私たちの身の回りにある植物には、驚くほど難しい漢字表記がたくさんあります。普段はカタカナやひらがなで目にする植物たちも、漢字で見るとまるで別物かも? 身近な植物をテーマにした「難読漢字クイズ」をお届けします。
目次
春の花といえば!「鬱金香」ってどんな植物?

実際に育てていても、漢字で表記されると案外分からない植物も多いもの。普段呼んでいるのとは違う名前があったり、意外な漢字表記があったり、植物の漢字も面白いものです。
そんな植物の漢字表記の中から、身近な植物に関するものをクイズで出題!
今回のお題は「鬱金香」。あなたはこの漢字が表す植物が分かりますか?
ヒント
春をイメージさせるカラフル&キュートな親しみやすい花は、子どもから大人まで大人気。誰もが一度は育てたことがあるのでは?
正解は…
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チューリップ(うこんこう)

チューリップの基本データ
学名:Tulipa
科名:ユリ科
属名:チューリップ属
原産地:中央アジア~北アフリカ
和名:鬱金香(うこんこう、うっこんこう)
別名:牡丹百合(ぼたんゆり)
英名:Tulip
開花期:3月中旬~5月上旬
花色:白、赤、ピンク、黄、オレンジ、紫、緑、黒、複色
形態:多年草(球根)
草丈:10~70cm
すっきりとしたシンプルな姿に、幅広い花色が揃うカラフルなチューリップは、春を代表する花の1つ。ユリ科チューリップ属の球根植物で、世界中で人気があり、数えきれないほどの品種があります。園芸品種の咲き姿は、一般的にイメージしやすい一重咲きのほか、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどさまざま。近年はナチュラルな印象で毎年咲く原種系チューリップの人気も高まっています。

チューリップは、花壇はもちろんプランターや鉢植えでも咲かせることができ、ガーデンの春らしい演出にぴったり。色彩が鮮やかなものが多く、色の組み合わせを考えながら球根を植えこむのも楽しいものです。
開花期間は1~2週間ほどですが、早咲きの種類は主に3月下旬から、中生咲き種は4月中旬から、そして遅咲き種は4月下旬から開花と、開花期に1カ月近い差があるので、種類を選べば開花リレーも楽しめます。

チューリップは日当たりと水はけのよい場所で育てます。一定の低温にさらされることで花が咲くため、しっかり寒さにあてるよう屋外で育てるとよいでしょう。
チューリップなどの秋植え球根は、球根の中で花を咲かす準備や栄養が蓄えられているため、植え付け時期を守れば失敗が少なく初心者にもおすすめ! 植え付けの目安はイチョウが黄葉になる時期です。園芸品種の場合は、翌年以降も同じような花が咲くとは限りませんが、原種系は丈夫で毎年繰り返し咲いてくれます。

鉢植えにする場合、鉢にチューリップの球根を仕込み、その上にパンジー&ビオラなどの秋から冬にかけて咲く花を一緒に植えるダブルデッカーという植え方をすれば、秋冬の寄せ植えとして楽しんだ後に春にチューリップが咲いて変化が生まれ、植え替えなしでも春の寄せ植えにチェンジします。

「鬱金香」の由来とは?

チューリップの漢字「鬱金香」は、中国語表記が由来とされています。中国での「鬱金」は、カレーのスパイス・ターメリックとして、また肝臓ケアの健康食品としてもおなじみのウコンの塊根から取れる生薬や染料、香料のこと。その香りに似ていることから、「鬱金」+「香」で名づけられたといわれます。ただし、現代の園芸品種のチューリップは香りが控えめなものが多いため、実際に嗅いでみて「カレーの匂いがする!」と感じることはまずありません。
ちなみに、「チューリップ」という名前は諸説ありますが、トルコ語でターバン(頭に巻く布)を意味する「tulipan(チュリパン)」に由来するという説が一般的。トルコ人に「この花はなにか」と尋ねたところ、花の形が「ターバン」に似ていると答えたのを花の名前と勘違いしたのが由来だとするエピソードもあります。

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Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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