンティックなハーブです。 オレガノといえば、バジルやローズマリーと並んでイタリア料理に欠かせないハーブですが、地中海料理を中心にギリシャ料理にもメキシコ料理にも欠かせません。 胡椒のような香りを持つギリシャオレガノ、レモンバーベナと同じクマカズラ科でシトラス系の爽やかな香りが強いメキシカンオレガノなど数多く存在し、地域によって使う種類は異なりますが、日本では手に入りにくいので、一般的なオレガノで代用しちゃいましょう。 オレガノを摘むついでに、ゴーヤも収穫。種類は白レイシ、苦みが少なくとても食べやすい。 オレガノはとても育てやすく生命力の強いハーブで、地植えにすると水平に地を這うように広がり、通年収穫が可能です。本来は花のつぼみができた直後に摘むと、一番香りがいいのですが、そんなことを言っていたら「あっ!」という間に伸びてしまうので、剪定と収穫を兼ねてバッサバッサ切りましょう。 切ったオレガノは、風通しがよく直射日光が当たらない場所に干しておけば、数日でパリパリになるので、手で揉んで少し細かくしながら瓶に入れて保管しましょう。 トマトソースやミネストローネにパラパラーっと加えるだけで、なんかいつもより美味しいかも! となるはず♡ ホームメイド「チリパウダー」 さてさて、話をチリパウダーに戻しましょう。チリパウダーは大きなスーパーだったら、必ずラインアップにあるスパイスです。それでもいいけれど、自分で作ると美味しさも倍増! 自分好みの配合で作れるのでこちらもおすすめ。私はクミンが好きなので、クミン多め&すこし辛めに作ります。 ■ 材料 パプリカパウダー 大さじ2 乾燥オレガノ 小さじ2 クミンパウダー 大さじ1 ガーリックパウダー 小さじ2 オニオンパウダー 小さじ1 ※なくても大丈夫、あればもっと美味しい! カイエンペッパー 小さじ1/2〜 ※辛さはお好みで増やしてください ■ 作り方 ① 全ての材料を瓶などに入れ、よく混ぜて完成。 ケチャップライスの隠し味にもいいですねぇ。オムレツやスープ、グリルチキンにもぜひ試していただきたい! ってなわけで、今回は簡単グリルチキンを作って、スープに添えちゃいます。 チリミックスで作るメキシカンコーンチャウダー 今回ご紹介するのはチリパウダー大活躍! な「メキシカンコーンチャウダー」。チリパウダーの香りが食欲を誘い、コーンの甘みと唐辛子の辛みがクセになる、寒い季節にぴったりなスープです。コーンクリーム缶を使うのでお手軽お気楽! チリパウダーとお砂糖で一晩漬け込んだ鶏胸肉は、簡単なのにしっとりとした食感とスパイスの風味が染み込んでごちそう級! 味見しているとあっという間に、お腹の中へ消えてしまうのでご注意ください♡ ■ 材料 鶏胸肉 1枚 ニンニク 2片 ジャガイモ 1個 玉ねぎ 1個 豆の缶 150g ※キドニービーンズやブラックビーンズなど 青唐辛子 1本〜 ※辛いほうが味のバランスが整います コーンクリーム缶 1缶 コーン缶 小さい缶(200g程度)1缶 チリパウダー 大さじ1〜 コンソメ 小さじ1 水 200cc 生クリーム 100cc 塩胡椒 小さじ1 トッピング用のパクチー、トマト、パプリカパウダーなど 「鶏肉用下味」 a) チリパウダー 大さじ1 a) 砂糖 20g a) 塩 小さじ1/2〜 ■ 作り方 ① a)の鶏肉用下味材料を塗り込み、1晩冷蔵庫で寝かせて、常温に戻してからフライパンなどで焼く ※鶏胸肉に厚みがある場合は包丁を入れ、均一な厚みにする。包丁で傷を付けておくと味の染み込みが早いです。 ② 玉ねぎは粗みじん切り、ニンニクはみじん切り、ジャガイモは薄くスライスしておく。 ③ 鍋に油(分量外)をひいて、玉ねぎとジャガイモを入れて炒め、透き通ってきたらニンニクを加えてさらに炒める。 ④ コーンとチリパウダー、みじん切りにした唐辛子を加えて混ぜる。 ⑤ コーンクリーム缶、コンソメ、水、生クリーム、塩胡椒、豆を加え、蓋をして10分煮込む。 ⑥ 器に盛り、フライパンで焼いたチキン、パクチー、トマト、生クリーム、パプリカパウダーなどを添えて完成! トッピングにはトルティーヤチップス、サワークリームなどもおすすめです。このスープは単体でも満足感がありますが、意外とお米との相性もラブラブ♡ シチューをお米のおかずに食べられる派だったら試してみてください。 辛みがないと、少々間の抜けた味になるので唐辛子は少し多めに♡ 大人のメキシカンコーンチャウダー、お楽しみあれ! 追伸、チリパウダーで一晩寝かせたチキンでタコスってのも最高です。 それではアディオス!
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レシピ・料理

旬の「ニンジン」をスパイスで煮る! 長期保存可能なキャロットケーキジャムのレシピ
あると嬉しい定番野菜「ニンジン」 冷蔵庫の定番野菜の1つ「ニンジン」は、困った時の彩りにも大活躍。いつの時代も「子供たちの嫌いな野菜」にランクインしている不憫なニンジン。最近では種類が増え、独特の香りが控えめなものもあります。しかも、黄色や紫、黒などカラフル。定番野菜でありながら、オシャレ野菜としても人気です。 ニンジンは春夏秋と、ほとんど一年中栽培が可能。ニンジンの種子は発芽率が低いので、発芽さえすれば、成功したのも同然。大船に乗った気持ちで成長を見守りましょう! 7〜8月にかけて「夏まき」しておくと、11月頃には収穫が可能です。 間引きしたニンジン。 本来なら遅くても8月中に播くのが一般的ですが、なんせ今年の「猛暑」。少し遅く、私は9月に入ってから種子を播きました。ご存じのようにニンジンは地中で育つので、成長の様子がミステリアス。 今年の春のニンジン。空いたスペースにはラディッシュを播いておけば、あっという間に収穫できるので、サラダの彩りにも大活躍。 収穫時に引っこ抜いて綺麗なニンジンがポーンっ! と出てきた時の喜びは、感慨もひとしお。保育園の時に初めてのサツマイモ掘りが、非日常で楽しかったのを覚えていますか? あの感じです。地面の中から大きくて綺麗なものが急に出てくる、なんだか宝探しみたいで、とにかく驚きと嬉しさで胸が踊ります。 庭仕事は瞑想になるみたい。 もしもアナタが今、対人関係に悩んでいるのなら、小さな鉢でもいいから、何かを育ててみてください。言葉の通じない植物を相手にすることで、相手に期待しても無駄なことを学び、落ち着いた心を手にいれることができるかも? しれません。 育てている途中に上手くいかなかったとしても、言葉も通じない相手(植物)に文句を言っても無駄だもの。 先ほども書いたように、ニンジンは育てやすいので、仲良くするにはおすすめ。あまり気を使わず、いい距離感で関係を築ける野菜かもしれません。深めのプランターでも栽培できますから、ぜひ。 キャロットケーキにはスパイスが欠かせない! うちから一番近いパン屋さんでも売っているキャロットケーキ。 今では日本でも市民権を得た「キャロットケーキ」。キャロットケーキは、ヨーロッパや欧米ではとってもポピュラーなお菓子。カフェやスーパーでも必ず見かけるケーキの一つです。 日本ではつい10年ほど前まではあまり知名度のないケーキでしたが、最近では菓子店やパン屋さんの人気メニューです。本来は家庭的なお菓子なので、絶対コレ! といったレシピはなく、使うスパイスはさまざまで、ココナッツを入れたり、リンゴを入れたりと、お好みでアレンジできる楽しいケーキなのです。 私のキャロットケーキレシピの原形は母から受け継いだもの。生地には缶詰のパイナップルを加え、上にのせるクリームにはクリームチーズとサワークリームを使います。私はスパイスの主張が強めのキャロットケーキが好きなので、生地にはカルダモンとオールスパイスを使います。 トップノートにはカルダモンの爽やかで柑橘の香り、ひとくち噛めば重厚でどっしりとした香りのオールスパイスが口の中に広がります。 シナモンなどは使わずに、カルダモンとオールスパイスだけなので、どことなく大人っぽいキャロットケーキに仕上がります。 カルダモンとオールスパイス 私のキッチンで主役ではないけど、ここぞ! という時によく使うのが「オールスパイス」。この連載でも何度も紹介しているスパイスです。シナモンの香りをもっと複雑にした雰囲気の香りで、シナモン、クローブ、ナツメグの代用にも使える、一人三役こなすスマートな子。爽やかだけど重め、甘くほろ苦い香りで、まるで「大人の青春」♡ 照 そして私のキッチンの定番「カルダモン」。サフラン、バニラに次いで高価なスパイスです。爽やかな清涼感を持ちながら、温かみがあり刺激的で、スモーキー。嗅げば嗅ぐ程にうっとり、高揚感のあるセクシーな香りです。別名「スパイスの女王」とも呼ばれているのも納得♡ 大型スーパーのスパイスコーナーに行けば、パウダーとホールどちらも並んでいます。 パウダーで売っている物を使っても十分ですが、もし興味があればホールのスパイスを買って、乳鉢でゴリゴリして自家製パウダーを作ってみてください。擦りたては香りがとにかく段違い! とっておきの料理を出す時にも、必殺技で使えます。胡椒も胡麻だって、いつもの香りとの違いに驚くでしょう。 スパイス好きなら、乳鉢があれば料理がさらに楽しくなるはず。乳鉢の素材は、木製、大理石、金属などバリエーションがありますが、私のおすすめは大理石のもの。手入れも簡単、匂い移りもないし、なにより本体が重いので擦りやすいのです。 カレーやチャイにはもちろんですが、ケーキやクッキーなどのお菓子、砂糖やレモンと合わせてフルーツサラダを作ったり、我が家では出場頻度高めのスパイスです。 人間が食べる種子の中では一番高価! カレーなどでは莢ごと煮込むこともありますが、普通は莢を除き、中の黒い種だけを粉にして使います。 まるでキャロットケーキな「キャロットケーキジャム」 キャロットケーキ味のジャムなんて、想像しただけでもヨダレが出ちゃう。パンケーキやワッフル、アイスクリームにも♡ ヨーグルトにも合うし、クリームチーズと合わせてトーストに塗れば、もう最高なパラダイス時間。 ニンジンはグレーターですりおろすのがおすすめ。余分な水分が出ないし、火の通りもよいです。なければ細かーく刻めば大丈夫。スライサーなども活用して上手くやってください。煮る時間も短めなので、あっという間に出来上がる、ごちそうジャムです。 ■ 材料 ニンジン 1本 リンゴ 半個 パイナップル缶 小1缶 ※スライスが4枚ほど入っている小さい缶 グラニュー糖 200g レモン 半個 カルダモン 小さじ1/2〜 ※ホールからする場合は香りが強いので少し控えめに オールスパイス 小さじ1/4〜 ※ホールからする場合は香りが強いので少し控えめに ペクチン 10g ■ 作り方 ① ニンジンをグレーターですりおろす。 ② リンゴは小さめの角切りにする。※今回使ったリンゴは酸味の強い「ブラムリー」。煮くずれるリンゴがおすすめです(紅玉やジョナゴールドなど)。 ③ パイナップルは繊維に沿って細かく切る。 ※缶に残ったシロップは捨てない ④ 鍋に、ニンジン、パイナップル、砂糖、レモン汁、スパイスを入れて15〜20分煮込む。 ⑤ 1度火を止めて、残ったパイナップル缶のシロップにペクチンを溶かして、④の鍋に少量ずつ加えながら混ぜ、強火で2分ほど煮立てる。 ⑥ 冷めたら瓶などに移してよく冷やして召し上がれ! カルダモンとオールスパイスの他には、シナモン、クローブ、ナツメグなどがおすすめです。スパイスはちょっと多いかな? くらいにビシっとバシっと! 使いましょう。クリームチーズなどと合わせたいので、多少スパイスの香りが強いくらいがいいなぁ♡ とは言え、好みってのは人それぞれなので、私のレシピは参考までに。自分好みの味を探求してみてください。 初めてのモノを作るとき、3回作ると自分の味が見えてきます。1回目はレシピ通りに、2回目は自分の色をだしてみて、3回目には着地点がクリアに見えるでしょう。これは料理だけに限りません。1回目がイマイチだったからと諦めないで、とりあえず3回やってみて。成功とは失敗の延長線上にあるのだ! さぁて、今日という日のお祝いに、アイスの上にキャロットケーキジャムをのせて食べよーっと。
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レシピ・料理

【夏の畑を存分に楽しむ】ギリシャ風ローストポテトのフレッシュトマトサラダ
野菜室の帝王「ジャガイモ」 まだら模様のジャガイモは「デストロイヤー」。 初夏のお楽しみといえば、やはりジャガイモ掘り。土から掘り出す時のワクワク感は、まるでインディージョーンズ♡ 眠っているお宝(ジャガイモ)を見つける高揚感は、何度やってもドキドキしちゃう。 常に常備しておきたい、安定感のある野菜「ジャガイモ」は、いつだって野菜室に君臨する帝王なのだ! 煮たり焼いたり揚げたり、どう転んでも美味しいジャガイモは、腹もちもよく、育てやすく、世界中で愛されているのも納得です。 凶作に見舞われた18世紀のフランス。栽培が簡単で、見かけは悪いけれど美味しく栄養価の高いジャガイモを国民に広めるために、マリー・アントワネットはジャガイモの花を髪飾りにしたんだとか。素敵な女王が付けているジャガイモなら、そりゃ国民は興味を示すでしょうねぇ。マリー・アントワネットはジャガイモのPR? 大使だったのかもしれません。ミセス・ジャガイモ♡ ジャガイモの花。綺麗に結い上げたマリー・アントワネットの髪にも、この綺麗な紫の花が飾られていたのかな。 どんな調理法でもオールマイティに美味しいのは、やはり「きたあかり」や「メークイン」ですが、差し色として可愛く食べても美味しい「インカルージュ」と「デストロイヤー」も少し栽培しています。 収穫したての「きたあかり」。 「インカルージュ」は「インカのめざめ」を栽培する中で、茎と皮の色が赤く変化した株から作られた新品種。皮が鮮やかな赤紫色で、中は綺麗な黄色。その味は、栗やサツマイモを思わせる風味とホクホク感。茹でてから割って、フライドポテトにすると最高に美味しい! 美味しい物は育ててみたい! ってなわけで、今年初めて「インカルージュ」を栽培してみました。なんか小さいし、花が付かない。うまく育ってないかも? と思っていたら、「インカルージュは地上部全体が小さく、葉も小さめ。落蕾が多く、花数は少なめ」だそう。隣に植えていた「きたあかり」に比べると、かなり小さめでした。実は小さく、初めての「インカルージュ」栽培は満足な出来とはなりませんでした。しょぼーん。勉強して、出直します。 試し掘りをしたジャガイモ。「メークイン」と小さめ&虫食い気味の「インカルージュ」。 「デストロイヤー」は表皮が赤紫色で、色ムラになっちゃったみたいな見た目がユニーク。中身は鮮やかな黄色のジャガイモです。2000年に長崎県で誕生した、比較的新しい品種で、「メークイン」を品種改良した「レッドムーン」の変異株を選抜増殖したそう。加熱するとホクホクした食感になり、粘り気がある肉質で煮崩れしにくいため、煮込み料理にも向いています。 そうそう、余談ですが、私の一番好きなお味噌汁の具は、ジャガイモと玉ねぎ。子どもの頃から変わらずのベストテン第1位なのです。6月頃は新ジャガと新玉が交差する時期。マイお味噌汁ライフのベストシーズン♡ あと忘れてはいけない夏野菜は、トマト。やっぱり夏はトマトが主役です。 夏の艶艶クィーン「トマト」 夏はキラキラの太陽を浴びた露地野菜が並ぶ、一年で最も色鮮やかなシーズンです。インゲンやズッキーニ、ゴーヤにキュウリなど、初夏からは楽しみがいっぱい。収穫に追われ、キッチン仕事も大忙し。 色づき始めた「アイコ」。今年は3種のトマトを植えています。 「ザ! 夏野菜」といえば、文句なしにトマト。一年中楽しめる野菜ですが、やっぱり露地栽培のトマトには風情があります。トマトの苗の香りは、どこかノスタルジックで、小さい頃に食べたトマトの記憶が蘇るような芳香を持っています。トマトの畝横を通るたびに香りがふわーっと漂い、心が緩みます。赤く染まった、ジューシーで張りのある質感は、野菜界のクィーン♡ 最近はSNSや口コミサイトで評価を見ることができる時代ですが、元祖口コミ発生源といえば、おばちゃんの井戸端会議。近所のおばちゃんから「美味しいし、綺麗だから行ってみて!」とおすすめされた、我が家から車で30分のトマト農園さんへ、今年は何度も足を運びました。 赤と緑と白の熟したトマト。緑も白もその色からは想像しがたいほどに甘い。 カラフルなミニトマトたちは宝石のように美しく、ビックリするほど美味しい! そんな才色兼備のトマトは、料理に使うのがおこがましいほど。そのままパクッと口に放り込むのが一番美味しい食べ方なのかもしれません。 トマトに合うハーブといえばバジルですが、自己主張弱めな優等生って感じの組み合わせ「トマト×パセリ」も大好きです。 名脇役ハーブ「パセリ」 どんなときも、片隅に植えておくと助かるハーブといえば、ミントやローズマリー、パセリなど。どれも手がかからず簡単に栽培することが可能です。 特に、あると嬉しいキッチンハーブは「パセリ」。どうやら古代ローマでは、最もよく使われていたみたい。時代と場所を超えて、私のキッチンでも最もよく使うハーブです。 畑でも欠かさず通年育てているパセリ。日本ではメジャーな葉が縮れたパセリと、葉の平たいイタリアンパセリ、どちらもあると便利です。パスタやサラダ、揚げ物に添えたり、ちょっと色味が欲しい時にもバッチリ。ほぼ常緑なので、花壇のグリーンとして植えるのも、じつはおすすめ。レースフラワーのような花が咲き、可憐で綺麗。サラダなどに添えると、香りもよく可愛く仕上がります。 ギリシャ風ローストポテトのトマトサラダ 美味しい野菜が手に入ったら、とびきりシンプルなサラダがおすすめ。大型のスーパーや産地の直売所、またはインターネットから、いろいろな物が手に入る時代に生きている私たち。せっかくだから、綺麗な色のトマトやジャガイモを使って、素材の味と色味を生かしたサラダを作りましょう。野菜を探すことから、お料理は始まっているのです。 今回ご紹介したいのは、レモンとオリーブオイルのみのドレッシングで最低限の味付けをして、ハーブやオリーブで香りを添える「ギリシャ風ローストポテトのトマトサラダ」。非常にシンプルに仕上げることで、野菜の旨味を引き立てます。 ■ 材料 新ジャガ 約600g ※小さめがおすすめ 甘いミニトマト 約500g 種なしオリーブ 15個 カッテージチーズ 100g レモン 1個半 パセリ 数本 ミント 数本 ローズマリー 少々 ガーリックパウダー 小さじ2 塩・胡椒 各小さじ1 オリーブオイル 大さじ4 ■ 作り方 ① ジャガイモは、小さいものはそのまま、大きいものはピンポン玉ほどに揃えてカットして、沸騰したお湯で5分ほど、固めに茹でる。 ② パセリとローズマリーはみじん切りにして、レモン半個はスライスする。オリーブは半分に切っておく。 ローズマリーは香りが強いので、小さじ1程度で大丈夫。 ③ 耐熱容器に①のジャガイモと②のハーブとスライスしたレモン、塩・胡椒、ガーリックパウダーを入れ、たっぷりのオリーブオイル(※分量外 大さじ3程度)を加えて混ぜる。 ④ 220℃に予熱したオーブンで、ジャガイモに軽く焼き色が付くまで約20分焼く。 温度が高いとハーブが焦げるので注意。途中で混ぜると安心。 ⑤ トマトは半分にカットしておく。※ トマトが甘くない場合は、お好みで小さじ1の砂糖をトマトに混ぜかけておく。 ⑥ レモン1個を絞り、オリーブオイルと混ぜてドレッシングを作る。 ⑦ 焼き上がったジャガイモとトマトをお皿に盛り、ドレッシングで和えて塩・胡椒(分量外)で味を整え、オリーブとカッテージチーズ、ミントやパセリを散らして完成! 今回使用したジャガイモは「きたあかり」「インカルージュ」「デストロイヤー」。 最後に加えるミントが、いい仕事しちゃうんです。少し多めに入れましょう。レモンとの相性も抜群。今回、私はモヒートミントを使いましたが、身近なミントで種類はなんでも結構です。ガーリックパウダーは、手軽でニンニク特有の尖った香りがしないので、風味付けにとっても便利です。なければ、すりおろしたニンニクで代用してみてください。コツはただ1つ! カラフルな材料で作ること。 青空が綺麗なお休みの日は、昼は直売所へのドライブや遠足をして、夕飯はカラフルで美味しい料理を作り、ゆっくりと楽しむ。そんなコースはいかがでしょう? 旅先には思わぬ発見があるかもしれません。驚きと喜びに溢れる「ギリシャ風ローストポテトのトマトサラダ」。暑い夏の日に、ぜひお試しあれ!
