スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)予約受付中!
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スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。 2026年10月5日発売の書籍第3弾『小さな空間を生かす立体ガーデニング 玄関から始める花のある暮らし』(発行/KADOKAWA)予約受付中!
3and gardenの記事
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宿根草・多年草

古くから親しまれてきたシオンってどんな花? 特徴や育て方をご紹介
シオンの概要 シオンはキク科シオン属の草花です。原産地は日本、中国、朝鮮半島、シベリアなど。日本に古くから自生してきたことから、環境にも馴染み、育てやすい植物です。しかし、日本での自生種は九州、中国地方の山間部にわずかに確認されているくらい数を減らしており、絶滅危惧種に指定されるほどになりました。ここでご紹介するシオンは、国内で園芸用として流通している種類です。 シオンは多年草に分類されており、春に新芽を出して旺盛に生育し、秋に開花。寒くなるとともに地上部を枯らして休眠し、越年してまた翌春になると新芽を出して生育を始める……というライフサイクルを繰り返します。一度植え付ければ、何年も決まった時期に開花を楽しめ、コストパフォーマンスに優れています。 シオンの花の特徴 シオンの草丈は50〜200cm。幅があるのは種類によって異なるからで、苗を購入する際は、庭のスペースに合うサイズかどうか、ラベルなどで確認するとよいでしょう。開花は9〜10月。花色は淡い薄紫で、花心は黄色。茎の頂部に咲かせる花は、一輪の直径が2.5〜3cmと小さいのですが、大変花つきがよく、満開時には色の塊となって目に飛び込み、華やかなシーンを作り出してくれます。 シオンの別名・名前の由来・花言葉 シオンは漢字で「紫苑」と書きます。「苑」は広い土地や庭といった意味があり、紫の花が群れて咲き誇る様子に由来するようです。「醜草(おにのしこくさ)」「思い草(おもいぐさ)」の別名があり、これは『今昔物語』がルーツとか。また十五夜の頃に満開になることから、「十五夜草(じゅうごやそう)」とも呼ばれています。 学名のAsterは、ギリシャ語で「星」という意味で、放射状に花弁をつける花姿を星にたとえたことから。花言葉は、「追悼」「君を忘れない」などがあります。 シオンの育て方 ここまで、シオンの基本情報や特徴、花言葉などについてご紹介してきました。では、ここからはガーデニングの実践編として、シオンに適した栽培環境や植え付け、水やりや施肥、日頃の管理、増やし方など、育て方について詳しく解説します。 適した栽培環境と置き場所 【地植え】 日当たり、風通しのよい場所を好みます。明るい半日陰の環境でも育ちますが、あまりに日陰では花つきが悪くなり、株もひょろひょろと徒長ぎみに伸びて軟弱な株になるので注意しましょう。また、西日が強く当たる場所は、真夏に乾燥しすぎて株が弱ったり、葉焼けしたりすることがあるので、東南側が向いています。寒さには強いので、周年植えっ放しにしてかまいません。 【鉢植え】 基本的に、日当たり、風通しのよい場所に置いて管理します。真夏は西日が当たらない場所に移動しましょう。一年を通して戸外で管理してもかまいません。 土づくり 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕しておきます。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。 植え付け・植え替え シオンの植え付け・植え替えの適期は、3〜4月上旬か10月下旬〜11月です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、根鉢をくずして植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。複数の苗を植える場合は、20〜30cmの間隔を取っておきましょう。 地植えにしている場合は、数年は植えたままにしてもかまいません。しかし、大株に育って込み合ってきたら、掘り上げて株分けして植え直し、株の若返りをはかるとよいでしょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、7〜10号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。ポットから取り出した苗を鉢に仮置きし、高さを決めたら、根鉢を軽くほぐし、少しずつ土を入れて、植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。 鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、毎年植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。 水やり 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏に水やりする場合は、気温の高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がり、株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬に水やりする場合は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし、いつも湿った状態にしていると根腐れの原因になるので、与えすぎに注意。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。また、冬でもカラカラに乾燥させることのないように、適宜水やりを続けてください。 肥料 【地植え・鉢植えともに】 植え付け時に、元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。 その後は旺盛に生育する4月中旬〜5月中旬と、次々と開花する9月中旬〜10月中旬に、緩効性肥料を株の周囲にばらまき、軽く耕して周囲の土に馴染ませます。 摘心と花がら摘み 【摘心】 シオンは、苗が幼いうちに茎の先端を切り取る「摘心」を繰り返すと、よく分枝してこんもりと茂ります。茎葉が増えることで花数も多くなるので、ひと手間かけておくことをおすすめします。 【花がら摘み】 シオンの終わった花は早めに摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。 病害虫対策 【病気】 シオンに発生しやすい病気は、うどんこ病、灰色かび病などです。 うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢、つぼみに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放置するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、枝葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発病しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用する殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 灰色かび病は花や葉に発生しやすく、褐色の斑点ができて灰色のカビが広がっていきます。気温が20℃ほど、かつ多湿の環境下で発生しやすい病気です。ボトリチス病、ボト病などとも呼ばれています。風通しが悪く込み合っていたり、終わった花や枯れ葉を放置していたりすると発生しやすくなるので注意。花がらをこまめに摘み取り、茎葉が込み合っている場合は、間引いて風通しよく管理しましょう。 【害虫】 シオンに発生しやすい害虫は、アザミウマやアブラムシなどです。 アザミウマは花や葉につき、吸汁する害虫です。スリップスの別名を持っています。体長は1〜2mmと大変小さく、緑や茶色、黒い姿の昆虫で、群生して植物を弱らせるので注意しましょう。針のような器官を葉などに刺して吸汁する際にウイルスを媒介するので、二次被害が発生することもあります。被害が進んだ花や葉は傷がついてかすり状になるので、よく観察してみてください。花がらや枯れ葉、雑草などに潜みやすいので、株まわりを清潔に保っておきます。土に混ぜるタイプの粒剤を利用して防除してもよいでしょう。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、水ではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。 冬越し 【地植え・鉢植えともに】 シオンは寒さに強いので、そのまま戸外で越冬できます。秋が深まると地上部を枯らして休眠するので、地際で刈り込んでおきましょう。枯れた茎葉をそのまま残しておくと病害虫の越冬地となってしまうので、株まわりをきれいにしておきます。温暖な地域では、そのままで越冬しますが、寒冷地では凍結対策として、腐葉土かバークチップをたっぷりと被せておくとよいでしょう。休眠中、地植えの場合は特に水やりは不要ですが、鉢栽培の場合はカラカラに乾燥させることのないように、控えめに水やりを続けてください。 増やし方 【株分け】 シオンは、株分けして増やすことができます。株分けの適期は3〜4月上旬か10月中旬〜11月上旬です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りをはかります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 【挿し芽】 シオンは、挿し芽で増やすことができます。挿し芽とは、茎葉を切り取って地面に挿しておくと発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し芽ができないものもありますが、シオンは挿し芽で増やせます。 挿し芽の適期は5月頃です。新しく伸びた枝を2節以上つけて、切り口が斜めになるように切り取ります。採取した茎(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。その後、水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を2〜3枚切り取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水で十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。発根するまでは明るい日陰に置いて乾燥させないように管理します。発根後は日当たり、風通しのよい場所に移動し、十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 『今昔物語』にも登場する日本で古くから愛されてきたシオン 秋の庭を彩る美しい花として、古くから親しまれてきたシオン。花もちがよいので、たくさん咲いたらインテリアに飾って楽しむのもいいですね。生命力旺盛で、手をかけずともよく育ち、一度植え付ければ毎年開花を楽しませてくれるシオンを、ぜひ庭に取り入れてはいかがでしょうか。 Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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宿根草・多年草

可憐で野生的な魅力もあるストケシア! 綺麗に咲かせる育て方とは
