ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ほり・ひさえ/ガーデンセラピーナビゲーター。一般社団法人日本ガーデンセラピー協会専門講師。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。埼玉県熊谷市の『花音の森』にて、日々植物に囲まれ、ガーデンセラピーを実践中。
ダマスクローズで作るバラジャムレシピ〜甘く上品な香りを堪能♪
バラを食べることで得られる効能は? 日本人にとって、バラを食べるというのはあまり馴染みがないかもしれませんが、バラにはたくさんの栄養素が含まれており、薬の一つとして重宝されてきた歴史があります。 バラには皮膚や粘膜・血管・骨などを作るのに不可欠なコラーゲンの生成を助けるビタミンCや、毛細血管の血行を促進し、冷えや肩こり・肌荒れを改善するビタミンEなどの栄養素がたっぷり。また、食欲の減退・便秘・肝臓の不調などの消化器系トラブルにも○。さらに、生理痛・更年期障害、むくみなど女性特有の症状にも働きかけ、数あるハーブの中でも群を抜いてさまざまな効能を持っているのが、ローズです。 通常、ハーブティーなどでハーブを摂取する場合、3分お湯に浸すことにより、有効成分はほとんど出切るといわれています。ですが、丸ごとハーブを口から摂取すればより多くの栄養を丸ごと体内に取り込むことができます。今回、ご紹介するバラジャムは、バラの花びらをそのまま食べるため、効率よくバラの持つ成分を摂取することが可能ですよ。 ハーブを食べることも、ガーデンセラピー 植物のある癒しのライフスタイルを通じて、ストレスを軽減させ、心身の健康を促進しようという取り組みを、ガーデンセラピーと呼んでいます。ガーデンセラピーは、園芸療法・森林療法・芳香療法など、さまざまな植物療法の相乗効果を期待した、自然療法の総称です。このガーデンセラピーの定義の中には「食事療法」も含まれます。 一般的な食事療法というと、塩分やカロリーのコントロール、野菜の摂取といった食事指導がメインですが、ガーデンセラピーにおける食事療法は、ハーブや野菜など、食べられる植物を自らの手で育てていただいたり、それを食べたり飲んだりこと。ハーブの効能により健康促進につながるのはもちろんですが、自分たちで育ててみると、より食への関心が高まり、農薬やフードロス…といった社会問題にも意識を向けるきっかけになります。週末だけのガーデンセラピーでも、十分効果は得られます。自然に触れ、五感を刺激することで、感性も磨かれることでしょう。 どんなバラがジャムに向いているの? 今回バラジャム作りで使用するのは、最も香りがよいとされる「ダマスクローズ」。仕上がった時の香りは格別です。 バラジャムを作る場合は、食用のバラでしたら、どんな品種でも大丈夫です。インターネット通販が盛んになり、お取り寄せが簡単にできるようになったことで、食用バラも手に入りやすくなりました。配送面で時間がかかるので、花もちという点で少々心配ではありますが、クール便などを利用して送ってくれるお店もありますので、調べてみてくださいね。 食用バラを購入する際には、栽培期間中に農薬を使っていないかどうか、しっかり確認しましょう。農薬を使用せず、ご自身で育てているバラでもバラジャムが作れます。 農薬を使っていないものなら、洗わずにそのまま使えるのも大きなメリット! 水で洗うと、水のしみができてしまったり、繊細な花びらがきれいに使えなくなったりします。また、バラの花びらは鮮度が命。長くは保たないので、すぐ使用できない場合には冷凍しましょう。 バラジャムの作り方 それでは作っていきましょう。 <材料> 食用バラ 50g砂糖 50g水 50gレモン汁 大さじ1 <作り方> 1. バラをボウルに入れ、レモン汁を振り、揉みこんで10~15分ほど放置します。 2. レモン汁がピンク色になるので、よく絞ってバラは鍋に。絞り汁はそのまま取っておきます。 3. 鍋にバラ・砂糖・水を入れて、弱火で20分ほど煮込みます。 仕上がりをきれいな色にしたかったので、今回は白砂糖を使いましたが、甜菜糖やきび砂糖でも作れます。 4. 20分ほど煮込んだら、火からおろし、粗熱を取ります。 5. 粗熱が取れたら、2で取っておいたピンク色の絞り汁を加えて、軽く混ぜ合わせたのち、再度火にかけます。 6. 弱火で10分ほど煮込んだら、完成です。 保存方法とオススメの食べ方 完成したら、清潔なビンなどに入れて、冷蔵庫で保管しましょう。保存料などを使用していませんので、なるべく早く食べきりましょう。 さて、その気になるお味はというと…、「バラの香りがする、ほんのり苦みもある大人なジャム」というのが私の個人的な印象。バラにはタンニンという苦み成分があり、この苦みはバラの花びらの付け根の白い部分から出るので、ここをカットしてから使用すると、苦みやえぐみのない味に仕上がりますよ。 バラの花が採れる季節は、一瞬。もし、たくさん収穫できたらジャムにして。冷凍しておくと長期保存も可能です。 バラジャムは、ヨーグルトに混ぜたり、ハーブティー・紅茶などの飲み物に入れるのがオススメ。 この日は、スコーンに添えてみました。お好みのアレンジ方法を見つけて、食べるガーデンセラピーをお楽しみくださいね。
女性に嬉しい効能がいっぱい! ローズの精油・フローラルウォーターを使ってみよう
花の女王・ローズの精油はどうやって作られるの? 世界で2万種以上もあるローズのなかでも、特に甘く芳醇な香りをもち、花の女王ともいわれるのが「ダマスクローズ」。原種に近い中東原産のバラです。 ダマスクローズの花びらと水を加熱すると、ローズの成分を含んだ蒸気が立ち上ります。これを冷やすと液体と精油に分離するのですが、この液体の上にたまったものが、精油です。 この手法を水蒸気蒸留法といい、精油を採るときにはほとんどこの方法で行われています。 精油の含有量は植物によってそれぞれ異なり、バラの花から精油を1滴(0.05ml)採るためには200輪必要といわれています。そのため、バラの精油は非常に高価です。メーカーによって異なりますが、目安は2mlで20,000円前後。1滴およそ500円という計算になります。 とても高価ですが、作用はその分、桁外れ! 精油は種類により、数十から数百の有効成分から成り立っていますが、ローズの精油は判明しているだけでも、300を超える微量成分の集合体。他の精油とは別格のゴージャスさを誇ります。それだけの有効成分を含んでいるため、美容や健康にかなり優れた作用をもたらしてくれますよ。1回の使用量は少量でいいので、大切に使ってくださいね。 ローズの精油の取り扱いについて ローズの精油は低温になると凍る成分を持っています。普段は桐箱に入れて保管をしていますが、冬場は凍っていることもしばしば。でも安心してください。