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レシピ・料理

【映えるレシピ】オーブンにお任せ! 簡単なのに色鮮やか「畑の血液」ビーツフムス
ビーツは栄養豊富な「畑の血液」 ビーツは近年よく見かけるようになった野菜の1つです。「ビーツ」「ビートルート」「テーブルビート」など、さまざまな名前を持ちますが、日本では「ビーツ」と一般に呼ばれています。 以前は缶詰や水煮パックでしか見かけない、ニッチな野菜でしたが、最近では旬の季節になると、直売所や大型スーパーなどで、フレッシュなビーツを買えるようになりました。 鉄分が多く含まれているので「畑の血液」とも呼ばれ、ほかの栄養も豊富で、リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウムなどを多く含むスーパーフードです。 欧米の料理本にはよく登場するポピュラーな野菜「ビーツ」。 ビーツは地中海沿岸を原産とするヒユ科フダンソウ属の植物で、スイスチャードや甜菜(てんさい)のお仲間。サトウダイコンとも呼ばれる甜菜の仲間なので、砂糖のような甘みがあります。ビーツは土臭さが印象的な野菜で、「なんか土を食べてるみたい!」と感じるかもしれません。実際に土を食べたことがあるかという疑問はさておき、この土臭さが苦手! っていう方が多いのも事実。ゴボウの泥臭さを何倍にもしたようなイメージです。 渦巻き柄が可愛い、サラダビーツなどと呼ばれる種類は、甘みが強く土臭さが控えめ。ほかにもオレンジのビーツなどがあります。 ほのかな土臭さも、うまく使えば料理のアクセントになります。身体によいのはもちろん嬉しいけれど、なにより料理がピンクになって、プリンセス気分の仕上がりに。スープはもちろん、ポテトサラダやスムージーにビーツを少し加えるだけで世界観が変わります。 私のお料理クラス、5月のメニュー「ビーツのヨーグルトポテトサラダ」。 ビーツの色は、食べ物としては奇々怪々。神様がどんな気分で作った野菜かは知らないけれど、きっと「イェーイ! すんごい色のお野菜つくっちゃお♡」って感じの、高めなテンションだったのでしょうねぇ。 好きな野菜は育ててみたい! ビーツ栽培に挑戦 今年の春は、ビーツの種子を播いてみました。ビーツはよく買って食べていますが、栽培に挑戦したのは初めて。ニンジンやレタスのように日常的にサラダで食べるものではないし、そんなに収穫しても行き場がないなぁ、と思っていましたが、好きな野菜はやっぱり育ててみたい! ってなわけで、食いしん坊ばんざいモチベーションです。 5月15日のビーツの様子。4月5日に種まきをしました(神奈川県での種まきは3〜4月がおすすめだそう)。 「ビーツの生育適温は15〜20℃で、暑さに弱く冷涼な気候を好むので、秋まきから挑戦するのがよい」らしいですが、思い立ったが吉日! たとえ失敗しても、それは明日への糧となるでしょう。何事も経験よね。まずは、やってみることが大切でしょう? 5月15日の時点で、3cmほどに成長しています。2〜3カ月で収穫できるので、もうしばしの辛抱です。せっかちな私にとっては、野菜の栽培は精神修行のようなもの。畑に行っては、まだかな! まだかな! と落ち着きのない子どものように観察しながら、毎日確実に育っていく力強いエネルギーに魅せられています。 ビーツの下処理は簡単にオーブンで あのビーツの土臭さは、オーブンで解決できます(ある程度)。オーブンで下処理と聞くと、なんか面倒くさそう……と感じるかもしれませんが、アルミホイルに包んでポイッとオーブンに放り込むだけなので、じつはとっても簡単。ちちんぷいぷい! なのです。 スープを作るときなどは、生のまま切って煮込むこともありますが、それだと甘みを最大限には引き出せないし、泥臭さも残ります。ですから、どんな料理をするにしろ、ビーツは1度オーブンで焼くのが私流。 ■ ビーツの下処理方法 ① ビーツの葉をカットして軽く洗い、アルミホイルに包む (※ビーツが大きければ2等分にする)。 ② 200℃ほどのオーブンで40〜90分ローストする (※オーブンとビーツの大きさによって焼き時間は変わります。竹串がスーッと通れば、バッチリ!)。 加熱すると、皮がするっと剥けます。冷凍も可能なので、一度にたくさん作っておくと便利です。適当な大きさに切り、サランラップに包み、ジップロックなどに入れて冷凍しましょう。いざという時のポタージュにも大活躍です。 中東の定番豆料理「フムス」 今回ビーツを使って作るのは、日本でも認知度が上がった「フムス」。中東料理の前菜を代表する一品で、ひよこ豆とタヒーニ(中東の練りゴマ)、オリーブオイルなどをペースト状にしたもの。欧米での人気も高く、普通のスーパーマーケットでもパックで売られています。ほかにもフムスのサンドイッチや、野菜スティック&フムスのセットなども一般的。 ひよこ豆だけで作るベーシックな物から、色鮮やかなビーツのフムス、そして緑色の「EDAMAME (枝豆)」フムスまで、バリエーションもさまざま。たんぱく源が手軽に摂れるので、美容にも嬉しいお料理なのです。 色鮮やか! ビーツで作るクリーミーフムス レシピ 美容によいといわれたら、重い腰だって軽くなるはず。今回ご紹介するのは、カラフルなピンクが眩しい、プリンセス気分全開なビーツのフムス。クリーミーでパンチのあるディップはお酒との相性も抜群です。サンドイッチに挟んだり、クラッカーやサラダに添えたりと食べ方もさまざま。とにかくピンクがキュート。林家夫妻もビックリの美味しさです。簡単でかわいく、美味しい! これに勝るものはありませんからね♡ ■ 材料 オーブンでローストしたビーツ 中1個 a) ひよこ豆の水煮缶など 1缶 (※約400g) a) 芝麻醬 大さじ4 a) ニンニク 2片 a) レモン 1個 (※約大さじ4) a) クミンパウダー 小さじ1 a) 塩 小さじ1 オリーブオイル 大さじ3 飾りのディルやイタリアンパセリ 飾りのホールコリアンダー、ナッツなど (※フライパンで軽く乾煎りしておくとさらに美味!) ■ 作り方 ① ひよこ豆の水煮缶はザルにあけて水分を捨て、軽く洗う。 私はこちらのひよこ豆を使いました。 ② ローストしたビーツは皮を剥き、適当な大きさにカットする。 ③ a)の材料とビーツをフードプロセッサーなどで撹拌する。 ④ ③にオリーブオイルを加えて、さらに撹拌。 ⑤ お気に入りのお皿に④を平たく盛りつけて、飾りのハーブやスパイスをのせて完成! スプーンで広げていくと綺麗にできます。 本場ではタヒーニという中東の胡麻ペーストを使いますが、今回はスーパーの中華食材コーナーにある「芝麻醬」を使って作りました。練り胡麻でも大丈夫です。乳製品や卵など動物性の材料を使わないので食事制限がある方にも喜ばれ、持ち寄りパーティーの時などにも重宝します。 ピタパンやトーストに野菜とフムスを合わせて、ヘルシーなワンプレートにするのもよいでしょう。食事は五感で楽しむ時間です。フレッシュなビーツを見かけたら、迷わず作ってみてください。ショッキングピンクなフムスで心躍るひとときを♡
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レシピ・料理

春キャベツとパクチーで作る季節のごちそう「メキシカンコールスロー」