ストケシアの主な特徴 ストケシアについてはあまり馴染みがなくて、どんな花なのかピンとこない、という方も多いかもしれませんね。まずは、基本情報や主な特徴、花言葉についてご紹介します。 基本情報 ストケシアは、キク科ストケシア属の草花です。原産地は北アメリカ南西部の南カリフォルニア、フロリダ、ルイジアナなどで、暑さや寒さに強い性質をもっています。和名は「ルリギク」で、大正時代に日本に持ち込まれました。草丈は40〜50cmで、根が広がりやすく、大株に育ちます。栽培は容易で、根付けば放任してもよく育つ丈夫な性質です。 花や葉の特徴 ストケシアの開花時期は6〜10月で、長い期間にわたって花茎を次々に上げ、開花を楽しませてくれます。花茎を伸ばした先端に、径6〜7cmの花が咲きます。花色は、青紫の濃淡、濃い赤紫、ピンク、白、黄など。ストケシアの葉は明るいグリーンで細長く、茎に対して互生につきます。 ストケシアの花言葉 ストケシアの花言葉には「清楚な娘」「清らかな乙女」「追憶」「追想」「たくましさ」などがあります。「清楚な娘」「清らかな乙女」は、エレガントな色や花姿からイメージされたのでしょう。「追憶」「追想」は、多年草で一度根づけば毎年同じ場所で開花することから。「たくましさ」は、手をかけずともよく育って増え広がる性質に由来するとされています。 栽培環境 ストケシアは、どのような環境を好むのでしょうか。まずはストケシアの性質を把握し、栽培に適した場所の選定や、健康に育つ土づくりから始めましょう。 適した場所 【地植え】 ストケシアを植え付ける際には、日当たり、風通しのよい場所を選びます。日陰では、ヒョロヒョロと茎葉が間のびして軟弱な株姿になり、花つきが悪くなるので注意してください。また多湿を嫌い、水はけのよい環境を好みます。水はけの悪い土壌であれば、腐葉土や堆肥を多めにすき込み、10〜20cmくらい土を盛って周囲よりも高くしておくとよいでしょう。 【鉢植え】 日当たり、風通しのよい場所に置いて管理します。 用土 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕してください。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。 育て方の基本 ここまで、ストケシアの基本情報や特徴、花言葉、適した栽培環境などについてご紹介してきました。では、ここからはガーデニングの実践編として、ストケシアの植え付けや、水やり、施肥、日頃の管理、増やし方など、育て方について詳しく解説していきます。 植え付け・植え替え ストケシアの植え付け・植え替えの適期は、3〜4月か9〜10月です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、根鉢を軽くくずして植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。複数の苗を植える場合は、30〜40cmの間隔を取っておきます。 地植えにしている場合は、数年は植えたままにしてもかまいません。しかし、大株に育って込み合ってきたら、掘り上げて株分けして植え直し、株の若返りをはかるとよいでしょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、7〜8号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットから取り出し、鉢の中に仮置きして高さを決めたら、根鉢を軽くほぐし、少しずつ土を入れて、植え付けていきます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cm下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。大鉢にほかの植物と一緒に植え込んで、寄せ植えを作ってもOKです。 鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、1年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。 水やり 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏に水やりする場合は、気温の高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がり、株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬に水やりする場合は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし、ストケシアは多湿を嫌うので、与えすぎに注意。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。一方で、水切れすると葉が枯れ込んでくるので、適切な水の管理を心がけてください。茎葉がしおれそうにだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。また、冬でもカラカラに乾燥させることのないように、適宜水やりを続けてください。 肥料 【地植え・鉢植えともに】 植え付け時に元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。 その後は、春の芽出し前の3月頃と、開花し始める前の5月頃、開花が終わった9月頃に、緩効性肥料を株の周囲にばらまき、軽く耕して周囲の土に馴染ませます。 花がら摘み・剪定・切り戻し 【花がら摘み】 ストケシアの終わった花は早めに摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種子をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。 【剪定】 梅雨の時期に茎葉が込み合っていると、蒸れて株が弱ることがあるので、込んでいる部分は、適宜間引く剪定をします。風通しよく管理すると、病害虫の発生を防ぐことにつながりますよ! 【切り戻し】 ストケシアは秋が深まると地上部を枯らして休眠するので、地際で刈り込んでおきましょう。枯れた茎葉をそのまま残しておくと病害虫の越冬地となってしまうので、株まわりをきれいにしておきます。 地植えは根切りが必要 ストケシアは非常に生命力旺盛な植物で、放任してもよく育つのが長所の一つですが、それが短所になってしまうこともあります。環境に馴染むと増えて広がりすぎ、ほかの植物との調和を乱し、あるいは他の植物を駆逐してしまうこともあるのです。主に根を伸ばして増えていくので、株が広がりすぎるのを抑えるためには「根切り」の作業が有効。ストケシアの株の周囲にスコップの刃を差し込み、地中の根を切ります。根を切っても、切れた先からまた芽を出して増え始めるので、切った先の根は掘り上げておくとよいでしょう。 増やし方 ストケシアは、種まき、根伏せ、株分けで増やすことができます。 【種まき】 ストケシアは、ビギナーでも種まきから簡単に育てられますよ! 種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。敷地が広くて多数の苗を植えたい場合は、コストカットにもなります。 種まきの適期は4月頃か10月頃で、発芽適温は15℃前後です。 3号くらいのポットに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れて十分に水で湿らせた後、1穴当たり2〜3粒ずつ播き、種が隠れる程度に薄く覆土します。発芽までは乾燥・過湿にならないように適度な水管理をしてください。 発芽したら、日当たり、風通しのよい場所で管理します。本葉が出始めた頃に、勢いのいい苗を1本残し、ほかは間引いてください。葉が傷んでいるものや、ヒョロヒョロと間のびして弱々しいものを選んで間引きます。引き抜く際は、株元を押さえて、残す苗の根を傷めないようにしましょう。さらに育苗して根鉢が充実し、十分に育ったら植えたい場所に定植します。 【根伏せ】 ストケシアは、根伏せで増やすことができます。適期は生育期の4〜10月頃です。 黒ポットに市販の草花用培養土を入れて、十分に湿らせておきます。株を掘り上げた際に、比較的太い根を3〜4cmくらいにカットします。黒ポットに根を置き、2cmほど土をかぶせます。水切れしないように管理すると、根から芽を出し、新しい個体として生育し始めます。しばらく育苗し、ポットに十分に根が回った頃に、植えたい場所に植え付けます。根伏せのメリットは、親株と全く同じクローンになることです。 【株分け】 ストケシアの株分けの適期は3〜4月です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りを図ります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 病害虫 【病気】 ストケシアはほとんど病気の心配はありませんが、まれに白絹病が発生することがあります。 白絹病はカビが原因の周囲に伝染しやすい病気です。根や茎に発生しやすく、発症初期は地際あたりに褐色の斑点が見つかります。病状が進むと株元の土に白いカビがはびこり、やがて株は枯れてしまうので注意が必要。病株を発見したら、周囲に蔓延させないためにただちに抜き取り、土ごと処分してください。土づくりの際に、水はけのよい環境に整えることが予防につながります。 【害虫】 ストケシアは、害虫が発生する心配はほとんどありません。 夏越し・冬越しの注意点 【夏越し】 日本の夏は年々暑くなっている傾向にあり、植物にとっても厳しい状況になりつつあるといえます。直射日光を長時間浴びて、しおれるような兆しがあれば、株の上方に遮光ネットを張るのも一案です。鉢栽培の場合、日当たりのよいコンクリートに囲まれた空間などではかなり気温も上がるので、半日陰で風通しのよい場所に移動するとよいでしょう。 【冬越し】 ストケシアは寒さには強いので、関東以西の暖地では特に防寒対策の必要はありません。冬も戸外で越冬できます。寒冷地では、休眠している株の上に腐葉土やバークチップなどをかぶせてマルチングしておくとよいでしょう。鉢植えの場合、冬は休眠しているので水やりは控えめにしてください。 ストケシアの園芸品種 ストケシアは、品種改良によって生まれた園芸品種も出回っています。‘江戸紫’は代表的な品種で、やや濃い紫色の花が魅力。‘オメガ スカイロケット’は従来の品種よりも花茎が長く伸びてよく分枝し、たくさんの青紫の花を咲かせます。草丈もやや高く、60〜90cmになるのが特徴です。‘ホワイトスター’は、清楚な白花で、花心にやや淡いピンクがのります。 涼し気な青紫や美しい紫の花を咲かせるストケシアでガーデンを彩ろう ストケシアは、暑さや寒さに強く、多湿にさえ注意すれば手間をかけずともすくすくと育つ丈夫な草花という魅力が伝わったでしょうか。次々と開花して庭に華やぎをもたらしてくれるうえ、花もちもいいので、インテリアに飾って楽しむのもおすすめ。病害虫の心配はほとんどないので、ぜひ庭やベランダで育ててみてはいかがでしょうか? Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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おすすめ植物(その他)

庭で育てられる野の花「秋の七草」の種類
秋の七草 Lili.Q/Shutterstock.com 秋の七草をご存知でしょうか。七草粥の行事で有名な春の七草に比べ、知っている人は少数派かもしれません。秋の七草は、万葉集で山上憶良が詠んだ次の2首に由来するといわれます。 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花萩の花尾花葛花なでしこが花をみなへしまた藤袴朝顔が花 ここに登場するハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの7種の花が一般に秋の七草といわれています。どれも夏の終わり頃には咲き始め、秋の訪れを告げる初秋の花です。華やかでエネルギーに満ちた盛夏の花に比べ、控えめで楚々とした雰囲気ですが、秋の景色を見渡すとあちらこちらに色彩がちりばめられていることに気づきます。紅葉狩りのイメージが強い秋ですが、可憐な野の花々の美しさも引けをとりません。 夏の終わり、朝夕に涼しさを感じる頃になったら、秋の七草を探しに秋の野原に出掛けてみましょう。秋の七草は古くから親しまれてきた花ばかりなので、注意してみると、意外と身近な場所でも見つけることができます。また、ハギのトンネルが有名な向島百花園や、仙石原のススキ草原など、それぞれの花の名所を訪れるのも楽しいものです。旅するチョウ、アサギマダラが訪れる花としても知られるフジバカマの群落に足を運べば、透き通った水色の羽をもつチョウたちが舞う姿も見られるかもしれません。 柔らかく風に揺れる姿が美しい秋の花は、ナチュラルなガーデン風景の演出にもピッタリです。日本の気候風土に合った植物なので、庭植えにするとほとんど手を掛けなくても元気に育つのも大きな魅力。ガーデンに取り入れれば、たおやかな秋の風情を味わうことができます。写真は「野の花ガーデン fukushima」http://www.eco-plants.net 庭植えにオススメの秋の七草 ①キキョウ Platycodon grandiflorus 花形の美しさから、家紋としても愛された花。風通しのよい日向を好み、熟したタネで増やすこともできます。 ②カワラナデシコ Dianthus superbuslongicalycinus 繊細な花弁の切り込みが魅力的。寒さに強くほとんど手を掛けなくても美しい花を咲かせます。 ③ハギ Lespedeza thunbergii 長くしだれた枝にたくさん花が咲き、風に揺れる姿が美しい。大きく育つので、植える場所には注意が必要です。 ④フジバカマ Eupatorium japonicum 小さな花を無数に咲かせる、控えめな美しさ。アサギマダラが訪れる花としても有名です。 ドライにすると甘い香りが広がるフジバカマは、匂い袋に仕立ててみましょう。お出掛けの時に懐に忍ばせれば、ほんのりと上品な香りが立ち上ります。 【匂い袋の作り方】 収穫したフジバカマを陰干しで乾燥させます。 完全に乾燥したら、こぼれないように不織布で包みます。お茶の小分けパックを使うと簡単。 巾着袋など、お好きな袋に入れたらでき上がりです。 秋の庭で咲かせた草花は、景色として眺めて楽しむのはもちろん、生活の中に取り入れるとさらに季節を感じることができます。空気が澄んで、月が美しく見える秋には、ススキの穂を飾ってお月見を。柔らかな穂を透かして見る月は、いつもよりちょっぴり大きく、特別に見えます。かたわらには、まん丸のお団子や秋の和菓子を用意して、家族の時間を楽しみませんか?