これが本物の証。逆に固まらないローズの精油は植物100%から採れたものではない可能性も。 高価なだけに、入手する際には、信頼できるショップで、高品質なものを選ぶことがオススメです。 ローズの場合、水蒸気蒸留法で採取されたものを「ローズオットー」、有機溶剤を使用して採取されたものを「ローズアブソリュート」と呼びます。 ローズの精油の効能 ローズの成分が凝縮された高価な1滴は、美容面・精神面・健康面において、さまざまな優れた作用を発揮してくれますよ。 詳しく見てみましょう。 美容:1滴で贅沢な美容液が完成 収れん作用があるので、肌を引き締め、ハリをもたらし、シワ予防にも○。肌細胞の再生力を高めて、キメを整えますよ。 また抗炎症作用があるので、炎症を起こしたニキビ、日焼け後のお肌ケアにも有効です。 精油は肌に直接つけられません。ホホバオイルなど植物油などで希釈してつけましょう。 10mlの植物油にローズの精油を1滴入れれば、贅沢な美容液の完成です。 精神:気持ちが不安定になる時のお守りに 不安や落ち込みなど、精神的に不安定な時には、ローズの香りをかいでみましょう。心を落ち着ける鎮静作用とともに、気持ちを明るくし緊張感を和らげる高揚作用もあります。 一見すると相反する作用のように思いますが、人間には、生まれながらにして恒常性(ホメオスタシス)といって、健康な状態から少し外れた時に、元に戻そうとする機能が備わっているのです。植物にはその手助けをする力があり、ローズの香りをかぐことで、落ち着きが必要な場合には気持ちを鎮め、落ち込んでいる場合には気分を上げてくれます。 つまり、あなたの身体の状態に応じて、ローズが心身のバランスを保ってくれますよ。 健康:女性特有のトラブル症状に ローズは女性ホルモンのバランスを調整するのが得意です。生理不順や生理痛、月経前症候群(PMS)、更年期障害など、女性特有のトラブル症状を和らげる働きを持っています。 ホホバオイルなど植物油(10ml)にローズの精油を1滴たらし、トリートメントオイルを作ります。それを使って気になる部分を優しくマッサージしましょう。 ※ローズの精油は、妊娠初期の使用は避けてください。 精油を採る過程でできるフローラルウォーター 先ほどご紹介した、精油を採取する水蒸気蒸留法を用いた場合、副産物として水ができます。 この水は、お花やハーブたちの香りが抽出された水で、「フローラルウォーター」や「ハイドロゾル」などと呼ばれます。 このフローラルウォーターは、ペパーミントやローズマリーなど、さまざまな種類が購入可能ですが、その中でも特にオススメなのがローズ。フローラルウォーターにも、精油の有効成分が含まれているため、穏やかながら、精油と同じ作用も期待できるのです。 ローズのフローラルウォーターは200mlで1,500円~2,000円程度と、精油に比べると安価なので、普段使いもできますね。希釈する必要もないので、そのまま顔やお肌など、全身にパシャパシャと気軽に使えるのも嬉しいポイント。 フローラルウォーターは精油を販売しているメーカーで一緒に取り扱っていることが多いので、精油と同じようにアロマテラピー専門店などで購入してくださいね。 ローズのフローラルウォーターの使い方 フローラルウォーターの活用方法はさまざま。保湿作用のある植物性グリセリンを加えて化粧水にしたり、手作りアロマグッズの基剤としても活躍しますし、入浴剤にしても○。 私のオススメの使い方は、とにかくスプレー! 清潔なスプレービンに入れ、持ち歩くようにしています。 ちょっと気分を変えたい時、夏のべたつく肌が気になった時、冷房の風でお肌の乾燥が気になる時、目の乾燥が辛い時、日焼けした時、ニオイが気になる時など、気軽にシューッとするのです。それだけのことですが、かなり幸せな気持ちにさせてくれる優れもの。ぜひローズの香りをまとって、気軽にアロマテラピーを楽しんでみてください。 <注意点> ※ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。 ※フローラルウォーターをスプレーに詰め替えて持ち歩く場合は、1〜2日で使い切る分をこまめに作って、衛生的に活用してください。
いい香りも楽しめる♪ 爽やかなフレッシュハーブでアレンジを作ろう
「ハーブを飾る」を楽しんでみよう! 植物と共に暮らすことは、メリットがたくさん。土に触れ、季節の風に吹かれ、鳥や水の音を聞く…そんな自然や植物が身近にある暮らし方は、ストレスを減らして、病気の発生を抑え、健康づくりにも役立つのです。このような植物と共に暮らす方法を『ガーデンセラピー』と呼びます。ガーデンセラピーという療法がある訳ではなく、園芸・芳香・森林・芸術・食事の5つからなる自然療法をまとめて、そう呼んでいます。 植物の芳香成分を利用してセルフケアに役立てるアロマセラピー(芳香療法)や、お茶にして美容や健康に役立てる食事療法など、ガーデンセラピーでよく登場するのが、タイム・ローズマリー・セージなどのハーブ。とてもたくさんの活用方法があり、私たちの暮らしを充実させてくれるアイテムです。 また、ガーデンセラピーのメリットは、1つの療法だけでなく、2つ・3つと掛け合わせることで相乗効果を得られること! 自分の手で育てたものを、使う・食べる・飲むといった積み重ねが、自分たちの心身の健康となって、還ってきたら嬉しいですね。 今回は、お庭で育てたハーブを使って、フラワーアレンジメントを作ります。アレンジメントもガーデンセラピーの一つで、芸術療法に当たります。また、葉をちぎったり切ったりすることで、ハーブの持つ芳香成分を楽しむこともできちゃいます。深呼吸しながら、作ってみましょう♪ 今日使うハーブの紹介と材料はこちら まずは、ご用意いただくものから。 ◯吸水性スポンジ 100円ショップやお花屋さんで購入可能です◯バスケット 横幅20cmほど◯セロファン スポンジの水が漏れないために使用します◯枝葉が切れるハサミ ◯フレッシュハーブ 適量 (左上段から)カラミンサ・ペパーミント・ワイルドストロベリー・ラムズイヤー・ラベンダー・パセリ・アップルミント(花)・レモンバーベナ・アップルミント(葉)・ローズゼラニウム・カレープランツ ちょっと素敵に仕上げるコツは、葉の形や色が違う種類を用意すること。例えば、ミントの葉は似ていて、アップルミントとペパーミントを隣同士にすると、区別がつかないことがあります。そこに、シルバー色を加えたり、ギザギザの形を加えたり、ふわふわもこもこの質感を加える、というアクセントを考えていくといいと思います。 爽やかなフレッシュハーブアレンジの作り方 今回は、このようなラウンド(丸形)アレンジを作ります。 ラウンドは、正面や上から見ると丸になっている形を指します。どこから見てもいい四方見デザインです。 <作り方> 1. 