美味しい春がやってきた! キャベツとブロッコリー、キノコの温サラダ。 いつの間にか冬が終わり、待ち望んだ春がやってきました。ここからは、植物たちが一番イキイキ! 生命の美しさが溢れ出すシーズン。まるで沈丁花の香りを合図に、一斉に目を覚ましたかのよう。耳を澄ますみたいに鼻を澄ますと、華やかで柔らかい春の香りがします。瑞瑞しい花々や生まれたての新緑の香り、南風の優しい香りも混じり、自然と呼吸も深くなっちゃう♡ スーハースーハー。 花粉症の方には辛い季節かもしれませんが、植物にとっても私たち人間にとっても、新しい季節の始まり。今年も春を迎えられたことに感謝して、美味しい自然の恵みをセレブレートしましょう! 万能! 野菜界の王様「キャベツ」 冬から春のお楽しみといえば、やはりキャベツ。昨今はキャベツの価格の高騰がニュースになっていましたが、万能野菜「キャベツ」は、やはりほかのものには代えられぬ美味しさがあります。オーブン焼きにして水分を抜くとコクが出るし、茹でてしっとり甘いのも大好き。私の大好物「お好み焼き」の主役だし、コールスローなどのサラダにするのもいいですねぇ。兎にも角にも、キャベツは野菜界の「王様」なのです。キャベツisキングオブベジタブル! こちらは、収穫したての冬キャベツ。冬キャベツは画像のようにギュッと巻いていて白っぽく、どちらかというと扁平気味。春キャベツはふっくらとしていて巻きが緩めです。 紫が入るとグッと色味が締まります。 私のお気に入りは、普通のキャベツに紫キャベツを少し混ぜること。欧米風のサラダだって、エスニックな和え物だって、この紫が入れば魔法をかけたみたいに、華やかにドレスアップしちゃうんだから♡ ちちんぷいぷい! 美味しくなーれ! キャベツの薄い緑と鮮やかな紫、ここに緑のハーブが入ればパーフェクトなカラーリング。そう、料理の美味しさはもちろん大事ですが、見た目だって可愛くしたい! というわけで、今回はパクチーを合わせたいと思います。 両極端なファンを持つハーブ「パクチー」 英語ではパクチーのことを「コリアンダー」と呼び、タイ語では「パクチー」、中国語では「シャンツァイ」と、世界各地で広く食用されています。 日本人にとっては慣れ親しんだ香りではないので、嫌いな人は「絶対嫌だ!」と言い、好きな人は「大好き!」と言う、両極端なファンを持つハーブです。 タイ料理にも欠かせないパクチー。 17歳の頃にアメリカで食べた、初めての本格的なメキシコ料理は、なんだか不思議な味でした。はっきり言えば、とにかく変な味! あの店はまずいんだ。と思っていましたが、今思えばあれが「パクチー」だったのです。いつの間にかパクチーの虜になり、自分でも育てるようになりました。 神奈川県では1月に播いた種子が3月にはワサワサと育っています。マルチもトンネルもせず、ただ適当に種子を播いただけ。 パクチーの育て方は、とっても簡単。いつも言いますが、ハーブってのは、ほぼ雑草(いい意味で♡) 。手をかけなくても育ってくれる頼もしいごちそうです。 ホームセンターなどで苗も売っていますが、種子から育てると無限に収穫できるので、植える場所があれば断然! 種子からの栽培がおすすめです。プランターでもバッチリ育ちます。 パクチーの種子は硬い殻に覆われているため、そのまま播くと芽が出にくい傾向にあります。発芽率を高めるために、種まき前に軽く石などでトントンと叩くとよいでしょう! コリアンダーシードはパクチーの種子。スパイスとしても売られています。栽培する場合は栽培用の種子を用意しましょう。 露地栽培のパクチーは、スーパーで売られている物とは香りが別次元! ぜひ育ててみてください。毎日必要な分だけ収穫する豊かさは格別です。 さぁ、今夜は何を作ろう! パクチーとお似合いのスパイス「クミン」を組み合わせてはいかがでしょう? メキシカンに欠かせないスパイス「クミン」 私のキッチンで一番減りが早いスパイス、それがこの「クミン」です。セリ科の一年草で、爽やかさと刺激的な香り、そしてほのかな苦みがあります。 いかにもカレーらしいエスニックな香りですが、じつはヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸、アフリカ大陸など幅広い地域で何百年にも渡って愛されているスパイスです。 トルコ料理、レバノン料理、モロッコ料理、スペイン料理、メキシコ料理などに使われ、このクミンさえ味方に付ければ、いろいろな国の料理を作ることができます。案外肉じゃがや、そぼろなどの和風料理ともよく合います。 こちらも好き嫌いがはっきりと分かれるスパイス。強烈で個性的ですが、嫌よ嫌よも好きのうち。じわじわとクセになる香りなのです♡ クミンを使ったミックススパイスに「チリパウダー」というものがあります。クミン単品では苦手な方も、これなら大丈夫かも?! 万能スパイスミックス「チリパウダー」 チリパウダーは、数種類のスパイスがミックスされた混合香辛料です。 基本的には、チリペッパーに、オレガノ、クミン、パプリカなどを加えたもので、決まった組み合わせはありません。ディルやガーリックなどが入っていることも。 メキシコ料理に必要なスパイスを調合する手間を省くために、もともとは中南米料理で使われてきたものが、アメリカで製品化されたようです。とにかく便利! 肉料理やスープ、乳製品とも相性がよいので、一家に1本、常備してほしいスパイスです。 粉唐辛子単独の辛いチリペッパーとは別物です。どちらもチリパウダーと呼ばれることがあるので、購入時には成分を確認するのをお忘れなく! タコスにも便利なチリパウダー。 数種類のスパイスが配合されているため、それぞれの効果のいいとこ取り。食欲促進作用、血行促進作用、整腸作用、殺菌作用などがあり、身体が冷えている時や元気のない時にチリパウダーを使うと、きっとメラメラーッ! と元気が湧き出て、アミーゴ&アミーガのように陽気に楽しくなるかも? しれません。 今回ご紹介するのは、そんなチリパウダー香る、コールスロー。食べれば食べるほどお腹がすいてくる! そんなサラダです。 春キャベツとパクチーで作る季節のごちそう「メキシカンコールスロー」 サラダっていう気分じゃないんだよねぇ、もう少しパンチがほしいんだよ! ってときにもバッチリなのが、このサラダ。お肉料理のサイドにもいいし、これからの季節、バーベキューにも引っ張りだこになりそうです。クリーミーなドレッシングにみずみずしいキャベツ、コーンの優しい甘み、ピリッとしたカイエンペッパーの辛み、ライムの爽やかブリーズが最高! チリパウダーとクミンのメキシカンフレーバーで陽気に踊りたくなる、そんなサラダです。 ■ 材料 キャベツ 1/3個 紫キャベツ 1/4個 紫玉ねぎ 1/4個 コーン缶 1カップ ※小さな缶で1缶 赤パプリカ 半個 パクチー 適量 (ドレッシング材料) マヨネーズ 大さじ4 サワークリーム 大さじ2 ライム 1/2個 チリパウダー 小さじ2 クミン 小さじ1/2 ガーリックパウダー 小さじ1/4 ハチミツ 大さじ1 お好みで、カイエンペッパー 小さじ1/2 ※少し辛いほうが美味しいかもしれません! 塩・胡椒 適量 お好みで、飾りにパプリカパウダーなど ■ 作り方 ① キャベツと紫キャベツを千切りにする。紫玉ねぎは粗みじん、パクチーは1cmほどに切り、パプリカはコーンの大きさに合わせて切る。コーン缶は水分を切っておく。 キャベツはスライサーよりも手で切ったほうが食感を楽しめます。紫キャベツを混ぜることで鮮やかに。 ② ドレッシング材料全てを、ボウルなどに入れてよく混ぜる。 ③ ドレッシングを①の野菜に絡めて、冷蔵庫で30分冷やす。 ④ お気に入りのお皿にコールスローを盛りつけて、飾り用のパクチーとパプリカパウダーを散らして完成! トルティーヤチップスを添えたり、タコスにお肉と一緒に巻いて食べたり。食材もカラフル! で、とにかく、なんだか元気が出るサラダです。 私たちは食べたものでできているのだから、もちろん食事は大切。それと同時に、食事は毎日の生活のルーティーン。そんなに大層なことばかりはしていられないものの、スパイスを使えば簡単な料理が、いつもより楽しく美味しくなるはずです。 さぁ!春がくるわよ。心を開いて、作ったことのないレシピにトライ♡ ぜひお試しを!