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宿根草・多年草

ユニークなヘレニウムで夏から秋の庭を彩ろう! 特徴や育て方の基本を解説
ヘレニウムの主な特徴 ヘレニウムは、誰もが知っているメジャーな植物というわけでもないので、どんな花かピンとこない、という方もいるかもしれませんね。ここでは、ヘレニウムの基本情報や特徴についてご紹介します。 基本情報 ヘレニウムは、キク科ヘレニウム属の多年草で、和名はダンゴギク。原産地は北アメリカで、暑さ、寒さに強い性質です。生命力が強く、放任しても元気に育つので、ビギナーさんでも育てやすい花といえます。草丈は品種によって異なるため幅があり、60〜120cm。購入時にラベルに書いてある情報から、庭やベランダのスペースに見合うかどうか確認しておくとよいでしょう。ヘレニウムは多数の園芸品種が出回っているので、選ぶ楽しみがあります。 花の特徴 ヘレニウムの開花期は6〜10月。花色は赤、オレンジ、黄、複色があり、花径は5〜6cmです。花は、中心部の花心と放射状に伸びる花弁とで構成されており、花心が大きく盛り上がるのが特徴。花姿は一重咲き、半八重咲き、八重咲きなどがあり、葉は細長く、茎に互生につきます。 名前の由来 ヘレニウムは学名Heleniumをそのまま読んだ名前で、ギリシャ神話に記されている美しい女性ヘレネに由来するとされています。和名の「ダンゴギク」は、花心が団子のように盛り上がるため。種類によってホソバダンゴギクやヤバネダンゴギクなどもあります。英名は「Sneeze weed(クシャミ草)」で、ネイティブアメリカンが嗅ぎタバコに利用していたことによるそうです。 花言葉・誕生花 ヘレニウムの花言葉は「涙」「絶望の恋」「恋の望み」「上機嫌」「寛容な心」など。ヘレニウムの名前の由来となっている、ギリシャ神話に登場するヘレネは、絶世の美女でした。しかしそれゆえに求愛する者が後を絶たず、次々と争いごとが起きてしまいます。ヘレネがこぼした涙のあとからこのヘレニウムが咲いたという言い伝えもあり、悲恋や恋にまつわる花言葉が多く見られます。「上機嫌」「寛容な心」は、花姿の愛らしさにちなんでいるようです。また、9月28日と10月12日の誕生花でもあります。 栽培環境 【地植え】 ヘレニウムは日当たり、風通しのよい場所を好みます。あまり日陰では花つきが悪くなり、株もひょろひょろと徒長気味に伸びて軟弱になるので注意しましょう。暑さ寒さには強いので、植えっぱなしにしてかまいません。 【鉢植え】 基本的に日当たり、風通しのよい場所に置いて管理します。暑さにも寒さにも強いので、一年を通して戸外に置いてかまいません。 育て方の基本 ここまで、ヘレニウムの基本情報や特徴、花言葉、栽培環境などについてご紹介してきました。では、ここからはガーデニングの実践編として、ヘレニウムに適した土づくり、植え付け、水やりや施肥、日頃の管理、病害虫対策、増やし方など、育て方について詳しく解説します。 土づくり 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕しておきます。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。 植え付け・植え替え ヘレニウムの植え付け・植え替えの適期は、3〜4月か10〜11月です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、根鉢を軽くくずして植え付けます。最後にたっぷりと水を与えましょう。複数の苗を植える場合は、30〜40cmの間隔を取っておきましょう。 地植えにしている場合は、数年は植えたままでもかまいません。しかし、大株に育って込み合ってきたら、掘り上げて株分けして植え直し、株の若返りをはかるとよいでしょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、5〜8号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。苗をポットから取り出して鉢に仮置きし、高さを決めたら根を軽くほぐし、少しずつ土を入れて、植え付けてます。水やりの際にすぐあふれ出さないように、土の量は鉢縁から2〜3cm下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。大鉢にいくつかの花苗と一緒に寄せ植えをしてもOKです。 鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、1年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。 水やり 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏に水やりする場合は、気温の高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がり、株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬に水やりする場合は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、地植えの場合は下から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。ただし、いつも湿った状態にしていると根腐れの原因になるので、与えすぎに注意。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。ヘレニウムは開花期になると茎葉をたっぷりと茂らせて花数も多くなるため、水切れしやすくなります。茎葉がしおれそうにだらんと下がってきたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。また、冬でもカラカラに乾燥させることのないように、適宜水やりを続けてください。 肥料 【地植え】 地植えの場合は、ほとんど必要ありません。株の状態を見て、勢いがないようであれば、液肥を与えて様子を見てください。 【鉢植え】 鉢栽培の場合は、水やりとともに肥料成分も流亡するので、追肥が必要です。4〜6月に、月に1度を目安に、緩効性化成肥料を株元にばら撒いて土に馴染ませます。または10日に1度を目安に液肥を与えてもよいでしょう。 摘心・花がら摘み・切り戻し・刈り込み 【摘心】 ヘレニウムは、苗が幼いうちに茎の先端を切り取る「摘心」を繰り返すと、よく分枝してこんもりと茂ります。茎葉が増えることで花数も多くなるので、ひと手間かけておくことをおすすめします。 【花がら摘み】 ヘレニウムの終わった花は早めに摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。 【切り戻し】 開花期が長いタイプのヘレニウムは、開花が少なくなって株姿が乱れてきたら、切り戻します。地際から草丈の半分くらいの高さを目安に、深めにカット。込み合っている部分があれば、数本を根元から切り取って蒸れ対策をしておきましょう。 【刈り込み】 ヘレニウムは秋が深まると地上部を枯らして休眠するので、地際で刈り込んでおきましょう。枯れた茎葉をそのまま残しておくと病害虫の越冬地となってしまうので、株まわりをきれいにしておきます。 病虫害 【病気】 ヘレニウムは、病気を発症する心配はほとんどありませんが、まれにうどんこ病にかかることがあります。 うどんこ病は、カビによる伝染性の病気です。葉、新梢、つぼみに発生しやすく、表面が白く粉を吹いたような状態になり、放任するとどんどん広がるので注意。対処せずにそのままにしておくと光合成ができなくなり、やがて枯死してしまいます。窒素肥料を施しすぎたり、茎葉が繁茂しすぎて風通しが悪くなったりしていると、発病しやすくなります。うどんこ病が出たら病気の葉を摘み取って処分し、適用する殺菌剤を葉の表と裏に散布して、蔓延するのを防ぎましょう。 【害虫】 ヘレニウムは、害虫が発生する心配はほとんどありませんが、まれにメイガ類の幼虫が寄生することがあります。 メイガ類はチョウ目メイガ科の昆虫です。蛾の一種で、多くの種類があります。主な発生時期は4〜10月。植物には主に幼虫が寄生し、葉を食害します。葉や枝を糸でつづって巣を作る特性があり、また被害にあった葉の周囲にはふんが多く散らばっているので、見つけやすいといえます。見つけ次第捕殺するか、適用する薬剤を散布して駆除しましょう。意外に素早く動くので、逃さないように注意してください。 冬越し ヘレニウムはマイナス15℃くらいまで耐えるとされ、寒さに強いのでそのまま戸外で越冬できます。秋が深まると地上部を枯らして休眠するので、地際で刈り込んでおきましょう。寒さに強いとはいえ、霜柱によって根が切れるなどして傷むことがあるので、株元に腐葉土かバークチップをかぶせてマルチングをしておいてください。鉢栽培の場合は、凍結しない場所に移動しておきます。休眠中、地植えの場合は特に水やりは不要ですが、鉢栽培の場合はカラカラに乾燥させることのないように、控えめに水やりを続けてください。 増やし方 ヘレニウムは、株分け、挿し芽、種まきで増やすことができます。 【株分け】 ヘレニウムの株分けの適期は3〜4月か10〜11月です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りを図ります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 【挿し芽】 ヘレニウムは、挿し芽で増やすことができます。挿し芽とは、茎葉を切り取って地面に挿しておくと発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し芽できないものもありますが、ヘレニウムは挿し芽で増やせます。 挿し芽の適期は、旺盛に生育している時期ならいつでも可能です。新しく伸びた茎を2節以上つけて切り口が斜めになるように切り取ります。採取した茎(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。その後、水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を2〜3枚切り取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水で十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。発根するまでは明るい日陰に置いて乾燥させないように管理します。発根後は日当たり、風通しのよい場所に移動し、十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 【種まき】 ヘレニウムは、種類によっては種まきから簡単に育てられます。種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。敷地が広くて多数の苗を植えたい場合は、コストカットにもなります。 ヘレニウムの種まきの適期は4〜5月です。黒ポットに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れて十分に水で湿らせた後、1穴当たり2〜3粒ずつ播き、種子が隠れる程度に薄く覆土します。発芽までは乾燥・過湿を避け、適度な水管理をしてください。 発芽したら、日当たり、風通しのよい場所で管理します。本葉が出始めた頃に、勢いのいい苗を1本残し、ほかは間引いてください。葉が傷んでいるものや、ヒョロヒョロと間のびして弱々しいものを選んで間引きます。引き抜く際は、株元を押さえて残す苗の根を傷めないようにしましょう。さらに育苗して根鉢が充実し、十分に育ったら植えたい場所に定植します。 主な品種 ヘレニウムの代表的な種類は、オータムナーレ種で、これを基本に交配が進んで多数の園芸品種が出回っており、100種以上に及ぶとされています。人気の品種は、咲き始めは橙黄色から咲き進むと赤橙へと変化する‘マーディグラス’、花心が丸くて花弁が短く、ロリポップキャンディーのような花姿から名付けられた‘オータムロリポップ’、花弁が黄色とピンクの2色咲きになる‘ダイ・タイ’、草丈30〜50cmでコンパクトにまとまり、こんもりとよく茂る‘シエスタ’、輝くような黄色の花を多数咲かせる‘ダコタゴールド’などです。 ヘレニウムを植えて独特の花姿を楽しもう ちょっと馴染みの薄いヘレニウムですが、暑さや寒さに強く、やせ地でも元気に開花する丈夫な花だと分かっていただけたのではないでしょうか。ぜひガーデンやベランダで育てて、花の中心が盛り上がるユニークな花姿を楽しんでください。
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レシピ・料理

高価な食用スパイスが採れる球根「サフラン」の育て方