吸水性スポンジを準備します スポンジの大きさはバスケットに合わせて、あらかじめカットしておきます。 たっぷりの水を用意したら、スポンジをぽんと落とし、自然に水を吸うまで待ちましょう。 この際、無理矢理スポンジを押したりしないこと。スポンジの色が変わって、しっかり水を吸うまでじっくり待ちましょう。 2. バスケットに吸水性スポンジをセットします セロファンを敷いた上にスポンジをセットします。少し水を足して、バスケットから出ている部分のセロファンはハサミでカットしておきましょう。 3. はじめに7本、挿して形を作ります お好きな葉を、バスケットの中心に1本挿します。高さは取っ手を超えないくらいにします。続けて、バスケットのふちに添わせるようにして6本挿します。この6本の長さは、5cmほどと思っている以上に短めです。 挿す時は、茎をななめにカットして、すぐにスポンジに挿しこみましょう。その際、スポンジに挿す茎には葉がない状態にして、大きな穴をあけないようにします。挿し口は2~3cmで充分! ぐらぐらしない最低限の長さを挿しこみます。そして、もう少し短くてもよかったな…という時に、無理矢理茎を押し込みたくなるのですが、長さの調整は、あらかじめ挿す際にハサミでカットすること! 押し込みはNGですよ(笑) 4. ハーブを適切な長さに切って、スポンジに挿す、を繰り返します ハーブによって長さがまちまちなので、適切な長さに切りながらアレンジを作っていきます。ですが、慣れるまではどこで切ったらいいの…? と迷いがち。最大限に葉を活かせるように、無駄がない場所を考えてカットしてみましょう。 5. スポンジが8割程度見えなくなるまで、葉類を挿します スポンジが見えなくなる程度まで、ミントなどの葉類を入れていきます。揃えた材料の中から、一番量があるものから順に使っていくとよいでしょう。また、バスケットのふちから極端に飛び出ることがないようにすると、ラウンド(丸形)に仕上がります。時々上から見て、確認します。この時に挿すものは、最終的にはあまり目立たない存在となります。ここでお花を入れてしまうと、最終的に他の葉類の陰に隠れてしまう結果に。ラベンダーやミントの花等は最後にとっておいてくださいね。 6. 色や形の違う葉類を加えていきます 葉の形や色、質感が違うハーブ入ると、ぐんと雰囲気がよくなります。ラウンド(丸形)を崩さないようにしますが、少々飛び出てくるものがあってもOK! 7. 最後にお花を挿していきます 最後に見せたいお花を挿します。お花はわざと飛び出させ、高低差を付けることで、立体的に見えます。前ばかりでなく、横や後ろから見た姿も空いているところがないか確認をして、完成です。 作ったハーブのバスケットアレンジ、その後の管理は? 作ったアレンジは、直射日光は避け、涼しい室内で観賞してください。吸水性スポンジは花瓶に挿す場合と比べると、持ちはいいはずですが、エアコンの風等で、空気が乾燥していると、吸水性スポンジがカラカラになっていることも…。花はお水を吸えずに枯れてしまいますので、常に吸水性スポンジが濡れているように、脇からお水を足して管理しましょう。 また、枯れてきた葉が出てきたら、抜いて、違うものを挿してあげれば、長期に渡って楽しめるはず。 アレンジメントを作る時には、自己満足感も大切にしてみてください。ハーブに触れ、香りを楽しむことが重要で、作品の良し悪しは気にする必要もありません。ぜひ、ご自宅で、ガーデンセラピー体験、してみてください♪
ルバーブの育て方&ルバーブジャムの作り方【ガーデンセラピー実践レシピ】
ルバーブとはどんなハーブ? 原産地はシベリア南部。タデ科の多年草で、カリウム・カルシウム・食物繊維が豊富に含まれています。カリウムは、体内のナトリウムの濃度を一定に保ち、余分な水分を排出する働きがあり、むくみの解消につながります。このルバーブ、なんと紀元前3000年頃から栽培されていて、ヨーロッパではとてもポピュラーな食材です。 日本には、明治時代に長野県・信濃町や軽井沢を訪れていた外国人宣教師により広まったようですが、日本全国に広まるにまでは至らず、一部の地域でしか栽培されていません。そのため、‘ここでしか買えないハーブ’として価値が高くなっています。軽井沢などの避暑地で、ジャムやソースに加工・販売されているのを見かけたことのあり方も多いのではないでしょうか? ルバーブ、元はこんな形をしています。 フキによく似た形状です。茎の部分を食べます。爽やかな酸味が特徴です。葉にはシュウ酸(アク)が含まれているので、食べません。 ルバーブ栽培のコツ ルバーブはシベリアが原産といわれるだけに、寒冷地に向いた植物です。国内では高冷地がある長野県と、最北の北海道が主な産地となっていますが、じつは意外と栽培地を選ばない植物で、地植えやプランターなどで栽培が可能。実際、私の住む埼玉県熊谷市は、日本一暑い街ですが、毎年立派に育ってくれていますよ。5月下旬くらいに第一弾を収穫し、また2~3カ月経ったお盆頃にも収穫、涼しくなった10月頃に最後の収穫ができるほど生育旺盛! 放っておいてもかなり元気いっぱいに育ってくれます。 植え付けは、苗を購入しましょう。4~5月頃が植え付け時期です。1年目は、株を充実させるために収穫を控えて株を休ませると、2年目以降、たくさん収穫できるようになりますよ。 栽培のコツは、日当たりと水はけのいい場所に植えることと、風通しよく管理すること。そして、過湿にしないこと。株元は常に風が通るようにしておき、水やりは極力控えめに。私の場合は地植えなので、根が付いた後の水やりはお天気任せです。 そのほか注意することといえば、栽培面積がかなり取られることです。地植えの場合、幅80cmほど確保しておく必要がありますので、あらかじめ広めの場所に植え付けてくださいね。 また、初夏に白い花が咲きますが、葉を充実させたいので、花芽が上がってきたらカットしてください。 ルバーブジャムの作り方 収穫できたら、ジャムを作ってみましょう。 <材料> ※仕上がり300g目安 ルバーブ 300g(茎の状態でおおよそ15本程度)きび砂糖 200gレモン汁(お好みで) 大さじ1/2 <作り方> 1. ルバーブを1cmほどに刻み、鍋に入れる 2. きび砂糖と1を混ぜ、1時間ほどおいて水分を出す 3. そのまま中火にかけて、丁寧にアクを取りながら煮る 4. 30分ほど煮て、 トロミがついたら出来上がり 出来上がったルバーブジャム、オススメの食べ方は? ルバーブのジャムのお味は、甘酸っぱく、あんずに似ているかな? という印象。私はヨーグルトのソースとして愛用しています。 クラッカーに添えてもおいしいですよ。 そのほか、ハーブティーの甘味に使ったり、パイのフィリングにも。 我が家のルバーブは茎が青いタイプなので、こんな色ですが、赤い茎のタイプのルバーブならジャムも赤いものができます。またグラニュー糖を使えば、もっときれいな色も楽しめますよ。 