別名「豚の饅頭」の球根花…この雄しべ、何の花?【Let’s Try! 植物クイズ】Vol.30
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花の中をじっくり観察したことはありますか? 花は基本的には花弁(花びら)、ガク、雄しべ、雌しべといった器官からなり、その形や数は花の種類によって異なります。今回は「雄しべ」に注目してみました。この写真に写っている、中心に伸びる雌しべを取り囲むように集まる多数の雄しべは、どの花のものでしょうか?
目次
雄しべとは?
雄しべとは、被子植物の花の一部で、花弁の内側にある雄性生殖器官。花粉を作る部分です。
雄しべには葯(やく、花粉の入った袋)と花糸(かし、葯を支える棒状の部分)があり、葯の中で花粉が作られ、時期がくると葯が破れて中の花粉が外に飛び出し、風や虫によって運ばれて雌しべの先端にある「柱頭」につくことで受粉します。
この雄しべの持ち主は・・・?

こちらの雄しべ、何の花のものか分かりますか? 中心にある1本の雌しべを取り囲むように、5本の雄しべが周囲に配置されています。
ヒント:
冬を彩る鉢花の代表ともいえる球根花です。
正解は・・・
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シクラメン

シクラメンの基本データ
学名:Cyclamen persicum
科名:サクラソウ科
属名:シクラメン属
和名:カガリビバナ、ブタノマンジュウ
英名: Cyclamen
形態:多年草
原産地:北アフリカ~中近東、ヨーロッパの地中海沿岸地域
開花期:10〜3月
草丈:10~70cm
花色:白、赤、ピンク、黄、紫、複色
耐寒性:やや弱~弱
耐暑性:普通
シクラメンは、サクラソウ科シクラメン属の多年生球根植物。花が少ない冬の時期に、赤やピンク、紫など明るい色の花を咲かせ、窓辺や庭に彩りを添えてくれる鉢花です。
ヨーロッパでは、豚がシクラメンの球根を食べることから「豚のパン(Sowbread)」と呼ばれていたため、明治時代に日本に入ってきたときには、「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」という和名がつきました。その後、花びらが反り返って咲く様子から、植物学者の牧野富太郎氏により、「カガリビバナ」という名前がつけられました。
シクラメンの一般的な開花期は10〜3月ですが、上手に管理すれば5月頃まで長く花を楽しむこともできます。そのためにまず大切なのは、温度管理。シクラメンが一番快適に過ごせる温度は10〜15℃です。置き場所の工夫で最適な温度をキープしてあげましょう。そして、長く咲かせるには、花がら摘みと葉組み、水やりも大切。
詳しくは下記記事をご参照ください。
また、園芸品種のシクラメンの中から、比較的寒さに強い小型種を育成して作られた新品種群が「ガーデンシクラメン」です。耐寒性が強く、冬の屋外でも楽しむことができますが、霜や雪に当たると花が傷んで復活が難しいので、軒下など屋根がある場所で鉢植えや寄せ植えにするのがおすすめです。ガーデンシクラメンは、一般的に一年草扱いです。

品種が多く、サイズも大輪から小輪までさまざま、そしてカラーの種類も豊富なシクラメン。ぜひお好みのタイプをお迎えして、冬を明るく彩ってみてはいかがでしょう。
クイズ一覧はこちら!
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