香辛料サフランとは 属名はサフランに対するギリシア語、krokos(糸の意)に由来するといわれ、花柱が長く糸状に伸びることにちなむ。Photo/Don Bendickson/Shutterstock.com 庭に咲く花に詳しい人にとって、クロッカスと聞くと、早春に低く花咲く球根花を思い浮かべることでしょう。そのクロッカスのグループの中でも秋に咲く種類の一つ、学名Crocus sativus(クロッカス・サティウス)が、これからご紹介するサフランが採取できる花を咲かせます。サフランは、淡い紫色の花が開いた中心にある3本の花柱(雌しべ)を採取して乾燥させたものの名称ですが、日本では、サフランを採取する球根花自体をサフランと呼んでいます。 雪が溶け始める3月頃に咲き始める春咲きの球根花、クロッカス。サフランの仲間ですが、残念ながら香辛料を採取することはできません。Photo/StudioPortoSabbia/Shutterstock.com 世界一高価な香辛料 スペインのサフラン採取の様子。Photo/David Blazquez Cea/Shutterstock.com 紀元前より前から栽培され、薬味や香料のほか、薬品や染料にも活用されてきたサフランは、1輪から3本しか採れないため、1オンス(約30g)のサフランを得るためには、4,300輪もの花が必要になります。さらには、現在でも人の手によって一輪一輪の花の中から花柱を抜き取る作業が行われることからも、世界一高価な香辛料であることは、今も変わりがありません。 戸外の畑でサフランを栽培する海外の例。Photo/Joe McUbed/Shutterstock.com サフランの日本での生産地は大分県竹田市で、生産の最盛期だった1970年頃は農家数は約360戸、生産量は約500㎏もありました。現在も戸数が減りながらも、引き続き生産が行われています。イランやスペインなどの海外では、戸外の畑で花を咲かせて採取していますが、大分県の産地では、日本独自の室内栽培をしているため、異物混入や病気の発生も少なく、品質がよいと評価されています。近年は中国産のサフランも輸入されていますが、乾燥技術の差により、日本産と比べて黒みを帯び、光沢に欠けるといわれています。 高級なサフランと代用品のターメリック 1輪から3本しか採取できない高価なサフラン。Photo/Patricia Chumillas/Shutterstock.com サフランの語源は、アラビア語で黄色を意味する「ザファラン」といわれ、古くは衣料を染めたり、料理の色や香りづけに用いられていました。カレーの黄色も元々はサフランで色づけされていたのですが、安価な代用品としてショウガ科のウコン(英名:ターメリック)が用いられるようになったのです。 サフランの代用として使われるようになった黄色の色素を持つターメリック。Photo/tarapong srichaiyos/Shutterstock.com サフランに含まれる色素成分クロシンは水に溶けやすい性質で、水やぬるま湯などの水分に浸すだけで色が抽出されます。この作用を生かしてサフランライスやパエリアが鮮やかな黄色に色づき、食欲をそそる料理に仕上がります。ちなみに、ターメリックも鮮やかな黄色をつける香辛料ですが、色素成分のクルクミンは油に溶けやすい性質で、カレーの色づけとしても必須のスパイスの一つです。 サフランの薬効効果 Photo/Africa Studio/Shutterstock.com 古くは、リウマチ、痛風、天然痘に効く薬とされ、のちには船酔い防止、安産のまじないにも用いられたサフラン。現在は、サフランが持つ効果をより明確に生かせる方法がないかと、世界中で広く研究されています。 サフランの主成分には、カロテノイド色素のクロシンや芳香性のあるサフラナール、辛み成分にあたるピクロクロシンなどで、それらの成分が現代社会に見られる症状を改善する可能性を秘めているとして、幅広く検証が進められています。効果が期待されている症状は、睡眠の質の向上や入眠効果、ストレスや疲労感の軽減、うつ症状の改善、PMS(月経前症候群)の緩和などで、薬に代わる天然素材の予防薬としてサフランは注目されています。 サフランのお茶でリラックス Photo/Svittlana/Shutterstock.com ヨーロッパでは、サフランはハーブティーとしても親しまれています。サフランを入れたコップにお湯を注ぎ、色が出たら飲み頃。独特な苦みと風味があり、香りは女性ホルモンの分泌を高める効果があるなど、心休まるティータイムが楽しめます。お好みでハチミツを加えてもよいでしょう。 世界一高価なスパイスを身近に育てて、採れたてを旬のメニューに加えてみましょう。 *サフランは着色や風味づけなど食事から摂取する量では安全ですが、一度に多く(5g以上)摂取すると副作用が出るので過剰摂取はしないでください。また、植物に過敏症がある人はアレルギー症状に注意が必要です。子宮を刺激する成分も含まれるため、妊娠時の飲用は避けてください。 サフランは簡単に育ちます 球根花のサフランは、夏~秋に出回る秋植え球根です。お店によって7月下旬頃から購入することができます。価格の目安は、1球あたり80〜100円(9月中旬になるとセール品が見つかることも)。植えつけの適期は、9月上旬〜10月中旬で、10〜12月に開花します。 小さなタマネギ型の球根は直径4㎝前後で、根もあまり広がらないので小さなカゴやバスケットに植えても花が咲き、サフランを採取することができます。庭がなくても、ベランダやテラス、玄関アプローチなどの棚や花台など、小さなスペースで育てることができるのが嬉しいですね。 バスケットに植物を植える時の方法は、『いくつ知ってる? 押さえておきたい基本の植木鉢の種類とその特徴』をご覧ください。 サフランの球根は、土に植えつけなくても開花するほど生命力があり、丈夫です。気軽に栽培をスタートできる育てやすいサフランは、「ガーデニングをしたことがない!」という人の、ガーデニングデビューにもオススメの植物です。 サフランを採取する方法 サフランを採取する農家では、まず花を摘み、その日のうちに雌しべを取りますが、花も楽しみたいガーデニングでは、花ごと摘み取らず、開花中に赤い雌しべ部分の先端を持って引き抜いて採取しましょう。花が開いたらあまり時間をおかず、1輪1輪、順に採取するのがポイント。写真は10月下旬の採取の様子です。 左が1日乾燥させたサフラン。右は採取したてのサフラン。オレンジが赤へと変化して、乾かすだけで香辛料のサフランになりました。 6球×80円=480円+税でスプーン1杯分が採取できました。サフランは、球根のサイズによっては1球当たり2〜3輪咲くので、1輪で3本のサフランが採取できた場合、18輪咲けば54本ものサフランが採取できます。ドライになったら密閉できる容器に入れて、料理にお茶に、ぜひ活用しましょう! サフランを採取した後も、ぜひ繊細な花の美しさを身近で楽しんでください。開花中は食卓や室内に飾ってもいいですね。花はかすかに甘い香りがします。 花が終わった後は、そのまま細い緑の葉になるべく日が当たるようにして、水切れをしないように育てていきましょう。上の写真は、根の状態を確認するために掘り上げた翌年の2月上旬。太くしっかりした根がたくさん生え、球根の外側に小さな球根が増えていました(通常は開花後に植え替える必要はありません)。 花後、そのまま育てていると上部が自然に枯れてきます(写真は4月上旬)。このようになったら球根は休眠時期に入るので、水やりはストップして掘り上げてネットなど蒸れない袋に入れたら、直射日光が当たらない涼しい場所で保管しておきましょう。そして、再び生育期となる9月上旬頃から植え込むと芽が出始めます。2年目の球根は小さく、花を咲かせる力がない場合もあるので、毎年必ず咲かせるためには、新しい球根を追加しながら、2年目の球根を育てるのも方法です。 収穫したサフランを料理に使う Photo/from my point of view/Shutterstock.com サフランを使った代表的なレシピの一つ、パエリア。エビやムール貝の鮮やかな色に、さらに明るさをプラスする黄色に染まったご飯のコンビネーションでテーブルが華やかに。血流を改善し、体を温めてアンチエイジングに役立ち、疲労回復が期待できる料理です。 材料(4人分)水350㏄、サフラン小さじ1/2、米2合、有頭エビ6尾、ムール貝6個、タマネギ1/2個、パプリカ1/2個、ニンニク1片、レモン1/2個、オリーブオイル適宜、コンソメ1個、塩小さじ1、イタリアンパセリ(お好みで)適量 作り方 水にサフランを入れて30分おく。 平鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクを入れて香りがたったら、タマネギのみじん切りを入れて透明になる程度まで炒める。 洗った米を入れて3分程度炒めたら、サフランの色がついた水をサフランごと入れる。 コンソメ、塩を入れて鍋の中の具材を平らにならしたら、有頭エビ、ムール貝を並べて蓋をして15分弱く沸騰させる。 火を止めて間にパプリカを乗せ、再び蓋をして15分蒸らしたら完成。最後にイタリアンパセリなどを散らすと鮮やかな仕上がりに。食べる直前にレモンを全体にふりかけると味に深みが出ます。 Photo/Tatiana Bralnina/Shutterstock.com サフランをトッピングしたパンプキン・キャロットスープは暖色系のスープで目にもあたたか。エディブルフラワーのパンジーも浮かべて、秋冬にいただきたい旬のスープです。 収穫したサフランは、風味がなくならないうちに使い切って、また翌年サフラン栽培に挑戦するのをオススメします。
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一・二年草

放置気味でもぐんぐん育つ⁉ ガイラルディアの育て方をご紹介
ガイラルディアってどんな花? 花言葉もご紹介 ガイラルディアは、キク科テンニンギク属の草花です。原産地は南北アメリカで、約20種が確認されています。暑さ寒さに強く強健で、育てやすい草花の一つです。草丈は30〜90cm。種類によって幅があるので、苗を購入する際は最終的にどれくらいの大きさに育つのか、ラベルを確認しておくとよいでしょう。 ガイラルディアの開花期は、6〜10月です。花色はオレンジ、黄、赤など。夏に咲く植物らしい、ビビッドな花色が魅力です。花言葉は、「協力」「団結」「天真爛漫」「きらびやか」など。 品種も豊富! ガイラルディアには一年草と多年草がある ガイラルディアは種類が多く、種まきから1年以内に枯死する一年草、一度植え付ければ越年して毎年開花する多年草の両方があります。日本では、主に多年草のガイラルディア・アリスタータ(和名オオテンニンギク)、一年草のガイラルディア・プルケア(和名テンニンギク)が流通。園芸品種もさまざまに揃い、草丈が低くコンパクトにまとまる「アリゾナ」シリーズは、寄せ植えなどにも利用しやすく人気があります。 ガイラルディアは初心者にやさしい! 育て方をご紹介 ここまで、ガイラルディアの基本情報や品種などについてご紹介してきました。では、ここからはガーデニングの実践編として、育て方について詳しく解説します。 ガイラルディアの好む土を使おう 【地植え】 植え付けの約2週間前に、腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで、よく耕しておきます。土づくりをした後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。 【鉢植え】 市販の草花用培養土を利用すると手軽です。 ガイラルディアに適した場所とは? 【地植え】 日当たり、風通しのよい場所を好みます。あまり日陰では花つきが悪くなり、株もひょろひょろと徒長気味に伸びて、軟弱な株になるので注意しましょう。暑さ寒さには強いので、多年草の場合は植えっぱなしにしてかまいません。 【鉢植え】 基本的に、日当たり、風通しのよい場所に置いて管理します。暑さにも寒さにも強いので、一年を通して戸外に置いてかまいません。 ガイラルディアの植え付けのポイント ガイラルディアの植え付けの適期は、4〜5月か10月頃です。ただし、ほかの時期にも苗は出回っているので、花苗店などで入手したら早めに植え付けるとよいでしょう。 【地植え】 土づくりをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、根鉢を軽く崩して植え付けます。最後にたっぷりと水を与えます。複数の苗を植える場合は、30〜50cmの間隔を取っておきましょう。 【鉢植え】 鉢で栽培する場合は、7〜10号の鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから草花用の培養土を半分くらいまで入れましょう。ポットから取り出した苗を鉢の中に仮置きして高さを決めます。根を軽くほぐし、少しずつ土を入れて、植え付けます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取っておいてください。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。大鉢に、寄せ植えの素材の一つとして他の植物と一緒に植え付けてもOKです。 水のやりすぎに注意! やや乾き気味にする 水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。 真夏に水やりする場合は、気温の高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がり、株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。 また、真冬に水やりする場合は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。 【地植え】 根付いた後は、地植えの場合は地中から水が上がってくるのでほとんど不要です。ただし、雨が降らない日が続くようなら水やりをして補います。 【鉢植え】 日頃の水やりを忘れずに管理します。ガイラルディアは乾燥に強く、多湿に弱いので、与えすぎに注意。