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オールスパイスとフェンネルが香る「ローストかぼちゃと雑穀のハニースパイスドレッシングサラダ」
毎日のルーティンワーク、サラダ作り 少しでも健康に気をつかっていれば、食事の際にサラダのことを考えるでしょう。外食続きで胃が疲れているなぁ、とか。食事の彩りを考慮して、今夜はどんなサラダを作ろう? とか。サラダの定番といえば、「レタス」「トマト」「キュウリ」「ゆで卵」。色合いはパーフェクト! だけど、毎日では飽きちゃう。 メインディッシュに比べると、サラダの手札が少ない方も多いのではないかしら? 野菜は栄養価も高く、季節ごとの身体に寄り添う効能もあるので、とっても優秀です。 一口に「サラダ」といっても、本当にさまざま。使う野菜も調理法も、調味料だって星の数ほど。サラダの世界は奥深く、とっても自由なのです。 私の料理クラスでは、4品中、2〜3品がサラダです。色とりどりの野菜やスパイスを使い、まるでメインディッシュのようなサラダを作ります。 野菜を生で食べるレシピはもちろん、オーブンでグリルした根菜を葉物と合わせたり、季節のフルーツを使ったサラダもほっぺたが落ちちゃう。自家製のドレッシングだって、コツさえ分かれば無限大の組み合わせで作ることができます。ハーブやスパイスを使えば、もっとサラダ上手になれちゃう! 今回ご紹介するサラダでは、ドレッシングに「オールスパイス」を使います。ハチミツや根菜との相性が抜群! シナモンよりも大人っぽい香りの「オールスパイス」 久しぶりの登場です、「オールスパイス」。前回の登場は確か、アップルパイジャムを作ったときかしら。 じつはオールスパイスって、汎用性が高く万能。でも、日本のキッチンでは認知度低めかもしれません。肝心の味はというと、なんだか複雑で温かい香り。なんとなくシナモンに似た雰囲気ですが、スパイスに馴染みがあれば、「ん? クローブ? ナツメグ?」と答えてしまうかも。 オールスパイスの香りは、シナモンをもっと大人っぽくした印象。漢方でも重宝され、三香子(さんこうし)と呼ばれます。その名のとおり、「クローブ・シナモン・ナツメグ」の3種の香りを併せ持つオールスパイス。爽やかな香りと、ほのかに甘く苦い後味が特徴です。 左がオールスパイス、右がシナモン。 まるでミックススパイスのような雰囲気の名前で、一人三役をこなす名役者! 消化促進、血行促進、鎮痛、免疫力アップなど、いろいろな嬉しい作用を持つオールスパイス。単品のクローブ、シナモン、ナツメグと併せて使うと、それぞれのクセをうまく調和させることができます。 ナツメグの代わりにお肉料理に使うもよし、シナモンの代わりにカレーやお菓子にも。クローブの代わりとして、りんごジャムにも使える優れもの。 さぁて! 美味しいお料理を作ったら、忘れちゃいけないのが「仕上げのお化粧」♡ です。香りのよいハーブを散らして、素敵に美味しく仕上げましょう! 今回はフェンネルを使います。 サラダの彩りにはフェンネルを サラダだけではなく、料理の仕上げにも欠かせないのがハーブ。煮込みなどの際に材料として調理するのはもちろんですが、最後の「お化粧」にも大活躍。 特にローズマリーやタイム、フェンネルは多年草でほぼ一年中収穫できるので、身近にあるとなにかと便利。その中でも細い葉が美しいフェンネルはたくさん収穫できて、花も種も採れるので特におすすめです。 フェンネルの繊細な葉はサンドイッチの仕上げに使うと美しい! 今年から、新しく畑を借りました。ちょうど近所の直売所で元気そうなフェンネルの苗を見つけたので、4株買って植えました。まだ少し寒い2月でしたが、まあ大丈夫でしょう! ディルとよく似た葉で間違えられることもありますが、全くの別物。どちらもセリ科ですが、ディルはイノンド属で、フェンネルはウイキョウ属。 よく見るとディルのほうが葉も細かく、香りも大きく違います。ディルは基本的には一年草ですが、フェンネルは多年草。フェンネルのほうが大きく育ち、地植えにすると2mにもなるたくましい大型ハーブです。 鉢植えで育てる場合は、大鉢に。直根性で移植が苦手なので、最初から大きな鉢に植え込みましょう。鉢が小さいと、大きくなる前に、とう立ちしてしまいます。 庭にスペースがあれば、ぜひ植えてみてください。手間いらずで、日当たりと水はけのよい土壌であれば、元気に育つでしょう。繊細な葉と独特な風味は、サラダにピッタリなのです。 「ハニードレッシングのグリルドカボチャと雑穀のサラダ」 さぁて! 今回のサラダは、皆さんのサラダリストに入れていただきたい、おすすめレシピ。ホクホクのカボチャに、オールスパイスの香りとハチミツの甘みがクセになるひと皿です。カボチャと雑穀を使うので、食いしん坊なアナタもきっと大満足。ドレッシングにシナモンも使いますが、オールスパイスを加えることで、グッと大人っぽい奥深さが演出されます。仕上げのフェンネルで100点満点! まるでオシャレなデリ風サラダが、あっという間に完成します。 ■ 材料 カボチャ 1/6個ほど ルッコラなどの葉物 適量 雑穀や豆のミックス 適量 ※缶詰でもOK 飾りのハーブにフェンネル 適量 <ドレッシング材料> バルサミコ酢 大さじ2 ハチミツ 大さじ2 オリーブオイル 大さじ4 ニンニク 1片 シナモン パウダー 小さじ1/4 オールスパイス パウダー 小さじ1/4 塩・胡椒 適量 ■ 作り方 ① 1cmほどにスライスしたカボチャを、オリーブオイル(分量外)をひいたフライパンに入れ、塩(分量外)を振り、中火で火が通るまで両面焼く。 どんなカボチャでも大丈夫! バターナッツカボチャなどもいいですね。 カボチャはじっくり中火で焼いて、火を通します。 ② お好みの雑穀や豆のミックスを表示どおりに茹でて、水をしっかり切っておく(缶詰でもOK)。 私はアジア食材店で購入した、乾燥豆ミックスを使いましたが、十五穀米ミックスやミックス豆缶などでもバッチリです。 ③ ドレッシング材料をよく混ぜておく。 ④ ボウルに①と②、ルッコラなどの葉物を入れ、③のドレッシングを8割ほどかけてサクッと混ぜる。 ⑤ お気に入りのお皿に④を盛りつけ、残りのドレッシングを回しかけ、フェンネルを散らして完成! 今回使った葉物は、ハンサムレタスの紫と、ルッコラです。ハンサムレタスはその名のとおり、サラダに使うととってもハンサムで格好いいサラダができちゃう。紫色の食材は、いとも簡単に見栄えが美しくなるのでおすすめです。紫玉ねぎや紫キャベツなど、最近ではスーパーで紫色のスプラウトも見かけます。色使いもサラダのお楽しみ。クリエィティブに作ってみてください。 人参も焼くと美味しいのでおすすめです。しっかりと火を通すことで甘みが出ます。 世の中には「料理は苦行だ!」と言う方もいるでしょう。でもね、私たち人間は食べなければ生きていけませんからね。せっかくなので楽しみましょう! 楽しく(簡単に!) 作って、美味しく召し上がれ♡
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カルダモン香る「メープルホイップバター」のアップルフレンチトースト
朝ごはんをもっと楽しく! 1月の新年ムードもとうに過ぎ去り、朝から晩までごちそうを食べていた、あの数日間が蜃気楼のよう。すっかり日常の生活に戻り、時間に余裕のない朝には、何も食べずに出かけることもしばしば。よーく考えてみたら、朝ごはんを食べないと人生の食事を楽しむ時間の1/3を逃していることになっちゃう! ってなわけで、2025年は「朝ごはんをもっと楽しく」をモットーにしてみようかと、ふと思いつきました。 昔から寝起きのよい私です。学生の頃は、母がキッチンから叫ぶ「ご飯よー! 起きなさーい!」の声で、ガバッ! と目覚め、瞬間的にベッドから立ち上がり、ご飯が待つテーブルへと階段を駆け下りていたのであります。美味しい朝ごはんが食べたいから、起きる。シンプルなことです。「一日の計は朝にあり」だもの! ハーブやスパイスを使ったお料理で、嗅覚からウェイクアップ。朝、キッチンからいい香りがするって、最高に幸せ!! 1人の朝ご飯は、1日の始まりのゆったりとした時間(嵐の前の静けさ)を楽しんだり、家族やパートナーとの朝ご飯では、忙しい合間に顔を合わせる大切な時間となります。 末永く朝ご飯を楽しむには、やっぱり健康第一! 今年もハーブとスパイスを取り入れた美味しいお食事の話を、みなさんにおすそ分けしていきたいと思います。今回は、おなじみのスパイス「シナモンとカルダモン」を使います。 七変化のカメレオンスパイス シナモンとカルダモン 「シナモンとカルダモン」いままでに何度もご紹介してきたスパイスたちです。香りの個性は強めですが、どちらも汎用性が高く、さまざまな国の料理に使われています。インドではカレーやチャイに使われるスパイスの代表格。欧米ではホットワイン、コーラ、クッキーなどのお菓子作りにも使われていて、所変われば雰囲気が変わる七変化の「カメレオンスパイス」なのです。どちらも身体を温め、お腹の調子を整えてくれる効果が期待できるので、この季節にピッタリ。 パワフルでポジティブなカルダモン カルダモンにはシネオールという成分が含まれるため、ユーカリやレモンのような爽やかな清涼感があります。温かみがあり刺激的で、スモーキー。多面的で複雑な色気を纏うスパイスです。 カルダモンの香りは、とってもパワフルでポジティブ! 「思考能力」が鈍くなってしまっているときには「精神集中」の手助けとなり、目の前がパーッ! と明るく開けるでしょう。不安や緊張で「心のバランス」が崩れているときには落ち着きを与え、しっかりと地に足をつけるバランス感覚を取り戻すことができる香りです。チャンスや豊かさを取り戻し「人生を気楽に楽しむ」、そう! カルダモンは「生きる力」を与えてくれるスパイスなのです。 私のキッチンでも出番の多いカルダモン。いつもストックしています。 