庭でできる豊かな健康生活・ガーデンセラピー 植物を育てること・育てた植物を食べること・植物の香りで安らぐことなど、植物との触れ合いから生まれる、さまざまな自然療法との掛け合わせを「ガーデンセラピー」といいます。昔から、園芸療法・食事療法・芳香療法など、自然療法は存在していますが、育てることだけでなく、自分たちで育てたものを食べること(園芸療法×食事療法)や、ハーブを育てて香りを楽しむ(園芸療法×芳香療法)など、単体ではなく、掛け算することで相乗効果を得、より豊かなライフスタイルを提案するのが、ガーデンセラピーです。 今回のルバーブのジャムも、自分で大切に育てたもの(園芸療法)を、加工して食べる(食事療法)という、2つが合わさったガーデンセラピーの形。買って作るのではなく、育てて作るという点がポイントです。そこに、喜んで食べてくれる人たちの笑顔が加われば、素晴らしい癒やしになりますよね。 数年経ち大株に成長したら、年に数回作れます。ぜひご自身で育てて、ジャムを作ってみてください。きっと味も格別ですよ。
【ハーブ×紅茶アレンジレシピ】おいしいスペアミントミルクティーの作り方
初心者さんも簡単に栽培できる!ミントの育て方 ミントは全世界で繁殖してきた歴史のある植物で、現在、300種類以上あるといわれています。ヨーロッパが原産のハーブは、日本のジメジメとした湿気のある気候を苦手とする種類も多いのですが、ミントはそんな日本の風土にも合っているハーブ。ガーデニングに慣れていない方にとっても、ハーブを育てたことがない方にとっても、育てやすいハーブの一つです。 栽培のコツをお伝えしますね。 まず、ミントは水が好きな植物。土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをすることを基本にしましょう。完全に水が切れると枯れてしまいます。葉が一度チリチリになってしまうと復活しませんので、夏場の乾燥には注意してくださいね。 また、梅雨明けから10月くらいまでの高温で乾燥した時期にはハダニが発生します。ハダニは、葉裏について養分を吸い取る害虫で、葉っぱの色が白くすいたような状態になります。夕立ちなど適度な湿気があると発生率はぐんと減りますので、水やりの際には、葉の裏に水をかけるなどの対策がオススメです。 スペアミントをおいしく飲むための栽培のコツ お庭でハーブを育てているけれど、なかなか使ったり食べたりするところまでいかない…という方も多いのではないでしょうか? 育てたハーブを手軽に楽しむ方法の一つとして、お茶にして飲む方法があります。「うちのミントはずっと放置していたし、これホントに飲めるの…?」と不安な方もいらっしゃるかもしれません。おいしく飲むために実践していただきたいコツを、いくつかお伝えしますね。 まず一つ目は、摘芯をすることです。 摘芯とは、上に伸ばしっぱなしにせず、適当なところで先端を切る作業です。こうすることで、脇芽が伸びて収穫量も増えます。また新芽はとっても柔らかく、そのまま食べても、お茶にしてもおいしく楽しめます。 2つ目は、花を咲かせないこと! スペアミントは葉がある3〜11月くらいまで、ずっと収穫可能です。7月頃に白い可憐な花をつけますが、この花を咲かせないことがポイントです。花が咲くと葉がごわごわと硬くなり、渋みや苦みを感じるようになります。でも大丈夫! 1つ目のポイント、摘芯を繰り返していれば、花が咲くことはありません。 もし、摘芯を忘れて花が咲き、葉っぱが硬くなってしまったら、いったん地際で刈り込み、また新しい葉が生えてくるのを促すのも一つの手です。スペアミントは夏場でも、水さえ切らさなければ、新しい芽を出してくれますので、ごわごわしておいしくないものを残しておくよりも、思い切って刈り込みをしてみてください。 スペアミントの冬越しは? スペアミントには耐寒性があります。冬には枯れますが、また春になれば新しい芽を出してくれますので、そのための冬越し準備をしましょう。霜が降りる前に、地際で刈り取り、株元に腐葉土や藁などを敷きつめます。こうすることで、寒さから守ることができます。特に寒冷地にお住まいの方は、しっかり刈り込み、冬支度をお忘れなく。 この際、大量に収穫できたら、ドライハーブとして乾燥させて保存するのもオススメです。ハーブは香りが命で、短時間で上手に乾燥させることができれば、おいしく長期保存が可能です。冬は空気が乾燥していますので、ドライハーブを作るのにも向いている季節。ぜひチャレンジしてみてくださいね。 スペアミントミルクティーを入れてみよう 紅茶とハーブをコラボさせてみました。元をたどれば、紅茶もチャノキというハーブですし、紅茶とハーブは相性がいいのです。今回は、スペアミントを使用したミルクティーを作ってみます。 <材料>2杯分 スペアミント生葉 5~6本(葉で50~60枚程度)アッサム茶葉 5g牛乳 400ml砂糖 適量 <作り方> 1. スペアミント、アッサム茶葉、牛乳を鍋に入れて温める 2. 沸騰直前で火を止め、濾してカップに注いで完成 ほんのりスペアミントの香りが楽しめるミルクティーは、ホットでもアイスでもおいしく飲んでいただけますよ。甘さはお好みで足してくださいね。
丈夫なハーブ“ディル”を栽培して活用! 育て方やレシピをご紹介
ディルってどんな植物? ディルはセリ科の一年草。繊細な葉が美しいハーブで、葉・茎・花・種子を食べることができます。葉は3~7月くらいまで楽しめ、花は6月頃、黄色い小花が集まるように咲きます。そのままにしておくとやがてその花は枯れて、茶色くなり、種子が採れるようになります。 ディルは「魚のハーブ」と呼ばれるほど魚との相性がよく、サーモンやマリネなどによく使われます。細い葉や茎には、独特のすっきりとした香りがあり、風味付けにピッタリ! ドレッシングやマヨネーズ、スープなどにも活躍してくれるハーブです。また、種子にはカルシウムやミネラル、リン酸などの栄養素も豊富に含まれているので、一緒に使用するのもオススメですよ。 ディルの栽培のコツは? ディルは、日当たりがよい場所で栽培しましょう。込み合って風通しが悪くなると、株元から枯れてきますので、大きくなった株から収穫してくださいね。また、放っておくとすぐに花が咲いて種子をつけてしまいます。種子をつけると株は枯死しますので、葉を楽しみたい場合は、花芽は切って摘芯を繰り返し、花を咲かせないようにしましょう。 ディルの成長のピードは速く、草丈は1mほどにもなります。伸びてきたら、倒れないように支柱を立てましょう。 また、日々の水やりは控えめでOK! 土の表面が乾くのを待ってから、たっぷり水やりをしますが、葉が少ししおれるくらいになってからで大丈夫です。 ディルは、基本的には丈夫で育てやすいハーブですが、春と秋にはアゲハの幼虫が発生しやすいので気をつけて。