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がしおれそうにだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサイン。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。また、多年草のガイラルディアは冬でもカラカラに乾燥させることのないように、適宜水やりを続けてください。 ガイラルディアの日ごろのお手入れは? 【花がら摘み】 ガイラルディアの終わった花は早めに摘み取りましょう。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種子をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。 【切り戻し】 ひと通り開花が終わり、株姿が乱れてきたら、切り戻します。地際から草丈の半分くらいの高さを目安に、深めにカット。込み合っている部分があれば、数本を根元から切り取って蒸れ対策をしておきましょう。 【支柱の設置】 草丈が高くなる品種を育てる場合は、早めに園芸用支柱を立てておき、丈が伸びてきたら誘引して倒伏を防ぎましょう。 控えめがポイント! 肥料の施し方 【地植え・鉢植えともに】 植え付け時に、元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。 あまり肥料を与えすぎると軟弱になるので、株の様子を見て施します。肥料を与えるのに適したタイミングは3月頃と9月頃ですが、元気に育っていれば必要ありません。株の状態を見て株に勢いがないようであれば、緩効性肥料を株の周囲にばらまき、軽く耕して土に馴染ませます。 ガイラルディアの病気・つきやすい害虫は? 【病気】 ガイラルディアに発生しやすい病気は、灰色かび病、黒斑病です。 灰色かび病は花や葉に発生しやすく、褐色の斑点ができて灰色のカビが広がっていきます。気温が20℃ほど、かつ多湿の環境下にて発生しやすい病気です。ボトリチス病、ボト病などとも呼ばれています。風通しが悪く込み合いすぎていたり、終わった花や枯れ葉を放置していたりすると発生しやすくなるので注意。花がらをこまめに摘み取り、茎葉が込み合っている場合は、間引いて風通しよく管理しましょう。 黒斑病は、春や秋の長雨の頃に発生しやすくなります。カビが原因で発生する伝染性の病気で、葉に発生しやすく、最初は黒または褐色の小さな斑点が現れます。病斑は3〜15mmで、下葉からだんだん上の葉へと広がっていきます。進行すると葉が縮れて黄色または褐色になり、やがて枯死します。株同士の間が狭い場合や、茎葉が茂りすぎて鬱蒼とした状態などで発病しやすくなるので、適宜葉を間引いて風通しよく管理してください。発病した葉はただちに切り取って処分し、適用する薬剤を散布して様子を見ます。 【害虫】 ガイラルディアに発生しやすい害虫は、アブラムシです。 アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mm程度の小さな虫で繁殖力が大変強く、発生すると茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。 ガイラルディアの植え替え方法 多年草のガイラルディアの植え替えに適したタイミングは、4〜5月か10月頃です。 【地植え】 地植えの場合は、数年は植えたままにしてもかまいません。しかし、大株に育って込み合ってきたら、掘り上げて株分けして植え直し、株の若返りを図るとよいでしょう。 【鉢植え】 鉢植えで楽しんでいる場合、成長とともに根詰まりして株の勢いが衰えてくるので、1〜2年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出して根鉢をくずし、新しい培養土を使って植え直します。もっと大きく育てたい場合は、元の鉢よりも大きな鉢を準備し、軽く根鉢をくずす程度にして植え替えてください。 ガイラルディア 多年草タイプの冬越し方法 【地植え・鉢植えともに】 ガイラルディアは寒さに強いので、そのまま戸外で越冬できます。秋が深まると地上部を枯らして休眠するので、地際で刈り込んでおきましょう。枯れた茎葉をそのまま残しておくと病害虫の越冬地となってしまうので、株まわりをきれいにしておきます。休眠中、地植えの場合は特に水やりは不要ですが、鉢栽培の場合はカラカラに乾燥させることのないように、控えめに水やりを続けてください。 ガイラルディアの増やし方は3通り 【種まき】 一年草のガイラルディアは、ビギナーでも種まきから簡単に育てられますよ! 種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。敷地が広くて多数の苗を植えたい場合は、コストカットにもなります。 種まきの適期は4〜5月か10月頃で、発芽適温は15〜20℃前後です。 種まき用のセルトレイに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れて十分に水で湿らせた後、1穴当たり1粒ずつ播き、種子が隠れる程度に薄く覆土します。水やりは浅く張った容器にセルトレイを置いて、底から吸水させるとよいでしょう。 発芽までは乾燥・過湿を避け、適度な水管理をしてください。発芽後は日当たりがよく、風通しのよい場所で管理します。本葉が2〜3枚ついたら根鉢を傷めないようにトレイから取り出し、3号の黒ポットに鉢上げします。さらに育苗して根鉢が充実し、十分に育ったら植えたい場所に定植します。 【株分け】 多年草のガイラルディアは、株分けして増やすことができます。株分けの適期は3〜4月か9月頃です。株を植え付けて数年が経ち、大きく育ったら株の老化が進むので、「株分け」をして若返りをはかります。株を掘り上げて数芽ずつ付けて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。 【挿し芽】 多年草のガイラルディアは、挿し芽で増やすことができます。挿し芽とは、茎葉を切り取って地面に挿しておくと、発根して生育を始める性質を生かして増やす方法です。植物の中には挿し芽ができないものもありますが、ガイラルディアは挿し芽で増やせます。 挿し芽の適期は、生育期ならいつでも可能です。新しく伸びた茎を2節以上つけて切り口が斜めになるように切り取ります。採取した茎(挿し穂)は、水を張った容器に1時間ほどつけて水あげしておきましょう。その後、水の吸い上げと蒸散のバランスを取るために下葉を2〜3枚切り取ります。黒ポットを用意して新しい培養土を入れ、水で十分に湿らせておきます。培養土に穴をあけ、穴に挿し穂を挿して土を押さえてください。発根するまでは明るい日陰に置いて乾燥させないように管理します。発根後は日当たり、風通しのよい場所に移動し、十分に育ったら植えたい場所へ定植しましょう。挿し芽のメリットは、親株とまったく同じ性質を持ったクローンになることです。 たくましくて初心者向き! 長く咲くガイラルディアを楽しもう ガイラルディアは暑さ寒さに強く、環境に合えば管理の手間をかけずとも健やかに育ってくれる草花です。開花期間が長く、暑い夏も元気にカラフルな花を咲かせてくれるのもいいですね。品種も豊富なので、ぜひ好みのガイラルディアを見つけて、育ててみてはいかがでしょうか。 Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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家庭菜園

バジルやパクチーも秋スタートがおすすめ! 畑も鉢もいらないテーブル家庭菜園「セルトレイ栽培」
テーブル家庭菜園「セルトレイ栽培」に必要なもの ●セルトレイ(50穴や72穴など穴のサイズが大きめのもの) セルトレイとは、プロの生産者が野菜や花を種子から発芽させ、苗を育てるのに使う専用のトレイ。いわば野菜や花の幼稚園です。サイズはさまざまありますが、基本的に深さは3〜5cmと浅く、数cm四方の小部屋(穴)がたくさん並んでいるのが特徴です。セルトレイ栽培では、この穴1つで1苗を種子から収穫まで育てるので、穴のサイズが大きめのものを選びましょう。50穴や72穴が適しています。場所をとらず軽いので、窓辺やガーデンテーブルに置いて野菜やハーブを育てることができます。 ●底面給水バット 水を張り、セルトレイをつけるための容器。セルトレイが入るサイズで、水を張れる容器であれば別のものでもOK。 ●培養土(必要な肥料が含まれている土) 培養土は種まき専用のものがおすすめです。土にも種類がさまざまあり、種まき用の培養土は土の粒子が細かく、発根したばかりの根がきちんと活着できるように作られています。さらに、発芽から生育していくまでに野菜が必要とする栄養分をあらかじめ含んでおり、生育をサポートしてくれるので安心です。 ●野菜の種子 セルトレイ栽培におすすめなのは、カブ、ラディッシュ、バジル、パクチー、クレソン、ミズナ、ベビーリーフなど。 ●ハス口付きのジョウロ ハス口とは、シャワー状に水が出てくるジョウロの先端部分。取り付け・取り外し可能なもののほうが便利。 ●防虫ネット マンションのベランダなどでも虫はやってきます。虫の発生を防ぐには、タネ播き後すぐに防虫ネットをかけるのがおすすめです。 これらの道具は、園芸店やホームセンターで手に入ります。 テーブル家庭菜園「セルトレイ栽培」の始め方 ①土をセルトレイの高さすりきりまで詰め、土の内部まで湿るようにハス口の付いたジョウロで水やりをします。目安は底面から水が流れ出すまで。 ②土が入った穴の1つずつに、指で押して土をくぼませ、そこに種子を播き、土を軽くかぶせます。表面が湿る程度にハス口のついたジョウロで水をやります。 【種まきのやり方】 葉菜類やハーブなど比較的大きめの種子は1穴あたり2〜3粒、小さめの種子は4〜5粒。 カブやラディッシュは1穴に1粒。 ③発芽するまでは直射日光の当たらない場所で(種類によるので種袋の裏を確認)、セルトレイの表面が乾かないように管理します。新聞紙などをかぶせておくとよい場合もあります。発芽したら日当たりと風通しのよい場所へ移動します。カブの種子は、種まきから3〜5日で発芽します。 これで種まきも失敗しない! 安心発芽ポイント 家庭菜園初心者でよくあるのが「発芽しない」というトラブル。のっけから問題にぶち当たって、早々にくじけてしまう人もいますが、種子は基本的に発芽するようにできている偉大な生命装置です。ただし、発芽には条件が必要。発芽しない場合には、以下を確認してみましょう。 ★発芽適温を守っていますか? 植物の種子は種類ごとにその植物が生育するのに適した気温があります。気温が高すぎても低すぎても発芽しません。適温は種袋の裏に書いてあるので、必ず確認しましょう。 ★水をやりすぎていませんか? 種子が発芽するには水も必要ですが、酸素も必要です。水を始終与えていたり、雨続きで土がずっと濡れている状態だと酸素不足で発芽できません。表面が湿った状態であれば、基本的に水やりをする必要はありません。 ★種子を深く埋めすぎていませんか? 種子の中には発芽に光を必要とするものと、そうでないものがあります。多くの場合は発芽に光を必要としませんが、ニンジンやレタスなどは光を必要とするので、種子を播いたらごく薄く土をかけましょう。光を必要とするか、しないかも種袋の裏に書いてあるので、よく読みましょう。また、どの植物も種子を深く埋めすぎると、酸素不足で発芽できません。 テーブル家庭菜園「セルトレイ栽培」発芽後の育て方 【置き場所】 日当たりがよく、風通しのよい場所。ベランダなどでは床面に置くより、ガーデンデーブルの上などトレイを少し高さのある場所に置くと光が当たりやすく、風通しもよくなります。窓辺に置く際は、窓を開けて風が当たるようにしましょう。 【水やり】 発芽の最初は、小さな葉っぱが2枚展開している状態です。それを「双葉」と呼びます。その次に、さらに葉っぱが展開します。それを「本葉」と呼びます。本葉が展開するまでは、ハス口の付いたジョウロで土の表面が乾いたら水をやります。本葉が展開して大きくなってきたら、底面給水バットに水を張り、トレイをつけて底面から吸水させるようにします。水やりの目安は土の表面が乾いたらですが、トレイは土の量が少なく乾きやすいので、高温期には朝晩2回必要になることもあります。 【間引き】 葉菜類やハーブは間引かなくてもOKですが、1穴に1本だけで育てると大きく育ちます。大きく育てたい場合は、双葉が展開した後、しっかりした1本を残して他を間引きます。引き抜くと、残したい1本まで一緒に抜けてしまうことがあるので、土の際で茎を切って間引きます。 【収穫】 ●葉菜類やハーブは種子を播いてから1カ月程度で収穫できるようになるので、必要な分だけ切り取ります。収穫する時は根元をハサミで切ると土もこぼれず、周りも汚れません。1回目の収穫が終わった後、週に1~2回液肥を底面給水バットに注いで、生育を維持するようにします。 ●カブは種まきから約45日程度で収穫できます。 【虫よけ】 秋も害虫は発生しやすい時期。防虫ネットなどで対策をしましょう。フレームを立てて、ネットを被せます。ネットの上からも水やりができます。 秋から始めるセルトレイ栽培におすすめの野菜 セルトレイは洗えば何度でも繰り返して使うことができます。栽培後、土は新しいものに入れ替えましょう。セルトレイでは、以下のような野菜を栽培できます。これからの季節は、バジルやパクチーなどの種まき適期です。また、カブやラディッシュ、ミズナも種まきができます。いろいろな野菜やハーブを手軽に育てられるテーブル家庭菜園「セルトレイ栽培」にぜひチャレンジしてみてください!