消化器系のトラブルには、カルダモンの出番! 腸内のガスをすっきりさせ、消化不良や吐き気にも効果的! 血流促進作用と身体を温めてくれる作用があるので、むくみの改善も期待ができます。 固まった心をほぐしてくれるシナモン 左がカシアシナモン、右がセイロンシナモン。 日本でもおなじみのスパイス「シナモン」。心地よいエキゾチックな甘さで、温かみがありウッディー。繊細で強烈な香りが特徴です。「世界最古のスパイス」とも呼ばれ、世界中を虜にしています。心がほぐれるような心地よい甘さは、精神面でのリラックス効果があり、疲れた心を温かく包んでくれるような香りです。 シナモンは身体を温め風邪の予防に役立つだけではなく、殺菌作用や解熱作用もあるので、風邪の初期症状に効果があるとされています。漢方では桂皮と呼ばれ、葛根湯に配合されているのも納得です。 セイロンかカシア、原材料の表記があります。 厳密に本物のシナモンといえるのは、スリランカ原産の「セイロンシナモン」といわれるもの。繊細なデザートにはセイロンシナモンが合います。ピラフやチョコレートの香り付け、果物のコンポートには、香りと風味が強いカシアシナモンが使われることが多いようです。セイロンシナモンにはオイゲノールという成分が含まれるので、クローブのような香りがありますが、カシアシナモンにはありません。ぜひ香りの違いも楽しんでみてください。さてさて、今回のフレンチトーストにはカシアシナモンのパウダーを使います。 STEP1「シンプルなシナモンフレンチトースト」 さぁて! 最高の朝ご飯は、3ステップで作っていきます。どれも簡単! まずはフレンチトーストを作りましょう。薄めに切った食パンはすぐに卵液が染み込むので、時間のない朝にもおすすめです。 材料 ※2人分 食パン 1cmほどに切ったもの4枚 卵 2個 牛乳 200ml シナモンパウダー 小さじ1 ナツメグパウダー 小さじ1/2 バニラエッセンス 数滴 お好みでベーコンを添える 作り方 ① バットに卵、牛乳、シナモンパウダー、ナツメグパウダーとバニラエッセンスを加えて、よく混ぜる。 ② 食パンを①の液に15分ほど浸してから、フライパンに少量のバター(分量外)を溶かして中火で両面焼き上げる。 これだけでもいい香り。もう食べちゃいたい気持ちを抑えて、STEP2へレッツゴー。 STEP2「季節のリンゴで作るシンプルなソテー」 いつもの私なら、リンゴのソテーにもシナモンやクローブなどのスパイスを使いがちですが、今回はシンプルに。だってリンゴの美味しい季節。お水も加えずに少量の砂糖でリンゴの美味しさを引き出しましょう。 異なる種類のリンゴを使うことで香りがよくなり、煮た時のテクスチャーの違いも楽しめるので、2種のリンゴを使います。今回は、酸味があり溶けやすい「ジョナゴールド」と、甘みが強く煮崩れしにくい「王林」を使います。お好みで、いろいろと試してみてください。このシンプルなリンゴのソテーは、何とも滋味深い味。ジャムよりも食べ応えがあり、ヨーグルトやアイスクリームに添えても美味なのです。じつは、お肉との相性も抜群! 今回はベーコンと合わせていただきましょう。 材料 ※作りやすい分量 リンゴ 2個 (今回はジョナゴールドと王林) 砂糖 大さじ2 バター 大さじ2 レモン汁 大さじ1 作り方 ① リンゴを薄め(16等分ほど)にスライスする。 ② バターをフライパンで温め、リンゴと半量の砂糖を加えて混ぜ、蓋をして5分ほど中火で蒸し焼きにする。 ③ 蓋を取って水分を飛ばし、リンゴが柔らかくなってきたら、残りの半量の砂糖を加えて混ぜ、焼き目を付ける。 ④ 火を止め、リンゴにレモン汁をかけてから、さっくり混ぜて出来上がり! どうぞ! 堂々とつまみ食いをしてください。このリンゴソテーは温かいのも美味しいし、冷やして食べるのも美味。つまみ食いが止まらなくなる前に、STEP3へ行きましょう! STEP3「メープルカルダモンのホイップバター」 さて、今回の主役は、こちら。メープルシロップのコクと、柑橘の爽やかなカルダモンの香りがする「ふわふわのバター」。書いているだけでもヨダレが出ちゃう組み合わせ。アメリカでは、パンケーキやコーンブレッドのお供としてポピュラーです。 このバター、とんでもなく美味しいのです。そして、とんでもなく簡単。よく考えちゃうとカロリーもとんでもないかもしれませんが、なんといっても朝ご飯だもの! 1日の活力に、美味しいカロリー摂取をしちゃいましょう。ここだけの話、夢の国みたいな味がします。 材料 ※作りやすい分量 バター 150g メープルシロップ 100g カルダモン 小さじ1 1/2 作り方 ① 常温にもどしておいたバターを、ハンドミキサーなどを使って、ふわっとするまで混ぜる。 ② メープルシロップとカルダモンパウダーを①に加えて、引き続きハンドミキサーなどで全体に馴染むように混ぜて完成。 お気に入りのお皿にフレンチトーストをのせ、カリッカリに焼いたベーコンを添えて、リンゴのソテーをドーンとのせて、ホイップバターをワイルドに落とせば、最高の朝ごはんの出来上がり。お好みでメープルシロップもかけちゃって♡ 新しい1年が始まり、背筋が伸びた気分ですが、じつは、毎日毎日が新しい日々の始まりです。今朝も起きられたことに感謝して、とびきり美味しい朝ご飯を作りましょう。 気分がイマイチな朝だって、料理を作ってみてください。簡単なものでも大丈夫。美味しいものを作るのは、自分自身を応援すること。明日の朝ご飯が楽しみで、今夜は眠れないかもね♡
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冬はこれでポカポカ! 自家製チリオイルで食べる、生姜たっぷり餃子
今年は唐辛子を花壇で栽培 夏前に植えた唐辛子は、11月に入っても花壇の中で鮮やかな色を差しています。今年はバジルやミント、ヒソップやフェンネルなどと一緒に唐辛子を植え込みました。紅一点とまではいきませんが、淡い小花の中でひときわ輝くホットでセクシーな深紅♡ 見えませんが、この奥に唐辛子を植えました。 唐辛子はどのような土壌でも育てやすく、プランター栽培も可能。花壇の中で放ったらかしに育てましたが、たくさん収穫ができました。 葉は炒めものにしても美味しいです。 イタリアンバジルやホーリーバジルは、一足先にひと夏の仕事を終えましたが、唐辛子は11月中旬でも現役。今年は暖かかったので冬の入り口まで楽しめました。緑から赤くなっていく唐辛子の様子が花壇に変化を与えて、いいアクセントとなっていました。 フレッシュも美味しい唐辛子 青唐辛子はガパオのペーストに。 唐辛子は1株でもたくさん収穫ができます。乾燥させて日もちさせるのもいいけれど、せっかくですから、フレッシュな唐辛子も楽しみましょう。唐辛子はご存じのとおり辛い! ので、ぱくぱく食べるというよりも、まとめてタレやペーストに使うのがおすすめ。種類にもよるので一概にはいえませんが、青唐辛子は爽やかでまろやかな辛さ、赤唐辛子は刺激的で鋭い辛みなので、料理によって使い分けるとよいでしょう。 日本でもいろいろな唐辛子が手に入るようになりました。 青唐辛子は、完熟前の唐辛子。収穫時期が変わるだけで、どちらも同じ「唐辛子」です。緑のトマトが赤くなるのと同じ。 トウガラシの辛味成分「カプサイシン」には消化促進作用があり、発汗を促して体を温めてくれます。脂肪燃焼や代謝アップが期待できるので、嬉しい効果がいっぱい! 「むくみ」っていうのは身体に溜め込んだ水分なので、冷えに繋がっちゃう。血流をよくすることは冷え対策にも効果的なのです。何事も滞るっていうのはよくないわよね。 寒いときに食べる辛いもの、最高ですよねぇ。ただ、汗のかきすぎは身体を冷やすので要注意。そうそう! 身体を温める作用といえば「生姜」も忘れてはいけません。 中世ヨーロッパの貴重品「生姜」 生姜は東洋でも西洋でも古くから愛されているハーブで、ここ日本でも身近に使われてきました。生姜に含まれる「ジンゲロール」という辛み成分には殺菌作用があり、風邪の引き始めに生姜湯を飲むのは理にかなった、おばあちゃんの知恵なのです。 このジンゲロールは、乾燥や加熱することで「ショウガオール」に変化します なんと‼︎ ショウガオールになると体を芯から温める効果がさらに高まり、免疫力アップや冷え性の改善に効果的。生姜は昔から漢方薬としても重宝されてきました。生姜や乾姜と呼ばれ、主に胃腸薬やかぜ薬として処方され、ご存じ「葛根湯」にも含まれています。気の流れをよくするため、うつ病や不眠にも効果があると考えられています。 欧米ではお菓子などにもジンジャーパウダーがよく使われます。 イギリスでもジンジャービール、ジンジャーブレッド、クリスマス・プディングなど、生姜スイーツはポピュラー。生姜は熱帯アジア・インド原産といわれているショウガ科の多年草。ヨーロッパではほとんど生育しないため、ジンジャーパウダーやスライスのシロップ漬けが多く使われてきました。 手に入らないとなると、どうしても欲しくなるのが人間の性(さが)。当時のイギリスでは生姜がお金持ちたちの嗜好品として高値で取り引きされていたようです。 ジンジャージャー。 古来、中国では、陶器の壷に塩や生姜を入れ、輸送や保管をしていました。これに生姜を入れてヨーロッパに輸出し始めると、欧米人が「ジンジャージャー(ジンジャーポット)」と呼んでインテリアとしても評判となり、デコラティブなデザインの壷が多く作られました。東洋と西洋が融合したシノワズリ(17世紀中頃からヨーロッパの貴族や富裕層の間で大流行した東洋趣味)の代表的なアイテムです。 結婚や婚約の贈り物などにも用いられ、19世紀にはコレクターもいたのだとか。流行のおしゃれアイテムだったのでしょうね♡ いまでも人気があり、現行品がオシャレな雑貨屋さんで販売されていたり、ラルフローレンの店舗ディスプレイなどでも使われています。 手前の伊万里焼の巨大な壷は、日本では沈香壷などと呼ばれますが、海を渡るとジンジャージャー。