一晩で丸坊主になるほど葉が食べられてしまうこともありますので、日頃からよく観察して、幼虫は見つけ次第処理してくださいね。 ディルは魚料理と相性抜群 ディルは生のまま食べられるハーブで、特に魚料理との相性は抜群です。例えば、スモークサーモンにちょっと添えてカルパッチョに♪ レースのような葉が彩りを添えてくれますよね。葉は必要な分だけ切って使ってください。その際、葉だけではなく、茎も写真のように小口切りにすれば、おいしく食べられますよ。 保存できて便利! ディルビネガーの作り方 葉が茂ってきたら順次収穫して、料理に使ってくださいね。一回の収穫の目安は、全体の1/3まで。一気に収穫するのではなく、光合成できるだけの葉は残しておきましょう。そうすれば、またしばらく経ったら大きくなり、長い期間収穫を楽しむことができますよ。 今回は、収穫したディルを酢につけた「ディルビネガー」を作ってみます。たくさん採れた時の保存方法の一つとしてオススメです。 作り方はとても簡単! ディルの葉をビネガーにつけるだけです。 <用意するもの>200ml分 ディルの茎付き葉 5枝ほどアップルビネガーや白ワインビネガーなどの酢 200ml密閉できる容器(ガラスビン等) 200ml容量のもの <作り方> 1. 収穫した葉は軽く洗って、キッチンペーパーなどでよく水気を拭きとっておきましょう。 2. 水気を拭きとったディルを、煮沸消毒したビンに入れ、さらに酢を入れます。使用する酢は、アップルビネガーや白ワインビネガーがオススメです。 その際、ディルが酢にすべて浸かるようにしましょう。 3. 日の当たらないところに置き、毎日1回ビンをゆすって馴染ませます。これを一週間繰り返せば完成です。使用する前に、ディルは取り出してしまいましょう。 酢のツンとした角がディルによって取れて、まろやかな風味になります。私の定番の使い方は、ディルビネガー、オリーブオイル、酢、塩、コショウを混ぜてドレッシングにすること。ディルビネガーは、1カ月程度を目安に使い切ってくださいね。 おいしいハーブで、楽しい食卓になりますように♪
スペアミントの育て方と上手に育てるコツ&美味しいサラダレシピ
スペアミントってどんな植物? ペパーミントとの違いは? スペアミントは、ヨーロッパ原産・シソ科の多年草で、数百種類あるといわれるミントの中でも、最もポピュラーな品種です。スペアミント(spearmint)のスペア(spear)とは「槍(やり)」の意味で、実際に葉の先は尖った形をしています。スペアミントとよく比較されるのが、ペパーミント(セイヨウハッカ)。実はこの2つ、見た目は似ていますが、香りの成分が違うのです。ペパーミントの主成分はメントールで、清涼感のあるスーッとした香りが特徴。虫除けの効能があるとされます。一方、スペアミントの主成分はl-カルボンで、こちらも清涼感のある香りですが、ペパーミントと比べるとマイルドなので、生で食べたり、料理やお菓子、ハーブティー、カクテル(酒)のモヒートに加えるミントとしてもよく使われています。 初心者にも育てやすい! ミント栽培のコツ ミントは全世界で繁殖してきた歴史のある植物です。日本には2,000年以上前に中国から伝わってきたといわれています。ヨーロッパが原産地のハーブの場合、日本のジメジメとした湿気のある気候は苦手な種類も多いのですが、ミントはそんな日本の風土に合っているハーブ。野草化するほど繁殖力も旺盛で、ミント同士で交雑を繰り返すほどなんです。このような理由から、ハーブ初心者さんでも育てやすいのがミント。スーパーなどの販売店で購入しなくても、自宅で好きな時、好きなだけ使えるのは、とってもお得ですね。 いくつか、栽培のコツをお伝えしますね。 栽培のコツ1 ミントは水が好きな植物 土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをすることが基本。完全に水が切れると枯れてしまいます。葉が一度チリチリになってしまうと復活しませんので、夏場の乾燥には注意してくださいね。 栽培のコツ2 ハダニに注意 梅雨明けから10月くらいまでの高温で乾燥した時期にハダニが発生します。ハダニは、葉裏について養分を吸い取る害虫で、葉っぱの色が白くすいたような状態になってしまいます。夕立など適度な湿気があると発生率はグンと減りますので、水やりの際には、葉の裏に水をかけるなどの対策がオススメです。 栽培のコツ3 収穫を兼ねて摘芯 少し大きくなったら、収穫を兼ねて摘芯をしてみましょう。摘芯とは、上に伸ばしっぱなしにせず、適当なところで先端を切る作業です。こうすることで、脇芽が伸びて収穫量も増えますよ。また新芽はとってもやわらかく、食べてもお茶にしても、料理に利用してもおいしいのも嬉しいですね。 スペアミントを地植えする前に気をつけたいこと 今回は、そんなスペアミントをサラダとして生で食べるレシピをご紹介します。サラダというと、レタスや水菜などの葉物野菜がメインになりますが、ハーブの中には、スペアミントやサラダバーネット、フェンネル、ディルなど、生でおいしく食べられる種類もたくさん。 自分たちの手で育てたフレッシュハーブを気軽に食べられることは、栽培した人に与えられた特権のようなもの。「これ、うちで採れたスペアミントで作ったのよ」なんて会話も楽しめて、さらにはガーデンセラピーにもつながります。 ですが、ここで一つ注意点が。先ほど書いたように、ミントはもともと強い植物。地植えにする場合はよく考えてから実行しましょう。特に、スペアミントはミントの中でも繁殖力が強い種類。庭中にスペアミントが侵食していき、「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔することがないようにしたいですね。 ここなら増えても大丈夫、という場所を見つけたり、ある程度以上は広がらないように手入れをするなど、事前に決めておくのがオススメです。 我が家では、雑草の代わりにミントが庭中に繁殖しています。手入れは欠かせませんが、ミントのフレッシュな香りに癒やされながら作業ができるので、草刈りをする際にも幸せ気分が味わえますよ。 「スペアミントとオレンジのサラダ」の作り方 それでは、収穫したスペアミントを楽しむ「スペアミントとオレンジのサラダ」のレシピをご紹介します! 【材料】 ※4人分程度 スペアミントの枝 15本程度 オレンジ 3個 紫玉ねぎ 1/3個 オリーブオイル、塩・こしょう 適量 【作り方】 1. オレンジは皮をむき、スライスする 2. 紫玉ねぎは薄くスライスして、さっと水にさらす 3. 皿に①②を盛り付け、スペアミントを散らす 4. 塩・こしょうをふり、オリーブオイルを回しかけて完成! オレンジとスペアミントのシンプルなサラダですが、見た目の色合いも華やかですよね。スペアミントが美味しい季節にぜひお試しください!