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おすすめ植物(その他)

秋花壇に植える草花8選! 秋色植物を育てよう
アスター Flower_Garden/shutterstock.com ガーデニングシーンで幅広く活躍する人気の高いアスターは、晩夏から秋にかけて花を咲かせ、花色や花形、草丈、咲き方など、非常にバリエーションに富んだ花。アスターと呼ばれるものには一年草と宿根草がありますが、ガーデニングでは宿根アスターがよく使われます。花色には、代表的な青紫の花のほか、白やピンク、紫、赤などの花があります。日当たりのよい場所で、水はけのよい土に植え付けて育てます。枝数を増やし、花を多く咲かせるために、5~6月頃に切り戻しを。また、よく増えて根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合は毎年植え替えをするとよいでしょう。 mahey/Shutterstock.com ⚫︎『春から秋までの花壇で大活躍! ガーデンを彩る宿根アスター』 ケイトウ montreep/shutterstock.com ふわふわとした質感の花穂と、カラフルで鮮やかな色彩が、秋のガーデンに欠かせないケイトウ。矮性品種は寄せ植えにも合わせやすく、使い勝手のよい花です。花姿はキャンドルのような形の花穂のほか、鳥のとさかに似たもの、玉状の固まりになるものなどいくつかのタイプがあります。日当たりと水はけのよいところで育てて、極端な乾燥に気をつけましょう。毎年タネを播いて育てる一年草で、移植を嫌うので、苗を植えつける際には根鉢を崩さないように植えます。 aimful/Shutterstock.com ⚫︎『ケイトウの特徴や育て方を知ってトサカのような独特の花姿を楽しもう』 AndperfumeInd/Shutterstock.com ⚫︎『ノゲイトウはおしゃれな庭のアクセントにぴったり! 育て方や特徴を解説』 センニチコウ Amarita/shutterstock.com 丸い小さな小花がぽんぽんと咲く、可愛らしい夏~秋の花。日本では、仏花として親しまれていますが、丈夫で育てやすく、紫やピンク、白、赤などのバリエーションがあり、花壇の彩りにもとても重宝します。花に見える部分は実は苞で、花もちがよいのも嬉しいところ。名前の通りに長期間咲き続くカサカサとした花は、ドライにするのも簡単で、フラワーアレンジメントにもオススメです。基本的に一年草ですが、キバナセンニチコウは3℃程度を保てば冬越しさせることもできます。背が高くなる種類は、適宜支柱を立てて育てます。伸びすぎて姿が乱れてきたら、少し切り戻して新芽を出させるとよいでしょう。 kmksk/shutterstock.com ⚫︎『センニチコウの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します』 ルドベキア J Need/shutterstock.com 夏~秋にかけて、黄色やオレンジ、赤茶色など暖色系の花を咲かせるルドベキア。一株でもよく枝分かれして、一面に鮮明な色の花を咲かせる姿は遠目からでもよく目立ち、ガーデンに色の面を加えてくれます。品種によって一・二年草タイプ、または宿根草タイプに分かれます。丈夫で育てやすく、肥料もあまり必要としません。苗を植えつけるほか、春、または秋にタネを播いても育てることができます。秋播きした場合は、冬は凍らない程度に防寒しましょう。宿根草タイプは、数年に一度、株分けを兼ねて植え替えるとよく育ちます。 Lijuan Guo/Shutterstock.com ⚫︎『ルドベキアとエキナセアは似ているようで違う! 2種の特徴と違いを解説』 Mike Russell/Shutterstock.com ⚫︎『ルドベキアの栽培方法! 花言葉や綺麗に育てるコツをご紹介』 ダリア Kostin SS /shutterstock.com 赤やピンク、オレンジ、黄色、複色など幅広い花色を持ち、花形も人の目を惹きつける大輪品種から可愛らしい小輪品種、豪華な八重咲きやポンポン咲き、シンプルな一重咲き、変化咲きなど、バリエーション豊かな花姿を持つダリア。秋のガーデンの主役花としても活躍します。多くは春植え球根として扱われる多年草タイプですが、タネから育てる品種も多く流通しています。球根植物なので乾燥に強く、根腐れには注意が必要。茎が伸びてきたら倒れないように適宜支柱を立て、花がらはこまめに摘み取りましょう。場所によっては、冬は球根が凍らないように掘り上げて保管します。 写真/遠藤 昭 ⚫︎『寄せ植えや花壇に活躍「ダリア」の種類と上手な育て方』 セダム T.W. van Urk/shutterstock.com 多肉植物として広く知られているセダムですが、実は花壇の彩りとしてもよく使われています。丈夫で乾燥に強く、よく広がって地面を覆うので、グラウンドカバーにぴったり。種類が豊富なので、選ぶ楽しみもあります。葉の紅葉が美しく、晩夏に咲かせた花が秋になるにつれ花色を深める‘オータム・ジョイ’など、品種によっては秋花壇の彩りとしてもオススメ。水はけ、日当たりのよい場所で育てます。耐寒性、耐暑性が強いものが多く、丈夫で育てやすい花ですが、高温多湿には弱いので、梅雨から夏にかけて注意が必要。雨がかからず、風通しのよい場所で夏越しさせるとよいでしょう。 トウガラシ nop16/shutterstock.com 実りの秋、ともいうように、秋はさまざまな植物が実を結ぶ季節。花壇にも実物を取り入れると、ぐっと秋らしさが出ます。観賞用のトウガラシは、オレンジや赤、紫などカラフルな色彩と可愛らしい形の艶やかな実をつけ、秋花壇の演出にぴったり。ハロウィンの飾りとしてもオススメです。植えつけの適期は5~8月頃。水はけがよく、肥沃な土を好みます。根鉢を崩して植えつけるとよく育ちますが、あまり大きくしたくない場合には、すでに実のついた株を、根鉢を崩さずに植えるとよいでしょう。 Yui Yuize/Shutterstock.com ⚫︎『カラフルで個性的! 観賞用トウガラシ(唐辛子)の手入れや増やし方を解説』 グラス類 JPL Designs/ Shutterstock.com 秋らしいガーデン風景をつくる際に、ぜひ取り入れたいのがグラス類。細い茎の先に柔らかな穂を伸ばすグラス類の姿は、それだけで秋らしい情緒にあふれています。日本でも、ススキが風に穂を揺らす姿は、秋の風情を感じさせる代表的な光景の一つですね。グラス類は丈夫で手がかからず、放任でもOKな種類が多いのも嬉しいところ。非常にたくさんの種類があり、草丈や葉色、穂の様子などもさまざまなので、シーンに合わせたものを選びましょう。写真は光沢のある銅色の葉に赤紫がかる穂が美しい‘パープル・ファウンテン・グラス’。 Sergey V Kalyakin/Shutterstock.com ⚫︎『秋から初冬まで変化を楽しめるオーナメンタルグラス 〜小・中型種10選〜』 J Need/Shutterstock.com ⚫︎『秋から初冬まで変化を楽しめるオーナメンタルグラス 〜大型種10選〜』 ここでご紹介したものの他にも、秋らしい雰囲気を感じさせる植物はたくさんありますし、紅葉がきれいな植物を取り入れるのも効果的。ぜひ、自分らしい秋のガーデンを楽しんでくださいね。 Photo/ 1,3)pongsakorn chaina/ 2)Flower_Garden/ 4)Amarita/ 5)J Need/ 6)Kostin SS/ 7)T.W. van Urk/ 8)nop16/ 9)JPL Designs/ Shutterstock.com
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観葉・インドアグリーン

ドラセナはどう育てる? 最適な栽培環境や育て方のコツ
ドラセナの主な特徴 まずはドラセナとはどんな植物なのか、主な特徴について解説します。 ドラセナの基本情報 ドラセナはリュウゼツラン(キジカクシ)科ドラセナ属に分類される、常緑性の中低木です。熱帯アフリカが原産で、寒さには弱いですが、暑さには強い植物です。 品種によってさまざまなサイズがあり、卓上サイズから20mほどになるものまであります。幹が柔らかく樹形をアレンジしやすいので、個性的な樹姿のドラセナも多いです。 花や葉の特徴 ドラセナの花色は、白や薄ピンク、薄オレンジなどがあります。しかし、開花時期は不定期でめったに見られないため、実際に目にできる機会は貴重です。花姿は、細長い穂状の花茎を四方に伸ばすものや、丸いポンポンのような花を花茎にいくつもつけるものなど、品種によってさまざまです。 常緑性の植物なので、一年中みずみずしいグリーンを楽しめるのも特徴です。 花言葉 ドラセナの花言葉は品種によって異なり、ドラセナ全般に共通する花言葉は「幸福」です。そのほか「隠しきれない幸せ」や「永遠の愛」など、前向きな言葉が多く揃っています。 名前の由来 ドラセナという名前はラテン語で雌の竜という意味。ドラセナには真っ赤な樹液を出す品種があり、昔これを固めたものを竜血という特産品として取引していました。竜血が採れる樹ということから竜血樹という名前が付けられました。 ドラセナの育て方の基本 ここからはドラセナの基本的な育て方について解説します。 栽培環境・用土 ドラセナは耐陰性もありますが、ある程度光に当てたほうがよく育ちます。日の当たらない場所に置く場合は、1週間のうち数時間程度は日光浴をさせるようにしましょう。ただし直射日光は当てないように注意します。 耐寒性は低いので、地植えでの栽培は難しいです。鉢植えにして、気温が極端に下がらない場所に移動するなど、季節ごとに場所を変えるほうが管理しやすいでしょう。 また、植え付ける用土は、水はけがよく肥沃な、有機質を多く含むものを使いましょう。 水やり ドラセナは乾燥気味に管理します。 生育期の春から秋にかけては、土の表面だけではなく土の中まで乾いてから水をたっぷり与えましょう。冬は土が乾いた後、3〜4日ほど経ってから水をたっぷり与えます。冬期は月に1〜2回程度でも問題ありません。 肥料 肥料は少なめに施します。与えすぎると逆に弱ってしまうので注意しましょう。 生育期の5〜9月には、2カ月に1回のペースで緩効性肥料を与えるか、液体肥料を10日に1回のペースで与えるとよいでしょう。 