奥の棚に入っている蓋付きの壷は、中国とイギリスのもの。ジンジャージャーやティーキャディーと呼ばれています。 香りもよく、薬効のある生姜は、大昔から人々を魅了するスパイスだったようです。美味しいものを楽しく食べれば、心も身体もハッピー。それは今昔共通の「人間の喜び」だもの。 さぁ! さむーい冬がやってきます。心も身体も温かくしましょう。今年の冬は、唐辛子と生姜で「ポカポカ大作戦!」の決行です。 フレッシュ唐辛子のガーリックチリオイルを作ろう! スパイス好きなら、ぜひ作ってもらいたい「チリオイル」。気軽に作れて、使うスパイスで中華風やインド風、メキシカンなど自由自在。今回はシンプルに八角やシナモンを使います。生唐辛子と生姜、ニンニクで身体ポカポカ、元気モリモリ。ただ、お口の中はバッチリ「ニンニク臭」になるので、デート前はやめておくのが得策です。 ■ 材料 生唐辛子 50g ニンニク 2玉 生姜 1片 油 200c 塩 小さじ1/2 砂糖 小さじ2 五香粉 小さじ1/2 八角 1個 シナモン 1本 花椒 大さじ1 ■ 作り方 ① 生唐辛子のヘタを落とし、剥いたニンニク、ぶつ切りにした生姜と共にフードプロセッサーにかける。※素手で唐辛子を触った後に目元などを触ると痛いので注意。 ② フライパンを弱めの中火にかけて油を熱し、塩、砂糖、五香粉、八角、シナモン、花椒を加え香りを出す。 ③ フードプロセッサーにかけた①を②のフライパンに加えて混ぜ、ニンニクが焦げない温度でじっくり色が変わるまで、たまに混ぜながら火を通す(※15分ほど)。 ④ 火を止めて完全に冷ましてから、瓶に詰める。 辛いので少しで大満足。瓶に入れて保存すれば1年以上もちます。冷や奴やお粥にもいいですねぇ。 生姜たっぷり餃子を作ろう! 餃子は、とってもシンプルに作りましょう。豚挽肉とネギと生姜だけの簡単なタネですが、お肉の1/3ほどと、ビックリするほどの生姜を使います。正気ならこんなに使わないかもしれませんが、何が正気でどこからが狂気かなんて、人それぞれの常識感。この際、杓子の定規はポイッと投げ捨てて、純粋無垢な気持ちで作っていきましょう。 ■ 材料 豚挽肉 400g 生姜 130g ネギ 1本 餃子の皮 1パック(今回使ったのは小さめの皮、50枚) a) オイスターソース 大さじ2 a) 紹興酒 大さじ1 a) 胡椒 小さじ1 a) 塩 小さじ1/2 ■ 作り方 ① 生姜とネギは粗みじん切りにする。 ② 豚挽肉にa)の材料を混ぜてから、①の生姜とネギを加えてさらに混ぜる。 ③ 餃子を包んでフライパンで焼き、チリオイルをかけて召し上がれ! 今回使った皮は、鎌倉大町にある邦栄堂製麺の餃子の皮(小)。 この皮は柔らかく伸びるので、とにかく包みやすい! 破れない! 我が家の餃子は、いつもこちらで。お気に入りの食器や食材があると、料理はもっともっと! 楽しくなります。 水餃子もオススメ。 今回ご紹介したチリオイルと餃子で鍋っていうのもいいですねぇ。家族や友人とテーブルを囲み、美味しいものをみんなで食べる時間は、心も温めてくれるでしょう。血行がよくなると、疲れが溜まりにくくなります。ただでさえ寒い冬は、体が重くなってレイジーになりがち。唐辛子と生姜パワーのポカポカ大作戦で、健やかに過ごしましょ♡
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レシピ・料理

バジル&ガーリック香るローストトマトスープ&グリルドチーズサンドイッチ
庭にあると嬉しいトマトとバジル、ハーブたち 残暑厳しい9月でした。82年ぶりに「最も遅い猛暑日」を記録した2024年の夏。厳しい残暑が続いているなぁ、という体感はありましたが、まさかこれほどまでに極端な暑さだったとは、ドヒャー。その暑さのせいなのか、はたまたアタシのせいなのか、神のみぞ知るですが、今年のミニトマト栽培は四苦八苦。本来トマトはあまり水を与えずに育てますが、今年は異様な暑さのために、そのさじ加減に頭を悩ませました。やっとの思いで収穫をしてみたら、どの実も酸味が強く、結局ほとんどのトマトはオーブンで焼き、オイルトマトになりました。 トマトは庭でも、ベランダのプランターでも育てられる気軽なお野菜です。小学生の頃、夏休みの宿題でなんとなーく育てた思い出があるかしら? 改めて思えば「手をかけたものが成長して、それを食べる」って、なんか! めちゃくちゃに心が躍りませんか?単調な毎日に飽き飽きした大人にこそ、じつは必要な体験なのかもしれません。 今年は初めてゴーヤを育ててみました。連日、鈴なりに実るので収穫に忙しく、新しいレシピを試してみたり、再発見の連続にワクワクしました。 緑のトマトが赤く色づく瞬間、収穫したピーマンの重みを手に感じた瞬間、収穫したてのキュウリを暑い畑でかじった瞬間。育てた野菜を食すプロセスは、自然を賛美するような歓びと神聖さに溢れています。 夏の食卓は畑で採れた野菜たちで賑やか。 季節の野菜とハーブ数種類を育て、それを料理することが、食いしん坊の私にとっては、なによりの「豊かさ」なのかもしれません。 秋もバジルは絶好調 畑で咲くホーリーバジル。昨年のこぼれ種から育ったもの。葉が薄く、収穫後はしおれやすいけれど、甘い香りは格別です。 春から秋にかけて、庭で育てていると便利なのがバジル。夏の料理に欠かせないハーブですが、品種によっては11月頃まで収穫が続きます。長く楽しむコツは、切り戻し&花を咲かせないこと。バジルはパスタやサラダ、サンドイッチに大活躍。庭へ出て必要な分だけ収穫すれば、気分はイタリアのマンマ♡ それだけでお料理上手な振る舞いができちゃう、ドラマチックな葉っぱなのです。 秋は真夏の暑さが一段落して、ハーブたちがイキイキとしてくるシーズンです。私の体感ですが、一番丈夫なのが、こちらでも何度かご紹介している「シナモンバジル」。 苗はそんなに見かけませんが、種子は近所のホームセンターでも売られています。 バジルの苗は秋口にも売られています。夏前の苗に比べたら、短い楽しみかもしれませんが、「秋の夜長」の楽しみに育ててみるのもおすすめです。 育てたバジルでカプレーゼを作り、とっておきのワインで一杯やる。くぅーっ‼︎ 最高の贅沢ではありませんか! 定番の組み合わせ「トマトスープ&グリルドチーズサンド」 アメリカでは定番の「トマトスープ」。キャンベルのトマトスープ缶はアンディ・ウォーホルの最もアイコニックなモチーフの1つ。キャンベルだけではなく、その他のメーカーからも缶詰などが発売されており、アメリカ人に愛される定番スープです。 このトマトスープにグリルドチーズというサンドイッチを合わせるのが、なぜか「おきまり」のコンビネーション。ツベコベ言わずに食べてみれば納得! チーズのコクと濃厚なトマトに香る酸味がベストマッチ。カリカリに焼けたチーズサンドを熱々のスープにディップすれば、オーマイガッ‼︎ お口の中に広がるパラダイスなのです。 グリルドチーズサンドは日本のおにぎりなのだ! これはジャパニーズ、グリルドおにぎり。 アメリカの定番サンドイッチ「グリルドチーズサンド」は、日本でいえば「おにぎり」のように手軽に作るもの。少し前の映画ですが、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のなかで、主人公のシェフ、ジョン・ファヴロー演じるカール・キャスパーが、息子のためにササッとグリルドチーズサンドを作るシーンが印象的。 映画の中で調理指導をしたのがロイ・チョイ氏。Netflixで公開されている、ロイ・チョイとジョン・ファヴローのお料理番組『ザ・シェフ・ショー』はとにかく美味しそう! シンプルなパンに数種のチーズをのせ、焼け具合を見ながら手際よく作っていく様子に心と胃袋が躍っちゃう。山盛りのチーズがとろけて、鉄板の上をひっくり返したサンドイッチが滑り、最後に包丁を入れた瞬間の「ザクッ!」っていう音。息子と何気ない会話をしながら、かぶりついたサンドイッチから、ビヨヨーン! と伸びるチーズのシズル感。その全てに日常の美しさを感じるシーンです。まだ見てない方は、ぜひ見て! 私たちがおにぎりの塩や具を、わざわざ量って作らないように、アメリカ人からしたらグリルドチーズサンドの「レシピ」なんてナンセンスなのかもしれません。冷蔵庫と相談して適当にお好みの分量でお試しください。 シンプルなグリルドチーズサンド 材料はとっても簡単。パンとチーズとバターがあれば十分! 朝ご飯やおやつにも手軽に作れるメニューです。チーズをとろけさせて、カリカリに仕上げましょう。できれば、チーズは2〜3種類使うとベター。深いコクと複雑な風味で、旨味が増し増し。今回はカンパーニュで作りましたが、食パンでも大丈夫。各家庭の「いつものパン」で作ってみてください。 ■ 材料 パン 2枚 チーズ 多め ※2〜3種使うとさらに美味しいです バター たっぷり全面に塗れる量 ■ 作り方 ① パンの片面にしっかりとバターを塗る。 ② フライパンを中火で温め、バターを塗った面を下にしてパンを1枚入れ、上にチーズをのせる。もう1枚のパンはバターを塗った面を上にしてパンを重ね、チーズを挟む。 ③ フライ返しなどで押し付けながら焼き、色が付いたら2枚一緒にひっくり返し、反対側にも焼き色を付けて完成。 バターをパンの裏表両面に塗り、どちらの面もカリカリに仕上げる場合もあります。基本の具はチーズですが、好みで、ハーブやハム、トマトや玉ねぎの薄切りなどを挟んでも美味しいです。でも、やっぱり基本はチーズだけですけどね。 バジル&ガーリック香るローストトマトスープ さて! 本日の主役スープを作りましょう。以前ご紹介したパスタソースと作り方はほぼ同じです。オイルで絡めて、オーブンで材料をいっぺんに焼いちゃうお手軽&お気楽なこの作り方は、汎用性も高く、ぜひ覚えていただきたい調理方法です。パスタソースやスープ、ピザなどにも大活躍です。 ■ 材料 トマト 約600g ※今回は中玉とミニトマトを使用 玉ねぎ 1個 ※今回の玉ねぎは小さかったので2個使用 ニンニク 1個 ベジタブルブロス 約1カップ ※水にコンソメ小さじ2でも可 オリーブオイル 大さじ2 砂糖 小さじ2 ローズマリー 1枝 バジル 数枚 塩 小さじ1 仕上げの塩・胡椒とオリーブオイル 各適量 ■ 作り方 ① トマトを適当な大きさに、玉ねぎは厚めのくし切りにする。 ② ニンニクは上部をカットしてオリーブオイル(分量外)を回しかけ、アルミホイルで包む。 ニンニクはホイルの中でオイルと蒸されて、とろとろ&ナッツのようなコクに。 ③ 耐熱皿に①を入れ、オリーブオイルと砂糖、塩、ローズマリーを加え、よく混ぜてから、②をのせる。 ④ 200℃に予熱したオーブンで45分焼く (焦げないように、15分ほどたったら水分を絡めるように混ぜる)。 ⑤ 焼き上がったら少し冷まして、ローズマリーの固い茎を取り除く。ニンニクはホイルから取り出して、潰して中身を絞り出す。 ⑥ 鍋に⑤を入れ、バジルとベジタブルブロスを加えてブレンダーやミキサーで撹拌し、温めて塩と胡椒で味を整える。 ⑦ 器に注ぎ、オリーブオイル、胡椒をかけて、バジルを飾り完成。 パンをスープにディップしながら召し上がれ! ほらね、チーズのコク、濃厚なトマトと酸味がナイスコンビネーションでしょ。トマト栽培の最後、緑のトマトや割れや傷みのあるトマト、ぜーんぶ入れて作ってみてください。お好みで生クリームを足してもいいですねぇ。 料理は毎日のこと。楽しく美味しい時間を過ごしたいですよね。人間、最後に残るのは経験だけです。お金やものを持って川は渡れませんが、野菜やハーブを育てた経験は、あの世で役立つかもしれません。特にナスとキュウリはお盆の時期に重宝されちゃうかも♡
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バジルを楽しむアジア風「ホイシンチキンのトルティーヤラップ」
バジルのシーズン到来 待ってました! 今年もシーズンイン。バジルのハイシーズンです。 毎年、何かに取り憑かれたかのように10種類以上のバジルを育てていましたが、今年はなんだか正気の沙汰。4種類のバジルが成長中です。 まず1種類目は、バジルといえばやはりこれ! イタリアンな「スイートバジル」。 これがなきゃ夏は始まりません。サラダやサンドイッチ、トマト料理など、夏気分なディッシュに欠かせないバジルです。 そして2種類目、こちらも私の定番、インド原産の「ホーリーバジル」。 この子たちは、昨年のこぼれ種から発芽したもの。そこら中で芽を出し、スクスク育っています。畑を歩けば、このホーリーバジルにズボンの裾が触れ、「ふわ〜っ」と甘い香りが漂って夢見心地のプリンセス気分。バジル業界ではトップを争う甘い香りです。ミントやゼラニウムと合わせてハーブウォーターにすれば、うっとり♡ 魔法の水に。爽やかで濃厚な甘い香りが特徴なので、サラダの隠し味にも重宝します。 そして3種類目は、ちょっと出遅れて種子を播いた「シナモンバジル」。 こちらも我が家の定番です。私的、香りのトップが「シナモンバジル」。メキシコ出身の品種で、シナモンと同じ「桂皮酸メチル」という成分が含まれているそう。んー、シナモンの香りとはちょっと別物? って感じですが、シナモンバジル特有の、スパイシーさを纏った甘い香りは、なんだか高貴。 昨年は、このシナモンバジルを使ったガパオライスをご紹介しました。 寒さに弱いバジル。日本では冬越しできずに一年草扱いですが、熱帯地方が原産で、本来は多年草です。ここ日本、私の住む神奈川県ではそれが叶いませんから、毎年春を過ぎた頃にソワソワ、せっせとバジルの種子を播くわけです。 そんななか出会ったのが「アフリカンブルーバジル」。 なんと! この人、冬越しするのよ! 奥さんっ! ってなわけで、今回のスポットライトは、この「アフリカンブルーバジル」です。 冬越しするバジル「アフリカンブルーバジル」 4種類目のバジルは、昨年、苗から育て始めた「アフリカンブルーバジル」。 本当に冬越しするのかしら⁉︎ と半信半疑でしたが、ちゃんと出てきました、新芽が。冬は地上部が枯れて枝が残り、春になるとその枝に新芽が付きます。なんなら、暖冬だったためか、地上部が枯れずに越冬した子もいました。 では肝心の味は? ひと口にバジルと言えど、味はさまざま。あまり個性が強すぎると、どんな料理にも万能に使えなかったりと、役者と同じ。シナモンバジルやホーリーバジルは独特な香りなので、ある意味では個性が強すぎ。 ジャジャーン! こちらのアフリカンブルーバジル、なんと万能に使える味! スイートバジル系の香りに、ワイルド&スパイシーさを足したようなイメージで、どんなお料理にも合いそうな名脇役的な味。 しかも見た目は、紫がかった葉が美しく、主演女優級。神が二物を与えた才色兼備なバジルなのです。 スイカのバルサミックカプレーゼ。アフリカンブルーバジルは、葉の裏が紫なので、アクセントにも大活躍。 気温が下がると葉の紫色が濃くなり、とても綺麗! アフリカンブルーバジルは、ダークオパールバジルの交配品種だそう。0℃近くの低温に耐えるので、早春からの栽培にも向いています。どうやら種子がつかないらしく、挿し芽で増やすそうです。苗で流通していますので、探してみてください。 夏バテにはいつもと違った調味料を 夏といえば! アジア料理もいいですよね。でも、カレーも魅力的だし、お蕎麦も捨てがたい。んー、悩ましい。夏バテで食欲が落ちるなんて、食いしん坊の私からしたら夢のまた夢。だって、夏は野菜も果物も美味しい季節! 夏バテで食欲がない……なんてときには、いつもと違ったハーブやスパイス、調味料を使っての料理はいかがでしょう? 私は中華街に行くと、食材屋さんを巡り、食べたことのない調味料を購入したりします。ジャケ買いなこともあるし、成分で選ぶこともあります。 つい先日は、「藤椒油(タンジャオユ)」というものを初めて買ってみました。 生の青山椒を低温の菜種油でじっくりと煮詰めて、油に香りを移したもの。これ、すんごいっオススメです。興味があれば、ぜひ。 「藤椒油(タンジャオユ)」。 オリーブ油のような鮮やかなグリーンが綺麗で、乾燥青山椒よりも香りがすごい! 世の中って広くて、知らない調味料や食べ物がまだまだ沢山。初めての香りに五感が驚き、喜び、夏バテなんて忘れてしまうかも。だって夏だもの! ひと夏の失敗など恐れず、大胆に新しいことに挑戦してみましょう。いつもの自分の味からの、脱却! そんなわけで、今回使ってみてほしいのが、中華料理に使われる「ホイシンソース」です。 スパイシーな甘味がくせになる「ホイシンソース」 「海鮮醬/ハイセンジャン/Hoisin Sauce」など、いくつかの名前で呼ばれています。 ホイシンソースとは甜麺醤(テンメンジャン)に似た調味料、広東風甘味噌です。ねっとりこってり。黒くて甘いタレで、「回鍋肉」に使われる定番調味料です。諸外国では甜麺醤よりも、ホイシンソースのほうがポピュラー。スパイシーな甘味が特徴です。 海鮮と書きますが、海の幸が原材料に入っているわけではございません。どうやら海鮮に合うタレ、みたいなニュアンスのようです。私的には、お肉との相性が抜群。焼き豚や回鍋肉、蒸し鶏のソースにも使えて、とっても便利。 バーベキューソースとも書かれています。お肉と合わせると最高! 甜麺醤に似ていますが、ホイシンソースのほうが、さらにこってり甘く、濃厚で奥深い味。テクスチャーはホイシンソースのほうが柔らかく、炒め物の際には焦げにくく、使いやすいです。もちろん甜麺醤でも代用は可。絶対にホイシンソースじゃなきゃダメ! とは言いません。心地よく生きていくには、適当さと応用力が不可欠。でも、ホイシンソースだと、さらに美味しい。そんな感じです。 ネットでなんでもすぐに買える時代ですから、ご興味あればぜひ。中華街の食材屋さんに行けば、どこの店でも必ず置いてあるでしょう。 バジルを楽しむアジア風「ホイシンチキンのトルティーヤラップ」レシピ いざ! レシピをご紹介する前に、皆さんにお伝えしなければいけません。これ、めちゃくちゃに美味しいです。しかも、めちゃくちゃ簡単。 中華風に味付けしたサラダを、夏らしくトルティーヤで巻き巻き。キュウリのパリパリ、バジルのエキゾチックな香り、ホイシンソースとピーナッツバターで作るタレの甘旨なコク深さがクセになる、サラダラップです。手軽なランチにはもちろん、パーティーメニューにもなれちゃう優れものレシピです。 ■ 材料 <ドレッシング材料> a) ピーナッツバター 大さじ2 a) ホイシンソース 大さじ3 ※甜麺醤で代用可 a) ごま油 大さじ1 a) 刻みニンニク 小さじ1 a) 刻み生姜 小さじ1 水 50cc お好みでラー油 適量 <サラダ材料> 鶏ささみ肉 200g バジル 好きなだけ ※なんの種類のバジルでも レタス 1/4個 キュウリ 半本 ニンジン 半本 パプリカ 1/4個 紫キャベツ 少々 ピーナッツ 適量 胡麻 適量 市販のトルティーヤ 適量 ■ 作り方 ① a)の材料全てをボウルに入れてよく混ぜ、ペースト状になったら水を加えて、さらに混ぜる。 ② 野菜類は、全て細長くカットする。 ③ 鶏ささみ肉は茹でて、ほぐしておく。 ④ お皿に盛りつけて、バジル、ピーナッツや胡麻を散らす。①のドレッシングをかけて、温めたトルティーヤに巻いて召し上がれ! さて、いかがだったかしら? 北京ダックが、ストリートフードになったら、多分こんな感じかしら。サラダはあらかじめ混ぜても綺麗です。 ピーナッツバターは定番、スキッピーのスーパーチャンクを使っています。 サラダの具材はなんでもOKですが、ポイントは色味と歯ごたえ。パプリカや紫キャベツ、キュウリの鮮やかな共演は、食べる前から心が躍ります。キュウリとピーナッツが、お口の中でシャキッとカリッと! 陽気で夏らしいリズムを奏でるでしょう。 お気に入りのお皿に盛りつけて、イェーイ!ズバッとサマータイム!ウキウキの夏気分で試してみてね♡


