バジルを自分で育てよう! 育て方のポイントやバジルを使ったレシピをご紹介
バジルってどんな植物? バジルはインド、インドシナ半島、モルッカ諸島原産のハーブ。バジルという名は、ギリシャ語の「王様」という言葉(バシレウス)に由来するといわれる、シソ科の一年草です。 ヨーロッパにも広まり、イタリアでは「バジリコ」とも呼ばれます。バジルは料理のスパイスとして、薬草として、また観賞用としても重宝されるようになりました。 日本名は「めぼうき」。バジルのタネは水を含むと膨張するので、日本では昔、この作用を利用して、目のごみを取ったことからついたとされます。 バジルは、初心者にも育てやすいハーブです。特に高温多湿が得意なので、暑い日本の夏にもぐんぐん生長してくれる心強い植物です。 バジルは健康にもいい! バジルは飾りだと思っていませんか? いえいえ! 心身に役に立つ作用を持った立派なハーブなのですよ。 バジルは、心身及び中枢神経の強壮作用があり、体のさまざまな機能を高めてくれる働きがあります。また鎮静作用もあり、腹痛や吐き気・胃痙攣といった症状を鎮めてくれたり、イライラを鎮めて神経を落ち着かせる作用、不眠症や偏頭痛を改善する作用があるともいわれています。料理だけでなく、お茶として飲むのもおすすめで、食後に一杯飲むと消化を促進してくれますよ。生でも乾燥でもどちらでもOK。レモングラスなどとブレンドしてもおいしくいただけます。 バジルの旬の時期 バジルは初心者さんにも育てやすいハーブ! 日当たりがいい場所があれば、プランターでも十分栽培できますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 まず、バジルは葉の収穫をメインに楽しむハーブです。収穫量を増やすために、必ずやってほしい作業が、茎葉の先を切り取る「摘心」。7~10月の間は収穫を兼ねて摘心すると、脇芽が伸び、新しい葉をいっぱいつけてくれますよ。 また、バジルは成長期の6~8月に蕾がたくさんつきます。そのままにして、花を咲かせてしまうと、茎葉が固くなっておいしく食べられなくなってしまったり、タネを大きくすることにエネルギーを使い、次の新芽が出にくくなってしまったり…というデメリットが。蕾を見つけたら、早めに摘み取るようにしてくださいね。 そして、よく「バジルが枯れちゃった…」と質問を受けるのですが、バジルは一年草です。春にタネを播き、夏大きくなって、その年の冬には枯れるという、ライフサイクルを送ります。管理が悪くて枯らしてしまったわけではありませんので、ご安心を。原産地のインドなどの熱帯地域では、寒くないので多年草として扱われますが、日本では冬の寒さに当たると枯れてしまいますので、一年草に分類されます。 バジルの種類 バジルはアフリカから東南アジアに150種類以上分布していて、食用ハーブとして人気です。一般的によく使用されるスイートバジルのほか、ブッシュバジルやシナモンバジル、ライムバジル、ホーリーバジルなど数多くの品種があり、全種類が食用可能です。 また、観賞用として花壇のアクセントにもおすすめ! 草丈も50~80cmほどに大きくなりますし、花もガーデンを明るく彩ってくれます。赤紫色や黒など、カラーリーフとしても優秀ですよ。 バジルの入手方法 それでは、バジルを育ててみましょう。バジルは食欲をそそる強い香りが魅力! 自宅で栽培して、新鮮な摘みたての葉をさっと食卓に並べられたら、素敵ですね。 タネから育てる場合、発芽には20℃以上の温度が必要なため、4月下旬から5月の遅霜の心配がない頃に、タネ播きをします。 これはお住まいの地域によって変わりますので、タネの袋に記載されている時期を守ってくださいね。 初心者さんは、すでに15cmほどのサイズになって販売されている苗を入手しましょう。苗を買う場合は、葉っぱの色が生き生きとした緑色で、茎が太く、葉と葉の間の節が詰まっているものを選びます。また、葉っぱの裏や葉の付け根をよく見て、虫がいないかどうかもチェックしておきましょう。 バジルの苗は4月上旬から販売され始めますが、もともと寒さには弱い熱帯植物です。また、ビニールハウスで栽培されている苗は急激な寒さに当たると弱ってしまいます。このことから、気候が安定するゴールデンウィーク以降に購入・植え付けがおすすめですよ。ゴールデンウィーク前にバジル苗を買ってしまった場合は、ゴールデンウィークの頃までは、夜間だけ室内に取り込んだほうが冷え込みで葉っぱが黒くなるリスクを減らすことができます。 バジルを育てるポイント 続けて、もう少し詳しくバジルを上手に育てるコツを見ていきましょう。そのまま、上に伸ばしておくだけではもったいない! 収穫量を倍増させるお手入れ・摘心や、置き場所、水やりのタイミング、管理方法などをまとめてみました。 摘心 バジルは、成長して草丈20cmくらいになったら、芽先を摘んで脇芽を伸ばしましょう。脇芽が伸びてきたら、また芽先を摘むことを繰り返します。この作業を「摘心」といいます。この摘心を3~4回繰り返すと、枝葉の数が増えてたくさん収穫できるようになります。 はじめは、どこで切ったらいいの…? と不安になったり、思い切って切れなかったりするかもしれませんが、バジルが成長する夏場は、今あるサイズの1/3くらいを目安にカットしても大丈夫です。むしろ、そのままにしておくより、積極的に摘心をするほうが、長く収穫もでき、バジル自体の寿命も延びますよ。もちろん、摘心した葉は食べたり飲んだりできますので、摘心を兼ねて葉を少しずつ収穫してくださいね。 加えて、支柱を立てて株元を誘引しておきましょう。バジルは思いのほか大きくなります。夏の台風など、風が強い場合にはぽっきり根元から折れてしまうことも。そうならないために、ある程度大きくなったら、支柱にくくり付けておくことがおすすめです。 置き場所 バジルは、日当たりがよく、少し湿り気のある肥えた土地を好みます。暑さに強いので、夏の直射日光や西日が当たる場所にもおすすめです。うまく育たないという方は、まずは日当たりがしっかり確保されているかどうかをチェックしてみましょう。一方、バジルは寒さに弱く、最低15℃以上の気温がないと育ちませんので、霜の降りる頃には枯れてしまう一年草です。 水やり 高温多湿に強いバジルは、乾燥に弱いので、夏場はこまめに水やりをする必要があります。基本は、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水やりを行いますが、夏場は地面に腐葉土やわら、刈った雑草を敷いておくと、乾燥を防ぎ、水やりの回数を減らすことにもつながります。土をむき出しにしないような工夫も乾燥対策として効果的ですよ。水やりの時間は、午前中がおすすめです。 また、プランターや鉢での栽培は、地植えに比べると乾きやすいので、水やりの頻度を多めにしましょう。 土と肥料・プランター選びと鉢サイズ 土は、湿り気のある有機質に富んだものを選ぶとよいでしょう。成長が早いので、肥料を切らさないようにすることが大切ですが、食べたり飲んだりするものなので、化成肥料より、有機肥料をおすすめします。プランターなどに植え付ける時には、ハーブ用の土や有機栽培用の土を使用しましょう。速効性の化成肥料を頻繁に与えすぎると、バジルの香りが落ちてしまうことがありますので、注意します。 加えて、プランターや鉢で栽培する際には、植え込む鉢のサイズがポイントに。今は15cmほどで可愛らしい姿をしていても、摘心を繰り返して育てていくことができれば、腰丈くらいの大きさになります。それを支えるには、上体部と同じくらいの鉢の大きさ(土の量)が必要になりますし、土の量がたっぷりあったほうが、根を張りやすく成長しやすいことや、土が多ければ水やりの回数も減らせるというメリットも。最低でも、1ポットにつき直径30cmほどの鉢を用意しましょう。小さめのプランター・少ない土の量よりは、大きめのプランターにたっぷり土を入れて、大きく育てていくことがおすすめですよ。 増やし方 バジルは、種まきで簡単に増やすことができます。