植え付け・植え替え 植え付けや植え替えは5〜9月が適期です。鉢が根でいっぱいになっているようなら植え替えをします。事前に水やりを控えて土を乾燥させておき、植え替え時に根鉢を崩して古い土を落とします。茶色くなった根は切り落としておきましょう。植え替え後1〜2週間は明るい日陰で水を与えず管理します。 ドラセナの剪定 ドラセナは上にどんどん伸びていくので、理想の高さになったら先端をカットします。葉の先端が黒く枯れた時は、そこだけ切り落としておきましょう。花芽が付いたときは、花を咲かせてしまうと株が弱るので切り取るのがおすすめです。 増やし方 ドラセナは、株分けや挿し木で増やすことができます。 株分けは、植え替えの際に行うと効率がよいでしょう。2〜3株ずつ、地下茎を切り分けて植え直します。 挿し木をする場合は、新梢を10cmほど切り取って挿し穂を作ります。挿し穂を3時間ほど水に浸けた後、用土を入れた育苗ポットに挿して根が出るまで管理します。新芽が出てきたら鉢上げしましょう。 病害虫 注意が必要な病気は、炭疽病(たんそびょう)です。カビが原因で葉などに斑点が現れ、穴があいてしまう場合もあります。カビは高温多湿を好むため、梅雨時に発生しやすい病気です。予防のため、水やりは株元を目掛けて注ぎ入れたり、葉が茂りすぎて密集しないように注意しましょう。 害虫はハダニやカイガラムシがつきやすいです。 ハダニは葉の裏について汁を吸います。水に弱いので、葉裏に霧吹きなどで水をかけると予防になります。 カイガラムシも汁を吸います。排泄物がすす病を引き起こす原因になることがあるので、見つけたら早めに駆除しましょう。 ドラセナの主な品種 ドラセナの代表的な品種をいくつかご紹介します。 マッサンゲアナ ‘マッサンゲアナ’は幸福の木とも呼ばれ、プレゼントとして人気が高い品種です。 緑の葉に黄色い斑が入るのが特徴で、香りのよい花を咲かせるドラセナ・フレグランスの代表品種でもあります。 コンパクタ ドラセナ・コンパクタは濃緑色の光沢がある葉をつける品種です。 成長がゆっくりで葉がよく茂り、コンパクトに育つのが特徴です。 コンシンネ コンシンネは折れ曲がりながら伸びる細い枝に、細長い葉が放射状につく種類です。 品種によって葉の色が異なります。ドラセナ・コンシンネ‘レインボー’やドラセナ・コンシンネ‘トリカラー’などの品種があります。 観葉植物を探しているならドラセナもおすすめ! ドラセナは育てやすい植物で、品種のバリエーションの中から好みに合った葉色や樹形を選べます。インテリアのアクセントになる観葉植物を探している方は、ぜひドラセナを育ててみてはいかがでしょうか。 Credit 文/3and garden ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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おすすめ植物(その他)

9月に咲く人気の花20選 秋を告げる花を探そう!
シュウメイギクキンポウゲ科多年草/主な花色:白・ピンク/開花期:9~11月 Tunatura/Shutterstock.com ピンクや白など優雅な姿で次々と咲くシュウメイギクは、秋のガーデンで人気の高い宿根草。楚々とした風情あるたたずまいで、茶花としても用いられます。古い時代に日本に伝えられ、野生化してきた植物なので、初心者でも育てやすいのも魅力です。寒さに強い半常緑の多年草で、冬に葉を落としたとしても、また来春には芽を出してくれますよ。根が大きく伸び、よく増えるので、地植えにする場合はスペースを取っておくとよいでしょう。まめに花がらを摘むことで長く楽しめます。シュウメイギクの花言葉は「薄れゆく愛情」「淡い思い」「あせていく愛」「多感な時」「忍耐」などです。 ●秋の風情を感じる優雅さ! シュウメイギクの特徴、花言葉、育て方 キキョウキキョウ科多年草/主な花色:紫・白・ピンク・複色/開花期:6~10月 Pek Kool/Shutterstock.com 整った星形の花を咲かせるキキョウ。初夏から晩秋にかけて開花期を迎えますが、秋の七草の一つにも数えられ、秋らしい風情が楽しめる花です。日本の原野に自生し、気候や環境になじんで育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめ。一般的な一重咲きのほか、二重咲きや三重咲きなどの品種もあります。真夏の暑さがやや苦手なので、西日が強く当たる場所は避け、鉢栽培の場合は風通しのよい涼しい場所で管理するとよいでしょう。夏に株姿が乱れてきたら切り戻すと、秋にはまた生育して長く開花が楽しめます。キキョウの花言葉は「永遠の愛」「変わらぬ愛」「誠実」「清楚」「従順」「気品」などです。 ●和風な美しさがあり、茶花として人気の高い桔梗! 育て方のポイントは? ケイトウヒユ科一年草/主な花色:赤・ピンク・黄・オレンジ・緑/主な開花期:7~11月 Suttisuntorn/Shutterstock.com 鮮やかな色彩で秋の庭にインパクトをもたらしてくれるケイトウ。「鶏頭」の名の通り、個性的な花姿を持つトサカケイトウのグループのほか、寄せ植えや花壇に人気のふわふわとした円錐形の穂を持つ羽毛咲き種や、枝分かれした槍状の花穂をつけるノゲイトウなど、種類も豊富です。暑さに強く丈夫なので、夏から秋まで長く楽しめるのも魅力。葉色の美しいものは、カラーリーフとしても楽しめます。過湿に弱いので、水はけのよい土で育てましょう。花もちがよく、ドライフラワーにしても楽しめます。ケイトウの花言葉は、「おしゃれ」「気取り屋」「色あせない愛」「博愛」などです。 ●夏から晩秋までたっぷり楽しめる「ケイトウ」を植えよう。編集部オススメの4種類を紹介! コスモスキク科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・茶・複色/開花期:6~11月 NattapolStudiO/Shutterstock.com 整った形の花が風に揺れるコスモスは、秋の美しい風物詩。繊細な風情に反して強健で育てやすく、公園や道路脇などさまざまな場所で見られる、暮らしの中でもおなじみの花です。明るい時間が短くなると花芽が形成される短日植物ですが、現在では品種改良が進み、日が短くならなくても花芽をつける品種も登場しています。花色や花姿のバリエーションも多く、濃い黄色のキバナコスモスや宿根草のチョコレートコスモスもあります。草丈が高くなると倒れやすくなるので、適宜支柱を立てるか、摘心を繰り返してコンパクトに育てるとよいでしょう。コスモスの花言葉は、「調和」「乙女の純真」などです。 ●風にそよぐ繊細な姿がかわいいコスモスを育てよう リンドウリンドウ科多年草/主な花色:青・紫・白・ピンク・複色/開花期:9~11月 Christian Peters /Shutterstock.com 秋に咲く代表的な花の一つ、リンドウ。秋の七草としても知られ、鮮明な青などの小さなベル形の花を連なって咲かせます。日本を含む世界各地に自生し、古くから薬草として利用されてきました。「竜胆」という名前も、薬草として根を利用していたことに由来します。リンドウは光に反応して開花し、曇りの日や夜には花弁を閉じてしまうため、開花期は日当たりのよい場所で管理することがポイントです。寒さには強いですが、暑さと乾燥はやや苦手なので、夏場は風通しのよい半日陰などに移動するか、落葉樹の下などに植えるとよいでしょう。リンドウの花言葉は「勝利」「正義感」「あなたの悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」などです。 ●秋の訪れを感じられる花! リンドウの特徴・花言葉・育て方 ヒガンバナ(リコリスの仲間)ヒガンバナ科多年草/主な花色:赤・黄・白・オレンジ・ピンク・紫・青・複色/開花期:8~10月 sano kazuki/Shutterstock.com 秋の花として知られるヒガンバナは、昔から日本で親しまれてきた球根植物で、リコリスの一種に分類されています。その名前から縁起が悪いとして庭植えを避けられることもありましたが、西欧では美しい花が人気で、花色もさまざまなものがあります。毒性があることから害虫なども付きにくく、放任してもよく育つ丈夫な植物として、近年では日本でもガーデンプランツとして見直され始めています。葉が出るよりも先に花が咲くので、株元をカバーする植物と組み合わせて花壇に植えるのもおすすめ。開花後に出る葉はそのままにして球根を太らせれば、植えっぱなしでも毎年楽しめます。ヒガンバナの花言葉は色によって異なり、赤花は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「転生」「悲しい思い出」などです。 ●リコリス(ヒガンバナの仲間)の完全理解! 基本情報から育て方まで詳しく解説 ススキイネ科多年草/主な花色:白/開花期:9~10月 F.F.YSTW/Shutterstock.com さらさらとしたススキの穂が風になびく姿は、日本の秋の風物詩。お団子とともに、秋のお月見には欠かせません。日本では雑草扱いされることもありますが、姿の美しさからオーナメンタルグラスとしても利用されています。昔から日本の野山で自生してきたこともあって環境に馴染みやすく、放任してもよく育ちます。むしろ育ちすぎて巨大化しがちなので、大きくしすぎないためのメンテナンスが必要です。細長い葉はかたく、縁がカギ状になっていてけがをしやすいので、作業の際には手袋をはめるとよいでしょう。ススキの花言葉は「活力」「心が通じる」などです。 ●ススキってどんな植物? 基本知識から育て方のポイントまで徹底解説 センニチコウヒユ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・黄・紫/開花期:5~11月 茎の先にポンポンと咲く丸い花が愛らしいセンニチコウ。暑さに強いので、サマーガーデンでも活躍します。丈夫で育てやすく、花がよく咲き揃うので、ガーデンの縁取りにおすすめ。花のように見える球体のカサカサした部分は、じつは苞(ほう)という葉の集まりなので、長期間楽しむことができます。ドライになっても花色が残るので、フラワーアレンジメントやドライフラワーの花材としても人気。