発芽には20℃以上の気温が必要なため、関東以南は4月中旬以降にタネを播きましょう。この時期は、地域によって異なります。詳細はタネ袋に記載の時期を確認してください。 プランターやポット、平鉢などに、タネをバラ播きします。 タネは発芽するのに光が必要なので、土はなるべく薄くかけ、芽が出るまで水を切らさないように注意します。発芽までは不織布などをかぶせておくと、乾燥を防げますよ。芽が出てきたら、しっかりした芽を残し、少しずつ間引きをします。1つが10cmくらいになったら、定植します。初心者さんははじめから、タネ播きポットを使うと失敗が少ないと思います。 もう1つの増やし方は、挿し木。 芽先を葉が4、5枚になるように摘んで、湿らした赤玉土に挿して増やすこともできます。これを挿し木といいます。 生育が旺盛で水につけておくだけでも根が出てくるので、コップなどに挿して根が十分に出てから植えるのもOK! 病害虫 新芽や茎にアブラムシがつくことがあります。アブラムシは植物の栄養を吸い取って弱らせるので、見つけたらすぐに手でつぶすか、ガムテープなどでペタペタと株から引き剥がすようにします。また、ナメクジ・ヨトウムシにも害されやすいので、よく葉の後ろや茎をチェックして、見つけ次第捕殺してください。 日当たりが悪いと、カビが原因の病気になることもありますので、なるべく日に当てて育ててくださいね。 バジルを使ったレシピ 艶やかな葉が食欲をそそるバジルは、お料理にも大活躍! わざわざ買ってくるのではなく、1鉢育てておくと、摘み取って香りが一番いい状態で食卓に並べることができますので、おすすめですよ。 ジェノベーゼソース バジルペーストともいわれます。ジェノベーゼソースは、フードプロセッサーがあれば簡単にできますよ。材料は、バジルの葉、ニンニク、松の実、粉チーズ、塩、オリーブオイル。まず、オリーブオイル以外の材料をフードプロセッサーに入れ、ペースト状になるまで攪拌します。細かくなったらオリーブ油を加え、均一に混ざるよう、さらに攪拌して出来上がり! ただし、バジルの葉の量がたくさん必要になります。いっぱい収穫できた時に作ってみてください。また、ジェノベーゼソースは冷凍保存も可能です。 ピザ バジルはトマトとの相性がよく、ピザやパスタをはじめとしたイタリア料理には欠かせないハーブです。バジルを使用したピザは多くの種類があります。ジェノベーゼソースを使用したものや、そのまま葉を適度な大きさにちぎって散らすものが有名ですね。 カプレーゼ イタリアンカラーが鮮やかなバジルを使った定番の前菜。トマト、モッツァレラチーズを重ね、上からオリーブオイルをかけ、バジルを散らして完成! 簡単にできますが、見栄えがいいのも嬉しいですよね。 バジルを育てておいしく食べよう! バジルを料理に使う際のコツを、あと2つだけ、お伝えしておきましょう。 葉がたくさん採れたら、ドライ(乾燥)にして保存も可能です。 摘心を繰り返していくと、最後には1mくらいの大きさになり、飽きるほど収穫できます。私は、秋まではフレッシュで楽しみ、それ以降の葉はドライにして保存をしています。 また、バジルは金気を嫌うので、細かくするときには包丁を使わないほうがいいです。使う直前に、手でちぎるようにしましょう。 生のままで手軽に使えるバジルは、成長も早く、次々と収穫できるので、育てておくと幅広く使えます。バジルは初心者にも育てやすいハーブで、収穫方法(摘心)のコツさえ掴めば、長期間楽しむことができますよ。そして、自分で育てたものは、味も格別においしく感じるはず。バジルは料理レシピも数多くあるので、育てた後に美味しく食べる楽しみもついてきます♪ ぜひお気に入りのレシピを見つけてくださいね。
免疫力アップや抗酸化作用…ハーブの持っている力を徹底解剖!
ハーブにはどんな力があるの? ハーブの歴史はとても古く、紀元前にまでさかのぼります。宗教儀式に使われたり、病気やケガを治す薬草として使われたり、料理に使われたり…と、人々はその時代や場所に合った形で生活の中に取り入れ、役立ててきました。 近年、ハーブの持つ成分や効能の研究も進められ、美容面で優れた作用を発揮することや、健康維持・促進に繋がる作用がたくさんあることも分かってきました。 ハーブは、どんな力を持っていて、どんな風に身体に作用し、美容と健康に繋がっているのかを、徹底解剖していきましょう! ハーブの持つ力その1:自己治癒力を高める 人間は生まれながらにして、ケガや病気を治す力「自己治癒力」を持っています。神秘的なものでもなんでもなく、本来生物に備わっている力で、自然治癒力とも呼ばれます。 誰でも一度は経験していると思いますが、転んですりむいた時、かさぶたができて、そのうち治る…というのも、自己治癒力のおかげ。病気やケガをしても、元の状態にもどる働きを持っているから、治るのです。 この自己治癒力を常に高めておくことで、病気になりにくい・ケガが治りやすい状態を保つことができます。 ここで、風邪を例に挙げてみましょう。風邪をひきやすい人と、風邪もひかないという人の差は、どこにあるかというと、自己治癒力が関係してきます。 人は、体内に入ってきた風邪やウィルスなど、異物から体を守ろうとする防御システムを持っています。これが「免疫」と呼ばれるものです。免疫は自己治癒力の一つで、この免疫力が高い人は、風邪やウィルスが体に入ってきても、はねのけることができたり、風邪をひいても症状が軽く済む、回復が早い、といった体の状態を保つことができるのです。 多くのハーブには、免疫力を上げる作用があるため、自己治癒力を高めて、病気にかかりにくい身体づくりの役に立ってくれますよ。 ハーブの持つ力その2:抗酸化作用 呼吸をし、食事をする…そんな当たり前のことで、体の中に「活性酸素」というものが生まれます。活性酸素は強力な酸化力を持っていて、体の細胞を酸化させ、さびつかせてしまうのです。 人間は、もともと、そんな活性酸素を除去するシステムを持っていますが、現代人は、食品添加物・農薬・ストレス・大気汚染などが影響し、活性酸素が増えすぎてしまい、処理しきれない状況です。この活性酸素が原因となり、体内や肌の老化を加速させたり、病気を引き起こすといわれていますので、うまく活性酸素を除去したいですよね。 そこで活躍してくれるのが、ハーブです。 活性酸素を無害化する働きを「抗酸化作用」と呼びますが、ハーブには、この抗酸化作用を持ったものがたくさんあるのです! 特に、フラボノイドが豊富に含まれていて、抗酸化作用が強いといわれているのが、ローズマリー。 他にも、ルイボス・タイム・セージなども、抗酸化作用の強いハーブです。積極的に体内に取り込んでいきたいですね。 ハーブの持つ力その3:ビタミン・ミネラルの補給 多くのハーブには、ビタミンCやビタミンB、鉄分やカリウムなどのミネラル、食物繊維など、美容と健康に役立つ栄養素が含まれていますので、現代人の食生活に不足しがちな栄養素を、ハーブから摂取することができます。 また、日々ハーブティーを飲むことにより、ハーブに含まれる栄養素を、体に吸収しやすい状態で、素早く取り込むことができるのも、魅力の一つです。 いかがでしたか? 食生活が乱れていたり、ストレスを感じる現代を生きる私たちにこそ、ハーブは役に立つ植物です。心身を癒して、健康や美容をサポートする一つのツールとして、うまく日常生活に取り入れながら、健康を維持していきたいですね! ハーブを有効に摂取できるオススメの方法が、ハーブティー。1日1杯を続けることで、ハーブの力を体内に取り込むことができ、嬉しい作用にも繋がります。 おいしいハーブティーの入れ方については、『おいしいハーブティーの入れ方をマスターしよう!』の記事でご紹介しています。是非参考にしてみてくださいね。 <注意点> 自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。 また、ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方も医師にご相談ください。
お風呂でできる「ガーデンセラピー」、しませんか?
お風呂につかってストレスケアしましょう ストレスを受けやすい季節の変わり目や、忙しい日々にこそオススメなのが、お風呂につかること! お風呂につかることは、体を温めて血流をよくしたり、体内の老廃物・筋肉の緊張を取り除く効果がありますが、実はもう一つ、大事な作用があるのです。 それは、自律神経のバランスを整える作用です。 心身の健康を維持する上で、重要な役割をしているのが「自律神経」。自律神経には、活発に過ごす日中に働いている「交感神経」と、リラックスする夜に優位になる「副交感神経」があり、このバランスをうまく取ることで、心身の健康を維持しています。 ですが、ストレスが溜まっていたり、忙しかったりすると、夜になっても交感神経が優位になった状態が続き、身体はリラックスしているはずなのに神経は休めていない、ということになってしまうのです。このように、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、冷え・肩こり・頭痛・胃腸の不調などを引き起こすともいわれています。 そうならないための、日々のストレスケアとしてオススメなのが、今回ご紹介するお風呂につかること。ゆっくりお湯につかって体を温めることで、交感神経から副交感神経にスイッチが切り替わりますので、ぜひお風呂でリラックスできる時間をつくってみてくださいね。 お風呂でガーデンセラピー!? 植物のある暮らしを通じて、心身の健康を維持促進しようという活動を「ガーデンセラピー」と呼んでいます。 ガーデンセラピーというと、外に出て作業をするイメージがあるかもしれませんが、お風呂もガーデンセラピーを楽しむ一つの場所にしてみませんか?ハーブの中には、先ほど触れた、自律神経のバランスを整える作用があるものや、リラックス作用を持っているものがたくさんあります。お風呂の中でハーブを活用すれば、とても上質なバスタイムを過ごすことができますよ。 ハーブの入浴剤を作ってみよう ハーブや植物100%でできている精油(エッセンシャルオイル)を使った入浴剤の作り方を、2つご紹介していきますね。 レシピ1:ローズピンクバスソルト <材料>2回分程度 岩塩などの天然塩 80g *今回はピンク岩塩を使用しています乾燥ハーブ ローズ 5g不織布、サシェ袋、ガーゼなど <作り方> 天然塩と乾燥ハーブをそれぞれ計り、袋に入れて、よく混ぜ合わせる。ビンなど密閉容器に移して完成。 1回約40g程度を目安に、お茶パックのような不織布、サシェ袋、ガーゼなどに入れて、浴槽に浮かべてください。袋に入っていないと後でお掃除が大変になりますので、ご注意くださいね。 今回はピンク岩塩を使っていますが、スーパーで買える天然塩でも十分です。天然塩を浴槽に入れることで、発汗作用・保湿作用・保温作用が期待できます。個人差はあると思いますが、私は、何も入れないお湯に比べて、お風呂を出てからの温かさが長持ちする気がしていますよ。また、天然塩のおかげで、血液循環がよくなり、体内の不要なモノが排出され、デトックスにも繋がります! ローズには、鎮静作用という、高ぶった神経を穏やかにし、眠りにつきやすくする作用もあります。夜のリラックスタイムにぴったりのハーブですね。 レシピ2:ホワイトバスミルク <材料>3回分程度 スキムミルク 60gコーンスターチ 15gお好みの精油 15滴 *今回はラベンダー10滴・オレンジスイート5滴を使用しています <作り方> スキムミルクとコーンスターチをそれぞれ計り、袋に入れて、よく混ぜ合わせる。1にお好みの精油を15滴入れたら、またよく混ぜ合わせる。ビンなど密閉容器に移して完成。 1回約20g程度を目安に、直接浴槽に入れてください。この入浴剤は、お湯の色が白くなるので、いつものお風呂と違う雰囲気も楽しめますよ。 材料のスキムミルクとコーンスターチには、保湿効果が期待でき、乾燥肌でお悩みの方には特にオススメの入浴剤です。また、優しい成分でできていますので、肌が弱い方にも向いています。ラベンダーとオレンジスイートの精油にも、鎮静作用があり、副交感神経にスイッチを切り替えたい夜に向いている香りです。 お風呂に入ってリラックスタイムを過ごすことで、ストレスが軽減します。そこに天然のハーブの香りが加われば、自分だけの特別なバスタイムにもなりますよ。ぜひお試しくださいね。 <手作り入浴剤を使う際の注意点>・追い焚き機能は使用しないでください。故障の原因になります。・ハーブの色素沈着や塩分によるサビを防ぐため、入浴後はすぐ浴槽のお湯を捨て、洗い流してください。・残り湯を洗濯に使わないでください。色素が洗濯物に移ることも考えられます。 <精油を使う際の注意点>・精油は、花や葉などの植物100%からなる、凝縮された香り成分です。妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあり、注意が必要です。事前に注意点を確認の上、安全に楽しんでください。・ラベンダーの精油には、通経作用があります。妊娠初期は使用を避けてください。