コンパクトに育つ矮性種から高性種まで種類もさまざまです。一年草ですが、品種によっては冬越しして翌年も楽しめるものもあります。 ●センニチコウの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します キンモクセイモクセイ科高木/主な花色:オレンジ /9~10月 sazanka/Shutterstock.com 三大香木の一つで、離れた場所にまで届くほど強い芳香が、秋への移ろいを知らせてくれます。濃い緑の葉にオレンジ色の花を密に咲かせ、生け垣や庭木としても人気があります。雌雄異株ですが、日本には雌株はないとされているため、実を付けることはありません。寒さにはやや弱く、霜が降りるような場所や冬に寒風が当たるところは避けましょう。また、日当たりの悪い場所や大気の汚れた場所では、花つきが悪くなりがちです。キンモクセイの仲間にはほかに、白い花を咲かせるギンモクセイやヒイラギモクセイもあります。キンモクセイの花言葉は「謙虚」「気高い人」などです。 ●キンモクセイの育て方。コツとお手入れ方法を一挙紹介します 宿根アスターキク科多年草/主な花色:青・紫・ピンク・白/開花期:8~11月 McGraw/Shutterstock.com 宿根アスターは、アスター属(シオン属)や、シンフィオトリクム属に含まれるユウゼンギクやクジャクアスターなどの宿根草の総称。晩夏から秋にかけてふんわりと茂って他の植物とも合わせやすく、花色や草丈のバリエーションも非常に豊富なので、秋色ガーデンの演出にとても重宝します。ボーダー花壇やメドウガーデン、ロックガーデンなど、さまざまなガーデンシーンで活躍しますが、過湿にすると根腐れしやすいので、やや乾燥気味に管理しましょう。春に芽が伸びてきたら摘心すると、こんもり育って花数も多くなります。アスターの花言葉は「追憶」「君を忘れない」などです。 ●春から秋までの花壇で大活躍! ガーデンを彩る宿根アスター ホトトギスユリ科多年草/主な花色:白・紫・ピンク・黄/開花期:7~11月 ToRyUK/Shutterstock.com 秋の茶花としても人気のホトトギス。白花に斑点が入る個性的な花は、楚々とした風情が可憐で、古くから日本人に愛されてきました。日本に自生する植物なので、育てやすいのも魅力です。半日陰で湿り気のある環境を好むので、シェードガーデンにもおすすめ。和のイメージがありますが、白や黄色の花もあり、洋風のガーデンにもよく似合います。冬は地上部が枯れて越冬します。ホトトギスの花言葉は、「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」「永遠の若さ」などです。 ●ホトトギスの花を自宅で育ててみたい! ホトトギスを育てるポイント サルビア・レウカンサ(メキシカンブッシュセージ、アメジストセージ)シソ科多年草/主な花色:紫/開花期:5~11月 Ken Schulze/Shutterstock.com 非常に種類豊富なサルビアの中でも、サルビア・レウカンサは秋咲きの代表的な種類です。長い花穂を伸ばし、ビロードのような質感の紫花を咲かせる姿はとてもダイナミック。多年草なので、毎年花が楽しめます。秋咲きのサルビアにはこのほかにも、赤い花を咲かせるサルビア・エレガンス(パイナップルセージ)や、黄色の花が咲くサルビア・マデレンシスなど、たくさんの種類があるので、好みに合ったものを探してみるのも楽しいですね。サルビア・レウカンサの花言葉は「家族愛」です。 ●セージの仲間、サルビアで秋の庭を鮮やかに彩ろう。編集部オススメの5種類! プルメリアキョウチクトウ科低木/主な花色:赤・ピンク・白・黄・複色/開花期:6~10月 Photo/遠藤昭 整った花形で、甘い香りを漂わせるプルメリア。ハワイやタヒチなどではレイにも使われ、南の国らしい植物です。真夏に花が咲くイメージがありますが、一年を通じて開花し、日本では8月頃からつぼみが充実して9月以降に最盛期を迎えることが多いです。最近は小型品種もあり、コンパクトに育てて花を楽しむこともできます。熱帯花木なので寒さに弱く、冬は室内に取り込んで管理し、暖かくなってからはできるだけ早く成長させることが開花を楽しむポイントです。やや乾かし気味に管理しましょう。プルメリアの花言葉は「気品」「恵まれた人」「日だまり」「内気な乙女」などです。 ●庭に咲いたプルメリアの香りで気分はハワイ フジバカマキク科多年草/主な花色:白/開花期:8~9月 フジバカマは秋の七草の一つに数えられ、日本では古くから親しまれてきた植物。小さな花を無数に咲かせる控えめな美しさがあり、旅をするチョウ、アサギマダラが訪れることでも有名です。咲いている花はあまり香りませんが、乾燥させると不思議と上品な甘い香りが広がるので、庭で育てて匂い袋などに仕立ててみるのもいいですね。地下茎が伸びて広がりますが、現在の日本には生息に適した場所が少ないため、絶滅危惧種に指定されています。フジバカマとして販売されている苗の多くは交雑種のサワフジバカマです。よく広がるので、増えすぎないように注意しましょう。フジバカマの花言葉は「ためらい」「遅れ」などです。 シュウカイドウシュウカイドウ科多年草/主な花色:白・ピンク/開花期:7~10月 EQRoy/Shutterstock.com シュウカイドウはベゴニアの一種で、江戸時代頃に日本に伝わりました。各地で半野生化していることからも分かる通り、寒さに弱いものが多いベゴニアの中では珍しく、戸外でも冬越しできる耐寒性の強い種類です。葉裏が赤いタイプや白花を咲かせるタイプがあります。強い直射日光が苦手で、やや湿り気のある明るい日陰を好むので、シェードガーデンにもおすすめ。シュウカイドウの花言葉は「片思い」「恋の悩み」「未熟」「自然を愛す」などです。 ダリアキク科多年草/主な花色:ピンク・赤・白・オレンジ・黄・紫・複色/開花期:6~11月 suprabhat/Shutterstock.com 豪華で華やかな花を咲かせるダリアは、秋花壇の主役級の存在。花径30cmに達するような超巨大輪種から大輪・中輪・小輪種まであり、花形のタイプもさまざま、また木のように大きく育つ皇帝ダリアなど、非常に豊富な種類があります。和名では「天竺牡丹」と呼ばれ、古くから親しまれてきた春植え球根植物です。地中で越冬しますが、寒さに弱いので、場所によっては球根が凍らないよう掘り上げて保管し、遅霜の心配がなくなってから植え付けるとよいでしょう。乾燥気味に管理し、必要に応じて支柱を立てて栽培します。ダリアの花言葉は「華麗」「エレガント」などです。 ●寄せ植えや花壇に活躍「ダリア」の種類と上手な育て方 コリウスシソ科一年草/カラーリーフ 開花期以外にも長く楽しめ、広い面積に渡って彩りを加えてくれるカラーリーフはガーデンには欠かせない存在。コリウスは初心者にも育てやすく、赤や紫、茶色、縁取りや斑が入るものなど、じつにさまざまな色合いの葉を持つ品種が流通しています。初夏から秋まで長く観賞できますが、特に株が充実し、庭に花が少なくなってくる秋に存在感を発揮します。耐暑性は普通ですが、真夏は葉色が褪せやすいので、直射日光の当たらない半日陰におくとよいでしょう。寒さに弱いため、一般に一年草として扱われます。コリウスの花言葉は「かなわぬ恋」「善良な家風」「健康」などです。 ●ガーデンを鮮やかに彩るカラーリーフ バリエーション豊富なコリウス ルドベキアキク科多年草/主な花色:オレンジ・黄・茶・複色/開花期:7〜10月 islavicek/Shutterstock.com ビタミンカラーが元気をくれるルドベキアは、サマーガーデンでも人気がありますが、花期が長いので秋のガーデンでも活躍してくれます。宿根草タイプと一年草タイプがあり、一年草のヒルタ種や宿根草の‘タカオ’などがよく流通しています。次々に花が咲くので、終わった花がらはこまめに取り除き、株姿が乱れてきたら切り戻しをするとよいでしょう。またルドベキアの一種であるオオハンゴウソウは特定外来生物に指定されているので、栽培しないように注意しましょう。ルドベキアの花言葉は「正義」「公平」「正しい選択」「立派」「あなたを見つめる」「強い精神力」などです。 ●【初心者向け】ルドベキアの栽培方法! 花言葉や綺麗に育てるコツをご紹介 キクキク科多年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・緑・茶・複色/開花期:9〜11月 momemoment/Shutterstock.com キクは日本を代表する花の一つで、大ギク、小ギク、古典ギク、野生ギク、洋ギクなど、非常に豊富な種類があります。この季節のガーデニングに気軽に取り入れやすいのは洋ギクで、ポットマムとも呼ばれています。花つきがよいので、主役にも脇役にも利用でき、また暑さ寒さに強く、放任してもよく育つので、ビギナーにおすすめです。日当たりのよい場所で育てましょう。矮化剤を使った鉢花も多く出回っているので、2年目以降は草丈が高くなることがあります。キク一般の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」などです。 ●【二十四節気】白露は秋の訪れ。彩り豊かなキクの庭花と重陽の節句 ハギマメ科低木/主な花色:赤紫・白/開花期:7〜9月 tamu1500/Shutterstock.com 秋の七草の一つで、『万葉集』にも数多く詠まれたハギは、古くから日本人に愛されてきた花。長く枝垂れた枝にたくさん花が咲き、風に揺れる姿に秋の風情を感じさせる、落葉性の低木です。広く庭木に利用されるミヤギノハギのほか、ヤマハギやニシキハギなどもあり、また種類によっては夏に花を咲かせるものもあります。暑さ寒さに強く、やせ地でもよく育つ手のかからない植物ですが、大きく育つので植える場所には注意が必要です。鉢植えの場合は、夏の水切れに注意しましょう。ハギの花言葉は「思案」「内気」「柔軟な精神」などです。 9月に咲く人気の花を育てよう! 今回は、9月に見頃を迎えるガーデニングで人気の花を20種類ご紹介しました。ここで取り上げたもの以外にも、9月に楽しめる植物はまだまだたくさんあります。ぜひお気に入りの花を見つけて、9月のガーデニングを楽しんでみてくださいね。




















